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LINEギフトとYahoo!ショッピング、PayPayモールの商品・在庫連携をスタート

4 years 5ヶ月 ago

ヤフーとLINEは10月25日、「LINE」を通じて友だちにプレゼントを贈ることができる「LINEギフト」と、「Yahoo!ショッピング」「PayPayモール」に出品商品と商品在庫の連携を開始した。

「LINEギフト」「Yahoo!ショッピング」は2021年8月から、出店者および出店希望者などへの営業活動で連携を開始。「Yahoo!ショッピング」「PayPayモール」に出店している加盟店を対象に、「LINEギフト」への出店を促進してきた。

今回の連携で、「Yahoo!ショッピング」「PayPayモール」に出店するストアは、「Yahoo!ショッピング」上で出品設定をすると、「LINEギフト」上での商品、在庫の登録が可能になる。「LINEギフト」で幅広いラインアップを実現することが可能。

「LINEギフト」は「LINE」を通じて友だちにさまざまなプレゼントを贈ることができるサービス。カジュアルなプレゼントに適した価格帯の「eギフト」、目的に合わせて幅広い価格帯から選べる「配送ギフト」の2種類がある。

LINEギフトの取扱高の推移
「LINEギフト」の取扱高の推移(画像はZホールディングスのIR資料からキャプチャ)

コロナ禍において、オンライン上でギフトを贈りたいというユーザーが拡大。2021年5月に累計ユーザー数は1500万人を突破した。

LINEギフトについて
「LINEギフト」について(画像はZホールディングスのIR資料からキャプチャ)

2021年後半以降には、「LINEギフト」に「ZOZOTOWN PayPayモール店」の全商品を提供する予定。

「LINEギフト」に「ZOZOTOWN PayPayモール店」の全商品を提供する予定
「LINEギフト」と「ZOZOTOWN PayPayモール店」の連携について(画像はZホールディングスのIR資料からキャプチャ)
石居 岳
石居 岳

ヤプリがノーコードでCRMを開始できるアプリサービス「Yappli CRM」の提供を開始

4 years 5ヶ月 ago

アプリプラットフォーム「Yappli(ヤプリ)」を提供するヤプリは、顧客管理、ポイント・電子マネーの発行、アプリマーケティング施策をワンストップで実現する「Yappli CRM(ヤプリ シーアールエム)」の提供を10月11日から開始した。

「Yappli CRM」の特徴

「Yappli CRM」はノーコードでCRMをスタートできるアプリサービスで、次のような特徴がある。

ノーコードの顧客管理システム

CRMに必要な顧客の会員登録、認証、情報管理などをすべて「Yappli CRM」1つで行える。アプリを軸に顧客管理システムを始めることが可能。ノーコードで誰でも簡単に使える管理画面で、さまざまな施策を素早く実行、分析できる。

ヤプリ Yappli CRM 1to1の顧客体験を実現
直感的に試作設計ができる管理画面(画像は「Yappli CRM」サイトからキャプチャ)

ポイント・電子マネーの発行

外部サービスと連携せずにポイントカードと電子マネーを発行・管理できる。会員ランク別ポイント発行にも対応し、来店頻度や購買単価の向上につなげられる。

1to1の顧客体験を実現

多彩なシナリオ設計による顧客のタイミングに合わせたプッシュ通知やクーポン、ポイント付与などの機能を提供し、1to1の顧客体験を実現する。

シームレスなサービス連携

アプリでは購入データだけでなく、購買後の行動データも多く取得できる。取得したデータは外部メールサービス、MA、CDPなどと連携可能。

ヤプリ Yaplli CRM 外部メールサービスなどとシームレスな連携が可能
ID1つで外部のメールサービスなどと連携させ、データドリブンなマーケティングが可能に

アプリだけで本格的なCRM開始できるニーズが増加

アプリの利用が一般的になり、デジタルにおける顧客接点の始まりがアプリであるケースが増えてきた。それに伴い、アプリのダウンロードだけで本格的な顧客管理システム(CRM)を開始できるニーズが増加したという。

従来、CRMは導入企業側で準備していたが、「Yappli」導入が広がるなか、CRMを保有していないケースや過去の技術や仕組みで構築したシステムを使用している場合があり、拡張性や保守性に課題を感じているケースも増えていた。

こうした課題を解決するため、「Yappli CRM」開発に至った。顧客との強力な接点であるアプリとスムーズに連携し、シンプルで使いやすいCRMをめざした。また、大規模開発が不要になることで導入費用を抑え、マーケティング担当者が施策実行に集中できるスピード感にもこだわったという。

藤田遥
藤田遥

ハリウッドスターも某国王子も顧客。日本刀の越境EC成功に成功したお店の話【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

4 years 5ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2021年10月18日〜24日のニュース
ネッ担まとめ

日本刀を扱うお店って代々それを家業としているイメージですが、誠友堂さんは「鉄が好き」という理由で始めたそうです。売るためのテクニックは何もなく、ひたすら信頼を積み重ねること、刀とのご縁を大切にすることに注力しているとのこと。説得力があります。

商品を大切にしていると自然と売れてしまう?

3800万円の鎧も売れる!越境EC成功の裏にはリアル店舗の信頼あり 日本刀・甲冑販売「誠友堂」に聞く | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/9860

まとめると、

  • 印刷業界にいた生野さんは子どもの頃から鉄やチャンバラが好きで、美術日本刀専門店「誠友堂」を1人で始めた
  • 外交官、大使館職員、ハリウッドスター、ある国の王子など外国人客も多く、3,800万円の鎧が売れたこともある
  • ECサイトはあくまでもツール。店舗に訪れる観光客や外国要人などに確かなものを販売することで信用を高めている

刀は人が造ったものですが、生きているように感じることがあります。刀は、大事にしてくれて長生きできるところに集まります。私がやっている刀屋という商売は、「この刀が欲しい」と思ったからといって刀が来てくれるとは限りません。刀は、不思議と巡り巡ってやって来るものなのです。まさに刀が行き先を決めているかのようです。大切にしようと思う気持ちは刀に伝わるんです。

鉄が好きで刀の販売を始めたとのことですが、それが今ではハリウッドスターまでがお客さんになるとはすごいですね。実店舗で実績を積み重ねたからこそネットショップで買ってもらえるんですね。引用文にある通り、集客に力を入れるというか、刀という商品とののご縁(?)を大切にしたから自然に売れてしまうというのも説得力があります。高額商品を扱う場合はこういった心がけの部分が重要なんでしょうね。

商品を徹底的に研究すれば欲しい人に届く

【取材】お風呂グッズ専門店が提案する顧客視点に立った商品ページとコンテンツの作り方 | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/9558

まとめると、

  • お風呂グッズを扱う「お風呂のソムリエSHOP」では、販売する商品を決めたら特徴や強みを洗い出していく。キャッチコピーを決めてテキストラフを作って撮影を始めるが、販売状況や時期に合わせて見直しも定期的に行っている
  • ターゲットとなるペルソナを年齢や性別、嗜好を想定し、マトリクス分析や4P分析をしながら商品のポジショニングを明確にしていく
  • 撮影は購入後のイメージをどれだけ具体的に持ってもらえるかに気を使っており、ペルソナの悩みに寄り添えるような写真を撮影することで、事前に考えたテキストとの親和性が高まってくる

マーケティング戦略を考える際、『お風呂のソムリエSHOP』としてずらしてはいけない軸として、「お風呂で解消できる悩みなのか」ということです。最初の設計で苦戦してしまうと段々ずれてしまうことがあります。ですので、事前にしっかりと軸を決めるのは大切です。

