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越境の壁「決済」「物流」「マーケティング」を乗り越える方法&市場のポテンシャルとは?日本市場に注力するペイパルが解説

4 years 5ヶ月 ago
越境ECに関して中小企業が抱える壁を乗り越えるためのポイント、リスクを抑えながら越境ECを始める方法などをペイパルが解説
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「越境ECはコストと人手がかかるから」「語学に自信がないから」……こんな理由を掲げ海外向け販売に二の足を踏んでいた日本の中小企業の意識を、新型コロナウィルス感染症拡大が大きく変えた。ペイパルがECを実施している中小企業向けに行った調査によると、越境ECに取り組んでいる企業のうち、約4割がコロナ禍にスタートしたことが判明。パンデミックが企業の海外進出・販路拡大を後押ししたのだ。

この記事では日本企業の海外進出・越境ECを決済面から支援するペイパルへの取材を通じ、越境ECに関して中小企業が抱える壁を乗り越えるためのポイント、リスクを抑えながら越境ECを始める方法などを解説する。写真◎吉田浩章

ペイパル東京支店の葛葉未来氏(ディレクター、マーケット デベロップメント)

コロナ禍で越境EC参入が加速

ペイパルが実施した調査「ペイパル 中小企業によるEコマース活用実態調査(以下、本調査)」によると、日本の中小企業による越境ECへの意欲が高まっていることが判明した。回答企業の約半数(45%)が、すでに越境ECに取り組んでいる、または計画していると回答すでに越境ECを実施している28%の事業者のうち、約40%がコロナ禍に導入したという。

ただ、越境ECを始めれば“バラ色”の明日が待っているわけではなく、まだ投資段階の企業が多いと言える状況。ペイパルの調査によると、越境ECを行っている企業のビジネス収益の大半は国内ビジネス(日本の顧客)が占めており、海外顧客の平均シェアは18%にとどまっている

越境ECへの取り組みについて ペイパルの調査
越境ECへの取り組みについて

こうした状況もあってか、中小企業の半数以上(55%)は今後1年間の計画で、越境ECのスタートを検討していない。その理由として、次のような課題をあげている。

  • 導入コスト、物流コストなどコストの高さ(35%)
  • ビジネスの優先順位が低い(35%)
  • 人手不足(27%)

ペイパルはこうした課題について、外部のEコマースプラットフォームやグローバルな決済システムの活用を提案している越境ECに強いプラットフォームは言語、マーケティングともにローカライズされており、低リスク、低コストなどで越境ECをスタートできるためだ。

66%の中小企業「オンライン化が越境EC支援の鍵」と回答

目先の越境EC進出に二の足を踏む企業は多いものの、パンデミックにより越境ECを始める日本企業が増加したという調査結果は、企業動向として注目しておくべきことだろう。

少子高齢化、人口減少など縮小する可能性が高い国内マーケットへの対応、越境ECを支援するデジタルツールの充実化などが背景にある

本調査によると、中小企業の66%は「オンライン化が越境EC支援の鍵である」と回答しており、直近1年間ではなく、将来的には海外販売を視野に入れている企業は多い。

こうした企業は、越境ECを始めるにはグローバルなプレゼンスを高め、販売チャネルを拡大することが重要であると考えており、次のような項目を準備項目としてあげている。

  • オンラインへの移行(66%)
    • 外部のEコマースプラットフォームとの提携(25%)
    • 独自のグローバル公式Webサイトの開設(18%)
    • ソーシャルメディアアカウント・ページの開設(18%)
  • グローバルな決済システムの採用(20%)
  • グローバルな配送業者との提携(19%)
海外での販売開始に向けた準備について ペイパル調査
海外での販売開始に向けた準備について

特に注目されるのは、プラットフォームの活用とグローバル決済システムの導入だ。デジタルツールを活用したサイトの開設、グローバルサービスの活用などで、越境ECをスタートする環境をより容易に整えることが可能になる。グローバルで決済サービスを展開しているペイパルを導入することもその一例だ。

ペイパル東京支店の葛葉未来氏(ディレクター、マーケット デベロップメント)も次のように分析している。

外部企業が提供するプラットフォームのサポートを受けることで、越境ECスタートの障壁が取り除かれるということをもっと多くの企業に知って欲しい。とりわけ、中小企業に対して、彼らの魅力的な商材を1つでも多く世界市場に届けるために、ペイパルは最大限のサポートをしていきたい。(葛葉氏)

ペイパル 中小企業によるEコマース活用実態調査について

ペイパル東京支店の委託を受けたエデルマン・データ・アンド・インテリジェンスが、新型コロナウィルス感染症のパンデミックが日本の中小企業の越境ECビジネスに与えている影響、その対応、パンデミック後の計画について、独自調査を実施。オンライン販売を行っている日本の中小企業の経営意思決定者310人を対象に、2021年9月から10月にかけてオンラインで実施した。

ペイパル 中小企業によるEコマース活用実態調査

「ペイパル 中小企業によるEコマース活用実態調査」はこちらをクリック

越境ECは大きなポテンシャル、増える日本のECサイトからの購入

ペイパルの推計によると、2020年から今年にかけて世界中でEC利用者が急増している。2020年のEコマース売上は前年比で約28%も上昇し、「今や、潜在的な顧客の数はかつてないほど増えており、あとは彼らにリーチする方法を見つけるのみ」(葛葉氏)

一部の日本企業が先進的に越境ECへ取り組んでいるのは、デジタル化に伴い、日本の商材を意欲的に購入する海外ユーザーの増加に対応しているからだ。

ただ、越境ECのポテンシャルは高いと見られるものの、課題やハードルを感じている中小企業が多いのも現状である。そもそも、

  • どんな市場を攻略すればいいのか?
  • 自社ECかそれともマーケットプレイスか?
  • 言語対応はどうすればいいのか?
  • マーケティングはどうすればいい?
  • 物流はどうすればいいか?
  • 決済手段は何がいいのか?
  • CSはどうするか?
  • 継続的に運用するために必要なこととは?

など、どのように越境ECを始めればいいのかわからない、といった企業も少なくない。ペイパルの葛葉氏は、大きな壁として「配送」「マーケティング」「決済」を列挙し、解決すべき方向性を次のように話す。

どのような配送会社と組むのか、どのようなソリューションを活用するのかが重要になる。そして、海外ユーザーが閲覧する・利用するサービスなどへの露出といったマーケティング、海外消費者が利用する決済手段の提供などもカギとなる。カスタマーサポートなど言語の壁もある程度、翻訳ソリューションなどで対応できるようになっている。

つまり、越境ECの大きな壁は、海外ユーザーが慣れ親しんでいる「決済」手段を導入し、FacebookやInstagramといったSNSを活用した「マーケティング」を行いながら、コストと配送スピードなどのバランスが取れた「配送」業者を選定する――といった3つの壁をクリアすることで、越境ECがぐっと身近になるという。

日本企業の越境EC決済に役立つ「ペイパル」とは?

越境ECの大きな壁3点の1つ、「決済」はどのように解決すればいいのか。葛葉氏はこう言う。

モノを買う人の財布に寄り添った決済手段を提供する必要があると思っている。国内を対象に考える場合はどの決済を導入するのかといった消費者の嗜好に合わせたオプションを取り入れることを考えるが、越境ECの場合はとりあえずカード決済さえあれば良いと考えてしまうケースが多い売り手にとって一番大事なことは、消費者にとってベストな支払い手段を提供すること

ペイパルは各国の買い手に合わせた支払い方法を紐づけられるようになっている。アメリカならクレジットカード、日本なら銀行口座引き落としなどだ。だからこそ、越境ECの決済なら、ペイパルを導入するだけで世界中の消費者に合った支払い方法が提供できる。

ペイパルが2019年に行った、モバイル端末における決済方法を国別で比較した調査結果を見てみよう。イギリス、オーストラリアなど主要国でもっとも使われている決済手段が「ペイパル」。アメリカ、フランスなどでも2位に入っている。

国別比較によるモバイル端末での決済方法(2019年 ペイパル モバイルコマースに関するグローバル調査)
国別比較によるモバイル端末での決済方法(2019年 ペイパル モバイルコマースに関するグローバル調査)

ペイパルがニールセンに委託して米国の加盟店を対象に実施した調査によると、「ペイパルユーザーがペイパル導入加盟店で買い物をした場合、ペイパルのコンバージョンレートは他の支払い方法と比較して28%高くなっている」(葛葉氏)。この結果からも世界の消費者がペイパルを好んで使っていることがわかる。

ペイパルは、IDに紐づいたクレジットカードや銀行口座などで支払いを行うオンライン決済サービス。

アカウント開設費や初期設定費用に加え、月額利用料※は無料。2021年現在、グローバルで3300万以上の加盟点を含む世界で4億人以上が利用している。200以上の国と地域で、100通貨以上での決済(日本のペイパルアカウントで保有できるのは20通貨以上)に対応している。

※ペイパル+カード(ウェブペイメントプラス)を申し込みの場合、3000円/月がかかる。

ペイパルの仕組み
ペイパルの仕組み

ペイパルは顧客のカード情報をECサイトに伝えないため、ECサイトからの情報漏えいを心配するユーザーは安心して買い物することができる。そのため、世界各国のユーザーが主要な決済手段として日々利用している。

