「札幌ドーム」をエキスパートレビュー!(続き)
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施設の利用料金はいくら?
次に、利用料金を見てみよう。「利用料金」(前ページ図13の黄枠で囲んだ部分)をクリックすると、表示されたコンテンツは変化して、利用料金の一覧表が表示されるが、URLに変化はない(図16)。
一般なら天然芝で3時間7,200円、人工芝2時間で4,800円ということだ。意外と利用しやすそうな価格になっている。
ついでに、「屋外サッカーステージ」の料金と、「屋内アリーナ」の料金も見てみることにする(図12の緑枠で囲んだ部分をクリック)。
「屋外サッカーステージ」は平日10万円、1枠は3時間ということなので、やはり練習場とは格段に値段が違う。「屋内アリーナ」も平日1枠3時間で、6万円から9万円と利用人数に応じて幅がある。やはりそれなりの料金だ。「屋外サッカーステージ」と「屋内アリーナ」の2つは、「札幌ドーム市民利用受付」電話で申し込みをして、申し込み多数だと、利用前々月10日に抽選で決定するという仕組みだった。
屋内アリーナは人工芝なので芝が荒れるとかの影響は少ないと考えられるが、サッカーでの利用も2011年秋から開始することで、さらに稼働率を上げるように取り組み始めているのだろう。
施設の場所とアクセス方法を確認したい
次は、札幌ドームの施設の場所を確認しておこう。グローバルナビゲーションの「アクセス・駐車場」を選択する。「札幌市内位置図」のページ(図17)に来るが、それぞれ最寄りの駅などからの所要時間の記載はない。
メインビジュアルの下に、「交通案内」「駐車場案内」といったリンク群があるので(図17の青枠で囲んだ部分)、その中の「交通案内」をクリックすると図18が出現する。
これで詳細は確認できた。
「札幌ドーム」のページの作り方の特徴
こうしてくまなくこのWebサイトを見てくると、このサイト全体のページの作り方が、だんだん見えてくる。グローバルナビゲーションのメニュー(たとえば「アクセス・駐車場」)をクリックすると、第2階層のサブメニュー(位置図、交通案内、駐車場案内、徒歩・自転車・バイクでのご来場)の一番左にあるページ(位置図)が表示される。第2階層のコンテンツはここから選択するというのが基本的な構造になっているようだ。現在いるページの所在もわかりにくいので、この構造であれば、サブメニューをタブのように見せて、現在地を明確にした方が親切だろう。
あるいは、例えば図19の会社案内のページのようにしてもよい。メインビジュアル直下に横にリンクが並んでいる(図19の黄枠で囲んだ部分)が、これらのリンクを立てに単純に並べたページの作りになっている(図19の赤枠で囲んだ部分)。
リンクの存在や階層構造はこちらの方がわかりやすい。ただ現状、横幅がコンパクトになっているので、もしリニューアルの機会があるとしたら、上部にはグローバルナビゲーションとメインビジュアルの作りはそのままで、その下は2段組みでサイドバーを増設して、左か右にサイドメニューを配置する。そこに第2階層へのリンクを並べるとスッキリするのではないか。
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この記事の筆者
衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)
1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社へ。調査部、インターネット視聴率センター長などを経て、2000年ネットレイティングスへ。視聴率サービスやアクセス解析サービスの立ち上げに尽力。2006年株式会社クロス・フュージョンを設立し代表取締役に。2023年活動停止。
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