お風呂グッズは百円ショップでも手に入る時代なのに「お風呂のソムリエSHOP」では数千円~数万円する商品ばかりが並んでいます。高いな~と思って商品ページを見ていると、きれいな商品画像とそれにフィットした説明文に引き込まれ、欲しくなってしまうのが不思議。その裏側には徹底した準備があったんですね。

刀は心がけで売れて、こちらは理詰めで売れる。売り方にはいろんな方法があるのでこうした事例を参考に自分の売り方を考えましょう。

アーティストがネットでビジネスをするハードルはかなり下がっています

SpotifyがShopifyと提携、アーティストのプロフィールに商品販売セクションを追加 | TechCrunch Japan
https://jp.techcrunch.com/2021/10/21/2021-10-20-spotify-partners-with-shopify-to-add-merch-to-artists-profiles/

まとめると、

  • SpotifyがShopifyと提携を発表。Spotifyを利用しているアーティストはSpotifyのアプリを通じてファンに直接商品を販売できるようになる
  • Shopifyのインフラは多くのフォロワーを持つアーティストが新製品を発表したときなどに、大量のトラフィックを管理することもできるのがメリット
  • 当面はオーストラリア、カナダ、ニュージーランド、英国、米国のリスナーにのみ商品が表示される仕様

「今、成功しているほとんどのクリエイターは、オムニタレント(万能型のタレント)であり、オムニチャネルである」と彼は当時語っている。「つまり、YouTubeで動画をアップしたり、Instagramを利用したりしているのです。おそらく、ブランドをまとめてShopifyにアップしているでしょうが、音楽や商品もShopifyにアップし、音楽はもちろんSpotifyにアップして、ツアーもしているでしょう。このように、彼らはさまざまなことをして、さまざまなプラットフォームでファンとつながっているのです」

名称が似たような両社の提携なのでちょっとややこしいですね(笑)。数々のアーティストを抱えているSpotifyと、そのアーティストの利用も多いShopifyの提携なので自然と言えば自然な流れ。アーティストがCDやライブだけで稼げる時代はコロナの影響で終わってしまいましたので、こうしてネット上での商売が重要になっているのはご存じのとおり。NFTも普及してきてアーティストがネットで稼げる環境が整ってきましたので、日本でもこの動きは加速していきそうです。

EC全般

熱狂的なファンを生むヤッホーブルーイング流「愛されるブランドの作り方」「ブランディング」「商品開発」 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/9127

ちょっと長い記事なのでじっくり読んでみてください。ヒントがたくさんあります。

Shopifyでアフィリエイトを始める:ネットショップのための構築方法【2021年版】 | Shopify
https://www.shopify.jp/blog/how-to-set-up-an-affiliate-program-for-your-shopify-store

アフィリエイトというとちょっとネガティブなイメージがあるかもしれませんが、ちゃんと運用すれば結果の出やすい手法なんです。

Shopify API リリース:2021年10月版 Shopify開発者 | Shopify
https://www.shopify.jp/blog/partner-shopify-api-release-oct-2021

Shopifyの開発者の皆さんは必読の更新情報です。

アマゾン、検索結果で自社ブランドを優先との指摘 | CNET Japan
https://japan.cnet.com/article/35178095/

他でもやっているようなこともAmazonだと言われてしまうという……。

【調査発表会レポート】メルカリ × アイスタイル、コスメ/化粧品の二次流通市場に関する共同調査発表会 | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/9556

コロナ禍で店頭での化粧品テスター活用の減少→二次流通の商品でトライアルにシフト。なるほど。

ファーストリテイリング「店舗受け取りサービス」利用率は40%以上、店頭商品を注文・最短2時間で受け取れる「ORDER & PICK」もスタート | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/9168

実店舗がある場合は商品受け取りができることが多くなってきましたよね。密を避けることで売り方も変わっています。

カゴ落ちとは?もたらす弊害と8つの改善策|MarTechLab
https://martechlab.gaprise.jp/archives/syte/27632/

カートの仕様で変えられない部分もありますが、できるだけ対応したいことが書かれています。

楽天が始めるネットスーパーのプラットフォーム「楽天全国スーパー」とは?ベイシア、大阪屋ショップの出店が決定 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/9182

「全国のスーパーマーケット事業者を対象に、ネットスーパーを運営するためのシステムを提供する」とのこと。自力で無理な場合はこういった選択肢も出てきましたね。

YouTubeが1週間にわたりクリエイターによるライブ配信ショッピングイベントをテスト開催 | TechCrunch Japan
https://jp.techcrunch.com/2021/10/21/2021-10-19-youtube-plans-week-long-live-shopping-event-following-tests-of-livestream-shopping-with-creators/

ライブコマースは海外では盛り上がっていますね。国内はかなりの集客力がないと難しいかも。

今週の名言

事業者側で自由に仕事をしようと思ったら、社内で絶大な信頼を得てからでないと難しい。なぜなら、マーケティングの投資がお客様への価値提供に、そして自社の業績に直結するからです。

これからのSEOマーケターが成果を出すために必要なこと――JADE伊東氏×ナイル土居 | ナイルのかだん
https://r-blog.nyle.co.jp/archives/2021/10/18/jade-nyle-seotalk/

ネットショップ担当者の皆さんからよく聞くのが「やりたいことをやらせてもらえない」です。そして、その理由はこの名言にあります。できそうにない人に予算を割くことはできないですよね。

筆者出版情報

「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める小さい会社のウェブマーケティング必勝法

「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める
小さい会社のウェブマーケティング必勝法

森野誠之 著
翔泳社 刊
発売日 2021年10月15日
価格 2,200円+税

この連載の筆者 森野誠之の著書が翔泳社から発売されました。小さな会社の“ひとり担当者”が、未経験、低予算、独学でホームページのリニューアルからウェブマーケティングまでを成功させるための指南書です。電子版、オンデマンド印刷版ともにAmazonで発売中です!

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森野 誠之
森野 誠之

実践から組織と人材をつくる! Eコマースの「戦略づくり」「業務づくり」のポイント | 強いEC会社を支えるネットショップ担当者を作る人財育成講座

4 years 5ヶ月 ago
EC事業は「立ち位置を決め、見つけて、育てて、広げる」の4ステップで成長させよう。(連載第16回)

コロナ禍において、物販を営む多くの企業が、ECに本腰を入れようと考え始められていると思います。今回はEC事業を始める前の「戦略づくり」と、事業を成長させるための「業務づくり」について、前編・後編に分けて解説します。

これから紹介していくポイントは以下の5つです。

今回

EC事業をスタートするときに考えたい、自社の「ポジショニング」
EC事業の成長は「立ち位置を決め、見つけて、育てて、広げる」の4ステップで
まずはバッターボックスに立とう(既存事業がある中でのEC運用のコツ)

次回

④ EC事業の集客は「3+1」。自社でどの集客手段にフォーカスするかを考える
⑤「売れているものを“少しだけ良くして”売る」商品企画の鉄則と実践方法

今回は③までを解説します。内容としてはそれぞれが影響し合う関係にあり、順不同の部分もありますが、5つのポイントをこの順番で解説していきます。

① EC事業をスタートするときに考えたい、自社の「ポジショニング」

EC事業に取り組むための体制を作り、「いざEコマース市場に参入!」というとき、まず知っておきたいのが「ポジショニング」の考え方です。ページ制作やSNS活用など、ECというとノウハウや手段が注目されがちですが、ポジショニングの方が重要です。

