マーケティングオートメーション導入率、2021年は17%で前年から微増【クラウドサーカス調べ】
スターティアホールディングス子会社のクラウドサーカスは、「マーケティングオートメーション(MA)に関する意識調査 第5弾(2021年版)」の調査結果を発表した。年次で実施している調査で、今回で5回目。
あらためてMAを導入するなら、「導入支援」を受けたい企業が最多
まず「MAを導入しているか?」を聞くと、「導入している」と回答したのは全体の17%(268人)だった。2017年11月の7%、2018年10月の10%、2019年10月の13%、2020年10月の15%と、年々2~3ポイントで増加を続けている。
一方、「MAは非導入」かつ「MAを知っている」と回答した181人に、「勤め先がMAを導入しない(検討できない)理由」を聞くと、「導入費用が高い」21%、「月額費用が高い」17%がトップ2で、コストがネックになっている。とくに「導入費用が高いから」は5年連続でトップだった。
「MAを導入している」「導入したこと」があると回答した237人に、「あらためてMAを導入するなら、どういった支援を受けたいか」を聞くと、「初期設定、ツール操作講習についてのみ支援を受けたい(導入支援)」35%、「コンテンツ作成支援、効果走狗亭、運営の見直しについてのみ支援を受けたい(運用支援)」23%が上位で、「コンサルティングは導入せず、自社ですべて行う」21%を上回った。やり直せるなら、なんらかの支援を受けたいという企業が多いようだ。専門知識を持った人材の確保と、そうした人材が見つからなかった場合の対策が鍵と考えられる。
最後にMA導入者(306人)、MA非導入者(1239人)それぞれに「コロナ禍の影響」を聞くと、MA導入者のうち28%(86人)が「受注数(新規契約数)が増えた」と回答した一方、MA非導入者(1239人)は「増えた」は8%(92人)に留まっていた。
調査概要
- 【調査対象】企業に勤める全国の20代~60代の男女
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査時期】2021年10月21日~22日
- 【有効回答数】3,655人
ソーシャルもやってます!