ネットショップ担当者フォーラム

ペット向けの医薬品・サプリメント販売のECサイトを開設、無料LINE相談にも対応する「ねこあざらし薬店」とは?

6ヶ月 2 週間 ago

ペット専門のドラッグストアであるねこあざらし薬店は、ペット用のサプリメント、動物病院で処方する動物用医薬品の全国販売を開始した。販路はねこあざらし薬店の店舗またはECサイト。

ECと店舗でペット向けの医薬品やサプリメントを展開
ECと店舗でペット向けの医薬品やサプリメントを展開

「ペットが嫌がる」「外出が困難」「地方に住んでいて近隣に動物病院がない」といった飼い主へのアクセス向上を目的としている。

サイト内は「犬用」「猫用」「魚用」「動物病院の要指示医薬品」のほか、「胃腸薬」「ノミ駆除薬」などの分類、症状や困りごとにも対応した見出しを設け、初めて購入するユーザーにもわかりやすいように配慮している。

ECサイトのトップページ(画像はサイトから追加)
ECサイトのトップページ(画像はサイトから追加)

ECサイトは、全国の獣医師と連携した指示書による要指示医薬品販売にも対応。無料のLINE相談も受け付けており、チャット相談のリンクを設置。直接店舗に訪れることが難しい飼い主のために、薬剤師と気軽に相談できる環境を整備している。LINE登録をしたユーザーには定期的に割引クーポンを送付する。

指示書による要指示医薬品販売や無料のLINE相談に対応(画像はサイトから追加)
指示書による要指示医薬品販売や無料のLINE相談に対応(画像はサイトから追加)

矢野経済研究所の調査によると、2023年度の国内のペット関連総市場規模は1兆8629億円、前年度比で4.5%拡大している。動物病院やペット保険などは増加傾向にある一方、ペット専門のドラッグストアはまだ少ないという。

代表者の中島氏は「動物用医薬品に関連する業務は未だクローズな世界で、価格の不透明性や海外個人輸入などの不適正な流通実態が一部に見られる。ペット専門ドラッグストアは、ペットの健康や飼い主の利便性のほか、『動物用医薬品の市場適正化』も目的としている」とコメントを発表している。

※読者の皆さんへのお知らせ【交流会も実施します】良品計画、ヤマダデンキ、オイシックス、UA、TSI、ヤッホーブルーイング、資さんなどが登壇のリアルECセミナー(5/27+28@東京)

ネットショップ担当者フォーラムは「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春~ eコマースコミュニケーションDay ~」を、5/27(火)11時00分~17時35分、28(水)10時30分~17時5分にオフラインで開催します。登壇者・聴講者と交流できる懇親会も実施。すべての講演を無料で聴講できます!

「無印良品」の新たなマーケティング、ヤマダデンキさんの自社EC+実店舗+モール戦略、脱"安売り"で最高益を実現する食文化さんの施策、「資さんうどん」のファン作り+OMO+EC販路改善策、TSIさん&UAさんが語るアパレルECの未来など、さまざまなセッションをご用意しています。

良品計画、オイシックス・ラ・大地、ヤマダデンキ、資さん、サザビーリーグ、ヤッホーなど登壇【ネッ担2025春 5/27+28開催】

【EC事業者限定】渋谷でリアル開催。ECマーケティング、オムニチャネル、顧客体験、OMO、D2C、ECモール攻略、成長の極意などECの未来を語る2日間
4/22 12:00 479 9 0
大嶋 喜子

購買につながるSNS広告の形式は「動画広告」がトップ。閲覧はInstagramが6割超【購買行動調査】

6ヶ月 2 週間 ago

PRIZMAが実施した「2025年最新版 SNS広告の購買行動調査」によると、購買につながるSNS広告の形式は「動画広告」がトップだった。また、Z世代、Y世代、X世代の全世代で約7割が「購入予定がなかった商品をSNS広告をきっかけに購入した」と回答しており、SNS広告が新たな購買行動のきっかけになっていることがわかった。

調査対象は、SNS広告で購入経験がある全国のZ世代(15〜27歳)、Y世代(28〜42歳)、X世代(43〜58歳)の各世代約200人ずつ、計621人。調査期間は2025年5月15~16日。

よく閲覧するSNS1位はInstagram

よく閲覧するSNSを聞いたところ、全体で最も多かったのは「Instagram」で62.0%(2024年の同調査比0.04ポイント増)、続いて「YouTube」が59.6%(同2.7ポイント減)、「X(旧Twitter)」が52.0%(同横ばい)だった。

よく閲覧するSNS
よく閲覧するSNS

過半数がインフルエンサーや有名人の投稿を閲覧

普段SNSで最もよく閲覧するコンテンツを聞いたところ、最多が「インフルエンサーや有名人の投稿」で51.7%(同1.3ポイント減)、続いて「動画や音楽」が49.4%(同1.0ポイント減)とエンタメ性の高いコンテンツが選ばれている。

一方、Z世代では「ファッション・美容」が47.3%(同11.9ポイント増)となり、2024年調査時よりも大幅に増加。Z世代では「トレンド情報への感度が高まっている傾向」とPRIZMAは解説している。

「料理・レシピ」は全年代で2024年調査時よりも微増。特にX世代では39.5%(同4.7ポイント増)となっている。PRIZMAは「娯楽性の維持と並行して、SNSは実用メディアとしての役割も強めていることが見て取れる」と考察している。

普段、SNSで最もよく閲覧するコンテンツ(複数回答可)
普段、SNSで最もよく閲覧するコンテンツ(複数回答可)

つい見てしまうのは6割超が「動画広告」

つい見てしまう広告の形式について聞いたところ、全体では「動画広告」が最多で60.7%だった。

X世代では「動画広告」の回答割合が特に高く70.7%(同4.5ポイント増)。PRIZMAは「『視覚で理解できる』広告の有効性が一段と高まっている点にも注目が必要」と指摘している。

また、全世代で「ストーリー形式の広告」が39.0%(同12.9ポイント増)で2024年調査時よりも増加。「より“物語性”や“瞬時の引き込み”が求められていると考えられる」(PRIZMA)

つい見てしまう広告の形式

SNS広告からの購入ルートは約半数が動画

SNS広告経由で商品購入する場合、どの広告形式からの購入が多いかを聞いたところ、最多は「動画広告」で52.5%(同2.7ポイント減)、続いて「ストーリー形式の広告」が32.9%(同6.7ポイント増)、「直接購入リンクが付いているショッピング広告」が24.6%(同3.0ポイント減)だった。

PRIZMAは「『動画広告』は安定した効果を示しており、見てすぐ理解できる訴求力が購買に直結する形式として定着している。『ストーリー形式の広告』は前年から6ポイント以上上昇しており、物語性や“続きが気になる”構造の広告が購買導線として機能し始めている」と分析しつつ、「今後は、動画を基軸にしながらも、ストーリー的要素を掛け合わせたハイブリッド型広告への移行が進む」と予測している。

Z世代では「ストーリー形式」は32.7%(同2.6ポイント増)が2024年調査時よりもやや増加した一方、「漫画広告」は22.4%(同9.2ポイント減)は減少。「年齢層によって“信頼できる伝え方”の形式が異なるため、広告のバリエーションは一層戦略的に設計する必要がある」(PRIZMA)

「関心はあるが検討段階」の層を広告が後押し

購入した商品はSNS広告で見る前から買う予定があったかを聞いたところ、全体では最多が「商品に興味はあるが買う予定はなかった」で46.9%、続いて「買う予定があった」が28.0%、「買う予定はなかった」が25.1%だった。「商品に関心はあるが検討段階だった層を、広告が後押ししている様子がうかがえる」(PRIZMA)

X世代では「買う予定はなかった」が29.8%(同3.5ポイント減)が減少、代わりに「商品に興味はあるが買う予定はなかった」が43.9%(同7.8ポイント減)となり減少している。PRIZMA「購入の決め手として広告がより強く作用していると推測される」と見ている。

購入した商品はSNS広告で見る前から買う予定があったか
購入した商品はSNS広告で見る前から買う予定があったか

印象に残る広告はPR商品の「魅力」と「関心」

最近“いいな”と思ったSNS広告で、印象に残っている点について聞いたところ、全体を通して最多は「商品・サービスそのものに魅力があった」で48.3%、続いて「自分の趣味・関心に合っていた」が27.7%、「広告のデザインや世界観が良かった」が26.4%だった。

一方、「インフルエンサーの登場に好感をもった」が15.0%、「広告のストーリー性に共感した」は12.6%だった。「広告の“演出面”は限定的で、商品+伝え方のバランスが問われている結果となった」(PRIZMA)

PRIZMAは「広告で伝えるべきは“感動”よりも“納得と関心”。過剰演出ではなく、商品の本質的価値を魅力的に届けることが、最も信頼されるコミュニケーションになっているといえる」と考察している。

最近“いいな”と思ったSNS広告で、印象に残っている点(複数回答可)
最近“いいな”と思ったSNS広告で、印象に残っている点(複数回答可)

調査概要

  • 調査期間:2025年5月15日~16日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:SNS広告で購入経験がある全国のZ世代(15〜27歳)、Y世代(28〜42歳)、X世代(43〜58歳)の方621人(各世代約200人ずつ)
  • モニター提供元:PRIZMAリサーチ
※読者の皆さんへのお知らせ【交流会も実施します】良品計画、ヤマダデンキ、オイシックス、UA、TSI、ヤッホーブルーイング、資さんなどが登壇のリアルECセミナー(5/27+28@東京)

ネットショップ担当者フォーラムは「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春~ eコマースコミュニケーションDay ~」を、5/27(火)11時00分~17時35分、28(水)10時30分~17時5分にオフラインで開催します。登壇者・聴講者と交流できる懇親会も実施。すべての講演を無料で聴講できます!

「無印良品」の新たなマーケティング、ヤマダデンキさんの自社EC+実店舗+モール戦略、脱"安売り"で最高益を実現する食文化さんの施策、「資さんうどん」のファン作り+OMO+EC販路改善策、TSIさん&UAさんが語るアパレルECの未来など、さまざまなセッションをご用意しています。

良品計画、オイシックス・ラ・大地、ヤマダデンキ、資さん、サザビーリーグ、ヤッホーなど登壇【ネッ担2025春 5/27+28開催】

【EC事業者限定】渋谷でリアル開催。ECマーケティング、オムニチャネル、顧客体験、OMO、D2C、ECモール攻略、成長の極意などECの未来を語る2日間
4/22 12:00 479 9 0
大嶋 喜子

メビウス製薬、「Shopify」で構築・運用するECサイト「SIMIUS公式通販」に「サブスク×後払い」を導入

6ヶ月 3 週間 ago

化粧品の単品リピート通販などを手がけるメビウス製薬はこのほど、「Shopify」で構築したECサイト「SIMIUS公式通販」に、「サブスク×後払い」の仕組みを実装した。EC支援企業のハックルベリーが支援して実現。ハックルベリーによると「Shopify」で「サブスク×後払い」を実装したのは「日本初」という。

ハックルベリーによると、「Shopify」は日本市場で「後払い・定期購入(サブスク)」への対応が発展途上であり、多くの国内企業は導入に慎重な判断が求められる状況が続いていたとしている。他のECプラットフォームを利用している企業にとって、「サブスク×後払い」決済機能の有無が「Shopify」移行を検討する際の重要なポイントの1つになっていたという。

メビウスは「Shopify」を軸にEC構築支援を手がけるハックルベリーとタッグを組み、「ないなら、つくればいい」という発想でShopify Japanと連携。Shopifyのグローバル本社にも正式に提案し、「サブスク×後払い」を実現する共同開発プロジェクトを発足した。

このプロジェクトには、ハックルベリー、メビウス製薬、Shopify Japan、Shopifyグローバル本社に加え、後払い決済の仕組みを開発するキャッチボールも参画。5社による共同開発体制で、日本国内で「Shopify」初となる「サブスク×後払い」機能が誕生したという。

「サブスク×後払い」機能は「Shopify」エコシステムに組み込まれ、導入も簡単という。支払い方法として追加するだけで、管理画面のUI/UXはこれまで通り変わらず利用できるようになった。

メビウス製薬における「サブスク×後払い」機能実現の成果としては次の通り。

  • Shopifyでも日本初となる「サブスク×後払い」機能の実装を実現
  • 旧ECサイトからの後払い契約情報の正常な移行に成功
  • Shopifyのエコシステムに統合されたUI/UX

今後期待できる効果について以下のようにあげている。

  • 後払いニーズのある顧客の獲得によるサブスク売上の増加
  • 後払い利用顧客の離脱率の低下
  • Shopifyの標準機能を活かし、オペレーションも変えずにスムーズな運用が可能
※読者の皆さんへのお知らせ【交流会も実施します】良品計画、ヤマダデンキ、オイシックス、UA、TSI、ヤッホーブルーイング、資さんなどが登壇のリアルECセミナー(5/27+28@東京)

ネットショップ担当者フォーラムは「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春~ eコマースコミュニケーションDay ~」を、5/27(火)11時00分~17時35分、28(水)10時30分~17時5分にオフラインで開催します。登壇者・聴講者と交流できる懇親会も実施。すべての講演を無料で聴講できます!

