Alibaba(アリババ)のミン・ゼン氏(アリババの経営戦略責任者)は、企業は顧客と直接関わりを持つCtoBのビジネスモデルに移行すべきだと言います。ネットワーク技術やデータ活用が進んだおかげで、多くの商品やサービスをオンデマンドで、安価に生み出すことができるようになった今、CtoBは今後の主流になっていくでしょう。
データインテリジェンスを活用して、スマートビジネスを運営していくためには、企業と顧客の間で、デジタルフィードバックが常に行われている環境を作る必要があります。
しかし、先進的な企業や、多くの中国の起業家を近くで見てきた私が感じていることがあります。それは、顧客と直接やりとりを始めると、ビジネスのすべての活動をもう一度再設定しなければいけないということです。私はこの変化をCtoB(Customer to Business)モデルと呼んでいます。CtoBへのマインドセットは、従来のBtoCの概念を大きく変えて行くでしょう。
常にフィードバックを分析するマシンラーニングを取り入れると、顧客が企業の決定に大きな影響を与えるようになります。「顧客第一主義」はもはやスローガンではなくなり、ビジネスを運用するうえでのスタート地点になるのです。
しかし、商品でもサービスでも、顧客に決定を委ねるのであれば、企業もそのネットワークシステムも、フレキシブルですばやく反応できる体制でなくてはいけません。実質、ビジネスのどの機能もオンデマンドで動かなくてはいけなくなるのです。
ビジネスの機能を1つオンデマンドに移行するだけでも難しいものです。では、あまりお金をかけないで今後のニーズに対応するための準備を進めるにはどうしたらいいでしょうか?
企業が新しい取り組みをするときは、ブランディングから商品デザイン、製造に至るまで、必然的にすべての要素の見直しが入ります。すべてのプロセスが独立して機能しつつ、スムーズかつ自動的に統合されて初めて、顧客からのフィードバックを反映した商品やサービスを生み出せます。そうするには、企業全体のオペレーションが、統合されたネットワークとデータインテリジェンスをもとに運用しなければいけません。
ビジネス全体を見直して、すべての機能を調整するのは、企業にとって大変な作業です。しかし、CtoBを行う企業には圧倒的な競争優位性があります。CtoBという困難な道のりを選んだ企業は、コストは変わらないまま、効率も反応も飛躍的に向上するのを実感できるでしょう。
業界や企業によってCtoB実現へのプロセスが大きく異なるため、企業再編成の具体的なアクションプランの提示はできませんが、CtoBの原理原則に関していくつかアドバイスします。
CtoBは、顧客とそのカスタマーエクスペリエンスに重きを置く、多くのインターネット企業のオペレーションの基本的な考え方になっています。しかし我々は、CtoBモデルのもっともシンプルな考え方は、「オーダーメイド」だということを忘れがちです。
デルはコンピュータのオーダーメイドを30年以上も前に始めました。同じやり方を別の業界にも適応するのは、インターネットが登場するまでは非常に困難でした。
CtoBモデルであれば、多くの商品やサービスをオンデマンドで安価に生み出せるようになるでしょう。ネットワークコーディネーションとデータインテリジェンスのおかげで、情報と決定が同時にネットワーク上に流れ、リアルタイムでビジネスを調整し、調整と取引にかかるコストを大幅に削減していきます。
CtoBモデルは、ただ単にオーダーメイドの商品を売るということではありません。ビジネスのコンセプトを見直すことになるのです。
「顧客第一主義」をスローガンに掲げている企業のほとんどが、「企業第一主義」になっています。さまざまなリサーチ結果から、企業はまず顧客のニーズを推測しようとします。その上で商品を作り、広告やマーケティングを通じて、顧客に商品を売り込み、店頭に商品を並べてもらうように努力します。このモデルでは、顧客は消極的になってしまいますが、CtoBモデルならば企業は顧客の真のニーズに応えることができるのです。
この10年間で、中国の比較的伝統的な企業が、CtoBモデルに移行していきました。顧客ニーズが違うため、CtoBへのアプローチは、業界や企業によって異なります。私自身の研究と、CtoBモデルで運営するアリババを見てきた経験から、CtoBを基本にしたオペレーションを実行するための4つの一般的なルールを提案します。
CtoB企業は、常に2つの戦略を実行しています。ネットワークコーディネーションとデータインテリジェンスです。ある意味、CtoBビジネスはスマートビジネスと同義語になります。アリババの戦略担当者として、私はしばしば矛盾して見える、大変示唆に富んだインサイトに立ち返ります。それは、1人の顧客のニーズに応えるには、「どんな顧客のニーズにも応えられるキャパシティが必要だ」というインサイトです。
現代の顧客は、価格、スピード、質、カスタマイゼーションのすべてに対して、高い期待を抱いています。昔のビジネス戦略では、これらすべては相反するもので、1つを取れば他が実現できないことも多いのが現実でした。しかし今は、これらすべてが必要不可欠で、同時に実現できるようになっています。
ネットワークは、世界的に負荷をバランスさせることで、サービスの供給と品質を動的に調整可能にします。縦割りのサプライチェーンでは、需要の浮き沈みに対応できず、常に変化する複雑な顧客ニーズにも応えられません。
顧客が求めるものに対応できる、生産効率が最適化された世界的なネットワークを作るには、ネットワークコーディネーション、データインテリジェンス、リアルタイムデータが不可欠です。
ネットワーク上の誰もが、オンデマンドでサービスを提供するパートナーになり、APIを通じて淀みなく流れてくるデータを活用できるSaaSに連携しています。必要な時にだけサービス提供依頼がくるのです。事前注文で管理する必要がなくなります。
長期計画ではなく、スマートビジネスはリアルタイムに顧客ニーズに応えていきます。結果、ブランディングやマーケティング、デザインといった企業活動も、サプライチェーン全体、ひいてはネットワーク全体にも関わり、世界的な戦略が求められます。包括的な戦略を考えらえるマインドセットがないと、将来の競争には勝ち残っていけません。
CtoBではプッシュではなく、プルの原理が働きます。顧客との関わりでビジネスのオペレーションや決定がなされるため、CtoB企業は顧客がニーズやフィードバックを明確に表明できるようなインターフェースを準備する必要があります。
インターネットネイティブな企業は、本能的にこの重要性を理解し、CtoBのマインドセットを元に商品を企画します。グーグルは、自社サービスをプッシュしません。極めて小さい枠に打ち込んだキーワードに反応するだけです。データインテリジェンスに必要な、フィードバックのPDCAを生み出すためにも、順応性の高い商品を持つことが理想です。
インターネットのインターフェースを作ることは、必ずしも自社で顧客のニーズに合わせたモバイルアプリを作るということではありません。顧客とのタッチポイントに合わせて、正しいインターフェースとデバイスを選ぶ必要があります。
複数のタッチポイントで、顧客のフィードバックを求めるためにマーケティングを活用するのは有益でしょう。ソーシャルメディアや、タイムセール、購入後に投稿されるコメントや写真を通じて、顧客は常にブランドにフィードバックを送っているものです。
顧客と直接関わりが持てる効果的なメディアの重要性は、テック企業でなくても認識すべきです。大人数相手の同時コミュケーションを可能にし、コストをかけず、リアルタイムにフィードバックをもらえるインターネットを使わない手はありません。
インターネットのインターフェースは、見過ごされがちなメリットをバリューチェーンの上流に位置する企業にもたらします。製造業者は、エンドユーザーとコミュニケーションを取るために、多大な努力をする必要はありません。
そのかわりに、パートナー企業と連携して、フィードバックが必要なところに情報が自動的に流れてくるインターフェースを作ればいいのです。このシステムを効率的に回すには、関係者すべてのワークフローにこのインターフェースが埋め込まれなければいけません。オンライン上でクオリティをコントロールして、バリューチェーンを引き上げていくことが目的です。
ほとんどのCtoBビジネスは、時間とともに進化していきます。CtoBモデルは複雑なネットワークコーディネーションを伴うからです。ただ、最初のモジュールを確立し、足掛かりを作ってしまえば、他の関連機能の調整もその勢いで進めていくことができます。
バリューチェーンの1つひとつを再構築するという猛烈なプレッシャーを経験することになりますが、ビジネス開発の観点から見ると、比較的短期間の間にマーケティングから商品企画、製造、販売までのネットワークが同時に成長していくのです。
ネットワーク構築は膨大な仕事量に思えますが、オンラインで顧客とつながるようになると、雪だるまが坂を転げ落ちていくように、より多くの機能の調整も進んでいきます。その流れに乗ってやるのか、まったくやらないか、どちらかしかありません。
フットワークを軽くし、リソースを割きすぎないためには、3つのプラットフォームが役立ちます。ソーシャルメディアマーケティング、eコマース、柔軟な製造業者のネットワークの3つです。これらを活用すれば、将来的に、他の企業がどのように商品やサービスを展開していくかを推測することができます。
これらのプラットフォームを利用しない場合、自ら見込客を探さなくてはいけません。販売、支払い、トラブル対応などのメカニズムを作ったうえに、大量の在庫管理をすべて自社で行うのは大変です。3つのプラットフォームをうまく活用すれば、安価で質の高い商品をすばやく提供できるのです。
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オリジナル記事:アリババの経営戦略責任者が語る小売業がCtoBモデルに移行すべき理由 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ
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Chrome 69 のオムニボックス(アドレスバー)では、サブドメインの www や m が表示されなくなった。しかし Google はマイナーアップデートによって再び表示するように仕様を変更した。だが、次のバージョンの 70 では再度非表示にするとのこと。
投稿 Chrome 69がオムニボックスのwwwをデフォルト表示に戻す。しかし10月リリースの70では再び非表示に は 海外SEO情報ブログ に最初に表示されました。

