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変化するEコマース。電子から「つながり」「実験」「エシカル」「公平」「エコシステム」へと進化する“E”の意味 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

4 years 4ヶ月 ago
eコマースの「e」には、engaging(つながり)、experimental(実験)、ethical(エシカル)、equitable(公平)、ecosystem(エコシステム)が含まれるようになってきたという

物理的にも感情的にも、消費者が集まる場所で存在感を出すことはとても重要です。自分が何を言ったか、何をしたかを覚えている人は少ないですが、皆、何に心を動かされたのかは覚えているものです。

競争に勝ちたい企業は「e=電子」以上の価値提供を

コロナ禍は、消費者の行動を劇的に変化させました。強制的なロックダウンとソーシャルディスタンスの措置に直面し、世界経済はデジタル世界へ加速。働き方、商品の購入方法、そしてつながり方を見直すことになりました

米国内では2020年、大手小売企業が1万2000以上の店舗が閉鎖。全体では約80万の企業が営業を停止しました(例年の平均より20万増)。

こうした状況は、消費者の購買習慣にも大きな変化をもたらしました。米国のeコマース売上高は前年比32.4%増の7,920億ドルに拡大。国連貿易開発会議(UNCTAD)の調査によると、ブラジル、中国、ドイツ、イタリア、韓国、ロシア、南アフリカ、スイス、トルコでのオンライン購入額は、ほとんどの商品カテゴリーで6〜10ポイント増加しました。

米国経済が回復しつつある一方、コロナ禍の影響でオンラインショッピングは引き続き注目されています。世界中でもオンラインショッピングが加速しており、企業はあらゆる面でテクノロジー主導のカスタマーエクスペリエンスに適応することが急務となっています

2021年のカンヌライオンズ(編注:世界最大のクリエイティビティの祭典)のeコマース部門で審査員長を務めたティファニー・ロルフ氏(編注:クリエイティブエージェンシーのR/GAのグローバルチーフクリエイティブオフィサー)は、応募作品を検討したところ、いくつかの明確なテーマを感じました。それは、今日のeコマース環境を反映したものであり、eコマースの「e」は今、「電子」以上のものを意味していることを実感したのです。

eコマースの「e」には、

  • engaging(つながり)
  • experimental(実験)
  • ethical(エシカル)
  • equitable(公平)
  • ecosystem(エコシステム)

といった意味が含まれるようになっているというのです。コロナ禍後のグローバル経済で優位に立ちたい企業は、これらの要素に対応する必要があるでしょう。

Engagingコマース(編注:つながりを活用したeコマース)

eコマースは単なる取引ではありません。Amazonのように、クリックするだけで「自動補充」されるような簡単な買い物体験を提供する企業が登場する一方、企業は想像力に富んだ魅力的なショッピング体験の必要性を感じています

たとえば、オハイオ州で愛されているアイスクリームブランド「Jeni's」は、カントリーシンガーでアメリカの象徴であるドリー・パートン氏とタイアップし、限定フローズンデザートを発売しました。この商品は非常に人気が高く、発売数分前に「Jeni'sのサイトがクラッシュするほどでした。

このようなクリエイティブなコラボレーションは、消費者にとって差別化要因となるでしょう。

Experimentalコマース(編注:実験的なコマース)

最高のアイデアは、危機的状況の中で生まれるものです。コロナ禍は、小売業の迅速な課題解決の妨げとなっていた多くの障壁を打ち破りました。

Pepsiの「Pantry Shop」(編注:ペプシコが始めたお菓子やジュースといった製品をバンドル販売するECサイト)、スナックや飲料を直接顧客に届ける「Heinz to Home」(編注:食品大手ハインツが始めた、自社製品をバンドル販売するECサービス)など、大手ブランドによる一回限りのブティックのようなデジタルショッピング体験が数多く登場しました。

さらに、配送コストが上昇し、迅速なサービスが求められる中、企業は創造性を発揮し、自動運転車やドローン、ロボットなどの技術を活用して体験を再設計しています。わずか数週間前、Domino's Pizza, Inc.(ドミノ・ピザ)はロボットカーによる配達サービスを一部の顧客に提供。このサービスを利用すると、完全に自律走行する車で商品が届きます。

ドミノ・ピザが始めた自動走行ロボットによる宅配(編注:編集部が追加)

いくつもの有名企業がこれらの戦略を実験している今、より多くの企業がこのような体験を試験的に行うことが期待されています

Ethicalコマース(編注:エシカルコマース)

エシカルコマースとは、製造方法、仕入先、社会に及ぼす害の有無を考慮して商品を購入することです。

この現象は、消費者が自分の価値観に基づいて商品を購入したいと考え続ける中で、非常に重要な意味を持ちます。また、ブランドが商品を製造・販売することで、自らの価値観を示す手段にもなっているのです

たとえば、イギリスの出版社「Big Issue」は、ホームレスの人々に合法的な収入を提供していますが、コロナ禍発生時には、驚くべき問題解決能力を発揮しました。この取り組みは、カンヌライオンズのクリエイティブeコマース部門で最優秀賞を受賞しました。

「Big Issue」は、選ばれた販売者達にLinkedInを活用して販売機会を発見する方法をトレーニングし、街中に人がほとんどいない状態でも、機会を見つけて販売を行えるようにしました。その結果は明らかでした。同誌は、街頭での50回のやりとりで1件の売り上げだったコンバージョン率を、LinkedInでの10回のやり取りで1件の売り上げにまで高めることができました

それだけでなく、Big Issueの販売者に対する人々の見方に変化が起こり、彼らは“困窮者”から、LinkedInで活動する権利を持つ“ビジネスプロフェッショナル”へと変化したのです。

イギリスの出版社「Big Issue」 選ばれた販売者達にLinkedInを活用して販売機会を発見する方法をトレーニングし、街中に人がほとんどいない状態でも、機会を見つけて販売を行えるようにしました
カンヌライオンズのクリエイティブeコマース部門で最優秀賞を受賞した新しい取り組み(画像は編集部が追加)

Equitableコマース(編注:公平なコマース)

「公平」の意味は、伝統的なビジネスの意味での「公平」ではありません。誰が消費者の商品を作り、販売し、その利益を受け取るかという意味での公平性です。

2020年のコロナ禍で、小規模ビジネスを支援する動きがありました。Amexの「StandforSmall」、Shopifyの「Shopy」、INGの「DealWise」、Verizonの「PayItForwardLIVE」など、小規模ビジネスを支援するさまざまな取り組みがあげられます。

カンヌライオンズのクリエイティブeコマース部門の受賞者であるAB InBev社(編注:バドワイザーなどで知られる酒類メーカー)は、デジタル分野でも活動しています。店舗のデジタル化を支援する「Tienda Cerca」は、コロンビア、エクアドル、ペルー、メキシコ、エルサルバドル、ドミニカ共和国、パナマ、ホンジュラスの小規模な販売者に提供。オンライン注文を処理して配送するためのプラットフォームで、何千もの小規模事業者のデジタル化に成功しました。

「Tienda Cerca」に関する説明動画(編注:編集部が追加)

また、2020年の人種問題をきっかけに、多くの企業が社会的正義や多様性への取り組みを戦略に取り入れました。企業は、単にチェックボックスに印を入れるだけではなく、長期的にコミットし、真の意味での社会的責任を果たす必要があります。これらの問題については、長期的に真の意味での信頼性を確保する必要があります。

Barbie、Bombas、Foot Lockerなどのブランドは、多様性、公平性、インクルージョンを推奨する長期的なプログラムや商品に投資しています。また、Facebookは「#BuyBlack Friday」を立ち上げ、黒人経営者のビジネスに注目を集めています。

商取引は、黒人、先住民、有色人種(BIPOC)のコミュニティにとって、より公平な未来を築くための重要な要素であり、消費者が購入の意思決定をする際に、非常に意識されるものです。

Ecosystem(編注:エコシステムコマース)

消費者が購買に至るまでの道のりは、もはや直線的ではありません。消費者が買い物をする際に出会うタッチポイントは、物理的にもデジタル上にも無数にあります重要なのは、これらのタッチポイントをつなぐエコシステムを構築し、ブランドを維持しながら魅力的でシームレスな体験を提供することです。

R/GAの調査によると、75%の消費者は、あらゆるデバイスやチャネルで提供されるシームレスな体験を楽しむだけでなく、そのような体験を期待しています。

eコマースは、もはや1つのサイトの中だけで完結するものではありません。消費者は、既存のコンテンツに組み込まれた商品を、チャネルやプラットフォームを超えて購入することができます(例:Instagramのショップ、QRコード、AR/VR体験、実店舗など)。いつでもどこでも購入機会があり、至る所でブランドを目にします。最も成功するブランドは、データとクリエイティビティの両方を活用する方法を発見するでしょう。

