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”通販王”保阪尚希氏が語るヒット商品誕生の秘訣、マネージャー思考への切り替え方など全60講演のECイベント【11/17の見どころ】

4 years 4ヶ月 ago
当日登録できます!すべての講演を無料で視聴できる ECイベント「ネットショップ担当者フォーラム 2021 秋」を11月15日(月)~17日(水)の3日間にわたって開催中

資生堂ジャパン、千趣会、アユダンテ、パイオニア、DMM.com、ブックオフコーポレーション、Facebook Japan、ヤッホーブルーイング、JX通信社といった有名企業、俳優・タレントとしても知られる保阪尚希さんが成功事例などを語る「ネットショップ担当者フォーラム 2021 秋」を11月15日(月)・16日(火)・17日(水)の3日間で開催しています。

「EC×オムニチャネル」「SEO×広告の新たな打ち手」「共感を生むマーケティング」「ネット広告の現実」「ヒット商品&ロングセラーを生む秘訣」などEC事業者に役立つテーマを用意。Zoomを利用したオンラインイベントで、60講演をすべて【無料】で視聴できます。17日の講演のなかから、編集部おすすめの講演をご紹介します。

ネットショップ担当者フォーラム 2021秋

見どころ⑰ ”通販王”保阪尚希氏が語るヒット商品&ロングセラーを生む方法

年商10億円の“通販王”保阪尚希氏に学ぶヒット商品&ロングセラーを生む秘訣
17:10~17:55 KB3-7 クロージング講演

ネットショップ担当者フォーラム2021秋 千趣会
「保阪流」公式サイト https://hosakaryu.com/より

『どん底から1日1億円の売り上げを出す方法』(ワニブックス)の著者であり、通販向けの商品開発などを行う保阪尚希氏。俳優業から近年の活動の場は通販チャンネル。自ら開発した商品はテレビショッピングで1日1億円以上を売り上げ、電子レンジ用のスチーム鍋「ラ・クッカー」は超ロングセラー商品に、コロナ禍でも「ストレッチハーツ」などの健康器具が大ヒットしています。

商品企画のほか、ECサイト「保阪流」で健康食品や健康器具のネット通販を行う“通販王”保阪氏が、ヒット商品・ロングセラー商品を生み出す秘訣などをお話します。

保阪尚希氏
俳優・タレント・通販コンサルティング・健康料理研究家 保阪尚希 氏
俳優・タレント・健康料理研究家・通販コンサルティングなど幅広く活躍しているなか、テレビ通販の驚異的な売り上げを上げることから通販王と呼ばれるようになる。保阪流の掲げる「死ぬまで健康」をテーマにした身体のメンテナンスグッズ、ストレッチグッズを開発し現在もヒットを飛ばし続ける。
ネットショップ担当者フォーラム 2021秋

見どころ⑱ 「自分でやった方が早い」から抜け出す、マネージャー思考への切り替え方とは?

自分でやった方が早い病から抜け出す。マネージャー思考への切り替え方
17:10~17:55 KC3-7 クロージング講演

ネットショップ担当者フォーラム2021秋 Bake
パイオニア公式サイト https://jpn.pioneer/ja/より

プレイヤー中心だった仕事内容から、キャリアを積んだり昇進したりすると、マネジメントや管理職の仕事が増えていきます。プレイヤーだった時の感覚が抜けきらず「自分で仕事をやった方が早い」と思って自分で仕事を進めてしまうことはありませんか?

部下も育たなければ、自分の仕事が増えるばかりで良いことは一切ないのに、なぜか抜け出せない。本セッションでは、マネージャーとして仕事をしていくために、身につけておきたい思考方法をパイオニアの井上慎也氏とDMM.comの武井慎吾氏が語ります。

パイオニア NP事業本部 CMO 井上慎也氏
パイオニア株式会社 NP事業本部 CMO 井上 慎也氏
1978年生まれ。大阪大学大学院を卒業後、2004年にP&G Japan入社。ヘアケアカテゴリーを中心としたオンラインマーケティングを担当。2008年から外資製薬企業のイーライリリーにてeBusiness変革業務に従事。2010年よりアドビ システムズ株式会社にて、クリエイティブ・ソリューション事業のデジタルマーケティング全般の統括・促進と企業ブランディング活動を担当。2018年3月よりKDDI株式会社にてデジタルマーケティングと全社コミュニケーションの改革に取り組む。2021年4月からは現職のパイオニア株式会社 NP事業本部 CMOとして新規事業の立ち上げとマーケティング組織の構築に取り組む。
DMM.com マーケティング本部マーケティング部 部長 武井慎吾氏
合同会社DMM.com マーケティング本部マーケティング部 部長 武井慎吾 氏
2010年、株式会社アイレップに入社。主にナショナルクライアントに対し、ダイレクト・ブランディング双方のマーケティング支援に従事。その後HR業界を経て、2016年にDMM.comに入社。Webプロモーション機能をインハウスで完遂するトレーディングデスクチームの立ち上げ・責任者を担う。現在は、DMM.comグループが展開する50を超える事業に対し、収益貢献をミッションとするマーケティング部の部門長として、評価制度・教育制度設計など、組織マネジメントに注力中。
ネットショップ担当者フォーラム 2021秋

この他にも、午後には下記の講演があります。

  • 16:10~16:50(B3-6)
    レビューの有無で平均CVRは2倍も違う!お客の声を売上アップにつなげる秘訣 ~レビューの収集10倍増!CVRの向上、接客、商品企画活用を事例ベースで解説~(株式会社ecbeing)
  • 16:10~16:50(C3-6)
    パフォーマンス改善、ブランド/SEOの向上、コスト削減、セキュリティ強化、より良いショッピング体験の提供、知らなきゃ損するECサイト構築の秘訣教えます!(Fastly株式会社、インフラレッド合同会社)
ネットショップ担当者フォーラム編集部

ファンマーケティングの自社運営を支援

4 years 4ヶ月 ago

アジャイルメディア・ネットワークは、同社が提供する「アンバサダープログラム」の支援ツール「アンバサダープラットフォーム」をベースに、自社運用向けに特化したツールとして「アンバサダープラットフォーム スターター」を開発。初期費用無料、月額5万円で、ファンマーケティングを自社で運営できる。

ファンの登録から貢献分析まで自社運営が可能なツール「アンバサダープラットフォーム スターター」を提供開始
https://agilemedia.jp/pr/release211012.html

noreply@blogger.com (Kenji)

アメブロのAMPを終了します

4 years 4ヶ月 ago

アメーバスタッフブログでも記載させていただいた通り、11/15より順次アメブロのAMP対応を終了させることになりました。

なぜAMPをやめるのか?

