Salesforceが「Slack AI」を有料プランで提供開始、日本語を含む多言語で使用が可能

生成AIによる新しい「まとめ」機能、検索機能の拡張、チャンネルとスレッドの要約も

CRM(顧客関係管理)ソリューション事業の米国Salesforceの日本法人、セールスフォース・ジャパンは、ビジネス用チャットツール「Slack」に生成AI(人工知能)機能を統合した「Slack AI」が日本語を含む多言語に対応し、Slackのすべての有料プランで提供を始めたと4月19日に発表した。Slackのプラットフォーム上にネイティブ搭載され、信頼性が高く直感的な生成AIにアクセスできるようになる。

Slack AIの新しい「まとめ」機能は、ユーザーがフォローしたいチャンネルの要約を毎朝ダイジェストで配信する。対象のチャンネルをまとめに追加すると見逃した可能性のある会話のダイジェストを毎日受け取れる。「回答の検索」機能では、会話形式の質問にパーソナライズされたインテリジェントな回答を提供する。関連するSlack上の会話から直接引用した平易な言葉で簡潔な回答を得られ、必要に応じて引用元を検証できる。

「会話の要約」機能はアクセス可能なチャンネルやスレッドから要点を抽出する。未読メッセージの把握や、過去7日間や任意の期間の会話の要約を作成する。要約の情報源が示され、より深く掘り下げられる。Slack有料プランの有料アドオンで価格はユーザーあたり月額1200円。今後は、Salesforce CRM向け対話型AIアシスタントの「Einstein Copilot」と連携し、CRMのインサイトをSlackに直接取り込み活用できるようにする。

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