ECサイト構築支援などを手掛けるエルテックスが9月6日に公表した「通信販売事業関与者の実態調査2018」Part2によると、ECや通販に携わる人の5割以上が、人工知能(AI)の進化が「広告」や「マーケティング」に影響すると答えた。
AIがEC・通販に与える影響について、EC・通販事業者300人に「昨今、AI(人工知能)が技術革新や今後の産業構造や労働形態にも影響を及ぼすといった話題が増えていますが、ECや通販業務に関してあてはまるものをいくつでもお選びください(複数回答)」と質問。
その結果、「集客(広告プランニングや適性配置)に影響」を選んだ回答者の割合は56.7%、「マーケティングに影響」は51.3%、「販売手法(レコメンデーション)に影響」は43.7%、「CRM(顧客満足度の向上)に影響」は35.0%、「フルフィルメント(決済・ピッキング・配送業務)に影響」は22.0%だった。
2016年に実施した同様の調査と比べ、すべての選択肢の割合が上昇している。特に「広告」と「CRM」は約10ポイント高い。
この結果についてエルテックスは次のようにまとめている。
本質問は2016年にも実施しましたが、様々な事業分野で利用がはじまり、AIスピーカーの普及など、その存在がより身近になったことでスコアが上昇したと考えられるでしょう。特に「集客に影響、+9.4%」「CRMに影響、+9.3%」となり増加率は10%に迫る勢いです。
顧客と連絡を取る手段として、実際に利用しているツールを選択式・複数回答で質問した。
「支払いの督促」「セール・キャンペーン情報」「休業」「手数料変更」など、すべての項目で「Eメール」と「サイト」が上位だった。「電話」や「DM・カタログ同梱」といった旧来型のコミュニケーション手段の利用割合は総じて低い。
「今後使いたいコミュニケーションツール」に関する質問では「ショートメッセージ」や「SNS」の利用意向の高さが目立つ。
「ショートメッセージ」の利用意向の割合は、「支払いの督促」「休業(のお知らせ)」「サイトの更新」「メンテナンス(の お知らせ)」の 4項目で前年を上回った。
販売方法が「EC中心」または「ECとマスメディアを併用」と回答した284人に限定し、スマホ対応の進捗を質問した。
「対応済み・課題無し」と答えた割合は15.8%、「対応済み・課題有」は51.8%で合計約7割が「対応済み」と答えている。「対応中」は23.2%、「未対応」は7.4%だった。
年商別で見ると、年商50億円以上の事業者の16.7%が「スマホ対応済み・課題は無い」と回答。50億円未満の事業者は10%未満だった。
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オリジナル記事:通販・EC事業者に聞くAIの影響、56%が「広告プランニングや適正配置に影響」
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三陽商会は9月10日、公式オンラインショップ「SANYO iStore(サンヨー・アイストア)」で生活雑貨の取り扱いを開始した。
自社ブランド以外のキッチン家電や時計、ヨガマットなどを販売。今後はインテリアや寝具、化粧品なども取り扱う計画。
「SANYO iStore」の中に、仕入れ商品を販売する「BUYER'S COLLECTION(バイヤーズコレクション)」を開設した。三陽商会のバイヤーが品質やデザイン性にこだわって商品を選定しているという。