◇◇◇

2020年のeコマースは主に「(e)motional」(感情)がメインだったと言えます。ブランドは、商取引を単なる取引ではなく、顧客との関係構築の機会と考えるようになりました。ブランドは、意味のある方法、役に立つ方法、さらには楽しい方法を取り入れ、折に触れ、私たちの心を軽くしてくれました。

結局のところ、物理的にも感情的にも、消費者が集まる場所で存在感を出すことが需要です。自分が何を言ったか、何をしたかを覚えている人は少ないですが、皆、何に心を動かされたのかは覚えているものです。

現代のブランドは、エモーションを通して消費者と出会う機会を多く持っています。商品やサービスを通じて、人間的な体験を提供し、喜びを加速させ、痛みを和らげ、永続的な関係を築くことが可能です。

この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

Digital Commerce 360
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Eコマース業務で押さえておきたい「3+1から考える集客」「商品企画の鉄則と実践方法」 | 強いEC会社を支えるネットショップ担当者を作る人財育成講座

4 years 4ヶ月 ago
売れる商品はどうすれば開発できるのか。ECにおける「マーケティング」とは、売れる商品を作ること(連載第17回)

今回は「戦略づくり」「業務づくり」の5つのポイントの後編、「EC事業の集客は3+1。自社でどの集客手段にフォーカスするかを考える」「売れているものを“少しだけ良くして”売る商品企画の鉄則と実践方法」という、「業務づくり」に近い2つのポイントを解説していきます。

前回

① EC事業をスタートするときに考えたい、自社の「ポジショニング」
② EC事業の成長は「立ち位置を決め、見つけて、育てて、広げる」の4ステップで
③ まずはバッターボックスに立とう(既存事業がある中でのEC運用のコツ)

今回

EC事業の集客は「3+1」。自社でどの集客手段にフォーカスするかを考える
「売れているものを“少しだけ良くして”売る」商品企画の鉄則と実践方法

④ EC事業の集客は「3+1」。自社でどの集客手段にフォーカスするかを考える

「インターネットを活用したEC事業の集客」というと、リスティング広告や検索対策、Instagramやアフィリエイト広告、リターゲティング広告、Twitter、Facebook……というように、具体的な手段が先行しがちですが、まずはEC事業の集客を「3+1」のカテゴリに分類して考えてみましょう

1.お金をつかってお客様に知ってもらう「広告」

1つ目は「お金をつかうことで新しいお客様に自社のECサイトの存在を知ってもらう」手段、つまりインターネット広告です。リスティング広告やアフィリエイト広告、リターゲティング広告、記事広告、Facebook広告など、掲載場所や出し方はそれぞれ異なりますが、「お金をつかって新しいお客様の認知を拡げる」という点ではすべて一緒です。

2.キーワード検索をしたときにお客様に知ってもらう「検索」

2つ目はお客様が検索エンジンやSNSでキーワード検索(タグ検索)をおこなったときに自社のECサイトの存在を知ってもらうための手段、いわゆる検索施策です。ここではあえてSEO施策という言葉を使いません。検索エンジンというシステムのためというよりも、見込客であるユーザーが、いま何をどうやってインターネット上で探しているかという、ユーザー側を向いた施策と考えてください。

3.情報の拡散によってお客様に知ってもらう「メディア」

3つ目は情報が拡散されることによって自社のECサイトの存在を知ってもらう手段です。ここではメディアと呼びます。メディアには個人メディアと法人メディアの2つがあります。前者はTwitterやFacebook、InstagramなどSNSが中心です。後者の法人メディアにはYahoo! Japanやスマートニュースなどのメディアサイトが挙げられます。PRサイトの活用や、クラウドファンディングの活用なども、メディアに含まれると考えて良さそうです。

+1:既存導線からの流し込みによってお客様に知ってもらう「リアル」

最後に「+1」の要素です。この「+1」はEC専業ではない既存のビジネスをやられている事業者のみなさんにしか使えない方法です。それは既存導線からの流し込み。いわゆるネットに対しての「リアル」の活用です。実店舗との連動でECにお客様を誘導したり、既存事業の顧客リストを活用してECへの導線を設計したりすることです。母体となる既存事業がある皆さんは、この「+1」が使える分、EC戦略が1つ有利になるともいえます。

図:集客の4つの方法「広告」「メディア」「検索」「リアル」

もしも、すでにブランド認知がある大企業に属する事業者ならば、リアル導線の強化とインターネット広告の活用で一定以上の売上に到達するかもしれません。しかし、中小のEC事業者にはお金と時間というリソースが限られているのが現実です。前回のコラムで紹介したとおり、EC事業の成長は「立ち位置を決め、見つけて、育てて、広げる」が基本ですから、まずはインターネット広告の活用を控えめにすることが大切です。

となると、中小EC事業者の力の入れどころとしては、「検索」か「メディア」になります。ただ、ECサイトとして一定の検索対策を商品ページに施すとして、それ以上対策をするには、テキストコンテンツや動画コンテンツを中心にしたオウンドメディアを構築する必要が出てきます。地道にコンテンツを増やすことで、確実にお客様の検索の需要を拾える手段ではあるのですが、かなり人的リソースが必要になります。

集客手段の選択はEC事業の商材やコンテンツの制作力、リアルのブランド力などが関わるだめ、ケースバイケースではありますが、すべてのEC事業者が力を入れるべきなのは、まずSNSです。いかにユーザーを巻き込んで商品企画や販促企画を進めていくか。自社の存在を知ったお客様にどうやってECサイトに来てもらい、商品に興味を持ってもらうか。そして、購入したお客様にいかにブランドの発信側に回ってもらうか。このサイクルを継続して検討していく必要があります。

⑤「売れているものを“少しだけ良くして”売る」商品企画の鉄則と実践方法

EC事業で「マーケティング」という言葉を聞くと、自社の商品をいかにお客様に知ってもらい、いかにその使い方や特徴、付加価値を伝え、スムーズに購入してもらうか、というイメージがありますが、ここで紹介したいのは、本質的に集客の必要がない商品企画をいかにして展開していくかということです。「マーケティング」とは集客や提案のことではなく、そもそもの「売れる商品をつくる」ことだともいえるのです。

本質的に集客の必要がない商品企画を展開するためにトライしたいのが、すでにECの市場で売れているものを売ること。しかも“少しだけ良くして”売ることがです。

EC市場で実績がある商品は、すでに市場におけるお客様のニーズが掘り起こされている商品です。もちろ、潜在的なニーズがある商品を作ることも大きなチャンスを生みますが、それはあくまで可能性。潜在的なニーズはいつ顕在化してくれるかわかりません。

すでに売れている商品なら、商品に対するお客様の認知と認識も十分です。商品自体を伝えるための説明をいくらか省くことができますし、そもそもお客様が「いま現在、探してくれている」商品なのです。

付加価値を付ける4要素

しかし、まったく同じ物を売るわけではありません。すでに先行して実績を出している競合ネットショップに勝てる付加価値を作る必要があります。付加価値をつけるために「デザイン性」「専門性」「機能性」の3つの視点、そして「ブランド性」について検討していくと良いでしょう。

  1. デザイン性」は言わずもがな「商品の見た目」の素晴らしさです。特に業界が古い商材カテゴリにおいては、ECでも画一的なデザインの商品が販売されています。「見た目を少しだけ良く」して付加価値を作ります。
  2. 専門性」はECのマーケティングにおいては「専用性」といった方がニュアンスが伝わるでしょうか。「女性専用」「プロ仕様」「業務用」など、その目的や用途に応じて商品を少し改善することで付加価値を作ります。
  3. 機能性」はその名のとおり機能の改善です。機能性の改善には既存の機能をより良くすることと、新しい機能を加えることの2つがありますが、特に既得権益のあるような市場では、ちょっとした機能改善で優位に立てる可能性があります。
  4. そしてプラスワンとしての「ブランド性」です。たとえば「スマートフォンの保護ガラス」といった商材のカテゴリ名しかなかったところに、「デザイン性」「専門性」「機能性」の付加価値を加え、「ブランド名」を加える。ロゴや専用パッケージを作成し、ブランド力を高める。そうすることで、お客様への付加価値をプラスすることができます。
図:付加価値を付ける4要素「デザイン性」「専門性」「機能性」「ブランド性」

“めちゃくちゃ良くする”はNG

売れているものを“少しだけ良くして”売るための考え方として、「デザイン性」「専門性」「機能性」そして「ブランド性」を紹介しましたが、ここでやってはいけないのがこれらの付加価値を過度に加えて売れているものを“めちゃくちゃ良くして”売ってしまうことです。

大切なのはあくまで“少しだけ良くして”売ることなのですが、「デザイン性」も「専門性」も「機能性」も「ブランド性」も充分な商品に対しては、どうしても「“めちゃくちゃ良くして”売る」をやりがちになってしまうのです。

なぜ「“めちゃくちゃ良くして”売る」が良くないのか。それは、いま市場で売れているECでのマーケットニーズを外してしまうからです。商品を“めちゃくちゃ良くする”ことで商品原価は上がり、販売価格も上がります。いくら「デザイン性」「専門性」「機能性」「ブランド性」が上がったとしても、お客様からすれば「そんなオーバースペックなものはいらない」となるのです。

