
消費者庁は3月28日、ECサイトに運営者名を正しく表示せず、顧客への返金にも応じていないなどとして、家電製品のECサイト「家電のBigOnion」に3カ月間の業務停止を命じた。
特定商取引法に基づく行政処分(特定商取引に関する法律の一部を改正する法律による改正前の特定商取引に関する法律第15条第1項の規定)。消費者庁によると、ECサイトに表示されていた運営責任者は架空の人物だったほか、記載された電話番号は連絡が取れなかった。
また、遅くとも2014年2月以降、新規注文による入金を別の注文の返金債務の弁済に充当しており、2015年4月1日以降の全契約件数の約半数において債務不履行(返金遅延)があったという。

業務停止期間は2018年3月29日から6月28日まで。通販における広告や注文受付を停止するよう命じた。
業務停止命令と同時に、解約した顧客に対する債務の履行や、ECサイトに正しい事業者名や電話番号を掲載するよう指示した。また、違反行為が発生した原因や再発防止策を同庁に報告するよう求めている。
消費者庁によると、「家電のBigOnion」の運営者は個人事業者。
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オリジナル記事:家電ECサイトが特商法の表示義務違反、消費者庁が業務停止命令
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リサイクルショップ「ベクトル」や、ブランド古着通販サイト「ベクトルパーク」などを運営している株式会社ベクトルの代表・村川です。今までベクトルではさまざまな広告やPRの施策を行ってきました。ベクトルというリサイクルショップを広く知ってもらいたいからです。でも、最初はうまく行きませんでした……。今回は広告とPRの大失敗から学んだことをお伝えします。イラスト◎なとみ みわ
ベクトルがリサイクルショップの多店舗展開を行っている理由は、販売ではなく仕入れを行う場所、つまり、買取を行う場所を作るためです。
ベクトルの店舗では属人性が非常に高く、「○○さんがいるからこのお店に売りたい!」と足を運んでくださるお客さまが多く、それが強みだと感じていました。
しかし、ずっと疑念を持っていたことがありました。それは、客観的に見て「ベクトルという名前のお店が買取をする店かどうか、分かりにくいのではないか?」ということです。
そこで、イメージキャラクターを作り、大々的に発信しようと閃きました! そして誕生したのが「買取戦隊ベクトル」です。ただのイメージキャラクターではありません。「買取戦隊ベクトル」に扮するのは当社の社員です。私自身が社員を選出し、買取戦隊ベクトルの隊員として任命しました。

属人性の高さをさらに生かし、買取を促進させるツールとして社員に「仮面」を与え、CMやTV出演、イベント出店なども行い、露出の機会を増加させていきました。SNSなども活用し、隊員に個の発信力をつけ、顧客の来店動機につなげたいと考えました。
「この企画は必ずネット上でバズり、来店数は増えるに違いない!」。こう思い込んでいましたが、実際はそうではありませんでした。プロジェクトを企画した私や買取戦隊ベクトルを演じた社員までもが社内で批判を浴びるようになり、プロジェクトを一旦終了することになりました。
買取戦隊を演じた社員のほとんどが店舗勤務で、撮影やイベントには店舗を抜けて参加したため、急なイベント参加になると、残されたスタッフの負担が急増。現場に不満がたまっていきました。
また、多額の費用を費やしたため、経営幹部からも厳しい意見が出るようになりました。私自身、ゴールも明確でなければ、費用対効果を説明する方法も知らなかったため、社内で批判を受けても説明することができませんでした。
Facebookや個人のSNSも運用していたのですが、バズる投稿がないまま半年ほどで終了してしまいました……。

