6月の消費意欲は100点満点中「46.5点」、旅行需要が本格回復【博報堂調べ】

“モノを買いたい・サービスを利用したい欲求”を点数化して「消費意欲指数」として算出。

博報堂のシンクタンク「博報堂生活総合研究所」は、2022年6月の“消費予報”を発表した。

コロナ禍の影響減で旅行需要が本格化

この調査では、「消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月の消費意欲は何点くらいですか」という質問を行い、その結果を「消費意欲指数」として算出している。

その結果、6月の消費意欲指数は「46.5点」。前月からは若干下がったが、前年6月と比べると1.3ポイント上昇した。2020年6月の買いだめ需要を除けば、例年6月は消費意欲は低めだった。今回の回復傾向は、長らく続いたコロナ禍の影響がかなり減少した結果とみられる。

6月の消費意欲
消費意欲の推移

カテゴリ別消費意向では、前月と比べ「飲料」「化粧品」「日用品」をあげる人が20人以上増え、「旅行」が20人以上減った。一方、前年比では「旅行」「レジャー」が20人以上増え、「ファッション」が20人以上減っている。大型連休が終わって、直近の旅行需要は減ったが、前年と比べると大きく上昇しており、ここからもコロナ禍の影響減が見てとれる。

カテゴリ別消費意欲

調査概要

  • 【調査対象】首都40km圏・名古屋40km圏・阪神30km圏に在住の20~69歳男女
  • 【調査方法】消費意欲を点数化するなど、消費の先行きに関する調査を毎月実施
  • 【調査期間】2022年5月6日~9日
  • 【集計サンプル数】1,500名
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