「無印良品」の新たなマーケティング、ヤマダデンキさんの自社EC+実店舗+モール戦略、脱"安売り"で最高益を実現する食文化さんの施策、「資さんうどん」のファン作り+OMO+EC販路改善策、TSIさん&UAさんが語るアパレルECの未来など、さまざまなセッションをご用意しています。

良品計画、オイシックス・ラ・大地、ヤマダデンキ、資さん、サザビーリーグ、ヤッホーなど登壇【ネッ担2025春 5/27+28開催】

【EC事業者限定】渋谷でリアル開催。ECマーケティング、オムニチャネル、顧客体験、OMO、D2C、ECモール攻略、成長の極意などECの未来を語る2日間
4/22 12:00 479 9 0
鳥栖 剛

VISAが語る決済承認率の重要性、CVR向上につながるレビュー活用術、LTVを最大化するAI活用事例を公開! 交流会ありのリアルセミナー【5/27+28】

6ヶ月 3 週間 ago
著名EC実施企業の担当者や有識者が、参加者の事業成長のヒントにつながる知見をお届けするオフラインイベント「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春」を5月27日(火)+28日(水)に開催。すべてのセミナーを無料で聴講できます

5月27日(火)+28日(水)に大型オフラインECイベント「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春 ~eコマース コミュニケーションDay~」を東京・渋谷ソラスタコンファレンスでリアル開催。良品計画、ヤマダデンキ、TSI、UA、食文化、オイシックス・ラ・大地など著名企業の実践的事例や知見を学べるセミナーを多数用意しています。さまざまなテーマのセッションは、すべて無料!(事前登録制、ECを実施している企業のみの限定イベントです)。まだお申し込みをしていない方のために、編集部おすすめの講演の見どころをご紹介します。

ネットショップ担当者フォーラム 2025 春

見どころ⑰ 決済承認率は、経営指標である。― 成長EC企業が注目する“決済最適化”の戦略的インパクト ―

5月28日(水)11:35~12:15 A2-2 ランチセッション

自社ECの決済承認率は把握していますか? 年商100億円を超える成長企業がいま注目する「決済承認率」について、決済業界のトップランナーVISAと、承認率最適化を専門とするYTGATEがタッグを組み、現場と経営の両視点から、成果につながる意思決定を支援します。

実際の決済承認率がECビジネスの経営にどのような影響を与えるのか、その重要性と改善策について具体的な解説を聞くことができます。

株式会社YTGATE 代表取締役 高橋 祐太郎氏
株式会社YTGATE 代表取締役 高橋 祐太郎氏
早稲田大学国際教養学部を卒業後、2014年4月にGMOペイメントゲートウェイ株式会社へ新卒入社。
最年少でグローバル営業部長に就任し、海外の大手企業向けに決済ソリューションを提供。国内EC事業者の成長と成功を支援してきました。
2023年10月には株式会社YTGATEを創業。不正利用防止および決済承認率の改善を軸とした事業を急速に立ち上げ、現在サービスを展開中です。
ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社 ソリューション営業本部 テクニカル・イネーブルメント部 部長 田中 俊一氏
ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社 ソリューション営業本部 テクニカル・イネーブルメント部 部長 田中 俊一氏
国内決済プレーヤーで、国内外で営業・インプリテーション・オペレーション等の経験を得たのち、2018年にVisaに入社。Visa Risk Managerや3Dセキュアなどのプロダクトを担当したのちに、現在はトークンやClick to Payなどの次世代決済インフラを受け持つ。

見どころ⑱ ECサイトのCVRを劇的に向上させる!事例とデータから学ぶ顧客レビューと動画活用の実践術

5月28日(水)13:30~14:10 B2-4 講演

サイト内のコンバージョン率を向上させるためには、顧客の声と視覚的な証拠が不可欠です。セッションでは、顧客レビュー(UGC含む)と商品紹介動画を効果的に活用する方法を解説します。これらのコンテンツがどのようにCVRに直結するのかを実際の事例やデータから学び、直ぐに自社のサイトにて実践できるような内容を紹介します。

コンバージョン率アップに悩むECサイト運営者にとって、すぐに取り入れられる実践的な手法が学べるセッションです。

株式会社REGALI 営業部 部長 並木 隆明氏
株式会社REGALI 営業部 部長 並木 隆明氏
新卒で大手証券会社に入社をして営業職として従事。その後、大手人材会社や動画関連のSaaS企業でセールスマネージャーや部長職を経験。現在は株式会社REGALIにてセールスの責任者として「LEEEP」の拡販に努めています。顧客折衝以外にも展示会の出展やパートナーとの関係構築など幅広い業務を行っています。

見どころ⑲ 顧客ロイヤルティ・LTVを最大化させる AI×ECのデータ活用最新事例

5月28日(水)15:25~16:05 A2-6 講演

オンライン・オフライン問わず、ビジネス拡大のために「顧客体験価値の最大化」を進める上で、手法や戦略・効率に課題を感じている事業者の方は多いのではないでしょうか。セッションでは、顧客ロイヤルティ・LTV向上させた有名企業様の事例を中心に、具体的な取り組みを解説します。

ECと連携した店舗受取予約、アプリ、AIチャットボット、動画コンテンツ、ファンコミュニティ、CDP・CRM施策など複合的な取り組みだけではなく、AIを活用したパーソナライズ化も含め、ファン化の最前線を紹介します。

顧客との長期的な関係構築に悩む企業担当者にとって、最新のAI技術を活用した具体的なアプローチを学ぶことができます。

株式会社ecbeing 上席執行役員 営業統括部 統括部長 斉藤 淳氏
株式会社ecbeing 上席執行役員 営業統括部 統括部長 斉藤 淳氏
2000年よりECサイト構築プラットフォームecbeingの製品開発、並びにEC事業者への導入・カスタマイズ開発に従事。プログラマー、SEを経てプロジェクトリーダーとして100社以上のECサイトの構築を実施。その後、開発部長に就任。現在、上席執行役員 営業統括部 統括部長として営業責任者を務める
ネットショップ担当者フォーラム 2025 春
ネットショップ担当者フォーラム編集部

職場で熱中症対策をしないと罰則が課せられるの知ってた? 改正労働安全衛生規則の施行で知っておくべきこと

6ヶ月 3 週間 ago

熱中症の早期発見、重篤化防止を図る観点から、6月1日に労働安全衛生規則が改正される。報告体制の整備や関係労働者への周知などを罰則付きで義務化する労働安全衛生規則の改正省令が公布された。

今回の改正で、事業者に義務付けられる措置の主な内容は次の通り。

  1. 早期発見のための体制整備
  2. 重篤化を防止するための措置の実施手順の作成
  3. 関係作業者への周知

熱中症を生ずる恐れのある作業をする際、報告の体制や、必要な措置や実施手順は以下の通り。

報告体制

熱中症が生じる恐れのある作業を行う際に、

  • 熱中症の自覚症状がある作業者
  • 熱中症のおそれがある作業者を見つけた者

がその旨を報告するための体制(連絡先や担当者)を事業場ごとにあらかじめ定め、関係作業者に対して周知することが求められる。

必要な措置や実施手順

熱中症を生ずるおそれのある作業をする際、

  • 作業からの離脱
  • 身体の冷却
  • 必要に応じて医師の診察又は処置を受けさせること
  • 事業場における緊急連絡網、緊急搬送先の連絡先及び所在地等

など、熱中症の症状の悪化を防止するために必要な措置に関する内容や実施手順を事業場ごとにあらかじめ定め、関係作業者に対して周知することが求められる。

職場で熱中症が発生した場合の処置のフロー例1(画像は厚生労働省の公表資料から編集部がキャプチャ)
職場で熱中症が発生した場合の処置のフロー例2(画像は厚生労働省の公表資料から編集部がキャプチャ)

罰則は6月以下の懲役または50万円以下の罰金

上述の熱中症対策を適正に行わなかった場合の罰則(労働安全衛生法第119条)も措置されている。怠った場合は6月以下の懲役または50万円以下の罰金が課される。

※読者の皆さんへのお知らせ【交流会も実施します】良品計画、ヤマダデンキ、オイシックス、UA、TSI、ヤッホーブルーイング、資さんなどが登壇のリアルECセミナー(5/27+28@東京)

ネットショップ担当者フォーラムは「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春~ eコマースコミュニケーションDay ~」を、5/27(火)11時00分~17時35分、28(水)10時30分~17時5分にオフラインで開催します。登壇者・聴講者と交流できる懇親会も実施。すべての講演を無料で聴講できます!

「無印良品」の新たなマーケティング、ヤマダデンキさんの自社EC+実店舗+モール戦略、脱"安売り"で最高益を実現する食文化さんの施策、「資さんうどん」のファン作り+OMO+EC販路改善策、TSIさん&UAさんが語るアパレルECの未来など、さまざまなセッションをご用意しています。

良品計画、オイシックス・ラ・大地、ヤマダデンキ、資さん、サザビーリーグ、ヤッホーなど登壇【ネッ担2025春 5/27+28開催】

【EC事業者限定】渋谷でリアル開催。ECマーケティング、オムニチャネル、顧客体験、OMO、D2C、ECモール攻略、成長の極意などECの未来を語る2日間
4/22 12:00 478 9 0
鳥栖 剛

限定商品がヒット、受注金額は想定の2倍以上に。「ファミマオンライン」好調のワケ

6ヶ月 3 週間 ago
ファミリーマートが約7年ぶりにECに参入し「ファミマオンライン」を開設。再参入の理由、ファミマならではの限定商品がヒットした理由などを取材した

2025年3月6日、ファミリーマート(ファミマ)は、約7年ぶりにデジタルコマース事業「ファミマオンライン」を開始した。ファミマのアプリ「ファミペイ」の会員に向けたECサイトで、ここでしか買えない限定アイテムも多数展開。指定住所への配送のほか、店舗受取も可能だ。反響は上々で、開始後2週間の受注金額は想定の2倍以上に。「EC事業に再参入した狙い」と「好調の理由」をファミリーマートに聞いた。

顧客と常につながる「カスタマーリンクプラットフォーム」を推進

国内に約1万6300店、海外に約8400店を運営するファミマは、2025年3月6日、デジタルコマース事業「ファミマオンライン」を開始した。同社にとって、約7年ぶりのEC市場再参入となる。

約7年ぶりにデジタルコマース事業「ファミマオンライン」を始動した
約7年ぶりにデジタルコマース事業「ファミマオンライン」を始動した(画像提供:ファミリーマート)

以前、伊藤忠商事やNTTデータなど7社で合弁会社を設立し、2000年に店舗と連動型のECサービス「ファミマ・ドット・コム」を開始したが、当初の計画を達成できず、2018年にサービスを終了した。

EC事業に再参入した背景には、ファミリーマートが2023年に掲げた「カスタマーリンクプラットフォーム」がある。単なるコンビニの枠を超え、顧客と常につながり、最適な情報を提供するための施策で、その中心にはファミマのアプリ「ファミペイ」がある。

EC事業への再参入は「カスタマーリンクプラットフォーム」の一貫となる
EC事業への再参入は「カスタマーリンクプラットフォーム」の一貫となる(画像提供:ファミリーマート)

2019年にローンチされた「ファミペイ」は、2025年4月時点で約2400万ダウンロードを達成しており、コアファンの育成やデータ活用強化に役立っている。2024年7月からは、メーカーと連携した広告配信サービス「デジタル・パートナーシップ・プログラム」を導入し、日本コカ・コーラやサントリーなどの広告やクーポンを配信している。