ベクトルは「ゴミバコのないセカイへ」を企業理念として掲げています。そのために3つの革命を起こします。1つ目はリサイクル革命、2つ目はIT革命、そして3つ目は学び革命です。
この「買取戦隊ベクトル」という企画も、「リサイクル革命」を推し進め、当社の企業理念である「ゴミバコのないセカイへ」を実現させることが大きな目的だったのですが、企業理念に根付いた企画であるということが従業員へ十分に伝えられておらず、社内で大きな反発が生まれました。
さらに、企業理念の実現へ向けた広告やPRを通じて、結果的に売上をアップさせたいのか、店舗への集客を増やしたいのか、サイトのアクセスを増やしたいのか、企業のブランディングをしたいのか、サービスの認知度を上げたいのか……ゴールが明確になっていませんでした。
メディアに露出して認知されても、最終的には中身(コンテンツ)がしっかりしていないと、かえってマイナスだと気付きました。
「自社の商品を売りたい」「サイトのアクセスを増やしたいと」思っても、中身が中途半端なままプロモーションをしてしまうと、見に来てくれた人たちは結局離れていってしまいます。商品やサービスを磨くより、プロモーションの企画ばかりに優先順位を置いてしまったことは反省しています。
広告代理店やPR会社の中には、まず自社の強みやコンテンツを磨くことを勧めてから、広告やPRの提案をしてくれる企業もあるので、そういった企業と付き合えるかどうかもポイントの1つです。
また、自社でコンテンツを磨いた後に、「広告とPRどちらに力を入れるか」または「どちらにも力を入れるべきなのか」といった判断が必要になります。しかし、それぞれを切り離して考えるのではなく、どちらも組み合わせながら取り組むことも大切だと思っています。
最も重要なのは、何よりもプロダクトにこだわることだと気付きました。どれだけ認知啓蒙を行っても、結局は中身(コンテンツ)を磨かないと意味がないのです。
当社では、主にコールセンター業務などの顧客対応を担う「CS事業部」として稼働していた部署を「CRM事業部」に名称を改めました。主軸の顧客対応だけでなく、顧客情報をさまざまな角度から徹底的に分析することで、潜在的な顧客ニーズの掘り起こしやさらなるサービスの提供を行う体制を整えました。
各事業部の日々のPDCAサイクルによってコンテンツが磨かれ、上質なサービス提供や迅速な経営改善につながると考えています。もちろん、PDCAを回すには、プロジェクトと数字のチェックが必要ですので、データベースの活用や情報の共有、日々進捗管理や重要指数を追うことができる環境の構築を行っています。

たとえば、この画像はベクトルグローバルポート(出品事業部)に設置されているボード。ベクトルでは各部署ごとの人時生産性(/MH)を向上させるため、目標を設定し管理をしています。目標と目標に対する進捗数字を時間ごと(12時、15時、17時、19時、1日の終わり)に記入できるようになっています。
写真のホワイトボードに記載されている部署(出品事業部)で追うべき数字は「ネットへの商品掲載数」で、ボードにはその進捗が記入されています。毎日、各セクションのリーダーが指定時間毎にこのボードに進捗を記入する「時間帯集計のルール」を導入しています。
ホワイトボードを使用している理由は、リーダー自らが集計・記入を行い可視化することで、アナログ的に従業員へ数字の意識付け、情報共有、また競争環境の構築にも寄与し、上質なサービス提供や経営改善につながると考えるからです。
商品が売れないとき、多くの企業は営業とマーケティングを見直します。「もっと認知度が上がれば」「もっと販路を広げれば」「もっとSEO対策をすれば売れるはず」と考える方が多いのではないのでしょうか?
しかし、仮にテレビCMを大量に流しても、お客様が欲しくない商品を買ってくれることはないでしょう。お客様を惹きつける商品がなければ、いくらマーケティングをしても意味がないのです。
このことに気付かせてくれた本が『どうすれば、売れるのか? ―――世界一かんたんな「売れるコンセプト」の見つけ方』(木暮 太一 著、ダイヤモンド社 刊)です。
この本にはお客様を惹きつける商品・サービスを生み出す法則が分かりやすく書いてあります。ぜひ新商品・新サービスを企画する時や、商品やサービスが売れない時に読んでみてください。
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オリジナル記事:数千万円の広告費を投下しても売上が伸びずに大批判! 大失敗から学んだ成長のヒント | 村川智博の「ピンチはチャンス!」
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セブン-イレブン・ジャパンは2018年6月、会員カード機能などを備えたオリジナルアプリ「セブン-イレブンアプリ」を開始する。顧客と店舗のコミュニケーションを深め、新しい「お買物体験」を提供するとしている。
アプリは日常の買い物行為を「楽しい」「お得な」ものに変えるためのツールとして開発。今後セブン&アイのシナジーを最大限活用し、グループ横断的なロイヤリティプログラム「セブンマイルプログラム」などを導入していく予定。
会計の際にアプリを開き、「会員コード(バーコード)」を読み取ると、購入金額や支払い方法などに応じて「バッジ」がたまる。