2016年の3月にアメブロはAMP対応をスタートさせていました。

当時のブログ記事はこちら

そこから5年以上AMPを採用し、モバイルの検索結果からはAMPキャッシュに飛ぶようになっていました。

Googleの検索結果からはGoogleのキャッシュに移動するわけで、当然体感速度としては良好なものであったと思います。

「それなのになぜやめるのか?」

ですが、基本的にはビジネス的な問題となります。

ウェブ界の状況、社会状況等々によっての総合的な判断ということになります。

検索結果がクリックされた際にGoogleのキャッシュが表示されるという点では、CDNのコスト削減等はあるのですが、それでもやはりトータルで考えたときに今回はAMPを終了させるという結論になったと考えています。

(もちろん細かい理由は知ってはいますが、どこまで書いて良いのかわからないのでこのくらいでご勘弁ください)

 

あとなによりも大きかったのは、トップニュースカルーセルにおいてAMPが条件から外れたことです。

これによって、よりAMPを継続するメリットがビジネス上なくなったのは確かです。

アメブロはスタンドアロンAMPではなかったので、通常版とAMP版両方があるという管理コストのことも考えると、メリットが減るのは正直とても痛かったです。

 

そして、Googleからページエクスペリエンスやその一部である、Core Web Vitals という概念が出てきて、それが検索ランキングに影響するということになったことによって、これまで以上に通常版のパフォーマンスを改善していかなければいけなくなったということも大きかったと思います。

そして、通常版のパフォーマンスが改善されればされるほど、AMPをやっているメリットがUX上でもなくなっていくという形になりました。

もちろんまだAMPと体感的に同じだとは言い切れないと思いますが、今後AMPと同様の体感になるべく開発を進めております。

AMP終了に対するリスク管理

トップニュースカルーセルにおける"AMP優遇"がなくなったとはいえ、これだけの大規模サービスでクロールやindexに関わる部分を変更するというのはリスクがまったくないとは言い切れませんが、基本的には今回のAMP採用の停止によって大きな問題が起こる可能性は極めて低いと思っています。

理由1:AMPブーストはカルーセル以外なかった

AMPを採用したときに特段全体のトラフィックが増えたということもなかったですし、クロール量やクロールの偏り等に変化が起こったこともなかったので、今回逆に減ることはないと考えています。

理由2:一部ブログでAMPを停止したが影響は見られなかった

一部の特にトラフィックが多いブロガー様にご協力いただき、AMP停止のテストを行いましたが特別トラフィックが減るということはありませんでした。

Discoverに表示されにくくなることも懸念していましたが、こちらもテストを行った結果特に変化は見られませんでした。

 

もちろん大規模サイトにおいて、rel=amphtmlという記述が大量になくなる、すなわちHTMLのソース上には変更が出ることによってクローラーがどういう動きをするのかなど想定ができない部分はあります。ひょっとするとGoogleでも想定ができないことがあるかもしれません。ただ、HTMLソースの変更というのは実は頻繁に行われるものではありますので、そこまでリスクはないのではないかと思っています。(アノテーションなので通常の変更と違うとは思いますが)

なお、今回は段階的にAMPを終了させていきますので、極端にネガティブな影響が出た場合はAMPを復活させられるようにもしております。

AMP終了に際してのブロガー様の対応について

AMP終了に際してブロガーのみなさまに何かご対応をいただく必要はありません。

Search Consoleの 拡張 > AMP のところの数値に変化が出てくるとは思いますが特に気になさる必要はありません。

また、検索パフォーマンスの数値においては、大半は、https://ameblo.jp/ID/ 側の数値として換算されているはずですので大きな変化はないと思います。

もし何かご不安なことがあれば、私のTwitterアカウントにご連絡いただければと思います。 

(あまりにお問い合わせが多い場合は個別返信ではなくスタッフブログまたは当ブログにてご回答させていただきます)

 

いずれにしてもAMPが終了することで多少なりとも表示等に変化が出ることはご容赦いただければと思います。

AMP終了後のパフォーマンスへの対応について

「アメブロってAMPやめて遅くなったよね」と言われないように努力して参ります。

当初は体感的に遅く感じる可能性はありまうが、AMP導入当初からAMPページから非AMPページへの遷移での速度差によって離脱が増えていると思われるケースも見られたため、パフォーマンス改善はエンジニアのチーム中心に日々取り組んでおります。

また今後さらにパフォーマンスが改善される予定ですのでご期待いただければと思います。

(ブロガー様が個々で入れられているプラグイン等によって個々のブログによってパフォーマンスが変わることはあり得ますのでご了承ください)

AMPについてのどうでも良い思い出とブロガー様への感謝

AMP導入した際には当時、ブログサービスとして日本では(世界でも?)初めてのAMP採用だったこともあり、世界最多となるAMPページをindexさせるということになりました。(ニュースサイトは過去ページまでAMP化しなかったためです)ある意味Google(だけではないけど)の負荷テストの実験台になれて皆で興奮した記憶があります。

当初はいろいろなトラブルがあり、当時まだ存在していたAMPカルーセルに表示されるものとリンク先のURLページが一致しないというとんでもないバグを発見してGoogleと一緒にてんやわんやしたのを覚えています。

(ちなみにそれが直ったお祝いをしよう!ということで飲んでいたら、またバグが発生して某Googlerがめちゃくちゃ焦っていたのは良い思い出です。すぐに直って二軒目に見たことがない大きさのジョッキでハイボールを飲まされて、その先の記憶がありません)

2018年くらいには、AMP+PWAも検討し当時このブログにPWAをテスト採用して、それをまだ回線が遅かったインドネシアのジャカルタで出張のときに体感速度を試したこともありました。PWA自体には可能性を感じたのですが・・・

結局当時はSafariのSearviceWorker非対応問題等でPWAの採用は見送りました。。

 

AMPというものを通して、UXをより意識できるようになったりGoogleなどのプラットフォーマーの考え方がより理解できたりして、当初AMPをまっさきに採用したのは本当に良い経験・選択だったと思います。

ブロガーの皆様には検索からジャンプするページのデザインが少しではありますがいきなり変わってしまったり、(当時は)表示URLがameblo.jpではなくなったりしてご心配やご迷惑おかけしたかもしれませんが、皆様のご理解があって5年以上AMPを採用し続けることができました。

この場を借りて、あらためてブロガーの皆様に御礼申し上げます。

そして、AMPではなくなっても、皆様のブログをこれまで通り、これまで以上のUXがご提供できるよう努力して参ります。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

SEO戦略室 木村賢 ( https://twitter.com/kimuyan )

 

 

 

オイシックス・ラ・大地と赤ちゃん本舗、売上100億円めざす協業の検討を開始

4 years 4ヶ月 ago

オイシックス・ラ・大地と「アカチャンホンポ」を展開する赤ちゃん本舗は、2022年春のサービス開始を前提とした協業の検討を始めた。

オイシックス・ラ・大地が運営する食品宅配サービス「Oisix」と「アカチャンホンポ」は、子育てファミリー層の顧客を多く抱えており、ビジネスにおける親和性が非常に大きいと判断。5年後に約100億円規模の事業への成長をめざし、さまざまな取り組みを行っていく。

オイシックス・ラ・大地と「アカチャンホンポ」を展開する赤ちゃん本舗は、2022年春のサービス開始を前提とした協業の検討を始めた
ビジネスの親和性が高いと判断した2社

第1弾として、オイシックス・ラ・大地のECサイト「Oisix」内で、アカチャンホンポと共同で企画・開発した商品やサービスを提供する「Oisix withアカチャンホンポ」の展開を始める予定。

アカチャンホンポの顧客に向けては、店頭とWebサイトで「Oisix with アカチャンホンポ」はのサービスを提供。具体的には下記のような取り組みを予定している。

  • 子育てファミリー向けに離乳食やおやつ、ミールキットなどのオリジナル商品を共同開発
  • 子育てファミリーに特化したサービスとして、 「Oisix with アカチャンホンポ」サービスでの買い物提案に加え、アカチャンホンポのオリジナル商品提案やクーポン配布等を行い、子育てファミリーの食と暮らしを総合的にサポート
  • アカチャンホンポ店舗での、「Oisix with アカチャンホンポ」サービスの紹介

オイシックス・ラ・大地が運営する「Oisix」は現在33万3850人(2021年6月末時点)が利用j。ミールキット商品「Kit Oisix」を中心に育児に忙しい世帯や共働き世帯に好評を得ている。赤ちゃん本舗は全国に121店舗を展開(2021年10月末時点)、年間300万人との接点を持つ。