「ファミペイ」は決済機能のほか、新商品やキャンペーン情報、クーポンなどを配信
「ファミペイ」は決済機能のほか、新商品やキャンペーン情報、クーポンなどを配信(画像提供:ファミリーマート)

店舗における顧客とのつながり強化や広告収入増を目的としたデジタルサイネージ・メディア「FamilyMartVision」も導入。すでに約1万200店に設置されている。同メディアは配信数の半数が自社制作コンテンツ、残りの半数は広告枠として販売。広告のうち、約7割がファミマで取り扱っていない商材で、潜在顧客との新たなタッチポイントとして事業者の期待が高まっているようだ。

デジタルサイネージ・メディアは、約1万200店のレジ前に設置されている
デジタルサイネージ・メディアは、約1万200店のレジ前に設置されている(画像提供:ファミリーマート)

現在のクライアントは、保険会社や自動車会社などです。近年は、特に若年層へのリーチが難しいという課題が広告主にはあります。これまではYouTubeなどのSNSしか選択肢がなかったところに、新たな媒体として存在感が高まっているようです。(近藤氏)

ECを通じた「売り場の拡張」や「顧客との接点」に期待

このように、ファミマの大枠戦略として「カスタマーリンクプラットフォーム」があり、その基盤を整えていく過程で、EC事業の構想が始まったという。

ファミマでは、それ以前から、季節商品をオンライン予約して店舗で受け取れる「ファミペイWEB予約」と、ギフト商品の通販「ファミリーマートギフトネット申込サービス」を展開しており、それを統合して生まれ変わったECサイトが「ファミマオンライン」だ。

ECの構想を開始したのは2022年です。狙いはいくつかありますが、現段階での一番の狙いは、「売場の拡張」です。現在、コンビニの店舗数は飽和状態と言われており、既存店舗における売上増施策を進めているものの、飛躍的な向上は見込みにくい状況です。そこで、新たな一手としてオンライン上に売場を設け、新商品の販売や品ぞろえの拡張により売上増につなげたい意図があります。副次的な目的として、EC事業を起点に「ニュース」や「話題」を作りたい考えもあります。(近藤氏)

デジタルで売り場を拡張し、事業成長につなげる意向だと話す、近藤大輔氏(ファミリーマート デジタル事業部 部長)
デジタルで売り場を拡張し、事業成長につなげる意向だと話す、近藤大輔氏(ファミリーマート デジタル事業部 部長)

「ファミマオンライン」の一番の特徴は、「ファミペイ」の会員に対してサービスを提供していること。商品を購入するには、「ファミペイ」への登録が求められる。ファミマの実店舗で扱う商品に加え、ここでしか買えない限定商品も多く、アニメなどIPとのコラボも精力的に行う。商品は指定住所への配送のほか、店舗受取も可能だ。

コンビニは幅広い世代の方に利用されているため、「ファミマオンライン」でも特定のターゲットは設定していません。まずは、「ファミペイ」の会員数増が目標で、これまで当社とあまり接点がなかったお客さまを取り込むフックにしていきたい。一方で、すでに会員の方に対しては、リアル店舗とは異なる新たな購買体験を提供したい考えもあります。(関根氏)

バズを狙った「限定商品」は続々と完売

開始前から話題となった「ファミマオンライン」は、初日は一時アクセス集中によりつながりにくいほどの反響だった。開始後2週間で受注金額は想定の2倍以上に。前身となるECサイトと比較すると、3月度のセッション数は昨年同月比で20倍以上になった。

一番の目玉となったのは、ファミリーマートの看板商品「ファミチキ」の関連商品だ。サンリオとコラボした「サンリオキャラクターズ×ファミチキマスコットキーホルダー(全4種、2480円)」や、世界的に人気の「BE@RBRICK(ベアブリック)」とコラボした「BE@RBRICK ファミチキ 100%」(2480円)、「ファミチキ」の袋を寝袋で再現した「ファミチキ寝袋&パジャマ」(1万980円)など全5品をラインアップし、多数のメディアやSNSで紹介された。

これらの限定商品は爆発的な反響があり、オープン直後にほぼ完売しました。特に、サンリオキャラクターズや「BE@RBRICK」とのコラボ商品は、突出した売れ行きでした。(関根氏)

「ファミチキ」とサンリオがコラボした「サンリオキャラクターズ×ファミチキマスコットキーホルダー」
「ファミチキ」とサンリオがコラボした「サンリオキャラクターズ×ファミチキマスコットキーホルダー」(画像提供:ファミリーマート)※現在は販売終了
「BE@RBRICK」とコラボした「BE@RBRICK ファミチキ 100%」
「BE@RBRICK」とコラボした「BE@RBRICK ファミチキ 100%」(画像提供:ファミリーマート)※現在は販売終了

ファミマで独占販売している菓子「シャインマスカットボンボン」(1ケース・6袋入り、1608円)も、抽選販売を開始すると瞬時に当選人数を上回った。

人気がありすぎて、店舗でも入荷すると即完売する話題の商品です。今回、入荷数の一部をEC用に確保して抽選販売したところ、開始日はアクセスが集中しました。当選人数は2000名で、倍率は100倍以上にも及びました。(近藤氏)

店舗でもECでも瞬時になくなる人気菓子「シャインマスカットボンボン」
店舗でもECでも瞬時になくなる人気菓子「シャインマスカットボンボン」(画像提供:ファミリーマート)※現在は販売終了

ファミマが2021年から展開している「コンビニエンスウェア」も順調に売れている。扱うのは店舗でも販売している定番商品がメインだが、ECでは店舗に置いていない幅広いサイズを展開。すでに販売終了したが、開催中の大阪・関西万博に合わせて、大阪地区の店舗限定で販売しているウェアをECでも取り扱っていた。

実店舗でも売れ行きのいいカテゴリー「コンビニエンスウェア」も多数展開
実店舗でも売れ行きのいいカテゴリー「コンビニエンスウェア」も多数展開(画像提供:ファミリーマート)

意外な商品として、glafitと協業した「glafit社 電動サイクル」(2種類、18万7000円、29万7000円)を新たに開発した。当初は「自動車を売れないか」と検討していたが、さまざまな課題から電動サイクルに落ち着いたという。16歳以上なら免許不要・ヘルメット努力義務で運転できる新しい原付区分「特定小型原動機付自転車(特定原付)」に適合した電動サイクルで、車体に青と緑のファミマカラーがデザインされている。

glafitと協業した「glafit 電動サイクル」
glafitと協業した「glafit 電動サイクル」(画像提供:ファミリーマート)

好調のカギは、「話題作り」と「導線設計」

ロケットスタートを切った「ファミマオンライン」だが、好調の理由はどこにあるのか。

当社には、「ファミリーマートは他社よりもおもしろいコンビニだ」と消費者の方々に認識いただいている自負があります。そうした期待に応える意味でも、EC事業は「話題性」を重要視しており、この戦略が功を奏していると思います。限定商品は「いかにバズを起こすか」を狙って企画しており、そうした商品がプレスリリースやSNSを通じて反響を呼び、売り上げにつながっていますね。(関根氏)

バズを狙って開発した「ファミチキ寝袋&パジャマ」は、SNSでも話題になっていた
バズを狙って開発した「ファミチキ寝袋&パジャマ」は、SNSでも話題になっていた(画像提供:ファミリーマート)※現在は販売終了

たとえば、「ファミチキ寝袋&パジャマ」は、「看板商品の『ファミチキ』をアイテムに絡めたらファミマらしいよね」という話題が発端だった。そこから、「寝袋がファミチキ袋で、自分が『ファミチキ』になって袋から出てくる姿っておもしろくない? SNSでウケるかもしれないよね」というアイディアに発展し、商品化が実現。狙い通り、話題化を狙った商品群が多方に拡散し、売上増につながったわけだ。

そうした商品開発力に加えて、「ファミマオンライン」への導線を工夫したこともアクセス増や売り上げに直結している。訪問者の導線として最も多いのが、「ファミペイ」からの流入だ。

「ファミペイ」のタブに「お買い物」を置き、限定商品のバナーを貼るなど、スムーズに「ファミマオンライン」に遷移できるようにした
「ファミペイ」のタブに「お買い物」を置き、限定商品のバナーを貼るなど、スムーズに「ファミマオンライン」に遷移できるようにした(画像提供:ファミリーマート)

「ファミペイ」内には、最も目立つ位置に「ファミマオンライン」のバナーを配置、下部にも「お買い物」のボタンを置いた。さらに、「ファミマオンライン」で販売中の限定商品のバナーも複数貼っている。

アプリ上では「ファミペイ」のサービスの一部であるような見え方にしています。日常的に利用回数の多いアプリ内に、「ファミマオンライン」への導線をしっかり配置したことが、トラフィックに相当なインパクトを与えています。(関根氏)

初動の勢いを保ちつつ、「さらなるスケールアップ」を狙う「ファミマオンライン」。今後はどのような施策を予定しているのか。

まず、注力したいのは限定商品です。たとえば、各地のおすすめ商品を扱うシリーズ「ご当地ファミマ」を5月8日から開始していて、第1回の地域は「沖縄」です。沖縄限定のコンビニエンスウェアや沖縄県の有名メーカーとのコラボ商品を展開しています。ただ、よりスケールアップを狙うには、店頭で取り扱うNB・PB商品も絡めた別企画も必要だろうと思います。(関根氏)

「引き続き限定商品の話題化を狙っていく」と関根弘明氏(デジタル事業部 デジタルコマースグループ マネジャー)は話した
「引き続き限定商品の話題化を狙っていく」と関根弘明氏(デジタル事業部 デジタルコマースグループ マネジャー)は話した

40年以上の店舗運営の歴史と国内約1万6300店の店舗網を、より活用していきたいですね。ファミマではアルバイトスタッフも含めると20万人強の人が働いており、そうした方々からもアイディアを募るなどして、当社ならではの企画実現をめざします。(近藤氏)

4月17日には、第2弾の限定商品が発売された
4月17日には、第2弾の限定商品が発売された(画像提供:ファミリーマート)

「ファミマオンライン」では、第2弾の限定商品として「ファミペイ」公式キャラクター「ファミッペ」グッズのほか、「ナノブロック」で店舗を再現した「ナノブロック ファミリーマート」(2780円)と「ジョジョの奇妙な冒険」とコラボした「ジョジョの奇妙な冒険 あくすた~ず! 第1弾コンプリートBOX」(6600円、現在は販売終了)を4月17日に発売開始した。現段階では、継続的な話題の提供が売上拡大のカギになりそうだ。

小林 香織

「今後伸びるビジネス」2025年上半期の1位は「EC(ネット通販)」。「AIエージェント」が将来性スコアの伸長でトップ

6ヶ月 3 週間 ago

日経BPのマーケティング専門メディア『日経クロストレンド』は5月15日、今後伸びるビジネスを「マーケティング」「消費」「テクノロジー」の3分野から予測する「トレンドマップ 2025上半期」を発表した。

「EC(ネット通販)」がマーケティング分野での「将来性」「経済インパクト」で1位。3分野全体で将来性スコアの伸長トップは「AIエージェント」だった。

「今後伸びるビジネス」2025年上半期の1位は「EC(ネット通販)」。「AIエージェント」が将来性スコアの伸長でトップ
「マーケティング分野」キーワードのトレンドマップではECが将来性・収益性でトップ

『日経クロストレンド』ではビジネスキーワードのトレンドマップとスコアを伸ばしたキーワードランキングを半年ごとに公開している。「トレンドマップ 2025上半期」では全95の注目キーワードを独自調査。今回の調査では新たに「気象・季節マーケティング」「運用型テレビCM」の2キーワードを追加した。

キーワードについて専門家らに「将来性」と現時点での「経済インパクト」の2軸をそれぞれ5段階でアンケート調査。結果を集計し、スコアランキングの作成に加えて、前回調査からスコアが急浮上した「今後伸びるビジネス」を抽出した。

調査の結果、前回調査(24年10月)に続き、「EC(ネット通販)」がマーケティング分野の「将来性」「経済インパクト」でそれぞれトップとなった。引き続きECはビジネストレンドとして期待が高いことがわかった。

前回調査から将来性を評価されスコアを伸ばしているキーワードランキングを見ると、マーケティング分野では「AIエージェント」「リテールメディア(アプリやデジタルサイネージなど)」「チャットbot(対話型AI含む)」がトップ3に並んだ。消費トレンド分野では「アクティブシニア世代」「節約志向」が同率1位、3位に「リユース消費」となった。テクノロジー分野では「トークンエコノミー(NFT・ブロックチェーン)」が1位、次いで「AI(人工知能)」「エッジコンピューティング」が同率2位となった。

「今後伸びるビジネス」2025年上半期の1位は「EC(ネット通販)」。「AIエージェント」が将来性スコアの伸長でトップ
前回調査比で各分野でスコアを伸ばしたキーワードランキング

将来性スコアの伸びを3分野横断でみると全体で前回の調査から最も大きく伸長したキーワードは、マーケティング分野の「AIエージェント」だった。前回比で0.41ポイント増となり、全体で唯一0.4ポイントを超える伸びとなった。「AIエージェント」は前回調査から追加されたキーワードだが、直近半年間で、一気に注目度が急速に高まっていることがわかった。

経済インパクトにおける伸びについては、マーケティング分野は「パーソナライゼーション」、消費トレンド分野は「MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)」、テクノロジー分野では「AR/VR/MR(Apple Vision Proなど含む)」が、分野別トップとなった。

※読者の皆さんへのお知らせ【交流会も実施します】良品計画、ヤマダデンキ、オイシックス、UA、TSI、ヤッホーブルーイング、資さんなどが登壇のリアルECセミナー(5/27+28@東京)

ネットショップ担当者フォーラムは「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春~ eコマースコミュニケーションDay ~」を、5/27(火)11時00分~17時35分、28(水)10時30分~17時5分にオフラインで開催します。登壇者・聴講者と交流できる懇親会も実施。すべての講演を無料で聴講できます!

