中高年が抱える仕事の悩み、納得の1位は? 転職したくなるリアルな本音【パーソルキャリア調べ】
ベテラン世代は「転職サービスは必要になるまで登録しない」、一方で若手は「とりあえず登録」?
8:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、「ミドルシニアの転職意識調査レポート」を発表した。20~64歳のビジネスパーソンを対象に、仕事と転職に関するアンケート調査を実施している。
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ミドルシニアの仕事の悩みは「給料があがらない・安すぎる」が最多

まず、ミドルシニアに「現在の仕事での悩み」を聞いたところ、1位は「給料があがらない」(37.7%)、2位は「給料が安すぎる」(29.7%)と、給与に関する不満が上位を占めた。特に20代の回答を大きく上回っていたのは、「尊敬できる上司がいない」「給料があがらない」「評価・人事制度が不透明/不公平だと思う」などの項目だった。

直近1年以内に転職した方・現在転職に興味がある方に対し、「転職を考えた理由」を聞くと、こちらも「給料があがらない・安すぎる」がツートップとなり、3位には「やりがいを感じられない」(31.0%)がランクイン。20代もトップ3は同じ項目となった。
転職サービス、使い方が世代で違う? 20代は「とりあえず登録」

転職サービスへの登録についての考え方を聞いたところ、「すぐ転職する気がなくても登録するものだ」と答えた人は、ミドルシニアでは計13.8%、20代では計28.1%と、14.3ポイントの差が見られた。一方で、「必要になるまでは登録しない」と考える人はミドルシニアで計22.7%にのぼり、世代による意識の違いがうかがえた。

環境・風土に関する職場選びの重視度について聞くと、ミドルシニアは「自分にできる業務であること」が51.2%で最も多く、ついで「経営層が社員を大切にしている」が47.2%、「年収が下がらないこと」が46.5%となった。一方で、20代は休暇の取りやすさや福利厚生の充実に関する項目が過半数にのぼっていた。
調査概要
- 【調査期間】2025年3月14日~18日
- 【調査対象】全国 20-64歳の男女、正社員・契約社員・派遣・会社役員・代表取締役・公務員・団体職員へのアンケート結果から、20代(20~29歳)とミドルシニア(45~60歳)の回答を抜粋
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