ポジショニングとはいわば市場性です。自社がEコマース市場に参入する際、商材の市場ニーズがどれくらいあるか、市場に対しての競合がどれくらいいるのかなどは、Eコマース事業の成長に大きく関わってきます。

「ブルーオーシャン」や「レッドオーシャン」といった言葉をご存じかと思いますが、EC市場に足を踏み入れた時点で事業の成長性がある程度決まってしまうものです。本コラムが対象にしている中小EC事業者のみなさんの多くは、母体となる既存事業があり、その上で新しい販売チャネルとしてEC事業に取り組むため、ある程度、既存事業の商材を引き継ぐことになると思いますが、ポジショニングについては必ず理解をしておきましょう。

ポジショニングを理解する上でイメージしたいのが「釣り場」です。釣り場のどの位置に釣り竿を垂らすかで、その釣果が大きく変わっていきます。もちろん需要と供給の観点から考えれば、魚の数に比べて漁師の数が少ない市場が理想的なのですが、ECは市場の全体像が見えづらいため「どれくらいの市場性があるのか」「どれくらいの競合がいるのか」がわかりづらい部分があります。

ここはある程度、EC事業を回しながら見定めていくしかないのですが、スタート時点では以下の2つに注意をしましょう。

注意点1:
圧倒的に大きなプレーヤーがいないか

1つは自社の商材カテゴリ、同商材を取り扱う競合として、EC市場に圧倒的なプレーヤーがいないか、ということです。たとえ市場(=需要)が大きく、魚の数が多かったとしても、圧倒的な強者がいた場合、後発で小資本の企業が戦うのは難しいでしょう。

この場合に考えたいのは、圧倒的な強者の手の届かない専門性に自社のECのポジショニングを寄せることです。たとえば、「帽子」という商材で圧倒的なプレーヤーがいたとすれば、「キャスケットだけの専門店はどうか」「シニア向けのキャスケットのオリジナル商品はどうか」というように、大きな市場の中で差別化ポイントをつくっていくのです。

注意点2:
後から参入するプレーヤーに可能性があるか

需要と供給のバランスを考えるとき、「いま需要と供給のバランスがどうなっているか」が当然ポジショニングに大きく関わってくるわけですが、同時に「これからの需要と供給のバランスがどうなっていくか」を考えることも重要です。特に、昨今のトレンドであるD2Cの流れで様々な商材カテゴリで自社オリジナル商品の開発が盛んになっています。

ただ、この点についてはこれまで母体となる既存事業をやられてきた中小EC事業者のみなさんは、既存事業での商品開発力や生産体制で競合他社に対して有利なポジショニングを取ることができます。ECのポジショニングを考えるとき、これまでの既存事業として「自社が何を持っているか」を見つめ直すと、ECの市場で勝てる理由が見つかります。

イメージ写真:釣りをする男性

② EC事業の成長は「立ち位置を決め、見つけて、育てて、広げる」の4ステップで

ECの市場と競合を確認し、ポジショニングとしての自社のスタート位置を決めたらEC運営がスタートします。EC事業の成長は 「立ち位置(=ポジショニング)を決め、見つけて、育てて、広げる」の4つのステップで考えましょう。ポジショニングについては上で解説しましたので、ここではそれ以外について解説します。

市場で勝てそうな商品(または商材カテゴリ)を「見つける」

EC事業をスタートしてまず取り組みたいのが市場で勝てる商品を見つけるための運営です。先にも書いたとおり、EC市場というものはあくまでインターネット上にあり、商圏のない世界なので、その全体像がわかりづらいのが現実です。

「競合ネットショップはどこか?」と考えても、明確に答えが出なかったり、そもそも自分たちが競合の存在を知らなかったりする可能性もあります。そのため、まずは行動をして、その行動の結果としてのデータから、自社の勝ち筋を探していく必要があるのです。

そのために、行いたいのがEC事業で取り扱う商品数を増やすことです。健康食品や化粧品などの単品通販の場合におけるECの場合は「提案数を増やす」と考えてみてください。この提案数とはセット売りのパターンや、通常購入と定期購入、サンプルの種類や数、ペルソナの設定バリエーションなどと考えてください。

商品数や提案数を展開した結果から、市場で「勝てそうなポイント」を探していきます。このデータの評価はあくまで自社の商品(もしくは商品カテゴリ)内の比較で構いません。他社との比較を正しくおこなうのは難しく、あまり意味を成しません。

ヒット商品の芽をヒット商品に「育てる」

次のステップは自社ネットショップ内のEC市場で勝てそうな商品を育てることです。②の比較した時点ではその商品は「ヒット商品の芽」でしかありません。この「芽」にさまざまな手をほどこし、より売上と集客に貢献するヒット商品に育てていくのです。「育てる」方法は大きく分けて2つです。

1つは商品ページを作り込むことです。商品の画像を変えたり商品の画像を増やしたり、商品説明文を変えたり。また、お客様の声やブランドの紹介、商品企画のストーリーのコンテンツを加えるという方法もあります。参考になる他社の魅力的な商品ページを参考にしながら、競合との差別性を図っていくと良いでしょう。

もう1つは自社のECサイト内での位置付けを変えることです。サイトのヘッダー、サイドナビ、フッター、メールマガジンなど、ありとあらゆる導線で「ヒット商品の芽」を経由するように仕掛けます。自社のネットショップにアクセスしたお客様が、必ずその商品を目にするよう、サイトを設計するのです。すべてのお客様に「ヒット商品の芽」を見てもらうことを目標にしましょう。

外部から集客をかけて「広げる」

上記2つのステップを踏んだら、外部からの集客をかけてアクセスと売上を広げていきます。当然、EC事業開始当初からインターネット広告やSNSを活用するケースもあると思います、しかし、大事なセオリーとして「立ち位置を決め、見つけて、育てて、広げる」の4つがあることを覚えておいてください

EC事業の序盤で集客に戦略が偏ると、アクセスはあるのに商品の売れないネットショップができあがってしまいます。いわゆるザルに水を流し込んでいるような状態です。このときに困るのが、「商品が悪かったのか」「提案が悪かったのか」「集客の質が悪かったのか」、売れない理由がわからなくなってしまうことです。

「立ち位置を決め、見つけて、育てて、広げる」の順番を踏んでいれば、結果が上手く出なかった場合に、1つ前のステップに戻って状況を冷静に見返すことができます

③ まずはバッターボックスに立とう

ここまで紹介した理論を理解するだけでなく、日々実践してPDCAを回していくことがEC事業の成長につながるわけですが、母体となる既存事業を運営しながらEC事業に取り組む中小EC事業者のみなさんが困っているのは、まさにこの部分だと思います。EC事業に対してやる気はあるし必要性も感じている、ただ、日々の運用業務が回らない。ここでつまずいてしまっている事業者の方は多いのではないでしょうか。

母体となる既存事業があり、新しい事業の柱としてECに着手する企業の多くは、ネットショップのメンテナンスや運用業務、ネットショップへの集客戦略など、マーケティングの業務がそれぞれ一応は行われているものの、どれも「点」のマーケティングであり、「線」のマーケティングになっていない傾向があります。ネットショップの商品登録やページ改善、SNSの運用、インターネット広告の活用がそれぞれバラバラに動いているのです。

イメージ写真:野球バッドを振る男性

大切なのはバッターボックスに立って「線」の運用を経験すること。そのために重要なのはスケジューリングです。ECの場合、基点になるのは「新商品の発売日」もしくは「販促企画の開始日」のどちらかです。まずはECチームで基点になる日を設定しましょう。そしてこの日から逆算して、