9月10日時点の「BUYER'S COLLECTION」の取扱商品は、衣類やバッグ、時計、キッチン家電、食器類、タンプラー、ヨガマットなど約150品目。
モール型のサービスを展開することで「SANYO iStore」の品ぞろえを拡充。サイトの知名度を高めるとともに、既存顧客の訪問頻度の向上を図る。
新たな商品の提供を通し、「総合ファッションカンパニー」への進化をめざすとしている。

三陽商会は2017年2月に発表した中期経営計画において、成長戦略の1つとして「SANYO iStore」を活用したモール型のプラットフォームビジネスの展開を掲げた。

EC売上高を2016年の42億円から、2019年に80億円に拡大する計画を発表。EC専用商材の仕入れ枠の拡充や「SANYO iStore」の機能拡充などに取り組む方針を示した。
2017年12月期のEC売上高は前期比20%増の50億円。自社ECが37億円、外部のECモールが13億円だった。

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オリジナル記事:三陽商会が生活雑貨の取扱スタート、モール型で「総合ファッションカンパニーめざす」
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今回のテーマは「Web接客を知る」。なぜWeb接客ツールが必要なのでしょうか? 「ウザい」と嫌われないためにはどうすれば良いのでしょうか? すでに導入している店舗もそうでない店舗も、Web接客のあり方について、あらためて考えていきましょう。
キャラクターデザイン◎材井千鶴 イラスト◎宮川綾子
弊社ではこれまで100社以上の企業に対してWeb接客の活用を提案し、1,000回以上のシナリオでABテストを行い、数多くのCVR改善実績を作ってきました。Web接客ツールは、これからのWeb戦略において重要なポジションを担うことは間違いありません。
ですが、これだけMAやWeb接客が浸透している現在でも、「ポップアップがウザい」といった話はいまだによく耳にします。 あまりポジティブな印象を持たれていないのが実情です。
かく言う私も正直なところ、ポップアップがウザいと思う側の人間です。
「えっ、お前が言うの?」って話かもしれませんが、これはネガティブキャンペーンでも何でもなく、Web接客を否定しているわけでもありません。正確に言うと「ウザいと思ってしまうWeb接客が多い」ということです。
Web接客ツールの普及が広がり機能も向上している昨今でも、Web接客ツールを導入した結果、ユーザーにウザがられている残念なサイトが多数見受けられます。
「Web接客」には大きく分けると「ポップアップ型」と「チャット型」の2種類があります。それぞれの詳細は次回お伝えしますが、得意なことやアプローチ方法が異なりますので、おさえておきましょう。

「CVRアップ」「離脱率改善」「CS向上」。これらを目的にWeb接客ツールを導入する企業が多いですが、CVRや離脱率は指標であって、目的ではありません。Web接客の本来の目的は、サイトでおもてなしを実現することだと考えます。
おもてなしが実現できれば、CVRアップなどは結果として付いてきます。逆に言うと、いくらWeb接客を導入しても、おもてなしになっていなければ、CVRアップやCS向上などにつながることはありません。Web接客ツールは素晴らしいツールですが、導入するだけでCVRが劇的にアップする魔法のツールではないのです。
さて、ウザいと思わがちのWeb接客でおもてなしを実現するにはどうしたらいいのでしょうか。ヒントは、ユーザーから「ウザい」と思われるその理由にあります。
① 気持ちよくサイトを見ていると……タイミング
② 頼んでもいないのに…… 誰に(ユーザーセグメント)
③ まったく興味のない情報で……何を
④ 毎回同じような内容が表示される!……更新性
いつ接客をするのか? つまり「タイミング」が重要です。多くのWeb接客が、接客しなくていいタイミングに接客してしまっているため、ウザいと感じてしまうわけです。
誰に対して接客を行うかを考えるとき、「ユーザーセグメント」が必要です。実店舗ではお客さまから接客を頼むケースと、店員が察して声をかけるケースがあります。Web接客でも考え方は同じです。
「接客(声かけ)を欲している人に、声をかける」
「接客(声かけ)を望んでいない人には、声をかけない」
基本的な考え方はこれにつきます。
Web接客ツールを導入した時にありがちなことですが、「せっかく接客ツールを入れたんだから、たくさんの人に接客して、しっかりCVRをアップしないと!」と意気込んで、お客さまが望まない「余計な接客」をしてしまうケースはよくあります。
実店舗であれば、店員がお客さまに合わせて、声のかけ方や話す内容を変えます。チャット型(有人)の場合でも、実店舗同様にユーザーに合わせて会話を行うことができるので、フレキシブルな対応が可能です。
しかしポップアップ型の場合は、あらかじめどのような内容を表示するのか設定し、自動的に表示されることになりますので、企画段階で、ユーザーがどのような情報を欲しがっているのか、深く思考しなければなりません。
チャット型(有人)の場合は人が対応するため、あまり問題になりませんが、ポップアップ型や、ボットタイプの接客によくある課題です。更新を怠って同じような内容を何度も伝えてないないでしょうか? Web接客には「PDCA」が欠かせません。
情報が古かったり同じ案内を繰り返してばかりでは店の信頼性に関わります。このよう状態では「広告みたいだ」と思われ、逆効果です。
一度成功した接客パターンをそのまま放置しておき、どんどん実績が悪くなるケースは往々にしてあります。Web接客を導入する際は、必ず専任の担当者をつけて、日々の動きをチェックし、PDCAを回さなければなりません。

