ネットショップ担当者フォーラム

安定出荷、人手不足解消、質の担保――AI搭載ロボットが変える通販・EC物流のミライ | 物流女子の旅

5 years 7ヶ月 ago

NIKEの倉庫に導入されるなど注目を集めているAI搭載自動ピッキングロボット「EVE」。倉庫作業の効率化や作業量軽減、人員不足解消のためにロボットを導入する企業が増えています。

自動ピッキングロボット「EVE」を開発したギークプラス代表取締役の佐藤智裕(さとうともひろ)氏に取材。最新技術を搭載したロボットのこと、倉庫・物流業界が抱える課題、企業がロボットを導入する理由などについて聞きました。

ロボットを開発したギークプラスと「EVE」について

ギークプラスは2015年中国で設立、2017年に日本法人を立ち上げたベンチャー企業です。製品は世界20か国で1万台以上を導入。日本ではNIKEやZARA、ヤマト運輸、DHLなどさまざまな企業が導入しており、1,000台以上を導入しています。

物流ロボット ピッキングロボット EVE AI搭載ロボット 人手不足 作業効率化 AI 倉庫 NIKE ZARA ヤマト運輸
導入企業の一部。他にもアルペンや森永乳業など(画像はギークプラスサイトより編集部がキャプチャ)

ギークプラスが開発するAI搭載の自動ピッキングロボット「EVE」は、指示を受けると商品を棚ごとワーキングスペース(作業員が商品をピッキングする場所)まで運んできてくれるロボットです。

物流業界が抱える課題とは?

佐藤氏はまず、倉庫が抱える問題を2つ説明しました。

① 人による作業の多さ

1つ目は「人による作業の多さ」。

従来の方法では『出荷量が増えたら人を増やす』『荷主の荷物量が増えたら棚を増やす』といったフレキシブルな対応が可能ですが、その分作業員の確保が必要になります。また、商品をピッキングするために広い倉庫内を歩きまわるなど、作業効率が下がってしまうことがあります。(佐藤氏)

② 倉庫設備に高額投資が必要

2つ目は「倉庫システムに高額投資が必要」ということ。倉庫の収益は、荷主との契約期間や荷物の出荷量に影響を受けるため、高い設備投資を行ってもその費用を契約期間内に回収できるかわからず、なかなか投資に踏み切れないのが現状です。

また、一度、倉庫設計してしまうと再設計がほぼ不可能なため、何年後かの状況を予測して設計する必要があります。センター設置後は、資金的な面などから他の倉庫になかなか移動できないことも問題点としてあげられます。

もし投資した機材の償却に10年かかるとして、荷主との契約が3年で終わってしまった場合、残り7年分の機材費用の回収をどうしたら良いのか、と倉庫側は恐れます。そうしたことを背景に、物流業界自体が積極な投資を避けている傾向があると思います。(佐藤氏)

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ギークプラス代表取締役の佐藤智裕氏

ロボットの導入でコストも作業料も削減

倉庫や物流企業が抱える問題を解決するために、ロボットの導入が進み始めました。導入によって倉庫や物流企業だけではなく荷主にとってもメリットがあると佐藤氏は言います。

コストと手間の削減

ロボットは高価なイメージがありますが、従来の自動倉庫システムと比べると約3分の1ほどのコスト、金額で2~3億円ほどとのこと。「従来の機械と比べて安い理由は、“商品を乗せる棚とロボットがあり、ロボットが棚を運ぶだけ”という単純な仕組みだからです」(佐藤氏)

商品に合わせて棚のレイアウトを変更できることもコスト削減につながっています。AI(人工知能)が蓄積したデータを基に走行距離の最適化を実施、リソースや手間、コストを増やすことなくフリーロケーションでのレイアウト変更にも対応できます。「特にアパレル企業では“靴をメインで扱っていたが衣類も販売する”など商材が変わることがあるので、棚のレイアウト変更に柔軟対応できるのはコストメリットになりますね。アクセサリなど細かな商品用に棚を細分化することもできます」と佐藤氏は説明します。

物流ロボット ピッキングロボット EVE AI搭載ロボット 人手不足 作業効率化 AI コスト削減
年間1人350万円の人件費がかかるスタッフ20人で作業をしている倉庫があった場合。「1億5000万のロボットを導入すると、作業員は4人まで減らすことができ、人件費を年間5600万円ほど削減できます。約3年で初期投資は回収できるんです」(佐藤氏)

スタッフの作業量軽減

EVEは商品を棚ごとワーキングスペースに運ぶため、作業員が商品を取りに倉庫内を歩き回る必要がなくなります。それだけで倉庫内作業量の約7~8割の削減につながります

また、商品が運び込まれるワーキングスペースにはモニターを設置、ピックアップすべき棚の中の商品を表示します。そのため、慣れていないスタッフでも簡単に作業ができ、作業の効率化につながっています

物流ロボット ピッキングロボット EVE AI搭載ロボット 人手不足 作業効率化 AI 倉庫
作業員が商品のピッキングを行うワーキングスペース
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商品棚の下を見てみると「EVE」が! 等間隔に整列してピッキングを待ちます。ピッキングが終わると自動で棚を戻しに行ってくれます

倉庫スペースの削減

ロボットの導入は、倉庫のスペース削減にもメリットがあります。倉庫の費用は坪(エリア)単位でかかることがほとんどで、商品数が減っても坪数が変わらない場合、荷主が支払う費用は変わりません。しかしロボットを導入した場合、スペース単位で費用が換算されるため、商品数が減れば倉庫にかかる費用を減らすことができます

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「1つの倉庫に2つの荷主が入っていたとします。従来は各社のワーキングスペースに近いエリアで商品を保管して、作業員が遠くまで商品を取りに行かないようにしていました。ロボットを使えば商品を自動で取りに行くので、倉庫内にいろいろな商品の棚が分散されていても問題ありません。極端な話、スペース単位で費用が算出されるので、1つの棚に2社の商品が混在していても良いのです」(佐藤氏)

佐藤氏は、この方法が「倉庫のシェアリング」にもつながると言います。

物流ロボット ピッキングロボット EVE AI搭載ロボット 人手不足 作業効率化 AI 倉庫
「たとえばA社の繁忙期が3月の場合、商品量に合わせて倉庫エリアを確保しなければならず、コスト増となります。しかし、1月と7~9月が繁忙期のB社とシェアリングで倉庫を使えば、2社トータルで総費用を下げることができます」(佐藤氏)

物流企業はロボットの導入で「差別化」を図る

ロボット導入のメリットは作業効率化や経費削減だけではありません。「『ロボットを導入した会社』と企業がアピールすることにより、新規顧客の獲得に効果があります」と佐藤氏は言います。

物流のノウハウが「ロボットを使えるかどうか」に変化してきています。「ロボットを導入して使いこなせる会社だ」とアピールすることで他社との差別化を図っているのです。物流会社の投資はコストの削減や荷主のためだけではなく、会社の価値を上げていこうという観点もあります。(佐藤氏)

NIKEがアッカ・インターナショナルと業務提携を行った理由も、アッカ・インターナショナルがロボットを導入しておりそのノウハウを持っていたから。

物流企業を選ぶ際、荷主は「きちんと出荷をしてくれる企業を選ぼう、ロボットを使える企業を選ぼう」という基準を持つことが事業継続につながる、と考えるようになっているとのこと。

アッカは中小企業ですが、もとは超大手がやっていたNIKEの物流の仕事を獲得しました。ロボットの導入で中小企業にもチャンスが生まれています。大手と対等に戦えるようになった。「資金がなくても出荷量を担保できる」「人が不足してもロボットがいるので荷主に迷惑をかけない」という武器で戦っていけるのです。(佐藤氏)

少しずつ変化する日本の物流企業の基準

荷主の考えも「コストが安ければ良い」から「高くてもきちんと出荷できる方が良い」と意識が変わってきているようです。そして、佐藤氏は次のように話しました。

今まではコストをかけて倉庫に人を集めて出荷の作業量を増やしていましたが、人口減少などによる人手不足で、コストをかけても人が集まらない状況です。人員が確保できなければ倉庫側としても荷主の契約を受けられなくなってしまう。荷主は商品が出荷されないと企業としての信頼低下や顧客損失につながり、困ります。そのため、ロボットを導入することで確かな作業量を担保できる企業を選ぶようになってきたのです。今後、この事象はもっと加速していくと思います。(佐藤氏)

今後は、「ロボットを使った倉庫と企業をマッチングさせます」「ロボットを修理します」「ロボットの貸し出しをします」といった企業やサービスが増えていくのではないか、と佐藤氏は予想します。

「通常のメーカーさんは『製品を渡して後はお願いします』というところが多いが、私たちはソリューションまで導入企業と一緒にやります」と佐藤氏。

「どのようにロボットを導入したら良いかわからない」「大変そうだから止める」といった企業をなくしていきたいと思い、「どのようにロボットを導入し、運用していくか」を企業と一緒に考えることを大切にしているそうです。

説明の最後に、佐藤氏はこう締めくくりました。

日本企業は製品ありきなことが多いですが、ギークプラスはソリューションありきの考え方。ロボットを使うのはあくまでも手段であって、効率的に作業を行うことが目的。目的達成のために一緒に頑張っていきたいと考えています(佐藤氏)

◇◇◇

ロボットを開発した方のお話、ということでテクノロジーの話がメインかな?と思っていましたが、物流会社と一緒にロボットの導入を進めていることを大切にしており、物流の未来や今後についての考えを聞くことができました。

ECや通販が拡大する中、物流は欠かせない存在になっています。そんな物流を支える企業やテクノロジーが日々進歩して増えていくことも大切ですが、物流に関わる全ての企業が手を取り合って考えて行くことが重要だな、と感じた取材でした。

藤田遙
藤田遙

エアークローゼットが商品をレンタル利用してから購入できる「airCloset Mall(エアクロモール)」をスタート

5 years 7ヶ月 ago

エアークローゼットは、商品を自宅でレンタル利用してから購入できるメーカー公認の月額制レンタルモール「airCloset Mall(エアクロモール)」をスタートした。ユーザーがオンラインで商品を「見つける・申し込む・レンタルする・購入する」の手続きを完了できる自宅完結型サービス。メーカー公認の月額制レンタルモールは国内初となる。

商品ごとに月額レンタル料金が設定されており、商品購入時にはレンタル料金の一部を購入者に還元する。返却期限は設けておらず、1か月ごとにレンタル契約が更新されるシステムになっている。

また、サービスの公式@LINEでレンタル商品に合った情報を取得でき、レンタル中の使い方などを確認することができる。

エアークローゼット エアクロモール airclosetmall サブスク レンタル エアクロ
(画像は編集部がサイトからキャプチャ)

メーカー公認サービスのため、全てメーカー監修の元メンテナンスを行った正規品が届く。第一段としてユーザーからレンタルの要望が多い家具・家電を中心とした3ブランドから展開し、順次取り扱いブランドを拡張する。

エアークローゼット エアクロモール airclosetmall サブスク レンタル エアクロ 西川 エアーマット
第一弾商品の1つ、西川の「[エアー]マットレス」
エアークローゼット エアクロモール airclosetmall サブスク レンタル エアクロ ハンドブレンダー bamix
bamixのハンドブレンダー
エアークローゼット エアクロモール airclosetmall サブスク レンタル エアクロ ヤーマンRF美顔器 フォトプラス
ヤーマンの美顔器「RFボーテ フォトプラス」

エアークローゼットは「airCloset Mall(エアクロモール)」のスタートに際し、下記のように述べた。

「airCloset Mall(エアクロモール)」は、良い商品とお客様が 「新しい出会い」をするための架け橋としてお楽しみいただけます。自宅完結型で、オンラインで見つける・申し込む・レンタルする(試す)・購入するまでをワンストップで体験することが可能です。

これまでのお買い物時に悩みのタネになっていた「探す・迷う」の時間や労力を省いて「まずは試す」ことで、ご自宅でじっくり検討し納得してから購入でき、「失敗しないお買い物」が可能になります。

レンタル利用だけで「便利で持たない生活」を追求するのにも活用していただけるサービスです。

エアークローゼット エアクロモール airclosetmall サブスク レンタル エアクロ
藤田遙
藤田遙

「串カツ田中」の味を自宅で!オイシックス・ラ・大地を通じて10本セットをEC初展開

5 years 7ヶ月 ago

串カツ田中ホールディングスは4月22日から、オイシックス・ラ・大地のECサイトを通じて串カツ10本セットの販売を開始した。串カツ田中として初のEC販路を通じた商品販売となる。

新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う自粛要請が続いている中、串カツ文化を認知してもらう新たな活動としてダイレクト販売を強化する。“ステイホーム”が続く消費者に、食を通して活力を与えることを期待している。

販売するのは「串カツ田中10本セット」で、内容は串カツ10本入り1袋を2袋セット(計20本)にしたもの。串カツの種類は豚、牛、エビ、レンコン、チーズを各4本づつ用意した。このほか、オリジナルソース4グラムが2パック付く。価格は2980円(税別)、税込・送料込で4277円。

串カツ田中ホールディングスは4月22日から、オイシックス・ラ・大地のECサイトを通じて串カツ10本セットの販売を開始
販売する「串カツ田中10本セット」

串カツセットは冷凍状態で届ける。冷凍状態のまま、180度に熱したたっぷりの油で揚げて調理する。揚げ時間はチーズが2分、豚・エビ・レンコン・牛は3分。

オイシックス・ラ・大地は4月15日から、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって事業の休業を余儀なくされ外食産業への支援策を、食品宅配サービス「Oisix」を通じて随時販売する取り組みをスタートしている。

