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セブン&アイHDの「オムニ7」、会員数が500万人を突破

9 years 2ヶ月 ago

セブン&アイホールディングスは5月23日、グループの総合通販サイト「オムニ7」の登録会員数が500万人を超えたと発表した。

2015年11月のサービス開始から1年半で登録会員数が500万人に到達。約1万9900か所の店舗網を生かしたグループのオムニチャネル化を進め、会員数を増やしていく。

「オムニ7」はセブンネットショッピング、イトーヨーカドー(ネットスーパー含む)、西武・そごう、アカチャンホンポ、ロフト、セブンイレブン(セブンミール)、デニーズ(出前サービス)、セブン旅ネットなど、グループのサービスを横断的に利用できるECサイト。コンビニでの店頭受取などリアル店舗と連動してサービスを展開している。

セブン&アイHDのオムニチャネルサービス、通販サイト「オムニ7」の仕組み

「オムニ7」の仕組み(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

開始当初は2018年にオムニチャネル売上高1兆円を掲げていたが、2016年10月に事業方針を転換。ECを中心に不特定多数の顧客にアプローチする従来の戦略から、「顧客ごとにグループ各社の利用状況をつなげ、全チャネルを通じてサービスの質を追求していくこと」へと変更した。

国内のグループ店舗に来店する1日あたり2200万人(発表当時)にのぼる顧客の「顧客生涯価値(Life Time Value)」向上をめざしている。

2017年2月期は「omni7(オムニ7)」における商品力の強化を図ったほか、各社共通のポイントプログラムやパーソナル販売などを可能とするスマートフォン用アプリの開発にも着手した。

2017年2月期におけるオムニ7の売上高は前期比10.8%増の976億6000万円。

主要ブランドの売上高はイトーヨーカドーの「ネットスーパー事業(配達型)」が同3.0%増の447億3500万円、食品宅配の「セブンミール」は同15.5%増の266億7800万円、「セブンネットショッピング」は同62.9%増の141億400万円、「アカチャンホンポ」は同14.7%減の56億1700万円。

セブン&アイ・ホールディングスの2017年2月期におけるEC売上高は、前期比10.8%増の976億6000万円

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

求人サイトのチャンス?ピンチ?、Google検索で仕事を探せる Google for Jobs が米国で間もなく公開 #IO17JP

9 years 2ヶ月 ago

5月17〜19日に米カリフォルニア州マウンテンビューで開催された Google I/O 2017 で、Google の サンダー・ピチャイ CEO は、Google 検索で求人情報を探せる “Google for Jobs” を発表した。まずは米国で数週間後に公開予定。

- 求人サイトのチャンス?ピンチ?、Google検索で仕事を探せる Google for Jobs が米国で間もなく公開 #IO17JP -

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Kenichi Suzuki

アスクルが「LOHACO」でのペット用品ECに本腰、大手のチャームを買収し完全子会社化

9 years 2ヶ月 ago

アスクルがペット用品のネット通販に本腰を入れる。

ペット・ガーデニング用品のECサイト「Charm」などを運営するチャームの全株式を取得し、完全子会社することで合意したと5月24日に発表。

売上高129億円(2016年11月期)のペット用品通販大手のチャームを傘下に入れ、消費者向けECサイト「LOHACO(ロハコ)」におけるペット用品の取り扱いを拡充する。

アスクルによると、ペット関連市場は「ペットの家族化」を背景とした高額化・高付加価値化が進み、引き続き堅調な成長が見込まれると説明。ペットフードやペットシーツなど多くのペット用品は定期購入の需要が高く、他の生活必需品と合わせてECを通じた購買ニーズが増えるという。

アスクルは、「LOHACO」におけるペット用品の取扱商品数を拡大。多種多様なライフスタイルの消費者の消費ニーズに対応する。

アスクルが買収するチャームが運営するペット用品などの通販サイト「charm」

チャームが運営するペット用品などの通販サイト「Charm」(画像は編集部がキャプチャ)

アスクルが7月3日付で買収する予定のチャームは1979年設立。1994年に店舗販売を始め、ネット通販を始めたのは2000年。ペット用品・生体・ガーデニング用品を中心に6万点を販売し、「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー」のペットフード・ペット用品ジャンル大賞で10年連続受賞などの実績を持つ有力EC事業者。

