2022年の景気予想は「良くなる」が過去最高に! 始めたいこと1位は「運動・筋トレ」やめたいこと1位は?【博報堂調べ】

コロナ禍の反動でいよいよ好景気に? お金をかけたいのは「旅行」「外食」「貯金」。

博報堂のシンクタンク「博報堂生活総合研究所」は、生活者に聞いた“2022年 生活気分”を発表した。翌年の景気や変化の予測、お金をかけたいこと、始めたいこと・止めたいことを、全国の20~69歳男女3,900人が回答している。

2022年の景気予想は「良くなる」が過去最高を更新

まず「今年の景気」については、2020年の79.3%に続き、69.3%が「悪かった」と回答し、多くの人が不景気と感じていた。そして「来年の景気の予想」については、29.9%が「良くなる」と回答しており、ここ6年で最高値を示している。「コロナ禍の収束や反動」が最多理由で、いよいよ経済が再稼働する予感を抱かせる。ただし「コロナ禍の長期化」を危ぶんでいる人もまだまだ多い。

一方で、自分の家計の状態については、来年も「変わらない」67.0%が最多で、「悪くなる」18.9%が一定数存在する。収入が増加すると予測する人と減少する予測する人とが二極化した形だ。

「今年(2021年)お金をかけたもの」と「来年(2022年)お金をかけたいもの」を聞くと、2021年は「ふだんの食事」、2022年は「旅行」となった。特に「旅行」は2022年(31.7%)と2021年(5.9%)で25.8ポイントも上昇しており、熱気の高まりを感じさせる。

最後に「2022年に思い切って始めたいこと・やめたいこと」の有無を聞くと、「来年始めたいことがある」29.1%、「来年やめたいことがある」19.4%で、前年から微増していた。「始めたいこと」では、「運動・体操・筋トレ」31.1%が最多で、「副業」27.6%、「趣味・習い事」25.6%が続く。「やめたいこと」は「無理しての人付き合い」31.1%、「無駄遣い・衝動買い」29.0%、「スマホの使いすぎ」26.1%だった。コロナ禍で人付き合いが減少したと考えられていたが、実際には「無理しての人付き合い」が負担となっていた人が多いことが判明した。コロナ禍を脱しつつも不確定要素が多く、無理・無駄を排除したいという生活者の意識がうかがえる。

調査概要

  • 【調査対象】全国主要11都市に在住の20~69歳男女
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2021年10月1日~4日
  • 【有効回答数】3,900人(男性1,949人、女性1,951人)
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