外食産業支援の第1弾として、エー・ピーカンパニーが運営する飲食店「塚田農場」の食材販売を始めた。串カツ田中の串カツセットの販売も、外食産業支援策の一環。

このほか、千葉・木更津の体験型農場施設「KURKKU FIELDS」内の飲食店も、「Oisix」のECサイトで商品の販売を予定している。

新型コロナウィルスの感染拡大における緊急事態宣言に伴い、外出を控える政府の要請が続いている。オイシックス・ラ・大地は飲食業界の企業と組むことで、通常とは異なるメニューを提供することで、消費者の自宅で過ごす時間に変化を出すことができる。オイシックス・ラ・大地は今後、その他の飲食店への支援活動などを含め、支援企画を検討している。

ネットショップ担当者フォーラムでは、新型コロナウイルスの感染拡大により影響を受けているEC・小売り・メーカーおよび、周辺支援事業者によるサポートなど、事業推進に向けた取り組みに関する情報を募集しています。こちらまで情報をお寄せください。

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宛先: netshoptan@impress.co.jp (担当:公文)

石居 岳
石居 岳

ファッションブランドは非常事態をどう乗り切る? 「STAFF START」の「デジタル接客」がコロナ禍でも強い理由

5 years 7ヶ月 ago

新型コロナ感染拡大による政府の緊急事態宣言発令から2週間余りが経過。5月6日まで一時閉鎖や営業時間を短縮している小売り業は多く、事業面であらゆる影響が出ている。こうした状況に拍車をかけているのが消費者行動の変化。「対面接客ができない」「衣類品の購入を控える」。この2つの課題をアパレル業界はどう乗り越えたらいいのか? アパレル店員のデジタル接客支援サービス「STAFF START」を開発・提供するバニッシュ・スタンダードの小野里寧晃代表取締役に話を聞いた。

店員のコミュニケーションをオンラインで可視化

「STAFF START」は、アパレル店員1人ひとりのデジタル上の接客や業務を円滑にするアプリ。従来は可視化されにくかった、スタッフのオンライン上でのコミュニケーションや投稿がどの程度売り上げにつながっているか、個人成績がすべて数値化されるのが特徴だ。1つのコーディネート投稿が起点となり、月間600万円以上の売り上げにつながった実績もある。

「STAFF START」 ベイクルーズの利用例
ベイクルーズの利用例。それぞれのスタッフページに、所属店舗、身長などのプロフィールや、コーディネート例が紹介されている

最近ではアパレルに限らず、コスメ、家具・インテリアなどでの業界でも利用が広がっている。導入ブランドは、アダストリア、ベイクルーズなどの人気ファッションブランドなど計811ブランド(2020年4月時点)。

各種SNSと連携できるため、Instagram(インスタグラム)内で人気が出ると今までリーチできていなかった潜在的なファンを獲得できたり、LINEを通じて顧客とOne to Oneコミュニケーションが行えることなどから、1人ひとりのスタッフにファンがつきやすい特性がある。月間8,000万円弱を売り上げたアパレル販売員もいる。

デジタル接客とは何か?「STAFF START」の例

店頭の売上減が避けられない今、非対面でも販売員個人のSNSから接客や集客ができる「デジタル接客」が注目されるが、そもそもデジタル接客とはどういうものか? 「STAFF START」のサービスは一例になる。その内容を見ていく。

1. 販売

「STAFF START」のアプリ
バーコードを読み込み、アプリからECサイトへ商品情報を反映(画像はバニッシュ・スタンダードのサイトから編集部がキャプチャ)
  • 「コーディネート画面」に商品を結び付けた投稿ができる。販売員個人のSNSへの同時投稿も可能。
  • 「このシーズンに外せないデニムまとめ」など、販売員が特集のテーマを創作してコンテンツ化できる。

2. 生産

「STAFF START」のアプリ
アプリ上で、「売れそう」「売れなさそう」などの評価ができる(画像はバニッシュ・スタンダードのサイトから編集部がキャプチャ)
  • 「売れそう」「売れなさそう」と評価できる。これらの回答をデータ化することで、在庫の適正化やヒット商品の最大化を計る

3. 評価

「STAFF START」のアプリ
売り上げやランキングなど個人成績が可視化される(画像はバニッシュ・スタンダードのサイトから編集部がキャプチャ)
  • コーディネート等のデジタル接客、個人のSNS経由での集客や売り上げ、店頭でのQRメモ(※以下に詳細)経由の売り上げを計測し、個人成績表を生成
  • 基幹システムと連携し、店頭の個人売上も計測可能。販売員の適正評価ができる

4. 案内

「STAFF START」のアプリ
店頭で商品ページのQRコードを顧客に転送し、ECサイトへ誘導(画像はバニッシュ・スタンダードのサイトから編集部がキャプチャ)
  • 来店中に顧客が商品を買わなかった場合、販売員は商品情報(ECサイトのURL)をQRコードに変換し顧客のスマホへ転送可能
  • 販売員自身のSNSのURLもQRコードに変換して案内できる

デジタル接客を実施するメリット

個人・企業ともに売上向上が見込める

バニッシュ・スタンダードの小野里寧晃代表取締役は、デジタル接客に着目した背景について、アパレル業界が抱える課題をあげる。

個人の売り上げや成績が可視化されにくい

従来、店頭スタッフがSNSにコーディネートを投稿しても、それらがどの程度EC売上に貢献しているかは可視化されにくかった。

その構造が、「STAFF START」の登場で大きく変わった。店頭の販売員が「STAFF START」のアプリを利用しSNSに投稿した写真経由で売れた場合、個人の成績と結びつくようになったからだ。

ブランドによっては、「売り上げに対して最大7%(平均は3%)を販売員に還元」(小野里氏)しているところもある。

デジタル接客で貢献した分だけ対価がもらえるという直接的なインセンティブは、販売員のモチベーションを上げやすい。それまで月に1回しかなかったSNS投稿が、10倍になっているケースもあるという。会社としても、利益率の高いECサイトでの売り上げが向上することはメリットが大きい。

バニッシュ・スタンダードの小野里寧晃代表取締役
バニッシュ・スタンダードの小野里寧晃代表取締役(画像はバニッシュ・スタンダードが提供)

店舗売上? EC売上? がわかりにくい

もう1つ、「STAFF START」が解決したのは、「EC売上を、店舗売上に換算できる」という点だ。

たとえば、実店舗で働いている販売員がECのために写真を撮影しSNSに投稿したとする。その稼働コストは「実店舗の人件費」で計上されることになるが、SNS投稿経由で商品が売れた場合の売り上げは、EC部門になる。

「STAFF START」では、A店舗、B店舗、C店舗などの「実店舗」と「EC店舗」を並列で考えるのではく、「A~C店舗のために売り上げがあがるEC店舗」として考える。つまり店舗形態や立地に関わらず、店舗とオンライン(SNSやEC)を連携させることで、「会社全体で売上目標をクリアする」という考え方にシフトできるというわけだ。

コロナ禍に求められる「デジタル接客」とは?

SNSを通じて、店頭と同じように個別接客

現在のように店舗の一時閉鎖などの非常事態が起きたときでも、デジタル接客は強みを発揮しやすい。

店頭で接客するような感覚で、店員がLINEを通じて顧客ごとに商品を案内したり、自宅で撮影したコーディネート写真をインスタグラムに掲載しECサイトへ誘導したりと、減少した店舗売上を吸収できる。

STAFF STARTを利用しているブランドのなかには、3、4月のEC売上が前年同期比で2倍になるなど、コロナ不況を感じさせない実績を残しているところもあるという。

ネットショップ担当者フォーラムでは、新型コロナウイルスの感染拡大により影響を受けているEC・小売り・メーカーおよび、周辺支援事業者によるサポートなど、事業推進に向けた取り組みに関する情報を募集しています。こちらまで情報をお寄せください。

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公文 紫都
公文 紫都

IT導入補助金の「特別枠」とは?/「俺の株式会社」が「俺のEC」開設【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

5 years 7ヶ月 ago
  1. IT導入補助金の特別枠(C類型)概要を公表。補助率は2/3、公募前の導入ツールやハードウェアのレンタルも補助対象に

    IT導入補助金の特別枠(C類型)は、新型コロナウイルスの感染拡大対策として、非対面型ビジネスモデルへの転換、サプライチェーンの毀損(きそん)への対応、テレワーク環境の整備などに取り組む事業者によるIT導入などを優先的に支援するために創設されたもの

    2020/4/17
  2. 「俺のフレンチ」などの「俺の」がシリーズの通販サイト「俺のEC」を開設

    飲食業界を巡っては、政府の緊急事態宣言による飲食店への休業要請で、店舗を休業する動きが増加。売上減をカバーするため、宅配、ネット通販をスタートする飲食店が増えている

    2020/4/20
  3. 店頭売上が大幅減のアパレル企業、消費者のネットシフトでECは堅調に推移[新型コロナの影響]

    帝国データバンクが4月15日に発表したリリースによると、上場アパレル企業の3月度売上高は9割超の企業で既存店・全店ともに前年同月の月次売上高を下回った。一方で、ネット通販は堅調に伸びている

    2020/4/21
  4. withコロナ時代のECを読む— 変化する市場、伸びるジャンル、淘汰されるジャンル【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2020年4月13日〜19日のニュース

    2020/4/21
  5. 【2020年】EC売上トップ200サイトの表示スピードランキング。「Amazon」よりも速いECサイトが続々と登場、その理由は?

    2019年12月27日(金)~2020年1月10日(金)までの14日間、EC売上高上位200社のモバイルサイトの表示速度を調査、結果を発表します。

    2020/4/20
  6. 「アフターコロナの世界でブランドはどう変わるか?」。ECエバンジェリスト川添氏が語る【公開インタビュー4/21開催】

    ビジョナリーホールディングスの執行役員(デジタルエクスペリエンス事業本部本部長)でECエバンジェリストの川添隆氏に、フラクタの河野貴伸CEOが音声プラットフォームアプリ「stand.fm」を通じて公開インタビューを行う

    2020/4/21
  7. ヤマト運輸が当日再配達の電話受付時間、営業所の受付業務を全国で短縮(4/21~5/6)

    ヤマト運輸は4月21日(火)から5月6日(水)まで、営業所の窓口受付業務、電話での当日再配達の依頼、各窓口の受付時間を全国で短縮する

    2020/4/21
  8. 新型コロナで本業の収入が実質ゼロも、「巣ごもり消費」で通販事業が急伸!ECで売上減をカバーする東急スポーツオアシスの事例

    新型コロナウイルスの感染拡大による「巣ごもり消費」を受け、東急スポーツオアシスのオリジナルホームフィットネス器具の通販売上が伸びている。

    2020/4/20
  9. ロコンドのEC取扱高は25%増の138億円、EC事業売上高は28%増の66億円

    アクティブユーザーと取扱ブランド数が増加したほか、返品率も改善。ショッピングサイト「モバコレ」を「LOCONDO.jp」へ統合した効果もあり取扱高が伸長した

    2020/4/21
  10. 優れたECサイトにはどんな工夫がある? ネットショップグランプリ受賞5店舗に学ぶサイト作りのポイント【2020年版】

    ECのプロが選ぶ5つの通販サイトが決定。サイト作りやユーザーとの接点作り、戦略について学ぶ。

    2020/4/22

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    従業員が新型コロナに感染したら? 手当は出るの? 傷病手当金を知っておこう

    5 years 7ヶ月 ago

    従業員が新型コロナコロナウイルスに感染したら? 感染してしまった場合、休業した場合の手当は何かあるのだろうか? 経営者、会社員、個人事業主などが知っておきたい、新型コロナウイルス感染症に関する傷病手当金を紹介したい。

    傷病手当金は、健康保険制度や健康保険組合に加入している被保険者とその家族の生活を保障するための所得補償制度。被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給される。

    厚生労働省は3月、健康保険組合と全国健康保険協会に、「新型コロナウイルス感染症に係る傷病手当金の支給」の事務連絡を発出。被保険者が「新型コロナウイルス陽性」と判定された場合、自覚症状の有無にかかわらず労務に服することができないケースは、傷病手当金の支給対象とするよう適切な対応を求めた。

    また、個人事業主やフリーランスなどが加入する国民健康保険について厚労省は3月、都道府県に対して、新型コロナウイルス感染症に感染した被用者に対する傷病手当金の支給を「市町村、後期高齢者医療広域連合、国民健康保険組合において検討するようお願いしたい」と事務連絡。傷病手当金の支給に要した費用については、市町村、後期高齢者医療広域連合、国民健康保険組合へ全額の財政支援を行う予定と通知している。

    感染した社員などを休業させる場合

    新型コロナウイルスに感染し、都道府県知事が行う就業制限により労働者が休業する場合、一般的には「使用者の責に帰すべき事由による休業」に該当しないと考えられとのことから、休業手当を支払う必要はないという。

    仕事中など「使用者の責に帰すべき事由による休業」の場合には、使用者は休業期間中の休業手当(平均賃金の100分の60以上)を支払わなければならないとされているという。