  • 新商品の撮影
  • 新商品の入荷
  • 販促企画ページの作成
  • 企画会議の設定

などのスケジュールを立てていくのです。ただ、スケジューリングはこれだけでは終わりません。次に立てるのは逆算のスケジュールではなく、発売日や開始日以降のスケジュールです。たとえば、

  • メールマガジンでの告知
  • インターネット広告の活用
  • SNSでの情報発信
  • 売り切れ前や企画終了前の煽りのページ更新
  • など、提案力や集客力をアップさせるための施策が入ってきます。

これらの施策についてもスケジュールをきちんと設定することで、ECの運用業務が点から線に変わっていきます。ぜひ一度、バッターボックスに立ち、現状のECチームでできうる商品と提案の準備、集客と提案の改善をおこなってみてください。

結果が出ないケースもあると思いますが、それは市場での実力がまだまだ足りなかったということ。バットを思いっきり振ることで、ECを新しい事業の柱にするために何が足りないのかが明確になるはずです。

 筆者登壇情報

11月15日(金)16時から開催される無料ウェビナー「ECビジネスの組織、人材、戦略、業務づくりがうまくいく6つのポイント」に、この連載の筆者の石田麻琴氏が登壇します。組織や人材づくりに課題がある企業経営者、責任者、担当者の方や、ECビジネスを強化したい方におすすめの内容です。ぜひご視聴ください。

イベントについての詳細、事前登録はこちらから
「ECビジネスの組織、人材、戦略、業務づくりがうまくいく6つのポイント」の事前登録はこちらからから!
石田 麻琴
石田 麻琴

コミュニティーコマースの力

4 years 5ヶ月 ago

ワークがティックトックとピュブリシスグループと共同で、購入意思決定に影響を与えるソーシャルコミュニティーの役割についてまとめたホワイトペーパーを発行。コミュニティーとショッピングとエンターテインメントが交差する部分で成立するソーシャルコマースを、コミュニティーコマースと呼んでいる。コミュニティーコマースはクリエイター主導のエンターテイメント性の高いコンテンツであり、ブランドにとって発見から購入までの新たな機会になっている。

New study from WARC, TikTok and Publicis Groupe shows the power of community commerce
https://www.tiktok.com/business/en/blog/new-study-from-warc-tiktok-and-publicis-groupe-shows-the-power-of-community-commerce

noreply@blogger.com (Kenji)

ECビジネスの組織、人材、戦略、業務づくりがうまくいく「6つのポイント」【無料ウェビナー11/5開催】

4 years 5ヶ月 ago

ECビジネスの組織、人材、戦略、業務づくり「6つのポイント」を学ぶ無料ウェビナーを11/5(金)に開催します。登壇者は、土屋鞄製造所グループ入り以前のドリームフィールズでEC責任者を務めたECマーケティング人財育成の石田麻琴社長と、ティーライフ子会社でLifeit(元桃源郷)の社長を務めたECマーケティング人財育成 シニアコンサルタントの武田和也氏。

ECビジネスの組織、人材、戦略、業務づくりがうまくいく「6つのポイント」のウェビナー申し込みはこちら

ECの戦略と業務を設計し、EC事業を軌道に乗せていくために重要な、「組織」「人材」「戦略」「業務」づくりのポイントをお伝えします。

自社の「ポジショニング」、立ち位置を決めてからのステップ、など、著名EC会社で責任者および代表を務めたECマーケティング人財育成の代表取締役 石田麻琴氏と、シニアコンサルタントの武田和也氏が、自身のマネジメント経験などを基に解説します。

<こんな事業者にオススメ>

  • 組織や人材づくりに課題がある企業経営者・責任者・担当者
  • ECビジネスを強化したい企業経営者・責任者・担当者
  • ECを事業の中核にしたいと考える企業経営者・責任者・担当者

<こんなことが学べます>

  • ECビジネスにおける組織、人材、戦略、業務づくり
  • 自社の「ポジショニング」
  • 「立ち位置を決め、見つけて、育てて、広げる」EC事業の成長のステップ
  • 商品企画の鉄則と実践方法

詳細とお申込みは以下をご確認ください。

ECビジネスの組織、人材、戦略、業務づくりがうまくいく「6つのポイント」が学べるウェビナー

  • 日時:2021年11月5日(金)16:00~17:30
  • 参加費:無料
  • 参加申込方法:以下のフォームよりご登録ください。当日の参加URLをメールでお送りいたします。(アンケートのご協力もお願いいたします)

<登壇者プロフィール>

石田 麻琴氏(株式会社ECマーケティング人財育成 代表取締役)
石田 麻琴氏(株式会社ECマーケティング人財育成 代表取締役)
早稲田大学第一文学部卒業後、ネット通販ベンチャー企業に6年間勤務。マーケティング統括として「Yahoo!ショッピング」月間ベストストア8回受賞。全国第1位獲得。2011年株式会社ECマーケティング人財育成を設立。BPIA常務理事/DX研究会ナビゲータ。JDMCマーケティングシステム活用研究会リーダ。中小機構販路開拓支援アドバイザー。著書「ECMJ流!原理原則」シリーズ。
武田和也氏(株式会社ECマーケティング人財育成 シニアコンサルタント)
武田和也氏(株式会社ECマーケティング人財育成 シニアコンサルタント)
早稲田大学商学部卒業後、カフェ業界で働く。ふとしたきっかけでEC専業社である桃源郷株式会社にアルバイト入社。カスタマーサポート、システム構築、海外直輸入、人事統括、EC事業統括、M&A担当、代表取締役社長まであらゆる役職を経験。多数のEC事業をマネジメントしてきた経験をもとに、EC事業社向けコンサルタントに転身。組織マネジメント・組織改革・EC人材育成、ECワークフロー最適化が現在のメインフィールド。趣味はキャンプと料理。ニックネームは公私ともに「ますたー」。

ご登録いただだきましたメールアドレスに、当日のWebinar用URLをお送りいたします。

瀧川 正実

民事再生からの事業再建。サン宝石がクラウドファンディング通じて再建資金を募るプロジェクト

4 years 5ヶ月 ago

民事再生法の申し立てを行い、事業再建中のアクセサリーや雑貨の通販を手がけるサン宝石は、クラウドファンディングを通じて事業再建の資金を募るプロジェクトを行っている。

クラウドファンディングサービス「Kibidango」を活用。期間は10月6日から10月31日までで、目標金額は300万円。10月25日現在、2220人が支援し、1007万円が集まっている。

民事再生法の申し立てを行い、事業再建中のアクセサリーや雑貨の通販を手がけるサン宝石は、クラウドファンディングを通じて事業再建の資金を募るプロジェクトを行っている
サン宝石が「Kibidango」で展開しているプロジェクト(画像はプロジェクトを掲載しているページから編集部がキャプチャ)

支援した人には、「サン宝石のアイテムの詰め合わせパック」「懐かしのカタログセット」「シリアルナンバー入りの記念カード」などの特典を用意している。なお、集まった資金は、カタログ印刷・梱包・発送などに充当する。

「Kibidango」で行っているプロジェクトのページでは、次のようなメッセージを掲載している。

会社の立て直しを目指し社員一同、日々奮闘しておりますが資金難のためサン宝石の基幹アイテムでもあるカタログが予定通り印刷できなかったり、新商品の仕入れができなかったりと支障が多く出てきてしまっています。
いつまでもサン宝石の商品を届けたい。。。そのために皆さまのお力をお借りできれば幸いです。