ECサイトに必要なおもてなしとは、「お買い物が完了するまで、スムーズかつ気持ちよく導いてあげること」です。「そんなの当たり前」と思われるかもしれませんが、実店舗ではできていてもECサイトではできていないということが多いのです。
では、具体的に何をすればいいのでしょうか。実店舗とWeb(ECサイト)で比較して考えてみましょう。
| おもてなし3要素 | 実店舗 | Web(ECサイト) |
|---|---|---|
|
1 品質 (お客さまに選ばれるものを提供できているか) |
メニュー、商品の質 | マーケティング:ペルソナ、カスタマージャーニーマップ、コンセプトダイアグラムなど |
|
2 サービス (安心感、信頼感、心地よさを与えているか) |
お客さまに対する直接的な接客 | Web接客、CRM、オムニチャネル、ゲーミフィケーション |
|
3 居心地 (お客さまにとって居心地のよい空間になっているか) |
お店の外観・内観 | サイトデザイン、UI設計、LPO・EFO |
上の表のとおり「品質」「サービス」「居心地」という3つの要素を中心に、さまざまなアクションが必要であり、Web接客だけではおもてなしは実現できません。しかし、Web接客はおもてなしを実現するための重要な1コンテンツであることも事実です。
Web接客が主に担うのは「サービス」の部分です。安心感・信頼感、心地よさを与えることがミッションです。「いつ、誰に、何を」を正しく設計し、PDCAをしっかり回していことで、あなたのサイトのお客さまにとって、本当に喜ばれるおもてなしを実現しましょう。
今回はWeb接客シリーズの1回目「Web接客を知る ~そもそもWeb接客はどんなもの?本当に必要なの?」をお送りしました。次回の本気シリーズは「Web接客を導入する ~どんなツールがあって、何を選べばいいの?」をテーマにお送りします。自分のサイトに合った接客ツールの選び方を“本気で”考えたいと思います。お楽しみに。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ウザい Web接客にさようなら! ECサイトで「おもてなし」を実現するためのヒント | “本気の”CVRアップ実践講座
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Google アシスタントを介して実行される音声検索の利用に関する実態を紹介する記事をGoogle 公式ブログが公開している。この記事のなかで触れらている興味深い3つの数字をピックアップする。なお Google の場合、「OK Google」で始まればそれは「音声検索」に含められることを知っておきたい。
投稿 Googleアシスタントの音声検索にまつわる興味深い3つの数字 は 海外SEO情報ブログ に最初に表示されました。

国土交通省は9月7日、2017年度の宅配便取扱個数は42億5100万個だったと発表した。配送方法の内訳はトラックが42億1200万個(全体の99.1%)、航空便などを利用した運送は4000万個(全体の0.9%)。
2017年度の宅配便取扱個数を前年度と比較すると、2億3272万個多く、増加率は前年度比5.8%増。ただし、2017年度は集計対象が前年度と異なるため、宅配便取扱個数は多めに算出されている。

国交省は2016年10月から日本郵便の「ゆうパケット」を宅配便取扱個数の集計対象に追加。2017年度は通期で「ゆうパケット」の取扱個数を集計対象としているため、前年度との単純比較では「ゆうパケット」の半年分相当が多くカウントされたことになる。
また、佐川急便は決算期を変更したことから、2017年度は376日分を集計対象とした。2016年度より11日分多くカウントされている。
こうした条件変更の要因を排除して2017年度の宅配便取扱個数を前年度と比較した場合、増加数は4343万個、増加率は前年度比1.1%増。

2017年度におけるトラック運送の宅配便取扱個数を宅配事業者ごとに見ると、ヤマト運輸は同1.7%減の18億3668万個、佐川急便は同3.6%増の12億6222万個、日本郵便は同38.5%増の8億7588万個だった。

宅配便取扱個数は30年以上、ほぼ右肩上がりで増え続けてきた。30年前と比べて4倍以上に増えている。

2017年度の「メール便」の取扱冊数は、52億7599万冊だった。前年度と単純比較すると1361万冊少ない(0.3%減少)。ただし、「ゆうパケット」は2016年9月までメール便として集計されていたため、2017年度は半年分少なくカウントされている。

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:年間42億個に達した2017年度の宅配便取扱個数、国交省が発表
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2018年6月30日(土)大崎ブライトコアホールで開催したCSS Nite LP57「All About XD」再演版のフォローアップとして、濱野 将さん(IMAKE)の『>今日から使えるようになる!Adobe XDの基本的な利用方法』セッションのスライドなどを公開します。
フォローアップメッセージは、イベント開催直後(2018年6月)の時点のものです。
皆様、先日はご足労いただきありがとうございました。
「今日から使えるようになる!Adobe XDの基本的な利用方法。」でXDの使い方を開設させていただきました濱野です。
貴重な休日にもかかわらず、お話を聞いてくださり大変感謝しております。
参加いただいた皆様からのアンケートをすべて拝見させていただきました。
「勉強になった」「役に立った」「使ったことがあるけど知らなかった機能もあってためになった」などのお声も頂戴し、熱心かつ真剣に聞いていただけていたことが感じられ、登壇者として冥利に尽きる思いです。
実演で行ったXDのサンプルファイルと、素材として使用した画像とテキストは「sample.zip」に格納いたしましたので一度ご覧ください。
また、多くのご質問もいただいておりましたので、下記に記載させていただきました。
PhotoshopやIllustratorで作成した画像やパーツなどを、クラウド間で共有できない場合は、作成したそれぞれのツールでpngなどに書き出して、素材フォルダなどに格納してそれをドラッグ&ドロップで配置しています。
ワークスペース画面右上の共有ボタンから「プロトタイプを公開」や「デザインスペックを公開」で共有可能です。なお、Adobeのアカウントを持っていない方でも、ゲストとして閲覧することができます。
Photoshopと同じ複雑なデザインができるかというと、XDは操作性の軽さや起動時の速さを重視しておりますので、多角的にいろいろできる機能は備わっておりません。
ですので、得意な分野は得意なツールに任せて補完し、CCライブラリで共有したり、Photoshop連携をするとより効率的に作業が進みます。
以前、CC道場という番組に出演させていただいた際にPhotoshop連携について解説させていただいた動画がございますのでこちらをご覧ください。
XDからのCSSやHTMLの書き出し機能はまだ備わっておりません。
現在の対応策としては、Macのみの機能ですが、サードパーティ製のZeplin・Avocode・Sympli・ProtoPie・Kite Compositorなど、デザイン処理ツールと連携してデータ転送をすることで制作したものを活かすようにすることも可能です。
使用される機会がございましたら、是非お試しください。
本来であれば、他ツールとからパーツを持ってくるときと同じように、CCライブラリでパーツ共有ができるの理想なのですが、XDからCCライブラリへ登録できる機能がXDでは備わっていません。
ただコピー&ペーストに問題あり、コピーしたものがシンボル化されていると、複数回に分けてコピー&ペーストをすると同じシンボルも複製され、アセット内に同じシンボルがいくつもできてしまうという問題があります。
現在はUserVoiceでも指摘があるので、バージョンアップで今後使いやすくなるようになるといいですね。
たしかにそうですね。カーニングができる機能は備わっておりませんので、Illustratorで持ってきたsvgやpngファイルをCCライブラリやドラッグ&ドロップで持ってくる方法しかありませんね。
余談ですが、縦書きにする機能もないので、その場合は上記の方法で補完して行うこともありました。
質疑応答であったリピートグリッドのマージンを数値入力できない点もそうですが、使用したいフォントが一覧でサンプル表示できないのが使いづらさを感じますね。
幸い弊社クライアント様との取引ではまだそのような事例が発生していないのですが、もしそのようになった場合には共有にある「プロトタイプを公開」の「パスワードを設定」でベーシック認証を設けるか、ベータ版ですが「プロトタイプを公開」内の下部にある「非公開プロトタイプ」を一度進めてみるのはいかがでしょうか?
最新バージョンで追加された機能になりますので、詳しくはこちらを参照ください。
個人アカウント間でのやり取りは、こちらも上記の「非公開プロトタイプ」内にある「招待」からメールアドレスで招待することで共有可能になります。よりセキュアな形で共有ができるかと思います。
プレビュー時は表示されているパーツがすべて画像になってしまうので、リンクの埋め込みはできません。
テキストに関しては、文面をクリップボードにコピーすることは可能です。共有内にある「デザインスペックを公開」から該当の文面があるアートボードに進み、その文面をクリックすると右側にスペック一覧が表示されるので、そこにあるテキストをクリックするだけで一括でコピーすることが可能です。
ご質問は以上となります。ありがとうございました!
配布させていただいておりましたUdemy講座の「誰でもかんたんに学べるAdobe XD入門講座」はこちらのリンクよりアクセスいただけると、チラシと同じく特別割引(1,200円)で受講できますので、もっと詳しく自分のペースで学びたい方はこちらもご覧ください。
他にも何かわからないことなどがありましたら、遠慮なくメッセージなどでご連絡いただけたらと思っております。
https://www.facebook.com/2yanko
また皆様とお会いできることを楽しみにしております!
CSS Nite LP57「All About XD」にご参加いただき、誠にありがとうございました!