「無印良品」の新たなマーケティング、ヤマダデンキさんの自社EC+実店舗+モール戦略、脱"安売り"で最高益を実現する食文化さんの施策、「資さんうどん」のファン作り+OMO+EC販路改善策、TSIさん&UAさんが語るアパレルECの未来など、さまざまなセッションをご用意しています。

良品計画、オイシックス・ラ・大地、ヤマダデンキ、資さん、サザビーリーグ、ヤッホーなど登壇【ネッ担2025春 5/27+28開催】

【EC事業者限定】渋谷でリアル開催。ECマーケティング、オムニチャネル、顧客体験、OMO、D2C、ECモール攻略、成長の極意などECの未来を語る2日間
4/22 12:00 478 9 0
鳥栖 剛

「Web担当者Forumミーティング 2025 春」は会場参加がおすすめ! お得に聴講しよう@5/29~30

6ヶ月 3 週間 ago

5月29日・30日に開催する「Web担当者Forumミーティング 2025 春」。今回はオンラインとリアルのハイブリッド開催ですが、編集部のおすすめは会場参加です! リアルならではの体験ができます。この記事では、イベントをさらに楽しくお得に聴講できるポイントを紹介します。

イベントは【無料】で参加できますが、事前登録制ですので、お申し込みをお忘れなきようお願いいたします。

イベントの詳細を確認する↓↓


>会場「渋谷ソラスタコンファレンス」までの行き方を紹介↓↓
「渋谷ソラスタ」への行き方は? 渋谷駅からのアクセスを写真で案内|Web担イベントは5/29~30

楽しみ方①ランチセッションでは、日替わりの特別弁当をご用意!

「ランチどうしよう……」そんな心配は無用です! 12:55~13:35の「ランチセッション」にご参加いただくと、まい泉の特別弁当を無料でご提供します。弁当は日替わりなので、ぜひ両日ご参加ください。おいしいランチを食べ、午後の講演に備えましょう。

楽しみ方②ハズレなし! 豪華景品が当たる!? 抽選会実施

セミナー会場で配られた異なる時間帯の抽選券を3枚お持ちいただくと1回抽選ができます。参加者全員にもれなく賞品が当たるハズレなしの抽選会です。特賞では「和牛」「ワイヤレスイヤホン」をご用意! 講演をたくさん聴いて、ぜひ運を試してくださいね。


※同日の同じ時間帯の抽選券は無効です。
※29日の抽選券2枚、30日の抽選券1枚など、日をまたいでの計3枚は有効です。

楽しみ方③無料Wi-Fiと電源ありの休憩スペースあり

会場には、講演の合間に自由に利用できる休憩スペースをご用意しています。Wi-Fi&電源もあるので、デバイスの充電をしたり、ちょっとした作業をしたりと、講演の合間も有効活用してください。

楽しみ方④講演終了後、講師と名刺交換ができる!

講演後に登壇した講師と「名刺交換エリア」にて、名刺交換の時間を設けています。「この内容について深掘りしたい」「名刺交換をして、人脈を広げたい」といった方は、講演が終わったら、ぜひ該当エリアへお越しください。

場所は受付時に配られるイベントガイドのフロアマップで確認できます。なお、講師の都合で名刺交換時間がない講演や、時間が限られている講演もあるため、あらかじめご了承ください。

名久井

四谷編集長をはじめ、Web担編集部も会場にいます。ぜひ、会場で見かけたら気軽に声をかけてくださいね。渋谷ソラスタコンファレンスでお待ちしております!

イベントの詳細を確認する↓↓


>会場までの道順はこちら↓↓
「渋谷ソラスタ」への行き方は? 渋谷駅からのアクセスを写真で案内|Web担イベントは5/29~30

名久井 梨香

【GoogleのAIショッピング】「AI Mode」で実現する新しい買い物体験「代理チェックアウト」などを実装へ

6ヶ月 3 週間 ago

Googleは検索機能へのAI活用を強化しており、そのなかでAIを使ったた新たな買い物体験の提供も進めている。

米国時間の5月20日に実施した年次開発者会議「Google I/O 2025」で、AIアシスタント製品のアップデートを披露。5月21日に更新したブログでも言及している。

新しいショッピング体験として、対話型AIによる商品検索結果のパーソナライズ化、自分自身の写真をアップロードすることで、オンライン上の画像とコラージュするという仮想試着体験を可能にした。

また、新しいエージェント型チェックアウト機能を開発。欲しい商品の価格が変動した際に通知を受け取り、「Google Pay」で購入できる仕組みを開発した。

AIモード

対話型の新たな検索モード「AIモード」でも新たなショッピング体験を提供する。

Geminiのジェミニ機能とショッピンググラフを組み合わせて、インスピレーションを得るためのブラウズ、商品の絞り込みをサポートする。Googleのショッピンググラフには、世界中の小売業者が提供する500億以上の製品リストがあり、レビュー、価格、カラーオプション、在庫状況などの詳細が含まれている。

たとえば、「かわいいトラベルバッグ」を探していることを「AIモード」に伝えると、ユーザーごとにパーソナライズされた画像と製品リストを表示する。今後数か月以内に米国における「AIモード」に登場するとしている。

対話型AI検索でパーソナライズされた商品情報を提案(動画はGoogleのブログから編集部が追加)

代理チェックアウト機能

予算に適した価格で簡単に商品を購入できるようにする。製品リストの「価格を追跡する」をタップして、適切なサイズ、色(またはお好みのオプション)、予算をを設定すると、AIが自動で値下げなどを確認。事前に設定した条件に合致した場合、ユーザーに通知する。

ユーザーの確認後に自動で対象のECサイトのカートに商品を追加、「Google Pay」で決済する。今後数か月以内に米国の製品リストに展開するという。

バーチャル試着

自分自身の写真をアップロードするだけで、何十億ものアパレルリストを仮想的に試すことができるようにする。

この技術には、ファッションのための新しいカスタム画像生成モデルを搭載。人体や衣服のニュアンス(異なる素材が異なる体型でどのように折れ曲がり、伸び、ドレープするかなど)を理解しているという。写真のポーズに適用する際にも、これらの微妙な違いを保持するとしている。

商品を購入するのは、商品リストにある「試着」アイコンをタップするだけという。

自分自身の写真をアップロードすることでオンライン上の画像とコラージュした仮想試着ができる(画像はGoogleのブログから編集部がキャプチャ)

なお、この試みは、Googleが提供する開発初期段階の新しい検索体験を試せるプログラム「Search Labs(サーチラボ)」で展開している。

※読者の皆さんへのお知らせ【交流会も実施します】良品計画、ヤマダデンキ、オイシックス、UA、TSI、ヤッホーブルーイング、資さんなどが登壇のリアルECセミナー(5/27+28@東京)

ネットショップ担当者フォーラムは「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春~ eコマースコミュニケーションDay ~」を、5/27(火)11時00分~17時35分、28(水)10時30分~17時5分にオフラインで開催します。登壇者・聴講者と交流できる懇親会も実施。すべての講演を無料で聴講できます!

「無印良品」の新たなマーケティング、ヤマダデンキさんの自社EC+実店舗+モール戦略、脱"安売り"で最高益を実現する食文化さんの施策、「資さんうどん」のファン作り+OMO+EC販路改善策、TSIさん&UAさんが語るアパレルECの未来など、さまざまなセッションをご用意しています。

良品計画、オイシックス・ラ・大地、ヤマダデンキ、資さん、サザビーリーグ、ヤッホーなど登壇【ネッ担2025春 5/27+28開催】

【EC事業者限定】渋谷でリアル開催。ECマーケティング、オムニチャネル、顧客体験、OMO、D2C、ECモール攻略、成長の極意などECの未来を語る2日間
4/22 12:00 478 9 0
鳥栖 剛

アイスタイル、スキンケア商品選びに役立つ「肌遺伝子モード判定」機能を「@cosme」アプリに実装

6ヶ月 3 週間 ago

アイスタイルは、化粧品の総合情報サイト「@cosme」のアプリに、皮脂中に含まれる情報に基づく肌タイプを即時に推定できる「肌遺伝子モード判定」技術を新機能「お肌のケアどき診断」に搭載した。

「肌遺伝子モード判定」は、皮脂RNAを直接採取・解析に必要だった時間やコストを大幅に削減し、場所を選ばずにRNA情報に基づく肌タイプを推定する。利用者はスマートフォンで素顔の写真を撮影するだけで現在の肌質の状態を把握できるため、自身に合ったスキンケア商品を選びやすくなるという。

判定には、ビューティ&ヘルス産業のサステナブルな発展のために「皮脂RNAモニタリング」技術を核としたビジネス共創をめざす「RNA共創コンソーシアム」参画企業である花王と、ビューティ関連のモバイルアプリを運営するパーフェクトの技術を活用している。

肌の状態を6つのパラメーターで診断

「肌遺伝子モード」は、ユーザーがスマートフォンで撮影した素顔の写真を統計的に解析し、生活者の今の肌状態を大きく2つのモード「C1(つるつる期)」「C2(ぴかぴか期)」に分類して判定する。

「お肌のケアどき診断」では「肌遺伝子モード」の判定を基として、ケアをした際の伸びしろが大きいと推測されるケアポイントを、肌遺伝子モードごとにそれぞれ3つ、合計6つのパラメーターで表示し、さらに、最も効果的なケアポイントを1つ診断する。

肌遺伝子モードの判定で表示する合計6つのパラメーター
肌遺伝子モードの判定で表示する合計6つのパラメーター

診断時には、パーフェクトのAI肌解析技術を導入し、ユーザーのスムーズな診断体験につなげている。

「お肌のケアどき診断」利用の流れ
「お肌のケアどき診断」利用の流れ

「皮脂RNAモニタリング」「肌遺伝子モード判定技術」とは

「皮脂RNAモニタリング」「肌遺伝子モード判定」は花王独自の技術。

「皮脂RNAモニタリング」はあぶらとりフィルムで顔の皮脂を採取し、その皮脂からRNAを抽出して網羅的に分析する解析技術。DNAがその人固有の一生変わらない情報であるのに対し、RNAは体調や食生活、運動、ストレス、紫外線といった環境要因によって日々変化するため、その時々の肌や体の状態を知るのに有用だという。

花王独自の「皮脂RNAモニタリング」技術
花王独自の「皮脂RNAモニタリング」技術

「肌遺伝子モード判定」は、スマートフォンで素顔の写真を撮影するだけで、皮脂RNA発現情報に基づく肌タイプを即時に推定できる技術。RNAを直接採取・解析する必要がないため、RNA解析に要する時間、高額な費用がかからない。

「肌遺伝子モード判定」技術
「肌遺伝子モード判定」技術

利用者のスキンケア選びに貢献

アイスタイルが過去の調査活動をもとにユーザーの「肌遺伝子モード」と化粧品評価データを照合したところ、商品に対するクチコミ評価が「肌遺伝子モード」によって異なる場合があることがわかったという。アイスタイルは、「肌遺伝子モード」の判定がユーザーにとってより自分に合った商品を選ぶ上で重要な指標となる可能性を示唆していると解説している。

※読者の皆さんへのお知らせ【交流会も実施します】良品計画、ヤマダデンキ、オイシックス、UA、TSI、ヤッホーブルーイング、資さんなどが登壇のリアルECセミナー(5/27+28@東京)

ネットショップ担当者フォーラムは「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春~ eコマースコミュニケーションDay ~」を、5/27(火)11時00分~17時35分、28(水)10時30分~17時5分にオフラインで開催します。登壇者・聴講者と交流できる懇親会も実施。すべての講演を無料で聴講できます!