ペイパルはすべての取引を365日24時間体制で監視しており、不正、フィッシングメール、なりすましなどによる被害を未然に防ぐセキュリティ対策は万全を期している

また、クレジットカードの不正利用が発生した際は、一定の条件下で、販売事業者に対してチャージバック補償を行う。そのため、ペイパルを導入することで、不正注文のリスクを減らせることができる。売り手と買い手の保護制度も充実しているので、双方は安心して利用できるポイントだ。

  • 売り手保護制度……未承認や未着といったトラブルが発生した場合、適用条件を満たせば売り手を保護する制度
  • 買い手保護制度……ペイパルで購入した商品に対して「商品が説明と著しく異なる」「商品が届かない」といった問題やトラブルがあった場合、一定の条件下で補償する制度

海外からの不正アクセスは増加傾向にあるが、ペイパルは世界中の膨大なトランザクションをチェックし、セキュリティを揺るがす可能性のあるさまざまな事象を把握している。安心・安全な取引環境を用意しつつ、何かあった際には、売り手にはチャージバックなどの補償、買い手には商品やサービスに問題があった場合に一定の条件下での補償を行っている。(葛葉氏)

ペイパル東京支店の葛葉未来氏(マーケット デベロップメント ディレクター)
ペイパル東京支店 葛葉未来氏(ディレクター、マーケット デベロップメント)

こうしたカード情報非保持の仕組みによる安心感や安全性、売り手・買い手の保護制度などが、EC事業者から信頼される決済手段になっている。

越境ECの3つの壁をクリアする代理購入サイト&ペイパルのアプローチ

近年、ペイパルはEC実施事業者への決済ソリューションの直接提供のほか、海外消費者と日本のEC事業者の間に入って購入をサポートするサイトを通じた越境EC支援にも力を入れている。葛葉氏は「代理購入」サービスについて次のように話す。

代理購入サービスは、越境ECを始めたいという事業者が簡単に第一歩を踏み出すことができるサービス。ペイパル単体では決済面のサポートしかできないが、代理購入サービスの提供会社と連携することで日本企業の越境ECを包括的に支援することができる。(葛葉氏)

EC事業主と代理購入サービスとの提携方法には大きく分けて2つの種類がある。

1つ目は代理購入サービス提供会社が運営するマーケットプレイスを通じて海外の消費者に対して販売を行うものもう1つは、事業主が自社ECサイトに代理購入サービス企業が提供するタグの設置を行うことで、海外専用カートを開設して海外消費者からの購入を可能にするもの

いずれも代理購入サービス提供元がEC事業主との間に立ち、商品の購入と配送、海外ユーザーとのやり取りをするため、日本の事業者は負担が少なく海外への販売を行うことができる。サービスの利用料はユーザーの購入額に上乗せされる額で徴収されており、事業者側が負担する費用は掲載料やタグ利用料など最小限である場合が多い。

前者の該当マーケットプレイスと連携した場合、EC事業者は世界中の国と地域のユーザーに対して商品を販売できるようになる上に、必要な配送やサポート業務は日本国内の販売とかわりなく対応できる。海外ユーザーがマーケットプレイス上で注文を行うと、代理購入サービスが販売サイト元で同様の取引を行うことで全体の取引が成り立つ。

自社ECサイト上にタグ設置を行い、海外専用カートを開設できるサービス形態を導入した場合は、海外の消費者がサービスを導入しているECサイトに訪問すると、サイト上に多国語対応の海外専用カートが表示される。ユーザーは商品選定後、海外専用カートで注文へ進み決済することが可能。この場合でもユーザーと代理購入サービス間で発生した取引と同じ取引が代理購入サービスと事業者の間で発生し成立する。

いずれも海外ユーザーと代理購入サービス事業者との決済取引は海外では主流のペイパルなどを用意している

事業者は代理購入サービスを利用することで、日本の消費者に販売する延長で海外の消費者に門戸を開くことができる。言語対応や決済、カスタマーサポート、配送などのペインポイントに対し、ECサイト運営者は個別に対応することなく、簡単に海外へ商品を販売できる。BuyeeやBuyee Connect(BEENOSグループ会社運営)、WorldShopping BIZ(ジグザグ社運営)、FROM JAPAN(FROM JAPAN社運営)やZenPlus(ゼンマーケット社運営)などの代表的な運営会社があり、ペイパルは今後これらの代理購入サービスの提供会社とさらに密に提携し、日本企業の海外進出をサポートしていく。(葛葉氏)

日本市場に力を入れているペイパル、なぜ?

2021年4月、組織面で大きな変革があった。新たに設けた日本事業統括責任者に、マッキンゼー・アンド・カンパニーの東京オフィスでシニアパートナーなどを務めたピーター・ケネバン氏が就任。「ペイパルは日本を成長戦略のマーケットの1つに位置付けた」(葛葉氏)と言う。

そして、ペイパルは日本市場でプレゼンスを高めるために大きな一手を打った。

あと払い(BNPL)サービス「ペイディ」を提供する株式会社Paidyの全株式取得に関する発表だ。買収価格は3000億円(約27億米ドル)にのぼる。

Paidy買収後も、「ペイディ」ブランドは現在のビジネスを継続。ペイパルとPaidyは互いの専門知識、リソースを活用し、国内決済市場で商品機能やサービスを拡充し存在感をさらに高めていくという。

ペイパルが13市場で行った調査で、海外から商品を買うならどの国から買いたいかという質問に対して日本は平均で3位だった。海外では日本の商品は人気がある。だからこそ、日本の商品を海外で待っている消費者へ届ける、日本を海外にプロモートする。越境ECを支援し、日本経済の発展につなげていくことをペイパルは大きなテーマに掲げている。(葛葉氏)

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吉野 巨人
吉野 巨人

メール配信サービス「Cuenote FC」とコンバージョン最適化プラットフォーム「Fanplayr」が連携

4 years 5ヶ月 ago

メール配信サービス「Cuenote FC」を運営するユミルリンクは12月17日、JAMUが提供するコンバージョン最適化プラットフォーム「Fanplayr(ファンプレイヤー)」との連携を開始すると発表した。

「Fanplayr」はサイト内のユーザーの行動を解析し、最適なタイミングで接客してコンバージョンにつなげるサービス。流入元から購買行動、施策の評価までを網羅した解析メニューが強み。「Fanplayr」が解析したセグメントに「Cuenote FC」のメール配信を連携することにより、サイト内の行動を元に最適なタイミングを割り出し、メールでアプローチできる。

たとえば、カート内に商品を入れたまま離脱したユーザーに対し、一定時間の後にかご落ち防止メールを自動送信したり、サイト内で一定の行動をしたセグメントに対して、購買意欲が高いうちにセールやクーポンの情報を自動配信したりするなど、コンバージョンに近いユーザーに対する細やかなフォローが実現できる。

買い物カゴにアイテムが投入される→未決済のまま放置(15分から設定可能)→買い忘れたアイテムをメールでリマインド
「カゴ落ち防止メール」の配信イメージ

こども服・ベビー服の通販サイト「F.O.Online Store」は、すでに両サービスを連携して活用。かご落ち防止メールの送信において従来のメールマーケティングと比較し、開封率は約174%、クリック率は約196%、商品購入率は約490%向上した。

今回の提携についてユミルリンクは、「FanplayrのWeb接客機能で収集したメールアドレスに対して、Cuenote FCでアプローチする、一気通貫のマーケティング施策を提供する。両社が培ってきたノウハウを掛け合わせ、EC事業者が自社のデータを充分に活用できるよう支援したい」としている。

内山 美枝子

ハンガーやビーコンで顧客の行動をデータ化、「実店舗でもECと同様のパーソナライズ体験」に挑むTSIの取り組み

4 years 5ヶ月 ago

TSIホールディングスと京セラは、ハンガーやビーコンなどから実店舗内での顧客行動をデータ化する行動取得システムを開発、新たなデータマーケティングの実現に向けて協働する。

京セラが独自の状態検出アルゴリズムを搭載したセンシングデバイスにより店舗での行動取得システムを構築。ハンガーに装着したセンシングデバイス、「姿見」「試着室」に設置したビーコンなどから、顧客の行動情報や商品に対する興味度を把握する。

子会社のTSIが展開するアパレルブランド「ナノ・ユニバース」で11月1日から6か月間、実証実験を行う。「ECと同様にリアルタイムな顧客行動データを店舗でも取得する」という課題の解消につなげる。

TSIホールディングスと京セラは、ハンガーやビーコンなどから実店舗内での顧客行動をデータ化する行動取得システムを開発、新たなデータマーケティングの実現に向けて協働
顧客行動をデータ化する仕組みについて

消費者が入店時にナノ・ユニバースのアプリを起動しチェックイン、商品を手に取るとハンガーに装着したセンシングデバイス、「姿見」「試着室」に設置したビーコンから位置情報や商品情報などをアプリに送信。それらの情報と店舗内のカメラで検知した行動変化情報などを、顧客IDと共にクラウド上の行動分析システムに送信し、分析する。顧客の行動情報や商品に対する興味度の把握が可能となる。

行動取得システムで取得した行動データを元に、コンテンツをアプリへプッシュ通知、またはメールで配信する。また、手に取った、試着したなどの店内行動の後、購入に至らなかった商品をリマインドするコンテンツを配信し、ECサイトおよび店舗への再来店を促す。