民事再生法の申し立てを行い、事業再建中のアクセサリーや雑貨の通販を手がけるサン宝石は、クラウドファンディングを通じて事業再建の資金を募るプロジェクトを行っている
サン宝石に寄せられているというユーザーからのメッセージ(画像はプロジェクトを掲載しているページから編集部がキャプチャ)

サン宝石はアクセサリーなどの老舗通販会社。1968年に貴金属の通販、1971年に子ども向けアクセサリーの通販をスタートした。雑誌広告で新規顧客を集め、会員に通販用カタログを送るビジネスを展開。オリジナルキャラクター「ほっぺちゃん」が人気を集めている。

帝国データバンクによると、収益悪化により資金繰りが限界に達し、8月27日に甲府地裁へ民事再生法の適用を申請。同日に保全命令を受けた。2013年9月期の売上高は約42億6400万円だったが、2020年9月期売上高は約4億9100万円と収益が悪化したという。

瀧川 正実
瀧川 正実

コロナ禍が広告に与えた影響は?費用対効果はPOP広告など低下、テレビCMや動画広告、ラジオ広告などは向上

4 years 5ヶ月 ago

サイカが公表した「コロナ禍が広告に与えた影響」によると、コロナ禍前後における各広告の費用対効果は、費用対効果が低下した広告、向上した広告に二分した。

費用対効果が低下した広告は、店頭施策や交通広告などのオフライン広告が中心。外出自粛による影響が大きいと推察される。向上した広告はテレビCMや動画広告、ラジオ広告など。在宅時間が長くなったことや、外出時の交通手段の変更により接触媒体が変化したことが影響した。

サイカが公表した「コロナ禍が広告に与えた影響」によると、コロナ禍前後における各広告の費用対効果は、費用対効果が低下した広告、向上した広告
費用対効果が低下した広告、向上した広告

POP・店頭広告は、外出自粛など行動制限の影響により来店客数そのものが減少。来店客数減少の影響を除いても、店頭広告の費用対効果は低下している。行動制限下における来店客は購入目的の商品が明確に定まった状態で来店している場合が多く、POPなどの店頭広告による影響を受けにくいことが推察される。交通広告は、緊急事態宣言の影響で交通機関の利用者数が減少した結果、交通広告の費用対効果が低下した。

テレビCM・動画広告は巣ごもり需要で在宅時間が長くなり、テレビやスマホでの番組・動画視聴時間が増加。さらに、スマホによる情報収集の時間増に伴い、オンラインでの商品購入機会が増えたことが影響したと推察される。

ラジオ広告は公共交通機関から自動車移動に交通手段が変化したことにより、ラジオ広告を耳にする機会が増えたことによる影響が見られる。外出自粛やリモートワークの普及により、radikoの聴取率が伸びたことによる影響も寄与しているようだ。

緊急事態宣言中の費用対効果が低下した交通広告だが、緊急事態宣言解除に伴い交通機関の利用者数が回復すると、費用対効果が向上している。

石居 岳
石居 岳

オムニチャネルと何が違う? ユニファイドコマースとは | 店舗ビジネスに役立つ『口コミラボ』特選コラム

4 years 5ヶ月 ago
ユニファイドコマースとは、顧客のオンラインやオフライン上のさまざまな購買行動データを用いて、パーソナライズされた顧客体験やサービスを提供すること

実店舗も展開するEC事業者の中には、ネットから実店舗、あるいは実店舗からネットに送客するO2O、複数のさらにすべてのチャネルを連携するオムニチャネルが推進されてきました。

次のマーケティング戦略として、特に海外企業を筆頭に「ユニファイドコマース」と呼ばれる手法が注目されています。

本記事ではユニファイドコマースとは何か、実例と共に解説します。

 

ユニファイドコマースとは?オムニチャネルとの違い

注目を浴びるユニファイドコマースについて、オムニチャネルやOMOとの違いに触れながら、意味を解説します。

2021年のトレンドとしてのユニファイドコマース

ユニファイドコマースとは、顧客のオンラインやオフライン上のさまざまな購買行動データを用いて、パーソナライズされた顧客体験やサービスを提供することです。ユニファイドコマースに注目が集まる背景として、人口減少と消費行動の変化が挙げられます。

人口が増加傾向にある時代では、売上を向上させるには店舗数を増加させる手段が有効でした。しかし、人口が減少傾向にある現代では、やみくもな拡大はオーバーストア(店舗過剰)を生み出してしまいます。

さらに、新型コロナウイルス拡大の影響で消費行動が大きく変わっている今、それぞれの顧客を大切にすることが重要視されています。つまり、顧客について深く理解し接客を丁寧にしなければ、もはや選ばれなくなるということです。

マーガレットハウエルやナノ・ユニバースといった人気ブランドを展開するTSIホールディングスは、いち早く時代の変化に対応し、店舗やECサイトを問わず顧客データを統合しました。統合したデータを活用し、適切なOne To Oneサービスを提供するユニファイドコマースを取り入れています。

オムニチャネルやOMOとの違い/ユーザー体験の質向上に注力

ユニファイドコマースと類似した用語として、オムニチャネルとOMOがあります。

オムニチャネルとOMOは、どちらもオンラインとオフラインのシームレスな購入体験を提供するという点が共通しています。しかし、何に主軸を置いているかという点で異なる特徴があります。

まずオムニチャネルの主軸は、販売窓口です。実店舗やECサイトといったあらゆる販売窓口が連携していて、ECで購入した商品を店舗で受け取れるだけでなく、逆も可能です。窓口がどのチャネルであっても、顧客は同じ商品にたどり着き購入や受け取りまで完了できます。

また、OMOはオンラインを軸としながら、オフラインでの消費行動を紐づけるマーケティング手法です。

多くの企業はオムニチャネルやOMOをマーケティング手段として実践し、顧客にとって都合のいいタイミングや方法で購入できる機会を提供しています。ユニファイドコマースは、この仕組みにおいてユーザー体験の質をさらに向上させることを目的としている点が特徴です。

オンライン接客で60%が購買、ユニファイドコマースの成功例

オンラインとオフラインをシームレスにつなげ、すべてのチャネルとプロセスを文字通り「統合」(ユニファイド)して、顧客に対してより良い購買体験を提供する「ユニファイドコマース」の、成功例を紹介します。

 

オーストラリアのアパレル企業「Cue Clothing」の販売戦略

オリジナルブランドを展開するオーストラリアのアパレル企業「Cue Clothing」では、質の高い購買体験を顧客に提供するために、いち早くユニファイドコマース実現に向けた取り組みを始めました。

同社は、オンラインで購入した商品の実店舗のでの受け取りや後払いにも対応し、顧客にすべてのチャネルを横断し在庫検索ができる機能を提供しています。さらに、実店舗から顧客が指定した場所への配達や、実店舗から数時間以内の配送まで承っています。

上記機能は、8つのオンラインショップと240か所以上の実店舗といった、すべてのチャネルやシステムを横断して使用可能です。

Zoom上でのオンライン接客

Cue Clothingでは、自宅にいる顧客と実店舗のスタイリストをZoomでつなぎ、ファッションに関する相談も受けています。

スタイリストは、顧客が過去に購入したアイテムや情報を参考にしながら個別のアドバイスができ、ロイヤルカスタマー創出に貢献しています。

ZOOMでアップセルやクロスセルを提案することで、オンライン接客の60%以上が購買につながりました。

日本のTSIホールディングスもユニファイドコマースに着手

前出のTSIホールディングスでは、イギリスのHero Towers Limited提供の「HERO」という対話ツールを導入すると報告しています。

これはZoomの代わりに使える会話アプリで、顧客はビデオ、テキスト、チャットを使ってスタッフと話せます。例えば、在庫確認といった問い合わせなどで活用可能です。

HEROはナイキやリーバイスも導入している人気のツールで、9か国語に対応し世界のアパレル業界で広く活用されています。

日本国内の販売窓口であるトランスコスモスによると、実店舗スタッフがHEROでオンライン接客をすればECサイトの平均コンバージョンは10倍、平均購入金額も140%向上したと報告があることから、効果が期待されます。