「無印良品」の新たなマーケティング、ヤマダデンキさんの自社EC+実店舗+モール戦略、脱"安売り"で最高益を実現する食文化さんの施策、「資さんうどん」のファン作り+OMO+EC販路改善策、TSIさん&UAさんが語るアパレルECの未来など、さまざまなセッションをご用意しています。

良品計画、オイシックス・ラ・大地、ヤマダデンキ、資さん、サザビーリーグ、ヤッホーなど登壇【ネッ担2025春 5/27+28開催】

【EC事業者限定】渋谷でリアル開催。ECマーケティング、オムニチャネル、顧客体験、OMO、D2C、ECモール攻略、成長の極意などECの未来を語る2日間
4/22 12:00 478 9 0
大嶋 喜子

コーセーやキーコーヒーなどの事例に学ぶCX改善、ショート動画活用でCVR2倍事例、「Amazon Pay」10年の進化などが学べる懇親会ありのイベント【5/27+28開催】

6ヶ月 3 週間 ago
EC実施企業の担当者や有識者が、参加者の事業成長のヒントにつながる知見をお届けするオフラインイベント「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春」を5月27日(火)+28日(水)に開催。すべてのセミナーを無料で聴講できます

5月27日(火)+28日(水)に大型オフラインECイベント「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春 ~eコマース コミュニケーションDay~」を東京・渋谷ソラスタコンファレンスでリアル開催。良品計画、ヤマダデンキ、TSI、UA、食文化、オイシックス・ラ・大地など著名企業の実践的事例や知見を学べるセミナーを多数用意しています。さまざまなテーマのセッションは、すべて無料!(事前登録制、ECを実施している企業のみの限定イベントです)。まだお申し込みをしていない方のために、編集部おすすめの講演の見どころをご紹介します。

ネットショップ担当者フォーラム 2025 春

見どころ⑭ SNSのような買い物体験をあなたのECサイトで実現しませんか?
~バロックジャパン、コーセー、キーコーヒー、AKASEなどの事例に学ぶCX改善~

5月27日(火)13:00~13:45 A1-2 ランチセッション

SNSライクな体験(発見・没入)をECサイトで再現する新機能「visumo recommend」を解説。バロックジャパンリミテッド(ファッション)、AKASE(家具)、コーセー(コスメ)、キーコーヒー(食品)などの導入事例とともに、回遊率・CVR向上に直結する最新CX改善手法を解説します。

ECサイトでの顧客体験をSNSのような没入感のある体験に変えることで、どのように回遊率やコンバージョン率を向上させるかについて、具体的な事例をもとに学べます。

株式会社visumo 取締役 千林 正太朗氏
株式会社visumo 取締役 千林 正太朗氏
株式会社エイトレッドでワークフローシステム事業(X-point・AgileWorks)の立上げから営業部門の責任者として組織を束ね、IPOを実現。その後、セールスフォース・ドットコム(現セールスフォース・ジャパン)を経て、2019年に株式会社visumo立上げのタイミングで入社。セールス、カスタマーサクセスを管掌し2024年12月に東証グロース市場へのIPOを果たす。
ネッタヌネッタヌ

コメント

見どころ⑮ 成果を生むEC動画戦略~ショート動画でCVR2倍を達成した実践アプローチ~

5月27日(火)14:00~14:40 A1-4 講演

近年、ECサイトの成果を左右する要素として注目されている「ショート動画活用」。動画活用の必要性は認識されていながらも、具体的な実践方法や効果的な展開が多くの企業の共通の課題となっています。セッションでは、顧客体験の向上を通じたコンバージョン率改善、エンゲージメント強化を実現する手法を解説します。動画制作の負担を軽減する、AI技術を活用した効率的な動画制作プロセスもご紹介します。

ショート動画を活用してCVR2倍を達成した実践アプローチについて学ぶことができ、動画活用の具体的な方法論を得られます。

株式会社ギャプライズ UGC&D2Cテクノロジー事業部 金子 葉月氏
株式会社ギャプライズ UGC&D2Cテクノロジー事業部 金子 葉月氏
メーカーでのEC運営経験を経て、株式会社ギャプライズに入社。UGCマーケティングツールやショート動画コマースツールを活用した、ECサイトのCVR改善や売上向上のご提案から運用支援を担当。アパレル・食品・コスメなど幅広い業界において、ブランド様ごとの課題に即したサポートに取り組んでいます。
ネッタヌネッタヌ

コメント

見どころ⑯ 10周年を迎える「Amazon Pay」

5月27日(火)15:55~16:35 A1-6 講演

2015年5月11日に日本でのサービスをスタートしたID決済サービス「Amazon Pay」。10周年を迎え10万以上の自社ECサイトで活用されるまでに利用が広がった背景を、さまざまな導入事業者の声とユーザーの利用傾向から探ります。

決済手段としての「Amazon Pay」が10年間でどのように進化し、多くのECサイトに採用されるようになったのか、その背景と成功要因について知ることができます。

アマゾンジャパン合同会社 Amazon Payments Japan事業部 Principal Marketing Manager 永田 毅俊氏
アマゾンジャパン合同会社 Amazon Payments Japan事業部 Principal Marketing Manager 永田 毅俊氏
流通、コンピュータソフトウェア、金融、エンターテインメント、写真通信社と様々な業界でマーケティングコミュニケーションに携わり、2014年アマゾンジャパン入社。セラーサービス事業本部にて出品サービスのマーケティングを担当。2016年Amazon Pay事業部に異動し、BtoB/BtoCのマーケティング活動を統括。
ネッタヌネッタヌ

コメント

ネットショップ担当者フォーラム 2025 春
◇◇◇

次回はまた別のオススメ講演をお伝えします!

ネットショップ担当者フォーラム編集部

「TikTok」内で商品を直接購入できる「TikTok Shop」、AnyMind Groupがブランド向け支援

6ヶ月 3 週間 ago

AnyMind Groupは5月20日、ショート動画プラットフォーム「TikTok」内で商品を直接購入できるEC機能「TikTok Shop」のブランド企業向け支援サービスを開始すると発表した。

AnyMind Groupは2022年から、東南アジア市場で「TikTok Shop」を活用した販売支援を開始し、ライブ配信支援も本格化。タイでは、販売実績や運用品質が評価され、「TikTok Prime Partner」に認定されている。

AnyMind Groupの東南アジア拠点での「TikTok Shop」支援実績を生かし、日本市場をターゲットとする国内外のブランド企業向けに「TikTok Shop」の導入・運用に関する包括支援サービスを展開。「AnyTag」「AnyX」「AnyLogi」「AnyLive」などの自社開発プラットフォームを活用し、戦略設計・ストア構築から運用、物流、ライブ配信までを一気通貫で支援し、施策の最適化と成果創出を実現するとしている。

「TikTok」は幅広い年齢層に支持されており、購買行動にも大きな影響を与えていると言われる。「TikTok」上で商品を直接購入できるEC機能「TikTok Shop」は、動画・LIVE配信・広告などのコンテンツから商品ページへ遷移し、閲覧から購入・決済までを「TikTok」内で完結できるのが特長。

「TikTok Shop」は、アメリカやヨーロッパ、東南アジアを中心とした海外市場で広く普及しており、「TikTok」上で商品の認知から購入・決済までを完結できる新たな販売手段として人気を集めている。日本国内でも2025年中にサービス提供が開始される見込み。日本で展開するブランドの成長に欠かせない販売チャネルとして注目されている。

※読者の皆さんへのお知らせ【交流会も実施します】良品計画、ヤマダデンキ、オイシックス、UA、TSI、ヤッホーブルーイング、資さんなどが登壇のリアルECセミナー(5/27+28@東京)

ネットショップ担当者フォーラムは「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春~ eコマースコミュニケーションDay ~」を、5/27(火)11時00分~17時35分、28(水)10時30分~17時5分にオフラインで開催します。登壇者・聴講者と交流できる懇親会も実施。すべての講演を無料で聴講できます!

「無印良品」の新たなマーケティング、ヤマダデンキさんの自社EC+実店舗+モール戦略、脱"安売り"で最高益を実現する食文化さんの施策、「資さんうどん」のファン作り+OMO+EC販路改善策、TSIさん&UAさんが語るアパレルECの未来など、さまざまなセッションをご用意しています。

良品計画、オイシックス・ラ・大地、ヤマダデンキ、資さん、サザビーリーグ、ヤッホーなど登壇【ネッ担2025春 5/27+28開催】

【EC事業者限定】渋谷でリアル開催。ECマーケティング、オムニチャネル、顧客体験、OMO、D2C、ECモール攻略、成長の極意などECの未来を語る2日間
4/22 12:00 478 9 0
宮本和弥

テレビ朝日グループの通販・EC売上は202億円、販路拡大とヒット商品創出が寄与【2025年3月期】

6ヶ月 3 週間 ago

テレビ朝日ホールディングスの2025年3月期におけるショッピング事業の売上高は前期比1.1%増の202億2300万となった。同事業の営業利益は同5.0%増の15億500万円。

テレビ朝日グループの通販・EC売上は202億円、販路拡大とヒット商品創出が寄与【2025年3月期】
販路の拡大による売上拡大とヒット商品創出による利益率向上に取り組んだ(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

ショッピング事業の取り組みとして、販路の拡大による売上増加とヒット商品創出による利益率向上に取り組んだ。テレビ通販では、レギュラー放送枠「じゅん散歩-ものコンシェルジュ-」が2年連続の年度最高売上高を記録したほか、「ニッポンめしあがれ」も収益貢献、BS朝日テレショップ番組も好調に推移した。また防災関連グッズ、金貨・ジュエリーなどの高額商品、グルメ食品などが人気だったという。

ECの強化も進めている。LTV(顧客生涯価値)向上のため、リピート促進策を推進したほか、外部モール販売による販路拡大やテレ朝ポイント連携を強化した。

2026年3月期におけるショッピング事業は前期比3.4%増の209億円、営業利益は同26.2%増の19億円を計画している。

テレビ朝日HDのショッピング事業はテレビ通販を中心に展開するロッピングライフと、独自商品開発と自社EC事業を展開するイッティを中心に構成している。テレビ朝日HDは5月17日、ロッピングライフにイッティを吸収合併すると発表した。合併により通販事業に関わるインフラや管理部門の共通化を図り効率性を向上させ、両社の事業連携を強化してオリジナル商品を拡大した販路で展開、 収益の成長を実現をめざす。

※読者の皆さんへのお知らせ【交流会も実施します】良品計画、ヤマダデンキ、オイシックス、UA、TSI、ヤッホーブルーイング、資さんなどが登壇のリアルECセミナー(5/27+28@東京)

ネットショップ担当者フォーラムは「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春~ eコマースコミュニケーションDay ~」を、5/27(火)11時00分~17時35分、28(水)10時30分~17時5分にオフラインで開催します。登壇者・聴講者と交流できる懇親会も実施。すべての講演を無料で聴講できます!