「バッジ」は購入した商品カテゴリに応じた「購入系バッジ」(16種類)と、購入した店舗や支払い方法に応じた「行動系バッジ」(9種類)を設定。「バッジ」が一定以上たまると会員ランクが上がり、クーポンを受け取ったり抽選に参加したりできる。
アプリ利用者は「セブンマイルプログラム」に参加し、さまざまな特典を受けられるという。

セブン&アイホールディングスはデジタルを活用したCRM戦略を推進している。3月1日付でオムニチャネル管理部の名称を「デジタル戦略部」に変更。デジタル戦略部などを統括するデジタル推進本部を新たに設置し、本部長に後藤克弘副社長が就任した。
組織変更の目的はデジタル戦略推進体制を強化すること。ITを活用して顧客1人ひとりの情報を生かし、よりニーズに合致した商品開発やCRM戦略を推進するとしている。

セブン&アイは2016年10月に発表した中期経営計画で、従来のオムニチャネル戦略を見直し、セブン-イレブン・ジャパンの1日2200万人の来店客数やリアル店舗網などの強みを活用する方針に転換。
グループ共通のIDによって顧客をつなげ、「全チャネルを通じてサービスの質を追求すること」などを目標に掲げた。
中期経営計画ではアプリの開発について触れ、購買連動型ゲーム、ECサイト(オムニ7)との連動などを公表していた。

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オリジナル記事:セブン&アイグループの買い物アプリは6月リリース、「新しい『お買物体験』を提供する」
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年に1度の“うそ”の祭典「エイプリルフール」。2018年はどんな素晴らしい“うそ”が繰り広げられたのでしょうか。4月1日に行われた通販・EC業界に携わる企業さんのネタ合戦をまとめました。
売れるネット広告社は4月1日、インターネットショッピング事業を行う子会社として、「株式会社サイバービージェント」を設立したと発表した。

売れるネット広告社を巡っては、サイバーエージェントとテレビ朝日、ロッピングライフ(テレビ朝日のテレビ通販子会社)の3社が共同出資し、2017年12月1日に「株式会社売れるAbemaTV社」(後に「買えるAbemaTV社」に社名変更)を設立した(詳細はこちら)。
売れるネット広告社はサイバーエージェントに対抗し、新設会社の社名を「株式会社サイバービージェント」にしたと考えられる。
また、売れるネット広告社の代表取締役社長加藤公一レオが自ら綴った半生記『中洲ではたらく社長の告白』(売れる文庫・刊)の出版も明らかにした。

キューサイは4月1日、楽しく手軽に美と健康を提供するため、垂直落下型アトラクション「ビューティー&ヘルスフリーフォール(BHF)」の建設を決定したと発表した。
BHFは垂直落下型のアトラクションで、落下時にかかる重力が美と健康に様々な効果をもたらすというもの。
人類が未体験の高さである高層建築物世界一の9310メーRT織るからの垂直落下による風圧で、頬のたるみを持ち上げてリフトアップを実現。落下途中に極上濃厚コラーゲンミストを噴出するポイントを設置し、1回で1万回分の美容エステ効果を体験できるという。


ピーチ・ジョンは4月1日、カップ部分にフルーツを使用したブラジャー「果実のブラ」の開発に成功したと発表した。
フルーツは桃、オレンジ、苺など全12種類。たとえば、Bカップで使用しているぶどうはデラウェア、C・Dカップは甲州、E・Fカップは巨峰というように、カップのサイズによって最適な品種を選んで開発したという。

インフルエンサーマーケティング事業などのVAZは4月1日、シニア世代のファン獲得を目指すプロジェクト「ユーチュー婆」を開始した。

「ユーチュー婆」は、シニア世代のインフルエンサーをプロデュースしているのが特徴。ウメさんとマツコさんの2人をインフルエンサーとして起用し、「お年玉あげてみた」「みかんの早食い競争」「大食い勝負」「反復横跳び勝負」といったネタまで幅広い企画にチャレンジするという。
「サンワショッピング」を運営するサンワは4月1日、芝生業界初となる「芝生の」働き方改革を行うと発表した。
芝生組合(生産者ではなく、植物としての芝生そのもの)から、「24時間人間を喜ばせるような芝生であり続けようとすることは大変な努力が必要であり、不当な長時間残業に当たる」のではないかという指摘があったため、働き方改革に着手するという。