あくまで、「いまのECの市場ニーズ」を自社にスライドさせることがねらいです。そのためにはすでにECの市場で売れているものを見つけたとき、その商品原価を想定し、似たような商品原価で付加価値を加えられるかどうかを検討しなくてはいけません。市場ニーズのある販売価格はできる限り変えたくないわけですから、どの範囲で付加価値を加えられるのか、ここが頭の使いどころです。

「マーケットイン」と「プロダクトアウト」という言葉をご存じかと思います。売れているものを“少しだけ良くして”売るのはマーケットインの考え方であり、これを実践しきることができれば非常に強い力になります。ただ、一時期のタピオカブームのときのように、モノマネをする競合がアッという間に出ますから、展開のスピードを速めるか、どこか競合から見えないところに優位性を持つことが重要です。

EC事業を展開するみなさんの「商品に対する想い」のような話になると、プロダクトアウトの考え方になりますし、プロダクトアウトが間違っているわけでは当然ないので、あくまで知っておきたい考え方の1つと受け取ってください。

◇◇◇

ECの「戦略づくり」「業務づくり」のポイントとして、5つのポイントを2回に渡ってご紹介しました。当然、この5つのポイントを知っているだけではEC事業は成長しません。ポイントを知り、実践し、継続して改善する。これを繰り返すことによって事業は成長していきます。EC事業の組織づくり人材づくりの土台を整え、着実にECマーケティングを展開していきましょう。

 筆者登壇情報

11月5日(金)16時から開催される無料ウェビナー「ECビジネスの組織、人材、戦略、業務づくりがうまくいく6つのポイント」に、この連載の筆者の石田麻琴氏が登壇します。組織や人材づくりに課題がある企業経営者、責任者、担当者の方や、ECビジネスを強化したい方におすすめの内容です。ぜひご視聴ください。

イベントについての詳細、事前登録はこちらから
「ECビジネスの組織、人材、戦略、業務づくりがうまくいく6つのポイント」の事前登録はこちらからから!
石田 麻琴
石田 麻琴

電通、ツイッターのデータクリーンルームを提供

4 years 4ヶ月 ago

電通と電通デジタルは、Twitter Japanと共同でデータ統合基盤(いわゆるデータクリーンルーム)として「Twitter Data Hub Omusubi」を提供する。ツイッターの保有するデータとクライアントなどが保有するデータを掛け合わせて、広告の成果を分析できる。

国内初、Twitterと構築したData Clean Room「Twitter Data Hub Omusubi」を提供開始
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2021/1028-010455.html

noreply@blogger.com (Kenji)

ネット広告費、2024年度は3兆円越へ

4 years 4ヶ月 ago

矢野経済研究所によると、2020年度の日本のインターネット広告費は2兆1,290億円。2021年度は前年度比114.5%の2兆4,370億円の見込みで、2024年度には3兆円を超えると予測している。

インターネット広告市場に関する調査を実施(2021年)
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2839

noreply@blogger.com (Kenji)

ECを成功に導く商品開発、ブランディングとは?「タマチャンショップ」田中副社長とフラクタ河野社長に学ぶ極意

4 years 4ヶ月 ago
ブランドを確立するには自社の理念や強みを把握した上で、地道な積み上げが求められる。コロナ禍に求められるブランドづくりについて、自然食品のECサイト「タマチャンショップ」を運営する九南サービス副社長の田中耕太郎氏と、企業のブランディング支援を手がけるフラクタ代表取締役の河野貴伸氏が対談

自社ECに加えて、楽天市場やアマゾンなどのECモールでもショップを展開する「タマチャンショップ」。九州の自然食品を扱うネットショップとして、EC展開は17年目になる。商品開発や企画力を武器に事業を展開しながら、自社のブランドづくりにも力を入れてきた。かたや、他社のブランディング支援を行うフラクタも、コロナ禍で新たなブランドの創出の支援に挑んでいる。「タマチャンショップ」の田中耕太郎副社長とフラクタの河野貴伸社長の2人が、ブランディングについて互いに質問をぶつけ合った。

顧客のニーズをくみ取って商品を開発

タマチャンショップ フラクタ 対談 フラクタ河野氏からタマチャンショップ田中氏への質問
フラクタ河野氏から「タマチャンショップ」田中氏への質問

河野貴伸氏(以下、河野氏):「タマチャンショップ流『ヒト』『コト』『モノ』で創るブランド力」というテーマで、お話をうかがいたいと思います。

私が一番お聞きしたかったのは商品開発についてです。「タマチャンショップ」は商品1つひとつにとてもこだわっていて、表現はもちろんのこと、商品の開発力や企画力が強いと感じています。商品開発はどのような流れでしょうか?

田中耕太郎氏(以下、田中氏):「タマチャンショップ」は九州を拠点としたショップで、「日常で食べる自然食」と「日常では摂取しづらい栄養にフォーカスした健康食品」という2つの軸で暮らしをサポートしています。

商品の開発や企画は、基本的に私が9割近くを手がけています。「タマチャンショップ」では、企画開発したものをスピード感を持ってどんどん展開していくことを重視しています

それと同時に、健康面を気にしたり、栄養を効率的に摂取したりといった消費者のニーズについて日夜考えています。作れそうなものであれば試作してみたり、メーカーを通して理想に近づけたりしつつ、実際にニーズがある商品なのか検討しています。

河野氏:まずは自分で作ってみるというか、形にしていくスピード感が「タマチャンショップ」の強みでしょうか?

田中氏:「タマチャンショップ」の一番の強みだと思います。大手企業では商品開発の段階から稟議などの作業が発生します。それに対して「タマチャンショップ」では、私が作る段階ですぐにリリースできるくらいの状態になっています

ただ、当社でもデザイナーや企画チームに相談して、その商品に「タマチャンショップ」らしさがあるかを話し合い、最終的にその商品に合うデザインに整えていきます。

河野氏:世の中のニーズについて仮説を立てて商品を開発していくのは、相当ヘビーな作業ではないでしょうか。

田中氏:そうですね。それでも、その商品が世の中に本当に必要かを見極めることは、すごく大事だと思っています。それがないと、基本的に自分たちのエゴになってしまうので。そのため、マーケティングしながら商品を開発するというのが大事になってきます。

河野氏:商品を購入したお客さまの声は気になりますか?

田中氏:一番気になりますね。リリースした後にお客さまの感想を見て、悪い評価であればどこに問題があったか、どう改善すれば良いかを考えます。その意味では、リリースした後というのは、商品のブラッシュアップをする上でとても大事な時期と言えます。

河野氏:それはまさにDtoCの1つの重要なプロセスだと思います。お客さまと直接やり取りして、お客さまを理解して、どんどん提案していくというサイクル。これが圧倒的な商品開発力や企画力につながっていると感じました。

タマチャンショップ 九南サービス副社長の田中耕太郎氏
九南サービス(タマチャンショップ) 副社長 田中耕太郎氏

商品が会社の理念やビジョンを物語化する

河野氏:「タマチャンショップ」はサイト内で多くのコンテンツを展開しています。ページのデザインやコンテンツを作るにあたって、「美しい」「格好良い」などいろいろな選択肢があると思います。その一方で、お客さまが文章を読んで理解しやすい、間違った理解にならないように気を配っているなど、接客的な要素も大事になります。

デザインの選定や文章の読みやすさには、サイト全体のバランスが求められます。こういった情報発信で、普段気をつけていることはありますか?

