初代編集長ブログ―安田英久

スマホのない時間が企画を練るのに効果バツグンだと深夜のバイクが教えてくれた

「スマホ断ち」をするといろいろ仕事がはかどる場合がありますよね
Web担のなかの人

今日は、「スマホ断ち」をするといろいろ仕事がはかどる場合がありますよね、というちょっとした話題です。

先日、久しぶりにバイクで移動していたんですよ。すると、その移動時間だけで、結構な仕事が進みました。バイクで走りながら考えていたら、ぼんやりとしていた企画がある程度まとまり、そのうえ、また別の「こんなことできないかな」と思っていたプログラムの骨組みがまとまったんです。


普段、電車で移動していると、ついつい電車の中でスマホを取り出していじっちゃうんですよね。東京メトロのなかでスマホからネットにつながるようになったので、なおさら。

スマホをいじっていると、ついついTwitterを見たりFacebookを見たり、パズドラをやったりして、気がつくともう降りる駅になっています。昔は、電車のなかで中吊りを眺めたり、ぼんやりと考え事をしたり、いろいろしていたと思います。そういう時間が、スマホによって失われてしまっているような気がします。

この「ぼんやりと考える時間」は、パソコンの前に座って仕事をしているときも、実はあまりないんですよね。モーレツにメールを処理していたり、原稿を前に作業していたり、息抜きにいろんなサイトをめぐったりしていますからね(企画書を開いてその内容を詰めにかかるのは、ホントにやらなきゃいけないときだけだったり)。

いつでもネットに接続できる現代というのは、「何かを考える時間」が(意識して行わなければ)どんどん減っていく時代なんじゃないかという気がします。


ところが、バイクや車を運転しているときって、BGMをかけているのでなければ、運転以外に何もすることがないんですよ。すると、ぼんやりと頭の片隅にあったことが脳味噌のなかに浮かんできて、それが徐々に組み立てられていくんです。

ふだん仕事を忙しくしていて、やらなきゃいけないことに追われている人は、電車のなかでスマホに触れずにいる時間を増やしてみるのはいかがでしょうか? もしかしたら、「今すぐにやらなきゃいけないわけじゃないから」という理由で後まわしにしていた仕事がはかどるかもしれませんよ。特に「企画を練る」という仕事が。

もちろん、そのためには常日頃からインプットをしていて、脳味噌のなかに企画のぼんやりとした概要が浮かんでいなければ意味がありません。企画の種がまかれて少しでも芽が出ていなければ、どれだけ「考える時間」という環境があってもその芽は育ちませんからね。

でも、やりたいこと、イメージしていること、思考のネタがあるときには、「スマホ断ちをして強制的に考える時間をつくる」ことが、結構いいんじゃないかと思います(まとまった企画はその場でスマホを取り出してメモしなきゃどこかに消えていってしまいますけどね)。

◇◇◇

当たり前っちゃ当たり前のことなのですが、深夜にバイクで走っていた時間が、それを思い出させてくれました。

あ、もちろん、車やバイクを運転するときは運転にはちゃんと集中してくださいね。企画のことばかり考えていて事故を起こしてしまっては意味がないですからね。

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