TSIホールディングスと京セラは、ハンガーやビーコンなどから実店舗内での顧客行動をデータ化する行動取得システムを開発、新たなデータマーケティングの実現に向けて協働
行動取得システムで取得した行動データを元に行うマーケティング施策例

TSIホールディングスは、オンラインの顧客行動データと店舗在庫データを組み合わせた新たな顧客体験価値の開発に着手している。

ナノ・ユニバースでは、「顧客の“タッチ”から始まる店舗体験」の実証実験も行っている。店頭に設置した筐体(きょうたい)に顧客が自身のスマートフォンをタッチすることでチェックイン。タッチした来店者には、「ナノ・ユニバースオンラインストア」およびアプリでの閲覧履歴、お気に入り登録のデータを基に、店頭在庫のあるお気に入り商品の表示、店頭購入できる商品のレコメンドを提供するというもの。

実店舗でも来店者1人ひとりがパーソナライズ体験を受けることができるようにする。

TSIが展開するアパレルブランド「ナノ・ユニバース」の3店舗で「顧客の“タッチ”から始まる店舗体験」の実証実験を行う
店頭に設置した筐体

「顧客の“タッチ”から始まる店舗体験」は、店頭に設置した筐体(きょうたい)に顧客が自身のスマートフォンをタッチすることでチェックイン。タッチした来店者には、「ナノ・ユニバースオンラインストア」およびアプリでの閲覧履歴、お気に入り登録のデータを基に、店頭在庫のあるお気に入り商品の表示、店頭購入できる商品のレコメンドを提供する。

「顧客の“タッチ”から始まる店舗体験」のイメージ動画
石居 岳
石居 岳

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4 years 5ヶ月 ago
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    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    顧客データの一元化が重要な理由&D2Cをする際の重要ポイント&今後押さえておくべき「2つのC」

    4 years 5ヶ月 ago
    コロナ禍におけるBtoCコマースの現状、最新トレンド、消費者の期待、コロナ禍による変化などを解説します【第3回:エッジでのショッピングが加速】

    コロナ禍で起きた変化で見逃せないものが2つあります。1つはリアルでもネットでも共通した顧客体験を提供するための顧客データの活用。2つ目はD2Cです。オンラインとオフラインで共通した顧客体験を実現するためのCDP(Customer Data Platoform)、D2Cで成功するためのポイント、そして今後のコマースを考える上で必要な“2つの「C」”について解説します。

    顧客データを最大限に活用するための仕組みづくりが必要

    顧客の行動データや購買データなどを把握し、顧客の文脈(コンテクスト)に合わせてサイトのページ構成を変えたり、レコメンド商品を最適化するような仕組みを指すコンテクスチュアルコマース

    その実現には、顧客理解のためにさまざまなデータを集めて統合的に利用できるようにする必要があります

    しかし、現実は異なります。データの目的や収集元によってデータが分散、サイロ化しているケースも。また、データを1か所に集約できても、データを統合して活用するまでには至らないという話も少なくありません

    また、異なるデータソースを1つに集約するシステムをデータレイクと呼びますが、湖のように溜め込んだだけで、いろいろな情報が雑多に混在している状態では活用できません。フォーマットに従ったデータの整形、重複データや誤記データの削除などのクレンジング、データベースの正規化などの処理を通して、統合的にデータを利用できる形にする必要があります

    顧客データを集めたCDP(Customer Data Platoform)の構築ニーズが高まっているのは、このような背景があるためです。

    ここでいうプラットフォームには、2つの意味合いがあります。1つは駅としてのプラットフォームの意味で、電車が入ってきて出ていくような、インとアウトを結びつける場所2つ目は、プラットフォーマーの意味で、それをもとにビジネスを創造していく基盤となるものです。

    オンライン、オフラインの双方のデータを取り込み、統合した形でアウトプットして活用できるようにして、新しいビジネスを生み出すような役割がCDPには期待されています。

    CDPが実現できれば、さまざまな取り組みができます。たとえば、オンライン、オフラインを統合したコールセンター。顧客が店舗で買っても、オンラインで買っても、あるいは両方を使っていても、シームレスに一箇所のコールセンターでオペレーターが顧客の行動履歴を参照できれば、顧客体験が向上します。

    購入に応じたポイントサービスでも、オンラインでもオフラインでも同様にポイントが蓄積されどちらでも利用できる、どちらも利用している人はロイヤルカスタマーとしてポイント還元率を上げるなど、顧客体験とベネフィットを有機的に結合させることもできるのです。

    コロナ禍でD2Cが加速した

    コロナ禍で見逃せない変化が、流通や小売店を通さずに、メーカーが消費者に直接販売するD2Cの加速です。セールスフォース・ドットコムの調査では、生活必需品(通常は食料品店の棚にあるもの)をメーカーから直接オンラインで購入する割合が前年比200%という大幅な伸びを見せました。

    感染拡大防止のために、店舗の利用時間は短縮傾向があります。消費者の行動変化の調査では、「買い物における店舗での滞在時間」として次のような変化があったという結果が出ています

    • 「20分未満」が31.9%から45.7%と約1.5倍
    • 「20~30分未満」が36.3%から33.7%と2.6ポイント減、
    • 「30分以上」(「30分~1時間未満」「1~2時間未満」「2時間以上」を合算)では、31.8%から20.6%と11.2ポイント減
    全国5万人の消費者に行った買い物の意識調査

    滞在時間が短くなったことで、店舗内を練り歩くことが減り、棚の商品を手に取り検討する時間が減っています。この結果、定番商品が売れ、それ以外の個性的な商品が売れなくなり、結果さらに商品棚を定番商品が多く占めるようになっています。

    定番商品ではないけれど、一定のファンがいる商品は、小売店だけに頼らずビジネスを継続するためにD2Cを強化しています

    その事例の1つが日本酒「獺祭」の製造・販売をする旭酒造です。主な卸先だった飲食店が営業を控えるなか、ファンとつながるためにデジタルマーケティングへの取り組みを開始し、ECサイトを刷新しました。

    D2Cに力を入れるのと同時に、小売店の情報も一元管理できるようにし、緻密なフォローを実現できる酒販店の統合カルテの構築を行いました。従来の流通も強化しつつ、新たにD2Cにも取り組み始めるような動きは、さらに強まっていくと感じます。

    D2Cするならデジタルマーケティングをセットに考える

    D2Cといっても単にECサイトを立ち上げればいいというわけではありません。消費者の購買行動をモニターしながら、戦品戦略に基づいた販売の仕組みを考える必要があります。

    ECサイトを始めたとしても、購入者をそのまま放っておくと、リピート購入はありません。

    たとえば、地元の特産品を活かした調味料を開発しているメーカーがD2Cを開始したとします。これまでは、卸に販売して終わりでした。しかし、ECサイトで自ら販売するのであれば、1本の消費時間を見計らい適度なタイミングで、Eメールを用いて再購入を促すなどの施策が必要です。新規顧客に一度販売して終わり、ではビジネスが循環していかず、D2Cの継続は難しいでしょう。

    そこで、D2Cを実施する場合は、デジタルマーケティングも対でやっていくことになります。ビジネスが循環するようになると、データが蓄積されていきます。それをCDPに入れて、また次の施策や店舗での販売にも生かすことができます。

    今後、Cookieが規制され、自社で収集したファーストパーティデータの価値が上がるなかで、小さくECビジネスを始めた場合であっても循環できる仕組みを構築してデータのストックをしていく必要があります

    中小企業にとっては、こうした仕組みを取り入れるのは敷居が高く感じるかもしれません。しかし、以前はシステム投資に多額の費用がかかりましたが、今はSaaSのサービスが充実しており、利用するボリュームに合わせて課金されるので、投資可能な範囲で実現できるようになっています。

    コロナ禍で、人々の生活が大きく変わったように、これから何が起こるかは誰にも予測できません。こうした中、既存のファンとしっかりつながり、販売できる手法を用意しておくことは生き残りのためにも必要です。施策の中で溜めたデータは店舗での販売にも役立てられます。

    まとめ:カスタマーとカルチャー、2つのCを軸に考えよう

    OMO、1to1マーケティング、CDP、D2C、エッジショッピングなど、今後、さまざまな変化がECビジネスで起きるでしょう。そんななかで読者の皆さんに押さえておいてほしい視点が2つあります。それは2つのCです。

    1つはCustomer(お客さま)。ビジネスには必ずお客さまがいるので、顧客視点に立った取り組みが必要です。顧客は、企業に自分をわかっていてほしい、それを踏まえた上で接してほしいと期待しています。すでにそれを実現できているサービスがあるので、実現できていないサービスが見劣りしてしまうのです。

    さまざまなテクノロジーがありますが、テクノロジーがあるから、ではなく、お客さまの利便性を高められるから、という顧客ありきの視点でテクノロジーを活用してほしいと思います。

    もう1つは企業のCulture(文化)です。オンライン、オフラインで組織が異なる、分離していては顧客体験の向上はできません。企業の中で2つをマージしていくという意識が必要です。顧客にとって、どこの接点であっても、最高のおもてなしができるようにするには、プロセスや情報が連携されている必要があります

    企業の文化は一朝一夕には変えることは難しいことですが、地理的に離れた部署であっても、簡単にコミュニケーションできるコラボレーションツールもあります。お客さまとの接点を統合し、よりよい体験を作るという意識を浸透させ、文化として根付かせてほしいです。