田中氏:そこは非常に重要な点だと思います。優先順位として、まずは自分たちの理念やビジョンについてデザインを通じてブランディングし、それからSNSを利用して発信していきます。

この順番が逆ではいけないと思っています。あくまでも理念や思いなど自分たちが伝えたいことがあって、そのためにどういったツールを使うかを大事にしたい。TikTokが流行っているからと無理にTikTokを使うのではなく、そのツールは自分たちが伝えたいことと相関性があるのか、しっかり考えないといけないと思います。

今はLINEやInstagramなど便利なツールがありますが、それが「伝える」ツールなのか「売る」ツールなのか、メリハリをつけて活用することが大事だと感じています。

タマチャンショップのブランディングのイメージ
「タマチャンショップ」のブランディングのイメージ

田中氏:ブランディングについてはいろいろな考え方や理論がありますが、私の場合は会社を立ち上げた際の理念やビジョンがすごく大事です。しかし、ともするとそこを忘れがちで、「何が本当にやりたいことだっけ?」となるケースが多々あると思います。

時代の動きが速すぎて、特にコロナ禍以降は新しいツールや情報が多すぎて、そこに追いついていかないといけないという焦りもあります。その結果、安易に安売り合戦に参入してしまうこともあります。

しかし、こうした時代だからこそ、自分たちの理念やビジョンを改めてスタッフと共有し、その上で「ヒト」「コト」「モノ」が一緒になって商品を生み出していく。その延長線上にリピーターやファンの方が熱狂してくれたり、口コミが広がったりしていくのかなと思います。

商品が会社の理念やビジョンを物語化し、その物語を伝えていくところに売り上げや利益が生まれていくのではないかと思います。

ですから、物語を自分たちでどう作って、それをどのように売り上げにつなげるか。結局、本質はここかなという気がします。そのためには、買った後にお客さまが語る要素がないといけないと感じていて。お客さまが語れる要素をしっかりと伝えていくべきじゃないかと思っています。

河野氏:そのあたりが「タマチャンショップ」らしさという気がします。そしてこの「らしさ」みたいなものをきちんと作っていくのが、ブランディングにおいてはすごく重要だろうと感じています。

数年かけて「タマチャン」らしさを演出

河野氏:3つ目の質問ですが、「タマチャンショップ」のブランドを構築していく上で、特に苦労した点についてお聞かせください。

田中氏:それはもう1つに絞られます。先ほど言われていた「らしさ」をいかに浸透させていくか、そのことをここ数年かけて行ってきました。

例えば出店しているECモールのお客さまから質問が寄せられる際、最初に「楽天で買ったんだけど」「ヤフーで買ったんだけど」と言われるわけです。しかし私たちからすると、まずは「タマチャンショップで買ったんだけど」と言ってもらわないといけない。つまり、出店先のモールではなく私たちのブランドで語ってもらいたいわけです。

そのために私たちが徹底したのは、デザインの統一です。商品のデザインはもちろんですが、配送用段ボールや梱包材も統一し、ECモールらしさを消して「タマチャンショップ」らしさを演出していきました

それを2、3年くらいかけて取り組んでいくと、お客さまからの問い合わせで「タマチャンショップで買ったんだけど」という声が徐々に多くなってきました。

河野氏:そこはすごく大事なポイントですね。ただ、おっしゃったように効果はすぐには出ない。2、3年続けてようやく成果が見えて、「やって良かった」となると思います。その意味では、この2、3年をいかに我慢して続けていくかが大事ですね。

田中氏:楽天、ヤフー、アマゾンのようなECモールで展開していく場合、そのなかでいかに個性をとがらせていくか、つまり差別化がファン作りに大事だと思います。ここを突破しない限り、自分たちらしさが出てこなくて、お客さまが競合他社に流れてしまう。当社としても自分たちらしさを確立すること、個性を打ち出すことに本当に苦労しましたね。

コロナ禍で「生き残る」ためのブランディングに移行

タマチャンショップ フラクタ 対談 タマチャンショップ田中氏からフラクタ河野氏への質問
「タマチャンショップ」田中氏からフラクタ河野氏への質問

田中氏:私から質問させていただきます。コロナ禍で、ブランディングの面で変化は出てきたでしょうか? というのも、お客さまがブランドを見る角度が少しずつ変わってきているように感じており、それを反映する形でブランディングの面でも変化が起きているのか気になっています。

河野氏:変化という点では、すごく大きな変化があったと感じています。

コロナ前の世界では、ブランディングは比較的、他社よりも抜きん出ることを目的とすることが多かったんですね。ただ、私たちは以前から「ブランディングというのは『生き残る』ためにやることであって、他社から『抜きん出る』ためにやるというのは難しい」という話をしていました。

先ほどのお話でもあったように、ブランディングというのは積み上げていくものですし、泥臭いこともやっていく必要があります。ロゴを変えたから急に売り上げが伸びるわけではありません。積み上げによって、お客さまに選んでいただく、信頼していただく。そうして選ばれ続けた結果、「生き残る」のだと思います。

コロナ禍において、今までの商売の仕方では立ち行かなくなって変革を迫られるなかで、「生き残る」ためにブランディングを考える企業が増えたと思います。それは嬉しくもあり、同時に過酷な状況の現れだとも感じています。

「ブランディング=デザイン」という誤解

フラクタ代表取締役の河野貴伸氏
フラクタ代表取締役 河野貴伸氏

田中氏:河野さんのもとにはいろいろなブランディングの案件が寄せられると思いますが、昨今の傾向はありますか? 皆さんブランディングでどういった点の改善を求めているのでしょうか?

河野氏:「ブランドとして上手くいっている企業のようなことを実現したい」「△△さんみたいになりたい」という相談からスタートすることが多いですね。

そのなかでも多いのは、デザインやロゴは外部に依頼して作ってもらうものの、現場のビジネスに反映されない、と言うケースです。つまり、作ってもらって終わりで、実装のフェーズで上手く嚙み合わず、施策と連動しないのです。そうした問題を改善したいというニーズが多いです。

田中氏:確かに私たちも、そういう時代がありました。私がデザイナーと相談する時も、その内容は漠然としたものでした。競合が増えてくるなかで、常に走り続けないといけない。それで何かをしないといけないのですが、何をすれば良いのかはわからない。

河野氏:よくあるのが「ブランディング=デザイン」のように思われることです。しかし、本来はデザインの根本となるアイデアや、「こういうお客さまに対して、こういう価値を提供したい」ということを考えるのが、ブランディングだと思うんです。そこは事業者自らが導き出していかなきゃいけないと思います。

その根本がないと、どんなに優秀なデザイナーに依頼しても上手くいかないということが起きるので、その根本のところを最初に作っておくのはとても大事だと思います。

顧客と一緒に夢を叶える「ブランディングの最終形」

田中氏:3つ目の質問ですが、ブランディングを手がける上で最も大切にしていることや、大事なポイント「ベスト3」があれば教えてください。

河野氏:ブランディングはいろいろな解釈があるのですが、根源にあるのは「誰にどんな価値を提供するか」ということだと思います。その上で、大事なことを3つ挙げるとすると以下のようになります。

①一方通行の価値の押し付けを避ける

河野氏:私が考えるブランディングの大事なポイント1つ目は、「経営と切り離してはいけない」ということです。つまり、素敵なブランドができました、素敵なロゴができました、素敵なコンセプトができました、でも売れませんでした。これではダメだということです。

なぜなら、ブランディングはお客さまとのコミュニケーションです。一方通行の価値の押し付けになってはいけない。お客さまがお金を払って商品を購入し、満足したり、時には不満があったりということを繰り返しながら、企業は良いブランドを作っていきます。これは絶対忘れてはいけないと思います。机上の空論になってはいけないということです。

②デジタルとアナログで1つの世界を作る

河野氏:大事なポイントの2つ目は、Eコマースやデジタルの活用はすごく大事である一方、アナログをデジタルに変換するだけだとまったく意味がないということ。

特にコロナ禍に起きたことですが、「とりあえずECサイトを作れば良い」「全部ECで売るようにしよう」というのは、デジタルを活用できているとはいえない状態だと思います。真のデジタルネイティブというのは、デジタルとかアナログとか関係ない人たちなんですよね。

多くの人がお店に行きにくくなったからとECにすべて振り分けるのではなく、お客さまとより安心してコミュニケーションできるリアルな場をどうやって作れば良いか知恵を絞り、その先の購入のプロセスでどうやってECにつなぐかを考える、そういったフラットな地平線みたいなものを作っていく必要があると思います。

この時代のブランディングというのは、デジタルを前提としつつアナログも意識した上で、両者を融合して1つの世界を作っていくことをめざすべきだと感じています

③自分たちで自走してブランディングをし続ける

河野氏:最後の大事なポイントですが、自分たちでブランディングすることがすごく大切です。専門家に指摘されてそれで終わるのではなく、自分たちで自走してブランディングし続ける。やはりこれができないと、結局どこかで自分たちの魂じゃないものになってしまいます。

そこはすごく苦しい部分でもありますが、自分たちでブランドを成長させ続けるという覚悟、それがブランディングをしていく上ですごく大事なことだと考えています。

田中氏:私たち「タマチャンショップ」は、実店舗もやっていますが、もともとネット通販からスタートしています。デジタルとアナログを融合することがこれからますます大切で、同時にデジタルとアナログそれぞれの特性を生かせる領域を見定めることが今後は差別化になると思います。

そして、ブランディングはこれまで企業側から何かを伝えることだけでしたが、今後は自分たちの理念やビジョンを掲げて、お客さまと一緒に夢を叶える。それが「ブランディングの最終形」になっていくような気がします。

その際に自分たちが本当に愛しているもの、自分たちが語れるものを届けるべきであり、自分たちが語れないものを売ろうとしても、そこはすぐに見透かされてしまう気がします。まずは自分たちが熱狂してこそ、お客さまも熱狂してくれるのではないでしょうか。

キヨハラサトル
キヨハラサトル

通販事業規模100億円超の日本テレビ、通販基幹システムを日本ユニシスのサービス利用型コマース事業基盤へ刷新へ

4 years 4ヶ月 ago

日本テレビ放送網は、通販事業部の基幹システムを刷新する。

日本ユニシスが小売・通販事業者向けに提供するサービス利用型コマース事業基盤「Omni-Base for DIGITAL'ATELIER(オムニベース フォー デジタラトリエ)」を選定、2022年度中の稼働をめざす。