    健康保険加入者の傷病手当について

    療養のために労務に服することができなくなった日を起算日として3日を経過した日から、直近12か月の平均の標準報酬日額の2/3が傷病手当金として補償される。

    被保険者が新型コロナウイルス感染症で療養のために会社を休み、事業主から報酬が受けられないなどの要件を満たしている必要がある。

    被保険者が発熱などの自覚症状があるため自宅療養を行い、療養のため労務に服することができない場合、傷病手当金は支給対象となり得るという。

    健康保険加入者は、療養のために労務に服することができなくなった日を起算日として3日を経過した日から、直近12か月の平均の標準報酬日額の2/3が傷病手当金として補償される
    東京都情報サービス産業健康保険組合(TJK)が示した請求フローチャート(画像はTJKのサイトからキャプチャ)

    国民健康保険の加入者

    国保制度などにおいては、さまざまな就業形態の人が加入していることを踏まえ、傷病手当金は、条例を制定して支給することができることとした(任意給付)。そのため、全国の市区町村で条例を制定しする動きが出始めている。

    また、国内の感染拡大防止の観点から保険者が傷病手当金を支給する場合には、国が特例的に特別調整交付金により財政支援を行うという。

    支給額は「直近の継続した3月間の給与収入の合計額を就労日数で除した金額×2/3×日数」。

    国保制度などにおいては、さまざまな就業形態の人が加入していることを踏まえ、傷病手当金は、条例を制定して支給することができることとしている
    国保などの傷病手当金の対応について(画像は厚労省が公表した資料をキャプチャ)
    瀧川 正実
    瀧川 正実

    【新型コロナ対策支援】EC専用CRMツール「うちでのこづち」、新規利用者を対象に月額利用料金を最大2か月無料

    5 years 7ヶ月 ago

    EC通販専用CRMツール「うちでのこづち」を提供するE-Grantは、新規契約企業への無料支援策を展開している。対象期間は、4月15日~5月29日(※感染症の拡大状況を考慮し、予告なしに終了する可能性もあり)。

    同期間に新規契約した企業に対し、サービスの月額利用料(最大60万円)を最大2か月間無料にする。新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴い、企業の在宅勤務導入促進が求められている状況を踏まえ始まったもの。

    新型コロナ感染拡大で、EC業界は深刻な人手不足が発生

    E-Grantは支援に踏み切った背景について、「新型コロナウイルスの感染拡大により、EC業界においても業務の繁忙、人手不足から正常な運営に支障が生じている。実際にコールセンターの人員確保が難しく従来の売り上げを確保出来ないEC事業者からの相談も増えている」(プレスリリースより)とする。

    「うちでのこづち」はさまざまなデータを統合管理し、CRM分析からMAによるアクション自動化までをワンストップで提供するCRMプラットフォーム。化粧品・健康食品・食品、アパレル・総合通販、BtoB通販など幅広いジャンルで活用。顧客分析から、メール配信、DM、アウトバウンド、SMS配信、DMP広告配信機能などさまざまなMA施策、効果検証までを一気通貫して行う。

    通販事業者による利用が多く、導入実績は、年商数千万円~数百億円まで累計500社を超える。分析機能が強みで、通販業界の実績を機能に反映することで、業界ニーズに即した顧客分析と、分析結果を生かした施策の実行(自動化)を同時に実現する。

    ネットショップ担当者フォーラムでは、新型コロナウイルスの感染拡大により影響を受けているEC・小売り・メーカーおよび、周辺支援事業者によるサポートなど、事業推進に向けた取り組みに関する情報を募集しています。こちらまで情報をお寄せください。

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    宛先: netshoptan@impress.co.jp (担当:公文)

    公文 紫都
    公文 紫都

    新型コロナで消費マインドは2月3週から連続して低下

    5 years 7ヶ月 ago

    マクロミルは4月14日、新型コロナウイルスの感染拡大が人々の心理に与えている影響について、定点観測データから時系列で分析を行ったレポートを発表。今後1か月先の消費増減予想を示す「消費マインド」は、2020年2月3週目以降は低下し続けている。

    今後1か月先の消費増減予想を示す「消費マインド」は、スコアが50よりも大きければ消費が増え、50よりも小さければ消費が減るという消費者心理に基づく指標。

    「消費マインド」の前年同週比を見ると、2019年は10月の消費増税直後に0.92まで下降したが、年末に向けて緩やかに回復。ただ、新型コロナの影響が日本国内で深刻化してきた2020年2月3週目以降は低下し続けている。

    新型コロナウイルスの感染拡大が人々の心理に与えている影響について、定点観測データから時系列で分析を行ったレポート 消費マインドの変化
    消費マインドの変化(2019年9月~)

    景況感(景気に対する印象)については、過去2度にわたる消費増税では「現況」「先行き」とも大きく低下。今回の新型コロナの感染拡大では、そのスコアを大きく下回った。経済の不透明さによる消費者心理への影響の大きさが、この低下率から読み取ることができる。

    景況感は「現在の身の回りの景気(「現況」)」と、「2~3カ月先の景気の見通し(「先行き」)」を用いて、景況感DIを算出している。スコアが50よりも大きければ景気が良い、50を下回れば景気が悪いという判断になる。

    新型コロナウイルスの感染拡大が人々の心理に与えている影響について、定点観測データから時系列で分析を行ったレポート 景況感DIの変化
    景況感DIの変化

    生活者の「気分」の変化を時系列で見ると、年が明けた1月から「楽しかった」「わくわくした」「うれしかった」というポジティブな感情は下降トレンドで、「不安だった」「憂鬱だった」というネガティブな感情が、新型コロナの報道とともに上昇トレンドとなっている。

    特に3月1週目は「不安」「憂鬱」といったネガティブな感情が大幅な上昇を見せている。これは3月2日から始まった全国公立小中高校の一斉休校のタイミングと重なる。

    そして、新型コロナウイルスの感染により志村けんさんが亡くなったという報道直後の4月1週目の調査では、「悲しかった」という感情が急激に上昇するとともに、「不安」と「憂鬱」も再上昇した。

    新型コロナウイルスの感染拡大が人々の心理に与えている影響について、定点観測データから時系列で分析を行ったレポート 週間センチメントの変化
    週間センチメントの変化

     

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    プログラミング知識ゼロでも業務を自動化する「RPA」って何ができるんですか? | 動画で学ぶ「ECの未来」produced by Savari.,Co.Ltd.

    5 years 7ヶ月 ago

    ECに関わるキーパーソンがこれからのECビジネスなどについて語り合う「ECの未来」。司会進行役は人気ECサイト「ozie」を運営する柳田織物の柳田敏正社長。6回目はRPA(Robotic Process Automation)の「アシロボ」を提供する「ディヴォートソリューション」取締役の三瀬あゆ美氏をゲストに迎え、「RPAが変える働き方改革とは」をテーマに語り合う。前半は「RPAとは何か」と「アシロボを使った業務効率化」について語る。

    三瀬氏が語る、RPAが果たす役割とは

    「RPAはAIや物理的なロボットと勘違いされることが多い」と三瀬氏は言う。対談の中で柳田氏の「RPAは難しいイメージ」という発言に対し、「海外など多種多様なRPAがあるが、難しいコマンドが多く難しい。わかりにくいシステムに目を付けて開発したのが『アシロボ』。現時点では改善の余地はあるけれど、ユーザーからは「簡単だね」と言ってもらえている」と三瀬氏は語る。

    ▼動画を早くみたい! という方はこちらをクリック

    • 【6回目のゲスト】ディヴォートソリューション 取締役の三瀬あゆ美氏

    ECの未来 ディヴォートソリューション RPA アシロボ 働き方改革 三瀬あゆ美 柳田敏正 ozie 柳田織物 EC
    ディヴォートソリューション取締役の三瀬あゆ美氏。
    横浜国立大学経済学部卒。再春館製薬所にて大手通販の仕組みを学んだ後、アパレルメーカーWORLDのインテリア事業部で、店舗数1桁から3桁まで急成長するSPAモデルの店舗展開において、主にブランドマネジメントに携わる。2009年セレクチュアーへ入社。事業推進室長として、ネットとリアルの経験を活かした事業展開を担う。2014年よりクックパッドグループとなり、同社取締役に就任。2019年当職へ就任。
    • 【司会進行】柳田織物 代表取締役の柳田敏正氏

    ECの未来 ディヴォートソリューション RPA アシロボ 働き方改革 三瀬あゆ美 柳田敏正 ozie 柳田織物 EC
    柳田織物代表取締役の柳田敏正氏。
    法政大学卒業後、バーニーズジャパンに入社し横浜店にてメンズ全般の接客に従事。1999年退社し柳田織物に入社。2002年オリジナルのシャツを販売する自社ECサイト「ozie(オジエ)」を開設しBtoCへ進出。2011年にOSMC(オンラインショップマスターズクラブ)最優秀実践者賞受賞。2012年第4回エビス大賞にて大賞受賞。2013年4月代表取締役に就任。

    RPAはロボットの中でも「動く」ではなく、自身が行っているパソコン業務の「手の代わり」

    三瀬氏が発したインタビュー内での印象的な言葉を以下に紹介する。

    RPAは「Robotic Process Automation」の略語で、意味は「機械の自動化」。

    プログラミング知識がなくても覚えさせたら勝手にやってくれるツール。

    物理的なロボットやAIとよく勘違いをされるが、AIというのは目で見て判断する「脳みその働き」。RPAは目を閉じたままキーボードを打つ「手の仕事」のこと。

    RPA自体は約10年前から海外で導入されている。日本では3年くらい前から大手企業を中心に導入が進んでいる。働き方改革が言われ始めたタイミングが重なって、RPAを導入し始めた企業が非常に多い。

    まず現場担当者でも使える簡単なRPAを安価で作ろう、それをコンセプトに作ったのが「アシロボ」。価格も現時点では業界最安値級。

    三瀬氏と柳田氏が語り合った「ECの未来」。詳細をもっと知りたい方は動画をチェックしてください!

    「ECの未来」とは

    EC業界の著名人などにインタビューし、これからのECを考察する動画メディア。企画・運営はEC支援のサヴァリ。司会進行役の柳田社長がEC業界のキーマンに独自の視点で切り込んでいく。

    ◇◇◇

    後半は三瀬氏が「RPA(アシロボ)導入の具体例」について語ります。

    ▼続きの動画「RPAで働き方改革(後半)」はこちらをクリック

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    サヴァリ株式会社
    サヴァリ株式会社

    アフターコロナを見据えて――キャッシュフロー経営、PLを意識した新規獲得、既存客とのコミュニケーションの継続を | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    5 years 7ヶ月 ago

    金融危機が起きた時に最後まで生き残るのは、戦略的に考え、長期的な計画を立て、優先順位を変えていくことができる小売事業者です。

    今は変化が激しく、多くの人にとって恐ろしい時代です。経営者、特に急成長を期待していた新興D2C(Direct to Consumer)企業は、麻痺状態に陥ることも多くなるかもしれません。しかし今は、穴に潜り込んで事態が収まるのを待っている場合ではありません。

    金融危機下で、企業が力強く生き残るために

    金融危機が起こっても、戦略的に考え、長期的な計画を立て、それに応じて予算や活動をシフトさせていくことができる企業こそが、力強く生き残っていけます

    この前例のない時代に、戦略的・財務的な計画を立て、ベストプラクティスを実践することで、ビジネスを守り、最適化することができます。以下でもう少し深く掘り下げてみましょう。

    チェーンソーではなくメスで切る

    間違いなく企業は今、マーケティング活動自粛の圧力を感じています。しかし、大規模な広告出稿を凍結するのではなく、採算の合わないマーケティングキャンペーンやチャネルだけを削減すべきです。コロナウイルスの危機に際し、過去の傾向と比較してパフォーマンスを再評価する必要があります。広告出稿を中止するかどうかの決定を行う前に、最新のデータを参考にしましょう。

    損益分岐点を上回る(編注:損益のボトムライン「0円」以上を意味する)マーケティングチャネルには投資し続けましょう。損益分岐点を下回らずに獲得できた新規顧客は、下半期の需要と利益を牽引することになるため、今すぐに取り込むことが重要です。

    景気後退や金融危機では、キャッシュフローはこれまで以上に重要であり、キャッシュフロー経営を促進するためにはトップラインの需要が必要です。マーケティング費用の削減は、トップラインの需要に影響を与え、その結果、ボトムラインにも影響を与えます。そのため、支出を抑制する場合は慎重になる必要があります。荒波を乗り切るには、収益を上げるためのお金を使い続ける必要があるのです。

    メッセージ内容とトーンを調整する

    世界的な危機の時、顧客にメッセージを伝え続けることは容易でないでしょう。ですが、人道的な危機の中では、顧客に配慮と敬意を持って接することが第一であり、何よりも大切なことです。これまで以上に顧客第一主義を貫いて、顧客が今現在、どんな状況にいるかを理解しましょう。そして今こそ、適切なメッセージでコミュニティと信頼を構築することに集中しましょう。

    米国の高級デパート「Nordstrom」はサイト内で、新型コロナウイルス特設ページ(FAQページ)を設置
    米国の高級デパート「Nordstrom」はサイト内で、新型コロナウイルス特設ページ(FAQページ)を設置(画像は編集部がNordstromのサイトよりキャプチャ)

