トラコスがReply.ai、Rtoasterと本気でbot市場へ参入!EC特化パッケージの内容がちょっとスゴイ
トランスコスモスが、LINEトーク画面上で商品選択から注文・決済までを単独でカバーする新商品「メッセンジャーアプリ EC サービス」の提供を開始。
AIによる自然言語解析に、DMPによる行動履歴連動型サジェストを標準実装
bot ⇒ 人間への応対エスカレーションフローまでもをパッケージング
という、なんとも『日本企業向け』なサービス設計。これが流行ると面白いなーなんて思いましたので、以下ちょっと詳しく解説してみようかなと。
とりあえず仕様とできることまとめ
- フィードフォース「ソーシャルPLUS」の LINE Official Web App と連動
- ブレインパッドの高性能プライベートDMP「Rtoaster」組み込みで、自社ECの購入・問い合わせ履歴からの1to1サジェストを可能に
- 米Reply,Inc のbotプラットフォーム「Reply.ai」と連携。botによる自然言語対応からの有人対応エスカレーションまでカバー
- 上記の機能を「基本どのECにでも組み込める」後付パッケージサービスとして提供
はい。上記を見るだけで、分かる人にはわかるかなと。
これ結構ビックリですよね。
ついに始まる?チャットbot-ECによる購買UXの大きな変異
まず注目したいのがプライベートDMP「Rtoaster」とのシームレス連携。
これにより例えば、EC事業者側ではユーザーの行動・購入・問い合わせ履歴から『そろそろ○○が切れる頃では?』なんてメッセージを、LINEのプッシュ通知で自動的に送信することが可能になるわけです。
ユーザーからしてみればLINEメッセージ開封後に数回タップしたら注文完了。
定期的に購入している商品や、好きな漫画やアーティストの作品を ”ECサイトへ訪問することなく” LINEのメッセージ画面のみで購入完了 ⇒ 受け取りまで進めるってことになります。
『これでシャンプーもティッシュもスニーカーも、歯ブラシもシリアルも醤油もパスタも…必要な時に無い悲しさから開放される!!』
おそらくそう考えるユーザーは少なくないはずで、それよりももっと多くの事業者が「これは商機!」と導入を検討するはず。市場からは、割とすぐに受け入れられるんじゃないかと思います。
いくつものAppとサイトを往復して都度探してログインして…て、やっぱり面倒ですもんね。誰にとっても。
Reply.ai によるbot自動応対フローにも注目
今回リリースで公開されたのは、あくまでサービス実装時のイメージ画像(上記画像)ですが、このパッケージには米 Reply.ai による自然言語解析 ⇒ 自動応対機能までついてきてしまうそう。
FAQや商品バリエーションサジェスト、類似商品の検索やクレーム対応などなど。先日話題になったLOHACOのマナミさんの事例にみるように、特にEC領域において活躍が期待されているAIアシスタント機能。
ついに日本においても、そんなAIアシスタントをどの企業も手軽に実装てきる未来が来る…?の、かもしれませんね。(現在絶賛開発中とのこと)なかなかワクワクさせてくれます。
実際の導入コストや時間、維持費用などについては不明なものの、これが本格的にリリースされ ある種の「当たり前」となった時。ECにおけるユーザー体験の創り方は大きく変わるのかも?ですね。
ではまたー。
Source:http://www.trans-cosmos.co.jp/company/news/161104_0002.html
「BITA デジマラボ」掲載のオリジナル版はこちらトラコスがReply.ai、Rtoasterと本気でbot市場へ参入!EC特化パッケージの内容がちょっとスゴイ2016/11/06
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