「無印良品」の新たなマーケティング、ヤマダデンキさんの自社EC+実店舗+モール戦略、脱"安売り"で最高益を実現する食文化さんの施策、「資さんうどん」のファン作り+OMO+EC販路改善策、TSIさん&UAさんが語るアパレルECの未来など、さまざまなセッションをご用意しています。

良品計画、オイシックス・ラ・大地、ヤマダデンキ、資さん、サザビーリーグ、ヤッホーなど登壇【ネッ担2025春 5/27+28開催】

【EC事業者限定】渋谷でリアル開催。ECマーケティング、オムニチャネル、顧客体験、OMO、D2C、ECモール攻略、成長の極意などECの未来を語る2日間
4/22 12:00 478 9 0
鳥栖 剛

【Shopifyの「Summer'25 Edition」】新たなストアデザイン基盤「Horizon」を軸に150超の新機能と改善の2025年アップデート

6ヶ月 3 週間 ago

Shopify Japanは5月22日、2025年夏の最新アップデート「Summer '25 Edition – Horizons」を発表した。

「Sumer '25 Edition」は、「Shopify」プラットフォーム全体に渡るアップデートを実施。AIを搭載した新たなストアデザイン基盤「Horizon」を主軸に150を超える新機能と改善点を通じて、「Shopify」プラットフォームの強化を図った。

今回のアップデートの主軸となるデザインとAI機能を融合させた「Horizon」により、事業者はコーディング不要かつ魅力的でコンバージョン率の高いストアを構築できるようになるという。

新テーマ基盤「Horizon」

「Horizon」はAIを標準搭載し、最高水準のUXと完全にカスタマイズ可能なレイアウトシステムを組み合わせることで、コーディング不要で高いコンバージョンを実現するストア作りを可能とした。

【Shopifyの「Summer'25 Edition」】新たなストアデザイン基盤「Horizon」を軸に150超の新機能と改善の2025年アップデート
コーディング不要で高いコンバージョンを実現するストアづくりが可能に

10種類の高コンバージョンプリセット

「Horizon」には、オンラインでのブランド展開をすぐに始められる10種類のデザインプリセットを用意。いずれのプリセットにも、わかりやすくエンゲージメントを高めるセクションが備わっており、コンバージョン重視の構成になっている。

直感的な商品検索、全画面のヒーローバナー、高機能なコレクション&商品ページ、最適化されたカートなど、顧客を購入へとスムーズに誘導するデザインとしている。

新しいテーマブロック

ストアをカスタマイズするための新機能を搭載。ページ上の要素を自由に移動したり、ブロックをコピー&ペーストして別の親要素やセクションに配置したりできる。30種類以上のブロックプリセットが用意されており、追加前にプレビューできるため、カスタマイズのプロセスが大幅に効率化できるという。

AIブロック生成

「Horizon」にはAIによるブロック生成機能が搭載されており、テーマエディター上でAIを活用して新しいコンテンツブロックやレイアウトを自動で生成。デザインの目標に合わせて最適化されたレイアウト候補が瞬時に提示され、短時間で高いパフォーマンスを持つページを構築できる。

【Shopifyの「Summer'25 Edition」】新たなストアデザイン基盤「Horizon」を軸に150超の新機能と改善の2025年アップデート
デザインの目標に合わせて最適化されたレイアウト候補が瞬時に提示される

AI Store Builder

「AI Store Builder」は、数語のキーワードを入力するだけで3つのユニークなストアデザインを生成し、すぐにカスタマイズへと移行できるようにする。

ストアを数秒で完成

いくつかのキーワードを入力するだけで、画像やテキストが含まれた3種類のストアレイアウトが自動で生成される。ゼロからストアをデザインする時間と人件費を大幅削減でき、事業者はよりカスタマイズやパーソナライズに注力できるようになる。

【Shopifyの「Summer'25 Edition」】新たなストアデザイン基盤「Horizon」を軸に150超の新機能と改善の2025年アップデート
数語のキーワードを入力するだけで複数のストアデザインを生成

Shopアプリ

Shopアプリのホームフィードが進化し、事業者と購入意欲の高い消費者をより的確につなげる。ユーザーがShopアプリでフィードを更新したり、商品を閲覧・カートに追加したりといった行動をとるたび、その好みに合わせてコンテンツが動的にアップデートされる。これにより、よりパーソナライズされたショッピング体験が実現する。

【Shopifyの「Summer'25 Edition」】新たなストアデザイン基盤「Horizon」を軸に150超の新機能と改善の2025年アップデート
パーソナライズされたショッピング体験を実現

ホームフィード推奨機能の強化

新しいホームフィードは、エンドユーザーの行動データをもとに、事業者の商品をより関連性の高い形で表示。リアルタイムの行動に基づいてコンテンツが更新されるため、エンゲージメントや顧客維持率の向上が期待でき、Shopで最もトラフィックの多い画面における商品露出が強化される。

コレクションの作成と共有

エンドユーザーは保存したアイテムをテーマや目的別にまとめたコレクションとして整理し、他の人と共有可能に。これまでの「お気に入り」リストを進化させ、共同で作成・購入できるコラボレーション機能を提供する。

ネイティブおよびカスタムスウォッチ

Shopアプリは、事業者のオンラインストアと同様のスウォッチ表示に対応し、オンラインストアと同じカラーやバリアント選択をアプリ内で再現できる。ドロップダウン不要で、カラー・バリエーションなどを視覚的に確認できます。また予約注文、バンドル、全商品ラインアップの見せ方が向上し、購入体験の一貫性を高める。

AI向けSEO対策

新しいアプリ「Knowledge Base」で、ブランドのAI向けSEOを実現するという。AIのためのSEOとして機能する「Shopify」の新しいAI搭載アプリ「Knowledge Base」は、生成AIやショッピングアシスタントが正しく読み取れるように、ストアに関する情報やよくある質問(FAQ)を生成・カスタマイズ。AIによる見つけてもらいやすさを向上させることができる。

AI向け店舗情報を自動生成する「Shopify Knowledge Base」

ChatGPTやClaudeなどのショッピングAIエージェント向けに最適化されたストア情報やFAQを自動生成。その内容を自社のブランドイメージや価値観を反映しながらカスタマイズすることも可能。これにより、AIを通じた検索・購買プロセスにおいてブランドの情報発信力を高め、消費者が自ら情報を探し出せるよう支援する。

【Shopifyの「Summer'25 Edition」】新たなストアデザイン基盤「Horizon」を軸に150超の新機能と改善の2025年アップデート
AI向けSEO対策も実現

AIアシスタント「Sidekick」

「Shopify」のAIアシスタント「Sidekick」は、単に質問に回答するだけでなく、問題を先回りして検知し、解決策を提案し、その場で実行支援する。

スマートかつ高速化した「Sidekick」

「Sidekick」は複数のデータソースと連携し、マルチステップを推論、一度のやり取りで実行可能なアクションを提示。ダッシュボードを切り替えたりレポートを行き来したりする必要がなく、より迅速な意思決定が可能になるとしている。「Sidekick」は日本語を含む20言語に対応。

【Shopifyの「Summer'25 Edition」】新たなストアデザイン基盤「Horizon」を軸に150超の新機能と改善の2025年アップデート
AIアシスタントは20言語に対応

Shopify Catalog

新たに提供される「Shopify Catalog」を活用することで、商品の発見から購入に至るまで、あらゆるタッチポイントで事業者と顧客をつなぐアプリやAIエージェントを構築できるようになる。

明確・正確・構造化されたデータをリアルタイムで提供

アプリやAIエージェントは、Shopify上の数百万の事業者からリアルタイムで商品データを検索・取得し、消費者に最も関連性の高い商品を表示。規模や業種、地域を問わず網羅されたカタログにより、より多くの消費者に自社商品を届けることが可能になる。

AIショッピングエージェント

Storefront MCPを活用することで、開発者はブランドごとに特化したAIショッピングエージェントを構築できるようになる。

AnthropicのModel Context Protocol(MCP)を採用

AnthropicのMCPを採用することで、AIショッピングエージェントを開発する外部パートナーが「Shopify Catalog」や各ショップの情報にアクセスできるようになり、AIを活用した商品検索や購入体験をサポートする。これにより、消費者にとってはショッピング体験がよりシンプルになり、事業者にとっては新たな販売チャネルへのアクセスと、正確な商品情報の提供が可能になるという。

※読者の皆さんへのお知らせ【交流会も実施します】良品計画、ヤマダデンキ、オイシックス、UA、TSI、ヤッホーブルーイング、資さんなどが登壇のリアルECセミナー(5/27+28@東京)

ネットショップ担当者フォーラムは「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春~ eコマースコミュニケーションDay ~」を、5/27(火)11時00分~17時35分、28(水)10時30分~17時5分にオフラインで開催します。登壇者・聴講者と交流できる懇親会も実施。すべての講演を無料で聴講できます!

「無印良品」の新たなマーケティング、ヤマダデンキさんの自社EC+実店舗+モール戦略、脱"安売り"で最高益を実現する食文化さんの施策、「資さんうどん」のファン作り+OMO+EC販路改善策、TSIさん&UAさんが語るアパレルECの未来など、さまざまなセッションをご用意しています。

良品計画、オイシックス・ラ・大地、ヤマダデンキ、資さん、サザビーリーグ、ヤッホーなど登壇【ネッ担2025春 5/27+28開催】

【EC事業者限定】渋谷でリアル開催。ECマーケティング、オムニチャネル、顧客体験、OMO、D2C、ECモール攻略、成長の極意などECの未来を語る2日間
4/22 12:00 448 7 0
鳥栖 剛

「楽天市場」の検索結果経由の流通総額はAI活用で1割増/クレジットカード不正利用の最多ジャンルは「家電・電子機器・PC」【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

6ヶ月 3 週間 ago
2025年5月16日~2025年5月22日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
  1. 楽天グループが描くエージェント型AIの未来とAI活用の現状。「楽天市場」の検索結果経由の流通総額はAI活用で1割増

    楽天グループは、2025年第1四半期には楽天エコシステム全体でAIに関する15以上の製品、サービス、ツールをリリース。楽天ファッションで人気検索を実現するコンテキスト検索のリリース、「Rakuten AI Assistant」において画像から検索ができる機能「Snap&Ask」をリリースした。

    2025/5/16
  2. クレジットカードの不正利用、最多ジャンルは「家電・電子機器・PC」。被害時期は7-9月が最多の19%【消費者調査】

    調査結果によると、不正利用被害が保証されなかったケースは13%となっている。不正利用対策でEMV3-Dセキュアを登録している人は28%だった

    2025/5/20
  3. 楽天グループが楽天マート、楽天チケット、楽天カー、楽天ステイなどを吸収合併

    楽天グループを存続会社として。楽天マート、楽天チケット、楽天カー、楽天ステイ、Monzen Corporation Japanを2026年1月1日付で吸収合併する。

    2025/5/16
  4. C Channelが「TikTok」上でのEC機能「TikTok Shop」の運用支援サービス、ライブ配信機能を活用したライブコマース支援も予定

    C Channelは、企業の「TikTok Shop」活用をコンテンツ企画から運用、販売促進まで包括的に支援。今後は「TikTok」ライブ配信機能を活用したライブコマース支援も開始予定だ。

    2025/5/16
     
  5. 作家の“ストーリー”が購買意欲に。障害×アートを基軸とした企業ヘラルボニーのEC・店舗戦略

    障害のある作家と共創し、アートやアパレル、雑貨などのプロダクトを展開しているヘラルボニー。作家やアートの魅力を伝えるためにストーリーを軸としたOMO、CRM戦略を進めている

    2025/5/21
     
  6. 化粧品購入時、避ける成分がある割合は約4割。若年層は成分よりもコスパ重視の傾向

    調査の結果、化粧品購入時に避ける成分や、避ける成分の有無は年代別に異なることがわかった。全体では、避けている成分がある人は約4割

    2025/5/16
     
  7. 沖縄育ちのアイスブランド「ブルーシール」、自社ECサイトをリニューアル

    リニューアルでは、これまでのECサイトで採用されていたデザインを踏襲しながら、商品ページの設計を見直し、商品画像がより直感的に目に入るようなレイアウトに変更。そのほかメルマガ施策を強化する環境を整えた。

    2025/5/16
     
  8. ファッションECのyutori、2026年3月期は売上110億円を計画。2025年実績+今期の取り組みまとめ

    SNSマーケティングを活用したブランドの拡大、主要ブランドの実店舗の拡大による成長を見込むほか、2024年に買収したブランドの業績を通期で取り込むことなどにより、売上高の増加を見込む。

    2025/5/19
     
  9. 「楽天市場」の人気グルメをネットスーパー事業「楽天マート」で販売

    「楽天マート」は、70以上のグループサービスを有機的に結び付けて形成する「楽天エコシステム(経済圏)」での連携を強化し、「楽天市場」のさまざまなグルメをお試しで購入したいというユーザーの需要に応える。

    2025/5/19
     
  10. カクヤス、他社荷物を配送する物流サービスに参入しプラットフォームを構築

    物流を軸に、受注・配達・請求決済までの一連のサービスを外部企業へ提供する。カクヤスグループ内の商品だけでなく、外部アライアンス先の商品も提供する販売プラットフォームを形成する。