2018年6月30日(土)大崎ブライトコアホールで開催したCSS Nite LP57「All About XD」再演版のフォローアップとして、長谷川 恭久さんの『XDが提案するこれからのデザイナーの働き方』セッションのスライドなどを公開します。
フォローアップメッセージは、イベント開催直後(2018年6月)の時点のものです。
セッション1「XDが提案するこれからのデザイナーの働き方」で登壇した長谷川です。休日に時間をつくって来場していただき、ありがとうございました。基調講演ということもあり具体性が低めの内容でしたが、何かしら価値提供できていれば幸いです。
XDのようなコミュニケーションツールを使うことで方向性の共有はしやすくなると思います。しかしそれは、デザインを知らない人へのコミュニケーションも増えていくことも意味しています。ただそのときに考えておきたいのが、「デザインを知らない」で言う「デザイン」とは何を指しているのかという点です。
もし見た目のバランスや印象を語っているのであれば、それは「デザイナーだけが気にしていれば良いデザイン」です。デザイナーとして伝えなければいけないのは、「課題の共有」と「課題に対する解決の提案」です。 Web サイトを作ることは手段であり、課題でもなければ目的でもありません。ユーザーに何をしてほしいのか。ビジネスへどのように貢献するのか。それらに対して、あなたが作っているデザインがどのような役割を果たしているのかを伝えることが、デザインを知らない人に対してできることだと思います。
しかし、語るだけでは伝わらないですし誤解も招きます。だからこそ、XD のようなツールを用いて視覚化して伝えるような練習を始めていただけたらと思います。
アンケートでいただいた質問は Twitter で答えました。ディレクターがいない海外の話や他のデザインツールについて答えています。
http://bit.ly/2z0IxCn
ソーシャルメディアでフォローしていれば、デザイン関連の最新情報や、私が作っているコンテンツをいち早く入手できるので、興味ある方はぜひ。
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2018年6月30日(土)大崎ブライトコアホールで開催したCSS Nite LP57「All About XD」再演版のフォローアップとして、佐藤 修さん(フラッグ)の『Webサイト制作における「デザイナーの制作ツールとしてのXD」その活用方法』セッションのスライドなどを公開します。
フォローアップメッセージは、イベント開催直後(2018年6月)の時点のものです。
休日の貴重な時間を使ってご来場いただき、誠にありがとうございました。
今回はこれからXDに触れる方が多かったので、説明の仕方もこれまでPhotoshopやIllustratorを使っていた方、また初めてXDを使う方にもわかりやすくなるよう、できるだけ比較をしたり、噛み砕きながら説明したつもりでしたが、いかがだったでしょうか。少しでもXDへの理解が深まっていただけたら幸いです。
ご紹介した操作方法の中でも、アセットについてはデザイナーだけでなく、ディレクターがワイヤーフレームを作るときにも大変便利な機能なので、ぜひ活用していただければと思います。
また、XDとは関係ないですが、セッションで使用した音源(SE、BGM)は自作したもので、今回のために書き下ろした曲になります。全て授業のチャイム(キンコンカンコーン)をベースに作曲していますので、気づかなかった方は、下記リンクからチェックしてみてください。
以下、質問への回答になります。
XDで作業の時短化もできるですが、その時短化した分を「クライアントに納得してもらうための時間にあてる」などで、結果、出し戻しが減らせたりすることで、トータルの時短化に繋がったりします。レイアウトしたり、フォントを選んだりするだけがデザインの時間ではない(それだけが時短化ではない)ということだと思います。
また、CCライブラリについては、時短化の材料ではなく、XDの表現力を補うための技術だと思っていただければと思います。
Photoshopのデータの作り方や、更新頻度などの案件の性質によってさまざまですね。
なので、一概に「移行可能」とはいえませんが、条件次第では移行できると思います。
Keynoteになります。このイベントで、初めて使いました。
スライドの作り方についても、多くの方にご好評いただき苦労した甲斐がありました(笑)
「カラー」や「文字スタイル」については、あとから登録しても支障ないと思いますが、「シンボル」に関しては、後からの登録が向いていないのが現状です。
ですので、ある程度テンプレート化したものを最初に用意し、そこからプロジェクトを始めるのが良いと思います。
リピートグリッドを解除すると個別のパーツとして選択できるので、こちらから展開するのが良いと思います。
私の環境で重さを経験したことがないのでよくわからないでのすが、もしかしたら、リピートグリッドの内容(複雑さや画像数など)や、アートボードの数、もしくは、他の要因があるかもしれません。
この場合は、その「編集対象から外したいもの」を、予めパラメーターを変えておく必要があります。アセットはアセットと同じパラメーターに対して編集を行いますので、アセットと異なるパラメーター状態にすることで、回避できると思います。
デモでお見せしたやり方の場合、デバイス毎にファイルを分けて制作するとよいでしょう。先に1デバイス分のデザインを仕上げ、そのファイルを複製して他デバイスへと展開することになるので、ページ数が出揃っていない時などは、この方法を取り入れるのが難しいかもしれません。
XDが軽いことで実感できるのは、動作としての「速さ」だと思います。ですが、ゴールはそこではなく、その恩恵を受けた結果としてコミュニケーションが加速し、時間的に「仕事が早く終わる」ことですので、本セッションの場合は「早さ」という表記としています。
soundcloud https://soundcloud.com/samuato/sets/chime