日本テレビ放送網が特に評価したポイントは以下の通り。

  • システム改修のための多額の追加コストと対応のための時間が不要となる
  • テレビ通販ならではの特番放映時の突発的なアクセス集中に耐えられる
  • ECフロント制作の自由度が高く、売上向上につながるコンテンツ制作ができる

「Omni-Base for DIGITAL’ATELIER」は、売上高10億円から1000億円規模の小売・通販事業者に対応できるSaaS型の基盤システム。随時、新機能追加ができるため、クライアント企業は必要な機能を選択して利用することが可能となる。数百億円規模の小売・通販事業者も1年前後でリリースが実現できるという。

「DIGITAL’ATELIER」主な機能は以下の通り。

  • フルフィルメント機能(仕入から受注・販売・出荷の管理)
  • EC機能(スマホサイト・PC サイト・スマホアプリ)
  • 通販機能(コールセンター機能)
  • 店舗機能(POSと連携する各種OMO機能)
  • 卸・委託機能(外部モールとの商品・在庫・売上連携機能)

日本テレビ放送網の2021年3月期における通販事業売上高は、前期比24.5%増の113億4100万円。EC事業は上昇傾向にあり、番組と連動した商品を増やしている。オリジナルヒット商品の発掘と早朝枠でのテレビショッピングに成功している。

石居 岳
石居 岳

これからのECを勝ち抜くためのヒントがここに! ミウラタクヤ商店と木村石鹸の共通点とは?【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

4 years 4ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2021年10月25日〜31日のニュース
ネッ担まとめ

毎週のまとめを書いていると、ねらって集めたわけはないのに共通点が見つかることが結構あります。そして、その共通点は重要であることがほとんどです。なぜかはわかりませんが、大切なことって放っておいても同じタイミングに現れてくるんですよね。

1人ECをやりたい人は必読

「EC運営は八百屋だ。」Shopify野郎が語る、新時代を勝ち抜くEC運営 | ECトレンド
https://new.akind.center/archives/15707

まとめると、

  • 健康食品を扱う「ミウラタクヤ商店」の三浦さんは、経営の効率化を考えて1人で運営している。手間をかけるところとそうでないところの切り分けを徹底している
  • 商材をハンドメイド雑貨から健康食品に切り替え、物流は外注して時間指定を受け付けていないが、LINEでは毎日40〜50件対応するなど接客には力を入れている
  • 共感でモノを買うことが増えてきているから、今後はお客さんと関係性を深め、コミュニティを上手く形成できる企業が生き残っていく

ECってなんだかスマートなビジネスみたいに昇華されがちです。でも僕は「八百屋さん」のようなあり方が最強だと思っているんですよね。

自分で声を張って、お客さんを呼び込んでくる。お客さんと仲良くなって、お悩み相談にも乗る。時には井戸端会議の会場にもなる。

そんな風にコミュニティを作っていけるお店が生き残っていくんだと思います。お店の中の人の人間性が本質的に問われているとも言えるかもしれませんね。

売上目標を達成するために頑張っているECに疲れてしまった三浦さんのお話。私も似たような感じなのでとっても共感できます。共感で物を買うと言われているからといって、SNSで共感されそうな投稿してもコミュニティにはなりません。自分という人間を認めてもらって、共通の話題があればじわじわとコミュニティができてくるはずで、そこにはこぢんまりとした経済圏ができてきます。まさに地元の電気屋さん八百屋さんですよね。商売の根本は今も昔も変わりません。

価格競争から逃れたい人は必読

「自分だけは最後までファンだ」といえるモノづくりを。木村石鹸4代目・木村祥一郎さんに聞く、自社ブランドEコマースの流儀 | commerce+
https://commerceplus.jp/shoichiro-kimura/

まとめると、

  • 木村石鹸は2006年頃からOEMでは立ち行かなくなり、2013年から直販を検討し始めた
  • 同業他社の分析や市場のポジショニングで商品開発はしたくない。「自分がその商品を必要としているのか」「大切な人に勧められるか」など、シンプルなところに立ち返るべき
  • 量販店向けは利益が出ないので方向転換し、商品を使うことでちょっと生活を豊かにしたいというこだわりを持った人に向けた商品を作ろうと考えた

--もし木村さんが今の知識を持ったまま、新たにEコマースで自社ブランドを立ち上げるとしたら、どうやって売り始めますか?

木村祥一郎さん:SNSですかね。まだ一つも商品できていない状態から情報発信を始めます。ブログとかnoteとかTwitterとか。今は無料でできることも多いので、商品に合うチャネルで、興味を持ってくださる人たちと繋がっておいて、1つ商品ができたらとりあえずLPだけ作って、買っていただけた人からフィードバックを貰って、というのを繰り返していくと思いますね。

ブランドの世界観とリンクする人たちから買ってもらう、という筋が今の時代だと良いのではないでしょうか。メルカリShopsとかも良いですね。

規模は違いまずが三浦さんと同じような考えで動いている木村石鹸の木村さんのお話。利益が出ないので自社商品を開発。商品にはこだわる。SNSなどのコミュニケーションを重視する。お金と量と率で勝負する大企業のやり方はあるものの、その反対側にはこういったネットショップもあります。自分がどこにいると居心地がいいのか? どんな人に買ってほしいのか? などを考えてから方向性を決めていくとうまくいきそうです。

物流戦国時代の幕開け!?

メルカリ、新規事業子会社として株式会社メルロジを設立 | 株式会社メルカリ
https://about.mercari.com/press/news/articles/20211028_merlogi/

まとめると、

  • メルカリは新規事業子会社として株式会社メルロジを設立し、物流サービスの企画・開発・運営を行うこと発表した
  • 国内の年間宅配便取扱個数50億個のうち、5%~10%がメルカリの荷物。コンビニ発送の約80%がメルカリ出品物の発送
  • メルカリグループ内にとどまらず集荷物流網を広く開放し、他社ECの商品返品等の発送対応や、メルカリグループ以外のサービスを使ったネットショップ出店者にも、保管・発送サービスの提供を行う予定
メルロジ集荷物流網のしくみ
メルロジ集荷物流網のしくみ
https://about.mercari.com/press/news/articles/20211028_merlogi/ から編集部でキャプチャ

メルロジは、自社のタッチポイントを基盤にデータとテクノロジーを活用した新たな集荷物流網を構築してまいります(パートナーとの連携による、トラック・倉庫等の自社アセットを持たない形での展開)。

具体的には、メルカリが持つ月間利用者2,000万人の取引データをもとに、より荷量が多い場所を特定し、集荷の精度を上げることで、効率的な集荷物流網を構築していきます。また、現在全国約1,000か所で展開している「メルカリポスト」を2024年までに全国8,000か所に拡大し、「メルカリステーション」と合わせて自社のタッチポイントとして活用することで、集荷効率の最大化を図っていきます。

メルカリが物流事業に参入です。日本全体の宅配便の5%~10%がメルカリの荷物となれば納得ですよね。将来的にはメルカリユーザーだけではなく他社ECの商品も発送するとのこと。多店舗展開するEC事業者さんとすればいろいろな物流サービスもありますし、モール固有の配送もあるので、どこを使うのかは悩みどころになりそうです。いずれにせよ今後どのように展開していくのか注目です。

関連記事

EC全般

楽天と日本郵便、フリマアプリ「ラクマ」の配送サービスに「ゆうパケットポスト」 11/1から | ECzine
https://eczine.jp/news/detail/10210

ポスト投函、匿名配送、厚さ3cmまで可能とのこと。

LINEギフトとYahoo!ショッピング、PayPayモールの商品・在庫連携をスタート | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/9192

販路が広がるのは良いことですね。Yahoo!とLINEの連携は加速しそう。

ZOZO、「ZOZOTOWN」とブランド店舗つなぐ「ZOZOMO」始動 実店舗売上を支援する3サービスとは? | 日本ネット経済新聞
https://netkeizai.com/articles/detail/4930

ZOZOはネットとリアルの連携を強化です。アパレルには向いていると思いますがどこまでZOZOに依存するかは考えどころかも。

百貨店が作るECサイトの特徴とは?実店舗とECサイトの違いを比較 | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/9796

百貨店の仕組みを知っている人は少ないと思いますので、とっても参考になる記事。

自社ECで売上を伸ばしたい企業が取り組むべき4つのステップ | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/9930

デザインでもカートではなく商品から。

【EC利用調査】ネット通販で重視するのは「価格」が8割、実店舗との価格差は約39%、配送料などの安さは約37% | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/9194

価格自体ではなく相対的に安いところを探しているのかな? と思います。

マイクロソフトがShopifyと提携、Bing、Edge、Microsoft Starにマーチャントリストを提供 | TechCrunch Japan
https://jp.techcrunch.com/2021/10/26/2021-10-25-microsoft-partners-with-shopify-to-bring-merchant-listings-to-bing-edge-and-microsoft-star/