自社サイトのほか、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazon、ポンパレモールなど多店舗での販売を展開している。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約11年。日々勉強中。

瀧川 正実

「脱モール依存」で自社ECサイトを伸ばした事例などが学べるセミナーを6月に開催

9 years 2ヶ月 ago

モール依存から抜け出して、自社ドメインECサイトを伸ばしていきませんか――。

自社ECサイトの強化をテーマにしたセミナー「脱モール依存。自社ドメインEコマースへのシフト・チェンジの現実は?」を、フューチャーショップが6月に開催する。場所や開催日は東京が6月15日(木)、大阪が6月22日(木)、福岡が6月27日(火)。

▼セミナーの詳細はこちらから

フューチャーショップによると、「モールだけに頼らず、価格競争に巻き込まれず、自社ドメインによるeコマースで、お客さまに本質的な価値を届けることに挑戦。売り上げの自社EC比率を高め続けている中小EC事業者が存在する」と説明。

こうした自社EC比率を伸ばしている企業が登壇し、SEO集客・スマートフォン対策・コンバージョン率アップ施策・価格戦略などを踏まえ、自社ECで成果を上げた方法を、事例と共に公開する。

「脱モール依存。自社ドメインEコマースへのシフト・チェンジの現実は?」と題したセミナーページ

こんなEC事業者におすすめ

  • モールのみ運営しているがこのままでは不安
  • 自社ECサイトを構築しようとしているがどうしたいいのかわからない
  • モール店は売れているが、自社EC売上が伸びない
  • 自社ECサイトのみ運営しているが、売り上げが伸びない
  • スマホの転換率が低く以前と比べて売り上げが減った

セミナーは2部構成。

第1部は、ランチェスター戦略の効果的なWebマーケティング活用を中心とした勉強組織などを運営するドリームエナジーコンサルティングの水上浩一氏が登壇。

「自社EC比率を高める『SEO戦略』と『スマホ対策』の具体策および成功事例」をテーマに、自社ECサイトの重要性、転換率の伸ばし方、集客&売上アップ施策などを解説する。

その後、eコマースプラットフォーム「FutureShop2」を行い、第3部で「売上の『自社EC比率』を高め続けているEコマース事業者4名様によるパネルディスカッション~SHIFT:あの時の決断、それぞれのターニングポイント~」をテーマにしたパネルディスカッションを開く。

  • パネラー
    株式会社NUTS 代表取締役 沼尾 保秀氏
    株式会社PourVous 代表取締役 岡田 裕氏
    株式会社下本商会 専務取締役 野々村 有城氏
    株式会社ドクター津田コスメラボ 取締役 津田 麻里絵氏
     
  • モデレータ
    株式会社ドリームエナジーコンサルティング 代表取締役 水上 浩一氏

モール店で売り上げを伸ばしていた企業の自社EC戦略、ゼロから自社ECサイトを立ち上げ売上記録の更新を続けている店舗などが登壇し、自社ドメインECサイトの事例などを披露する。

セミナー概要

  • 日時
    • 東京 6月15日(木)14:30~17:50(開場14:00)
    • 大阪 6月22日(木)14:30~17:50(開場14:00)
    • 福岡 6月27日(火)14:30~17:50(開場14:00)
  • 場所
    • 東京 フクラシア東京 G会議室
    • 大阪 アプローズタワー茶屋町 8号室
    • 福岡 リファレンス大博多ビル 1108
  • 料金:無料
  • 詳細と申し込みhttp://www.future-shop.jp/session/selection/001543.html

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約11年。日々勉強中。

瀧川 正実

メガネスーパーが「LOHACO」に出店、新規ユーザーの獲得を図る

9 years 2ヶ月 ago

メガネスーパーは、アスクルとヤフーが共同で運営する「LOHACO(ロハコ)」に出店し、5月23日からコンタクトレンズなどの販売を始めた。

「ロハコ」のマーケットプレイスに出店している店舗では初のコンタクトレンズ販売という。

「ロハコ」が直販とマーケットプレイスの両機能を備える“アマゾン型”に移行したのは2016年9月。企業が出店するマーケットプレイス型の仮想モールを「ロハコ」内に導入。まずは、ファッションカテゴリを開設し、約30万点の商材をそろえた。