    笹 俊文
    笹 俊文

    ヨドバシカメラ、大型商品の「深夜時間帯の配送設置」サービスを東京23区で試験運用

    4 years 5ヶ月 ago

    ヨドバシカメラは12月15日から、東京都23区全域を対象に大型商品の「深夜時間帯の配送設置」サービスを試験的に始めた。

    ヨドバシカメラ店舗、ヨドバシカメラのECサイト「ヨドバシ・ドット・コム」で注文を受けた冷蔵庫、洗濯機、テレビといった大型商品を、深夜時間帯に指定場所へ配送し、設置するサービス。エアコンなど工事を伴う配送は対象外。

    仕事などで日中の受け取りが困難だった消費者も設置サービスを利用できる環境を整備。多様化する消費者のライフスタイルに対応する。

    深夜配送料金は一律で税込3300円。通常配送料金が別途発生する。配送時間区分は、①22時~24時②24時~2時③2時~3時。

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    アマゾンのID決済サービス「Amazon Pay」新バージョン導入で売上高が平均45%アップ

    4 years 5ヶ月 ago

    ecbeingは12月15日、AmazonのID決済サービス「Amazon Pay」の新バージョン「Amazon Pay Checkout v2(V2)」へ移行したECサイトの売上高が、移行前と比べて平均45%増加したと発表した。

    一部のECサイトではUIの実装改善も併せて実施、そのケースでは売上高が平均64.1%アップしたという。

    ecbeingのECサイト構築パッケージ「ecbeing」を使い「Amazon Pay」を導入、「Amazon Pay Checkout v2」へ切り替えを行った12社を対象に調査を実施した。「Amazon Pay Checkout v2」切替前後3か月の売上高を比較している。

    「Amazon Pay」は、Amazonアカウントに登録された配送先住所やクレジットカード情報を使うことで、Amazon以外のECサイトでログインや決済ができるID決済サービス。初めて利用するECサイトでも、Amazonアカウントでログインすることでクレジットカード情報などを入力する必要がない。

    ecbeingはECプラットフォーム提供企業として初めて「Amazon Pay Checkout v2」に対応。従来バージョンはウィジェット内でアドレス帳や支払い方法を表示する設計だが、「Amazon Pay Checkout v2」は「Amazon Pay」のページ上で集約して表示、選択できるようにバージョンアップしている。なお、新バージョンは「サードパーティークッキー(3rd Party Cookie)」を使用しない設計を採用している。

    ecbeingは10月6日、AmazonのID決済サービス「Amazon Pay」の新バージョン「Amazon Pay Checkout v2」に対応
    「Amazon Pay Checkout v2」画面イメージ(メガスポーツの例)

    「Amazon Pay」側のページ上では、統一した案内やエラーメッセージの表示を実現。新バージョンはブラウザの制約や利用環境などに左右されないため、スムーズな買い物体験を提供できる。

    消費者は、購入時に「Amazon Pay」のページ上で個人情報を入力、選択することが可能。セキュリティ面の不安排除、利便性の向上を図ることができるとしている。

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    ロングテール品の在庫化で販売機会ロス低減をめざすアスクルのカスケード型発注。Amazonも採用する仕入れの仕組みとは?

    4 years 5ヶ月 ago

    アスクルは2021年10月から、カスケード型発注への切り替えをめざした実証実験を実施している。

    カスケード型発注は、消費者からの注文予測量をベースとしたアスクルからの商品発注量、納品希望日にサプライヤーの納品が困難な場合、当該商品を別のサプライヤーへ自動的に発注(カスケード発注)するプロセスのこと。

    アスクルが採用するカスケード型発注について
    カスケード型発注について

    出荷頻度が低い商品への注文が在庫数量以上だった場合、品切れによる販売機会のロスが発生する。販売機会ロス低減のため、順次対象商品や対象センターを拡大、カスケード型発注の本格運用に向け商品発注プロセスの高度化に取り組む。

    Amazonも複数のサプライヤーへ見積もりを行い、最も安い価格を提示した業者から仕入れ行い、そのサプライヤーの在庫がなくなった場合は、次に安く提示したサプライヤーから商品を買い取る、カスケード型発注を行っているとされる。

    まず2021年10月、OAPC用品の一部から「ASKUL Logi PARK 横浜」での実証実験を開始。翌11月には子会社のアスクルロジストが運営する物流センター「DCM センター」(東京都江東区青海)へと検証範囲を拡大した。

    2022年の本格運用に向けて、課題要件の洗い出しやシステム対応の検討を進めている。対象商品は約500アイテム。

    アスクルは2025年5月期までの中期経営計画で、ロングテール品の在庫化を進めて売上高を拡大することを成長戦略の1つとして位置付ける。

    アスクルのハイブリッド商品戦略
    アスクルのハイブリッド商品戦略(アスクルの中期経営計画からキャプチャ)

    専門商材の占める割合が多く販売数量が多くないロングテール品は、ヘッド商品と比較すると需要変動を起因とした品切れによる販売機会ロスがあり、品切れ解消に向けてさまざまな施策を重ねてきたが十分な改善には至っていなかった。

    カスケード型発注の導入は、販売機会ロスに関する課題を根本的に解決するのが目的。すべく実証実験を開始し、順次検証を進めていく。

    アスクルが取り組むプラットフォーム改革の全体像
    アスクルが取り組むプラットフォーム改革の全体像(アスクルの中期経営計画からキャプチャ)
    石居 岳
    石居 岳

    仕入れ値が急上昇! 値上げか、据え置きか? 前年同月比229%を達成したEC店長の決断とは?

    4 years 5ヶ月 ago
    コロナ禍で需要が急変。経験則が通用しない時代の在庫管理はどうあるべきか。自転車用品専門店「自転車グッズのキアーロ」を運営するテラオの佐々木伸一氏が、Nintの西尾宗哲氏と語り合った。
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    ライフスタイルや消費行動が激しく変化する昨今、仕入れや在庫管理といった経営に直結する判断を、過去実績、経験則だけでは下せなくなってきている。そこで拠り所となるのがデータだ。成功企業はどんなデータをどう活用してきたのだろうか? 仕入れ商品が値上げするなかデータ活用で前年同月比売上229%を達成した自転車用品専門店「自転車グッズのキアーロ」を運営するテラオの佐々木伸一氏が、Nintの西尾宗哲氏と語り合った。

    「自転車グッズのキアーロ」がデータ活用を始めるまで

    「自転車グッズのキアーロ」はその名の通り、自転車用チャイルドシートやカバー、子ども用のヘルメットなど、普段使いの自転車関連用品を扱う専門店。取扱商品の8割程度を型番商品が占めている。

    自転車グッズのキアーロ公式サイト
    自転車グッズのキアーロ https://www.rakuten.ne.jp/gold/dandelion/index.htm

    データ活用のきっかけは、ECモール内の競合店の売上状況、売れ筋商品などさまざまな指標を分析できる「Nint ECommerce」との出会い。「Nint ECommerce」を実際に使う前、「キアーロ」を運営する佐々木氏は、「Nint ECommerce」を単なる競合の売上や価格を調査するだけのツールだと思っていた。

    よそが値段をいくらに設定していてこれくらい売れているから、御社もそれより値段を下げて売ったら売れますよ、という程度のものだろうと思っていた。そんなツールは必要ないと思っていました。(佐々木氏)

    そんな印象が実際に試用してみて変わった。

    たまたま無料トライアルのご案内をいただいて、実際にNintの管理画面に入ってみたんです。そこで「これって競合他社を調査するのは下手な使い方で、市場調査に使ったらすごく有効なんじゃないか?」と思ったんです。(佐々木氏)

    テラオ株式会社 専務取締役 佐々木伸一氏
    テラオ株式会社 専務取締役 佐々木伸一氏
    1972年岩手県生まれ。2004年に前職である岩手の日本酒の酒蔵「あさ開(あさびらき)」で、PCの知識ゼロからEC事業を立ち上げ、楽天ショップオブザイヤーを通算6度受賞する人気ショップに育て上げた。2014年、結婚を機に大阪で自転車グッズの卸売業を営む妻の実家に婿入り。「自転車グッズのキアーロ」でオリジナル商品の手法を活かし、型番商品でも7年間で売上3.4億円増を達成した。

    Nintが提供する「Nint ECommerce」とは

    Nint(ニント)サービス概要 ECモールの市場動向をリサーチできるツールを提供しています。楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazon.jpの主要3大モールの全ページデータをクロール、売上や販売数量など独自のアルゴリズムで集計し、クラウドサービスとしてデータ提供
    Nint(ニント)https://www.nint.jp/

    ECモールの市場動向のリサーチツールとして2014年に日本向けにサービス開始。インターネット上の公開情報を収集し、独自開発の統計技術で分析。売り上げや販売数量の推計値を算出。多くのEC事業者やメーカーなどに提供している。

    コロナ禍で前年実績が通用しなくなった

    「Nint ECommerce」から得られる情報が特に効力を発揮したのはこの2年。コロナ禍において自転車関連商材は追い風を受けた。しかし、問題は仕入れだった。多くの仕入れ担当者は前年実績をベースにその年の仕入れ量を決める。佐々木氏もコロナ以前は同様の方法だった。