サンワはIT活用による効率化を実現するために、芝生育成アプリ「芝ine」を開発。オプションで「ITサポート(月額3万円)を選択した消費者に、居住エリアに合わせて「水やり」「芝刈り」「肥料」の最高のタイミングを「リアルタイム」に通知する。

また、芝生の労働時間(緑色でいる時間)は朝8時から夕方5時(昼の1時間休憩含む)が基本だが、今後、積極的な有給休暇の取得を推進するとしている。
化粧品や健康食品などを販売する通販サイト「fracora(フラコラ)」を運営する協和は4月1日に新代表人事を発表、新社長に「AI(人工知能)」が就任した。現社長の堀内泰司氏は同日に退任した。

なお、AI新社長の意向によって、97人の従業員も4月1日付で退社したという。
最新技術のITやAI活用に力を入れていた協和は、加速度的な成長を遂げるために、人間が最も非効率な存在であると説明。人間0人体制で運営することを決めた。新社長は「事業計画はAIでデータをぐるぐるやって、なんかわからないけど答えを導き出します。今期末までに売上を100倍、利益は200倍を達成できることでしょう」とコメントしている。

ベガコーポレーションは4月1日、家具インテリアのショッピングサイト「LOWYA(ロウヤ)」で、カーリングストーン型ロボット掃除機を限定販売した。
製品は、平昌オリンピックで大きな話題となったカーリングを自宅で実践できるのが特徴という。輝くクリスタル素材のロボット掃除機本体と、スウィーピングでゴミを瞬時に集めることができるダストコントロールブラシが付いているという。。
ベガコーポレーションは「やればやるほど腕も上がるうえにお部屋もクリーンに。あのカーリング女子のように、嫌いだった掃除も楽しくできます」としている。

アンファーは4月1日、頭皮ケアシャンプー「スカルプD」シリーズから、動物の毛がフサフサになる動物専用シャンプー「スカルプD アニマル毛ア(ケア)」を発売した。

アンファーが実施した調査によると、動物の毛が増えると可愛らしさが2323(フサフサ)倍になることが判明。毛をフサフサに生やし、ペットを2323倍可愛らしくする動物専用シャンプーとして「スカルプD アニマル毛ア(ケア)」を開発した。
また、動物園事業を開始することも決定。毛が“ファッサー”となってモフモフしたくなる動物たちだらけの「スカルプD “ファサリ”パーク」を今春オープンするという。所在地は東京都千代田区丸の内2-7-2。

【関連リンク】
オークファンは4月1日、ネコ業界向けのショッピング・オークション相場検索サイト「オークニャン」を開設した。

第1弾コンテンツとして「名探偵!? ネコニャン」と題し、探偵ネコニャンの大冒険の配信をスタート。オークファンは「人間界のみならず、ネコ界の物販ビジネス及び副業支援にも取り組んでまいります」とコメントしている。
【関連リンク】
酒のネット通販などを手がける老舗造り酒屋「通潤酒造株式会社」が4月1日、新しいホームページをオープンした。

「“お酒を飲まない世代”という言葉が出てくる今の世の中が、造り酒屋としては悲しい」と感じていた通潤酒造12代目蔵元の山下泰雄さん。「今の世の中に求められているのは90年台の雰囲気なのではないか!」という仮説を立て、90年代風のページに刷新した。
アクセスカウンター、工事中ページの設置なども行った。「インターネット世代に“親しみ”を持ってもらえるよう考え抜いた、究極のホームページができました」と山下氏は話している。


【関連リンク】
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オリジナル記事:通販・EC業界の面白いエイプリルフール企画まとめ【2018年】 | 忙しすぎて疲れているあなた。ちょっとしたECの小ネタでブレイクタイム
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Web担当者Forum の連載コーナー「海外&国内SEO情報ウォッチ」を更新。EC サイトを AMP 対応すると、売上はどれぐらい増えるのか? Forrester の試算によると、トラフィックが 10% 増えて、販売コンバージョン率も 20% 増加するとのことだ。
投稿 衝撃の試算! ECサイトをAMP対応するだけでアクセス数110%・CV率120%になる!?【【海外&国内SEO情報ウォッチ】 は 海外SEO情報ブログ に最初に表示されました。

