今回と次回の2回にわたって取り上げるのは、リピートに関する2つの指標、「リピートの回数」と「リピートの間隔」だ。言葉だけからでは、その意味するところが少々想像しにくい指標である。
まずは、「リピートの回数」の方から、実際にGoogleアナリティクスでどのようなレポートとして表示されるのかを見るところから解説を始めよう(「リピートの間隔」については次回に解説する)。
「リピートの回数」を確認できるGoogleアナリティクスのレポート
「リピートの回数」は、ユーザー系のレポートで見ることができる。
- ページ上部のオレンジ色のメインメニューで[標準レポート]をクリックする。
- 画面の左側にあるメニューで、[ユーザー]をクリックする。
- メニューが開くので、[ユーザーの行動]をクリックし、開いたメニューから[リピートの回数や間隔]をクリックする(図1赤枠部分)。
これで、「リピートの回数や間隔」というページが表示される(図1)。このページの「パフォーマンス」というタブに、「リピートの回数」と「リピートの間隔」というリンクが用意されており、デフォルトでは「リピートの回数」が選択されている(図1青枠部分)。
「リピートの回数」のレポート部分は、以下のようになっている(図2)。
「リピートの回数」のレポートは、図2のように「リピートの回数」分布を示している。左の1列が「リピートの回数」を表しており、1回から8回までがそれぞれ1行ずつ、9回以降は複数の回数がグルーピングされて分布が表示されている。
では、ここで示される「リピートの回数」とは、具体的にはどんな意味で、このレポートはどう読めばいいのだろうか?
筆者の『ユニバーサルアナリティクス版Googleアナリティクス完全マニュアル(PDF)』が発行されました。
筆者が講義を行うGoogle アナリティクス徹底講座も、定期的に開催しています。
→ Google アナリティクス ゼミナール
バックナンバー
この記事の筆者
衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)
1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社へ。調査部、インターネット視聴率センター長などを経て、2000年ネットレイティングスへ。視聴率サービスやアクセス解析サービスの立ち上げに尽力。2006年株式会社クロス・フュージョンを設立し代表取締役に。2023年活動停止。
筆者の人気記事
URLクエリパラメータ(クエリストリング)の意味とは。使い方は? 除外はすべき?[第4回][第4回]
2012年4月26日 9:00
代表的な4つのグラフの使い分けのポイント(第2回)
2008年10月29日 11:00
棒グラフの用途に合った書き方 グラフの特徴や使い方のルールも解説!
2009年1月16日 10:00
分布図(散布図)とバブルチャートの使い方とは?正しいグラフの見方(第7回)
2009年4月22日 10:00
GAのトラッキングコードを正しい位置に設定する[第2回]
2016年6月2日 7:00
アンケートは「回収率」が重要! 信頼性が有効回答数よりも高くなる理由
2008年5月16日 10:00
