国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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重複コンテンツを解消する具体的な3つの方法

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グーグル検索SEO情報②

重複コンテンツを解消する具体的な3つの方法
すべての重複コンテンツが悪いわけではないが解消が必要な場合も (SEO Made Easy on YouTube) 海外情報

重複コンテンツを解消する方法をグーグル検索チームのマーティン・スプリット氏がYouTubeでの「SEO Made Easy」(SEOなんて難しくない)シリーズで動画解説した。

次の4つのトピックでエピソードは構成される:

  • 重複コンテンツは悪いのか?
  • 解消方法① rel="canonical”を設定する
  • 解消方法② 正規URLにリンクする
  • 解消方法③ 重複ページを統合する

すべての重複コンテンツが問題になるわけではないが、サイト管理者にとって不都合を起こす場合もある。スプリット氏の解説で理解しよう。英語で説明しているが自動翻訳の字幕を利用できる。

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者 必見!

元グーグル社員がSEOの質問にショート動画で答える
文字解説付き (JADE) 国内情報

JADEの長山氏がSEOに関する質問に回答するショート動画をまとめた記事を紹介する。日本語での解説も付いてる。

次の7個の質問を取り上げている:

  1. Yahoo!の検索エンジンはGoogleを利用しているのに、同じキーワードで検索結果が異なるのはなぜですか?

  2. Bingへのファビコンの反映がGoogleより遅いのはどうして?

  3. クロールされたときに、すでに品質も見られているの?

  4. site: 検索でURLを入れても表示されない! インデックスされていないってこと?

  5. site: 演算子による検索結果は、評価の高いURL順に表示されるのですか?

  6. どうしてモバイルが優先してインデックスされるの?

  7. WebサイトでのSEOがGoogleマップでの上位表示に影響するって本当?

  8. コアアルゴリズムアップデートは「直近で行った施策」を評価されるのでしょうか?

元グーグル検索チーム社員の長山氏による解説なので、わかりやすいし何よりも信頼できる。おすすめのQ&Aだ(SEOの世界では「元グーグル」という肩書きに注意するべきだという推奨もあるが、長山氏に関しては大丈夫だ)。

★★★★★
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

構造化データをマークアップするとグーグルの評価が上がるのか?
構造化データの利点はランキングではなくリッチリザルト (John Mueller on LinkedIn) 海外情報

構造化データのマークアップはランキングに影響しますか?

この質問にグーグルのジョン・ミューラー氏は次のように返答した。

構造化データは、ウェブサイトに関連する特定の検索機能に焦点を当てて使用することを推奨する。それ以外は、既存のウェブサイトを改善して、ユーザーが再び訪れたくなるようにすることに力を注ぐべきだ。

グーグルは、構造化データ(schema.org)をすべて認識しインデックスしていると筆者はグーグル社員から聞いている。しかし、構造化データでマークアップしたからといって評価が上がることはない。グーグル検索での構造化データを利用する利点はリッチリザルトだ。

構造化データは、「順位を上げる」ためではなく「検索結果でユーザーの目に留まり、クリックしてもらう可能性を高める」ためのものだと考えよう。

★★★☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

研究者向けGoogleトレンド活用術
かなり学術的、専門的な使い方 (Google Search Central on YouTube) 海外情報

このコラムで毎回紹介している、Googleトレンド解説動画シリーズの最終エピソードを紹介する。グーグルのダニエル・ワイズバーグ氏によるシリーズで、最終回のテーマは研究者向けGoogleトレンド活用だ

「経済・健康指標の調査にGoogleトレンドのデータをどう使えばいいか」について、ワイズバーグ氏とオムリー・ワイズマン氏が説明している。

まず、「Nowcasting(ナウキャスティング)」を紹介している。このツールは、検索インタレストデータと他のデータソース、統計的手法を組み合わせて、経済の現状を推定する。従来の経済予測は、大幅な遅れのあるデータに依存し将来のトレンド予測に焦点を当てている。それに対して動画で紹介している手法は、より直近のデータも含めて予測できる点が異なる。

次に、研究者がGoogleトレンドのデータを使用した2つの例を紹介している:

  1. OECDが行った、Googleトレンドのデータを使用して毎週GDPをナウキャスティングする経済活動の週次トラッカー

  2. 「Googleニュースラボ」「アルベルト・カイロ」「スキーマデザイン」が共同で行った、米国の一般的な健康問題のトップ検索をトラッキングし、それらの健康状態の実際の発生場所を比較するビジュアライゼーション

最後に、ナウキャスティングにおけるGoogleトレンドの価値を強調し、Googleトレンドが研究者によってどのように使用されてきたかのより多くの例を探求することを勧めている。

これまでのエピソードとは毛色が異なり、かなり学術的、専門的だ。あなたが研究者ではないとしても、こういう使い方もGoogleトレンドにはあるという程度に知っておくのもいいだろう。

日本語字幕を利用できる
★★☆☆☆
  • Googleトレンドを極めたい人だけ

グーグル社員を相手に日本人CROプロがUX改善を指南
今やSEOにおいてもUXは重要な要素 (Search Off the Record) 海外情報

グーグル社員によるポッドキャストシリーズのSearch Off the Recordに、CRO(コンバージョン率最適化)の専門家である市川莉緒氏がゲスト出演した。リッジィ・サースマン氏とジョン・ミューラー氏を相手に、SEOのためのUX改善について語った。

情報開示: 市川氏は、筆者と同じ会社に勤務している。しかしこれとは無関係に、ポッドキャストの内容が良いものだったので本コラムで紹介する

サースマン氏とミューラー氏と共に市川氏がディスカッションしたトピックは次のとおりだ:

  • UXとは? ―― UXは単なるウェブサイト以上のものであり、ユーザーがかかわる一連の全体的な体験
  • UXとSEO ―― UXとSEOがどのように関連しているか、そしてUXがSEOの目標にどのように役立つか
  • UXの実践 ―― ボタンの配置のように、ウェブサイトを使いやすくする方法など、UXに関する実践的なヒント
  • ドキュメントのUX ―― ECサイトのように明確な「今すぐ購入」ボタンがない検索セントラルの技術ドキュメントをユーザーフレンドリーにする方法
  • 日本特有のUX ―― ほかの国と日本のUXの違い
  • UXの間違い ―― UXデザインでよくある間違い
  • ヒートマップ ―― UX改善に役立つヒートマップツール

UXはSEOにも密接に関係しており、近年ではより重視されるようになってきた。実践的なアドバイスも含まれているので聴いてみるといい。英語での対談だが、YouTubeで再生すると自動翻訳の字幕を利用できる(オリジナルは音声だけのポッドキャスト)。日本語の字幕は次のようにすると利用できる:

  1. 歯車アイコンから字幕メニューを選び、「英語(自動生成)」を選ぶ

  2. もう一度、歯車アイコンから字幕メニューを選択する。「自動翻訳」が選べるようになっている

  3. 自動翻訳の言語から「日本語」を選択する(下のほうにある)

  4. 日本語字幕が出てくる。自動翻訳だが適切な日本語に訳されている。

ポッドキャストのページでは、文字起こししたPDFもダウンロードできるので、それを自動翻訳して日本語で読むのもいいだろう。

★★★★★
  • UX改善とSEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

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