バンダイナムコエンターテインメントは3月26日に公式通販サイトをリニューアルし、商品(モノ)の販売だけでなく、買い物で得られる体験(コト)を重視した重視したECサイトに変更した。
商品のストーリーを紹介する動画や、リアルイベントのレポート動画などを配信。従来のECサイトでは実現できなかった新しい価値を提供する。
リニューアルに伴いサイト名を「ララビット」から「アソビストア」に変更した。

「アソビストア」ではバンダイナムコが知的財産権を持つ「アイドルマスター」や「テイルズ オブ」シリーズなど、ゲーム やアニメの関連商品を販売している。ゲームやアニメの声優が動画で商品を紹介。舞台などリアルイベントをレポートする動画を配信し、ブルーレイの販売ベージに誘導している。
イベントグッズの先行販売や、特典付きゲームソフトといった限定商品も拡充。今後は会員限定のアニメや動画コンテンツの配信も予定しているという。
「コト消費」に対する消費者ニーズに関して、マーケットリサーチ事業などを手がけるGfKが実施した調査では「何を所有するかより、何を体験するかの方が大切だと思うか」という質問に対し、約3割が「強く思う」と回答している。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:公式ECサイトを「モノ」「コト」のライフエンターテインメントに刷新、バンダイナムコ
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海外の友だちにプレゼントを送るときによく利用している「EMS(国際スピード郵便)」。なんとなく「郵便局なら安心」っていうイメージがあって使っています。
そんな日本郵便さんでは、「UGX(ゆうグローバルエクスプレス)」という国際宅配便サービスもあるそうなんです。知らなかった! そんな日本郵便さんが、海外向け発送のこと、越境ECのことを教えてくださるというので、郵便・物流営業部の上垣内覚さんと拜藤紘子さんにお話を聞いてきました。 写真◎渡 徳博(wit)
──海外へ発送する方法は日本郵便さん以外にもありますが、どんなことに気を付けて配送キャリアを選べばいいんですか?
拜藤:お客さまからは、簡単に発送したい、日本国内に送るときと同じ感覚で海外に商品を配送できたら一番便利、というお声がよくあります。その点、郵便局であれば、全国の郵便局から海外へも発送でき、発送ラベルの記入も簡単ですので使いやすいと思います。
海外宛の場合、初めての方がすぐに荷物を出すのは難しい場合が多く……。まず顧客としてアカウントを登録し、必要な書類を提出して……と結構手間になると思います。日本郵便は誰でも海外へ発送できるような簡単な仕組みだと思いますね。
次に料金。地方に拠点がある会社や地方にお住まいの個人の方の場合、一般的な国際宅配便では国内拠点(海外へ発送する拠点など)までの料金が別途必要なケースがありますが、郵便局は日本各地のどこからでも同じ料金で利用できます。
また、他社さんの場合は基本料金にプラスして、後から追加料金や手数料がかかる場合があるんです。例えば「燃料サーチャージ」は後から別に請求されます。「今月の燃料サーチャージは○○%です」という感じで、毎月変わる料金を別請求するんです。郵便局の場合は、燃料サーチャージはかかりません。その他にも、後から「個人宅向け配達料」や「遠隔地集荷手数料」などもかかる場合があるんです。

──「EMS」はよく使っていますが、「UGX」は知りませんでした。どんなサービスなんですか?
拜藤:「UGX」は2014年10月から始まった国際宅配便サービスで、「EMS」では対応することができない取り扱いができるサービスです。
例えば、日本から海外に商品を送ると「この商品のこの価格ならいくら」というように関税がかかります。その関税を支払わないと商品を受け取れないんですが、国際郵便の「EMS」(国際郵便の中で最も速いサービス)では、かかった関税は受取人しか支払えない仕組みなんです(国際郵便は万国郵便条約という国家間の国際約束に基づいているため)。
けれども、越境ECの場合やBtoBの場合、「関税を受取人に負担させたくない」というニーズがあり、その場合は「EMSは使えないね」と言われるケースが多かったんですよね。そのようなニーズにも対応できるのが、関税元払いが可能な「UGX」なんです。