    今、人々が必要としているものを理解しましょう。多くの人は子どもたちが楽しく、充実した時間を過ごせるように配慮しながら、在宅で仕事をしようとしています。

    彼らは仕事のためにオシャレはしていないまでも、快適かつ魅力的でありたいと思っています。彼らは自分のワークスペースと自宅に関心があるのです。

    ブランドは見出しの文言を意識し、現在のニーズやマインドセットに合わせて、購入を優しく後押しするような重要なメッセージを発信しなければなりません。

    食品宅配サービス、シーツや寝具、住宅関連サービス、子どもの教育用品、ホームオフィス用品やアクセサリーなど、売れ筋の関連商品を宣伝しましょう。

    また、フルフィルメントセンターが影響を受けている場合は、在庫と出荷のスケジュールについても透明性を保ちましょう。

    上記はNordstromが特設ページ内で配送に関する質問に回答したもの(画像は編集部がNordstromのサイトよりキャプチャ)

    荷物を受け取ること自体が、日々の中で明るい話題になり得ることを認識し、可能であれば、2日以内配送への無料アップグレードを検討してみてはいかがでしょうか(アマゾンは重要度の低い商品のフルフィルメントを遅らせています)。

    前を向いて、今まで同様、ピーク時に集中する

    ブランドは今、2020年の秋冬に向けてマーケティングを行うべきです。広告活動が売り上げや顧客数の増加に与える効果をおろそかにしてはいけません。たとえ広告費の還元率が例年ほど高くなくても、この春に少しでも多くの売り上げを伸ばし顧客を開拓できれば、下半期にはより多くの売り上げを生み出すことができるでしょう。

    また、ブランドはピーク時に手を抜いてはいけません。まだ販売できる商品はあるはずです。母の日、父の日、卒業シーズンは必ずやってきます。

    米国の大手ディスカウントチェーン「Target」の母の日特集(画像は編集部がTargetのサイトからキャプチャ)

    人々は愛する人たちとのつながりを減らすのではなく、離れていても想っていることを伝えるため、より多くのつながりを持つ必要性を感じています。マーケティングを停止する必要がある場合は、ピーク時以外の時期に行うようにしましょう。販売する商品が少なく、売り上げにつながりにくい時期こそ、マーケティング費用を削減する必要があります。

    関わりを保ち、再始動に備える

    ロイヤルティの高い顧客に関しては特に、マーケティング活動を完全に止めてはいけません。上顧客や見込み客とのコミュニケーションを止めないでください。彼らは、危機の時にあなたのブランドをサポートしたいと考えている人たちであり、今後数ヶ月の間に企業の回復と成長をけん引する人たちなのです。

    危機が去った後は、店舗への来店を促す計画を立てましょう。物事がようやく通常の状態に戻ったとき、あるいはその一部が回復したときには、潜在的な需要がたくさんあるはずです。既存顧客も見込み客も、営業が再開され、かつ自身のニーズを満たしてくれる店舗で買い物をしたいと思うようになるでしょう

    ◇◇◇

    困難で不確実な時期に楽観的に計画を立てることは難しいかもしれませんが、あなたの顧客も同じようにこの危機を乗り越えたいと思っていることを忘れてはいけません。今現在も、そして暗い日々が終わって再び太陽が昇る時も、彼らに寄り添っていることが大切なのです。

    Digital Commerce 360
    Digital Commerce 360

    急がない買い物は通販で――政府の専門家会議が人との接触8割減に向けEC利用を推奨

    5 years 7ヶ月 ago

    政府が4月22日に開いた新型コロナウイルス感染症に関する専門家会議は、人と人との接触を8割減らすための「10のポイント」を公表、その1つとして「待てる買い物は通販で」と訴えている。

    「10のポイント」は、感染症拡大を防ぐために「密閉空間」「密集場書」「密接場面」の“3密”環境を避け、人との接触を8割削減するため国民へ改めて外出自粛を要請したもの。

    政府が4月22日に開いた新型コロナウイルス感染症に関する専門家会議は、人と人との接触を8割減らすための「10のポイント」を公表
    3密を避ける「10のポイント」(画像は専門家会議公表資料を編集部がキャプチャ)

    外出自粛要請後、スーパーなどに人が多く集まるといった状況が発生。急がない商品については通販・ECでの買い物を要請した。また、飲食についても宅配の利用を勧めている。

    Finatextホールディングスの子会社でビッグデータの解析・分析を行うナウキャストとジェーシービー(JCB)が4月15日に発表した「3月後半の国内業種別消費動向データ」によると、マクロで見た「業種別消費指数」のうち「EC」は前年と比べて6.1%増。3月前半(4.1%増)を上回る大幅な上昇となっている。

    Finatextホールディングスの子会社でビッグデータの解析・分析を行うナウキャストとジェーシービー(JCB)は4月15日、新型コロナウイルス感染拡大が続く「3月後半の国内業種別消費動向データ」を公開
    3月後半・概況<総合消費指数、マクロ、ミクロ>

    「EC」以外でプラスとなっているのは、「電気・ガス・熱供給・水道業」の2.4%増のみ。他の業種はすべてマイナスで、消費者の買い物がネット通販にシフトしている状況にある。

    一方、ラストワンマイルを巡っては緊急事態宣言発令後、佐川急便、ヤマト運輸、日本郵便といった配送キャリアは感染拡大の防止に最大限配慮しながら、配送事業を継続。一部配送キャリアでは当日の再配達依頼停止を行うなど、ラストワンマイルの維持に努めている。

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    Hameeがパートナー企業が提供する期間限定支援サービスのまとめページを公開

    5 years 7ヶ月 ago

    Hameeは、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止に伴い、EC事業進出や既存のEC事業拡大を進めようとしている企業への支援施策を取りまとめた特別ページを公開した。

    クラウド(SaaS)型ECプラットフォーム「ネクストエンジン」のパートナー企業が提供する期間限定の支援策をまとめている。

    掲載している支援サービスの提供企業は、アップシェア株式会社ウイングス・コンサルティング、関通、堺の名物を広める会、GMOメイクショップ、清長、ダイアローグ研究所、LISUTO、ラクス、日本ECサービス、ロジザード。

    たとえば、受注処理代行業務の導入初期費用10万円の無料化、ECサイト構築サービスの初期導入費用の無料化(実質2か月分無料)などが用意されている。

    一部を除き、「ネクストエンジン」契約の有無にかかわらず、利用することができるという。

    ネットショップ担当者フォーラムでは、新型コロナウイルスの感染拡大により影響を受けているEC・小売り・メーカーおよび、周辺支援事業者によるサポートなど、事業推進に向けた取り組みに関する情報を募集しています。こちらまで情報をお寄せください。

    ※すでに関連リリースがある場合は、直接こちらにお送りください。
    宛先: netshoptan@impress.co.jp (担当:公文)

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    コーセーがECサイトにecbeingのレビュー最適化ツール「ReviCo(レビコ)」を導入

    5 years 7ヶ月 ago

    コーセーはECサイト「Maison KOSÉ(メゾンコーセー」に、ecbeingが提供するレビュー最適化ツール「ReviCo(レビコ)」を導入した。

    「ReviCo」は、レビュー収集キャンペーンのインセンティブ費が不要になるなど、さまざまなレビューを集めるための施策・機能が自動追加されるクラウド型のレビュー最適化ツール。コンバージョンアップや顧客ロイヤルティの向上、返品率の低下など購入促進効果が期待できる。

    コーセーはECサイト「Maison KOSÉ(メゾンコーセー)」に、ecbeingが提供するレビュー最適化ツール「ReviCo(レビコ)」を導入
    Maison KOSÉ(メゾンコーセー」のレビューに関する画面イメージ

    okadayaなどにも導入されている「ReviCo」の導入効果として、投稿数が約3倍、高評価が全体の約90%といった実績が出ている。

    コーセーはECサイトの基盤にecbeingのECサイト構築パッケージ「ecbeing」を導入し、ブランドごとにマーケティングを実施していた販売戦略を刷新。全ブランドを横断できるECサイトへとリニューアルしている。

    ecbeingによると、運用で後回しにされがちなレビューだが、米国のノースウェスタン大学 シュピーゲルリサーチセンターが公表している調査結果「オンラインレビューが売上に与える影響」では、高価な商品に対してCVRが最大380%まで改善した例もあるという。

    「ReviCo」について

    初期費用20万円、月額費用3万円から利用可能。「ecbeing」を利用していないEC事業者も「ReviCo」を導入できる。

    特徴は、ECサイトにタグを埋め込むだけですぐ導入できる手軽さと、自動でバージョンアップされるため、日々の運用負担が軽減できる点。

    また、ecbeingは「ReviCo」を導入しているサイトへレビュー投稿をしたユーザーの中から抽選で5名に「Amazonギフト券1万円」が当たるプレゼントキャンペーンを実施。インセンティブの費用や運用はecbeingが負担。導入企業の負担軽減を実現している。

    ネッ担では「ReviCo」について、開発責任者にインタビューを実施している。詳細はこちらから確認できる。

    コーセーはECサイト「Maison KOSÉ(メゾンコーセー)」に、ecbeingが提供するレビュー最適化ツール「ReviCo(レビコ)」を導入 「ReviCo」の投稿画面
    「ReviCo」の投稿画面
    瀧川 正実
    瀧川 正実

    ファッション企業のECサイト、2~3月度のEC売上は前年を上回る傾向

    5 years 7ヶ月 ago

    アパレルウェブは4月21日、取引先を中心とするファッション企業における2020年2月・3月のECサイト売上などが、新型コロナウイルスの感染拡大によってどう推移しているかを調査し、その結果を発表した。

    全体の傾向は2月3週目を除き、売上高は2019年実績を上回っている傾向が見られた。一方、顧客1人あたりの購入金額を示す客単価は2月3週目以降、2019年を下回っている。ECサイト上でセールや割引施策を、前倒しで行ったことが要因として考えられる。

    ファッション企業における2020年2月・3月のECサイト売上などをアパレルウェブが調査 全体の推移

    アパレル系ECに分類して見ると、各指数の伸び率の平均値は、全体傾向と同じく2月の3週目に一度落ち込んでいる。2月3週目以降の売上高は回復傾向。売上高の回復と並行して、訪問数も増加し続けており、外出自粛の波が強まる中、ECサイト訪問客の増加との関係性も見える結果となった。

    ファッション企業における2020年2月・3月のECサイト売上などをアパレルウェブが調査 アパレル系の推移

    ファッション雑貨系ECサイトは、3月2週目に伸び率が一時的に大きく上がり、購入率が137%、売上は150%となった。複数企業のクーポン施策、コラボレーションアイテムの販売などが重なったことが要因になったという。その反動から3月3週目の売上高は2019年を下回るが、4週目には再び回復している。

    ファッション企業における2020年2月・3月のECサイト売上などをアパレルウェブが調査 ファッション系雑貨の推移

    調査概要

    • 調査タイトル:2020年度ファッション企業における自社ECの推移
    • 調査対象:アパレルウェブの取引先を中心としたファッション企業
    • 調査日時:2020年2月3日~3月29日、2019年2月4日~3月31日の比較
    • 調査方法:Googleアナリティクスからの数値集計による調査
    石居 岳
    石居 岳

    東京ばな奈「見ぃつけたっ」をECサイトで期間限定販売、グレープストーンが消費者のリクエストに対応

    5 years 7ヶ月 ago

    東京みやげブランド「東京ばな奈ワールド」などの製造・販売を手がけるグレープストーンは4月21日から、公式ECサイト「お菓子の通信販売 パグとモグ」で、土産の定番品「東京ばな奈『見ぃつけたっ』」を期間限定での販売を始めた。

    全国の消費者から多くのリクエストがあり、8月30日まで臨時販売することにしたという。「ほんのすこしでも旅の気分を味わっていただけたら、東京ばな奈も幸せです」(グレープストーン)。

    販売価格は4個入で540円(本体価格500円)、8個入が1078円(本体価格999円)。注文金額が税込3240円以上で送料をグレープストーンが負担するキャンペーンを7月13日まで行う。

    東京ばな奈「見ぃつけたっ」はEC初展開という

    グレープストーンは新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令を受け、百貨店や商業施設内の店舗販売、商品製造などの一部業務を自粛している。

    こうした状況下、グレープストーンが手がけるバームクーヘン専門店「ねんりん家」のECコーナーを「お菓子の通信販売 パグとモグ」内に開設。ネット通販での販路開拓を強化している。

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    優れたECサイトにはどんな工夫がある? ネットショップグランプリ受賞5店舗に学ぶサイト作りのポイント【2020年版】

    5 years 7ヶ月 ago

    EC事業者などが評価したECサイトはどのような点が優れているのか? EC事業に携わる人たちが審査・評価した「第12回 全国ネットショップグランプリ」(一般社団法人イーコマース事業協会主催)の受賞サイトが決定した。受賞5サイトには、他のサイトも参考にできる成長のヒントが存在している。元楽天店の店長だった藤田が、各受賞店舗への評価コメントを引用しながら、優秀なコンテンツや戦略作りなどの評価ポイントをまとめてみた。

    第12回を迎えた「全国ネットショップグランプリ」には180店舗の応募があり、その中から以下の5サイトが優秀店舗として選ばれた。

    イーコマース事業協会会員による投票、専門家・学識経験者・有識者を交えた審査委員会にて審査し、表彰店舗を決めた。審査はスマートフォンサイト、PCサイトを対象に行われた。主な審査基準は以下の通り。