オイシックス・ラ・大地と赤ちゃん本舗はサービス連携に関する協議の機会を経て、両社のアセットを活用したサービス展開を前提とした協業を検討する。

石居 岳
石居 岳

千趣会とJR東日本がめざす新たな顧客価値、「SEO×広告」施策など全60講演のECイベント【11/17の見どころ】

4 years 4ヶ月 ago
本日からスタート!全60講演すべて無料で視聴できる ECイベント「ネットショップ担当者フォーラム 2021 秋」を11月15日(月)~17日(水)の3日間にわたって開催

資生堂ジャパン、千趣会、アユダンテ、パイオニア、ブックオフコーポレーション、Facebook Japan、ヤッホーブルーイング、ユナイテッドアローズ、DINOS CORPORATIONといった有名企業、俳優・タレントとしても知られる保阪尚希さんが成功事例などを語る「ネットショップ担当者フォーラム 2021 秋」を本日11月15日(月)から16日(火)・17日(水)の3日間で開催します。

「EC×オムニチャネル」「SEO×広告の新たな打ち手」「共感を生むマーケティング」「ネット広告の現実」「ヒット商品&ロングセラーを生む秘訣」などEC事業者に役立つテーマを用意。Zoomを利用したオンラインイベントで、60講演をすべて【無料】で視聴できます。60講演のなかから編集部おすすめの講演をご紹介します。

ネットショップ担当者フォーラム 2021秋

見どころ⑮ 「リアル+ネット+カタログ」でLTV向上&新たな顧客価値の提供をめざす千趣会とJR東日本の挑戦とは

超リアル企業「JR東日本」と老舗通販「千趣会」が挑む変革の軌跡とこれから
~それぞれの課題を抱える2社の資本提携の背景、将来に向けた布石と変革~
14:05~14:50 KB3-4 ゼネラルセッション

ネットショップ担当者フォーラム2021秋 千趣会
千趣会 公式サイト https://www.senshukai.co.jp/main/top/index.htmlより

JR東日本は、グループ経営ビジョン「変革2027」で「ヒトの生活における『豊かさ』を起点とした社会への新たな価値の提供」を掲げ、データベースを起点とした脱「鉄道」ビジネスの構築をめざしています。その一端を担う企業として資本提携したのが千趣会です。

JR東日本と千趣会は相互の経営資源を活用してコマース事業を展開し、リアル+ネット+カタログなどの融合により、新たな「くらしづくり」を進めることでLTVの向上と新たな顧客価値の提供をめざします。JR東日本が千趣会に出資した背景、狙い、千趣会が手がけていくことを踏まえ、JR東日本と千趣会が描く戦略、未来を千趣会の佐野太氏がお話します。

千趣会 取締役 ベルメゾン事業本部副本部長 OMO推進担当 佐野太氏
株式会社千趣会 取締役 ベルメゾン事業本部副本部長 OMO推進担当 佐野太 氏
東日本旅客鉄道(JR東日本)の事業創造本部で千趣会への出資を主導。現在は千趣会の取締役に就任し、ベルメゾン事業本部副本部長 OMO推進担当を務める。
ネットショップ担当者フォーラム 2021秋

見どころ⑯ EC担当者要チェック!「SEO×広告」の新たな打ち手をアユダンテが解説

EC担当者必見! 「SEO×広告」の新しい打ち手とは?
~認知から購入までの4フェーズでの最善策を解説~
14:05~14:50 KC3-4 ゼネラルセッション

ネットショップ担当者フォーラム2021秋 Bake
アユダンテ公式サイト https://ayudante.jp/より

近年SEMは複雑化し、SEOと広告単独での持続的な効果をめざすことは難しくなってきています。またスマホ特有の検索行動を考えると、双方によってユーザーとのタッチポイントを増やすことが重要だとアユダンテは考えています。

本セッションではECサイトを対象に、購入までの4つの態度変容(見る/知る→検索(ライト)→検索(ディープ)→購入)と、それぞれにおける最善の打ち手、例えばSEOでカテゴリや商品DBを整備して広告活用する、双方にメリットのあるパフォーマンス向上を行うなど具体的な例を交えて、アユダンテの江沢真紀氏と河野芽久美氏が解説します。

アユダンテ SEOチーム SEOコンサルタント 江沢真紀氏
アユダンテ株式会社 SEOチーム SEOコンサルタント 江沢真紀 氏
アユダンテの創業メンバー、SEOは2001年から。大手通販サイトを中心に手掛けたSEOプロジェクトは100サイト以上。新しいサービスの開発や教育なども担当。
アユダンテ SEMチーム SEMシニアコンサルタント 河野芽久美氏
アユダンテ株式会社 SEMチーム SEMシニアコンサルタント 河野芽久美 氏
自動車雑誌のライター、課金コンテンツ制作を経て広告運用の道へ。2015年にアユダンテに入社。お客さまの広告運用やインハウス支援だけでなく、チーム内部のファイナンスを含む業務効率化、職務環境改善にも取り組む。広告の、直接的なコンバージョン以外の影響を分析・考察することが面白いと感じている今日この頃。2002年頃から生活必需品の大半をネットでまかなっている大の通販愛好家。
ネットショップ担当者フォーラム 2021秋

この他にも、午後には下記の講演があります。

  • 15:10~15:50(B3-5)
    レノボ・ジャパンの新たな顧客接点 ~成長を加速するD2C・サブスクサービス事例~(株式会社インターファクトリー、レノボ・ジャパン合同会社)
  • 15:10~15:50(C3-5)
    CVR300%アップの決め手とは? - 大手アパレルの成功事例から学ぶ、CX改善とパーソナライズ戦略(シルバーエッグ・テクノロジー株式会社)

明日はまた別のオススメ講演をお伝えします!

ネットショップ担当者フォーラム編集部

アナログな生産現場の業務改革。ラクスルが挑んだ受注側、発注側双方にメリットを生む仕組み作り | 印刷通販ラクスルのDX戦略

4 years 4ヶ月 ago
印刷業界における作業の非効率や用紙のロス。ラクスルが取り組んだ現場の業務改善とは?(連載第2回)

ラクスルは印刷機の非稼働時間をシェアするプラットフォームを確立し、業界全体の生産性の向上や新たな収益基盤の創出に貢献しています。しかし、印刷の生産現場はアナログな商慣習が根強く、テクノロジーを生かした効率化や自動化が遅れているのも事実です。今回はそんな印刷業界で、ラクスルがデジタル化によってどのように取引を効率化させてきたのかについて解説します。

印刷業界における供給と需要の不均衡

取引の効率化について触れる前に、印刷業界におけるサプライ(供給)とデマンド(需要)の問題について説明します。

印刷業界は長らく、大口注文による大量ロット(大量生産)を中心に基本的な生産体制を構築してきました。つまり、大量生産が前提となっていて、小ロットや短納期のニーズに応えるのは構造的に難しい状況だったのです。

大企業の場合、印刷物の制作を含む販促活動やプロモーションは、半年から1年程度の準備期間をかけるため、印刷会社にとっても需要の計画を立てやすいわけです。一方、中小企業は時世に合わせて施策を打つケースが多いため、都度、短納期の発注が主となっています。

サプライ側である印刷会社にとって、同じ売り上げを作ろうとした場合、片や単価20万円、片や単価1万円となり、利益の低い小ロットの発注は断らざるを得ない状況でした。一方で、印刷物を発注するデマンド側の企業にとっても、ある程度規模の大きな企業しか、商業印刷をリーズナブルに利用できないという課題がありました。

