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TIPS#4検索クエリを借用する

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TIPS#4検索クエリを借用する

ナビゲーション型の検索では、検索結果ページではなく、コンテンツのページに直接到達する方がユーザーにとっては好都合な場合が多い。たとえば、SEOmoz.orgで「検索順位決定要因(ranking factors)」を検索しているユーザーには、このクエリの検索結果ページではなく、検索順位決定要因に関する調査結果のページに直接行けるようにする方が便利になる。

検索ページではなくコンテンツや閲覧用ページにユーザーを誘導することで得られる大きなSEO上のメリットは、「widgets」の単なる検索結果ページではなく、「widgets」のためにうまく作成されたページにリンクするようにユーザーを促せることにある。検索結果ページでは、グーグルで検索上位に入ったり、コンバージョンにつながったりする見込みは薄い。

検索量の多い語句の上位100を毎週あるいは毎月チェックして、ナビゲーション型の検索を特定し、ターゲットになっているページが表示されるようにするのに、さほど時間はかからない。

TIPS#5各検索結果に個別のURLを割り当てる

検索結果ページのURLが、(たとえば、フォームの送信にPOSTメソッドを使用しているといった理由で)入力された検索クエリごとに異なるURLではない場合、多くの検索トラフィックを得るチャンスを逃す恐れがある。グーグルは通常、自分のところの検索結果に他サイトの検索結果ページを表示しないようにしているが、多くの場合、「検索結果」は独特なので、検索結果として表示すべき関連性の高いページになりうる。

たとえば、自分のサーバーと近いIPアドレスのサイトを探すmyIPneighborsはとても便利なサイトだと思う。ここの検索ページが「www.myipneighbors.com/check/www.seomoz.org」とでもいったようなURLにリダイレクトされるなら、ドメイン名に関するウェブ検索のロングテールにおいて十分競争力を持てるはずだ。

TIPS#6クリック課金(PPC)広告のランディングページ

僕が気に入っている社会調査の結論によると、「toaster」(トースター)といった具合に、言葉の単数形で検索するユーザーは、買う気が強いので、製品ページに誘導するのがいいらしい。これに対して、「toasters」といったふうに複数形で検索する人は比較検討したいと考えており、さまざまな選択肢を提供する方が反応がよいという。

これはつまり、有料検索キャンペーンを行っている者にとって、サイト内検索の結果ページは商品の比較ができるランディングページを提供する手っ取り早い方法になるということだ。それに、ユーザーは少なくとも表示された検索結果の1つか2つは訪問するものなので、こうしたページは通常、直帰率が低い。

「toasters」で検索してみると、この手法を利用したサイトのPPC広告が表示される。MoneySupermarketLakeland Plasticsといったサイトが、検索キーワードに対応したサイト内検索の検索結果ページをランディングページとしたPPC広告を出しているのだ。一方、「washing machines(洗濯機)」というクエリによるトラフィックをサイト内検索の「該当する検索結果はありません」というページに誘導しているサイトもあった。Asdaだ。こんな風にPPC広告の予算を無駄にしてはいけない!

TIPS#7ウェブ検索のキーワードを利用する

これは、自分のサイトに応用できれば、すばらしいアイデアだと思う。ビジターがウェブの検索エンジン経由で訪問してくるなら、その検索キーワードを検索ボックスにあらかじめ表示しておくようにするといい。以下は、YouTubeでのごく基本的な例だ。

レスリングNG集

このアイデアの実践例で僕が気に入っていたものの1つは、Flickrのものだった。ウェブ検索から画像ページに行くと、サイト内検索用の検索ボックスにあらかじめキーワードが入力されており、その上のポップアップメッセージから、その検索キーワードでヒットする画像が他にいくつあるかがわかった。

たとえば、「『メキシコの覆面レスラー』にマッチする画像が809件あります」というふうに表示されるわけだ。これは、サイト訪問者の滞在時間を延ばす(そして、ウェブ検索や画像検索に戻らせない)ことを狙ったものだが、どういうわけか、このところFlickrはこの機能をなくしてしまった。

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