    • アイデアのユニークさ、目新しさ
    • 一般の顧客ユーザー(利用者)への情報提供の適切さ
    • 各デバイスでのデザイン性の高さ・操作性、動作確認

    グランプリ

    ソムリエ@ギフト|https://sommelier.gift/shop/c/cgift/

    • いわゆるデザイン的な「配色」はモノトーンとし、主役であるギフト商品の写真およびその色彩を際立たせている。とても見やすく、ギフト商品選び・吟味に集中できる。
       
    • まず目に留まったのは問い合わせ窓口のわかりやすさ。気軽に問い合わせができるという印象を受けるし、買い物をするにあたって安心感や好感が持てる点の1つだと思う。
    ネットショップグランプリ ECサイト構築 ソムリエ@ギフト ネットショップ EC
    モノトーン基調で、特集ごとにデザインしたバナーが映えるデザイン。画面下にはチャットで問い合わせができる画面が表示される(画像は編集部がキャプチャ)

    PC・スマホ共に情報量もしっかり提供されていて、かつ余白や行間などがしっかりデザインされていて、煩雑ではなく読みやすい。とても好印象。

    ネットショップグランプリ ECサイト構築 ソムリエ@ギフト ネットショップ EC
    ネットショップグランプリ ECサイト構築 ソムリエ@ギフト ネットショップ EC
    写真と文字のバランスが良く、ぱっと見て商品の特徴がわかる作り。画面の小さなスマホでも見やすいデザイン(上:PCページ、下:スマートフォンページ)(画像は編集部がキャプチャ)

    デザイン面では全体的に写真のクオリティが高く、各商品や特集ごとにあった雰囲気が演出されていて丁寧に作り込まれている印象を受けた。

    ネットショップグランプリ ECサイト構築 ソムリエ@ギフト ネットショップ EC
    カラフルな色合いと丸みのあるフォントを使用した「お名入れギフト特集」ページ(画像は編集部がキャプチャ)
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    シンプルで清潔感のある色合いとすっきりしたフォントを使用した「ご挨拶ギフト特集」ページ(画像は編集部がキャプチャ)

    カタログを見ながら注文できるサービスは目新しく、見やすさもあってギフト商材に適した形だと感じた。

    ネットショップグランプリ ECサイト構築 ソムリエ@ギフト ネットショップ EC
    カタログの内容を実際に確認できる(画像は編集部がキャプチャ)

    準グランプリ

    靴下屋公式通販 Tabio オンラインストア|https://tabio.com/jp/

    靴下とは思えないほどおしゃれでステキなビジュアルデザイン。

    ネットショップグランプリ ECサイト構築 Tabio 靴下屋 ネットショップ EC
    シンプルながら雑誌のようなデザインのTOPページ(画像は編集部がキャプチャ)

    商品画像のマウスオーバーなどの工夫がわかりやすい。

    ネットショップグランプリ ECサイト構築 Tabio 靴下屋 ネットショップ EC
    マウスオーバーすると商品の気になる箇所をアップで確認できる(画像は編集部がキャプチャ)

    細かな条件指定ができる商品検索機能は、条件を操作するたびにリアルタイムでヒット数が更新されるので使い勝手が良い。

    ネットショップグランプリ ECサイト構築 Tabio 靴下屋 ネットショップ EC
    サイズや色だけでなく柄なども細かく分類されている検索画面(画像は編集部がキャプチャ)

    カテゴリーの振り分けやおすすめキーワードの配置など、ページの回遊の誘導もわかりやすかった。

    ネットショップグランプリ ECサイト構築 Tabio 靴下屋 ネットショップ EC
    おすすめのタグが細かく分けられている(画像は編集部がキャプチャ)

    ROCOCO|https://www.roco2web.com/

    • 納得して買ってもらえるよう、各商品、ルーティーンではなく、かなり手間をかけて商品登録されていることを感じ取れる。
       
    • 商品ページのコーディネート例のみならず、「スタイル」内の「スタイルフォト」「コーデBOOK」においても、すべて自店で購入できる商品でのみコーディネート、かつ、リンクが張られており、当該サイト内や他店で似たような商品を探す手間もなくセット買い(マネキン買い)できる。
    ネットショップグランプリ ECサイト構築 ROCOCO ネットショップ EC
    「スタイルフォト」内のスタイリング例。着用商品にリンクが貼ってあり、それぞれの商品ページに飛ぶことができる(画像は編集部がキャプチャ)

    ネットで服を買う時に気になる項目(シルエットや生地)が視覚的にわかりやすく表示されている点や、スタイリングイメージで使われている他の服の商品ページへリンクが貼られている点などがわかりやすく、よくユーザーのことを考えられているように感じた。

    ネットショップグランプリ ECサイト構築 ROCOCO ネットショップ EC
    素材のアップ画像が掲載されている(画像は編集部がキャプチャ)
    ネットショップグランプリ ECサイト構築 ROCOCO ネットショップ EC
    サイズ感や素材の特徴を項目ごとに比較した表(画像は編集部がキャプチャ)

    ランキング、スタイリングなどの切り口からユーザーとの接点を作っており、ユーザーフレンドリーな工夫がなされている。

    ネットショップグランプリ ECサイト構築 ROCOCO ネットショップ EC
    TOPページに商品ランキングやスタイリングが掲載されている(画像は編集部がキャプチャ)

    ユーザーのコメントや評価が表示され、顧客の購入支援に役立っている。

    ネットショップグランプリ ECサイト構築 ROCOCO ネットショップ EC
    商品ごとに購入したユーザーからの評価とコメントが表示されている(画像は編集部がキャプチャ)

    特別賞(ネットショップ担当者フォーラム賞)

    CAWAII|https://www.rakuten.ne.jp/gold/onepi-c/

    個々の商品ページにその商品に応じたキャッチコピーが多数掲載されており、イメージ写真を多めに使うことでブランドの世界観を表現したページ作りができている。

    ネットショップグランプリ ECサイト構築 cawaii ネットショップ EC
    各商品毎にキャッチコピーが設定され、商品写真と合わせて掲載されている(画像は編集部がキャプチャ)

    ユーザー同士またユーザーと企業の交流会と即売会を兼ねた「試着会」を行っている。ユーザーを直接観察できる機会でもあり、とても良い企画。

    ネットショップグランプリ ECサイト構築 cawaii ネットショップ EC
    試着会の特集ページ。当日は試着だけでなく商品の購入も可能(画像は編集部がキャプチャ)

    商品ページの動画は、5分超の長尺にもかかわらず、説得力があり最後まで見てしまう。

    ネットショップグランプリ ECサイト構築 cawaii ネットショップ EC
    動画では商品の特徴や使い方などを説明している(画像は編集部がキャプチャ)

    ターゲット層を意識した読み物が豊富でファンを増やす工夫がしっかりされているように感じた。

    ネットショップグランプリ ECサイト構築 cawaii ネットショップ EC
    cawaii内の特集一覧(画像は編集部がキャプチャ)

    商品写真のサイズなどスマホの画面を意識しているのか、特にスマホからが見やすかった。

    ネットショップグランプリ ECサイト構築 cawaii ネットショップ EC
    スマホで見やすいように画像が縦長になっている(画像は編集部がキャプチャ)

    特別賞(日本ネット経済新聞賞)

    無塩ドットコム|https://www.muen-genen.com/

    20代にして人工透析を必要とすることとなったショップオーナー自身の「病気のために食事とそのための買い物に苦労している人たちをサポートしたい」という思いや熱意が伝わってくる。

    ネットショップグランプリ ECサイト構築 無塩ドットコム ネットショップ EC
    無塩ドットコムについて、減塩についてなどを知ることができる(画像は編集部がキャプチャ)

    ショップのテーマや商材がわかりやすく、レシピ、知識、動画、アプリ、SNS、コラムなどのコンテンツが豊富で熱量が感じられる。サイト全体がターゲットに深く刺さる内容になっていると感じた。

    ネットショップグランプリ ECサイト構築 無塩ドットコム ネットショップ EC
    減塩レシピの特集ページ。YouTubeでの配信やLINEのお友達登録などユーザーに役立つコンテンツが豊富(画像は編集部がキャプチャ)

    調味料と食品が「減塩」「無塩」に分類されている。 健康維持なら「減塩」、高血圧や腎臓病などを抱えているなら 「無塩」だが、それでも気持ち的(欲求的)に「無塩はちょっと……」という方は「減塩」を選ぶだろうし、ストイックに「無塩」という方もいるだろう。そうした、訪問客が持つ個々のニーズやウォンツに応じて、商品を選びやすい。

    ネットショップグランプリ ECサイト構築 無塩ドットコム ネットショップ EC
    調味料だけでなく食品やギフトなど、カテゴリが分類されておりぱっと見てわかりやすい仕様(画像は編集部がキャプチャ)

    コンテンツから商品ページへの誘導などがしっかりとされていてサイトの回遊がしやすい。

    ネットショップグランプリ ECサイト構築 無塩ドットコム ネットショップ EC
    「減塩コラム」内にコンテンツに関するおすすめ商品が掲載されている。コンテンツを読んで知識を得ながら商品を探すことができる(画像は編集部がキャプチャ)
    藤田遙
    藤田遙

    ネット活用でアナログ業務をデジタル化しませんか? 「BtoB-ECサイト」の構築法、コスト感、特徴など基礎情報を解説 | さらばアナログ受注! 専門書に学ぶ「BtoB-EC」の基礎

    5 years 7ヶ月 ago

    成長を続けるBtoB-EC市場。その規模は344兆円と、BtoC-EC市場と比較すると19倍にもなる。インプレスが発売した『BtoB-EC市場の現状と販売チャネルEC化の手引き2020[今後デジタル化が進むBtoBとECがもたらす変革]』は、BtoB-ECの基本的な説明から市場全体の動向、導入手順などを紹介した解説書だ。

    働き方改革や労働人口の減少が課題になる中、多くの企業が業務効率化や新規取引先の開拓、さらにはデジタルトランスフォーメーションに対する取り組みを進めており、その一つとしてインターネットを通じた受発注処理が注目されている。当記事では書籍からポイントを抜粋し、BtoB-ECサイトの構築を検討するユーザー企業向けに、費用感や特徴などの基本情報を紹介する。

    BtoB-EC構築を始める前に確認したいこと

    導入目的を洗い出し、利用サービス・パッケージ、開発内容を検討

    BtoB-EC とは、従来アナログで行っていたBtoB(企業間取引)業務を、オンラインで行っていく企業間取引専用ECサイトのことだ。

    BtoB-ECサイトを通じて注文を受けるには、まずシステムを構築しBtoB-ECサイトを開設する必要がある。開発する場合には自社の情報システム部門等で行うか、他社に委託するかになるが、それ以外にも、カート・受発注システム事業者が提供している既存サービスを利用する方法もある。

    開発か、それともすでにあるサービスを利用するか。予算や導入目的によって適した手段は変わってくるので、まずは「なぜBtoB-ECサイトを導入したいのか?」「どんな業務体制を構築したいのか?」といった導入目的やゴールを洗い出すところからスタートしたい。

    なぜなら一口に「BtoB-EC」といっても、目標や作業遂行ペースによって、どのサービスやパッケージを利用したら良いか、どのようにシステムを開発していったら良いかが大きく変わってくるからだ。

    そこで今回は事業者のパターンを類型化し、代表的なサービスを見ていく。サービス特徴は次回以降、改めて紹介する。

    代表的なBtoB-ECカート・受発注システムのマッピング(画像は編集部が作成)

    拡張性×初期コスト/事業規模で分類される3パターン

    パターンA:開発不要のSaaSモデル

    (1)SaaS-カスタマイズなし

    【概要】

    SaaS(Software as a Service)とは、アプリケーションソフトの機能をインターネット経由で顧客にサービスとして提供すること。事業者側でBtoB-ECサイトに必要な標準機能があらかじめ開発されており、ユーザー企業は毎月の利用料を支払うことでサービスの提供を受ける

    強み ・低価格かつスピーディーに導入できる
    ・BtoB取引に必要な標準機能を実装
    ・クラウド型なので、定期アップデートがある
    弱み ・カスタマイズができない
    ・ユーザー企業の業務をサービスに合わせる必要あり
    ・複雑/独自業務フローへの対応が難しい
    主な利用者層 年商数億~50億円程度の中小企業
    代表的なサービス(社名) Bカート(Dai)

    費用感
    (初期開発/月額ランニング)

    ・8万円
    ・1万~8万円程度

    パターンB :業務に合わせてカスタマイズ可

    (2-1)SaaS-カスタマイズあり

    【概要】

    SaaSと(2-2)以降のパッケージの長所を合わせたような形態。クラウド型であるため常にシステムが最新に保たれるほか、パッケージ製品と同じくカスタマイズできるため、企業のニーズに合わせた開発ができる。

    強み

    ・継続的なアップデートあり
    ・要望の多い機能は順次標準化
    ・常に最新機能を利用できる
    ・改修コストを抑制できる
    ・クラウド型ながら企業ごとのカスタマイズにも対応

    弱み ・ソースコードが開示されないため、導入後の内製化ができない
    主な利用者層 中堅~大手企業
    代表的なサービス(社名) ebisumart(インターファクトリー)

    費用感(初期開発/月額ランニング)

    ・200万~4000万円程度
    ・10万~20万円程度

    (2-2)パッケージ-カスタマイズあり

    【概要】

    パッケージソフトとは、既成品として販売されているソフトウェア製品のこと。インターネット上での企業間取引に必要な機能が実装されている。加えて企業のさまざまな業務フローや形態に合わせられるよう柔軟にカスタマイズできるようになっており、このパッケージソフトをカスタマイズすることでBtoB-ECサイトを構築する。

