チャットツールに馴染むベテラン層、メールと違う利点は「リアルタイム」と「○○」?【ネオジャパン調べ】

チャットツールで業務効率があがったと考えたのは、圧倒的に30代。

ネオジャパンの「NEOビズコミ研究所」は、「チャットツール」に関する実態調査の結果を発表した。全国のビジネスパーソン400人が回答している。

チャットツール導入は、業務効率を改善する

まず「チャットツールの導入により、業務効率が変化したか」を聞くと、「とても効率が上がった」17.8%、「やや効率が上がった」48.0%で、効率が改善されたと考える人が多かった。性年代別で見ても、やや若年層が高いが大きな偏りはなく、全体的に恩恵を感じていた。

そこで「チャットツールの利点(効率が上がったと考える理由)」を聞くと、「短文でのやりとりで完結するから」72.9%が最も多く、「リアルタイムでメッセージを把握し合えるから」69.4%が2位だった。「短文でのやりとりで完結するから」は40代が特に高く、「リアルタイムでメッセージを把握し合えるから」も、40年代・50年代が重視している。メールをメインに使っていたベテラン層に対しても、「短文」「リアルタイム」というSNS時代のコミュニケーションは、有用であることがわかる。

なお「業務や内容ごとにスレッドを分けられるから」という理由では、若年層(20代+30代)が17.7%に対し、ベテラン層(40代+50代)は29.4%にまで達していた。ベテランほど抱える業務が多く、スレッド別に業務を管理している現状がうかがえる。

さらに少数だが「複数のチャットツールを使っており煩雑になる」「スレッドが細かく分かれ求めている内容を見つけづらい」「Eメールとチャットツールの併用により混乱してしまう」といった声もあがっている。

上手にコミュニケーション出来ていると考える人が約8割

さらに深掘りのため、「相手との意思疎通という点で、上手にコミュニケーション出来ているか」を聞くと、「かなり上手にコミュニケーション出来ている」14.5%、「それなりに上手にコミュニケーション出来ている」65.3%計で、約8割を占めた。特に30代はその比率が高い。

一方、「Eメールと比較して、書き方に違いがあるか」を聞くと、「なるべく短文で済ませるようにしている」58.8%という人が半数を超えた。特に年齢があがるほどその傾向が強い。「同じ相手に送信する際もEメールよりくだけた文体を使用している」37.5%というヒットも多い。

性別で見ると、「スタンプ機能等で感情を表現するようにしている」が、男性20.5%に対して女性は33.5%と高めだった。

調査概要

【調査対象】業務でチャットツールを使う20代~50代のデスクワーカー
【調査方法】Web調査
【調査時期】2022年8月~9月
【回答数】400人

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