    しかし、消費者のライフスタイルや消費動向が大きく変わったことで、前年同月の販売実績がまったく当てにならなくなり、どれくらいが適正在庫なのか見当が付かなくなった

    通常であれば3月、4月が新入学新入園のシーズンですので、うちとしては繁忙期になるんですが、それが去年の緊急事態宣言や外出自粛の影響で、前年の4割減の数字で推移していました。「今年はヤバいかもしれない。リカバーできるんだろうか」と思っていましたが、5月の末くらいに宣言が解除になった途端、今度は遅れてきた既存の需要だけでなく、特需とも言えるような商材の売れ方があったんです。

    やはり皆さん遠出ができず、近所の公園などでお子さんを遊ばせるくらいしか選択肢がないようで、業界的にも子ども用自転車もすごく売れたらしいです。それに付随して、弊社で扱っている子ども用ヘルメット、特に対象年齢が4歳から小学校低学年くらいまでのものが、見たことがないよう売れ方をしたことが非常に特徴的でした。

    ただ、それは一時的な需要だと思ったので在庫を切らさないのと同時に過剰な仕入れにはならないようにしようと思っていたんですが、それもNintを見ることで勘とかではなく、データで確証が得られた。「引き続きよく売れているけど、ダウントレンドに入って来たから仕入れの数は少し絞ってみよう」とか、「1か月分スキップして在庫数を調整してみよう」というように、根拠を持って判断できたことが、すごく大きかったですね。(佐々木氏)

    「Nint ECommerce」で市場をきちんと見ることで、需要が高まっている商品が見えてきた。そこから「こういう商材を開発してみよう」「お客様にこんな提案をしてみよう」というアイデアが湧いてきたという。

    販売価格を上げるべき? 難しい判断を助けたNint

    型番商品を取り扱う上で難しいことの1つは、メーカーによる値上げをいつ、どの程度販売価格に転嫁させるかという問題だ。「キアーロ」の人気商品の1つ、自転車用チャイルドシートは10%以上も仕入れ価格が上昇。佐々木氏はこの値上げを販売価格にどう転嫁するかの決断を迫られた。

    自転車グッズのキアーロ楽天市場店のチャイルドシートの商品ページ
    自転車グッズのキアーロ 楽天市場店のチャイルドシートの商品ページ

    10%以上も仕入れ価格が上昇してしまったから、これはさすがに価格転嫁しなければいけないのではと思ったんです。でも、Nintを見てみたら、うちより安く販売している店がたくさんあるものの、それほど多く売れているとは限らないことがわかったんです。

    それと、価格が1万円を超えると、どうも大きく売上がダウンする傾向があるなということが見て取れたので、当時は9599円で販売して、利益は10%下がるけど、価格は据え置きにしようと決めました。

    その結果、他店が仕入れ値の上昇を受けて値上げした関係で、価格を据え置いた当店に注文が集中したようで、前年同月比229%の売り上げでした。価格を据え置いた分、利益幅が少なくなってしまったんですが、それでも利益ベースで前年同月比172%という数字が出ました。(佐々木氏)

    「キアーロ」が価格を据え置きできた理由は仕入れにもあった。実は「キアーロ」は「Nint ECommerce」の推計を見て、旧仕入れ価格の同商品の在庫が潤沢にあったのだ。

    少なくともこれくらいの数は3か月スパンで出て行くから、値上げ前にちょっと在庫を積んでおこう、といったジャッジができた。結果的には少し値上げすることになったが、値上げするタイミングを間違えなかったことで集中的に売り上げを計上できました。(佐々木氏)。

    他店の低価格に動揺しないでいられるのもNintのおかげ

    商品を価格でソートされることの多いモールにおいて、低価格であることにこだわってしまう場面は多い。しかし、佐々木氏はそう単純な話ではないという。

    「Nint ECommerce」を見ていて、どうしても「値下げをして1番安く売ってやれ」という使い方をする人は多いかもしれませんが、値段を上げても売り上げがそれほど下がらないのであれば、逆に値上げをするべき場合も少なくありません。値上げ/値下げという判断を、単純に販売数や売上金額だけで判断しなくて良かったなと、「Nint ECommerce」を導入してから非常に実感しています。(佐々木氏)

    とはいえ、大規模なセールイベントでは、同じ商品をかなり安く販売する店もある。そんなときは心穏やかではいられない。市場を取られているような感覚になり、追従して値下げしたくなる。しかし、そんなことを繰り返していたら利益は目減りする一方だ。

    確かに同じ商品を1000円以上も安く販売するショップさんもあり、リアルタイムランキングなどを見ているとものすごく売り上げを食われているように見えるんです。それで「これは価格対抗しなければいけないんじゃないか」と思いがちなんですが、「Nint ECommerce」で見ると「なんだ、全然売れてないじゃないか」と実数値でわかる

    「じゃあうちはこのプライスのままで良い」という判断ができることで、間違った値下げに走らなくて済んだっていうのはあります。

    また、それが見えているとわりと心中穏やかでいられますよね。やっぱり自社より安いお店はどうしても気になってしまうので、それが気にするべきものなのかそうじゃないのかっていうことを、正確にデータでジャッジできるのはすごく楽です。(佐々木氏)

    死に筋商品が異例のヒット。「U字ロック」の事例

    SKUが多いショップに付きものなのが、年に数個しか売れない不良在庫、いわゆる「死に筋」商品だ。「キアーロ」の場合は自転車のU字ロックだった。実際にデータを取ってみたところ、2020年は1年間の販売数が38個。2019年にさかのぼると16個しか売れていなかった。

    今年初秋、佐々木氏はWebやテレビで「電動アシスト自転車のバッテリーの盗難が増えている」という話題を何回か目にした。こういう報道が出ると他社で販売している専門商品が動くに違いないと思い、「Nint ECommerce」で確認してみると案の定売れ始めていた

    楽天市場におけるバッテリーロックの販売推移
    楽天市場におけるバッテリーロックの販売推移

    佐々木氏はそこで例のU字ロックを思い出す。

    そういえばあの売れてないU字ロックが、バッテリーロックに丁度良いと思い出しまして、商品ページをバッテリーロックとして作り直したんです。

    「電動アシスト自転車の盗難が最近増えています。自転車の盗難保険と違って、あのバッテリー単体の盗難には保証がないので、買い直しの必要が生じます。買い直すと1つで3万円から4万円の追加コストがかかってしまいます。それならこの鍵を買って、バッテリーをロックしませんか?」というようなアプローチに変えてみました。(佐々木氏)

    自転車グッズのキアーロ楽天市場店のバッテリーロックの商品ページ
    自転車グッズのキアーロ楽天市場店のバッテリーロックの商品ページ

    ねらいは大当たり。特に広告を出稿することもなく、1か月に150個ほど売れるヒット商品に変身した。U字ロックをバッテリーロックに使い方を転換したことは、もう1つのメリットを生んでいた。他社との競合を避けられたことだ。

    この10年くらいで電動アシスト自転車の販売台数が2倍くらい増えているというデータも持っていたので、これはきっと市場のニーズがあるだろうと判断をして、弊社以外の他社さんは同じバッテリーロックを販売しているんです。バッテリーロックはもともとそれほど種類がないので、価格競争になったり、需要が急増したことでどこも長期欠品を出したりしていました。

    ところがうちは、このもともと売れていなかった自転車の鍵をバッテリーロックに改修したので、直接的にはバッティングしない。市場はバッティングしているけど、商材としてはレッドオーシャン化していない状態で販売できたんです。(佐々木氏)

    先に見つけていた市場ニーズに対し、単純に他店と同じ商品を仕入れて参入するのではなく、従来持っていた商品の用途を変えて提案してみようと思い付くことができた。その推論に対してNintで得たデータで裏付けを得て、ある程度確信を持った上で踏み込み、成功した事例だ。

    商品開発の意思決定からリサーチコストの削減まで。Nintの導入効果

    多くの人たちが関わる企業において、Nintはどんな役割を果たしているのだろうか。Nintの西尾氏が「Nint ECommerce」の活用事例を紹介した。

    株式会社Nint 経営戦略室 西尾宗哲氏
    株式会社Nint 経営戦略室 西尾宗哲氏
    2014年アドウェイズ(中国)に入社し、ECデータ事業「Nint EC」の立ち上げに参画。セールスを経て、事業責任者として事業/プロダクト改善に従事。2018年4月、株式会社Nint設立により現職に従事。これまで中小、大手、問わず多くのEC企業とのコネクションを持ち、データを通じたEC実務の課題解決を支援している。現在もNintを通じたデータ活用の提案、EC領域のビジネス課題解決に向けてデータ事業を推進中。

    事例① ナカムラ

    株式会社ナカムラの事例 商品開発の意思決定プロセスにデータ活用

    家具やインテリア商材の製造、販売を行うナカムラは、直販も卸も行っている。ナカムラでは商品開発の意思決定プロセスでデータを活用している。月に何10種類もの商品企画を進めるなか、従来はそれまでの実績やその業界に詳しい社員の意見によって意思決定がなされることが多かった。

    「Nint ECommerce」を導入したことで客観的なデータを使って商品企画を行えるようになり、販売実績が上昇した。また「これはすでに市場があまりない」「ここは競争が激しすぎる」というように、データに基づいて「やること」「やらないこと」を厳選できるようになったことで、生産性の向上が実現した。

