オンライン会議の議事録作成、Z世代は「議論に集中できない」「非効率」と強い不満?【レブコム調べ】

役に立っていると思う点は「不参加者への情報共有」が最多。

商談解析ツール「MiiTel Meetings」などを提供するRevComm(レブコム)は、「議事録作成に関するZ世代営業職の苦悩」について調査した結果を発表した。オンライン会議の議事録作成を担当している、Z世代(22歳~26歳)営業職302人が回答している。

毎日1時間前後が議事録作成に消費されている

まず「1日のなかでオンライン会議の議事録作成業務にどのくらいの時間を使っていますか」と聞くと、「30分未満」31.8%が最多だが、「30分~1時間未満」19.2%、「1時間~2時間未満」21.2%も各2割程度存在し、毎日1時間前後が議事録作成にとられているようだ。

「オンライン会議の議事録作成業務において、大変だと感じること」では、「スピードを求められる」45.4%、「正確さが求められる」43.7%、「簡潔さが求められる」36.8%が上位。

「議事録が役立っている点」では、「不参加者への情報共有」45.7%、「会議の備忘録」41.1%、「次回会議の参考資料」38.1%が上位だった。

議事録作成への不満は、タイパ優先のZ世代ならでは?

一方「オンライン会議の議事録作成業務に対し、不満を感じることがありますか」と聞くと、「よくある」15.6%、「たまにある」45.0%で、過半数を占める。

これら不満を感じている183人に「不満を感じる理由」を聞くと、「議論内容に集中できない」53.0%、「工数がかかり非効率的」48.1%、「コアな業務の時間が圧迫される」31.7%が上位だった。タイパを優先するZ世代的に、効率が悪く前時代的な作業という印象が背景にありそうだ。自由回答では「話が入ってこない」「テキスト記録内容の取捨選択が面倒」「議事録作成者がいつも限定される」「録画すれば良いのにとは思う」といった意見があがっている。

さらに「議事録作成業務が不要となった場合、特にどのような業務に時間を使いたいですか」と聞くと、「商談や企画」49.2%、「資料の整理」39.3%、「マニュアル・フォーマットの作成」36.6%が多かった。

なお将来的に「AI搭載オンライン会議解析ツール」が登場したら活用してみたいという人は「非常にそう思う」28.5%、「ややそう思う」48.3%と8割近い。メリットとしては「ヒューマンエラーの防止」55.6%、「議事録の作成工数を削減できる」53.9%、「会議の議論に集中できる」43.1%などが多かった。

調査概要

  • 【調査対象】オンライン会議の議事録作成を担当している、Z世代(22歳~26歳)営業職
  • 【調査方法】IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
  • 【調査時期】2023年6月2日~12日
  • 【有効回答数】302人
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