「滞在時間」を確認できるGoogleアナリティクスのレポート
これまでに、各ページの滞在時間、各訪問の滞在時間、訪問時の平均滞在時間、平均ページ滞在時間の計算方法を見てきたが、Googleアナリティクスで確認できる指標は、「訪問時の平均滞在時間」と「平均ページ滞在時間」の2つだ。それぞれを確認できるレポートの表示方法を説明しておこう。
「訪問時の平均滞在時間」を確認できるレポート
「訪問時の平均滞在時間」は、[ユーザー]>[サマリー]レポート(図1)などで確認できる(図1青枠部分)。
- ページ上部のオレンジ色のメインメニューで[標準レポート]をクリックする。
- 画面の左側にあるメニューで、[ユーザー]をクリックする。
- メニューが開くので、[サマリー]をクリックする(図1赤枠部分)。
「平均ページ滞在時間」を確認できるレポート
一方、各ページの「平均ページ滞在時間」は、[コンテンツ]>[サイト コンテンツ]>[すべてのページ]などで確認できる(図2赤枠部分)。
- ページ上部のオレンジ色のメインメニューで[標準レポート]をクリックする。
- 画面の左側にあるメニューで、[コンテンツ]をクリックする。
- メニューが開くので、[サイト コンテンツ][すべてのページ]を順にクリックする。
「00:01:19」のように、2桁の数字が3つ、コロン(:)で区切って表示されている。これは、左から順に、時、分、秒を表している。つまり「00:01:19」であれば、「1分19秒」ということになる。
今回見たように、滞在時間については、最後のページの閲覧時間がわからない点や、直帰や離脱による複雑な計算方法から考えると、滞在時間の「絶対値」は、精度を求めるのがそもそも難しいということが理解できる。つまり、5秒だから短い、10秒だから長いというようなことは、いちがいには言えないということだ。よって、「滞在時間」を分析する際には、「相対比較」や「施策の前後比較」といった使い方がよいと考えられる。
筆者の『ユニバーサルアナリティクス版Googleアナリティクス完全マニュアル(PDF)』が発行されました。
筆者が講義を行うGoogle アナリティクス徹底講座も、定期的に開催しています。
→ Google アナリティクス ゼミナール
バックナンバー
この記事の筆者
衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)
1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社へ。調査部、インターネット視聴率センター長などを経て、2000年ネットレイティングスへ。視聴率サービスやアクセス解析サービスの立ち上げに尽力。2006年株式会社クロス・フュージョンを設立し代表取締役に。2023年活動停止。
筆者の人気記事
URLクエリパラメータ(クエリストリング)の意味とは。使い方は? 除外はすべき?[第4回][第4回]
2012年4月26日 9:00
代表的な4つのグラフの使い分けのポイント(第2回)
2008年10月29日 11:00
棒グラフの用途に合った書き方 グラフの特徴や使い方のルールも解説!
2009年1月16日 10:00
分布図(散布図)とバブルチャートの使い方とは?正しいグラフの見方(第7回)
2009年4月22日 10:00
GAのトラッキングコードを正しい位置に設定する[第2回]
2016年6月2日 7:00
アンケートは「回収率」が重要! 信頼性が有効回答数よりも高くなる理由
2008年5月16日 10:00
