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「企業はデータで富を産めるのか?」など AI・データドリブンの未来を探る5セッションを紹介 |アドテック東京2019

アドテック東京2019の見どころを紹介! 「DataMind」AI・データドリブン・ビッグデータなどに関するトラックのアドバイザリーボードメンバーの打ち合わせを取材。その様子をお届けします。

マーケティングの最新事例や最新技術が得られる「アドテック東京2019」。今年は、2019年11月27日~28日に東京国際フォーラムで開催される。

今回、「DataMind」AI・データドリブン・ビッグデータなどに関するトラックのアドバイザリーボードメンバーの打ち合わせを特別に取材。打ち合わせに参加した以下4名から次のようなコメントをいただいた(打ち合わせに参加した人のみ取材を行ったため、全員とは限らない)。

「DataMind」メンバーからのコメント

打ち合わせの様子
左から、野口 竜司 氏(株式会社ZOZOテクノロジーズ / 株式会社アラタナ)、長瀬 次英 氏(株式会社BORDERS at BALCONY)、安藤 元博 氏(博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ)、紺野 俊介 氏(楽天株式会社)
安藤氏

「データドリブンマーケティング」という言葉が注目され、定着し、日常になっていった2010年代だったと思います。2019年、「次」を示す競争ができればいいですね。

紺野氏

都市伝説的なデータに関する「(何のためだか)貯める貯める詐欺」「(きっと何かが)出来る出来る詐欺」を現実視すべきタイミングがきており、そのデータ対象であるユーザのためのデータ活用をあらためて考える再スタートになれば良いですね。

長瀬氏

「本当にその人、その会社にとって、そのビジネスにとって必要なデータとは何か?」を把握しているだろうか?自身/自社にとってのデータが何かなのかを把握する事から全てが始まる。今一度、そこに立ち返れば何故D2Cなのか?現場主義なのか?どういうAIが必要なのか、クリエイティブやコンテンツの在り方なども全て自ずと理解出来るようになるかと思います。

野口氏

データ整備環境の進展やAIの登場など、データ活用における「舞台」が整ってきた今、「目の前のできること」にただ没頭せず、一歩引いて「やるべきこと」「やるべきでないこと」等の企業ポリシーを固めるべきタイミングが来ているように思います。シンプルに言い換えると「データ活用戦略」重要期に入ったと言えるのではと感じています。

AI・データドリブン・ビッグデータなどに関するトラック

アドテック東京2019の「DataMind」のトラックは、初日に5つのセッションが用意されている。セッションタイトルは次の通り。

  1. 企業はデータで富を産めるのか (100 min)
  2. データは誰のもの?企業がデータ活用の落とし穴に落ちないためには
  3. マーケターはAIをどう操り、企業の成長につなげるのか
  4. クリエイティブとデータ活用
  5. AIが作る未来のマーケティングと広告

安藤氏、紺野氏、長瀬氏、野口氏らアドバイザリーボードメンバーが各セッションで聞きたいこと、セッションに参加する人が聞きたいであろうことをまとめた「期待する内容」とセッションで語られる「キーワード」を紹介する。

公式サイトでは紹介しきれていない情報が満載なので、すでに申し込みをしている人はセッションへの期待値調整に役立ててほしい。また、まだ申し込みをしてない人は、自分に合ったセッション探しに役立っててほしい。

なお、申し込みをしたい場合は公式サイトより申し込みが可能だ。セッションによっては、無料(ビジターパス)で参加できないこともあるので、公式サイトの料金表で確認いただきたい。

「アドテック東京2019」の公式サイトで詳細を確認する

1.企業はデータで富を産めるのか (100 min)

 

アドバイザリーボードメンバーが本セッションで「期待する内容」

富を生み出すということは、単に既存活動の収益性を上げるということを超えて、事業を作り出すということ。セッションではデータが関与する企業の活動範囲がどこまで広がっているのか、それによって組織にどのような影響があるのか、新たに生まれる課題とは何かについて聞きたい。

一方で「データ<が>富を生み出す」という幻想がまだある。データは他の何かを掛け合わせることで価値が生まれる。その掛け合わせるものは何なのか?そして、そもそも掛け合わせることで新しい価値が生まれるデータは自社にとって何なのかを理解しているのかそのあたりの各社の考えと取り組みについて聞きたい。

本セッションの「キーワード」

  1. データは負債も生んでしまうのではないか?
  2. データは企業の活動範囲をどのようにして拡大してきたのか
「企業はデータで富を産めるのか (100 min)」のセッション詳細はこちらをクリック⇒

11月27日(水) [11:40-13:20]
DM1

企業はデータで富を産めるのか (100min)
http://adtech-tokyo.com/ja/session/session.html?num=DM1

セッションの概要

データで負債も生まれるこの時代、企業に富を産むためにマーケターはデータやAIをどのように扱い、どのように駆使しなければいけないのか?バラエティに富んだデータ活用最前線メンバーと共に楽しくセッションをお届けします。

2.データは誰のもの?企業がデータ活用の落とし穴に落ちないためには

 

アドバイザリーボードメンバーが本セッションで「期待する内容」

データは誰のものかを考える前に、そもそもデータを活用することで本当に生活者にベネフィットを提供できているかを突き詰めるべき。「得られるベネフィットに魅力があるから、データを提供する」この本来の形を実現できていない企業活動があるとすれば、何が課題なのか?