中小企業も商売ですから、サービスやプロダクトの認知度を高めるために、大企業と同様の販促活動をしたいと考えています。こういった背景から、中小企業のニーズとして「小ロットから注文できる商業印刷」は必ずあると考えていました。

そこでラクスルは、立ち上げ初期の段階で小ロットの生産オペレーションを行なっている印刷会社を探しました。我々が目指す中長期的なビジョンや、中小企業が持つ商業印刷のニーズを伝え、共感してもらえる印刷会社に参画いただく形で提携先を広げていきました。

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パートナーと“伴走”しながら工場オペレーションを刷新

しかし、小ロットで競争力あるQCD(品質、コスト、納期)で行える印刷会社は、全国に数える程しかなく、加えて、ラクスルの事業が急成長したことで、すぐに拡張の限界を迎え、新たな提携先が必要でした。

こうして次にラクスルが取り組んだのが、「生産現場のオペレーション改善」です。今までの大量生産前提で組まれてきた工場オペレーションを変革し、中小企業の需要に応えられるよう、パートナー企業と伴走しながら仕組みづくりを行いました。

オペレーションの変革を担ったのは、トヨタ自動車をはじめとした国内の有名製造業出身の人材や、印刷機メーカー、印刷会社出身の人材でした。異業種で培ったノウハウや省力化のプロセスなどをもとに、印刷機の配置やモノ・ヒトの移動導線の整備、ビデオ録画、ストップウォッチの導入など、細部にわたるまで徹底的に見直しを図り、業務の効率化を目指しました

机上の議論だけでなく何度もパートナー先へと出向き、現場担当者や経営層とディスカッションを重ね、

「工程数のここをこう減らして」

「ここは10歩じゃなく5歩で行けるようにするとさらに生産効率が上がる」

というように、具体的な指示や改善点を指摘し、一歩ずつ前へ進めてきました。

印刷工程の効率化を実現するためのテクノロジー

さらに、オペレーションの改善と合わせて取り組んだのがテクノロジーの活用です。ラクスル独自でシステム構築やアルゴリズムの開発を行い、既存の印刷工程の効率化を目指しました。

一般的な印刷の仕組み(上部)と、ラクスルの仕組み(下部)のイメージ図
一般的な印刷の仕組み(左)とラクスルの仕組み(右)の概念図

一般的な印刷場合、例えばA4サイズ6000部のチラシ注文を受けた際はそのデザインを8個、同じ用紙に並べて一気に印刷し、最後にA4サイズにカットします。つまり、750枚の用紙から6000部の印刷物ができるわけです。

印刷機は規格で定められた仕上がり寸法に沿って印刷を行うため、A4ならA4のサイズをまとめて印刷するのが基本です。そのため、発注部数によってはかなりのロスが出ることも問題でした

ラクスルではこうした課題を解決するために、複数のお客さまからの別々の注文をまとめて処理することで、作業の細分化を防いでいます。お客さまは少部数のチラシを低コストで制作でき、印刷会社は用紙のロスを削減できます。双方メリットを享受できるのです。

当然ながら、A4以外にもA3サイズなどの注文もあるわけですし、同じ数量の注文がいつそろうのかということも考慮する必要があります。さまざまなサイズをどう並べ、いかに無駄のない印刷を実現するのか。そしていつ発注しどこで作るかなど、需要と供給のバランスを独自のアルゴリズムによって最適化することで、取引の効率化を実現させることができました。

詳しくは次回に触れますが、取引の効率化とともにDTPプロセス(デザインデータを加工・修正して印刷に適したデータに修正するプロセス)の自動化も、テクノロジーを活用した取り組みです。1注文当たり最低5分はかかり、これまで属人的であったDTPのプロセス自体を自動化することで、DTPチェックのために人を増やす必要がなくなり、納期短縮と原価削減につながっています。

生産性が改善すれば経営全体にも好影響が

以上のように、パートナー企業の生産現場に入り込み、一緒になってオペレーションの改善や生産体制の効率化を推進してきたことで、現場の意識変革にもつながりました。「ネット印刷」という新しいニーズが認知され、それに応えられるよう、業務の生産性改善を1つずつ考えることで、既存の業界慣習にとらわれた現場担当者の思い込みも次第に払拭できたのです。

こうして現場のオペレーションが改善し、クリーンな経営になってくると、企業の中にはスマートファクトリーの構想を掲げたり、上場を目指したりと新たな目標を立てる事例も出てきています。つまり、ラクスルが業界の取引や業務の非効率化をなくすために、パートナーと伴走しながら尽力したことで、パートナーの企業経営全体にも好影響をもたらしたと言えるでしょう。

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どの事業においても必ず「取引」があります。経営者や担当者の中には社内の非効率な取引を気にしている方も多いかもしれません。そういった方々に今回の内容が1つの参考になれば幸いです。

本質的な効率化を実現するためにはかなり泥臭く、現場と向き合う姿勢が大切になってきます。ただ業務効率化を図るツールを入れても付け焼刃にしかならないでしょう。自社とパートナーとの関係性を深め、対話を通じて解決策を一緒になって見出していくこと。正義が一方にしかないということはあり得ないという前提に立ち、お互いがプロフェッショナルであることへのリスペクトの念を持ち続けることが非常に重要になってきます。

理想と現実、理論と現場を何度も行き来し、創意工夫を繰り返すことでしか、本当の意味での取引の効率化は実現しません。ラクスルとしてもパートナー企業がより儲かる仕組みを作れないか、もっと効率化できることはないかなど、常に変わっていく気概を強く持って日々業務に取り組んでいます。

◇◇◇

次回は業務の効率化へ向けたプロダクト開発の具体的な取り組みについて掘り下げていきます。

高城 雄大
高城 雄大

知名度ゼロのフェイスマスク「LuLuLun(ルルルン)」が全国ブランドに育った軌跡&自社EC強化施策の事例を解説

4 years 4ヶ月 ago
フェイスマスクブランド「LuLuLun(ルルルン)」を展開するグライド・エンタープライズ。展開するブランドサイトと自社ECを統合するためECシステムを刷新、選んだパートナーは「ecforce(イーシーフォース)」だった。新たなシステムで「ルルルン」のブランディング強化をめざす取り組みを解説
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グライド・エンタープライズが展開するフェイスマスクブランド「LuLuLun(ルルルン)」が10周年を迎えた。東日本大震災をきっかけに誕生した「ルルルン」は、自社ECを軸に成長を遂げ、店頭販売で全国的な認知度を獲得。このほどブランドサイトとECサイトの統合に取り組み、顧客体験向上の取り組みなども進めている。「ルルルン」立ち上げの背景から成長の軌跡、多様化する消費者ニーズや時代の変化に対応するための課題解決のアプローチなどを取材した。

東日本大震災を機に誕生した「ルルルン」

フェイスマスクブランド「LuLuLun(ルルルン)」を展開するのは2009年創業のグライド・エンタープライズ。当初は広告代理店として企業のPR業務を手がける一方、広告測定やノウハウ蓄積の目的から自社で化粧品や雑貨などをそろえる総合通販サイトを運営していた。

フェイスマスクブランドで圧倒的な知名度を誇る「LuLuLun(ルルルン)」
フェイスマスクブランドで圧倒的な知名度を誇る「LuLuLun(ルルルン)」

グライド・エンタープライズが広告代理事業からフェイスマスクの販売に大きく舵を切ることになったきっかけは東日本大震災。話は2011年にさかのぼる。

当時、震災の影響を受けた多くの企業が広告費を削減、その影響でグライド・エンタープライズの経営も大きな打撃を受けた。イベントの相次ぐ中止、広告予算の縮小――。本業が厳しいなか、総合通販サイトで展開していた化粧品の売り上げだけは落ちていなかった。マーケティング本部広報・PRチームの土谷有希氏はこう振り返る。