マーケットプレイスへの出店企業は増加しているといい、取り扱う商品点数は2016年12月時点で43万アイテムを超えた。

メガネスーパーが「LOHACO」に出店、新規ユーザーの獲得を図る

「ロハコ」内に出店したメガネスーパー

消費者の生活を支えるインフラをめざす「ロハコ」は、メガネスーパーが扱うコンタクトレンズやカラコン、サングラス、老眼鏡といったアイケア商品との親和性が高いと判断。

メガネスーパーは日本最大級の宅配ポータルサイト「出前館」への出店などを通じてアイケア商品の販売網を広げており、「ロハコ」出店を通じて新規顧客の取り組みを図る。

なお、メガネスーパーはコンタクトレンズ・カラコン・サングラス、花粉メガネなどの機能性メガネの販売を進めていく。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約11年。日々勉強中。

瀧川 正実

配送用ダンボールに「作業効率UP」「エコ」「開けやすさ」を追求したマガシークの例

9 years 2ヶ月 ago

通販やECの配送用ダンボールはアイデア次第で梱包時の作業効率を改善でき、消費者に対して「エコ」「開けやすい」といったポジティブな印象を与えることもできる。

日本印刷産業連合会が主催する「第56回ジャパンパッケージングコンペティション」の衣料品部門賞を受賞したマガシークの「テープレス段ボール」。業務効率化とユーザーの利便性向上を両立した梱包資材の工夫とは。

最大約15秒の作業時間削減

「テープレス段ボール」は配送伝票を封緘テープの代わりに使用する工夫を施している。

梱包時に封緘テープを貼る作業を省くことで1箱あたり最大15秒程度、出荷完了までの時間を短縮。封緘テープそのものがなくなったため、資材削減にもつながっている。

毎日膨大な数の商品を発送する中、商品の梱包にかかる時間の圧縮が長年の課題だったという。作業工程を検証した結果、出荷の際に「封緘テープを貼る作業の完了を待つための時間」が発生していることを突き止めた。

そこで、従来は配送箱の上部に貼っていた封緘テープを廃止するため、配送伝票を封緘テープに利用できる段ボールへと変更した。

日本印刷産業連合会が主催する「第56回ジャパンパッケージングコンペティション」の衣料品部門賞を受賞したマガシークの「テープレス段ボール」

「作業効率UP」「エコ」「開けやすさ」を追求したマガシークの配送用段ボール

開けやすさを追求し、商品を傷つけない構造

顧客の利便性も追求した。購入者が段ボールを開ける際、より簡単に開けられるよう側面にミシン目をつけている。開封時にハサミやカッターナイフを使う必要がないため、誤って中の商品を傷つけることもない。

マガシークは「長年のフルフィルメント力を武器に、これからも庫内の効率アップを追求し、お客様への配送スピード向上に努めていく」とした。

なお、「テープレス段ボール」の制作は凸版印刷が手がけている。

ジャパンパッケージングコンペティションは市場で販売されているコマーシャルパッケージの優秀性を競う商品包装展。1962年に始まり、2017年で第56回を迎えた。経済産業大臣賞や公益社団法人日本パッケージデザイン協会賞などのほか、商品ジャンルごとの部門賞を設けている。4月下旬に東京と大阪で展示会を開催し、優秀作品を展示した。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

BtoB-ECは「ロイヤルカスタマー」の宝庫だって知ってた!? | 鵜飼智史のBtoB-EC早わかり講座

9 years 2ヶ月 ago

BtoB-ECはいわゆる「ロイヤルカスタマー」の宝庫。メリットとデメリットを理解して挑めば、新たなビジネスの可能性が広がります。

2016年度のBtoB-EC市場規模は291兆170億円

前回このコラムでご紹介した「我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」の最新版(平成28年度版)が4月24日に公開されました。

「国内のBtoC-EC市場が15兆円を突破」「中国向け越境EC市場も1兆円を突破」とタイトルにありますが、相変わらずBtoBに関するデータはあまり取り上げられないので、今回発表された最新の調査結果の中から、BtoBに関するデータを確認していきたいと思います。

今回の調査では、2016年度のBtoB-EC市場規模は291兆170億円(対前年比1.3%増)。EC化率は28.3%(対前年比1.0ポイント増)という数値が出ています。BtoBにおいては4分の1を超える取引がEC化しているという状態です。