 

ユニファイドコマースを導入・成功させるには

ユニファイドコマースを自社ECや店舗でどのように取り入ればいいか、解説します。

ECから店舗・店舗からECへとつながる導線の創出

オムニチャネルの特徴にもあるような、ECサイトから購入した商品を実店舗で受け取り、顧客が望めばその逆の選択もできる導線を作ることが大切です。

例えば、アパレルブランドの「ナノ・ユニバース」では、ECサイトで商品を購入する際「このまま商品を購入する」または「店舗で試着してから購入する」のどちらかを選択できます。

「店舗で試着」を選択すると、来店を促すことができ新たな接点を創出できます。

顧客情報を活用し一人ひとりにあった提案

ユニファイドコマースでは、オムニチャネルのように購入体験の利便性を高めるだけでなく、「パーソナライズした体験」が重要です。

そのために、顧客の購入履歴、検索履歴、試着情報などすべてのチャネルでこれまで蓄積したデータを統合し、分析します。そこから導き出された自分にぴったりのサービスや商品が提案されると、顧客は最適なショッピングができるようになります。

つまり、一人ひとりにあった提案が実現でき、売上アップだけでなく、顧客満足度の向上やロイヤルカスタマーの創出に貢献できます。

「人間味」を取り入れて、顧客に安心感を与える

ユニファイドコマースはデータの統合や分析が重要となりますが、顧客によっては機械的に対応されることに抵抗を感じる人もいます。

従って、すべての接客をシステムによる自動分析や自動メッセージ配信に頼るのではなく、上記で解説した実店舗にいるスタイリストとオンラインで対話するなど、人間味を加えることも大切です。

顧客体験の質を高めるユニファイドコマース

ユニファイドコマースは、複雑化する顧客の購買体験の質を高めるために欠かせないマーケティング手法です。

今後は、「買い物がしやすい」という利便性だけでなく、「特別感がある」というようなパーソナライズされた購買体験に注力する必要があります。

少子化や購買活動の変化が著しい現代の市場で生き残るためには、ユニファイドコマースへの取り組みが重要だといえます。

<参考>

 

この記事を書いた「口コミラボ」さんについて

「口コミラボ」は、様々な地図アプリ・口コミサイトの監視、運用、分析を一括管理できる店舗向けDXソリューション「口コミコム」が運営する店舗ビジネス向け総合メディアです。近年、企業の評判管理が重要視されるなか、特に注視すべきGoogleマイビジネスを活用したローカルSEO(MEO)や口コミマーケティング、それらを活用した集客事例から、マーケティング全般、店舗経営のハウツー、業界動向データにいたるまで幅広い情報を紹介します。

口コミラボ
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表示スピードのベンチマーク「Page Speed Benchmarks」に楽天市場やトヨタなど日本企業が追加! 特徴や活用方法を解説 | 勝手にスピードテスト Powered by SpeedCurve

4 years 5ヶ月 ago
カテゴリー別に表示スピード比較を行えるダッシュボード「Page Speed Benchmarks(ページスピードベンチマーク)」に日本企業55サイトが追加になりました。表示スピード改善に役立つ特徴や活用方法とは?

SpeedCurve社が2020年1月に提供をはじめた、表示スピードを比較できるダッシュボード「Page Speed Benchmarks(ページスピードベンチマーク)」。表示スピード計測ツールは、Google Developersの「PageSpeed Insights(PSI:ページスピードインサイト)」が有名ですが、欧米の2つのエリア版で「Page Speed Benchmarks」がスタートしました。2021年9月には6カテゴリー、合計55の日本企業サイトが新たにベンチマークに追加された理由、「Page Speed Benchmarks」の活用方法を解説します。

トヨタや楽天市場、SONYなどが追加。ベンチマークの特徴や使い方とは?

Googleによる「コアウェブバイタル」が始まってから、表示スピードの世界にも変化が起こってきています。

従来まで、表示スピード対策はどちらかというとIT部門の担当責務でした。しかし、Googleによる「コアウェブバイタル」がUXを評価する指標とされ、SEOランク表示にも影響を及ぼすことから、事業担当者、マーケッター、ウェブ解析士を巻き込んだ注視すべきUX項目となってきたのです。1部門だけが担当するのではなく、チーム一丸となってこの指標に向き合う必要がでてきています

その際、参考になるサイトが「Page Speed Benchmarks」です。「Page Speed Benchmarks」は各カテゴリー別に表示スピードの比較を行えるダッシュボードです。今回、そこに次の日本企業サイトが新たに加わりました。

Auto(自動車)

トヨタ、日産、マツダ、ホンダ、AUTOWAY、TIREHOOD(タイヤフッド)、カーセンサー、グーネット、ガリバー

Finance(ファイナンス)

SMBC日興證券、野村證券、楽天証券、マネックス証券、SBI証券、三井住友銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友カード、AmericanExpress

Media(メディア)

日本経済新聞、朝日新聞、産経新聞、毎日新聞、読売新聞、NHK、時事通信、Yahoo!ニュース、オリコンニュース

Retail(小売・流通)

イオンネット、Amazon(日本事業)、オムニ7、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機、楽天市場、ベルーナ、無印良品、オンワードクローゼット

Tech(情報通信・電機)

SONY、パナソニック、富士通、日立製作所、三菱電機、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク

Tech(情報通信・電機)

ANA、JAL、HIS、日本旅行、JTB、近畿日本ツーリスト、楽天トラベル、じゃらん、Expedia、ぐるなび

Page Speed Benchmarks 表示スピード比較 日本のメディアの表示スピード比較
「Page Speed Benchmarks」で日本メディアの表示スピードを比較した結果

「Page Speed Benchmarks」はリアルタイムで計測し続けるベンチマークですが、どのような特徴を持ち、どうやって活用すれば良いのでしょうか?

1.なぜベンチマークが必要となったのか?

