サイト内のナビゲーションを容易にする
サイト内のナビゲーションを容易にする
サイトのナビゲーションは、ユーザーが迅速に目的のコンテンツにたどり着けるようにするために重要です。また、検索エンジンにとっても、ウェブマスターがどのコンテンツを重要と考えているのかを理解するのに役立ちます。Google の検索結果はページ単位で提供されますが、サイト全体という大きな視点から、そのページがどのような役割を果たしているのかについても、Google は理解したいと考えています。
すべてのサイトにはホーム、もしくはルートのページが存在します。このページは多くの場合最も頻繁に訪問され、訪問者にとってナビゲーションの基点となるページです。ほんの少しのページしかないサイトの場合は別ですが、ユーザーがトップ ページ (ルート ページ) からより詳細な内容のページにどのようにたどり着くのか、ウェブマスターは考える必要があります。たとえば、あるトピックに関するページが複数あり、さらにそれらについて説明するページを別途作る必要がある (例: トップ ページ→関連トピックのリスト→特定のトピック というナビゲーション) くらいのページ数がありませんか?また、複数のカテゴリやサブカテゴリで分類するに値する何百種類もの商品がありませんか?
サイトマップ(sitemap《先頭が小文字》: 先頭が大文字で表記される Sitemap 《XML サイトマップ》とは異なります)はサイト構造を示すシンプルな HTML ページで、たいていの場合はサイト内のページを階層的に表したリストで構成されます。サイトを訪れた人が、目的のページを見つけるのに困ったときに閲覧することがあります。検索エンジンもこのページを訪問し、サイトのページのクロール範囲を広げるために利用することがありますが、基本的にはサイト訪問者のためのものです。
一方 XML サイトマップ (Sitemap《先頭が大文字》) は Google ウェブマスター ツール を使って送信することができ、Google があなたのサイトにあるページを見つけ出す手助けとなります。XML サイトマップの利用はどのバージョンの URL を標準としたいかを Google に伝えるひとつの有効な手段です。
たとえば http://brandonsbaseballcards.com/ と http://www.brandonsbaseballcards.com/ のどちらを標準として使用するか (使用するドメイン名の詳細は こちら) を Google へ伝えることができます (ただし必ず保証されるものではありません)。ウェブマスターの方々が XML サイトマップ ファイルを作りやすくなるよう、オープンソースのサイトマップ生成ツールの制作に Google も関わりました。サイトマップの詳細はヘルプ センターに サイトマップについて というページを用意していますので、ご覧ください。
良いナビゲーションの作り方
自然な階層構造を作る ―― ユーザーが一般的なコンテンツからより詳細な目的のコンテンツに、できるだけ簡単に移動できるようにしましょう。必要であればナビゲーションのページを追加し、サイトのページ間を移動しやすいようにしましょう。
注意点- たとえば、すべてのページ上にサイト内にある他のあらゆるページへのリンクを掲載するような、複雑に絡み合ったナビゲーションを作らない
- コンテンツを細かく分割しすぎない (深い階層のコンテンツにたどり着くまでに 20 クリックも要することのないようにする)
ナビゲーションはできるだけテキストにする ―― サイトのページ間をつなぐナビゲーションの多くをテキストのリンクにすると、検索エンジンがクロールしやすく理解しやすいサイトにすることができます。多くのユーザーもテキストリンクを好みます。特に Flash や JavaScript に対応していない機器からアクセスするユーザーは、この方法を好むでしょう。
注意点- ナビゲーションをドロップダウン メニューや画像、アニメーションのみで作ることは控える (すべてではないものの、多くの検索エンジンはサイト内のこのようなリンクを見つけることができます。しかし、ユーザーがサイト内のすべてのページにテキストリンクでたどり着けることができれば、アクセシビリティの向上にもつながります。詳細はFlash や画像などのテキスト以外のファイル をご覧ください)
"パンくず" リストを使う ―― パンくずリストとはページの上部か下部にある、内部リンクを 1 列に並べたもので、これを使えばユーザーはひとつ前の階層やトップページにすばやく戻ることができます。多くのパンくずリストは最も左にトップページをおき、詳細なセクションに入るたびに右側に伸びていきます。
HTML のサイトマップをサイトに置き、XML サイトマップも使う ―― サイト内のすべてのページ、もしくは (何百、何千ものページがあるサイトの場合は) 主要なページへのリンクが張られた HTML のサイトマップがあるとユーザーにとって便利です。また、XML サイトマップ を活用すると、検索エンジンがサイト内にあるすべてのページを発見する手助けになります。
注意点- HTML サイトマップをリンク切れなどがある、古いものにしない
- HTML サイトマップを作るときは、ただリンクを羅列するのではなくテーマごとにまとめるなど、整理して並べる
URL の一部をユーザーが取り除いた場合、どうなるか考える ―― 変わった手法でサイト内を移動するユーザーがいるかもしれませんので、このことに備えておきましょう。たとえば、パンくずリストを利用せずに URL の一部を取り除くことによって、より概略的なコンテンツを見つけようとするユーザーがいることが考えられます。たとえば、http://www.brandonsbaseballcards.com/news/2008/upcoming-baseball-card-shows.htm というページを訪れたあとで、http://www.brandonsbaseballcards.com/news/2008/ とアドレスバーに入力し直して、2008 年のニュースの一覧を見ようとする、といった方法です。あなたのサイトは、このようなときに提供できるコンテンツを用意していますか?それとも 404 ("ページが見つかりません" というエラー) を返してしまうでしょうか。さらに、もう一階層上の http://www.brandonsbaseballcards.com/news/ のような URL の場合はどうでしょう?
役に立つ 404 エラー ページを用意する ―― 時にユーザーはリンク切れしたリンクをたどったり、間違った URL を入力したりして、サイトに存在しないページを訪れてしまうことがあります。このようなとき、ユーザーをちゃんとしたページに導くための カスタマイズした 404 エラー ページ を 用意すると、ユーザー エクスペリエンスを飛躍的に高めることができます。404 エラー ページでは、 サイトのトップページや、人気のあるページ、関連性のあるコンテンツなどへのリンクを提供すると良いでしょう。Google では、自動的にたくさんの便利な機能を提供する 404 ウィジェット を提供していますので、あなたのサイトの 404 エラー ページでもご利用いただけます。また、Google ウェブマスター ツールをご利用いただくことで、"ページが見つかりません" エラーの原因 についてもご確認いただけます。
注意点- 404 エラー ページが検索エンジンにインデックスされないようにする (存在しないページがリクエストされたときは 404 HTTP ステータスコード を返すようにウェブサーバーを設定する)
- "見つかりません (Not Found)" や "404" という曖昧なメッセージだけを表示する、または 404 エラー ページをそもそも用意しない、ということは避ける
- サイトのデザインにそぐわない 404 エラー ページは使用しない
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