とかく顧客データの活用というと「利用を規制する」という方向に振れがち。ルールは大切だが、同時に、生活者に有益になるためにどのような利用の仕方が最適か、という面での世論形成も必要。そういう空気を、業界を上げてどう作っていくべきなのか?

本セッションの「キーワード」

  1. データで生活者にメリットを提供できているのか?
  2. 規約と生活者の感情の両面を考える
「データは誰のもの?企業がデータ活用の落とし穴に落ちないためには」のセッション詳細はこちらをクリック⇒

11月27日(水) [13:50-14:40]
DM2

データは誰のもの?企業がデータ活用の落とし穴に落ちないためには
http://adtech-tokyo.com/ja/session/session.html?num=DM2

セッションの概要

comming soon...

3.マーケターはAIをどう操り、企業の成長につなげるのか

 

アドバイザリーボードメンバーが本セッションで「期待する内容」

AIといっても領域が広い。既存活動の改善への活用もそうだが、同時に新しい価値を創造するためのAI活用にもフォーカスを当ててほしい。また、デジタルのみならず、リアルも含む企業のバリューチェーンの中でAIはどのような影響を与えられるのかについての言及を期待したい。

さらに、日本においては文系のAI職が今後増えることが予想される中で、彼らの教育をどう行うべきなのか?企業はそこまで見越した人材育成をいかに行っていくのかについての意見を交わせるとよい。

本セッションの「キーワード」

  1. AIによる新価値創造にフォーカスを
  2. 文系AIマーケターをいかに増やすか
「マーケターはAIをどう操り、企業の成長につなげるのか」のセッション詳細はこちらをクリック⇒

11月27日(水) [14:55-15:45]
DM3

マーケターはAIをどう操り、企業の成長につなげるのか
http://adtech-tokyo.com/ja/session/session.html?num=DM3

セッションの概要

マーケティング業界でもバズワードとなった「人工知能」。一方で、AIを絡めたソリューションや施策に関して、顧客体験、サプライチェーンなど様々な領域における現場での活用は未だ手探り状態です。

AIを活用するための学習データや組織作り、マーケターがいかにAIを操り、企業成長に繋げるのかを業界のキーマンと議論を深めていきます。

4.クリエイティブとデータ活用

 

アドバイザリーボードメンバーが本セッションで「期待する内容」

データ活用はデジタル広告のA/Bテストの話になりやすいが、むしろ、クリエイティブのパーソナライゼーションや、予想の範疇を超え、アイデアをジャンプさせるという意味でのクリエイティブとデータの統合活用が理想。そうしたクリエイティブを生み出すフローの中に、いかに自然にデータ活用を組み込めるのかを考えていきたい。

また、クリエイティブに接したユーザー(生活者)がどのような反応を示しているのか?脳波、心拍、脈拍といった言語化できない領域をどのくらいデータ化できるようになっているのか、それをクリエイティブにフィードバックするにはどうするのかについてもきいてみたい。

本セッションの「キーワード」

  1. クリエイティブのパーソナライゼーションは可能なのか?
  2. データはA/Bテストではなく、アイデアのジャンプに活用すべき
「クリエイティブとデータ活用」のセッション詳細はこちらをクリック⇒

11月27日(水) [16:00-16:50]
DM4

クリエイティブとデータ活用
http://adtech-tokyo.com/ja/session/session.html?num=DM4

セッションの概要

世界中で活躍する企業の方々をパネリストに迎え、クリエイティブとデータ活用というテーマで、クリエイティブのパーソナライゼーションをはじめ最新事例をご紹介します。

また、現実と理想のギャップの中、今抱えている課題やジレンマについても語っていただきつつ、今後の将来像についてパネルディスカッションしていく内容になります。

5.AIが作る未来のマーケティングと広告

 

アドバイザリーボードメンバーが本セッションで「期待する内容」

AIは本当にマーケティングと広告の未来をつくるのか?もしつくるとしたら、それはどの領域なのか?

AIのマーケティング・コミュニケーション領域における主な活用としては、「目の代わり」「口の代わり」「未来予測」の3つが期待されている。生活者が接するインターフェースが大いに変化している近い将来においては”広告”の定義自体が変化しているはず。そのことも含めて議論できるとよい。

本セッションの「キーワード」

  1. 近い将来における広告の定義とは?そして、AIはどの領域で力を発揮するのか
「AIが作る未来のマーケティングと広告」のセッション詳細はこちらをクリック⇒

11月27日(水) [17:05-17:55]
DM5

AIが作る未来のマーケティングと広告
http://adtech-tokyo.com/ja/session/session.html?num=DM5

セッションの概要

comming soon...

本イベントは、大きく分けると「展示会」「カンファレンス」の2要素から構成される。展示会では、約70社がブースを出展し、最新のマーケティングテクノロジーに触れることができる。カンファレンスでは、2日間で約60のセッションがあり、約250名のスピーカーが登壇する。

今年のアドテック東京では、「カンファレンス」で個別テーマをトラック毎に設けた「コンテンツコミッティー」制を導入。コミッティーは全部で8つあり、現場で活躍するマーケターにとって本当に役立つ内容は何かを考え、コミッティーのアドバイザリーボードメンバーが各トラックのセッションテーマを企画・決定していくという。

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