    事例② 貝印

    貝印株式会社の事例 リサーチコストの大幅削減以外にもメリットが

    貝印ではデータ活用により、リサーチコストを大幅に削減できた。これまでPOSデータや外部のリサーチ会社に依頼したものをベースにECの傾向をつかんでいたため、時間もコストも大幅にかかっていた。Nintを使うことで過去分も含めてすべてのデータを参照できるようになり、スピーディーなマーケティングを実現できるようになった。

    また、商品開発における部門間でのコミュニケーションが活性化した。データを基準にコミュニケーションができるようになったため、部下から上司への提案が増え、部門間でも「データによるとこんな市場があるんですけどどうですか?」というようなやり取りが増えたという。

    Nintのデータをどう活かすのか

    西尾氏によると「Nint ECommerce」では日本のECにおける63%をカバレッジしており、昨今は「モールには出店していない自社ECのみの企業も商品開発で使っている」という。

    Nint ECデータカバレッジ BtoC EC市場の63%をカバーするデータ(Nint調べ)

    DtoCの商品開発における、具体的な使い方については、①まずユーザーインタビューなどの自社データからユーザーの声、アイデアを見つけていく。②そのアイデアの中から、自社の顧客に対してアンケートなどを実施して事実確認をする。③自社の顧客のニーズがあったものについて、eコマース全体で市場があるかどうかをNintで確認する。④商品や競合の調査を行い、市場機会の特定を経て、商品化の意思決定を行うといった使い方がされているという。

    D2Cの商品開発プロセス ECの市場、競合データを商品開発、販売戦略に活用

    先が読めない今だからこそデータ活用を

    「Nint ECommerce」がローンチした2014年頃、「データ活用」という言葉はまだ一般的ではなかった。特にECではそれまでの実績や仕入れ担当者の勘で運営するケースが大半を占めていた。しかし、昨今は消費者の購買行動も変わり、トレンドが読みづらくなっている。

    これまで売れたカテゴリが売れなくなって、その逆もある。多くの企業が新しいカテゴリに進出したり、プライベートブランドを開発したりといったビジネス上の挑戦が必要な世の中になってきているなかで、それを実行するにはトライアンドエラーだけではなかなかキャッチアップができないが、データというものは非常に便利。ここ数年、ECの業務プロセス、特に開発や販促活動、仕入れといった分野でデータを使って意思決定をするということが根付いてきたと捉えている。

    コロナ禍を経て、去年は前年同月で非常に伸びた事業も、今年はちょっと成長率が穏やかになってきているなと感じている企業も多いかもしれない。自社とマーケットをしっかり比較して、まだ伸ばせるところはないか検討していただきたい。2022年に向けてどういった打ち手があるのか、機会を見つけることに「Nint ECommerce」を使っていただけると思っている。(西尾氏)

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    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    返品手続きにパーソナライズを導入すると「顧客満足度UP」「ロイヤリティ向上」「リピート購入の拡大」につながる理由 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    4 years 5ヶ月 ago
    米国では一部の企業が返品プロセスにパーソナライゼーションを導入しています。小売事業者は、購入後の体験をパーソナライズするとさまざまな効果があることに気付き始めたのです

    ブランドへのロイヤルティが高く特別な扱いを受けるべき消費者のために、小売企業はVIP用返品ルールを設けるべきです。VIP顧客は、購買データを利用すれば設定できます。大口購入者、これまで一度も返品したことがない、またはほとんど返品したことがないリピート顧客、その他の好ましい行動を示した顧客などが対象です。

    返品プロセスのパーソナライズは競合との差別化につながる

    近年の優れた小売企業は、Eメール、Webサイト、モバイルアプリ、場合によっては実店舗を介して消費者のブランド体験をパーソナライズしています。

    パーソナライゼーションは、消費者に購入してもらうために活用されることが一般的。しかし、顧客満足度の向上、ロイヤリティの増加、口コミによるプロモーションの拡大につながる、購入後のブランド体験に関するパーソナライゼーションは遅れています

    パーソナライズされた返品ルールの導入は、競合他社との差別化を図る大きなチャンスとなります

    米国のホリデーシーズンのオンライン売上は、11月1日から12月31日までに前年同期比10%増の2070億ドルを超えると予想されており、新記録になりそうです。そのような状況下、返品プロセスに満足した消費者の96%は、その小売店でまた購入すると回答しています。返品を適切に処理するeコマース企業は、多くの利益を得ることができるのです

    一方、小売事業者が返品を慎重に管理しない場合、かなりの収益を失うことになります。全米小売業協会(National Retail Federation)は、2020年のホリデーシーズンにおける返品による損失は1010億ドルに上ると推定しています。

    小売業で一般的になっている無制限の無料返品、返品理由を必要としない返品手続きは、ほとんどの小売事業者にとって経営的に持続可能なものではありません。利益率を低下させ、すでに困難に陥っているサプライチェーンを混乱させます。

    しかし、パーソナライゼーションを活用すれば、返品業務を金銭的・物流的な負担からビジネスの推進力へと転換することができるでしょう。

    パーソナライズした返品は、VIP顧客への特典

    パーソナライズされた返品とは? 基本的には、顧客ごとに個別のサービスを提供し、プロセスを容易にする返品方法です。

    この点を考慮して、小売事業者はブランドへのロイヤルティに対して特別な扱いを受けるべき顧客のために、VIP向け返品ルールを作成する必要があります。

    VIP顧客は、購買データを利用して設定することができ、大口購入者、これまで一度も返品したことがない、またはほとんど返品したことがないリピート顧客、その他好ましい行動を示した顧客などが対象です。

    小売事業者は、VIP顧客にはより長い返品可能期間やその他の特典を提供、インセンティブを与えましょう。システムを導入し、VIP向けルールが適応される顧客をグループ化することで、他の顧客にも好ましい行動をとってもらい、返品の量と費用を削減することができます。

    私の研究チームが、Walmart、Bed Bath & Beyond、Best Buy、Lululemonなど、約200の大手およびD2Cブランドの返品ルールを分析したところ、VIP向け返品ルールを取り入れている小売事業者はわずか9%でした。

    つまり、このアイデアはまだ始まったばかりなのです。一方、DSW、Home Depot、Best Buyの3社は、一歩先にサービスを始めており、リピーター顧客を特別会員に引き上げるVIPルールを返品に採用しています。

    返品の選択肢を増やす

    靴とファッションアクセサリーを販売するDSWでは、返品の際にロイヤリティの段階に応じて個別対応し、VIP顧客にはインセンティブを与え、新規顧客にはオプションを提供しています。

    VIPゴールド(90日)とVIPゴールド・エリート(365日)の顧客に、オンラインでの無料返品窓口を設置。それ以外の顧客には、返品送料として8.50ドルを請求します。そうすることにより、悪意のある人の返品費用を負担する可能性が低くなるため、詐欺対策にもなります。

    DSWの返品と交換について
    DSWの返品と交換について。会員ランクごとに設定が異なる(画像はDSWのECサイトから編集部がキャプチャして追加)​​​​

    「Home Depot」では、VIP会員には365日、それ以外の会員には90日の返品無料サービスを提供しています。これは、商品の長期使用が前提となっていることを考慮したもので、熱心なDIY愛好家が「Home Depot」を利用する動機になっています。

    「Best Buy」は、VIP会員には1か月間、その他の会員には2週間の無料返品サービスを提供。これは、ガジェットを購入するVIP顧客にとって、商品の機能をよく知るために2倍の時間が付与されており、リピート購入の大きなメリットになっています。

    Best Buyの返品および交換の期間について
    Best Buyの返品および交換の期間について。会員ランクごとに設定が異なる(画像はBest BuyのECサイトから編集部がキャプチャして追加)

    返品ルールを利用して好ましい購買行動を促進する

    返品が雪だるま式に増えていけば、ROI(費用対効果)の観点から維持できなくなる可能性がありますが、ブランドが創造的かつ戦略的にルールを策定することで、顧客をより好ましい購買行動へと導くことができます

    高価格なアパレルの中古販売を手がけるThredUp、オンラインファッションブランドのDollskillはこの考え方を理解しており、顧客が返金ではなくストアクレジット(編注:そのお店だけで使えるお金)を選択した場合、返品送料を無料にしています

    顧客がストアクレジットを選択した場合、ブランドは売り上げを達成し、顧客は他に欲しいものを購入し、ブランドも顧客も返送料を支払う必要がありません。まさにWin-Win-Winのシナリオです。

    Best Buyの返品および交換の期間について
    Best Buyの返品および交換の期間について。ストアクレジットなどでの対応が記されている(画像はDollskillのECサイトから編集部がキャプチャして追加)

    好ましい購買行動を促進し、返品コストを抑えるために、高級百貨店チェーンSaksでは、2週間は無料で返品を受け付けています。それ以降は、9.95ドルの送料がかかります。アパレルのLulu'sも同様のプログラムを提供しており、顧客は10日間以内は無料返品することができます。

    このような返品期限と価格設定は、顧客にとっても公平であり、顧客がより早く商品を返送することを促します返品期限を厳しくすることで、商品を早く在庫に戻すことができ、シーズン中に正規の価格で再販できる可能性が高くなるというメリットがあります

    また、顧客にとっては、ハッピーアワーようなもので、早く行動を起こしてくれた顧客に報いることができ、決断力を発揮して期限に間に合わせてくれた顧客を喜ばせることができます