    2025/5/19
     

※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

藤田遥

2025年の夏は例年よりも早い? 梅雨期間は短い傾向も総雨量は平年並か多い予想

6ヶ月 3 週間 ago

ウェザーニューズは5月14日、2025年の「梅雨入り・梅雨明け見解」を発表した。2025年の梅雨入りは沖縄・奄美で平年より遅く、九州南部〜東北北部は概ね平年並みになると予想している。梅雨明けは沖縄〜近畿・東北南部で平年より早く、東海・関東甲信・北陸で平年並になる見込み。

梅雨の期間

梅雨の期間は短い傾向で、中国・四国・近畿・東海・関東甲信で平年より1〜3日、九州南部・九州北部・北陸・東北南部・東北北部では4日以上短くなり、特に沖縄・奄美では10日以上短くなる予想としている。

2025年の夏は例年よりも早い? 梅雨期間は短い傾向も総雨量は平年並か多い予想
今年の梅雨期間は平年より短い予想

5月中旬から梅雨前線が沖縄付近に停滞するようになり、沖縄・奄美は平年より遅い梅雨入りになる見込み。その後、太平洋高気圧の北への張り出しは平年並みに強まり、梅雨前線の北上も平年並みになると見られる。

九州南部〜東北北部の梅雨入りはおおむね平年並みになる予想。6月は太平洋高気圧が日本の南で勢力を強める予想のため、沖縄・奄美で平年より早めに梅雨明けする見込みとした。 本州付近には、南から暖かく湿った空気が流れ込みやすい時期があり、梅雨前線の活動が活発になるため、九州南部〜関東甲信地方を中心に強雨や大雨に注意・警戒が必要。7月上旬は太平洋高気圧の北への張り出しが強まるため、北陸〜東北北部を中心に梅雨前線の影響を受けやすくなり、大雨や強雨に注意・警戒が必要としている。

一方、九州南部~関東甲信の太平洋側では梅雨の中休みとなることもありそうと予想。7月中旬になると、太平洋高気圧の本州付近への張り出しが平年並みか強くなり、九州南部〜東北南部でも梅雨明けとなる見込みとした。

梅雨期間の雨量

梅雨期間中の総雨量は、沖縄・奄美で平年並か少なく、九州南部〜東北北部で平年並か多くなる予想。雨のピーク時期は沖縄・奄美で6月上旬から中旬、九州南部〜関東甲信で6月下旬、北陸・東北南部・東北北部で7月前半となる見込み。沖縄・奄美では5月下旬から曇りや雨の日が多くなり、6月上旬から中旬は梅雨前線の活動が活発化して強雨や大雨となる可能性がある。

西日本や東日本の太平洋側では6月下旬、北陸や東北は7月前半に強雨や大雨になると見ている。近年大雨に伴う自然災害などが頻発しているが、2025年も各エリアで大雨の恐れがあり、河川の増水、家屋への浸水、土砂災害などに警戒が必要とした。

2025年の夏は例年よりも早い? 梅雨期間は短い傾向も総雨量は平年並か多い予想
本州の梅雨の雨量は平年並みか多い予測
※読者の皆さんへのお知らせ【交流会も実施します】良品計画、ヤマダデンキ、オイシックス、UA、TSI、ヤッホーブルーイング、資さんなどが登壇のリアルECセミナー(5/27+28@東京)

ネットショップ担当者フォーラムは「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春~ eコマースコミュニケーションDay ~」を、5/27(火)11時00分~17時35分、28(水)10時30分~17時5分にオフラインで開催します。登壇者・聴講者と交流できる懇親会も実施。すべての講演を無料で聴講できます!

「無印良品」の新たなマーケティング、ヤマダデンキさんの自社EC+実店舗+モール戦略、脱"安売り"で最高益を実現する食文化さんの施策、「資さんうどん」のファン作り+OMO+EC販路改善策、TSIさん&UAさんが語るアパレルECの未来など、さまざまなセッションをご用意しています。

良品計画、オイシックス・ラ・大地、ヤマダデンキ、資さん、サザビーリーグ、ヤッホーなど登壇【ネッ担2025春 5/27+28開催】

【EC事業者限定】渋谷でリアル開催。ECマーケティング、オムニチャネル、顧客体験、OMO、D2C、ECモール攻略、成長の極意などECの未来を語る2日間
4/22 12:00 448 7 0
鳥栖 剛

ZOZOが千葉大学・つくば市・宮崎市に総額1300万円を寄付、その理由は? 子どもたちや若者の育成を支援

6ヶ月 3 週間 ago

ZOZOは5月22日、次世代を担う子供たちや若者の育成を支援する取り組みとして、拠点がある茨城県つくば市と宮崎県宮崎市、包括的連携協定を締結する国立大学法人千葉大学に対し、総額1300万円の寄付を実施したと発表した。

ZOZOではサステナビリティの重点な取り組みの1つとして、「DE&Iの推進による、すべての人が自分らしく笑顔で生きられる職場や地域の実現」を掲げている。「FUTURE FOR YOU(次世代のための未来作り)」をテーマに、「教育」「スポーツ・文化」「寄付・支援」の3分野を中心に次世代を支援する活動へ取り組んでおり、今回の寄付活動もこうした取り組みの一環。

つくば市および宮崎市には企業版ふるさと納税の形で寄付する。両市への寄付金は、2025年度から小中学校における探究学習の授業に活用される予定。ZOZOでは子どもたちが自ら課題を見つけ、考え、学ぶ力を育む教育のさらなる推進につながることを期待するとしている。

千葉大学では、インターン型研修やZOZOによる出前授業など実践的な学びの支援に活用される予定。

※読者の皆さんへのお知らせ【交流会も実施します】良品計画、ヤマダデンキ、オイシックス、UA、TSI、ヤッホーブルーイング、資さんなどが登壇のリアルECセミナー(5/27+28@東京)

ネットショップ担当者フォーラムは「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春~ eコマースコミュニケーションDay ~」を、5/27(火)11時00分~17時35分、28(水)10時30分~17時5分にオフラインで開催します。登壇者・聴講者と交流できる懇親会も実施。すべての講演を無料で聴講できます!

「無印良品」の新たなマーケティング、ヤマダデンキさんの自社EC+実店舗+モール戦略、脱"安売り"で最高益を実現する食文化さんの施策、「資さんうどん」のファン作り+OMO+EC販路改善策、TSIさん&UAさんが語るアパレルECの未来など、さまざまなセッションをご用意しています。

良品計画、オイシックス・ラ・大地、ヤマダデンキ、資さん、サザビーリーグ、ヤッホーなど登壇【ネッ担2025春 5/27+28開催】

【EC事業者限定】渋谷でリアル開催。ECマーケティング、オムニチャネル、顧客体験、OMO、D2C、ECモール攻略、成長の極意などECの未来を語る2日間
4/22 12:00 448 7 0
鳥栖 剛

AI、SEO、GA4…人気講演ランキングベスト7! 「Web担イベント 2025 春」は、5/29・30開催

6ヶ月 3 週間 ago

X、コクヨ、日経新聞、三井住友海上などが登壇する「Web担当者Forum ミーティング 2025 春」を5月29日(木)、5月30日(金)に開催します。今回は、リアル(東京・渋谷)とオンラインでのハイブリッド形式で実施します。

全25講演をすべて【無料】で受講できます。この記事では、全講演のなかから集客数上位7つ※を紹介します。

※2025年5月20日までのリアル+オンラインを合算した集計数

イベントの詳細を確認する↓↓


会場へお越しの方は参考にしてください↓↓
「渋谷ソラスタ」への行き方は? 渋谷駅からのアクセスを写真で案内|Web担イベントは5/29~30

1位
AIはSEOをどう変える? 未来を見据えた検索エンジン最適化の次の一手

5月29日(木)11:00~11:45
講師:鈴木 謙一 氏(海外SEO情報ブログ)

生成AIがどんどん伸び、Googleのインデックスやアルゴリズムも変わり続けるいま、SEO担当者は何に注意して、どんなスキルを磨き、社内でどう立ち回るのがいいのだろうか。

「海外&国内SEO情報ウォッチ」でおなじみ、海外SEOカンファレンスでも登壇している鈴木謙一氏が、海外のSEO専門家やグーグルの中の人から直接聞いた情報も含め、5つのポイントに整理してお届けする。

※本質的なトピックをお届けするために、SEO初心者を一切考慮せずプロ向けの内容とします

鈴木氏のセッションの詳細を確認する

2位
GA4が「使いにくい」は昔の話! 挫折した人に知ってほしい、GA4の使いどころ with 生成AI

5月30日(金)16:40~17:25
講師:西 正広 氏

UA終了から約2年、GA4は分析機能が充実し、便利に使えるようになりました。また、我々は生成AIという武器を手に入れました。このセミナーでは、GA4に挫折した方に向けて、基本的な使い方、GA4ならではの機能、生成AIの使いどころにスポットを当ててお話しいたします。

西氏のセッションの詳細を確認する★

3位
GA4でセッションの分析ってどうやるの? 基礎知識から具体例まで解説します

5月29日(金)15:45~16:25
講師:郡山 亮 氏(株式会社JADE)

GA4探索レポート・Looker Studio等でセッションのモニタリング・分析をどのようにするのか基本から解説していきます。

GA4はセグメントやオーディエンスで「ユーザー」ごとの集計・分析をする機能が充実しています。
どれも便利な機能ですが、GA4初級者の方は活用するのが難しいといった声をよくお聞きします。

一方、「セッション」単位の分析やモニタリングをしたいといったニーズも高いです。

従来のバージョンのGA(ユニバーサルアナリティクス)のように集計したいが、GA4では思ったようにはいかない…という経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

意外と奥が深い「セッション」の扱い方を一緒に学んでみましょう。

郡山氏のセッションの詳細を確認する★

4位
コンテンツだけがSEOじゃない! 内部施策4つの基本と今やるべきこと

5月30日(木)15:45~16:30
講師:江沢 真紀 氏(アユダンテ株式会社)

SEOはコンテンツだけでなく、まずサイトの基盤を整える内部施策やテクニカル施策が非常に重要です。特に昨今のSEOでは、ユーザー行動が重視されており、ユーザーにとって使いやすいサイトにするためにはサイト構造やカテゴリ、スマホ画面の最適化などが欠かせません。また、インデックス率の向上やJavaScriptなど注意が必要なテクニカル要件もあります。

本セッションでは、SEOの基本となる「サイト構造」「スマホ画面」「カテゴリ設計」「テクニカル要件」の4つの施策に焦点を当て、今の時代にやるべき重要なポイントをご紹介します。GoogleのAI Overviewに対してもやはりオーガニック検索で評価されるサイトが有利な傾向にあります。この機会に内部施策の重要性を改めて学んでみませんか?

※本セッションは2025年2月26日(水)に行われた「デジタルマーケターズサミット 2025 Winter」の録画(再放送)です。資料の配布は行われませんので予めご了承ください。

江沢氏のセッションの詳細を確認する★

5位
生成AIで次のWebサイトへ
サイト内検索のAI化でリニューアル不要・真のパーソナライズ

5月29日(木)14:50~15:30
講師:西原 中也 氏(株式会社アイアクト)

AI検索+生成AIが江戸川区Webサイトに導入されて1年。
その先駆的な取り組みに影響を受けた自治体を始め、企業のWebサイトにAI検索や生成AIを取り入れる動きが加速、この1年で10件のサイトへの導入を行ってきました。そして、導入したWeb担当者や制作会社が見えたのは、リニューアル不要なWebサイト、真のパーソナライズな情報発信でした。
本セミナーでは、生成AIを利用したサイト内検索のデモを行い、解決できるイマのWebサイトの課題をご案内。さらに、見えてきた次のWebサイトのあり方をご案内します。

西原氏のセッションの詳細を確認する★

6位
Xはどこへ向かう? AI Grokにより加速するスーパーアプリ化とマーケティングの最前線

5月29日(木)13:50~14:35
講師:松山 歩 氏(X Corp. Japan株式会社)

Xのスーパーアプリ(Everythingアプリ)化が進む中、動画機能の強化や最新の広告ソリューション、Xに統合されたAI Grokがマーケティングに与える影響とは? プラットフォームの戦略、マーケターが押さえるべきポイントをXの日本法人代表・松山氏が語ります。

松山氏のセッションの詳細を確認する★

7位
AIで業務はどう変わる?Webマーケティングの労働力革命を起こす3ステップ

5月30日(金)12:55~13:35
講師:髙木 真樹 氏(株式会社セールスフォース・ジャパン)

マーケターの2人に1人がAIを活用している昨今ですが、分断された活用になっていませんか?業務改革と呼べるほどのAI活用は、どのように取り組むべきなのでしょうか。
本講演では、データとAIを活用し、より精度の高いターゲティングやパーソナライズされた顧客体験を実現する方法を探ります。
最新のテクノロジーを活かしたマーケティング戦略の実例を交えながら、AI時代に求められるマーケティング変革の取り組みとビジネスを加速するためのベストプラクティスをご紹介いたします。

髙木氏のセッションの詳細を確認する★

 

名久井

「AI」「SEO」「GA4」に関する講演が人気ですね。これらの分野は変化が激しいので、最新情報をキャッチアップしておきたいところ。

すべて無料で受講できますので、リアル参加orオンライン、ご都合のいいほうでぜひご参加ください!