Shopifyはどんどん提携していきますね。あと数年はこんな流れかと。

Qコマースとは?30分以内の即時配達 フードパンダ・Woltなど事例 | 口コミラボ
https://lab.kutikomi.com/news/2021/10/27/qcommerce/

「クイックコマース」の意味で「注文から配達までが30分程度の仕組みを備えたEコマース」と定義されているとのこと。

オリジナルグッズ販売に「Creema」「BASE」「メルカリShops」の3サービスを選んだ理由 | りんろん | note
https://note.com/rinrin_ronron/n/nc2b38ce33b4b

実際のユーザーの利用方法がわかるのはとっても参考になります。

今週の名言

弊社の取り組みはSDGsという言葉が生まれるずっと前からのことで、誰に教わったわけでもありません。SDGsは、決して難しくややこしい話ではなく、地球のことを考えればやるべきことは自然とわかるものなのです。

サツマイモ発電で2億円!? 焼酎日本一の「霧島酒造」が取り組むSDGsの一歩先 | Yahoo! JAPAN SDGs
https://sdgs.yahoo.co.jp/originals/97.html

SDGsマーケティングとか言っていても消費者には見透かされてしまいますよね。大切なのは自分たちの一貫した行動。環境について本気で考えないといけない時期に来ています。

筆者出版情報

「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める小さい会社のウェブマーケティング必勝法

「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める
小さい会社のウェブマーケティング必勝法

森野誠之 著
翔泳社 刊
発売日 2021年10月15日
価格 2,200円+税

この連載の筆者 森野誠之の著書が翔泳社から発売されました。小さな会社の“ひとり担当者”が、未経験、低予算、独学でホームページのリニューアルからウェブマーケティングまでを成功させるための指南書です。電子版、オンデマンド印刷版ともにAmazonで発売中です!

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森野 誠之
森野 誠之

ヤッホーブルーイング、タマチャンショップ、ozie、『ネットショップ運営 攻略大全』著者など総勢30名登壇のECイベント【11/19開催】

4 years 4ヶ月 ago
Amazon Pay主催「はじめるネットショップ ONLINE EXPO 2021」。カートプロバイダーやEコマースエージェンシー、実際にネットショップを運営する事業者などから学ぶ全15講演のオンラインイベント
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ヤッホーブルーイング、タマチャンショップ、ozieという人気ネットショップ3者によるパネルディスカッション、ネットショップ運営のノウハウなどをまとめた書籍『ネットショップ運営 攻略大全』の著者・竹内謙礼さん、ネットショップ運営に欠かせないカートプロバイダーやEコマースエージェンシー、実際にネットショップを運営する事業者などが登壇する全15講演のオンラインイベント「はじめるネットショップ ONLINE EXPO 2021」が11月19日に開催されます。この記事ではイベントの見どころをお伝えします。

こんなニーズ、課題を抱えている方にお薦めのイベントです!

  • EC業界の最新トレンドや、今後の動向を把握したい
  • ネットショップを始めるにあたり、いろいろ情報収集したい
  • ネットショップを軌道に乗せるため、効果的な運営方法を知りたい
  • 実際にネットショップを運営する方の、生の声を聞きたい
Amazon主催 はじめるネットショップ ONLINE EXPO 2021

竹内謙礼氏による「ネットショップ運営を改善する5つのポイント」(11:00~11:50)

売上アップに直結するECサイトのデザイン、キャッチコピー、動画コンテンツ、SNSの使い方などを詳しく解説した『ネットショップ運営 攻略大全』の著者で、ネットショップ業界などで活躍する人気コンサルタントの竹内謙礼氏が、「明日からすぐにできる!カンタンなテクニックでネットショップ運営を改善する5つのポイント」を解説します。

オープニング基調講演に登壇する竹内謙礼氏
オープニング基調講演に登壇する竹内氏

竹内謙礼氏は、雑誌編集者を経て観光牧場「成田ゆめ牧場」の企画広報に携わり通販や実店舗の運営、企画立案などに従事。

その後、有限会社いろはを設立。大企業、中小企業と規模を問わず、販促戦略立案、新規事業、起業アドバイスを行なう経営コンサルタントとして活躍しています。

そんな竹内氏は、新しい技術の登場や目まぐるしく変わる消費行動などを踏まえ、「やらなければならないことが次から次へと登場しているため、何からやればいいのかわからない人も少なくない」と指摘します。

本セミナーでは、ネットショップの基本的な運営方法をシンプルに解説し、明日からすぐに実践できる具体的な販促手法をわかりやすく紹介検索対策やネット広告、SNS、動画の活用法なども含めて、ネットショップの集客と販売、サイト改善のポイントをシンプルにお伝えします

こんな人にオススメの講座です!

  • ネットショップをこれから始めたい方
  • オープンしたけど運営方法がわからない方
  • これから本格的に運営に取り組んでみたい方
  • もう1度、運営方法を見直したい方
  • アクセス向上、売り上げ、コンバージョンをアップしたい方
  • ファンを増やしたい、認知度を高めたい方
Amazon主催 はじめるネットショップ ONLINE EXPO 2021

ヤッホーブルーイング、タマチャンショップ、ozieが語る人気ECサイトの秘訣(17:10~18:00)

「よなよなの里」を運営するヤッホーブルーイング、「タマチャンショップ」を運営する九南サービス、「ozie」を運営する柳田織物というネットショップ業界の人気ショップによるパネルディスカッション。「ファンが集まるネットショップに共通する『理念』『共感』『顧客接点』とは」をテーマに、人気ECサイトの秘訣(ひけつ)に迫ります

ヤッホーブルーイング コンシューマー事業部門 事業統括 望月卓郎氏、九南サービスの田中耕太郎副社長、柳田織物の柳田敏正社長
(写真左から)ヤッホーブルーイング コンシューマー事業部門 事業統括 望月卓郎氏、九南サービスの田中耕太郎副社長、柳田織物の柳田敏正社長

クラフトビールファンから「よなよなエール」などが多くのファンから支持され、18年連続増収を続けるヤッホーブルーイング。マスプロモーションではなく、長年続けているファン向けのイベント、時代の流れ、消費者ニーズに応じた独自の施策によって認知度を広げ、新規顧客を獲得、そしてファン育成を続けてきました。

ネットショップ「よなよなの里」では定期購入サービスなどを展開している
ネットショップ「よなよなの里」では定期購入サービスなどを展開している

九南サービスの田中耕太郎副社長(当時は担当者)は、ネット通販「タマチャンショップ」をスタートしてから18年。自社ECサイト、モール店など現在は10サイト、実店舗を7店運営しています。

みんなが笑顔になれる「しあわせ食」をテーマに食品などを販売する「タマチャンショップ」
みんなが笑顔になれる「しあわせ食」をテーマに食品などを販売する「タマチャンショップ」

創業1924年の柳田織物がECサイト「ozie」をオープンしたのは2002年。ネットショップだけではわかりにくいサイズ感、素材感を直接体験でき、その場で商品を購入できるショールームも展開しています。

ワイシャツ専門のネットショップ「ozie」。ワイシャツの基礎知識が学べるオウンドコンテンツなども定評がある
ワイシャツ専門のネットショップ「ozie」。ワイシャツの基礎知識が学べるオウンドコンテンツなども定評がある

本セミナーでは、「ozie」を人気ショップに育て、さまざまなECセミナーの講師としてひっぱりだこの柳田織物・柳田敏正社長がモデレーターとなり、パネラーであるヤッホーブルーイングのBtoC部門の責任者である望月卓郎氏(コンシューマー事業部門 事業統括)、九南サービスの田中副社長に、良いプロダクトだけでは売れない時代において、お客さまから支持されるECサイト運営を実現するための秘訣についてディスカッションします

テーマは「理念」「共感」「顧客接点」。多くのお客さまに支持される「よなよなの里」「タマチャンショップ」「ozie」が、ブランディング、ファン作り、リアル店舗の活用など、ネットショップを成功に導くためのヒントをお伝えします

Amazon主催 はじめるネットショップ ONLINE EXPO 2021

カートプロバイダーやEコマースエージェンシー、実際にネットショップを運営する事業者などから学べる13セッション

【12:00-12:30】

アマゾンジャパン合同会社 Amazon Pay事業本部 本部長 井野川 拓也 氏

【13:00-13:30】

株式会社フューチャーショップ 執行役員 セールス・マーケティング部 統括マネージャー 安原 貴之 氏、株式会社クロシェ 室長 村岡 乃里江 氏
GMOペパボ株式会社 EC事業部 部長 兼 SUZURI事業部 部長 寺井 秀明 氏、株式会社東旗(かわしま屋) 代表取締役 河島 酉里 氏