これまでの表示スピードは、競合との対比を含め何を基準とすれば良いかが曖昧でした。計測するにしても、「PSI(PageSpeed Insights)」や「Web Page Test」などのツールでは、多くは一回しか計測結果しか得られませんでした。

そのため、事業責任者も表示スピードの価値はわかるものの、競合サイトや目標値との比較が難しく、新たな投資として表示スピード改善に一歩踏み出すのが難しい現状がありました。

2.「Page Speed Benchmarks」でできること

SpeedCurveの「Page Speed Benchmarks」では、毎日1回のテスト時間に計測を行います。1テスト時間ごとに連続3回計測し、日々の計測結果をメディアン(中央値)として表示します。

これまでの調査データは、我々も含めて数か月前の計測結果を発表することになり、実際の状態とは少しズレが生じていました。

しかし、このベンチマークのデータは極めて新鮮です。また、テスト機もPCとモバイルが用意され、通信環境もそれぞれ専用環境が設けられています

加えて、このダッシュボードでは、各データをグラフやフィルムストリップを用いて横串で見ることができます。さらに詳細データの深掘りができ、比較しながらドリルダウンして各サイトのコンディションを容易に把握できます。

具体的には、次のことが把握できます。

  • 表示スピードの各指標(メトリック)が何を意味しているのか
  • 同じページを高速デバイスと低速接続で表示した場合の比較
  • 高速サイトを高速化させている要因(遅いサイトはその遅い理由)
  • 広告などのサードパーティタグが各ページで与える影響
  • 自社の競合として、ベンチマークするサイトの選択

きめ細かい工夫として、フィルムストリップが用意されています。各指標ではハイライトでのポジショニングが表れ、わかりやすくなっています。こうした機能はすべてフリーで提供されているため、有料ユーザーでなくてもかなりのレベルで閲覧分析が可能です。

Page Speed Benchmarks 表示スピード比較 日本の小売りの表示スピード比較
フィルムストリップやハイライトで結果をわかりやすく表示しています。比較したい各指標も選択可能

3.「コアウェブバイタル」指標のLCP、CLS、TBTも用意。

現在このベンチマークで用意されている指標は10。新たに「コアウェブバイタル」指標については、LCP、CLS、TBTが用意されています。

本来、FIDは「リアルユーザーモニタリング」でのみ取得できる指標です。このベンチマークのデータはシンセティック(合成)テストのため、TBT(Total Blocking Time)で代用しています。

Page Speed Benchmarks 表示スピード 指標
10個の指標を用意。中身をドリルダウンしていくと、より多くの指標を得られます

4.表示スピードを判断するためにベンチマークが必要だった

今まで判断しにくかった計測結果に対して、基準があれば次のアクションを起こしやすくなります。SpeedCurveのCliff Croker氏は「各指標(メトリック)や通信環境での横串調査は、今置かれている自身のサイトの改善基準と考えることもできます」と言います。

SpeedCurveのCliff Croker氏
SpeedCurveのCliff Croker氏

これまでは判断基準が曖昧な状態でしたが、基準を定めベンチマークとすることで比較がしやすくなります。業界が違っていても、欧米などとの違いを含めて「なぜそうなのか」を考えてみるようにしましょう。

Web表示スピード研究会の種村和豊氏は「競合が激しい業界でこそ、SEOランクには変化が起こっています。メディアや中古車などはかなりレベルが高い対策が進んでいます」と分析しています。

Web表示スピード研究会の種村和豊氏
Web表示スピード研究会の種村和豊氏

5.いまや表示スピードはUXの条件になった

種村氏は「表示スピード対策は必ず効果が現れる。スピード改善にはマイナス要素がまずありません」と断言します。元々Web全体に横展開がしやすく、効果の持続性がある表示スピード改善はROI(費用対効果)が高いと言われてきました。

Googleが「コアウェブバイタル」をUXの指標にしたことで、表示スピードは新たなUX指標となってきています。いまや表示スピード改善は、Webサイト運営チームが他部署と連携して改善に取り組むべき項目になってきています。

(上の図)フィルスムトリップで、表示状況が時系列順で表示されます。(下の図)ウォーターフォールチャート。読み込みの状況、ブロッキングなどを示しています。表示スピードに大きな影響を及ぼしがちなJavascriptsのブロッキングの状態は、グリーンの斜線カラーで表します

世界主要サイトの各指標があり、その上での詳細データ、毎日計測される環境など「Page Speed Benchmarks」は今までになかった優れた相棒といえます。

これまでバラバラだった測定タイミングと、同じカテゴリーでの相対比較を可能にしたこのベンチマークサービス。

客観数値で比較評価でき、サイト構造まで分析できます。サイト責任者は「速い」「遅い」といった曖昧な判断に決別して、Webサイトの改善に向き合えるようになりました。

より使いやすいWebサイトを追求する上でも、「Page Speed Benchmarks」を利用して、表示スピードが速く「コアウェブバイタル」指標にも優れたサイトをめざしてみてはいかがでしょう。

本ベンチマークのテスト環境について

  • 本テストはシンセティックという合成テストで、100項目の指標分析が画面キャプチャーで行われています。
  • 米国、EU、日本の各カテゴリー(自動車、金融、メディア、Eコマース、テックサービス、旅行)における各主要サイトのホームページをピックアップしました。
  • フランクフルト(EUサイト)および米国東海岸(米国サイト)、東京(日本サイト)のそれぞれSpeedCurveの代理店でテスト済みです。
  • 高速接続は、Chromeデスクトップブラウザ(25Mbps/10Mbps10ms RTT)で、毎日1回テストしています。
  • 低速接続は、3G Slow(400Kbps/400Kbps400ms RTT)でエミュレートしたNexus5Xで毎日1回テストしています。テスト時間ごとに、毎回3回のテストを行い、中央値をグラフに使用しています。
占部 雅一
占部 雅一

「縦型切り出し+テキスト追加」が効果的

4 years 5ヶ月 ago

Bytedanceが、テレビ広告などの横型ビデオを縦型に変換する方法ごとの効果を調査した。横型ビデオから縦型に切り出したビデオは、横型の上下を別素材で挟んだり横型を段積みして縦型にしたものより、6秒視聴率やエンゲージメント率が高いことが明らかになった。ビデオにテキストを追加したものは、さらに効果が高かった。

「TikTok広告クリエイティブTips」公開
https://tiktok-for-business.co.jp/archives/8839/

noreply@blogger.com (Kenji)

「無知の知」は大事だけど、もっと大事なのはその次の「学びの知」だと思うよ、というお話

4 years 5ヶ月 ago

みなさん、「無知の知」は知ってますね。「自分が何を知らないかを知っている」状態です。ソクラテス大先生が提唱したものですね。

これがないと根拠のない万能感に浸り、勘違い野郎、井の中の蛙、裸の大様になっちゃうよ、というやつです。


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化学メーカー・カネカの子会社がモール型ECサイト「ぱん結び」を開設

4 years 5ヶ月 ago

化学メーカー・カネカのグループ会社であるカネカ食品は10月20日、全国のベーカリーとパンが好きな消費者をつなぐモール型ECサイト「ぱん結び」を開設した。

「ぱん結び」には、北海道から九州まで約30店舗のベーカリーが出店。購入が難しかった遠方のベーカリーから、各店自慢のパンを購入できる。ベーカリー出店数は順次増加する予定。

化学メーカー・カネカのグループ会社であるカネカ食品は10月20日、全国のベーカリーとパンが好きな消費者をつなぐモール型ECサイト「ぱん結び」を開設
「ぱん結び」のサイトイメージ

全国のベーカリーに製菓製パン素材を提供するカネカ食品のネットワークやノウハウを生かした事業として、各地のベーカリーのパンを直接購入できる「ぱん結び」のサービスを開始した。

商品はすべて冷凍し、「ぱん結び」専用ボックスで届ける。自宅用だけでなく、遠方の家族や友人へのプレゼントにも利用できる。

ベーカリー業界は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、店舗営業時間の短縮などにより販売機会が減少している。また、消費者側においても、以前よりもベーカリーに直接足を運ぶことが少なくなっているという。

カネカ食品は、「パン好きの牛乳」などの乳製品事業の展開を通じ、ベーカリー市場の活性化に取り組んできた。「ぱん結び」を通じておいしいパンを日本中に届けることで、豊かな食生活に貢献していくという。

石居 岳
石居 岳

「雇用調整助成金」特例措置と休業支援金の期間延長/ファーストリテイリングのEC売上は約3800億円【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

