流通小売りDX(デジタル変革)支援のアドインテは、リテールメディア(小売り広告)に特化したAIエージェント「Retail Analysis Agent(リテールアナリシスエージェント)」を2月27日に発表した。データ分析の専門知識がなくても、日常的な言葉でAIと対話するだけで大規模なデータから深いインサイト(洞察)を導き出し、データを武器にした新しいリテールマーケティングを提案する。
用途に合わせて最適化した複数の最新大規模言語モデル(LLM)を連携させるマルチエージェント機能が特徴。ユーザーの曖昧な指示にAIが背景や目的をヒアリングして、分析要件を自動で定義。最適なデータ抽出処理をAIが自動生成し、大規模なID-POS(個人識別情報と販売時点情報管理を紐付けたデータ)/POSデータ群に対して集計・分析を実行する。分析結果はグラフや表を記載したHTML形式のレポートを自動生成する。
機密性の高いID-POS/POSデータの処理を、セキュアな閉域環境内で完結させる設計を採用した。リテール業界ではID-POS分析の重要性が高まる一方で、専門スキルを持つ人材不足が課題だった。分析依頼から結果取得まで数日かかるリードタイムを解消し、現場で即座に分析するために開発した。マーケティングでは実購買データをもとにした広告ターゲティングを最適化し、研究開発・商品開発では新商品コンセプト立案や市場調査の迅速化に活用できる。