2015 年の BtoB-EC 市場規模は、288 兆 2,950 億円。EC化率は27.3%2016年のBtoB-EC 市場規模は、291兆170億円。EC化率は28.3%
2015年度と2016年度のBtoB市場規模とEC化率
「我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備」(経済産業省)をもとに編集部で作成

BtoCと比べると現状でも充分にEC化しているように感じるかもしれませんが、大企業同士の取引がEC化しているだけであり、中小企業同士ではまだ電話やFAXなどを中心としたオフラインでの取引が多いのが実情です。

今回の発表でも触れられていますが、さらにBtoB-ECを普及させるためには、中小企業の取引がオンライン化されていくことがポイントになってきます。今回はこの部分に注目します。

ロイヤルカスタマーだらけのBtoB

最初に、BtoBのメリットとデメリットを確認します。

BtoBでは同じ取引先が同じ商品を何度もリピートする

BtoBでは基本的に"同じ取引先"が"同じ商品"を"何度もリピート"するという特性があります。

これをBtoCに当てはめてみると、いわゆる「ロイヤルカスタマー」と呼ばれる優良顧客と捉えられるのではないでしょうか。

BtoBの場合、取引がいったん始まると継続的な売上が見込めるので、LTV(顧客生涯価値)という指標で考えても安定した収益を見込めます。

ですが、その一方でデメリットもあります。

まず、取引先ごとに販売する価格が異なります。たくさん購入してくれる企業は当然優遇しますし、取引の少ない企業に対しては標準価格からのスタートになります。

また、そもそもBtoBですのですべてのお客様にすべての商品を販売できるわけではありません。こっそりと販売したいケースなどには、BtoBのサイトがあること自体を知られたくないということもありますし、サイトに訪れたユーザーに卸価格を見せられない場合もあります。

さらに、BtoB特有の商習慣として「商品はいま購入してすぐに受け取るが、支払いは翌月末」というように、出荷と請求のタイミングが異なる「掛売り」に対応する必要もあります

BtoBでは取引先によって価格・販路・決済方法が違う

つまり、BtoBはロイヤルカスタマーになりやすいが、取引先によって個別対応が必要という側面があるビジネスなのです。

大企業が優先されてしまうBtoBの現状

BtoBなので取引先に営業担当者を付けるのが一般的ですが、投資対効果を考えれば大企業には営業担当者を付けられるが、中小企業や地方エリアなどには営業担当者を付けられないのが現状です。

また、同じように個別対応をしなければいけないのであれば、「中小企業と何度も何度も回数を重ねて取引するよりは、1度の取引量の多い大企業を優先したい」と考える傾向があるのも事実です。

大企業との取引は1回の取引量が多い。中小企業との取引は1回の取引量が少ないから、中小企業には担当が付けられない

そういった流れの中で、大企業には有利な取引条件を提示し、中小企業には厳しい取引条件を提示するといった状況がBtoBでは生まれてきます。実際、中小企業だと大企業と比べて販売価格(卸価格)が高かったり、納品に関しても大企業よりリードタイムが長かったりします。

日本企業の99%以上は中小企業

しかし、本当に大企業だけを優先していていいのでしょうか?

4月21日に中小企業庁が発表した2017年版「中小企業白書」によると、日本企業約382万社。そのうちいわゆる中小企業・小規模事業者が約380.9万社。大企業は約1.1万社。中小以下の企業が99%以上を占めている
「2017年版中小企業白書」(中小企業庁)をもとに編集部で作成

4月21日に中小企業庁が発表した2017年版「中小企業白書」によると、国内には約382万という数の法人や事業者が存在しますが、いわゆる「大企業」はわずか1.1万社。割合にして0.3%しか存在しないのです。国内においてはほとんどが中小企業で構成されていることがわかります。

そう考えると、中小企業との取引にもっと目を向けてもいいのではないでしょうか。

ニーズはあるものの、1件あたりの取引量が少ないために敬遠されてきた中小企業との取引とどう向き合うのか。それが今後のビジネスの課題になってきます。

当然、旧態依然とした方法で営業担当者がコストを掛けて商談をしに行ったり、電話やFAXなどのアナログな取引をしてしまっては採算割れしてしまいます。今までとは違った方法で中小企業と取引を行う必要があります。