    ◇◇◇

    返品はターニングポイントを迎えています。小売事業者は、購入後の体験をパーソナライズすることが、顧客満足度の向上、ロイヤリティの増加、口コミによる宣伝効果につながることに気付き始めています

    DSW、Best Buy、Saksなどのブランドが先行していますが、2022年に向けて、より多くの小売事業者が追いつき、この大きな機会を利用し、競合他社を追い抜いていくでしょう。
     

    この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

    Digital Commerce 360
    Digital Commerce 360

    Instagramストーリーズ投稿施策管理ツール「Mate」

    4 years 5ヶ月 ago

    マインドフリーが、インスタグラムのストーリーズへの投稿を募集する施策の管理ツール「Mate」を提供。ストーリーズ公開期限後(24時間後)の投稿データも確認できる。GIFステッカーやARフィルターなど、投稿を後押しする施策も支援する。ストーリーズの利用は活性化しており、ストーリーズでしか利用できない機能もあるため、フィードでなくストーリーズに投稿してもらう価値があるようだ。

    Instagramストーリーズ特化型キャンペーンシステム「Mate」
    https://mindfree.jp/mate/
    プレスリリース
    https://mindfree.jp/news/6140/
    エムケイの事例
    https://mindfree.jp/news/6340/

    noreply@blogger.com (Kenji)

    アーバンリサーチがサイト内検索を強化。EC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を導入

    4 years 5ヶ月 ago

    アパレルブランドを展開するアーバンリサーチは、公式ECサイト「URBAN RESEARCH ONLINE STORE」にZETAが提供するEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を導入、検索速度・機能を強化した。

    サイト内検索を強化した「URBAN RESEARCH ONLINE STORE」
    サイト内検索を強化した「URBAN RESEARCH ONLINE STORE」

    商品検索ページ内で、全色表示・一色表示機能を実装。ニーズに合わせた絞り込みが可能になった。新着順・おすすめ順・レビュー評価順・オフ率が高い順などでの並び替え機能も備えた。

    カテゴリ・ショップ・ブランドの絞り込み検索画面に遷移後、よく検索されるワードをページ上部に表示できる機能も実装。興味のあるワード軸でのスムーズな検索が可能になった。

    「ZETA SEARCH」は、ECサイト内の検索における「絞り込み」「並び替え」の設定の自由度・柔軟性を追求したEC商品検索・サイト内検索エンジン。

    キーワード入力時のサジェスト機能や、もしかして検索、ドリルダウン式の絞り込み、事前に検索結果の該当数を表示するファセットカウントなど、多数の検索機能を有している。

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    アルペン、ECサイトのレコメンドエンジンに「ZETA RECOMMEND」を導入

    4 years 5ヶ月 ago

    アルペンはグループ公式の通販サイト「アルペングループオンラインストア」に、ZETAのレコメンドエンジン「ZETA RECOMMEND」を導入した。

    ユーザーの購入履歴を反映したレコメンド、他ユーザーの購入品を表示することによるクロスセルを促進するなど、ユーザーに適した商品を表示するレコメンドを実装。CVR向上につなげる。

    「アルペングループオンラインストア」は2019年10月にEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を実装。レコメンド機能全体の強化を図るために「ZETA RECOMMEND」を導入した。

    「アルペングループオンラインストア」のTOPページ
    「アルペングループオンラインストア」のTOPページ

    アルペングループはスポーツデポ・アルペン・ゴルフ5・アルペンアウトドアーズなど全国約400店舗を展開。多様化する顧客ニーズに合わせ、全国の既存店の改善と同時にECやオムニチャネルの強化も進めている。

    「ZETA RECOMMEND」はAI(人工知能)搭載のレコメンドエンジン。人工知能・機械学習を活用して、ニーズを予測したパーソナライズなオススメを実現。ユーザーが顕在的・潜在的に欲しい情報を最適なタイミングで提示することで、購買意欲をかき立てCVを高める。

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    テレビ通販2位のQVCが初の地上波テレビCM、新宿駅東口の屋外広告で3Dを放送。認知度向上が目的

    4 years 5ヶ月 ago

    テレビ通販2位のQVCジャパンは12月13日から、関東を中心とした全国主要都市で初となる地上波テレビCMの放送を始めた。

    テレビ通販2位のQVCジャパンは12月13日から、関東を中心とした全国主要都市で初となる地上波テレビCMの放送を始めた
    テレビCMの一部

    2021年4月1日に開局20周年を迎えたQVCジャパンの主戦場はBSデジタル放送、CSデジタル放送。視聴者数の多い地上波で露出を図り、QVCの認知度向上につなげる。

    また、CM放送開始日の12月13日から、新宿駅東口の3D屋外広告「クロス新宿ビジョン」でプロモーション用3D動画の放映を始めた。

    テレビ通販2位のQVCジャパンは12月13日から、関東を中心とした全国主要都市で初となる地上波テレビCMの放送を始めた 「クロス新宿ビジョン」でのプロモーション用3D動画
    「クロス新宿ビジョン」でのプロモーション用3D動画

    公式ECサイト「QVC.jp」ではCM放送開始日の12月13日に、テレビCMを閲覧した訪問者がQVCを楽しむことができる特集ページを公開した。

    QVCジャパンの2020年12月期業績は、売上高が前期比7.9%増の1205億9500万円、営業利益は226億3000万円、当期純利益は160億6800万円。

    テレビ通販1位で、24時間365日生放送のショッピング専門チャンネル「ショップチャンネル」を運営するジュピターショップチャンネルの2020年度(2020年4月~2021年3月)売上高は前期比1.4%減の1610億5200万円、営業利益は199億4900万円、当期純利益は139億4200万円。

    テレビ通販やラジオ通販、カタログなどメディアミックスで通販事業を手がけるジャパネットたかたを傘下に抱えるジャパネットホールディングスの2020年12月期連結売上高は、前期比15.8%増の2405億円。

    QVCジャパンのテレビCM
    石居 岳
    石居 岳

    HTMLの知識がなくても大丈夫。新しくなった「Cuenote FC」のフォーム設定機能で登録フォームを最適化

    4 years 5ヶ月 ago
    月間56億通、1時間1,000万通の配信実績を持つユミルリンクが提供するメール配信システム「Cuenote FC」。リニューアルして格段に簡単になったフォーム設定機能をご紹介
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    自社ECサイトの登録フォームから会員登録してもらい、登録されたメールアドレスに新製品やキャンペーンのお知らせなどを配信するメルマガは、EC企業にとって必要不可欠な販促手段。でもそのメルマガ、作成や配信に手間がかかっていませんか? もっと簡単に、効率的、効果的にできるかもしれないし、登録フォーム次第で、もっとたくさんの人が登録してくれるかもしれません。 イラスト◎995 写真◎吉田浩章

    ネッタヌネッタヌ

    あーあ、編集長に「最近のメールマーケティングについて調べてきて」って言われちゃった。でも最近はLINEとかSNSとかアプリとか、顧客とのコミュニケーション手段ってすごく増えたよね、いまメールってどうなんだろう? 誰か詳しい人、いないかな〜。

    粟飯原粟飯原

    メールに関することなら20年の実績を持つユミルリンクに聞いてください! ユミルリンクが提供するメール配信システム「Cuenote FC」は、月間56億通、1時間1000万通の配信実績があって、1900契約以上ご利用いただいているんです。

    ネッタヌネッタヌ

    わーい、よろしくお願いします!

    ユミルリンク 粟飯原氏
    ユミルリンク セールス本部 粟飯原(あいはら)もも氏

    BtoC業界におけるメールマーケティングって、最近どうなんですか?

    ユミルリンク 粟飯原もも氏(以下、粟飯原氏):最近はLINEなど各種SNSアプリだけでなく、Webやスマホのプッシュ通知やリアルタイムに対応するチャットボットのような接客ツールもあって、お客さまとのコミュニケーション手段はますます多様化してきましたよね。こうした新しい手段が出てくると、確かにメールの存在価値が薄くなってしまうんじゃないかという懸念は正直ありました。

    でも実際にはうまく棲み分けが進んでいると思います。たとえばSNSやアプリのプッシュ通知、スタンプやクーポンといった機能はファン作りに大きな役割を果たしています。SNSはお客さまとの接点を作る入り口として大いに活用できますが、メールは購読者に対して継続的にコミュニケーションを取り、温度感を高めていくのに適したツールなんです。特に文章とビジュアルを盛り込んだHTMLメールは、自社のブランドや商品、サービスの良さをしっかり伝えられます

    つまり、最初のつかみや流入確保にはSNSが便利ですが、お客さまとの関係を長期的に構築していくフェーズでは、メールが有効と言えます。現在デジタルマーケティングのチャネルがたくさんある中でも、自分たちの伝えたい情報を伝えたい層にしっかりと的確に伝えられる点で、メールの有用性は健在だと考えています。

    ─ コロナがきっかけでECに力を入れ始め、メルマガを始めたという企業も多いんじゃないですか?