【13:40-14:10】

おちゃのこネット株式会社 サービス企画 馬頭 正文 氏、株式会社アイケークリエイションズ(ポリッシャー.JP) 代表取締役社長 井上 俊夫 氏
株式会社SUPER STUDIO business development group account execution unit マネージャー 吉田 光 氏、株式会社メップル 代表取締役CEO 鈴木 友樹 氏

【14:20-14:50】

株式会社PRECS チーフコンサルタント柾 大和 氏、株式会社PRECS 取締役 的場 大昌氏、SIKI株式会社(GALLEIDO)代表取締役 大林 浩氏
BASE株式会社 上級執行役員COO 山村 兼司 氏、有限会社笠原製菓(センベイブラザーズ) 社長 笠原 健徳 氏

【15:00-15:40】

コマースメディア株式会社 代表取締役 井澤 孝宏 氏
株式会社フラクタ 代表取締役 河野 貴伸 氏

【15:50-16:20】

ヘイ株式会社 サクセス本部 シニアマネージャー 大貫 竜平 氏、ヘイ株式会社 サクセス本部 高本 真由美 氏、株式会社HUIS 代表取締役 松下 昌樹 氏

【16:30-17:00】

Shopify Japan株式会社 コミュニティー&パートナーマーケティング 石田 浩平 氏、ミウラタクヤ商店 Shopify教育パートナー 三浦 卓也 氏、フラッグシップ株式会社 Shopify教育パートナー 塩澤 耕平 氏

開催概要

  • 名称:はじめるネットショップ ONLINE EXPO 2021 powered by Amazon Pay
  • 会期:2021年11月19日(金)11:00〜18:00
  • 主催:Amazon Pay
  • 形式:Zoomでのオンライン配信
  • 参加費:無料(事前登録制)
  • 参加対象:ECサイト運営責任者、オンライン/デジタルマーケティング担当者
  • 問い合わせ先:はじめるネットショップ ONLINE EXPO 2021 事務局(株式会社インプレス イベント事務局)
    • 受付時間 10:00~18:00(土・日・祝日を除く)
    • E-mail : netshop-expo@impress-online.jp

Amazon主催 はじめるネットショップ ONLINE EXPO 2021

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ネットショップ担当者フォーラム編集部
ネットショップ担当者フォーラム編集部

YouTubeのCM人気ランキングベスト10<2021年11月版>

4 years 4ヶ月 ago

「YouTubeで気になる動画を見るはずが、気づいたらコマーシャル動画をしっかり見てしまった。」

そんな経験はありませんか?そんな魅力あふれるYouTube動画広告を再生回数順に、ランキング形式で紹介していきます。動画制作・映像制作を検討中の方は、ネタのひとつとしてもぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。(2021年11月1日時点)

第10位 「めぐりズム&バブ メディキュア(休み、休みで、いきましょう。篇 )」花王

出典:KaoJapan

OL役の女優の上野樹里さんや前野朋哉さん、芸人の3時のヒロインが働く現代人を演じます。「あ、今休める。と思ったその時を大切に」というメッセージが、今の時代の空気を掴んでいます。頑張りすぎている人も、ほっと休める優しい雰囲気が素敵ですね。

第9位「ダイドーブレンドプレミアム デミタス(史上最高峰のコク篇)」DyDo


出典:dydojp

超高層ビルの2050年の建設現場で働く、俳優の井浦新さん、安田顕さん、満島真之介さんの3人が「前人未到の地上500階遂に完成だな」「今俺たちは人類の歴史の最高峰に立ってるんだよな」と語り、デミタスを飲む ダイドーブレンド プレミアム デミタスのCMです。未来へのワクワク感を感じますね!

第8位「医療共済 メディフルCM(お見舞い篇)」JA共済


出典:JA共済公式チャンネル

有村架純さん、浜辺美波さん、萩原利久さんが出演するCMです。「医療共済メディフル」の紹介に一生懸命な姉が妹のお見舞いを忘れて帰ってしまう、というストーリーとなっています。ついクスっと笑ってしまう内容で、最後まで見たくなる魅力がありますね。

第7位 「ロッテ 雪見だいふく TVCM「弾むぷにぷにモチ」篇 15秒 森七菜」 ロッテ


出典:お口の恋人 ロッテ 【LOTTE】 公式チャンネル

女優の森七菜さんが主演の40年の歴史のある夢の餅を「雪見だいふくが生まれ変わりました」とプレゼンするドラマのダイジェストの映像をテレビで見るというストーリーの雪見だいふくのCMです!雪見だいふくを意識した真っ白な衣装で「弾む♪ ぷにぷに 雪見だいふく♪」のCM曲と共に、ほっぺをぷにぷにさせて微笑む姿は必見です!

第6位「松嶋菜々子&Matt 今夜、私が頂くのは… メイクアップ篇」Uber Eats


出典:Uber Eats

「さて、今夜、私が頂くのは…」というウーバーイーツのCMおなじみのフレーズで始まり松嶋菜々子さんがMattさんにMattメイクをして貰い「意外とナチュラルね」と言う、ウーバーイーツのCMです。意外な二人の組み合わせが目を惹きますね。

第5位「松嶋菜々子&Matt 今夜、私が頂くのは… サイドカー篇」Uber Eats

出典:Uber Eats

サイドカーを運転する女優の松嶋菜々子さんがMattさんをサイドカーに乗せて走るウーバーイーツのCMです。風をきって走る二人のヘルメット&ジャケット姿、とってもかっこいいですね!

第4位「好きな時間へ、ひとっ飛び。| Amazon Prime Video モデル/女優篇 30秒」


出典:Amazon Prime Video JP – アマゾンプライムビデオ

忙しい日々を送る女優の白石麻衣さんが、アマゾンプライムビデオで映像世界に没入する、というストーリーのCMです。SFチックな映像世界のCGには思わず引き込まれる迫力があります!

第3位「21FW LifeとWear/地上と宇宙篇30秒」 ユニクロ


出典:UNIQLO ユニクロ

宇宙船の中にいる女優の綾瀬はるかさんがとスノーボーダー&スケートボーダーの平野歩夢さんと会話する、というストーリーのCMです。「人類は、ふだん着で、宇宙旅行に行くかもしれない」というフレーズが印象的です。そんな未来が来たら素敵ですね♪

第2位 「プレミアムガーナ TVCM「ココロの声」篇 15秒」 ロッテ


出典:お口の恋人 ロッテ 【LOTTE】 公式チャンネル

吉沢亮さんがプレミアムガーナを食べる様子を浜辺美波さんがすぐ隣で実況する、ユーモアのあるCM。最後にちょっと恥ずかしそうに「食べたい」という浜辺さんがかわいいですね♪全体的にシックな色合いで、チョコの高級感が伝わってきます。

第1位 「21FW LifeとWear/旅するダウン篇30秒」ユニクロ


出典:UNIQLO ユニクロ

綾瀬はるかさんと鈴鹿央士さんが出演するユニクロのCMです。部屋でウルトラライトダウンを羽織ると、昔訪れた場所の紅葉が落ちてくる…という旅心をくすぐられるストーリーになっています。燃えるような真っ赤な紅葉の景色が美しいですね!二人の出会いの結末も気になります♪

今月の一言

11月のYouTube CM人気ランキングベスト10いかがでしたでしょうか?気になるCMはありましたか?
今月から新CMが続々ベスト10入り!!今後の動向も気になるところですよね。
来月はどんなCMが拝見できるのか今から楽しみです♬

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LINEが「ビジネスマネージャー」を提供

4 years 4ヶ月 ago

LINEが、データを広告主単位で統合して管理できるサービス「ビジネスマネージャー」を提供。LINE内外のデータを横断的に活用できるデータソリューション構想「LINE DATA SOLUTION」のデータ統合基盤。 LINEが利用者から許諾を得て取得したデータと、広告主が持つデータを統合して、LINE公式アカウントやLINE広告での配信に利用できる。

LINE、LINEのデータと広告主が持つ自社データなどを統合管理して広告配信に活用可能な「ビジネスマネージャー」の提供を開始
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2021/3970

noreply@blogger.com (Kenji)

「実店舗の在庫確認と取り置き」「自社ECとの在庫シェアリング」など実装、ZOZOのOMOプラットフォーム「ZOZOMO(ゾゾモ)」とは?

