コロナで変わった生活スタイル、「今後も維持したい」のは若年層 or 老年層?【ビデオリサーチ調べ】

リアル空間とオンラインとのどちらがよいか? 仕事・勉強はオンライン志向だが娯楽はリアル志向

ビデオリサーチは、「withコロナ時代の生活者の状況」に関する調査結果を発表した。同社では、生活者の属性や商品関与、メディア接触などを網羅的に調査する「ACR/ex調査」を実施しており、その内容を取りまとめたものとなっている。今回は東京50km圏に在住の男女12~69才5,449人が回答している。

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「今の生活スタイルを維持したい」気持ちは、ライフステージが上がるほど増加

コロナ禍では、マスク着用や手洗いの習慣、大声での会話の回避、テレワークや自転車通勤、飲食店より自宅での食事、ECでの物品大量購入、オンラインでのイベント参加……といった、新たな生活スタイルが広まった。そこで「感染リスク緩和後も、今の生活スタイルを維持したいか」を聞くと、全体では69%が「維持したい」と回答した。

これを年齢層で見ると、「10代」57%、「20代」64%、「30代」68%、「40代」69%、「50代」75%、「60代」76%と、年齢が上がるほど数値が高く、老年層ほど今の生活スタイルを維持したいという意向が強かった。

具体的に「新型コロナウイルス感染への懸念がなくなった後に行いたい行動」について、リアル空間とオンラインとのどちらがよいかを聞くと、日常生活の「役所での申請や手続き」はリアル10%・オンライン46%で、リアル派が最も少なかった。逆に「病院の診察」はリアル56%・オンライン7%で、まだまだオンライン診療は普及していない。

仕事・勉強においては、リアル開催への希望が最も低いのは「会議・打ち合わせ」12%、逆に最も高いのは「学校の勉強」40%だった。

娯楽・レジャーにおいては、やはりリアル需要が高く、「観光」は86%にまで達している。最も低い「スポーツ観戦」でも51%に達していた。

調査概要

  • 【調査対象】東京50km圏(調査対象者の無作為抽出、インターネット非利用者も含む市場全体を母集団とする設計)に在住の男女12~69才(12才は中学生以上)。
  • 【調査方法】回答専用タブレットを用いたインターネット調査(ACR/ex調査)
  • 【調査時期】2021年10月1日~17日
  • 【有効回答数】5,449人
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