会場での聴講の場合、人気の講演は満席で受け付け終了となる場合がございます。イベントは事前申込制ですので、お早めにお申込みお願いいたします。なお、アーカイブ配信は予定しておりませんので、ぜひ当日に受講お願いします。

イベントの詳細を確認する↓↓

名久井 梨香

【ECサイト表示速度ランキング】1位は「あみあみオンラインショップ」。調査275サイトのうち約7がLCP2.5秒以内

6ヶ月 3 週間 ago

デジタルビジネス支援のギャプライズが発表した、2025年5月の国内ネット通販事業者のECサイト表示速度ランキングによると、表示速度の速さ上位10サイトすべてのLCP(Largest Contentful Paint、最大視覚コンテンツの表示時間)が1.1秒以下になっていることがわかった。

調査対象は、通販新聞社が発表した第83回通販通信教育売上高ランキング上位300社のうち、月間トラフィックが10万以上の日本国内サイト。調査期間は2025年5月時点。

上位10社のLCPは1.1秒以下

1位は「あみあみオンラインショップ」0.816秒

ランキング1位のサイトは大網が運営するホビーEC「あみあみオンラインショップ」でLCPは0.816秒。続いて2位はムラウチの家電EC「ムラウチドットコム」でLCPは0.894秒、3位は資生堂パーラーの菓子EC「資生堂パーラー」でLCPは1.011秒だった。

大網が運営する「あみあみオンラインショッピング」(画像はサイトから追加)
大網が運営する「あみあみオンラインショッピング」(画像は編集部がサイトからキャプチャ)

4位以下はファーマフーズの健康食品・美容EC「タマゴ基地」、チャコットのスポーツウェアEC「Chacott」、ライフが運営するネットスーパー「ライフネットスーパー」、ほぼ日のEC・情報サイト「ほぼ日刊イトイ新聞」、日本生活協同組合連合会が運営する生活雑貨EC「くらしと生協」、北の達人コーポレーションの化粧品EC「北の快適工房」、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営する「蔦屋書店」が続いた。

表示速度が速い上位10サイト
表示速度が速い上位10サイト

201サイトがLCP2.5秒以内

調査した275サイトのうち、約73.6%(201サイト)がLCP2.5秒以内を達成していることがわかった。トップ10のサイトではすべてLCP1.1秒以下を達成。ギャプライズは「多くのECサイトが表示速度の重要性を認識し、積極的な改善に取り組んでいることを示している」と解説している。

ギャプライズによると、今月のランキングでは「ほぼ日刊イトイ新聞」と「蔦屋書店」において、LCPの大幅な改善が見られたという。「ほぼ日刊イトイ新聞」は、従前のLCP1.228秒から1.068秒へと短縮。「蔦屋書店」は従前の1.275秒から1.097秒へと改善したという。「コンテンツ量やビジュアル要素が多いこれらのサイトにおいても、表示速度の最適化が進んでいる」(ギャプライズ)

また、EC大手のアマゾンのLCPは直近は3か月連続で改善しているという。2月は1.857秒、3月は1.708秒、4月は1.671秒、5月は1.646秒だった。確実にパフォーマンスの最適化が進められている。

INPはファーマフーズ「タマゴ基地」が1位

Googleが定めたCore Web Vitals(ウェブの重要指標)の新指標INP(Interaction to Next Paintの略。Webページにおいてユーザーの操作に対する視覚的な応答までの時間を示す指標)は「タマゴ基地」が1位だった。

INPの値に優れた5社
INPの値が優れた5社
ファーマフーズが運営する「タマゴ基地」(画像はサイトから追加)
ファーマフーズが運営する「タマゴ基地」(画像はサイトから編集部がキャプチャ)

ギャプライズは、自社サイトのパフォーマンス改善を検討する際はINPとLCPを含むすべてのコアウェブバイタルの指標を総合的に分析し、改善策を立案することが重要だと提唱している。

GoogleはLCPの基準値を定めており、ページの読み込み開始から2.5秒以内にLCP要素が表示されればユーザー体験は良好で、4秒を超えるとユーザー体験が低いと判断される。また、LCPは1秒未満までその改善効果が得られることがわかっている。

調査概要

  • 調査期間:2025年5月時点
  • 調査機関:ギャプライズ
  • 調査対象:通販新聞社が発表した第83回通販・通教売上高ランキング上位300社のうち、月間トラフィックが10万以上の日本国内275サイト
  • 調査方法:GoogleのChrome ユーザー エクスペリエンス レポートの公式データセット。各サイトのドメインレベルで4G回線かつモバイルデバイスのLCPを比較
※読者の皆さんへのお知らせ【交流会も実施します】良品計画、ヤマダデンキ、オイシックス、UA、TSI、ヤッホーブルーイング、資さんなどが登壇のリアルECセミナー(5/27+28@東京)

ネットショップ担当者フォーラムは「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春~ eコマースコミュニケーションDay ~」を、5/27(火)11時00分~17時35分、28(水)10時30分~17時5分にオフラインで開催します。登壇者・聴講者と交流できる懇親会も実施。すべての講演を無料で聴講できます!

「無印良品」の新たなマーケティング、ヤマダデンキさんの自社EC+実店舗+モール戦略、脱"安売り"で最高益を実現する食文化さんの施策、「資さんうどん」のファン作り+OMO+EC販路改善策、TSIさん&UAさんが語るアパレルECの未来など、さまざまなセッションをご用意しています。

良品計画、オイシックス・ラ・大地、ヤマダデンキ、資さん、サザビーリーグ、ヤッホーなど登壇【ネッ担2025春 5/27+28開催】

【EC事業者限定】渋谷でリアル開催。ECマーケティング、オムニチャネル、顧客体験、OMO、D2C、ECモール攻略、成長の極意などECの未来を語る2日間
4/22 12:00 448 7 0
大嶋 喜子

6割が「成分買い」。注目成分1位はビタミンC、参考情報はSNSが最多【スキンケア商品購入時の消費者調査】

6ヶ月 3 週間 ago

レカルカが実施した「スキンケアの“成分買い”に関する意識調査」によると、化粧品購入時に「成分を意識している」と回答した割合は約6割だった。

調査対象は日本全国在住の30〜50代の女性550人で、調査期間は2025年4月15〜16日。

約6割が購入時に成分を意識

スキンケアを選ぶ際に「成分」を意識して選んでいるかを聞いたところ、最も多かったのは「なんとなく意識している」で45.3%。続いて「あまり意識していない」が24.0%、「全く意識していない」が16.4%、「成分を意識して選んでいる」が14.4%だった。

「成分を意識して選んでいる」「なんとなく意識している」を合計すると約6割が「意識して選んでいる」と回答している。

スキンケアを選ぶ際に成分を意識するか
スキンケアを選ぶ際に成分を意識するか

“成分買い”のきっかけは「肌悩み」が38.5%

スキンケアの“成分買い”をするようになったきっかけは、最多が「自分の肌悩みに合うものを探していたから」で38.5%、続いて「口コミサイトやレビューの影響」が18.2%、「友人・知人のおすすめ」が12.7%だった。

レカルカは「エイジングケアやシミ・たるみといった悩みが複雑化・長期化し、『何となく良さそう』では選べない層が、具体的な効能を持つ成分を求めて積極的に情報収集している」と解説している。

スキンケアを選ぶ際に「成分」を意識して選んでいるか
スキンケアを選ぶ際に「成分」を意識して選んでいるか

31.3%が“成分買い”で保湿力を実感

成分を意識して購入したスキンケアで効果を実感したものについて聞いたところ、「保湿力が上がった」が最多で31.3%、「シミ・美白に効果を感じた」が18.0%、「肌のハリ・弾力が改善した」が11.6%だった一方、「あまり効果を感じなかった」が30.7%だった。

レカルカは「ヒアルロン酸やセラミドなど、浸透性や保水力に優れた定番成分が広く浸透し、その効果を感じやすい」と推測している。一方で、消費者の“短期的な効果実感志向”が依然として根強いこともうかがえるため、使用期間・使用法・製品設計の違いを正しく理解してもらう“教育型の情報提供”も求められると指摘している。

“成分買い”で感じた効果(複数選択可)
“成分買い”で感じた効果(複数選択可)

35.6%がビタミンCに注目

最近注目しているスキンケア成分は、最多が「ビタミンC」で35.6%、続いて「ヒアルロン酸」が33.5%、「レチノール」が28.0%だった。

レカルカによると、「ビタミンC」が最も注目を集めた理由は、美白・抗酸化・毛穴引き締めなど多様な機能を持つことに加え、ドラッグストアから高級ブランドまで幅広く製品展開がなされている点があげられる。「ヒアルロン酸」は保湿成分として高い認知度を誇り、乾燥肌の悩みを抱える女性にとって「わかりやすくて信頼できる成分」として長年支持されている。

一方で“エビデンスのある成分”がきちんと評価されている傾向もあり、知識層を中心とした“先取り層”の存在も見られた。成分が多様化する中で、単なる話題性や流行ではなく、肌悩みに即した“機能軸”で選ばれる傾向が明確になっていることがうかがえる。

注目しているスキンケア成分(複数選択可)
注目しているスキンケア成分(複数選択可)

3割超がSNSを参考

“成分買い”をする際に参考にしている情報を聞いたところ、「SNS(Instagram、X、TikTokなど)」が32.2%、続いて「公式サイト・ブランドサイト」が26.7%、「友人・知人の口コミ」が21.1%だった。

レカルカは「“成分買い”をする際の情報源としてSNSが最多であることは、短尺動画や使用レビューがすぐに得られる“視覚的訴求力”の高さに起因する一方、内容の正確性にはばらつきがあるため、SNSだけを鵜呑みにする傾向にも注意が必要。『公式ブランドサイト』も高く評価されており、正しい成分配合量や処方設計に関する説明が信頼につながっていると考えられる」と解説している。

“成分買い”で参考にする情報(複数選択可)
“成分買い”で参考にする情報(複数選択可)

調査概要

  • 調査期間:2025年4月15〜16日
  • 調査機関:Webアンケート(設問選択・記述式)
  • 調査対象:日本全国在住の30〜50代の女性550人
※読者の皆さんへのお知らせ【交流会も実施します】良品計画、ヤマダデンキ、オイシックス、UA、TSI、ヤッホーブルーイング、資さんなどが登壇のリアルECセミナー(5/27+28@東京)

ネットショップ担当者フォーラムは「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春~ eコマースコミュニケーションDay ~」を、5/27(火)11時00分~17時35分、28(水)10時30分~17時5分にオフラインで開催します。登壇者・聴講者と交流できる懇親会も実施。すべての講演を無料で聴講できます!

「無印良品」の新たなマーケティング、ヤマダデンキさんの自社EC+実店舗+モール戦略、脱"安売り"で最高益を実現する食文化さんの施策、「資さんうどん」のファン作り+OMO+EC販路改善策、TSIさん&UAさんが語るアパレルECの未来など、さまざまなセッションをご用意しています。

良品計画、オイシックス・ラ・大地、ヤマダデンキ、資さん、サザビーリーグ、ヤッホーなど登壇【ネッ担2025春 5/27+28開催】

【EC事業者限定】渋谷でリアル開催。ECマーケティング、オムニチャネル、顧客体験、OMO、D2C、ECモール攻略、成長の極意などECの未来を語る2日間
4/22 12:00 448 7 0
大嶋 喜子
確認済み
8 分 28 秒 ago
ネットショップ担当者フォーラム フィード を購読

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る