4 years 5ヶ月 ago
2021年10月15日~21日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
  1. 「雇用調整助成金」の特例措置は2022年3月まで延長、厚労省が発表

    現行の「雇用調整助成金」特例措置の助成内容は、12月末までとする予定。2022年1月以降の特例措置の内容は11月中に公表するとしている

    2021/10/20
  2. 休業した労働者が生活資金を直接申請できる「休業支援金」、2022年3月まで延長

    「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」(休業支援金)の申請対象期間はこれまで、11月末までだった。これを2022年3月末まで延長する

    2021/10/21
  3. ファーストリテイリングのグループEC売上は約3800億円、EC化率は約18%【2021年8月期】

    “EC本業化”を掲げているファーストリテイリング。2021年8月期におけるグループ全体のEC売上高は約3800億円に達した

    2021/10/18
  4. 国内ユニクロのEC売上は約18%増の1269億円、ジーユー事業は推定274億円【2021年8月期】

    実店舗を含む国内ユニクロ事業の売上高は同4.4%増となる8426億円。2021年8月期のEC化率は前期比1.8ポイント増の15.1%に拡大

    2021/10/15
  5. 熱狂的なファンを生むヤッホーブルーイング流「愛されるブランドの作り方」「ブランディング」「商品開発」

    ヤッホーブルーイングの商品やプロモーションは、なぜ顧客を喜ばせることができるのか? 成功の背景にある緻密な計画をコンシューマー事業部門 事業統括の望月卓郎氏が語る

    2021/10/18
  6. ライトオンの中期経営計画「価値ある顧客体験の提供をめざしたデジタルシフトの加速と進化」

    ライトオンの2021年8月期全体売上は496億500万円、EC化率は3.8%。EC売上は約18億8500万円と見られる

    2021/10/18
  7. au Pay マーケット、dショッピング、Qoo10、3大モールの次に売れるモールはどこ?【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2021年10月11日〜17日のニュース

    2021/10/19
  8. EC支援会社や医薬品EC会社など3社を買収、「酵水素328選」の通販会社ジェイフロンティア

    健康食品・医薬品等のEC・通販事業におけるプロモーション施策・CRMの拡充など、事業拡大・競争力強化につなげる

    2021/10/19
  9. ビックカメラの連結EC売上は約9%増の1564億円、EC化率は18.8%【2021年8月期】

    通期でグループのEC売上高が1000億円を超えたのは3年連続で、過去最高を更新。ビックカメラグループのEC売上高は、ビックカメラ、コジマ、ソフマップのEC事業の売上高と、楽天ビックへの卸売りを合計した金額

    2021/10/21
  10. ファーストリテイリング「店舗受け取りサービス」利用率は40%以上、店頭商品を注文・最短2時間で受け取れる「ORDER & PICK」もスタート

    ユニクロ、ジーユーは 「店舗受け取りサービス」に代表されるOnline to Offline (O2O)施策を強化している

    2021/10/19

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    楽天が始めるネットスーパーのプラットフォーム「楽天全国スーパー」とは?ベイシア、大阪屋ショップの出店が決定

    4 years 5ヶ月 ago

    楽天グループは2021年冬、ネットスーパーのプラットフォーム「楽天全国スーパー」の提供を始める。

    「楽天全国スーパー」は、全国のスーパーマーケット事業者向けに受注管理やオンライン決済などの機能を提供するプラットフォーム。スーパーマーケット「ベイシア」と「大阪屋ショップ」の出店が決まっている。

    西友と協働運営する「楽天西友ネットスーパー」で培ったノウハウを生かし、全国のスーパーマーケット事業者を対象に、ネットスーパーを運営するためのシステムを提供する。システムの初期費用は無料。出店したネットスーパーの売り上げに応じて、システム利用料およびマーケティング費用を徴収する。

    楽天グループは集客や販促活動の支援、配送に伴うオペレーション立ち上げのコンサルティングなどを一気通貫で行う。事業者は初期費用を抑えながら、早期にネットスーパーを立ち上げることが可能となる。

    楽天グループは2021年冬、ネットスーパーのプラットフォーム「楽天全国スーパー」の提供を始める
    事業者向けの案内ページ(画像は事業者向けページから編集部がキャプチャ)

    ユーザーは「楽天全国スーパー」で郵便番号を入力すると、居住エリアへの配送に対応するネットスーパーを検索でき、サービスの利用が可能となる。決済時に楽天IDでログインすることで、事前登録した住所やクレジットカード情報などを利用してスムーズに買い物ができるほか、「楽天ポイント」を貯めたり使ったりできる。

    群馬県を拠点として1都14県でスーパーマーケット「ベイシア」138店舗(2021年7月末時点)を展開するベイシアと、「楽天全国スーパー」への出店について合意する契約を締結している。

    食品スーパーマーケット「大阪屋ショップ」を展開する大阪屋ショップとも10月20日、「楽天全国スーパー」への出店について合意する契約を締結した。

    大阪屋ショップは2022年秋頃から「楽天全国スーパー」に出店し、ネットスーパーサービスの提供を開始する予定だ。「大阪屋ショップ」は1973年の創業以来、富山県と石川県で地域密着型の食品スーパーマーケットを49店舗(2021年10月20日時点)を展開している。

    コロナ禍においてネットスーパーの需要は急速に拡大。「楽天西友ネットスーパー」における2021年1~3月売上高は前年同期比29.9%増、同4~6月の売上高も同28.4%増と伸長している。

    事業者のネットスーパー参入意欲が高まる一方、ネットスーパーの運営においてノウハウ不足やシステム開発のコスト負担などが課題となっている。楽天グループは「楽天全国スーパー」を通じて事業者のネットスーパー事業参入を支援していく。

    石居 岳
    石居 岳

    コンバージョンAPIをより簡便に

    4 years 5ヶ月 ago

    フェイスブックが、開発者リソースの不足する広告主でも「コンバージョンAPI」を迅速かつ簡単に導入できるソリューションとして、「コンバージョンAPIゲートウェイ」を提供。「コンバージョンAPI」は、ウェブイベントやオフラインコンバージョンなどのデータを、広告主のサーバーから直接フェイスブックに送信できる機能。「コンバージョンAPI」は開発者が直接実装するか、コマースプラットフォームやタグ管理サービスなどのパートナーを通じて実装する必要があったが、新たな実装手段として「コンバージョンAPIゲートウェイ」が加わった。「コンバージョンAPIゲートウェイ」なら、「Amazon Web Services」の費用やDNSレコードの設定は必要だがコーディングは不要で、「Googleタグマネージャー」と「Googleアナリティクス4」を使用した実装よりも障壁は低い。また、フェイスブックが来年から提供するプライバシーを強化した測定「Private Lift」も、「コンバージョンAPIゲートウェイ」で管理が容易になるようだ。「コンバージョンAPIゲートウェイ」については、日本ではすでにトーチライトとFLINTERSが実装を支援すると発表している。

    Continued Improvements to Ad Performance and Measurement
    https://www.facebook.com/business/news/continued-improvements-to-ad-performance-and-measurement
    About Conversions API Gateway
    https://www.facebook.com/business/help/387152639648383

    フェイスブックはこれと同時に、「合算イベント測定」の改良(広告単位での測定、ビュースルーアトリビューションへの対応、未認証ドメインへの対応、アプリへの対応など)なども発表している。

    Facebook adapts ad tools for marketers hurt by Apple's data changes
    https://adage.com/article/special-report-advertising-week/facebook-adapts-ad-tools-marketers-hurt-apples-data-changes/2374831

    noreply@blogger.com (Kenji)

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