日本のChatGPT利用動向は、世界と違いあり? 米国やインドよりも長時間利用【野村総研調べ】
職業別で利用率が高いのは教育関係者、低いのは医師・医療関係者。
2023/6/19 8:10 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
野村総合研究所(NRI)は、「ChatGPTの利用動向」に関する調査結果を発表した。関東に住む15~69歳3,204人が回答している。
ChatGPTの利用度合いは12%の日本
「ChatGPT」は、OpenAI社が2022年11月に公開した生成型人工知能で、すでに利用者数は1億人を突破している。日本からOpenAIサイト(openai.com)へのアクセス数は746万/日(4月中旬時点)に達しており、米国、インドに次いで3番目に多いという。
日本から同サイトへのアクセスの平均滞在時間は8分56秒で、米国の6分50秒、インドの6分27秒よりもかなり長く、日本の関心の高さがうかがえる。
ChatGPTの利用度を性別で見ると、男性17.7%、女性6.2%。男性の利用率が圧倒的に高く、特に男性10代~30代では利用率20%を超えている。女性は20代が唯一10%以上の利用率となっていた。
なお職業別では、大学生・大学院生・専門学生(21.6%)、教職員(20.5%)と教育関係者の利用率がもっとも高かったという。これは世界的にも同じ傾向だ。逆に医師・医療関係者の利用率は5.3%とかなり低かった。
調査概要
- 【調査対象】関東1都6県(茨城、栃木、群馬、千葉、埼玉、東京、神奈川)在住の満15~69歳の男女個人
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査時期】2023年4月15日~16日
- 【有効回答数】3,204人
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