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重複コンテンツペナルティなど存在しない

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重複コンテンツペナルティなど存在しない
★★★★☆ 重複コンテンツについて正しい理解を (Webmasters Stack Exchange)

サイトのリニューアルに際して、新たに作ったディレクトリ配下にすでに公開していたコンテンツをコピーした。どこからもリンクしていないからインデックスされないと思っていたところ、予想に反してインデックスされてしまった。

結果として重複コンテンツが発生してしまい、それが原因でランキングが下がったようだ。もともとのURLにコンテンツを置き換えたが回復しない。

どうしたらいいだろうか?

SEOフォーラムに投稿されたこんな質問に対して、グーグルのジョン・ミューラー氏が次のように説明した(強調は筆者による)。

ほぼすべてのサイトには、同じサイトのなかで複数のURLで表示されるコンテンツがある。そういった状況に検索エンジンは対処しなければならない。重複コンテンツがあったからといってペナルティを与える理由はないし、自分のコンテンツであるなら、そもそも重複コンテンツペナルティというものはグーグルには存在しない

サイト内の重複コンテンツによって見られるのは次のような現象だ。

  • グーグルのアルゴリズムは検索結果でコンテンツを表示するために1つのURLを選択する。それは、あなたが選んでほしいURLではないないかもしれない。優先して表示したいURLがあるならば、リダイレクトやrel="canonical"、内部リンクなどによって正規URLを使用するといい。

  • 重複コンテンツの量によって(2倍の数のURL? 20倍の数のURL? 200倍の数のURL?)、サーバーへのクロールが多くなりすぎることがありうるし、重複コンテンツがなかったときと比べて、新しいコンテンツや更新したコンテンツがすぐには見つけてもらえないことがあるかもしれない。

だが妥当な数の重複コンテンツ(今回のケースでは2倍だろうか?)で、きちんとした強さのサーバーなら、どちらも事実上問題にはならない。ほとんどのユーザーはURLに違いに気付かないだろうし、十分クロールしてもらえるだろう。

重複コンテンツは作らないに越したことはない。しかし極端に数が多かったり、なんらかのスパム行為を目的としていたりしない限りは、通常は、問題を引き起こすものではないと認識しておこう。

たいした影響のない重複コンテンツの対策に時間を使うよりも、もっと良いコンテンツを作ったり、そのために顧客を理解しようとしたりするほうが、よほど有益だ。

サイトマップに不要な2つのタグ
★★★☆☆ priorityとchangefreq (Webmasters Stack Exchange)

検索エンジン向けのサイトマップ)に含めることができるタグはいくつかあるが、そのなかの2つについてグーグルのジョン・ミューラー氏が説明した。

ここでいう「サイトマップ」とは、検索エンジンにサイト内コンテンツのURLを伝える「XMLサイトマップ」のこと。訪問者向けのHTMLで作った「サイトマップページ」ではない。
  • priority ―― グーグルは利用しない
  • changefreq ―― 日付を特定していないときに使われる

サイトマップを作成するときに、使うべきか悩むタグがあるのではないだろうか。「priority」は使う必要がないし、そのURLの更新日を含めていれば「changefreq」は不要とのことだ。

グーグルが利用するサイトマップのタグで、必須なものと任意で記述できるものはヘルプに説明があるので、一度確認しておくといいだろう。

「次のペンギンアップデート更新は必ず実施する」(グーグルのジョン・ミューラー氏)
★★★☆☆ 時期までは明らかにせず (English Google Webmaster Central office-hours hangout)

ペンギンアップデートの更新について、英語版のウェブマスター向けGoogle+ハングアウトオンエアで、グーグルのジョン・ミューラー氏が次のように説明した。

なかには、生成されるデータを入念にチェックしなければならないアルゴリズムもある。ペンギンアップデートはそのなかの1つだ。だから実施までに、8~9か月くらいだろうか、そのくらいの時間がかかる。

エンジニアたちは次の更新のために取り組んでいる。ある時点で必ず実行されるだろう。

ペンギンアップデートは、2013年10月初めに更新されたきりで、それ以来10か月近くが過ぎている。グーグルのマット・カッツ氏は6月に米シアトルで開催されたSMXで、ペンギンアップデートよりもパンダアップデートに注力していると説明し、次の更新については触れなかった。

ミューラー氏も、具体的な時期については明言していない。しかし更新が確実にあることを教えてくれただけでも貴重な情報だ。特に、ペンギンからのリカバリを待ちわびているサイト管理者にとっては、更新が間違いなくあることを聞かされただけでもありがたいに違いない。

移転元と移転先のどちらで404を返すべきか
★★★☆☆ 移転元かな? (WebmasterWorld)

4つのサイトを1つに統合した。移転先のサイトにはいらないページを404にしたい。

うちの開発チームは、「移転先のサイトに301リダイレクトしてから、そちらで404エラーを返すべきだ」と主張している。

しかし私は、リダイレクトせずに、元のサイトで404エラーを返したほうがいいと考えるのだがどうだろう?

こんな質問がWebmasterWorldフォーラムに投稿された。あなたなら、どちらのやり方を採用するだろうか。

質問者が言うように、301リダイレクトを介さずに直接404エラーを返すのが適切だと、フォーラム管理者とモデレータが回答している。

筆者もそう思う。ユーザーにわかりやすいカスタムエラーページを見せることを前提にして、もともとのサイトで404にするべきだろう。301を挟むとソフト404として検索エンジンにみなされるかもしれない。

ただし一括設定で新サイトにリダイレクトしているなら、削除したURLを個別にリダイレクト対象から除外して404を返すのは数が多いと面倒になりそうだ。その場合は、リダイレクト先のサイトで404を返すことになるだろう。

手動対策ビューアの更新は1日2回
★★★☆☆ メールによる通知は1日1回 (Search Engine Roundtable)

グーグルのジョン・ミューラー氏が、手動対策の通知の間隔について次の2点を説明した。

  • ウェブマスターツールの手動対策ビューアに表示される情報は、1日2回(か、だいたいそのくらいの頻度で)更新される
  • メール送信による手動対策の通知は1日1回

手動対策の状態が一致しないときがあるが、手動対策ビューアとメールとのタイムラグがその理由の1つなのだろう。

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