それらの問題を解決する手段としてBtoBのECサイトが注目されているのです。

鵜飼 智史

鵜飼 智史

株式会社Dai BカートASP
執行役員 営業統括マネージャー

国内最大級の広告媒体を企画・運営を担当していたことから、飲食・サービス・教育・介護など幅広い知識と経験を持つ。BtoBに特化したサービスを提供していることから法人営業には定評があり、業務改善や業績アップのお手伝いをしている。現在は全国規模でのセミナー活動や社外勉強会を精力的にこなし、BtoBのオンライン化を促進している。

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鵜飼 智史

アマゾンvsグーグルなど食品ECの即時配達サービスの市場が拡大する米国市場のいま | 最新の米国EC事例から読み解く日本のECの未来

9 years 2ヶ月 ago

日本ではアマゾンジャパンが生鮮食品などを注文から最短4時間で配送する「Amazon Fresh(アマゾンフレッシュ)」を4月にスタートし、生鮮食品の即配サービスに注目が集まっています。

米国では2007年に始まった「Amazon Fresh」ですが、食品などの即配サービスにGoogleも参入するなど、食品のネット通販利用が右肩上がりで増えているそうです。

2016年に530億ドルだった食品関連のEC市場は2022年に拡大すると予測されている米国の食品EC市場。米国で開かれた大規模ECカンファレンス「Shoptalk」の講演内容などを踏まえ、食品EC市場の現状などを解説します。

食品EC市場は2022年には2016年比3倍に拡大

米国では日用品や食料品の買い物がとにかく面倒。国内外の出張や旅行で出かけた際、地元のスーパーに出向くのが僕の趣味なのですが、米国の都市部では「嗜好品よりも日用品を手に入れる方が難しいな……」と感じます。

サンフランシスコに滞在した今回、住宅街に近いエリアでもコーヒーショップを5店舗通り過ぎてやっと小さなグローサリーストアを1店舗見つけることができたような状況。

しかも、その店で扱う商品は「全てオーガニック」「ちょっと高め」、もしくは「ベーシックで安め」かの二者択一状態。「これが本場の差別化戦略か……」と思ったほどです。

このような買い物環境の米国ですから、食品に関する「Shoptalk」のセッションは注目の的。僕も「食料品をECで購入するか」というテーマを興味深く聞きました。

日本でも「Uber Eats」(ウーバーイーツ、提携レストランのグルメを宅配するサービス)や「Amazon Fresh」が展開され、さまざまなメディアで記事が紹介されるなど、日米ともに食品の即配サービスには注目が集まっています

2016年は530億ドルだった食料品などのEC市場(米国)は、2022年には1770億ドルと2016年比約3倍まで拡大する見通しです。また、EC化率は4.3%(2016年)から12.0%(2022年)にまで増え、ECで食料品を購入するケースが拡大していくと予想されています。

アマゾンvsグーグルなど生鮮食品の即日ECサービスの市場規模が拡大する米国市場のいま
左の表が食料と飲料、右側の表が消耗品カテゴリを合計したECの売上予測(筆者がShoptalkの会場で撮影)

米国では即日配達サービスのECがしのぎを削る

「Amazon Fresh」がいち早くリリースされた米国では、さまざまな食料品の即配ECサービスがしのぎを削っています。

サービス名会員登録必須?メンバー費用生鮮食品配達費用
Amazon Fresh
(年会費299ドルで利用できる生鮮食品の即日配達サービス)
プライム会員月額$10.99 + Fresh会員月額 $14.99最短同日配送。$40以上で送料無料。それ以下は送料$9.99
Google Express
(マーケットプレイス形式の食品や日用品を数時間で当日宅配するサービス)
×月額$10もしくは年間$95×最短同日配送。各ストア会員は$15もしくは$35以上で送料無料。それ以下は$3追加。非会員は$4.99以上で配達してくれるが、送料は別途必要。
Instacart
(買い物をする人とスーパーマーケット、配達者をネット上でマッチングし、商品を最短2時間で届ける仕組みを提供する)
×月額$14.99もしくは年間$149(初年度$99)最短1時間配送。最低$10の注文から。会員は$35以上で送料無料。それ以下は送料$9.99別途必要。非会員は別途計算。また、注文が集中している時間帯は別途追加費用が発生
Shipt
(主要小売業者と連携し、アプリを通じて食料品を当日配送するサービス。友人宅など、配達先指定も可能)
月額$14もしくは年間$99(年間契約だと$25分の初回注文が無料に)最短同日配送。$35以上で送料無料。それ以下は送料$7別途必要

