Googleアナリティクスの導入から、運用、活用まで、正式なサポートがない初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。
Googleアナリティクスとは/衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座「ランディングページ」と「直帰率」を理解する[第18回]
今回は、「ランディングページ」のレポートと、「直帰」の定義や直帰率の計算方法を解説する。
まずは「ランディングページ」からだ。
ランディングページとは?
ランディングページの定義は難しくない。ユーザーがWebサイトに「訪問」してきたときに、最初に閲覧したページのことだ(訪問の定義については、「訪問数」を理解する[第11回]で詳しく解説してある)。
「ランディング(landing)」というのは「上陸する」「着陸する」「着地する」という意味の英語なので、ユーザーがサイト外からやって来て、自社サイトに「上陸した」ページ、というイメージなのだろう。
アクセス解析ツールによっては、「入口ページ」「閲覧開始ページ」などということもある(Googleアナリティクスでも以前は「閲覧開始ページ」と表記されていた)。
「ランディングページ」を確認できるGoogleアナリティクスのレポート
Google アナリティクスでは、[コンテンツ]>[サイト コンテンツ]>[ランディング ページ]レポート(図1)で、ランディングページになった訪問の多い順に一覧で見ることができる。
- ページ上部のオレンジ色のメインメニューで[標準レポート]をクリックする。
- 画面の左側にあるメニューで、[コンテンツ]をクリックする。
- メニューが開くので、[サイト コンテンツ]をクリックし、開いたメニューから[ランディング ページ]をクリックする。
これで、「ランディング ページ」というページが表示される(図1)。
レポートについては、それほど解説は必要ないだろう。最初にレポートを開いたときには、集計期間中のランディングページが、訪問数の多い順に並んでいる。
1位の「/」は、Webサイトのトップページを表している。トップページから始まった訪問が、1,503回あったということだ。
ただし、各ランディングページへの訪問が、広告経由だったのか、どこかのサイトのリンクをクリックして来たのか、検索エンジンから来たのかは、この画面だけではわからない。これを確認するには、以下の2つの方法がある。
「どこ経由でどのページをランディングページとした訪問が多かったのか」を調べるには、次のようにする。
- 図1の画面で、表の上部にある[セカンダリ ディメンション]ボタンをクリックする。
- その場に表示されるメニューで[トラフィック]>[参照元]をクリックする。
これで、ランディングページと参照元の組み合わせごとに訪問数が表示される(図2)。
図1の「ランディング ページ」のレポートで、訪問数が多かったページに対して、どこ経由の訪問が多かったのかを調べるには、次のようにする。
- 図1の表で、どこを経由した訪問が多かったのか調べたいランディングページのURLをクリックする。
- そのランディングページに絞り込んだレポート画面が表示される(図3)。
- 表の上部にある[プライマリ ディメンション]の右側にある[参照元]のリンクをクリックする(図3の青枠)。
これで、絞り込んだランディングページへの訪問で、どの参照元が多かったのかが表示される(図4)。
筆者の『ユニバーサルアナリティクス版Googleアナリティクス完全マニュアル(PDF)』が発行されました。
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