    強み ・パッケージをベースとしているため、導入企業はゼロから構築するよりコストを抑えられる
    ・カスタマイズ可能
    ・より企業に最適な専用のBtoB-ECサイトを構築できる
    弱み ・開発から一定期間が経過すると、システムが陳腐化する
    ・バージョンアップや改修に費用と時間を要する
    ・ソースコードが開示されないため、開発後の保守や改修は開発担当した企業以外不可
    主な利用者層 中堅~大手企業
    代表的なサービス(社名) ・アラジンEC(アイル)
    ・ecbeing BtoBパッケージ(ecbeing)
    ・EC-ORANGE(エスキュービズム)

    費用感(初期開発/月額ランニング)

    ・200万~4000万円程度
    ・10万~20万円程度

    (2-3)パッケージ-セミスクラッチ

    【概要】

    (2-2)のパッケージ-カスタマイズと基本は同じであるが、機能のカスタマイズだけでなくサーバーなどのインフラ選定から行うことも可能。ユーザー企業の詳細な業務に必要な機能を設計図から描くことができるため、他社サイトにない独自のサービスも提供することができる。また、開発企業からソースコードの開示を受けることも可能であるため、開発後は自社での運用や改修を行っていくことが可能。

    強み ・ソースコードの開示
    ・大規模なサイトや複雑/独自の業務フローにも対応できる
    弱み 開発費用が高額になりやすい
    主な利用者層 大手企業
    代表的なサービス(社名) ・Commerce21 Sell-Side Solution(コマース21)
    ・SI Web Shopping(システムインテグレータ)

    費用感(初期開発/月額ランニング)

    ・3000万~数億円程度
    ・10万~20万円程度

    パターンC :ゼロベースでシステムを構築

    (3)フルスクラッチ

    【概要】

    開発会社に依頼してゼロからすべて構築する方法。予算上の制約がなければ、完全オーダーメイドのシステムを構築することができ、ユーザー企業独自の業務フローをすべて実現できる。

    強み ・大規模サイトや複雑/独自業務フローも完全対応
    ・システムを内製化し自社でサイト改善ができる
    弱み 開発費用が高額になりやすい
    主な利用者層 大手~超大手企業
    代表的なサービス(社名) 富士通、NECなどの大手SIer

    費用感(初期開発/月額ランニング)

    数億円後半~10億円程度

    次回は代表的なサービスの特徴を見ていく。

    ◇◇◇

    BtoB-ECについてより詳しく知りたい方は、ぜひ本書をご購読ください。BtoB-ECの基本的な解説から市場全体の動向、ユーザー企業がBtoB-ECに取り組もうとするときに参照できる導入手順までを解説しています。また、製造業や卸売り業の企業にアンケートを実施し、ユーザー企業の取組状況も掲載しています。

    もっとBtoB-ECのことを知りたい方へ

    BtoB-EC市場の現状と販売チャネルEC化の手引き2020 [今後デジタル化が進むBtoBとECがもたらす変革]』は、インプレス総合研究所で販売しています

    BtoB-EC市場の現状と販売チャネルEC化の手引き2020 [今後デジタル化が進むBtoBとECがもたらす変革]

    BtoB-EC市場の現状と販売チャネルEC化の手引き2020 [今後デジタル化が進むBtoBとECがもたらす変革]

    • 監修:鵜飼 智史
    • 著者:鵜飼 智史/森田 秀一/公文 紫都/インプレス総合研究所
    • 発行所:株式会社インプレス
    • 発売日 :2020年3月24日(木)
    • 価格 :CD(PDF)版、ダウンロード版 90,000円(税別) 、
      CD(PDF)+冊子版 100,000円(税別)
    • 判型 :A4判 カラー
    • ページ数 :200ページ
    公文 紫都
    公文 紫都

    「アフターコロナの世界でブランドはどう変わるか?」。ECエバンジェリスト川添氏が語る【公開インタビュー4/21開催】

    5 years 7ヶ月 ago

    アフターコロナの世界でブランドはどう変わるか?――。

    新型コロナウイルス感染下でビジネスを行うEC事業者などに向けて、ビジョナリーホールディングスの執行役員(デジタルエクスペリエンス事業本部本部長)でECエバンジェリストの川添隆氏に、フラクタの河野貴伸CEOが音声プラットフォームアプリ「stand.fm」を通じて公開インタビューを行う。

    「アフターコロナ」「ブランド」をテーマに、オンライン体験へのシフト、今後のブランドの在り方、既存顧客とのコミュニケーションなどについて、河野CEOが川添氏に切り込んでいく。

    実施日時は4月21日(火)19:30-21:00。配信は川添氏が「stand.fm」に設けた「ZOEラジオ」で配信する。
    https://stand.fm/channels/5d533276d6c5b49c99c8dac9

    公開収録終了後、1時間ほどZOOM飲みを実施する予定。詳しくはFacebookページを参照。
    https://www.facebook.com/events/1411578222363117/

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    【EC事業者限定オンラインセミナー】ネットショップ担当者フォーラム 2020春 5/21(木)開催

    5 years 7ヶ月 ago
    本セミナーの申し込みは終了とさせていただきました。
    なお、当日参加、キャンセル待ちは承っておりません。
    ご了承のほどお願い申し上げます。
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    ネットショップ担当者フォーラム2020春
    (function($){ $(window).resize(function(){$('#mainImageArea').height($('#mainImageArea').width() * (300 / 1140));}); $(window).trigger('resize'); })(jQuery); ネットショップ担当者フォーラム2019春 -->

    本イベントはオンラインLIVE配信での開催となります

    ネットショップ担当者フォーラム2019春 eコマースコミュニケーションDay

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    5月21日(木)、eコマースを運営する経営者、マネージャークラスの方、その方々をサポートする右腕の方などを対象に、アフターコロナを考え、今後のさらなる流通業界の活性化に向けて成長していただく場として「ネットショップ担当者フォーラム 2020 春 eコマースコミュニケーションDay」をオンラインLIVE配信にて開催いたします。

    K-1 オープニング基調講演
    「with コロナ」「アフターコロナ」を見据えたECマーケティングとは
    〜オイラ大地の奥谷氏が語る、コロナショックを乗り越えるEC・小売業のデジタル戦略〜
    講師
    オイシックス・ラ・大地株式会社
    執行役員 Chief Omni-Channel Officer
    株式会社顧客時間 共同CEO 取締役
    奥谷 孝司
    オイシックス・ラ・大地株式会社
    A-4 ゼネラルセッション
    33期増収増益を続けるニトリのEC・デジタル・物流の戦略秘話
    講師
    株式会社ホームロジスティクス
    CIO兼ソリューション事業本部本部長
    深作 康太
    B-4 ゼネラルセッション
    花王のテクノロジー活用&デジタル戦略
    〜最新テクノロジーを活用したメーカーのファンコミュニティの作り方〜
    講師
    花王株式会社
    コンシューマープロダクツ事業部門
    ソフィーナ事業部
    手島 章吾
    花王株式会社
    A-8 クロージング基調講演
    ネットとリアルの融合をめざすアイスタイルのOMO戦略
    〜「@cosme」のビッグデータ活用で模索する「新しい小売店の在り方」〜
    講師
    株式会社コスメネクスト
    代表取締役社長
    遠藤 宗
    株式会社コスメネクスト
    B-8 クロージング基調講演
    Coming Soon
    講演概要を見る
    講師
    株式会社I-ne
    販売本部ECセールス部
    部長
    小松 悠
    株式会社I-ne
    講師
    株式会社ヤッホーブルーイング
    i・通販団 Unit Director
    家住 泰裕
    株式会社ヤッホーブルーイング
    モデレーター
    株式会社柳田織物
    代表取締役
    柳田 敏正
    株式会社柳田織物
    -->

    これまで毎年4月にEC事業者のコミュニケーションの場、学びの場として開催してきた本イベントですが、新型コロナウイルスの感染拡大の状況を受け、今回はリアル講演をオンラインLIVE配信に切り替えお届けします。

    なお、本イベントのご聴講資格はEC事業者限定(eコマースサイトをお持ちの方限定)とさせていただきます。

    アパレルeコマース、成長ECの裏側、CRM、顧客ロイヤリティUP施策、LTV向上、リピート施策、ブランディングなど、eコマースにおける役割、事例、最新情報が学び、仲間を作っていただく1Dayフォーラム。ぜひご参加ください。

    なお、今回のご参加資格はEC事業者のコミュニケーションを目的としている為、スポンサー企業を除きeコマースを運営する方限定とさせいただきます。

    -->

    オープニング基調講演はカゴメの原氏が「なぜカゴメの通販・ECは伸びているのか? 失敗から学んだ成功法則」
    クロージングの基調講演では、LINE Business Partnersの長福社長が
    「6800万人が使うLINEをネット通販の集客や顧客対応に活用する方法」と題して登壇。
    LINE@をネット通販の集客や顧客対応に活用する方法や事例に加え、6月にスタートした自社ECサイトへの
    集客を支援するポイントサービス「LINEショッピング」などLINEの最新情報をお伝えします。

    そのほかにも、Amazon Pay、ヤプリ、カゴヤ・ジャパン、Faber Companyの講演など盛りだくさんの内容でお届けする1Dayセミナです。

    ネット通販に関わる全ての方にお役立ちの情報満載です。 あなたも、お知り合いをお誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。

    ネット通販、デジタルマーケティングに関わる全ての方にお役立ちの情報満載です。
    あなたも、お知り合いをお誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。

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    ご来場プレゼント

    当日、主催者アンケートにお答えいただいた方に下記をお渡しします。

    「EC ビジネス最前線 楽天、Amazon、ヤフー 次の戦略&成長企業の事例12選」

    • 発行:インプレス
    • 発売:2018年10月31日
    • 定価:本体1,350円+税
    「ヨドバシ.com大躍進の舞台裏」
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    開催概要

    イベント名
    ネットショップ担当者フォーラム 2020 春
    〜eコマース コミュニケーションDay〜
    日時
    2020年5月21日(木)10:00-17:40
    会場
    オンライン配信
    参加費
    無料(事前登録制) ※ご参加いただいていないセッションの協賛企業からも、個別に電話・メール等でご連絡を差し上げる場合がございます(イベント全体協賛企業)。ご了承ください。 -->
    主催
    株式会社インプレス ネットショップ担当者フォーラム
    参加対象
    eコマースサイトを運営されている方に限定させていただきます。
    申込時にECサイトのURLをご記入いただく必要がございます。
    お問い合わせ
    株式会社インプレス イベント事務局
    受付時間 10:00〜18:00(土・日・祝日を除く)
    ハッシュタグ #ネッ担
    集客ページURL https://netshop.impress.co.jp/event/20205tokyo

    タイムテーブル※講師・講演内容は予告無く変更される場合があります。予めご了承ください。

    2019年4月10日(水)
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    A会場 B会場
    10:00〜10:50
    K-1 オープニング基調講演
    「with コロナ」「アフターコロナ」を見据えたECマーケティングとは
    〜オイラ大地の奥谷氏が語る、コロナショックを乗り越えるEC・小売業のデジタル戦略〜
    講師
    オイシックス・ラ・大地株式会社
    執行役員 Chief Omni-Channel Officer
    株式会社顧客時間 共同CEO 取締役
    奥谷 孝司
    奥谷 孝司
    セッション概要

    新型コロナウイルスの影響により、店舗の一時閉鎖などを余儀なくされた小売業。そして、ECビジネスにも影響が及んでいる。こうした厳しい状況下、コロナショックを乗り越えるためにはアフターコロナも見据えた戦略が必要になる。その1つが「デジタルトランスフォーメーション(DX)」。無印良品、オイシックス・ラ・大地でDXを推進してきた奥谷孝司氏が、経営者や責任者、マーケターが押さえておくべき「with コロナ」「アフターコロナ」を見据えた戦略やマーケティング、そして将来生き残るために必要なDXへの取り組みを解説する。

    プロフィール

    1997年良品計画入社。3年の店舗経験の後2年ドイツ駐在。家具、雑貨関連の商品開発や貿易業務に従事。帰国後「World MUJI企画」を運営。2003年良品計画初となるインハウスデザイナーを有する企画デザイン室の立ち上げメンバーとなる。2005年衣服雑貨部の衣料雑貨のカテゴリーマネージャー。現在定番商品の「足なり直角靴下」を開発、ヒット商品に。2010年WEB事業部長。「MUJI passport」のプロデュースで14年日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会の第2回WebグランプリのWeb人部門でWeb人大賞を受賞。
    2015年10月よりオイシックス株式会社(当時)入社。現在、執行役員 店舗外販事業部 部長、COCO(Chief Omni-Channel Officer)を務める。
    2010年早稲田大学大学院商学研究科夜間主MBAマーケティング・マネジメントコース(守口剛ゼミ)修了。2015年4月日本マーケティング学会常任理事就任。2016年8月 NRI Digital オムニチャネル研究会 アドバイザー。2016年11月Prismatix社 Engagement Commerce Adviser就任。

    内容レベル

    大規模店舗向け、中規模向け

    参加対象者

    ○○○○

    受講するメリット

    ○○○○

    こんなニーズや悩みにこたえられる内容です

    ○○○○

    -->
    続きを読む
    11:05〜11:45
    A-2 講演
    Coming Soon
    講師
    アマゾンジャパン合同会社
    Amazon Pay事業本部
    本部長
    井野川 拓也
    井野川 拓也
    セッション概要

    -->
    プロフィール

    2010年1月より2015年10月までアマゾンジャパン セラーサービス事業本部 事業開発部 部長として、セラービジネスの事業企画、マーケティング、出品事業者向けの広告事業、事業者向けのID決済ビジネス、などを担当。
    2015年11月よりAmazon Pay事業の日本に於ける責任者となり、現在に至る。

