検索システムの稼働状況を確認できるダッシュボードをグーグルが公開
Web担当者に役立つ最新情報
検索システムの稼働状況を確認できるダッシュボードをグーグルが公開
おかしいなと思ったらまずここをチェック (グーグル 検索セントラル ブログ) 国内情報
検索ステータス ダッシュボードをグーグルが公開した。検索関連システムの稼働状況を知らせるツールだ。具体的には、次の3つの検索システムが監視対象に含まれる:
- Crawling(クロール)
- Indexing(インデックス)
- Serving(検索結果配信)
これまでは、なんらかの不具合が検索システムに発生した場合はツイッターで報告することが大半だった。この方法だと周知徹底できないことも多い。ダッシュボードであれば、いつでもだれでも自分の意志で稼働状況を確認できる。さらに、次のような活用方法も知っておくといいだろう:
管理サイトのクロールや検索結果に通常とは異なる事態が発生したときは、検索ダッシュボードをまずチェックするといい。ひょっとしたらサイト側は何も悪くなくて、グーグル側の問題だということもあり得るからだ。その場合は解消を待てばいい。場合によっては、応急処置的な対処をグーグルが提案してくれることもある。
- すべてのWeb担当者 必見!
指名検索の増加とランキング上昇は相関関係? 因果関係?
重要なのはそこではない (株式会社カブキ) 国内情報
検索クエリにサイト名を含む「指名検索」が増えるにつれて、ランキングが上がるように“みえる”事例を株式会社カブキの片山氏がブログで紹介した。
実際のところ、
- 指名検索が増えたためにランキングが上がった
- ランキングが上がったために指名検索が増えた
のどちらなのか、判断はできない。いわゆる、「相関関係と因果関係は異なる」だ。
だが、この記事から読み取ってほしいのは「相関関係なのか因果関係なのか」ではない。指名検索を増やすことはビジネスの繁栄(≒売上アップ)に貢献するということだ。
指名検索を増やすためにできる施策として、片山氏は次を提案している:
独自性があって覚えやすいサービス名にする(「ラーメン比較」といった凡庸でいかにもSEOなサイト名はよくない)
商材やコンテンツをまんべんなく取り揃えるよりも、特化する(特定分野でのひとかどの存在を目指す)
旬の話題を扱う(定期的に更新をチェックしたくなるように)
再訪を促すためのチャネル構築(例:メルマガ)
SNSを通じたプレゼンス強化
指名検索を増やすには、このほかにも機能しそうな施策があるだろう。SEOにおける最大の関心事が「上位表示」だったとしても、2023年は別の視点でのSEOにも取り組んでみよう。
当然のことではあるが、元記事冒頭にある次の点は大前提として理解しておきたい:
注)念のためお伝えしておくと、ここでお伝えしたいのは「ユーザーから選ばれるサイトはSEO強者」ということであって、コンテンツや内部対策、被リンクには意味が無い、という意味ではありませんので誤解のないようにご注意ください。それらはもちろん、依然として大切です。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
ヒートマップ活用で2000万超えのPVを達成したケーススタディ
ヒートマップをどのように使ったのか? (白崎 萌@WEBメディアの編集長 on note) 国内情報
4つのメディアサイトで年間2000万以上のページビューを達成した事例の記事を紹介する。9割以上がオーガニック検索だったそうだ。成功の大きな要因のひとつは、ヒートマップツールを活用したユーザー理解だった。
ヒートマップ分析により、
- ユーザーが本当に求めている情報を
- 最適なタイミングで
- 最適な配置で
届けることができるようになったのだという。
紹介先の企業では自社開発のヒートマップツールを使用したとのことだが、現在はさまざまなヒートマップツールを利用できる。特定のツールをここでは紹介しないので、調べて使ってみるといい。
有料版であっても、トライアルや機能制限付きの無料バージョンを提供している場合もある。2023年は、ヒートマップを利用したSEOにも挑戦してみたい。
ただし注意してほしい。この事例のポイントは「アクセス解析」「行動分析」ではなく、「ユーザーの脳内を理解する」というアプローチだ。データはあくまでもデータでしかなく、それをどう活用するかはデータを使う側の姿勢で決まる。