4 years 4ヶ月 ago

ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは、「ZOZOTOWN」とブランドの実店舗をつなぐOMOプラットフォーム「ZOZOMO(ゾゾモ)」を11月1日から始めた。「ZOZOTOWN」上で、「実店舗の在庫確認と取り置き」「販売サポートツール」「自社ECとの在庫シェアリング」という3つのサービスを提供する。

OMOプラットフォーム「ZOZOMO」とは

「ZOZOMO」は「ZOZOTOWN」とブランド実店舗、ブランド自社ECをつなぎ、ブランドの売り上げを支援するプラットフォーム。「ZOZOTOWN」を通じて蓄積したファッション領域の膨大な知見、ファッション好きのZOZOスタッフならではの視点、年間購入者数989万人を誇る「ZOZOTOWN」の販売力を生かし、複数のサービスを展開する。

ZOZO ZOZOTOWN ZOZOMO OMOプラットフォーム ZOZOMOが提供する販売の仕組み
「ZOZOMO」が提供する販売の仕組み

サービス開始時は次の3つのサービスを提供する。

①「ZOZOTOWN」上でのブランド実店舗の在庫確認、在庫取り置き

ZOZO ZOZOTOWN ZOZOMO OMOプラットフォーム ブランド実店舗の在庫確認、取り置き
「ZOZOTOWN」上でのブランド実店舗の在庫確認、在庫取り置き方法

ブランドは「ZOZOTOWN」を訪れるユーザーに実店舗の在庫情報を知らせることで、実店舗への集客と実店舗における別商品のあわせ買いが期待できる。ファッション領域において、実店舗の在庫取り置き機能を用いてECモールから実店舗や商業施設へ送客を行うサービスは、「ZOZOTOWN」と同規模のECモールにおいては国内初となる。

11月1日から「ZOZOTOWN」上でユナイテッド・アローズ、シップス、F・Oインターナショナルなど大手セレクトショップなど複数ブランドの実店舗在庫の確認が可能となる。対応ショップ数は順次拡大予定。また、実店舗の在庫確認機能に対応したブランドから、在庫取り置き機能への対応も順次進めていくという。

在庫取り置きの対象商品であれば、ユーザーは「ZOZOTOWN」で在庫切れの商品でも実店舗の在庫を取り置きすることが可能で、希望のタイミングで商品を実店舗で購入、受け取りができる。実店舗で受け取る場合は送料がかからず、ショップスタッフによる接客を受けた上で、安心して商品の購入、受け取りができるメリットがある。

②ショップスタッフの販売サポートツール「FAANS(ファーンズ)」

ZOZO ZOZOTOWN ZOZOMO OMOプラットフォーム ショップスタッフ専用ツールFAANS
ZOZOが提供するショップスタッフ専用ツール「FAANS」

「FAANS」はECで買い物をするユーザーとショップスタッフの新たな接点を創出し、ショップスタッフの効率的な販売をサポートするショップススタッフ専用ツール。

ローンチ時は、「ZOZOTOWN」上で実店舗の在庫取り置きを希望したユーザーへの対応を、ショップスタッフが「FAANS」上の簡単操作で完結できる機能を導入する。この機能により、ショップスタッフは店舗での接客の隙間時間にスムーズに在庫取り置きの対応が可能となる。

ショップスタッフが「FAANS」を通じて対応することにより、ユーザーは実店舗在庫の取り置き依頼から取り置き完了の通知受領、店舗で在庫を購入し受け取る際に必要な二次元コードの発行まで、すべて「ZOZOTOWN」のオンライン上で完結させることができる。

今後、「コーディネート投稿機能」や、投稿コーディネート経由の売り上げなどを可視化する「成長確認機能」の正式リリースを予定している。「LIVE配信やオンライン接客機能」などの構想も検討中だという。

③ブランド自社ECと「ZOZOTOWN」の在庫シェアリング「Fulfilment by ZOZO(フルフィルメント バイ ゾゾ)」

ZOZO ZOZOTOWN ZOZOMO OMOプラットフォーム Fulfillment by ZOZO
「ZOZOTOWN」の在庫と自社ECの在庫を一元管理できる「Fulfilment by ZOZO」

「Fulfilment by ZOZO」は、2019年5月からスタートした、「ZOZOTOWN」の在庫とブランド自社ECの在庫を一元管理することで、各チャネルにおける商品欠品による販売機会損失を最小化するサービス。

ZOZOが運営する「ZOZOBASE」がブランド自社ECの物流機能も担うため、ブランドは倉庫拡張に伴う設備投資、人件費、人員の採用、在庫保管料のコストがかからない。

「ZOZOTOWN」とブランド自社ECの在庫を一元管理するため、「ZOZOTOWN」と自社EC上で両サイト共通の在庫情報がまとめて表示される。ユーザーは、「ZOZOTOWN」または自社ECいずれかの在庫状況だけ見て「売り切れで購入を諦める」という購入機会損失を最小限に抑えられる。

藤田遥
藤田遥

【ZOZOの2021年4-9月期】取扱高は23.6%増の2295億円、営業利益20%増の237億円

4 years 4ヶ月 ago

ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOの2021年4-9月期(中間期)連結決算によると、商品取扱高は前年同期比23.6%増の2295億700万円だった。

売上高は同14.6%増の762億1200万円、営業利益は同19.5%増の237億9100万円。

ZOZOの2021年4-9月期連結業績 2021年4-9月期(中間期)連結
2021年4-9月期(中間期)連結業績の概要(画像はZOZOのIR資料から編集部がキャプチャ)

事業別商品取扱高は、ZOZOTOWN事業が同6.8%増の1774億5400万円、PayPayモールが同119.1%増の191億5400万円、BtoB事業は同17.3%増の124億5800万円。

ZOZOTOWN事業の内訳は受託販売が同6.2%増の1705億5600万円、USED販売が同18.8%増の56億2700万円、買取・製造販売が同64.1%増となる12億9500万円だった。

ZOZOは今期から、ZOZOTOWN事業内の事業区分を変更している。従来の受託ショップは「受託販売」、ZOZOUSEDは「USED販売」、買通ショップ・PB事業・MSP事業は「買取・製造販売」となっている。

ZOZOの2021年4-9月期連結業績 商品取扱高の推移
商品取扱高の推移(画像はZOZOのIR資料から編集部がキャプチャ)

ZOZOTOWN事業の商品取扱高が増加したのは、ZOZOTOWNに新規出店したショップ数の増加、購入者数の増加が影響したようだ。

2021年7-9月期(純第2四半期)末時点の出店ショップ数は1502店舗、同会計期間内に出店したショップ数は38ショップで、14ショップの純増となった。主な新規出店ショップは世界的に有名なラグジュアリーブランド「CHANEL」、主に高品質なスーツケースを提供する「RIMOWA」、時計の専門店「SWATCH」など。

ZOZOの2021年4-9月期連結業績 「ZOZOTOWN」出店ショップ数の推移
「ZOZOTOWN」出店ショップ数の推移(画像はZOZOのIR資料から編集部がキャプチャ)

第2四半期末時点の年間購入者数は、前年同期末比12.3%増の989万784人。このうちアクティブ会員(過去1年以内に1回以上購入した会員)数は同14.4%増の850万7997人だった。

ZOZOの2021年4-9月期連結業績 年間購入者数
年間購入者数(画像はZOZOのIR資料から編集部がキャプチャ)

第2四半期末時点のアクティブ会員1人あたりの年間購入金額は、前年同期4.5%減の4万2343円、年間購入点数は同2.0%減の11.5点。

ZOZOの2021年4-9月期連結業績 アクティブ会員1人あたりの年間購入金額
アクティブ会員1人あたりの年間購入金額(画像はZOZOのIR資料から編集部がキャプチャ)

このうち、既存アクティブ会員(会員登録から1年以上経過しているアクティブ会員)の年間購入金額は同4.8%減の4万9037円、年間購入点数は同2.2%減の13.3点だった。

ZOZOの2021年4-9月期連結業績 既存アクティブ会員の年間購入金額
既存アクティブ会員の年間購入金額(画像はZOZOのIR資料から編集部がキャプチャ)

アクティブ会員、既存アクティブ会員の年間購入金額が減少しているのは、新型コロナウイルス感染拡大以降、新規会員獲得の増加による全アクティブ会員、既存アクティブ会員において会員歴の浅い会員の構成比上昇、商品単価の下落が続いているためとしている。

第2四半期会計期間末の平均商品単価は、前年同期比3.5%減の3264円、平均出荷単価は同0.3%減の7346円、1注文当たりの購入点数は、同3.2%増の2.25点だった。出荷件数は同7.3%増となる1181万6663件となっている。

ZOZOの2021年4-9月期連結業績 平均商品単価の推移
平均商品単価の推移(画像はZOZOのIR資料から編集部がキャプチャ)
ZOZOの2021年4-9月期連結業績 平均出荷単価の推移
平均出荷単価の推移(画像はZOZOのIR資料から編集部がキャプチャ)
ZOZOの2021年4-9月期連結業績 出荷件数の推移
出荷件数の推移(画像はZOZOのIR資料から編集部がキャプチャ)

ZOZOの2022年3月期連結業績予想は、売上高が前期比10.3%増の16126億円、営業利益は同8.3%増の478億円、経常利益は同7.7%増の478億円、当期純利益も同7.7%増となる333億円を予想している。

ZOZOの2021年4-9月期連結業績 2021年4-9月期のアクティブ会員属性
2021年4-9月期のアクティブ会員属性(画像はZOZOのIR資料から編集部がキャプチャ)
石居 岳
石居 岳

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