    内容レベル

    大規模店舗向け・中規模向け・小規模店舗向け

    参加対象者

    自社ECサイト事業関連者(EC事業責任者、EC運営担当者、マーケティング担当者)、ソリューションプロバイダー、ECサイト開発者、エージェンシー

    受講するメリット

    自社EC売上向上のヒントが得られる、Amazon Payの導入事例・導入効果がわかる、音声ショッピングについて知ることができる

    こんなニーズや悩みにこたえられる内容です

    自社ECサイトのコンバージョン率向上、新規顧客増加、不正取引対策、および、Alexaスキルでの音声ショッピングの実現。

    続きを読む
    B-2 講演
    なぜCVR向上だけではだめなのか?
    LTVを高める"カスタマーエンゲージメント"重視のマーケティング手法とは
    講師
    Repro株式会社
    セールス・カスタマーサクセス部
    事業部長
    山中 啓奨
    山中 啓奨
    セッション概要

    CPAやCVRといった直接的な指標は大変重要ですが、単発的な施策の数値改善を行うだけでは長期的な顧客との関係を育むことはできません。LTV(Life Time Value)の観点からKPIを立てて追うことがこれからのデジタルマーケティングを成功させる秘訣なのです。今回はReproの改善事例をもとに、”点”を”線”に繋げ、顧客と長期的な関係を築くための手法をお伝えします。

    プロフィール

    学生時代はカビの研究を行い、生物工学修士を取得。
    新卒で不動産デベロッパーに入社し投資用不動産の営業や新規事業立ち上げ、新卒採用人事などに従事。
    Repro株式会社に参画し、カスタマーサクセスの責任者、事業責任者を経て、カスタマーサクセス・セールスの部長に就任。

    内容レベル

    大規模店舗向け・中規模向け

    参加対象者
    • ・総合通販企業様
    • ・ECとアプリや店舗など複数のチャネルをお持ちの企業様
    受講するメリット
    • ・講演資料を後日配布

    課題や困っていることがあれば後日お気軽にご相談いただけます

    こんなニーズや悩みにこたえられる内容です
    • ・新規顧客獲得に悩んでいる
    • ・LTVを高めていきたい
    • ・成功している企業の具体的な事例を知りたい
    • ・「カスタマーエンゲージメント」「LTV」の話を聞くがどういうものかよくわからない
    続きを読む
    12:00〜12:40
    A-3 講演
    グローバル社会に求められるECの多言語対応
    講師
    Wovn Technologies株式会社
    Business Development
    Account Marketing
    小林 弘佑
    小林 弘佑
    セッション概要

    インターネットの利用者が世界で40億人を突破し、6割以上の人がインターネットに繋がる時代となりました。一方、日本語ユーザーはその中でたったの3%です。さらに日本では人口減少・少子高齢化が進んでおり、日本のみをターゲットとしたマーケットは縮小傾向にあります。そこで、ECのグローバル化を推進すべく、本セミナーでは多言語対応や海外プロモーションについて、事例を交えながらご説明いたします。

    プロフィール

    100以上のBtoB、BtoC向けサブスクリプション型SaaSサービスに携わった経験を生かし、2017年3月よりWovn Technologies株式会社に入社。セールスとして、2年間で2,000社以上の多言語化における課題に向き合い、ソリューション提案を実施。その後、契約クライアント様向けのカスタマーサクセス部門を統括し、2019年11月からマーケティング活動に従事。

    内容レベル

    大規模店舗向け・中規模向け・小規模店舗向け

    参加対象者

    インバウンド対応、在留外国人対応、海外展開(越境ECを含む)、外国人従業員対応などの外国人戦略を検討・推進している方

    こんなニーズや悩みにこたえられる内容です

    本セッションでは、多言語対応するうえで大きな課題となる「システム開発」・「翻訳」・「プロモーション」の3点に焦点を当てて、EC関連の事例を交えながら解説いたします。

    続きを読む
    B-3 講演
    売上の限界を突破するためにアプリが担う役割とは
    〜アンダーアーマー、ディノス・セシールの事例に学ぶ〜
    講師
    株式会社ヤプリ
    マーケティング本部
    和田 理美
    和田 理美
    セッション概要

    スマートフォンを活用したビジネスは、今や当たり前になりました。今年3月に発表されたニールセンのデータによると、スマホ利用のうち92%をアプリが占めているとのことです。ニュース、SNS、オンラインショッピングなど、アプリに触れない日はないと言っても過言ではありません。Eコマースにおいて、アプリがどのように顧客単価や購入回数向上に貢献できるか、お客様にアクションを起こさせるポイントなどについてお話しいたします。

    プロフィール

    大学卒業後、電子部品メーカー2社にて既存営業を経験。2016年に株式会社ヤプリへ参画。新規営業として、SHIBUYA109エンタテイメント、プロントコーポレーション、青山学院大学などの公式アプリの立ち上げに従事。2019年10月より、マーケティング本部にて、オフラインマーケティングに携わる。

    内容レベル

    大規模店舗向け・中規模向け

    参加対象者

    自社ECサイト事業関連者(EC事業責任者、EC運営担当者、マーケティング担当者)、ソリューションプロバイダー、ECサイト開発者、エージェンシー

    受講するメリット

    自社EC売上向上のヒントが得られる、Amazon Payの導入事例・導入効果がわかる、音声ショッピングについて知ることができる

    こんなニーズや悩みにこたえられる内容です

    自社ECサイトのコンバージョン率向上、新規顧客増加、不正取引対策、および、Alexaスキルでの音声ショッピングの実現。

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    続きを読む
    13:00〜13:50
    A-4 ゼネラルセッション
    33期増収増益を続けるニトリのEC・デジタル・物流の戦略秘話
    講師
    株式会社ホームロジスティクス
    CIO兼ソリューション事業本部本部長
    深作 康太
    深作 康太
    セッション概要

    ニトリが考えるEC、物流そしてデジタル戦略について、これまでの取り組みや今後の展望とは? 33期連続の増収増益を達成したニトリは今期、新型コロナ下でも34年連続の増収増益を狙っている。なぜニトリは伸びているのか? ニトリのグループ会社で物流面をサポートするホームロジの深作氏が、「物流」観点からニトリのEC・デジタル・物流の戦略を解説。そして、水面下で進める衝撃の「物流革命」についても紹介する。

    プロフィール

    2008年グローバルフォワーダーからキャリアスタートし2012年ITコンサルティング企業で物流関連を中心に戦略策定〜システム導入まで幅広く担当。
    2017年にはホームロジスティクスのCIOに就任。ニトリグループ物流領域の全面デジタル化、オートメーションのプロジェクトを推進。
    2019年には新規事業の立ち上げを牽引。現在は外部企業との物流の協業や、DX領域の最適化も担当。

    内容レベル

    大規模店舗向け・中規模向け

    参加対象者

    システム部門の方、物流のオペレーション部門の方

    受講するメリット

    物流×ITのトレンドの一部は理解して頂けると思います。

    こんなニーズや悩みにこたえられる内容です

    DXは何をすればいいの?外部企業との連携はどう進めればいいの?など

    続きを読む
    B-4 ゼネラルセッション
    花王のテクノロジー活用&デジタル戦略
    〜最新テクノロジーを活用したメーカーのファンコミュニティの作り方〜
    講師
    花王株式会社
    コンシューマープロダクツ事業部門 ソフィーナ事業部
    手島 章吾
    手島 章吾
    セッション概要

    花王は最新テクノロジーを活用し、美容×テクノロジー領域の「BeautyTech(ビューティ・テック)」へ大胆に取り組んでいる1社。複数のブランドがBeautyTechを推進するスタートアップと手を組むほか、潜在性のあるスタートアップを見つけ出し協力体制を築くためのオープンイノベーションを進める。AIを活用した肌診断サービス「AI肌チェック」を提供しユーザーを拡大している「SOFINA iP」の事例をもとに、最新テクノロジーの活用法とファンコミュニティの作り方、またブランドエンゲージメントを高める方法について解説する。

    プロフィール

    花王株式会社 コンシューマープロダクツ事業部門 ソフィーナ事業部 マーケティング担当。2016年の入社以来、多忙な現代女性に向けたスキンケアブランド「SOFINA iP」を一貫して担当。競合ひしめく美容液市場で、3年連続売上NO.1を達成。新商品の上市からコミュニケーション&販売戦略の立案・実行など、ブランド育成に関わる全てのマーケティング活動に従事。

    内容レベル

    大規模店舗向け・中規模向け・小規模店舗向け・モール店舗向け・その他

    参加対象者

    こんなニーズや悩みにこたえられる内容です

    -->
    続きを読む
    14:05〜14:45
    A-5 講演
    ソーシャルディスタンス時代のネット通販における不正対策セミナー
    〜最新の手口と対策をご紹介します〜
    講師
    かっこ株式会社
    O-PLUX事業部
    アソシエイト
    竹中 悠貴
    竹中 悠貴
    セッション概要

    ソーシャルディスタンス時代を迎え、成長を続けるEC市場。
    そんな中でEC特有のリスクが発生しています。
    「なりすまし注文」「チャージバック」「不正転売」「不正アフィリエイト」ECサイトを狙う「不正注文」とは何か?
    不正検知のエキスパートであるかっこがそのリスクと効果的な対策についてお話しします。

    プロフィール

    大手商社を経て2018年6月にかっこ株式会社に入社。不正検知サービス「O-PLUX」のセールス&マーケティング部門にて戦略立案や、新規加盟店開拓に従事。多数のECサイトで不正注文削減の実績を上げている。

    内容レベル

    小規模店舗向け・モール店舗向け・その他

    内容のレベル感への補足

    不正対策についてご存じの方から、聞いた事もない方まで
    どのような手口があり、どのように対策するのかご説明いたします。

    参加対象者

    EC事業者・カート事業者・ECコンサルなど

    受講するメリット

    最新のEC市場の不正状況とそれに対する対策をご案内します。

    こんなニーズや悩みにこたえられる内容です

    「不正注文」という言葉になじみのない方でも、今、どのような事がEC市場に起きているのか?どのような対策が必要とされるのか?をご説明します。

    続きを読む
    B-5 講演
    成長企業が必ず行う
    「顧客LTVを引き上げる」EC通販CRM/リピート施策のポイント
    講師
    株式会社E-Grant
    CRM事業本部 CRM事業部
    部長
    古賀 達郎
    古賀 達郎
    セッション概要

    成長するEC通販市場において今後、 新規顧客を獲得するマーケティング効率が良くなる事は考えにくい状況です。 LTV(顧客生涯売上)を最大化する概念が浸透してくる中で、 いかにEC・通販事業者としてCRMに取り組み施策を行っていくべきか。 500社以上のEC通販事業者のCRM支援を元に、 今後追うべきKPIから具体的なCRM手法(顧客分析-CRM施策-効果検証)、 成功事例までを分かりやすく公開いたします。

    プロフィール

    CRM事業領域を管掌。EC通販企業向けに自社サービスであるCRMツール「うちでのこづち」の活用に基づいたLTV向上・CRMマーケティング支援を行う。 数千万〜数百億円まで500社以上の支援実績を持つ。 EC・通販市場においてトップシェアを獲得。今後グローバル化が進む世界へ日本式「おもいやりCRM」の普及活動を行う。

    内容レベル

    中規模向け・小規模店舗向け

    参加対象者

    【業種】
     ①リピート通販モデルの事業者
     ②通販事業者
    【職種】
     ①経営者
     ②マーケター

    受講するメリット

    CRMの実践ノウハウを1から学べる
    事業規模毎に企業がどのKPIを重視しているか知れる
    他社のCRM事例をキャッチアップできる

    こんなニーズや悩みにこたえられる内容です

    CRMって言葉は分かるけど具体的にわからない
    CRMに取り組みたいが何からやればいいか分からない
    自社の取り組んでいるマーケティング施策
    効果的なCRM事例を知りたい

    続きを読む
    15:00〜15:40
    A-6 講演
    「作業着のワークマン公式オンラインストア ECリニューアル徹底解説」パネルディスカッション
    講師
    株式会社ecbeing
    Eビジネス営業本部
    執行役員
    斉藤 淳
    斉藤 淳
    講師
    株式会社ベイシア 流通技術研究所
    グループIT戦略
    部長
    竹永 靖
    竹永 靖
    セッション概要

    ワークマン新サイトの構築責任者 登壇決定!
    3月16日にネット通販専業に対抗するための次世代Click & Collect新物販サイトをオープン。店舗受取通販に特化していくため、宅配主体の楽天でのネット通販を終了したワークマンのEC戦略とは?
    ・ワークマンの次世代のオムニチャンネルについて
    ・店舗受取通販に重点をシフトした結果どういう状況になっているのか?
    等、本セミナーでしか聞けない内容をワークマン新サイトの構築責任者とecbeingのパネルディスカッションで実施します。

    プロフィール
    株式会社ecbeing 斉藤 淳
    EC業界経験20年。
    2000年よりECサイト構築パッケージecbeingの製品開発、並びにEC事業者への導入・カスタマイズ開発に従事。
    プログラマー、SEを経てプロジェクトリーダーとして 100社以上のECサイトの構築を実施。その後、開発部長に就任。
    現在、eビジネス営業本部 執行役員として ecbeing全般のマーケティングやセミナー責任者を務める。​
    株式会社ベイシア 流通技術研究所 竹永 靖
    現在、売上高9000億円を超える、カインズベイシアグループ全体のデジタル戦略を担当しており、グループ会社であるワークマンの、今回のEコマースサイト刷新にも大きくかかわりました。また自身では、小売業としての経験は、20年以上前にさかのぼり、カタログ通販からデジタルEコマース、顧客向けアプリ、会員戦略までの経験と見識を広く保持し続けるべく、日々努力しております。
    内容レベル

