Twitter創業者のジャック・ドーシー氏がCEO退任。後任はパラグ・アグラワル氏と発表

アグラワル氏は2011年より在籍、2017年からは最高技術責任者(CTO)を務め、Twitterの技術戦略を担当している。

大西浩太郎(Web担)

2021年12月1日 15:00

Twitter社は29日(米国時間)、創設者の一人であるジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏が最高経営責任者(CEO)を退任すると発表した。

取締役会は全会一致でパラグ・アグラワル(Parag Agrawal)氏をCEO兼取締役に任命し、同日よりCEOに就任した。ドーシー氏は、2022年の株主総会で任期が満了するまで、取締役会のメンバーとして留まる。

アグラワル氏は同社に10年以上在籍しており、2017年からは最高技術責任者(CTO)を務め、Twitterの技術戦略を担当。開発速度を向上させる作業を主導し、全社的な機械学習の浸透を進めている。

ドーシー氏は退任する理由を「私がTwitterを去ると決めたのは、創業者たちから先に進む準備ができていると信じているからだ。(I've decided to leave Twitter because I believe the company is ready to move on from its founders.)」とし、アグワラル氏による新体制に移行する。

アグワラル氏は就任の際、「ジャックのリーダーシップのもとで成し遂げられたすべてのことをさらに発展させていきたい(中略)今後も実行力を高めていくことで、お客様や株主の皆様に多大な価値を提供し、将来のパブリック・カンバセーションのあり方を変えていきたいと思う。(I look forward to building on everything we have accomplished under Jack's leadership [...] By continuing to improve our execution, we will deliver tremendous value for our customers and shareholders as we reshape the future of public conversation.)」と意気込みを述べた。

また、同社次期独立取締役会議長にはセールスフォースCOOのブレット・テイラー(Bret Taylor)氏が就任する。

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