「Amazon Fresh」以外はショッピングモール形式を採用。サービス利用者の近くのスーパーから商品をピックアップし、手元に商品を届けてくれます。

気になるのは商品価格。以前、シカゴのTargetで購入したバナナ1本の値段は$0.19でしたが、「Instacart」内のTarget(ディスカウント百貨店チェーン「ターゲット」などを展開する大手小売業者)は1本$0.19で、実店舗と同じ値段。

「Shipt」は「店内と値段が異なる場合があります。代わりに利便性を提供しています」といった主旨の説明文を記載していますが、他のサービスと比較して格段に高いというわけではないようです。

アマゾンvsグーグルなど生鮮食品の即日ECサービスの市場規模が拡大する米国市場のいま
Targetは実店舗と価格を合わせていました(※シカゴで買ったバナナのレシートはこちらの記事をご参照ください)
アマゾンvsグーグルなど生鮮食品の即日ECサービスの市場規模が拡大する米国市場のいま
Instacart内のWhole Foods Market(ホールフーズ・マーケット)のページ
アマゾンvsグーグルなど生鮮食品の即日ECサービスの市場規模が拡大する米国市場のいま
Instacart内のWhole Foods Marketで販売されているバナナなど
アマゾンvsグーグルなど生鮮食品の即日ECサービスの市場規模が拡大する米国市場のいま
Instacart内のWhole Foods Marketは、他と比べて値段は高いものの鮮度は抜群。レジは混雑しているので、運んでくれるとなると嬉しいサービスです

「米国に住んでいる人は外食が多いのでは?」と思っていたのですが、自宅で食事をするケースも多いようです。

食料品の買い物にどれだけお金を費やすかという調査結果では、25歳~34歳の年間平均買い物金額は3009ドル。同年代の平均年収は5万232ドル(National Association of Colleges and Employers調べ)なので、自宅での食事に費やす金額は小さな数字ではないと感じました。

また、25~34歳はすでに20%ほどがECで食料品を買ったことがあり、今後使ってみたいという回答を含めると約5割が食品EC利用の意向を示しています。

アマゾンvsグーグルなど生鮮食品の即日ECサービスの市場規模が拡大する米国市場のいま
白が実際に利用した割合、青が今後使ってみたいと回答した割合。25~34歳の利用意向が最も高い(筆者がShoptalkの会場で撮影)

「Shoptalk」では、「Amazon Prime Now」のサービス責任者も登壇。サービスを利用する消費者メリットを次のように説明していました。

「Amazon Prime Now」は、生活必需品を手に入れるのに生活者の時間を消費することなく、家まで商品を運んでくれる。「Amazon Prime Now」は自分の時間を買い、したいこと、しなければならないことに集中できる環境を作ることができる。

アマゾンvsグーグルなど生鮮食品の即日ECサービスの市場規模が拡大する米国市場のいま
「Amazon Prime Now」のサービス責任者によるセッション(筆者がShoptalkの会場で撮影)

アメリカ在住の知人に話を聞いてみると、休日の予定を詰め込んでしまった時、家で仕事に集中したい時、また雨の日や体調が悪く外に出たくない日などに、「Amazon Fresh」を利用するケースがあるとのこと。

また、小さな子供がいる、介護をしているといった家庭などの活用も進んでいきそうということです。

米国は広大な土地を有しているため、都市部の一部を除いては日本のように徒歩圏内にコンビニエンスストアが存在しているケースはほとんどありません。そのため、こうした食料品などの即日配達サービスを利用したいというニーズが高いのでしょう。

食料品や日用品の即日配達サービスに関するECは、地域性や実店舗の販売網などが大きく影響するため、日本とは異なる発展を遂げていくことかと思います。

また、米国では日本と同様に、コンビニの商品配達サービスが大都市を中心に展開されています。7-Eleven, Incが1年間で米国内店舗を207店も増やすなど、販売網も徐々に整備されつつあります。