    大規模店舗向け・中規模向け

    参加対象者

    ECサイトで売り上げを上げたい方、 店舗とECを活用したいEC事業者

    受講するメリット

    最新のオムニチャネル事例を実際の構築責任者から話が聞けます

    こんなニーズや悩みにこたえられる内容です

    オムニチャネルにおける課題、ECサイトの取り組み、施策

    続きを読む
    B-6 講演
    コンバージョン率を400%アップする、事例で学ぶ「サイト内検索」の重要性
    〜0件ヒット対策から、未来の検索技術まで〜
    講師
    NTTレゾナント株式会社
    スマートナビゲーション事業部サービステクノロジー部門
    シニアコンサルタント
    北岡 恵子
    北岡 恵子
    セッション概要

    ECサイトの運用は、流入施策のSEOや再訪施策のメルマガなど、すべきことが多岐に渡っています。しかし「今訪問しているユーザー」への接客は正しくできているでしょうか。サイト内の改善はUIUXの改善に頼りがちですが、ほしい商品に辿り着くための「サイト内検索」は売上を向上させる上で大きなポイントになります。実際にどのような検索改善をすることで、どれだけの効果が得られるのか。事例や数値とともに紹介します。

    プロフィール

    2007年 NTTレゾナント株式会社に入社。「goo」サービスのプロデューサーを経て、アプリ開発者支援サービス「Remote TestKit」の国内外マーケティングを担当。現在はEC向けサイト内検索「goo Search Solution」の導入支援をしている。

    内容レベル

    大規模店舗向け・中規模向け

    内容のレベル感への補足

    自社でECサイトを運営しているECサイト運営担当者

    参加対象者

    売上やCTR、CVRをアップさせるために何をすべきなのか、他社事例を通して知ることができます。

    こんなニーズや悩みにこたえられる内容です

    集客した後のユーザーの刈り取り方法
    運用負荷を軽減する方法
    などをご紹介します。

    続きを読む
    15:55〜16:35
    A-7 講演
    Coming Soon
    講師
    株式会社ギャプライズ
    事業部長
    安達 友昭 氏 -->
    セッション概要

    2014年以降、減少し続ける日本の人口に伴い、小売市場の成長も鈍化しています。
    これからお客様の取り合いが激化する中で勝ち残るためには、複数のチャネル(ネット/リアル)を持って消費者へアプローチする必要があります。アプローチのキーとなるコンタクトポイントを増やし、勝ち残る方法をお話します。

    プロフィール
    大手ポータルサイトでEC事業経験を得た後、NHN SAVAWAY(株)に入社し、新しいサービスである、クラウド型ECモール構築プラットフォーム【TEMPO CLOUD】の営業に携わる。現在はTEMPOCLOUD営業部の事業部長として、NHN SAVAWAYのカート事業全般を担当。
    内容レベル

    大規模店舗向け、中規模向け

    参加対象者

    自社ECサイトを構築されるEC事業部関係者様
    経営戦略・マーケティング担当者様
    これからECサイトの構築・リニューアルを検討されるEC事業者様

    こんなニーズや悩みにこたえられる内容です

    ・これからECサイト構築、リプレイスを検討されている
    ・オムニチャネル施策に課題をもたれている
    ・EC事業における今後の展開について課題をもたれている

    続きを読む
    -->
    B-7 講演
    Coming Soon
    講師
    株式会社フロムスクラッチ
    Derek Adelman 氏 -->
    セッション概要

    ECにWEB接客が取り入れられるようになってから、3年以上の時間が経過しました。
    今ではWEB接客システムを取り入れられている企業様も多くなり、その概念がEC業界でも浸透していることが伺えます。
    ご存知の様に、接客はリアルショップでも非常に難易度の高い、付加価値を提供するサービスの一つです。
    そして、お客様を直接目にできないEC上で接客を行うことは、より困難な事でした。
    でも、もしお客様1人1人の行動をリアルタイムで把握しながら接客することができたなら…?
    その鍵となるのは、「リアルタイム行動データ」「デジタルボディランゲージ」。
    御社のお客様が、ファンとなっていただけるような、独自のコミュニケーション方法を一緒に見つけませんか?
    本セミナー後半では、コメンテーターとして、株式会社レナウンより EC事業推進課 内田氏をお招きし、EC運用ご担当者様のご意見を交え、お話し致します。

    プロフィール
    Fanplayr
    Derek Adelman
    Reuters&TIBCOに務めた後、Fanplayrを立ち上げる。
    Reuters&TIBCOではシニアバイスプレジデントを務め、リアルタイムトレーディングソリューションと分析テクノロジーの開発を専門としていた。
    現在はシリコンバレーを拠点に、金融サービス業界で開発されたイベント・ドリブン技術を活用し、WEB・ECでの訪問客のリアルタイム行動分析、リアルタイムアクションを実行できるシステム「Fanplayr」を開発、主にAPECへのサービス展開に注力している。
    内容レベル

    大規模店舗向け、中規模向け、小規模店舗向け

    GA基礎知識をお持ちだと「リアルタイム行動データ」「デジタルボディランゲージ」の違いについて、ご理解いただきやすいかもしれませんが、どなたにもわかりやすい内容となっています。

    参加対象者

    EC運用担当者様 販促担当者様

    受講するメリット

    GAデータでは知ることの出来ない、「リアルタイム行動データ」「デジタルボディランゲージ」を知ることで、EC上で行うべき接客について、ご理解いただけます。

    こんなニーズや悩みにこたえられる内容です

    獲得流入に対し、購入率UP。
    他社と差別化可能な付加価値の創造。
    お客様のファン化・満足度の向上による利益UP。
    システム化による作業時間・コスト削減。

    続きを読む
    --> 16:50〜17:40
    A-8 クロージング基調講演
    ネットとリアルの融合をめざすアイスタイルのOMO戦略
    〜「@cosme」のビッグデータ活用で模索する「新しい小売店の在り方」〜
    講師
    株式会社コスメネクスト
    代表取締役社長
    遠藤 宗
    遠藤 宗
    セッション概要

    アイスタイルが注力する、化粧品口コミサイト「@cosme」で収集した膨大なデータの利活用。その一環としてオープンしたのが、東京・原宿駅前の「@cosme Tokyo」だ。この店舗の位置付けは「@cosme」に集まったデータを活用した「ネットとリアルの融合」を体現する場。その先にはアイスタイルが掲げる壮大なOMO戦略がある。ネットからリアルへ進出したアイスタイルが実現しようとするOMOとは。

    プロフィール

    1973年生まれ。慶応義塾大学卒。
    株式会社船井総合研究所、株式会社たしろ薬品などを経て、2007年1月株式会社コスメネクスト設立時より取締役に就任し、アイスタイルグループに参画。2014年7月より代表取締役社長に就任。2015年7月より株式会社アイスタイル執行役員、2018年7月からはSenior Vice Presidentに就任。
    他にもistyle Retail (Hong Kong) Co., Limited代表取締役社長、株式会社アイスタイルキャリア代表取締役社長なども務めており、アイスタイルグループにおける国内外の流通事業全般を統括している。

    内容レベル

    中規模向け

    参加対象者

    こんなニーズや悩みにこたえられる内容です

    -->
    続きを読む
    B-8 クロージング基調講演
    Coming Soon
    講師
    株式会社プラスアルファ・コンサルティング
    執行役員 カスタマーリングス事業部 副事業部長
    山崎 雄司
    山崎 雄司
    -->
    セッション概要

    ネットショップを取り巻く環境は、新規獲得の鈍化、慢性的な作業負荷などに起因したCRM(MAを含む)に対する期待や注目度が高い状態が続いています。
    ところが「CRM戦略の強化」は必須にもかかわらず、上手く行かないケースが後を絶ちません。本講演では、国内トップクラスの実績を持つCRM/MAツール:カスタマーリングスのデモを交えながらテキストマイニング×CRMによる技術トレンドや、CRM成功企業の事例を振り返り、成功に至る共通点を解説します

    プロフィール
    大学卒業後、大手テレマ会社を経て2011年株式会社プラスアルファコンサルティング入社。
    一貫してCRMの推進をライフワークとし活動を続けており大手から中小にわたる様々な企業向けに電話やwebによるマーケティング支援/CRMプロジェクトを経験。
    そのノウハウを生かし数多くの通販企業向けに、データマイニング/テキストマイニングなどIT技術を駆使したデータ活用から、マーケティング現場の付加価値を向上させるMAツールの企画・推進に従事している。
    また、オウンドメディアにおいて、「マーケティングオートメーションLAB」として業界トレンドも執筆中。
    内容レベル

    大規模店舗向け、中規模向け

    参加対象者

    自社ECサイトを構築されるEC事業部関係者様
    経営戦略・マーケティング担当者様
    これからECサイトの構築・リニューアルを検討されるEC事業者様

    受講するメリット

    CRMの成功を支援するシステムにおいて必要な事
    CRM成功企業の共通点、秘訣をお伝えします。

    こんなニーズや悩みにこたえられる内容です

    LTV向上
    顧客ロイヤリティ向上
    オムニチャネル(店舗・ECのデータ活用)
    LINEなどマルチチャネルでのコミュニケーション
    システム活用(MA)による作業負荷軽減
    CRMツールの情報収集するにあたり、選定の基準を考えている。
    過去CRMツール導入をしたがうまくいかなかった。
    現在のツールに不満がある。

    続きを読む
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    スポンサー
    ゴールドスポンサー
    • アマゾンジャパン合同会社
    • 株式会社E-Grant
    • 株式会社ecbeing
    • Wovn Technologies株式会社
    • 株式会社ギャプライズ
    • 株式会社フロムスクラッチ
    • 株式会社ヤプリ
    スポンサー
    • エヌ・ティ・ティレゾナント株式会社
    • かっこ株式会社
    • Repro株式会社
    • Web担当者Forumミーティング2018秋
    • EC物流フォーラム2018
    -->
    高嶋 巌

    ロコンドのEC取扱高は25%増の138億円、EC事業売上高は28%増の66億円

    5 years 7ヶ月 ago

    靴とファッションのECサイト「LOCONDO.jp」を運営するロコンドの2020年2月期決算におけるEC事業の取扱高(返品後)は、前期比25.0%増の138億円だった。

    アクティブユーザー数と取扱ブランド数が増加したほか、返品率も改善。2019年3月にモバコレを完全子会社化し、6月にショッピングサイト「モバコレ」を「LOCONDO.jp」に統合した効果もあり取扱高が伸長した。

    EC事業に加え、プラットフォーム事業、ブランド事業をあわせた取扱高(返品後)は182億5100万円で同29.5%増。

    靴とファッションのECサイト「LOCONDO.jp」を運営するロコンドの2020年2月期決算におけるEC事業の取扱高(返品後)は、前期比25.0%増の138億円

    取扱高の推移と計画値(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

    自社ECサイト「LOCONDO.jp」の取扱高は同26.6%増の115億3200万円で、EC事業の83.6%を占めた。「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」といったECモールに出店している「LOCOMALL」の取扱高は、同17.6%増の22億6700万円。

    1年に1回以上購入した「アクティブユーザー」の人数は第4四半期(2019年12月-2020年2月期)時点で93万人。前年同期比で約25%増加している。

    靴とファッションのECサイト「LOCONDO.jp」を運営するロコンド 「アクティブユーザー」の推移
    「アクティブユーザー」の推移(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

    取扱ブランド数は第4四半期の時点で2473ブランドとなり、前年同期から280ブランド増えた。

    「LOCONDO.jp」の四半期ごとの返品率は、第1四半期から26%、25%、25%、25%と推移した。前期(2019年2月期)と比べてそれぞれ1~2ポイント改善している。

    靴とファッションのECサイト「LOCONDO.jp」を運営するロコンド 「返品率」の推移
    返品率の推移(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

    EC事業の売上高は28.5%増の66億円

    2020年2月期のEC事業の売上高は、前期比28.5%増の66億900万円だった。

    EC事業は「受託型」と「買取型」の2つの取引形態があり、「買取型」は商品の販売価格を売上高として計上し、「受託型」は販売した商品の手数料を売上高としている。

    連結売上高は27.8%増の85億7600万円、当期純損失2億5600万円

    ロコンドグループはEC事業のほか、ブランド公式 ECの支援などを行う「プラットフォーム事業」や、自社でブランドを運営している「ブランド事業」がある。

    すべての事業を含めた2020年2月期の連結売上高は前期比27.8%増の85億7600万円。営業損失8300万円(前期は9億8000万円の損失)、経常損失7700万円(同8億6200万円の損失)、当期純損失2億5600万円(同4億6400万円の損失)だった。

    モバコレ取得時に発生したのれんについて、売上高が当初想定を下回り、将来の収益獲得の不確実性が高まったため、保守的に将来の回収可能性を検討。のれんの減損損失として3億4070万円を計上した。

    靴とファッションのECサイト「LOCONDO.jp」を運営するロコンド  2019年度の損益計算書
    2018年と2019年度のPL(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

     

    渡部 和章
    渡部 和章
    確認済み
    16 分 35 秒 ago
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