単にヒートマップツールを入れて眺めていればSEOが進むわけではない。「クリックされたところ」「クリックされなかったところ」から自社ユーザーのニーズやペインを仮説立てし、よりユーザー思考を深掘りしながらユーザーの脳内を理解していく姿勢が、最も学ぶべき点なのだ。
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2022年最後のオフィスアワー: AMPページ削除のベストプラクティス、多量のページが検索結果から消滅、動画コンテンツのインデックス処理の差など
コメント (サイト) 国内情報
グーグルの金谷氏と小川氏によるオフィスアワーの2022年最後の回を紹介する。両氏が回答したのは次の質問だ。
検索関連の質問
- AMP ページの削除のベストプラクティス(7:18)
- ドメイン変更の流入への影響(8:55)
- Search Console の「上位のリンク元サイト」(12:23)
- site: 検索結果でのタイムラグ(14:12)
- 大量の作品詳細ページが検索結果から消えた(15:53)
- noindex を設定したページでインデックス登録 (17:47)
- 同じ動画コンテンツでのインデックス処理の差(19:44)
- モバイルユーザビリティでエラーを検出(21:03)
パブリッシャーポリシー関連の質問
- バナー広告に隣接する「☓」ボタンの設置(23:01)
気になる質問の回答をダイレクトに聴けるように、再生時間にリンクしてある。全体の動画も埋め込んでおく。
2023年もオフィスアワーはもちろん継続する。初回は1月22日だ。グーグル検索と、アドセンス/アドモブ/アドマネージャのポリシーに関してわからないことや聞きたいことがあればフォームから質問を送っておくといい。金谷氏と小川氏が回答してくれる。
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スマホ世代のZ世代の検索スキルは実は低かった!?
サイトの信頼性を評価できない (CNET Japan) 国内情報
Z世代そしてそれ以降の世代は物心ついた頃(あるいは物心つく前)からスマホを使っている、いわばスマホネイティブだ。検索スキルもさぞかし高いに違いない。ところが、実はそうではないらしい。
教育者であり自身もお子さんをもつITジャーナリストの高橋暁子氏が、次のような実例で解説している:
(中学生の息子は)YouTubeで気になるゲームの情報を調べたり、学校の課題の資料で使う画像を探したりなどはできるが、資料に使える情報にはたどり着けなかったのだ。
大学で「〜について調べてくる」などの課題を出しても、見つけてくる情報はけして多くなく、出典が1つのみということも少なくない。(中略)逆に、信頼性が高くない個人ブログやまとめサイトなどを出典としていることもよく見かける状態だ。
若者の検索スキルが低い理由を、高橋氏は次のように考察している。
出典元として信頼できるメディアを見分けられない、そもそも信頼できる情報を見つけたり見分けたりできない可能性がある
スマホは画面が小さく、検索結果を複数のタブで表示して見比べるといったことができない
SNSでのハッシュタグ検索やレコメンドに慣れていることも影響している。利用すればするほどサービス側でユーザーの好みを学び、何もしなくても気になる投稿を勝手に表示してくれることがほとんどであり、受け身にならざるを得ない
グーグルは検索結果に「この結果について」という機能を昨年後半にグローバルで導入した。検索結果に出ていたコンテンツの提供元の情報を調べられる機能だ。正直いうと、だれが使うんだろうと筆者はいぶかしんだのだが、こうした若者には有用なツールなのかもしれない。
何とも悩ましい状況ではあるが、SEO担当者としては「訪問したユーザーに信頼性を感じてもらえるようなサイト作り」をしていくぐらいしかないのかもしれない。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ
日本未導入だが導入が待たれる機能についての記事を2本ピックアップ。
- Google、連続スクロールをPC検索にも導入。6ページ分の検索結果を自動表示
日本でもテストしているっぽい
- すべてのWeb担当者 必見!
- YouTubeでSearch in video機能が試験公開、特定の言葉が動画内で話されている場面を見つける
動画内の検索が容易になる
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
ソーシャルもやってます!