上垣内:特に中国では関税が発生した場合、受取人が税関に出向かないと荷物を受け取れない場合もあるので、「EMS」でも送れるのですが、税関で止まってしまうと「もう受け取らない」っていうお客さまがいたり、返送になったりすることがあるんですよね。関税元払いができる「UGX」であれば、その課題をスムーズに解消できるというメリットがありますね。
上垣内:「EMS」のサイズについては、国によっては一部これより小さい条件のところもあります。重量は30kg以内ですが、そこも違う国があります。釣り竿、スキー板、車のバンパーやタイヤなど、大きな物や重い物を送りたいという方が結構いらっしゃるんですよね、そういった「EMS」のサイズ・重量を超えた物も「UGX」なら送れます。

──「UGX」はどうやって利用するんですか? 伝票って郵便局にあるんですか?
拜藤:「UGX」のWebサイトの中にマイページサービスがあり、アカウント登録後、差出人と受取人の情報を登録していただければ、「UGX」のラベルを出力できます。
上垣内:「UGX」に関しては事前に情報を登録していただく必要があります。それは、システムに登録したものを伝票として使っていただくためです。
──関税、大きさ、重さについて、「EMS」ではできないところをカバーするのが「UGX」なんですね
上垣内:そうです。すべてというわけではありませんが、「EMS」で対応できない部分があれば「UGX」というサービスもありますよ、ということなんですよね。
ほかにも「UGX」では、複数個の荷物を一度に1件として配送する複数個口扱い(運賃は荷物1個ごとではなく、総重量に基づくので割安になる)や、お客様が一番関心のある運賃のところも、「EMS」では差出個数に応じて割引となりますが、「UGX」では発送ボリュームや重量、頻度、利用計画、名宛地など、利用条件を勘案してお客様ごとに運賃のお見積りさせていただいています。
「EMSは高い」ということであれば、2kgくらいまでの小さな荷物なら「小形包装物」に追跡と補償を付ける「国際eパケット」というサービスがあります。これなら比較的安く送ることができますし、配達時に受取人の署名もいただきます。
さらに、追跡付きで受取人の署名はなく郵便受箱等に配達する、さらに安価な「国際eパケットライト」という商品もあります。こういった形で、日本郵便はいろんなニーズに対応できるサービスのラインアップがあります。

同席しているのは日本郵便のマスコットキャラクター「ぽすくま」(中央)と「ぽすじゃむ」(左)と「ぽすみるく」(右)
上垣内:もともと国際郵便は、各国・地域の郵便事業体にあたる機関がサービスを展開しているんです。米国だとUSPS(アメリカ合衆国郵便公社)、中国だと中国郵政がそれぞれ郵便サービスを展開し、万国郵便連合(UPU)という国際連合(UN)の専門機関が加盟国間の郵便業務を調整し、国際郵便制度をつかさどっているんです。「UPU」を基軸にしてネットワークを構築しているのが郵便の世界なんです(加盟国は現在192で、日本は1877年(明治10年)に加盟)。
──「UGX」もそのネットワークが使われているんですか?
上垣内:いえ、「UGX」は香港に本社を置くレントングループに日本郵便が資本・業務提携して、新しい枠組みを作りました。レントングループにはフランスの郵便事業体ラ・ポストの物流子会社ジオポストも資本・業務提携していて、このレントングループとジオポストが持っているネットワークを使う形で「UGX」を展開しています。米国だけは別で「FedEx」のネットワークを使っています。配達可能国・地域はEMSに比べて少ないですが、主要な国・地域はカバーしています。
──「EMS」と「UGX」はどう使い分けられているんですか?
上垣内:「EMS」は単純に日本から外国の宛先まで配達するサービスですが、「UGX」は「EMS」で対応できない関税元払いや、大きな物・重い物に限らず中国宛ての越境EC通関配送サービスなど、複雑なソリューションをご利用の場合に適しています。
例えば、「越境EC通関配送サービス」では、EMSなどで適用される行郵税ではなく、より安価な税率が適用される越境EC総合税による通関を行うために、荷物の配送とは別に事前の商品情報登録と、出荷時に決済情報・注文情報・発送情報を提供いただくことで利用可能となります。
このような作業をお客さま側で行っていただくことで、「UGX」をメリットのある料金でご利用いただくことが可能となります。

