今注目の生成AI、職場での導入状況は? 「議事録の作成」などビジネス活用に期待【NRI調べ】

生成AIのイメージ、「生産性を高める」「仕事を奪う」で賛否両論。

野村総合研究所(NRI)は、生成AIの「ビジネス利用の現状と今後」についての調査を行った。国内のビジネスパーソン2,421名を対象に、AIに対するイメージや職場での導入状況を聞いている。

約半数のビジネスパーソンが生成AIを認知

生成AIの認知率

まず、生成AIの認知率について調べると、知っている・聞いたことがあるを合計して約半数の人が「認知している」という結果になった。

生成AIの認知率(性・年代別)

性・年代別でみると、全体的に男性のほうが認知率が高く、女性は20代と60代の認知率が特に高かった。

職場でのAI利用「実際に活用中」3.0%「トライアル中」6.7%

AI(人工知能)のイメージ

続いて、AIのイメージについて聞くと、「業務効率・生産性を高める(46.2%)」、「暮らしを豊かにする(29.7%)」が高い一方で、「人間の仕事を奪う」「なんとなく怖い」といったネガティブなイメージを持っている人も多いことがわかった。

生成AIの職場における導入・検討状況(勤務先の業種別)

職場での生成AIの導入状況としては、「実際に業務で利用している」が3.0%、「トライアル中」が6.7%となった。業種別でみると、IT・通信、教育・学習支援、製造業などで利用率が高くなっていた。

生成AIの利用用途と今後の活用可能性(複数回答)

実際に生成AIを利用している業務内容としては、「挨拶文などの原稿作成」など定型的なテキストの作成があげられた。また、今後の活用方法としては、「マニュアルや議事録の作成」といった、より高度な編集能力を要する使い方を想定しているようだった。

調査概要

  • 【調査期間】2023年5月22日から2023年5月23日
  • 【調査方法】インターネットアンケート
  • 【調査対象】日本全国に居住する20~69歳のビジネスパーソン(パート・アルバイトを除く就労者)
  • 【有効回答数】2,421人
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