今後どのようにコンビニや即時配送サービスのECが展開を見せるのか。生鮮食品はプレミア商品と普段使いの商品どちらが注文されるのか、ビジネスモデル自体真似しやすいだけに、どの点で勝敗が決まるのか――などなど、個人的に注目していき、日本のECの研究材料にしていきたいと考えています。

野間 和知

株式会社フューチャーショップ 事業戦略部

野間 和知(のま・かずとも)

株式会社フューチャーショップ 事業戦略部

大阪府出身。早稲田大学人間科学部卒業後、通信会社に勤務。その後、クラウドブーム直前のデータセンタ事業者でサービス企画や政府に対する提案資料作成などを担当。

1年間台湾で過ごした後、2012年7月に株式会社フューチャーショップへ入社。マーケティングや広報、データ活用を担当。「いいコマースとは何か?」を考えるブログ「ヒトテクラボ」の運営も行っている。

野間 和知

AMPはニュースサイトだけじゃない、ECサイトでもAMP対応可能 #IO17JP

9 years 2ヶ月 ago

Google I/O 2017 で参加したセッションにもとづいて、EC サイトを AMP 対応させる方法を解説する。AMP はもともと静的コンテンツ向きで、ダイナミックな機能を必要とする EC サイトでは実装が難しかった。しかし状況は変わりつつある。EC サイトを AMP 化するためのコンポーネントが増えている。

- AMPはニュースサイトだけじゃない、ECサイトでもAMP対応可能 #IO17JP -

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Kenichi Suzuki

最も利用されているフリマプリは? 「メルカリ」が利用率94%で他を圧倒

9 years 2ヶ月 ago

フリマアプリ市場で “メルカリ一強”の現状が浮き彫りになった。

インターネット調査会社のマクロミルがこのほど実施したフリマアプリの利用実態調査によると、フリマアプリの利用経験があるのは約2割で、サービスごとの利用率は「メルカリ」(94%)が他社サービスを大きく引き離している。

フリマアプリを「利用したことがある」と回答した1000人に、利用しているフリマアプリの名称を複数回答で質問した。

利用率の上位5つは「メルカリ(メルカリ)」が94.0%、「ラクマ(楽天)」が22.1%、「フリル(Fablic)」が19.4%、「minne(GMOペパボ)」が8.9%、「ZOZOフリマ(スタートトゥデイ)」が5.9%。

マクロミルがこのほど実施したフリマアプリの利用実態調査によると、フリマアプリの利用経験があるのは約2割で、サービスごとの利用率は「メルカリ」(94%)がトップ

フリマアプリ利用状況

全国の15~69歳1万5000人を対象にフリマアプリの利用経験を聞いたところ、フリマアプリの存在を知っている人は66.5%、現在利用している人は16%だった。

クロミルがこのほど実施したフリマアプリの利用実態調査

フリマアプリ認知・利用率

若い世代ほど利用率が高く、10代の女性では56.7%がフリマアプリの利用経験がある。

クロミルがこのほど実施したフリマアプリの利用実態調査

フリマアプリ認知・利用率(性別×年代別)

使う理由1位は「出品や購入が簡単・シンプルだから」

フリマアプリの利用目的は「出品」が17%、「購入」が32%、「出品と購入の両方」が51%。

出品や購入する理由を選択式で聞いたところ、1位は出品・購入ともに「出品(購入)方法が簡単・シンプルだから」(出品78%、購入63%)が選ばれた。

クロミルがこのほど実施したフリマアプリの利用実態調査

フリマアプリで購入する理由

出品する理由の2位は「お金のやり取りを、購入者と直接しなくて良いから」(40%)、購入する理由の2位は「欲しいものが見つけやすいから」(48%)となっている。

調査概要

  • 調査主体:マクロミル
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • ① フリマアプリ利用状況把握調査
    • 調査対象:全国15~69歳の男女(マクロミルモニタ)
    • 割付方法:平成27年国勢調査による、全国5エリア×性別×年代の人口動態割付/合計15,000サンプル
    • 調査期間:2017年5月15日(月)~17日(水)
  • ② フリマアプリユーザーに聞く、利用実態調査 調査対象
    • 調査対象:「①フリマアプリ利用実態調査」で、スマートフォン&フリマアプリを利用していると答えた人 (マクロミルモニタ)
    • 割付方法:割付なし/合計1000サンプル
    • 調査期間:2017年5月17日(水)~18日(木)