2018年6月30日(土)大崎ブライトコアホールで開催したCSS Nite LP57「All About XD」再演版のフォローアップとして、池原 健治さん(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)の『コミュニケーションを可視化する!XDストーミング』セッションのスライドなどを公開します。
フォローアップメッセージは、イベント開催直後(2018年6月)の時点のものです。
Adobe XD漬けの半日という長時間に渡ってご参加いただき、ありがとうございました。
Adobe XDの機能的な説明などは他のセッションの方々におまかせして、私からはコミュニケーションツールとして情報伝達を最適化したり、自由な発想で様々な使い方ができるXDの懐の深さをお伝えできるように心がけました。
自分の中では初めての試みとして、ステージ上スタンディングでのプレゼンにてお話をさせていただきましたが、スライド送りのミスなどで一部お見苦しいところもあり、申し訳ありません(もっと練習します!)。
まずは皆さまに「Adobe XDは楽しい!使ってみよう!」と感じてもらえたら幸いです。
セッションでもお伝えした弊社リクルートサイト制作にAdobe XDを活用した事例については、過去のインタビュー記事もご参考までに共有させていただきます。
集まった関係者が頭の中で考えていることを、ラフでよいのでその場でイメージや動きを作成・修正して共有することで、「認識のずれを無くす」ということが最大の目的と考えています。
もちろん他のツールでもやろうと思えば同じことはできるのですが、Adobe XDのレスポンスの速さと修正に強い機能が、特にこの手法に適していると思っています。
もちろん操作に慣れているに越したことはありませんが、XDはデザインツールとしてはとてもシンプルな操作体系で、初めて触るユーザーでも比較的短時間で主要な操作を直感的に行えるようになります。
まずはご自分でいくつかプロトタイプまで作ってみて、慣れてきたところでブレストでも使用してみると良いかもしれません。
弊社ではエンジニア(として動くこともある)の私からデザイナー側にAdobe XDを広めたという経緯から、比較的導入は楽でしたが、 学習コストの低さにより、その逆(デザイナーからエンジニアへ)も有りだと思っています。
弊社の場合デザインスペックが(物理的に)使えないので、基本XDファイルをデザイナーとエンジニアで直接やり取りしています。位置情報や色やフォントなどを取得するのもPhotoshopなどと比べてもやり易いと感じています。作り込んだイラストなどは一部Illustratorファイルから直接書き出したり、写真素材などは別途まとめて手配してもらうこともあります。
私自身がXDでデザインしたり、XDからコーディングしたりすることがあるため、デザイナーとエンジニアでお互いに見易いXDファイルを作るように心がけています(マークアップを意識したレイヤー・グループ構成など)。
いかに最小限のパワーでイケてなさを見せるかがポイントです。・・が、イケてないと思われる中にキラリと光るものがあるときもあるので、生かすか殺すかはあなた次第です!
田中さんのセッションでもおっしゃっていましたが、まさに「井戸端会議」感覚でイメージや動きの共有と、その場でちょっとした修正までできるのは短時間のミーティングでも効果がありそうです。
「なんとなく頭には浮かんでるんだけど、やりたいことをうまく伝えられない」という場面にも「例えばこんな感じにしたらどうでしょう」とラフなイメージを作りながら提案することができるのは、「考える速度でデザインできる」XDならではのミーティングスタイルです。クライアントとのレビューではディテールよりも、どちらかというと全体のストーリーや画面構成、デザインの方向性などの認識を合わせることを重視し、その分内部確認でUI設計などのディテールを詰めるようにしています。
確かにクライアントまで巻き込んだXDストーミングを行うのは、まずセッティングするのが一番大変かもしれませんが、作り込んだ状態でレビューしてちゃぶ台返しがあるよりは、短い時間でも途中の段階で見せながらその場で修正していくほうが、結果的には近道になる場合もあります。
デザイナー同士やエンジニアなど、実作業する人間の場合は2時間程度長く行うこともありますが、マネージャーやクライアント、仮想ユーザーなどの場合は予定を確保できる現実的な時間として1時間程度で行うことが多いです。
日本人はシャイな方が多いので、そこは議長が適度に話題を振るなど、欧米式が良いかと思います。
クラウドを使えないことで、かなり機能的な制限を受けるAdobe XDですが、リアルタイムなコミュニケーションならではのメリットと、(デザインスペックではなく)XDファイルそのものを下流工程にやり取りするワークフローを突き詰めていきたいと考えています。
(もちろんクラウドが使えるに越したことはないですが!)
是非!
上記ご意見のように、社内サーバーのみでのクラウド利用などができれば望ましいですが、Adobe XDは無料で利用できるスタータープランがあるため、XDファイルを開ける環境を導入することは可能です。ブラウザを介した共有はできませんが、XDファイルをやり取りして、直接プロトタイプを実行することである程度は代用できるかもしれません。
確かにアートボードが少ないほうが管理しやすいですが、優れたUI/UXの模索にはどうしてもアートボードは煩雑化しがちです。無理に増やさないように考えるよりも、シンボルやアセット機能をうまく使って、アートボードが増えてもまとめて修正できる構造にしたり、過去のバージョンと住み分けて、複数のパターンを常に把握できるようにするなど、地味ですが整理整頓も大事です。
実は今回お見せしたデモは、前回のCSS Niteのときにアンケートで頂いたご意見
「メインビジュアルのスライドを見せるときなどに(埋め込みコードが)使えそうだと思いました!」
を参考に制作しております(笑)
誰もがアイデア次第で面白い使い方ができる可能性を秘めているのもXDの魅力です。
見た目だけでいうとコーディングで実装したものに近いイメージ・動きはできるかもしれませんが、実態はAdobeのサーバーに置かれたプロトタイプのため、急な仕様変更なども起こり得ます。また、アクセシビリティ、SEOの観点からも、あくまでコンポーネントベースでのプロトタイプとして利用するのがよいかと思われます。
本来は例えばブログ記事などで、作成したプロトタイプを埋め込んで紹介する、といった使い方が想定されます(笑)
Webページそのものに違和感なく埋め込みプロトタイプを同化できるので、より実装に近い状態でのプレビューも可能です。
シュウゴはあなたの心の中に・・・
ありがとうございます!(最近ゲームのほうが出ていませんが…)弊社どこいつ担当プロデューサーも喜ぶと思います!