──「UGX」の特徴で「Amazon FBA相乗り配送サービス」ってありますが……何ですか?
上垣内:米国向けに越境ECで販売するには、さまざまな方法がありますが、その1つにアマゾンさんのサービスを利用する方法があります。Amazon.comの管理画面は日本のインターフェイスとほぼ同じで、現地のFBA(フルフィルメント by Amazon)も日本と同じ感覚で利用できるんです。でも、海外配送や通関処理のためにさまざまな書類作成などが必要となり、ハードルが高かったんです。
そこで始めた「面倒なところをお任せください」というサービスが「UGX Amazon FBA相乗り配送サービス」なんです。2017年9月のプレスリリース以降、多くの事業者さまからお問い合わせをいただいています。
拜藤:米国のFBA倉庫に送る際、どうしても現地でインポーター(荷物を海外から輸入する者)を立てないと、FBA倉庫で荷物を受け取ってもらえないんですが、この「UGX Amazon FBA相乗り配送サービス」であれば、提携している業者が書類作成やインポーターを代行するので、事業者さまの負担が少ないんです。
事前にご登録の上、日本国内の「JP UGXセンター」に荷物を送っていただければ、その後の作業は請け負います。

──越境ECで扱う荷物、日本郵便さんでもやっぱり増えているんですか?
上垣内:10数年くらい前から、通販として海外に日本の商品を販売して送っているケースが増えてきているようになりました。 従来、BtoBが主体だった「EMS」の物量自体はリーマンショックを境に減少していたんですが、2012年あたりから越境ECの部分が相当伸びてきて一気に増えたんです。
企業のお客さまから個人のお客さままで、淘宝網(Taobao)やAmazon、eBayなどで販売し、売れたらそれを「EMS」で発送する……。こういった流れがずいぶんできているという状況です。楽天やYahoo!ショッピングなど、日本のECモールで購入している海外の方もたくさんいらっしゃるようです。
──通販だと、どこの国宛ての荷物が多いんですか?
上垣内:通販限定ではないですが、特に多いのは中国ですね。日中間の越境ECが一番伸びているところが理由なのかと思います。次いで北米、中国以外の東アジアが多いですね。全体としては2016年度の「EMS」取扱通数は1,540万通です。

──越境ECって何を売ったらいいのでしょうか?
上垣内:物流観点で見ると、そもそも海外に輸出していい物なのか、現地で販売していい物なのかという点はご注意いただきたいです。飛行機に積めない危険物のような物って割と多いんですよね。その規定に引っかかると「ネットに載せて売れました。でも送れませんでした」っていうことになってしまいます。なので、送れる商材なのかもチェックしていただきたいです。
──香水を送ろうとしたらダメって言われました。
上垣内:引火性の液体ですからね。あとスプレー缶などもダメですね。日用品で多いんですけどね。
──梱包ってどうすればいいんですか?
拜藤:国内であれば、郵便局に出していただければそのまま、大切に送り先までお届けできるのですが……。海外となると空港まで行って、飛行機に乗せて、現地の方が飛行機から積み替えてと、国内より作業工程が多いので、国内に送るときよりも中の物が動かないようにしっかりと梱包し、国内で利用されるものよりも頑丈な梱包材を使用していただく必要がありますね。
──航空便より船便の方が送料は安いんですよね?
上垣内:配送料は安いものの、船便での国際小包は配達まで1か月くらいかかってしまうので、一定数の利用に限られています。
──配送料は購入者に負担してもらう事業者が多いんでしょうか?
上垣内:ケースバイケースですが、送料が購入者さま負担の場合は購入者側で配送方法を選べるようにしている方もいらっしゃいます。「UGX」と「EMS」だけでなく、「航空小包」「SAL小包」「船便小包」「国際eパケット」「国際eパケットライト」などもあります。「航空小包」で1週間かかるとしたら「SAL小包」だと2週間くらいかかりますが、その分料金が安くなります。
商品代金と送料のバランスもあると思うので、発送方法は何パターンか選べるようなラインアップにするのも1つの方法です。
──これから越境ECを始める方や、すでに取り組まれている方にアドバイスをいただけますか?
拜藤:これから越境ECを始めたいという方には、郵便局なら身近で安心というところがあると思いますので、まず利用していただいて、便利さを知っていただきたいですね。荷物が増えたときにもいろんなサービスラインアップがありますので、ぜひ郵便局をご利用ください。
すでに越境ECを行っている方も、最初の海外発送は郵便局だったと思うんです。物量が多くなって郵便局では対応できないと思い、他社さんを利用されている方もいらっしゃると思うんですよね。でも「UGX」のような、購入者さまに関税支払いなどの負担を掛けない方法や、一度に複数個を送れる複数個口扱い、オーバーサイズ扱いもあるので、自社の配送方法を見直していただく際に、「UGX」も選択肢の1つに入れていただきたいと思います。