そうした状況を受けて、どんな状況でも女性にとって大切なモノ、気持ちを明るくするアイテムが化粧品ではないかと気づきました。(土谷氏)

グライド・エンタープライズのマーケティング本部広報・PRチームの土谷有希氏
マーケティング本部広報・PRチームの土谷有希氏

「震災前は当たり前に過ごしていた毎日がとても貴重なものだった」と感じ、同時に「特別じゃない日なんてない」ということにも気づかされたという。

当時は一般的にフェイスマスクというと「スペシャルケア」と認知されていた。つまり、例外的な場合に限って使用する商品だったのだ。それに対し、グライド・エンタープライズはスペシャルケアを脱却し、「毎日使いのフェイスマスク」をめざすことに1枚38円で32枚以上の大容量のフェイスマスクを販売し、より多くの人に高品質なフェイスマスクを使ってもらいたいと考えた

ちなみに、この「特別じゃない日なんてない」というのはブランドのコンセプトの基礎となっている。

こうして誕生したフェイスマスクブランド「ルルルン」。従前は仕入れ商品で展開していたが、それを転換。自社オリジナルアイテムとしての扱いを始めた。

ブランド名はオノマトペ(擬音語・擬態語を象徴的に表した語)を意識し、気分がごきげんな時になんとなく「ルンルン」と鼻歌を口ずさむ感じから名付けたそう。

震災が会社の経営に大きな打撃を与えるなか、その打開策として「運営していたECサイトの中の一商品に光明を見出して開発を進めていきました」(土谷氏)というわけだ。

大容量フェイスマスクの潜在ニーズを開拓

「ルルルン」を立ち上げ、まずは自社ECで販売した。大手同業他社のように大きな予算をかけることができないなか、見込み客にリーチしながら売り上げを増やしていく最適な方法が、ECサイトの運用だったという

販売にあたっては広告代理業で培ったノウハウなどを武器にマーケティングを仕掛けた。ECサイトはスタートからすぐに売り上げを伸ばした。特に、芸能人のブログに紹介されたことで人気に火がついた

新規の顧客を獲得して商品を使っていただき、口コミを投稿していただいて、その口コミがさらに新規のお客さまを連れてくるという良い循環が生まれました。(土谷氏)

グライド・エンタープライズのマーケティング本部広報・PRチームの土谷有希氏

同時に、「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」「Amazon.co.jp」といった仮想モールにも出店、Webの領域で販路を拡大していった。2020年には仮想モールの販路を広げ、「Qoo10」にも出店している。

自社ECと仮想モールというWeb上での販売で順調に売り上げが拡大。2011年からは試験的に生活雑貨店の「PLAZA」で商品を展開したところ、さらに認知が広がった。ECサイト、PLAZAでの展開によって認知度がさらに向上、その後、ドラッグストアを中心に全国の店頭で商品を販売するようになる

店舗での販売はECに比べて売り上げが大きいことが魅力だが、リアルの出店はグライド・エンタープライズにとって別の意味合いもあった。「ルルルン」は「誰でもきれいになれる日常」を提供したいという想いがある。だが、ECサイトではリーチできる層に限界があるより多くの人に使ってもらうには、全国展開の店舗で販売することは外せなかったのだ。

グライド・エンタープライズによると、自社ECと店頭販売では客層に大きな違いはないという。接点がWebであれリアルであれ、顧客が欲しいと思ったタイミングでどこでも買えるブランドであり続けることをグライド・エンタープライズは重要視している

このように震災をきっかけに大容量フェイスマスクの市場がなかったところに商品を展開、潜在ニーズを掘り起こした。「ルルルン」は、日本中で購入されるブランドに成長していった。

潜在ニーズの掘り起こしに成功した「ルルルン」
潜在ニーズの掘り起こしに成功した「ルルルン」

土産物として認知度アップ

「ルルルン」の認知度を全国で高める上で鍵となるのが、ご当地フェイスマスクの「旅するルルルン」だ。

「旅するルルルン」はその地域ならではの原料にこだわった地域限定で展開している商品で、空港や地域の土産物屋などを販売チャネルとしている旅先で「旅するルルルン」を購入し、それを友人や知人、家族に渡すことでさらにブランドの認知を高めるという戦略だ。

箱根のバラを原料で使用した「箱根ルルルン(やさしいバラの香り)」、箱根のアジサイを原料で使用した「箱根ルルルン(しっとりアジサイの香り)」
箱根のバラを原料で使用した「箱根ルルルン(やさしいバラの香り)」、箱根のアジサイを原料で使用した「箱根ルルルン(しっとりアジサイの香り)」

この「旅するルルルン」では、自社だけの利益ではなく、商品開発に協力してもらった地域の人にも利益を還元できるような仕組み作りをしている

美容成分やパッケージなどは地元の店舗や問屋と共同で開発。こうした取り組みにより、現在では国内で26商品、海外(ハワイ)を併せると28商品をラインナップしている。

旅行先で購入いただいた商品をお土産として友達や家族に渡していただくという画期的なマーケティングとして、「ルルルン」というブランド認知に欠かせないシリーズになっています。(土谷氏)

北海道、東北、関東、山梨、長野、関西、瀬戸内、小豆島、九州、沖縄、ハワイで地域限定「ルルルン」を展開している
北海道、東北、関東、山梨、長野、関西、瀬戸内、小豆島、九州、沖縄、ハワイで地域限定「ルルルン」を展開している

優良顧客の育成へ定期購入を導入

順調に事業拡大を遂げ、全国で販売を行う「ルルルン」だが、スタート時の販路である自社ECは今でも重要な位置づけを占める。

グライド・エンタープライズの方針としては、ECと実店舗のどちらも伸ばしていくことをめざしている。そのため、新規獲得のための宣伝から、広告宣伝費の回収までを一気通貫できるのがECサイトの強みだという。

たとえば、たまたまランディングページ(LP)やバナーを見たお客さまが、街を歩いていてお店で「ルルルン」を売っていたら購入する。そのように欲しいと思ってもらえるクリエイティブを世に出していきたいです。Webで宣伝した際に、ECで買ってもらうのか店で買ってもらうのかは、どちらでもいいのです。あくまでお客さまが好きなタイミングで買ってもらうことが大事だと感じています。(土谷氏)

基本的に「ルルルン」はセールを行わない。商品のリニューアル時に型落ちしたものをアウトレット価格で売ることはあるが、現行品を割安で販売することはない。

こうした販売方針を掲げるなかで、顧客が商品を割安で購入する方法が1つだけ存在する。それが定期購入だ。

毎月の定期購入であれば、商品が定価よりも10%安く手に入る。また、通常の通販では3500円(税込)以上の購入で送料無料になるが、定期購入は常に送料無料。

定期購入の位置づけは、「いつも買ってもらっているお客さまに一番便利であるという信念のもと、定期通販を採用している」(同)とのことで、ロイヤルカスタマーの創出を狙ったサービスとして数年前に開始した。

「ルルルン」のECサイト
定期購入のメリットがわかるECサイトのデザイン

“聞いてくれる姿勢”に惹かれて導入したECシステム

このようにウェブとリアルの双方の販路を活用してブランドの拡販を図っているグライド・エンタープライズだが、このほど「ルルルン」のECサイトのシステムを変更した。

システム刷新の背景として、「ルルルン」はそれまでブランドサイトとECサイトがわかれており、ユーザーが商品名を検索してブランドサイトに移行してなかなか購入できないといった不便さがあった。そこでブランドサイトとECサイトを統合しようと考えたのだ。