2018年6月30日(土)大崎ブライトコアホールで開催したCSS Nite LP57「All About XD」再演版のフォローアップとして、田中 忍さん(LIFULL)の『あらゆるワークフローを改善!デザインツールを越えたXDの底力』セッションのスライドなどを公開します。
フォローアップメッセージは、イベント開催直後(2018年6月)の時点のものです。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
私からは「汎用性」をテーマに、実例を交えつつXDの利用例をご紹介させていただきました。
XDは、挙動の軽快性、共有機能の利便性、イージーな操作性といった特徴により、さまざまな用途に耐えうるツールに仕上がっています。
今回多くの反響をいただいた履歴を記録/管理するという使い方も、ハッと閃いた訳ではなく「使っているうちに自然とそうなった」という感覚です。XDは利用者の感性に呼応して多彩な可能性を示してくれます。
今回のセッションが、皆様の制作活動の一助となれることを願っています。
おっしゃる通り、今回は「誰が」という点はあえて深く触れずにおりました。XDが持つ、誰にでも様々な場面で活用できる汎用性をお伝えしたかったためです。
XDの利用に関わらず、どんな立場の人がどんな関わり方をするかは、現場ごとに全く違う場合もあります。
皆様のお立場で、用途を見出す上でのご参考にしていただければ幸いです。
プロトタイプの共有画面がわかりやすいので、リンク1本渡して見てもらえれば順応いただける事がほとんどです。
(「気になった点は共有画面のコメント欄に」といった一言は添えたりします)
作業者として仕様書を書いたりするには多少慣れる必要はありますが、XDは直感的な操作性で誰でもすぐに扱える強みもあり、ハードルはそう高くありません。
なお、XD導入におけるハードルをどう超えるか、については、私より栄前田さんのセッションの方がご参考になるかもしれません。
大変恐縮ながら、事例における実際のXDデータの共有は出来ないのですが、代わりにサンプルのXDデータを用意しました。下部のダウンロードリストにございます。
あくまで1つの例ではございますが、よろしければご覧になってください。
最終成果物を最高品質で提供するためには、成功要件を確実に押さえながら進行し続けることが何より重要です。
私が3つ目にご紹介した地方創生の事例がまさにそうですが、ワークフロー上の経過地点で都度生まれるアウトプットに「コレジャナイ感」があった場合、(要件定義で躓いていない前提で)何かしらの要件を満たせていなかったと考えられます。
※地方創生事例でいうと、「期待感を醸成する」という要件があったのに、ターゲット視点でワクワクするものに仕上がりそうにない仕様書が渡されたので、精度が低い、と表現していました。
逆に言えば、構成段階で要件をこぼしているだけなのでコミュニケーションによって解消することが出来ます。その点でXDは、密なコミュニケーションを取りながら画面構成のプレビューを高速で回す事ができるため、優れた適性を発揮します。
こうした経過地点における要件達成の品質を厳しく見ていければ、最終成果物もよりよいものになると考えております。
コーポレートサイトの時は、XDファイルをそのまま渡していました(2017年当時)。エンジニアの手元は当時見ていませんが、IllustratorやPhotoshopからデータ抽出する際と同じ方法で対応していたはずです。
ただし、その後XDに「デザインスペック」という機能が実装されました。これは、デザイン画面の色、要素のサイズ、要素と要素の幅、といった実装に必要なさまざまな情報を、ブラウザ上で簡単に取得できる機能です。リンク1本で共有できます。
これが実に便利なので、現在ではXDファイルそのもの+デザインスペックのリンクを渡す、という対応になりました。
現場レベルでは特に反対はありませんでした。むしろ井戸端会議で「良いツールだ」と感じてくれる人が多かった印象です。
ただセキュリティ・ポリシーの関係で、プロトタイプ共有に関して情報システム部門との折衷が必要でした。
しかし最近ついに、共有リンクにパスワードが掛けられるようになったので、今は特に問題なく利用できています。
います。マークアップエンジニアは、デザインデータをXDで渡される場面で必然的に使いますし、デザイナーの出身ではないディレクターが、ワイヤーフレームの制作でXDを使っているケースもあります。

2018年6月30日(土)大崎ブライトコアホールで開催したCSS Nite LP57「All About XD」再演版のフォローアップとして、境 祐司さん(Creative Edge School Books)の『』セッションのスライドなどを公開します。
フォローアップメッセージは、イベント開催直後(2018年6月)の時点のものです。
ご参加された皆さん、お疲れ様でした。
このセッションで、Adobeのクリエイティブツールが「AI(人工知能)の技術で少しづつ進化し始めている」ことを知っていただけたら幸いです。
Adobe XDのツールバーには、長方形ツールや楕円形ツール、ペンツールなど、ごく基本的な機能しか搭載されていませんよね。このツール構成は、2016年3月に登場したプレビュー版から変わっていません。XDの開発チームは、アプリケーションソフトのパフォーマンスを最も重視しており、今年の1月アップデートでもズームパフォーマンスが大幅に強化されました。
プロトタイピングツールの開発で死守すべきは「軽快に動く」こと。多少古いマシンでも、もたつくことなく速く動くことがとても重要です。紙とペンだけの「ペーパープロトタイピング」が現在でも多くの企業で実践されているのは、アイデアを具現化しやすく、誰でも参加できることが大きなメリットとして評価されているからです。プロトタイプ制作は「作品」づくりではありません。コミュニケーションを促進するためのツールであることを理解しておく必要があります。
AIに処理をさせて時間を短縮できれば、もっとアイデアを出して、意見を聞くことができます。「キレイに作り込む」より「速くカタチにして対話する」ことがプロトタイピングでは価値になります。
今回は、Photoshopとの連携に絞りましたが、(2018年4月現在)50のAI機能がAdobe製品・サービスに搭載されており、まだまだ有効な手法があります。XDにAI機能がなくても、CCライブラリを介して作業すれば間接的にAIの恩恵を得られます。
Adobe Senseiの情報はまだ少なく、ネット検索しても出てきませんので現段階で「AI機能を使いこなす」のは難しいと思いますが、ゆっくりと時間をかけて、少しづつ試してみてください。
XDをメモ帳やスケッチブックのように使っています。私の場合は、タブレットPCでXDを使っていますので、アイデアを出しながら「落書きをするように」高速プロトタイピングをしています。こちらの動画をご覧いただければ作業の様子がわかると思います。
タブレットPCでXDを使用(Twitterの動画投稿)
Adobe Senseiは、Adobeが開発しているAI(人工知能)技術群の総称です。AIの機能は10年以上前からPhotoshopやAfter Effectsなどに搭載されていますので、私たちはCSの時代からAIの機能を使っていることになります。今回ご紹介したAI機能もかなり古い機能です。
ただし、現在のAI技術で上書きされている機能も多く、処理能力は向上しています。最新のAIは常に「学習」しており、リリース時に「使い物にならない」レベルでも日々改善されていますので、今回のように「多くのユーザーが忘れてしまった古いAI機能」を紹介しています。
50以上のAdobe製品(およびサービス)にAI技術が使われていると公式発表されていますが、その詳細については公開されていません。PhotoshopやLightroom、Adobe Stock、Premiere Pro、After Effectsなどのリリースノートには、搭載されているAI機能について簡単な情報が掲載されています。また、PhotoshopやLightroomの環境設定の中には最先端技術の機能を試すことができる「テクノロジープレビュー」の項目があります。
プロトタイピングの作業内容や「何を求めるか」によって評価が異なります。
外観のデザインならグラフィックスに特化したPhotoshopを使いXDとデータを共有した方が効率的で表現の自由度も高いと思います。
アニメーションを含むインタラクションを手軽に設定したい場合は、InVision Studioが便利です。ただ、今回ご紹介したProtoPieとXDを組み合わせて使用すれば、もっと高度なインタラクションが可能になります。
まずは、試用版(期間限定で使用できるバージョン)をインストールして実際に試してみることをお奨めします。
XDやAdobe Sensei、AI活用などの情報は、Twitter(@commonstyle)で発信しています。