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

ECサイト構築サービスのトレンドは「ID決済」や「サブスクリプションコマース」

9 years 2ヶ月 ago

矢野経済研究所が5月22日に公表した国内のECサイト構築支援サービス市場に関する調査結果によると、注目すべき動向として「ID決済機能」や「サブスクリプションコマース機能」を実装するEC サイト構築システムが増えているという。

Webサービスの会員IDなどを使って決済する「ID決済」は、ECサイトの購入ステップを減らすことでショッピングカートからの離脱防止が期待でき、新規顧客の獲得促進に効果を発揮するなどメリットは多い。

「ID決済」を取り入れるEC事業者が増えていることに伴い、「ID決済」に対応したECサイト構築支援サービスを提供する事業者も増えていると分析している。

EC事業者間の競争が激化する中、既存顧客の囲い込みやリピーター獲得に役立つ定期購入特化型ショッピングカートの取扱総額が拡大。クラウド型サービスを中心にサブスクリプションコマース機能の導入も進んでいるという。

ECサイト構築支援サービスの市場規模(事業者売上高ベース)は、2016年度時点で前年度比6.2%増の546億円(見込み)と算定した。内訳は、パッケージ型サービスが同104.7%の331億円、クラウド型サービスが同108.6%の215億円。

2020年度の市場規模は668億円に拡大する見通し。パッケージ型サービスが397億円、クラウド型サービスは271億円に達すると予測している。

矢野経済研究所が5月22日に公表した国内のECサイト構築支援サービス市場に関する調査結果

ECサイト構築支援サービス市場規模推移と予測

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

ヤマト運輸が宅急便の運賃変更、サービス規格の改定などまとめた特設サイトを公開

9 years 2ヶ月 ago

ヤマト運輸は宅急便の基本運賃と一部サービスの規格改定に伴い、告知などを行う特設サイトを公開

特設サイトのトップページ(画像は編集部がキャプチャ)

ヤマト運輸は宅急便の今後変更する基本運賃の詳細、一部サービスの改訂内容などをまとめた特設サイトを公開した。特設サイトでは、10月1日以降の宅急便の基本運賃表の詳細などを掲載している。

特設サイトはこちら

ヤマト運輸は基本運賃を荷物1個あたり140~180円値上げするなど、サービス規格の改訂に踏み切る(変更内容などはこちらを参照。宅急便料金の基本運賃(税抜き価格)の改定幅は次の通り。

  • 60-80サイズ:現行の運賃に一律140円を加算
  • 100-120サイズ:現行の運賃に一律160円を加算
  • 140-160サイズ:現行の運賃に一律180円を加算

新たな割引制度として、店頭端末で発行したデジタル送り状を利用した場合、荷物1個につき50円を割り引く制度を運用する(デジタル割)。

また、クロネコメンバーズ会員が発送時に直営店に荷物を持ち込んだ場合、現行の持ち込み割引と合わせて1個あたり合計150円を割り引く(現行の割引額は1個100円)。

荷物の届け先を自宅ではなくヤマト運輸の直営店(宅急便センター)に指定した場合、通常の宅急便運賃より荷物1個あたり50円値引きする制度も展開する。

特設サイトではこうした基本運賃表、サービスの改訂などについて説明している。

なお、特設サイトには、宅急便の基本運賃と一部サービスの規格改定に関するヤマト運輸のメッセージも記載されている。

配送業務の現場はかつてない厳しい状況にあり、日本全体の人手不足によって労働力の確保も困難です。
さらに事業税の増税や社会保険適用範囲の拡大など、社会制度にも大きな変更がありました。
私たちは、こうした環境変化をふまえ、これからも宅急便のネットワークを維持、発展させていくため、また、その担い手である社員の健全な労働環境を守るため、27年ぶりに運賃を全面改訂いたします。
多くのお客さまにご負担をおかけすることを、深くお詫びしますとともに、重ねて、ご理解とご協力をお願いいたします。

-ヤマト運輸の特設サイトから引用

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約11年。日々勉強中。

瀧川 正実

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