    粟飯原氏:これまで実店舗のみで展開していた企業も、コロナ禍でオンラインの対応を迫られた部分は少なからずあったと思います。実店舗の落ち込みをリカバーするために、商品力やブランド力を生かしてECを立ち上げ、オンラインで接点を作る取り組みを始められた企業も多いです。

    ECを立ち上げると会員登録によってデジタルでのコミュ二ケーションが生まれるので、これまでデジタルの活用をあまり重視してなかった方も、ここ1、2年でメールによる情報発信を始める機会が増えたと思います。

    また、「まだメルマガ配信をしてないから始めてみたい」「今までは一斉配信しかしてなかったけど、セグメント化して配信してみたい」というお問い合わせも増えています。メールマーケティングに力を入れてなかったEC事業者様は意外と多いようで、事業者側からお客さまにアプローチするための1つの経路として、メルマガが注目されているようです。

    ネッタヌネッタヌ

    時代が変わってもメールにはメールにしかできない役割があるってことですね。でも、ついつい送りっぱなしになっちゃうんですよね〜。

    粟飯原粟飯原

    送りっぱなしはもったいないです。「Cuenote FC」のABテストやシナリオ配信機能を使いこなして、もっともっと効果的にメールを活用してください!

    「Cuenote FC」ってどんなことができるの?

    粟飯原氏:「Cuenote FC」には「他のメール配信システムを利用していたけど到達率があまり良くない」「開封率をもっと向上させたい」という課題を持っている方が多いです。「Cuenote FC」では膨大な配信結果をしっかり分析し、独自開発の配信エンジンに反映させてきました。そのため、到達率が高く「配信エンジンが優秀だね」という評価をいただいています

    そうした背景に加え、たとえば「ABテスト」「HTMLエディター」「シナリオ配信」「マイページ機能」など、他社ではオプションになっている機能も基本プランの料金内でご利用いただけます

    シナリオ配信は、あるメールについて開封やクリックの有無から「あった人にはこれ」「ない人にはこれ」というように、それぞれシナリオを設定して配信できる機能です。管理画面ではその結果、どれくらいのクリックや開封があったかもわかります。メールの送り先1人ひとりの反応がわかるので、きめ細やかなマーケティングが可能になります

    ─ でも、シナリオって使いこなすの大変じゃないですか〜

    粟飯原氏:分岐が複雑になってくると難しくなりますね。「Cuenote FC」は、ユーザーインターフェースも使いやすいと高評価をいただいています。より使いやすく、どんな方でも使っていただけるインターフェースを重視して作っています。

    ネッタヌネッタヌ

    難しいと言えばフォームの設定ですよ。この間フォームの設定を間違えちゃって大変だったんです〜。

    粟飯原粟飯原

    リニューアルした「Cuenote FC」なら、これまで難しかったフォームの設定がとっても簡単になりました。HTMLの知識がなくても、マニュアルを読まなくてもOKなんです!

    新しくなったフォーム設定画面を大公開!

    粟飯原氏:今回のリニューアルで、実際に公開するフォーム画面を見ながらそのまま項目を入れ替えたり、画像を差し込んだりといった編集作業ができるようになりました。HTMLの知識やマニュアルをしっかり読まなくても、また、時間がなくても簡単に作れるようになったところが大きなポイントです。

    フォームの項目も自由に設定できます。メルマガ配信ではメールアドレスが必須ですが、それ以外にもたとえば年齢や住んでいる地域、興味のあるジャンルなど、知りたい項目を自由に設定できます

    「Cuenote FC」の新規会員登録画面
    「Cuenote FC」の新規会員登録画面

    粟飯原氏:こちらが仮登録の画面です。この画面でメールアドレス入力していただき、その後ご登録いただいたアドレスに本登録用のURLを送信するというフローで、もっともよく使われている形式です。デザインはデフォルトのままでも充分お使いいただけますが、ロゴを入れたり色を変えたりといった変更もできます。コーポレートカラーに変更されることが多いですね。オプションになりますが独自ドメインも設定できるので、自社サイトの一部として運用できます。

    ─ フォームも自社の世界観で統一したいという企業は多そうですもんね。
    登録フォームの遷移図
    登録フォームの遷移図

    粟飯原氏:こちらはページの遷移図で、登録するお客さまのフローに沿って表示されています。たとえば本登録の場合、「登録ページ」→「確認ページ」や「完了ページ」というフローがあって、最後に「完了メール」が配信されるというように、実際にお客さまに表示される画面を見ながら作れるので、とてもわかりやすいと思います。

    ─ フォームを作っていると、どれがどこで表示されるのかわからなくなるんですよね。一覧できるっていいですね。
    「Cuenote FC」の本登録画面
    「Cuenote FC」の本登録画面

    粟飯原氏:こちらが本登録の画面です。メールアドレスをログインIDとして、パスワードを設定すると「マイページ」にログインできるようになります。マイページでは住所やメールアドレスの変更など、購読者自身が編集でき、退会の受付もできます。以前は退会のフォームはデフォルトのデザインから変えられませんでしたが、今回のリニューアルで、退会理由を聞く項目を追加したり「退会するとできなくなる項目」などの文言を追加したり、細かく設定できるようになりました。

    やはり一定数の退会はどうしても発生しますので、退会の導線がわかりにくいことでクレームにならないよう、わかりやすくしています。また「退会はこちら」のURLが会員情報と紐づいているので、わざわざその方を探して退会処理をする必要はなく、数タップで退会処理が完結できます

    ─ 退会までCXに気を抜かないってことですね。退会理由は今後の施策にも生かせそうです。

    粟飯原氏:さらに登録フォームに項目を追加したい場合は、データベースを開いて「編集する」を選択します。フォームビューで項目をドラッグして順番を変えることもできます。たとえば住所は郵便番号から建物名までの項目がセットで必要になりますので、セットで漏れなく設定できる「住所セット型」なども選択できます

    電話番号の場合、全角半角の指定や、電話番号以外の文字列が入力されるとエラーを返すこともできます。間違いなく情報をきちんと得るために、フォームに入力例を表示することも可能です。

    ─ 正確な情報を登録してほしいから、ユーザーにとってわかりやすいことは大事ですよね。

    粟飯原氏:入力されたデータは管理画面上に反映されます。たとえばメルマガ登録時に「興味のあるジャンル」や「受け取りたいメルマガ」を選択してもらった場合、どのユーザーがどの選択項目にチェックを入れたかは管理画面で確認できるので、メルマガの配信先を絞り込む際、その情報をフラグとしてご利用いただけます

    「Cuenote FC」のオプトイン画面
    「Cuenote FC」のオプトイン画面

    また、メールを配信するには個人情報の取り扱いについてオプトイン(同意)を得なければなりませんが、そのフォームもデフォルトで入っています。オプトインについてはサイトにはっきりと明記する必要がありますよね。「確認文を表示」は文章の表示で、「リンクを表示」は企業のプライバシーポリシーのページのURLを設定し、「次へ進んだら同意とみなす」といったやり方ができます。また、特定電子メール法の定めるオプトインを取得した日時の記録にも対応しています

    ─ 利用規約ってちょっと難しいですが、これなら専門知識がなくても間違いなく定できそうです。ところで、各デバイスでどんな表示になるかの確認ってどうするんですか?

    粟飯原氏:リアルタイムでスマートフォンやタブレットのビューを見られます。デバイスに応じて最適化して表示するレスポンシブにも対応していますので、どのデバイスでも快適にご利用いただけます

    「Cuenote FC」のタブレット端末でのプレビュー画面
    「Cuenote FC」のタブレット端末でのプレビュー画面
    「Cuenote FC」のスマホでのプレビュー画面
    「Cuenote FC」のスマホでのプレビュー画面

    粟飯原氏:ヘッダーやフッターのHTMLとCSSも編集できるようになっていて、さらに細かいところを編集していきたい方のニーズにも対応しています。詳しくは下記の動画をご覧ください。

    ネッタヌネッタヌ

    こんなに高機能なのに標準装備で、追加料金なしなんて、すごいですね!

    粟飯原粟飯原

    これまでやりたいことがあっても知識や技術がなくてできなかった企業の方に、やりたいことを直感的に実現できるシステムにしたかったんです。

    メールの業務は最小化、効果は最大化

    粟飯原氏:以前はコーデイングすることが前提で、HTMLやCSSがわからないとフォームやHTMLメールは作れませんでした。インターフェースも携帯キャリアごとに画面の設定が分かれていたりして非常に煩雑でした。今はノーコード/ローコード開発が流行っていて、Webもアプリも、コーディングしないことを前提に、自分たちの望む機能やインターフェースを作れることが主流になりつつあります。

    知識の有無によらず、自分たちのやりたいこと、作りたいものを作れるようにするのが市場全体のニーズなので、「Cuenote FC」の製品価値の向上のためにも今回のバージョンアップで実装しました。お客さまの興味関心を知り、ニーズに応じた柔軟なメール配信を実現していただきたいと思っています。

    ユミルリンク 粟飯原氏
    ─「Cuenote FC」に興味を持った方に、ひと言お願いします。

    粟飯原氏「Cuenote FC」のフォームにはパラメーター保存機能があるので、チャネルごとのキャンペーンにパラメーターを付ければ、どこからフォームに来てくれたのかがわかります。施策に合ったチャネルを使い分けて、メールの効率を最大化していただきたいですね。私たちは使いやすく簡単なシステムをご提供することで、企業のマーケッターのみなさんが、メールやフォームの作成に手間や時間をかけずに済むようサポートしていきたいと思っています。

    これから本格的にメールマーケティングを始めたい方や、いま手動で管理していて大変といった方も、「Cuenote FC」は情報収集、登録、管理まで簡単に完結できるサービスですので、ぜひお試しください。

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    大村 マリ
    大村 マリ

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