2018年6月30日(土)大崎ブライトコアホールで開催したCSS Nite LP57「All About XD」再演版のフォローアップとして、栄前田 勝太郎さん(リズムタイプ)の『クライアント視点から考えるXDの導入・活用方法』セッションのスライドなどを公開します。
フォローアップメッセージは、イベント開催直後(2018年6月)の時点のものです。
「ディレクターが考えるXDの導入・活用方法」で登壇した栄前田です。ご参加ありがとうございました。
他のセッションでXDの様々な可能性が見えたところで、実際のクライアントワークにおける導入や実務における活用方法を紹介させていただきました。
XDはデザイン、プロトタイプ作成、コミュニケーションと多岐に渡って活用できるツールではありますが、新しいツールはそれをいかに導入し、実務においてどのように活用していくかという点が課題になりますので、それについて何かしらの参考になれば幸いです。
「ディレクターが考える」といったテーマのセッションでしたが、導入・活用の参考になったというご意見を多数いただけました。また、制作側の視点ではありましたが、発注側となる皆さまも発注される際の参考になればと思います。
幅広くXDを利用したケースを紹介しましたが、もちろん何でもXDを使えばいいということではなく、クライアントやプロジェクトの性質に合わせて適宜判断する必要はあります。今回は幅広く紹介することで、皆さんの参考になるケースがあればと考えていました。
キャプチャでも書き出すのでもなく、XDから該当部分を選択・コピーして、Googleスライドにペーストしていました。
XDからGoogleスライドへのコピー&ペーストは見た目はほぼそのまま持って行くことが可能です。(ただし、テキストも画像化されてしまうので、その後の編集は行えません)
クライアントと事前に相談・調整していますが、共有したXDのURLでOKとしてもらうことが多く、それ以外では書き出したPDFファイル。または先方にXDの環境があればXDファイルを成果物としています。
ほとんどの場合はクライアント側でXDを導入する必要はなく、共有リンク+α(補足ドキュメント等)でプロジェクトに導入・活用できるのではないかと考えています。
クライアント側でXDの導入が必要かどうかは、クライアント側にXDファイルを編集したいというモチベーションとその時間が取れるかどうか(その体制が作れるか)で判断されるのがよいかと思います。
弊社の場合ですが、XDを利用する部分については、どのようなフローとなり、どれくらいの稼働工数がかかるかを伝えています。
簡単に見えるけど、実は工数はきちんとかかっているということを伝えることで回避できるかなと思われます。
(クライアントの関係の問題もあるかと思われますので、一概には言えないと思いますがご参考までに)
2つ対応パターンがあると思います。
1つは、なぜ紙やPPTで作る必要があるのか、本当に紙やPPTでなければならないのか、という話をするきっかけにしてしまうパターンです。
この場合、XDを導入したパターンでどのように変わり、どのようなメリットがあるのかを合わせて伝えます。
スタータープランができたことで導入のハードルは下がりましたので、クライアントにもXDの環境を作っていただく提案を行ってもよいかと考えます。
もう1つは、紙やPPTで作りつつ、部分的にXDを利用してみて、比較してもらうパターン。手間はかかってしまうのですが、比較してもらい、XD利用に誘導するように提案します。
そう思っていただいてよかったです。
XDはディレクターにこそ使ってほしいツールです。クライアント、デザイナーやエンジニアとのコミュニケーションや、プロジェクト全体の成長のきっかけになるツールですので、ぜひ活用してもらえればと思います。
体制や状況によるところはあると思いますが、クライアントとの打ち合わせの場に制作側のメンバーも参加してもらうのが一番伝わるかなとは思います。
ディレクターや仕組み的なもので伝えることも可能と思いますが、熱量という点については、実際に対面して体感してもらえると、納得感が得られると考えています。
XDが適しているかどうかはクライアントやプロジェクトの性質によりますので、もちろんケースバイケースですが、トライしてみる価値はあるかと思います。
弊社はクライアントとのコミュニケーションにかなり時間をかけますが、やはり初めてのお取引のクライアントの場合は読み切れない場合があり、失敗談のケースに至ってしまうこともあります。
回避できるのがベストですが、失敗となってしまったケースもそれを次回以降への改善への学びとするようにしてします。
ぜひ挑戦していただきたいです。それによって、いままでクライアントからは出てこなかった意見やお互いのコミュニケーションの変化を得られると考えています。
ありがとうございます!思っていた以上の反響をいただいてとても嬉しいです。
汎用的で実戦で使えるキットとして作りましたが、皆さんに使っていただいて、ご意見・ご感想いただければ幸いです。
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