グライド・エンタープライズでは新たにカートシステムを選定する上で、以下の点を考慮したという。

マーケティング手法や世の中の流行の移り変わり、さらには販売手法の変化など、ECサイトの運営をしていると常に新しい機能や集計方法が求められます。それを最速で実現できるように二人三脚で改善努力をしていただける企業というのが絶対条件でした。(土谷氏)

そして、グライド・エンタープライズが新たなシステムとして選んだのが、SUPER STUDIOが展開する「ecforce」だった。

「ecforce」はスタートアップから年商数百億を超える大規模ショップまでのEコマースサイトの構築・運用業務を支援するECプラットフォーム。「ecforce」を導入しているショップ数は500ショップを超えている。(21年10月時点)

テレビCMも展開している「ecforce」

システムベンダーを選ぶにあたって、「ブランド公式としてのEC機能」と「LPを駆使した定期通販の獲得施策」を同一システム上で実現できるカートシステムの選択肢がなかった。

そんな状況で、「ecforce」は月間20~30個ものシステム改善・追加を行っており、その点が他社より優れていると判断。「運用の効率化とお客さまの利便性を考慮して統合を計画した際に、『ecforce』が最適という判断に至りました」(同)

「ecforce」の特徴的な機能
「ecforce」の特徴的な機能

「ecforce」をパートナーに決めた理由は機能面だけではない。合わせて評価したのが、クライアントの要望を最速で具体化できるように二人三脚で進めようとする改善努力への姿勢だ。

機能に加えて、こちらが「こうやりたい」「こんなことを実現したい」と話したときに応えてくれる体制があると感じました。今回のカートシステムの移行ではそれが一番重要なポイントとなったんです。結局は人がやっているので、パッケージを入れて終わりではなく、細かい施策や希望を聞いてくれる姿勢があるかどうかで全然違います単にパッケージを導入するだけではなく、コミュニケーションをとりながら、ともにプロジェクトを進めていけると感じました。(土谷氏)

グライド・エンタープライズでは最終的に「ecforce」側の“聞いてくれる姿勢”に惹かれて、「ルルルン」のECサイトを託すことにした。他にも定期通販で「初回購入のお客さまにはこのフェイスマスクをサンプルとして同梱する」といったように、定期回数ごとに同梱物を設定できることも「ecforce」の魅力的な機能の1つだったという

「ブランド公式としてのEC機能」「LPを駆使した定期通販の獲得施策」を「ecforce」で実現した結果、ブランドサイトとECサイトの統合によりスタッフの工数など各種コストが従前比で50%削減。そして、コスト削減だけではなく、ECビジネスで最重要視される買い物体験の向上にもつながった。

従前のユーザー目線では、「購入しようと思ってアクセスしたのにECサイトではなかった」など、混乱を招きかねない状態でした。サイトの統合により、使いやすくなったため顧客体験が向上したと感じています。(土谷氏)

「ecforce」を導入し、ブランドサイトとECサイトを統合した
「ecforce」を導入し、ブランドサイトとECサイトを統合した

「ecforce」を使いこなしてCRMを強化へ

「ルルルン」はブランドを立ち上げて10周年となる。

このタイミングで、今までの「フェイスマスクのルルルン」から、「スキンケアブランドのルルルン」へとブランドチェンジする

以前から他のアイテムも取りそろえていたが、2021年からは、フェイスマスクもそれ以外も含めてコスメブラントとして打ち出したのだ。フェイスマスク以外の商品のシェア獲得も強化していく。土谷氏はこう言う。

フェイスマスク以外にもいろいろなスキンケア商品を販売しています。他のアイテムについても、基本は「ルルルン」と同じ思想。他社ブランドもあると思いますが、「ルルルン」のファンに、「ルルルン」が思う正解の商品はこれだよと提案していきます

めざすのは、スキンケアブランドの「ルルルン」作り

こうした方針のもと、ブランディングの観点からも自社ECは戦略上、重要なチャネルとなる。

今後は自社ECを通じてCRM領域を強化していく計画。まずは「ecforce」とSMC(Salesforce Marketing Cloud)を連動させた施策を試している。

たとえば、ブランドイメージを壊さない範囲で、継続率を上げるための取り組みに着手したところだ。その施策をどこまでやるのが可能か、あるいはどこまでやると顧客に敬遠されるかなどをテスト。合わせて、フェイスマスクのみを購入している顧客に他の商品をアップセルするような提案にも着手している。

また、ECサイト「ルルルン」でEC専売商品の展開も検討しているという。

また、カートシステムを「ecforce」に切り替えてまだ間もないこともあり、多くあるecforceの機能を使いこなせてはいないという。今後、「ecforce」の機能活用で、コスト面や購買体験といった部分の最適化を進めていく意向だ。

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キヨハラサトル
キヨハラサトル

どの程度アダルトならGoogle検索でアダルトコンテンツ扱いになるの?【海外&国内SEO情報ウォッチ】

4 years 4ヶ月 ago
Web担当者Forum の連載コーナー「海外&国内SEO情報ウォッチ」を更新。グーグルが「アダルトコンテンツ」だと判断する基準は? どんな仕組みでアダルト判定しているの? アダルト自己申告 meta タグの書き方も含めて、基本的なことを知っておこう。
Kenichi Suzuki

アジャイルメディア、ファンの行動とビジネス貢献を分析

4 years 4ヶ月 ago

アジャイルメディア・ネットワークが、ファンの応援行動とビジネス貢献を可視化する分析する「アンバサダーアナリティクス」を提供。ファンによる好意の表現や行動の欲求を「アンバサダーマインド」として5種類に分類し、成果への寄与度を分析する。

ファンの応援行動とビジネス貢献を可視化する分析モデル「アンバサダーアナリティクス」を提供開始
https://agilemedia.jp/pr/release210322.html

noreply@blogger.com (Kenji)

アメブロのAMPを終了します

4 years 4ヶ月 ago

アメーバスタッフブログでも記載させていただいた通り、11/15より順次アメブロのAMP対応を終了させることになりました。

なぜAMPをやめるのか?

2016年の3月にアメブロはAMP対応をスタートさせていました。

当時のブログ記事はこちら

そこから5年以上AMPを採用し、モバイルの検索結果からはAMPキャッシュに飛ぶようになっていました。

Googleの検索結果からはGoogleのキャッシュに移動するわけで、当然体感速度としては良好なものであったと思います。

「それなのになぜやめるのか?」

ですが、基本的にはビジネス的な問題となります。

ウェブ界の状況、社会状況等々によっての総合的な判断ということになります。

検索結果がクリックされた際にGoogleのキャッシュが表示されるという点では、CDNのコスト削減等はあるのですが、それでもやはりトータルで考えたときに今回はAMPを終了させるという結論になったと考えています。

(もちろん細かい理由は知ってはいますが、どこまで書いて良いのかわからないのでこのくらいでご勘弁ください)

 

あとなによりも大きかったのは、トップニュースカルーセルにおいてAMPが条件から外れたことです。

これによって、よりAMPを継続するメリットがビジネス上なくなったのは確かです。

アメブロはスタンドアロンAMPではなかったので、通常版とAMP版両方があるという管理コストのことも考えると、メリットが減るのは正直とても痛かったです。

 

そして、Googleからページエクスペリエンスやその一部である、Core Web Vitals という概念が出てきて、それが検索ランキングに影響するということになったことによって、これまで以上に通常版のパフォーマンスを改善していかなければいけなくなったということも大きかったと思います。

