noteがAI事業子会社「note AI creative」設立、大規模言語モデルでツール群を開発

コンテンツ企画・制作・配信事業のnoteは、AI(人工知能)領域の事業を展開する100%子会社「note AI creative」を設立する、と11月22日に発表した。「AIによる創作のバリューチェーンの革新」をコンセプトに、大規模言語モデルを活用したコンテンツ分類、モデレーション(監視)、レコメンド(推薦)などのメディア運営にまつわる基盤システムや、創作をサポートするツール群、業務効率化のツール群を開発する。

AI関連技術の進展と関連サービスへの需要の高まりを受け、noteがこれまで培ってきたAI関連技術の知見やデータを積極的に活用しながら、noteの既存プロダクトの競争力強化だけでなく、外部への提供も視野に開発してAI領域の事業展開に取り組む。これによってnoteの開発スピードが加速し、さらなるユーザー体験の向上が期待できる。関連する技術者の採用も積極的に行っていく。note AI creativeの設立は12月8日を予定している。

noteは2014年のサービス開始以来、AIを積極的に活用してきた。3740万件(2023年8月末時点)超の膨大なコンテンツから読者に最適な記事を提案するレコメンド機能や、プラットフォームを健全な場に保つための記事や画像の分類とパトロール作業でAIを活用する。2022年11月に生成AIの「ChatGPT」が公開されて間もなく、GPTシリーズを搭載したクリエイター向けの創作機能「AIアシスタント(β)」を提供している。