沈黙より有益なこと以外は口にしない
沈黙より有益なこと以外は口にしない
いしたに たつをさんからのリクエストです。たつをさん自身はどんなことでも、ある意味お気楽にどんどん書くタイプなのですが、聖幸さんは反対に、1つ1つのエントリーをじっくりやるタイプ。そのやり方や違いを知りたい、ということです。
聖幸 どちらかというと徳力さんに近いかもしれません。基本的に、人様が読むものと思って書いてます。「自分用メモ」みたいな記事でも、完全に自分用ではないです。座右の銘の一つがベンジャミン・フランクリンの「沈黙より有益なこと以外は口にしてはならない」ですから。
いしたに ということは、かなり個人的な資質の問題だと。どちらも正解ですからね。それよりも、自分がどっちに向いているかを知ることの方が大事。
聖幸 そうですね。やりやすいから、そうしてるだけです。身も蓋もないですが。自分がやりやすいようにやれば、長続きするんじゃないですかね。
勝間本をAmazon在庫切れにさせた、伝説のエントリー
いしたに さて、聖幸さんには自薦ベストエントリーを5つ選んでもらいました。
聖幸 1つ目は「社会人版ドラゴン桜!?「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」:[俺100]」です。勝間和代さんの著書の記事ですが、記事書いたときは今みたいにあまり有名じゃなかった。でも、この記事が「はてブ」でブレイクして、数日後にはAmazonの在庫切れにまでなった。その後、勝間さんが本を書くたびに、僕のブログを紹介してくれたので、「勝間さん=本売れて嬉しい」「僕=アクセス増で嬉しい」「読者=いい本を知ることができて嬉しい」、みんな、いい感じになりました。
いしたに いい感じ(笑)
聖幸 このときは、熟考したというよりは、勢いに任せた感じ。勢いは重要ですね。2、3日寝かせると「別に書かなくてもいいかな」とか思ってボツになることも。
いしたに 読んでいる人にも、その勢いが伝わるんでしょうね。
聖幸 次のベストは、常々思っていたことを、他のブログがきっかけで記事にした感じです。きっかけも重要です。「これを読んでおくと読書スピードが速くなる。自己啓発書編。ついでに知的生産編:[俺100]」です。danさんが記事にしたので、便乗して記事書いたら人気に。
いしたに 他のものから影響を受けて、というのも、1つのパターンですね。便乗は大事。
聖幸 そうですね。大橋さんも言ってましたが、質問されると、答えられるんです。脳にはデータというか知識があっても、引っ張り出すのが難しい。きっかけが必要ですね。
いしたに 勢い→きっかけと来ました。次は?
聖幸 「オリジナリティ+ネーミング」ですかね。「イタコ読書法:[俺100]」です。でも、斎藤孝さんがすでに「イタコ読書法」をやっていたわけですが…。僕も、ずっと前からやっていたのになあ。しかも、こっちの方が本場に近いぞ!(笑)
いしたに あはは。
聖幸 ついカッとなることも重要です(笑)
いしたに うだうだ思うぐらいなら記事を書け(笑)
聖幸 「沈黙は金」とは真逆ですが、くだらないことでも、書かないよりは書いた方がましということもあります。
いしたに 他人を傷つけないなら、それもよし。
聖幸 次もそんな感じなんですが…、「【ついてる】コメントスパムが大量にツイてる!:[俺100]」です。コメントスパムが大量に来たので、頭に来てネタにしたら「やじうまwatch(2004/7/13)」などに載りました(笑)。「これで、いいのか!!」と思った印象深い出来事です。しかし、狙うとすべります(笑)
いしたに 狙うとホントすべる(笑)
聖幸 次は「人脈と粘着」です。「人気書評ブログの作り方 書評から人脈を作る:[俺100]」。一歩掘り下げて書く感じの粘着力が差別化として有効かと思います。あと、せっかくのブログですから、人の輪も広げたいですよね。結局ツキは人によってもたらされることが多いので。
いしたに たしかに人ですね。
聖幸 ただ、それを狙って人脈を広げようと思ってもうまくいかないとは思います。人から感謝される機会が多いと人脈も増えるし、ツキもやってくる。どうせプライベートな時間を削って記事を書くなら、愚痴とかつまらないこと書いてないで、人から喜ばれるようなことを書いた方がいい。
いしたに 私は料理が好きなんですけど、料理をおいしくするコツは最後のひと手間なんですよ。そのひと手間が聖幸さんの言う粘着なんだなあと、すごく納得しました。では、最後のコーナー行きましょう。
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