そして、通常版のパフォーマンスが改善されればされるほど、AMPをやっているメリットがUX上でもなくなっていくという形になりました。

もちろんまだAMPと体感的に同じだとは言い切れないと思いますが、今後AMPと同様の体感になるべく開発を進めております。

AMP終了に対するリスク管理

トップニュースカルーセルにおける"AMP優遇"がなくなったとはいえ、これだけの大規模サービスでクロールやindexに関わる部分を変更するというのはリスクがまったくないとは言い切れませんが、基本的には今回のAMP採用の停止によって大きな問題が起こる可能性は極めて低いと思っています。

理由1:AMPブーストはカルーセル以外なかった

AMPを採用したときに特段全体のトラフィックが増えたということもなかったですし、クロール量やクロールの偏り等に変化が起こったこともなかったので、今回逆に減ることはないと考えています。

理由2:一部ブログでAMPを停止したが影響は見られなかった

一部の特にトラフィックが多いブロガー様にご協力いただき、AMP停止のテストを行いましたが特別トラフィックが減るということはありませんでした。

Discoverに表示されにくくなることも懸念していましたが、こちらもテストを行った結果特に変化は見られませんでした。

 

もちろん大規模サイトにおいて、rel=amphtmlという記述が大量になくなる、すなわちHTMLのソース上には変更が出ることによってクローラーがどういう動きをするのかなど想定ができない部分はあります。ひょっとするとGoogleでも想定ができないことがあるかもしれません。ただ、HTMLソースの変更というのは実は頻繁に行われるものではありますので、そこまでリスクはないのではないかと思っています。(アノテーションなので通常の変更と違うとは思いますが)

なお、今回は段階的にAMPを終了させていきますので、極端にネガティブな影響が出た場合はAMPを復活させられるようにもしております。

AMP終了に際してのブロガー様の対応について

AMP終了に際してブロガーのみなさまに何かご対応をいただく必要はありません。

Search Consoleの 拡張 > AMP のところの数値に変化が出てくるとは思いますが特に気になさる必要はありません。

また、検索パフォーマンスの数値においては、大半は、https://ameblo.jp/ID/ 側の数値として換算されているはずですので大きな変化はないと思います。

もし何かご不安なことがあれば、私のTwitterアカウントにご連絡いただければと思います。 

(あまりにお問い合わせが多い場合は個別返信ではなくスタッフブログまたは当ブログにてご回答させていただきます)

 

いずれにしてもAMPが終了することで多少なりとも表示等に変化が出ることはご容赦いただければと思います。

AMP終了後のパフォーマンスへの対応について

「アメブロってAMPやめて遅くなったよね」と言われないように努力して参ります。

当初は体感的に遅く感じる可能性はありまうが、AMP導入当初からAMPページから非AMPページへの遷移での速度差によって離脱が増えていると思われるケースも見られたため、パフォーマンス改善はエンジニアのチーム中心に日々取り組んでおります。

また今後さらにパフォーマンスが改善される予定ですのでご期待いただければと思います。

(ブロガー様が個々で入れられているプラグイン等によって個々のブログによってパフォーマンスが変わることはあり得ますのでご了承ください)

AMPについてのどうでも良い思い出とブロガー様への感謝

AMP導入した際には当時、ブログサービスとして日本では(世界でも?)初めてのAMP採用だったこともり、世界最多となるAMPページをindexさせるということになりました。(ニュースサイトは過去ページまでAMP化しなかったためです)ある意味Google(だけではないけど)の負荷テストの実験台になれて皆で興奮した記憶があります。

当初はいろいろなトラブルがあり、当時まだ存在していたAMPカルーセルに表示されるものとリンク先のURLページが一致しないというとんでもないバグを発見してGoogleと一緒にてんやわんやしたのを覚えています。

(ちなみにそれが直ったお祝いをしよう!ということで飲んでいたら、またバグが発生して某Googlerがめちゃくちゃ焦っていたのは良い思い出です。すぐに直って二軒目に見たことがない大きさのジョッキでハイボールを飲まされて、その先の記憶がありません)

2018年くらいには、AMP+PWAも検討し当時このブログにPWAをテスト採用して、それをまだ回線が遅かったインドネシアのジャカルタで出張のときに体感速度を試したこともありました。PWA自体には可能性を感じたのですが・・・

結局当時はSafariのSearviceWorker非対応問題等でPWAの採用は見送りました。。

 

AMPというものを通して、UXをより意識できるようになったりGoogleなどのプラットフォーマーの考え方がより理解できたりして、当初AMPをまっさきに採用したのは本当に良い経験・選択だったと思います。

ブロガーの皆様には検索からジャンプするページのデザインが少しではありますがいきなり変わってしまったり、(当時は)表示URLがameblo.jpではなくなったりしてご心配やご迷惑おかけしたかもしれませんが、皆様のご理解があって5年以上AMPを採用し続けることができました。

この場を借りて、あらためてブロガーの皆様に御礼申し上げます。

そして、AMPではなくなっても、皆様のブログをこれまで通り、これまで以上のUXがご提供できるよう努力して参ります。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

SEO戦略室 木村賢 ( https://twitter.com/kimuyan )

 

 

 

ミウラタクヤ商店の三浦卓也氏、Shopifyなど登壇の無料ECイベント「はじめるネットショップONLINE EXPO 2021」【11/19開催】

4 years 4ヶ月 ago

ECプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」の日本法人であるShopify Japanは、11月19日(金)に行われる無料のECイベント「はじめるネットショップONLINE EXPO 2021」(主催はAmazon Pay)に登壇すると発表した。

Shopify Japan登壇の「はじめるネットショップONLINE EXPO 2021」

Shopify Japanの講演には、ミウラタクヤ商店の三浦卓也氏、フラッグシップの塩澤耕平氏、Shopify Japanの石田浩平氏が登壇。ECを始める際の注意点、売り上げを伸ばすための施策をディスカッションする。

Shopify Japanのセミナーは、11月19日(金)16:30~17:00。テーマは「Shopifyの紹介と事例とともにECの始め方、売上の伸ばし方について解説」。

shopify Japanのセミナーはこちらから

2021年で2回目の開催となる「はじめるネットショップONLINE EXPO 2021」。ECに関するセミナーを全15講演を用意し、EC業界のトップランナー、ネットショップ運営のプロフェッショナルであるカートプロバイダー、Eコマースエージェンシー、ネットショップオーナーが登壇する。

こんな事業者にオススメ

  • EC業界の最新トレンドや、今後の動向を把握したい
  • ネットショップを始めるにあたり、いろいろ情報収集したい
  • ネットショップを軌道に乗せるため、効果的な運営方法を知りたい
  • 実際にネットショップを運営している方の生の声を聞きたい

イベント概要

  • 開催日時:2021年11月19日(金)11:00~18:00
  • 主催:Amazon Pay
  • 会場:Zoomでオンライン配信(URLは申し込み後に送信)
  • 参加費:無料(事前登録制)
  • 詳細と申し込みhttps://pay.amazon.co.jp/event/expo2021
瀧川 正実

1日で約15兆円を売ったアリババ+京東(JD)の中国「独身の日」取扱高まとめ【2021年】

4 years 4ヶ月 ago
ECプラットフォーム最大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)、「JD.com」運営の直販EC最大手「JD.com」を運営する京東集団のGMV(取扱高)は、両社ともに過去最高を記録した

中国で行われたネット通販の買い物の祭典「独身の日」(W11、ダブルイレブン)キャンペーン。ECプラットフォーム最大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)と、「JD.com」運営の直販EC最大手「JD.com」を運営する京東集団の2社合計の2021年取扱高(GMV)は、前年比15.6%増の8894億元だった。