上垣内:「越境ECってどうなんだろう」っていう不安を持っていらっしゃる方も多いと思います。配送に関することや「そもそも売れるのか?」というところを含めて。もちろんリスクは考える必要はありますが、それによって新しいチャンスがきっとあるはずです。実際に海外に向けて販売することに商機を感じられるのであれば、ぜひそこを飛び越えてみませんか? とお伝えしたいですね。その際に配送で何かお困りのことがあれば、ぜひ日本郵便にお声掛けいただきたいです。
──そうやって物量を伸ばした企業さんをたくさんご覧になっているんですよね。
上垣内:そうですね。個人でマンションの一角で始められて、2部屋目を借りるようになって、倉庫を借りるようになって、会社を立ち上げて……というような発展を遂げたお客さまもいらっしゃいます。もちろん、うまくいかないこともあると思いますが、とにかくやってみないとわからないですよね。
拜藤:北海道から沖縄まで、場所を選びませんからね、越境ECって。地方の特産品など、日本人にとっては意外な物が海外の方には魅力的に映ることがあります。海外から注文があっても断っているというお客さんも多々いらっしゃるんですが、そういった方にもぜひ日本郵便のサービスで自社の商品を送ってみていただきたいです。
上垣内:“売りたい物”が“売れる物”とは限らないので、そこの見極めはもちろん必要になります。私どもでは「こういうお客さまもいらっしゃいますよ」というお話も交えながら、お手伝いできると思います。法人向け訪問サービスがありますので、お気軽にお問い合わせいただきたいです。
ここ数年、海外に行く機会が少しずつ増えて、海外へ行くと現地にお友だちができて、そのお友だちに日本からの贈りものを送りたくて、郵便局のEMSをよく利用しています。
初めは「遠く離れた海外まで本当にちゃんと届くのかな?」と恐る恐るでしたが、すぐに「届いたよー!」というメッセージが来るので、私が思っているよりもずっと、世界は身近にあるんだと実感させられます。
海外の方が欲しがっている日本の商品は、私たち日本人がまだ気付いていない所にまだまだ眠っているかもしれません。上垣内さんがおっしゃっていたように勇気を出して、あなたも越境ECで世界へチャレンジしてみてはいかがでしょうか♡


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オリジナル記事:海外向け発送はどうするのが最適ですか? 日本郵便さん、越境ECの基礎を教えてください!【比較表あり】 | はぴさやがゆく! ネットショップの裏側探検記
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ビームスの矢嶋氏、メガネスーパーの川添氏、クリエイターズマッチの布田氏によるパネルディスカッションのレポート記事が注目を集めました。BEAMSでは全国約1,200人のショップスタッフがスタイリングについてのブログを投稿しており、売り上げの約6割は何らかの形でブログが関与しているそうです。

「BEAMS」のオムニチャネルが成功している理由は? ビームス矢嶋氏にメガネスーパー川添氏、クリエイターズマッチ布田氏が迫る!

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イーベイ・ジャパンは3月27日、日本から韓国への越境ECを支援する新たなサービスを開始した。
日本のセラー(販売者)が「eBay」の米国サイトに出品すると、韓国のECサイト「Gmarket」「Auction」「G9」で商品を販売できるようにした。
「Gmarket」「Auction」「G9」への出品料や翻訳は無料。カスタマーサポートや受注管理などは「eBay」のサイトで管理できる。
韓国への出荷業務もイーベイ・ジャパンが代行する。日本のセラーが受注後に日本国内の倉庫に商品を送ると、イーベイ・ジャパンが海外発送用の送り状を作成し、通関手続きを行う。
「Gmarket」「Auction」「G9」はイーベイ・コリアが運営している。イーベイ・ジャパンによると、これら3サイトの合計で韓国におけるEC市場シェアは60%を超えるという。
今後、イーベイ・ジャパンとイーベイ・コリアは、越境ECにける販売促進、プロモーション、カスタマーサポート、商品ページ作成、翻訳、商品配送サポートといったサービスを拡充するとしている。
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オリジナル記事:「eBay」USサイトへ出品すると韓国向け越境ECも同時展開、イーベイ・ジャパンが支援
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