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『ネット時代 10年後、新聞とテレビはこうなる』

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『ネット時代 10年後、新聞とテレビはこうなる』

山川 健(ジャーナリスト)

201X年に本当の意味でネットとメディアが融合
既存メディアはeプラットフォームに一本化される

『ネット時代 10年後、新聞とテレビはこうなる』 title=
  • 藤原 治 著
  • ISBN:978-4-02-250232-2
  • 定価:1,400円+税
  • 朝日新聞社

東京地裁で懲役2年6月の実刑判決が3月に言い渡された堀江貴文被告。彼が一昨年2月のニッポン放送株大量取得騒動の際、声高に叫び続けたスローガンが「ネットとメディアの融合」だった。新しい時代を予感させる心地良い言葉だが、堀江被告はビジョンを明確に示すことができず、騒動の結末からも結局はマネーゲームだった、と批判を浴びる。そして昨年1月の逮捕につながっていった。

堀江被告が語った“融合”は、実際には自社サイトと放送局の“連携”に過ぎない。筆者は、2011年の地上波デジタル化完了(アナログ停波)から数年後(201X年)に本当の融合が起きる、と断言する。

すべての既存メディアをのみ込んだ巨大なメディア(媒介物)、「eプラットフォーム」に一本化され、新聞やテレビはコンテンツプロバイダに変わっていく。その結果、eプラットフォームという同じ土俵の上で、新聞社とテレビ局が激烈なコンテンツ競争を展開することになる。eプラットフォーム自体の所有者はいないが、効率よくコンテンツプロバイダを検索できる管理者的なビジネスが出現する可能性があるという。

予測が的中すれば、紙を前提にした新聞社のビジネスは確実に崩壊する。筆者は随所で日本の新聞経営の問題点を指摘している。欧米の新聞社がすでに経営の根幹にネットを位置付けているのとは対照的に、日本の全国紙は機敏に対応できないままだ。せめてもの救いが、本書の発行元が朝日新聞社であることか。

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