Googleアナリティクスの導入から、運用、活用まで、正式なサポートがない初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。
Googleアナリティクスとは/衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座訪問数を確認できるGoogleアナリティクスのレポート
訪問数を確認できるGoogleアナリティクスのレポート
Webサイト全体の訪問数を確認できるレポート画面
Google アナリティクスでは、[ユーザー]>[サマリー]レポート(図2)など各種レポートで、訪問数を確認することができる。
- ページ上部のオレンジ色のメインメニューで[標準レポート]をクリックする。
- 画面の左側にあるメニューで、[ユーザー]をクリックする。
- メニューが開くので、[サマリー]をクリックする(図2赤枠部分)。
訪問数は、図2の青枠で囲んだ部分に表示されている。
まだところどころに誤表記が見られるので注意
ちなみに、[トラフィック]>[サマリー]レポート(図3)の「このサイトのユーザー数」(図3青枠部分)という表記(2012年6月19日、画面キャプチャー時点)は「訪問数」の誤りである。
- ページ上部のオレンジ色のメインメニューで[標準レポート]をクリックする。
- 画面の左側にあるメニューで、[トラフィック]をクリックする。
- メニューが開くので、[サマリー]をクリックする(図3赤枠部分)。
トラフィック別に訪問数を確認できるレポート画面
トラフィック元(参照元など)別の訪問数は、[トラフィック]>[参照元]>[すべてのトラフィック]レポートで確認できる(図4の青枠部分)。
- ページ上部のオレンジ色のメインメニューで[標準レポート]をクリックする。
- 画面の左側にあるメニューで、[トラフィック]をクリックする。
- メニューが開くので、[参照元]>[すべてのトラフィック]を順にクリックする(図4赤枠部分)。
ページ別に訪問数を確認できるレポート画面はない?
カスタムレポートで確認する場合の注意点
一方、ページ別に訪問数を確認できるレポートは、標準で用意されているレポートの中にはない。ページ別に「訪問数」を表示させるには、カスタムレポートユーザー自身が自分用に作ることのできるレポート)で作成しなくてはならない。
図5はカスタムレポートで、ページ別に訪問数ほかの主要指標を表示させることができるように作成したものだ。
ところが、これを見ると、ユーザー数より訪問数が少ない(図5青枠部分)という不思議な部分のあるレポートになっているのがわかる。
なぜこのようになるのかというと、じつはGoogle アナリティクスでは、「訪問」というのは、訪問時の最初の閲覧ページ(閲覧開始ページ、入口ページ、ランディングページ)に紐づける仕組みになっているのだ。
たとえば、次のようなページ閲覧の訪問では、最初の閲覧ページであるページAにだけに1訪問がカウントされ、以降のページにはカウントされない。
ページA → ページB → ページC → ページB
ページA、ページB、ページCのいわゆる「訪問」数を確認したい場合には、「ページ別訪問」という指標を見る必要がある。「ページビュー」と紛らわしいが、上の例では、訪問数、ページ別訪問数、ページビュー数は以下のようになる。
ページA | ページB | ページC | |
---|---|---|---|
ページビュー数 | 1 | 2 | 1 |
訪問数 | 1 | 0 | 0 |
ページ別訪問数 | 1 | 1 | 1 |
「ページ別訪問」についてはあらためて別項目を立てて説明するが、とりあえず、「訪問」と「ページ別訪問」の指標の使い分けについては、「コンテンツ」系のレポートでは「ページ別訪問」を使い、「トラフィック」系のレポートでは「訪問」を使うと良いと覚えておこう。
筆者の『ユニバーサルアナリティクス版Googleアナリティクス完全マニュアル(PDF)』が発行されました。
筆者が講義を行うGoogle アナリティクス徹底講座も、定期的に開催しています。 → Google アナリティクス ゼミナール
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