1元17.5円で換算すると、日本円ベースのGMVは15兆5645億円。

アリババグループと京東集団の独身の日におけるGMVの推移
アリババグループと京東集団の独身の日におけるGMVの推移

アリババグループのGMVは9.4兆円

アリババグループの2021年におけるGMVは、前年比8.5%増の5403億人民元で過去最高を記録。日本円換算の取扱高は9兆4552億円。キャンペーン期間は11月1日から11日までの11日間。

2021年の「天猫ダブルイレブン・ショッピングフェスティバル」には29万ブランドが参加。9億人超の消費者に向けて、1400万種以上の割引商品を展開したという。

2021年も2021年の運用方法を踏襲。11月1日から3日までの3日間を第1弾キャンペーンとして展開してその期間内の受注は3日までに、第2弾は11月11日に決済した。

2021年の「独身の日」は過去最高のGMVを記録した
2021年の「独身の日」は過去最高のGMVを記録した(画像はアリババグループの「alizila」よりキャプチャ)

京東集団のGMVは6.1兆円

京東集団のGMVは前年比28.6%増の3491億人民元で過去最高を記録。日本円換算の取扱高は6兆1092億円。

プロモーション期間は10月31日午後8時から11日間。31ブランドのGMVが10億元を突破、Appleは100億元を超えたという。

過去最高のGMVを記録した京東集団
過去最高のGMVを記録した京東集団
瀧川 正実
瀧川 正実

創業6年で越境EC売上40億円、菓子のサブスク「ICHIGO」近本社長に聞く成長の秘訣

4 years 4ヶ月 ago
菓子の越境ECサイト「TOKYO TREAT」「Sakuraco」などを運営するICHIGOは、海外向けECの専業企業。創業6年で40億円規模に達する越境EC事業の成長の秘訣(ひけつ)とは?

海外向けに菓子のサブスクリプションECを展開する越境ECサイトを運営するICHIGOは、2022年7月期に越境EC売上高が40億円を突破する見通し。創業は2015年。メルマガ購読者を合わせた顧客数は約180万人となり、越境EC専業企業として右肩上がりの成長を続ける。海外ユーザーをどのように獲得し、継続客に育てているのか? 運営会社であるICHIGOの近本あゆみ社長に話を聞いた。

「日本の文化や体験を届ける」ことに商機を見いだす

ICHIGOは「日本の文化や体験を届ける」を理念に、日本のお菓子や雑貨を詰め込んだボックスを、世界150の国と地域へサブスクリプションサービス型で届けている。

創業は2015年で、サブスクリプションサービスが日本では一般的でなかった時期。近本社長は海外で「Netflix(ネットフリックス)」「Spotify」といったサブスクサービスが台頭していることに着目、海外からの訪日外国人が増えていることも踏まえて、海外へ向けてサブスクリプションで商品を販売する事業の立ち上げを決意する。

なぜ海外だったのか? 近本社長が起業した時期はすでに日本国内のEC市場は競争が激化していた。一方の海外向け市場では訪日外国人の増加によるインバウンド市場が拡大。日本の食や文化に興味・関心を持つ外国人が増える状況を踏まえると、「海外向け市場はこれから伸びるだろう」(近本社長)と判断した。

ICHIGOの近本あゆみ社長
ICHIGOの近本あゆみ社長

菓子にフォーカスしたのは、海外ユーザーから見ると日本のスナック菓子といった食文化がユニークで洗練されていると感じたため。中小メーカーなどの協力を得て、「日本のことを知ってもらう」「日本を知ってもるきっかけ」「日本の魅力を伝える」、そして理念に掲げている「日本の文化や体験を届ける」ための商品を開発する。

メインのサブスクリプションサービスは、スナックやジュースを詰め込んだ「TOKYO TREAT」、日本の伝統的な菓子をオリジナルボックスに詰めた「Sakuraco」。

「TOKYO TREAT」について

「ICHIGO」の看板サービスで、月額約3200円から(3か月、6か月、12か月、毎月から選択可能)利用できる。バイヤーチームが1か月以上かけて商品候補の選定を行い、月のテーマに合わせたスナックやジュースを詰め込む。「TOKYO TREAT」のサービスコンセプトに適しているか、希少性があるかといった社内基準をクリアした商品を選んでいるという。

累計140万箱、菓子の数は2400万個以上を世界のユーザーに配送。提携するメーカーは20社を超えている。

「TOKYO TREAT」は菓子やジュースを定期販売する

「Sakuraco」について

日本の伝統的な菓子をオリジナルボックスに詰めて定期便で届けする定期購入サービス。月額約3200円から(1か月、3か月、6か月、12か月から選択可能)ボックスに入れる商品は毎月テーマごとに変える。日本のユニークで洗練された食文化、小さな菓子メーカーの魅力を海外に伝えることをミッションとした商品。日本の地域活性と小規模メーカーの世界進出をめざす海外向け菓子サブスクと位置付けている。毎月の出荷個数は1万個以上。

「Sakuraco」は和菓子やフルーツなどを定期販売する

 近本社長登壇情報

11月15日(月)、オンラインで開催される「ネットショップ担当者フォーラム2021秋」に、ICHIGO 近本あゆみ社長が登壇します! テーマは「6年で売上40億円の越境サブスク、日本のお菓子と文化で海外ユーザーの心をつかむ極意~海外向けECのマーケティング、運用、組織作りをICHIGOの事例に学ぶ~」。ぜひご視聴ください!

イベントについての詳細、事前登録はこちらから
ネットショップ担当者フォーラム 2021 秋の事前登録はこちらからから!

ECは「日本の文化や体験を届ける」ための1つの手段、ゲームアプリも展開

日本の良さを海外に届けることをミッションにしているため、ECにはこだわっていない。日本の文化、良い商品、そして日本に興味を持ってもらう。そういったサービス、商品を届けるための手段がECだった。

このように話す近本社長の理念を体現するEC以外のサービスもある。クレーンゲームアプリ「TokyoCatch」だ。

クレーンゲームをオンラインで操作し、景品を手に入れるというオンラインゲームアプリで、ICHIGOが自社開発している

日本オンラインクレーンゲーム事業者協会(JOCA)によると、日本で初めてクレーンゲームマシンが製品化されたのは1960年代。現在では、ネットワークを介してリアルなクレーンゲームマシンを操作する新しいエンタテインメントとして“オンラインクレーンゲーム”が日本で生まれたという。

ICHIGOでは、ECの在庫を置き発送業務などを行う物流倉庫に専用のクレーンを設置。海外ユーザーがアプリを通じて操作、獲得した景品はその物流倉庫から配送する。

海外向けECのリソースを、オンラインゲームアプリ事業にも活用しているのだ。

「TokyoCatch」のイメージ動画

人気の“体験を売るサブスク”、それを支えるマーケティングと組織体制

ICHIGOのサブスクECは菓子だけではなく、和菓子の楽しみ方を体験できる皿やグラスといったグッズ、和菓子屋の紹介や取材を冊子にした同梱物も提供商品と合わせて日本文化が楽しめる、いわゆる“体験を売るサブスク”として人気が集まっているという。

新型コロナウィルス感染症拡大によって、事業者側にとってはインバウンド消費の低減、外国人にとっては訪日する機会が減った。一般的には逆風となる状況をICHIGOは追い風にし、行き場を失った菓子メーカーの販路拡大、日本の文化や菓子を楽しみたい外国人ユーザーのニーズを捉えた

売り上げはコロナ禍に入って急拡大。2022年7月期に越境EC売上高が40億円を突破する見通しという。ICHIGOはどのように越境EC売上を拡大したのか。

SNSマーケティングが中心、マーケターは全員外国人

成長のきっかけは、海外のYouTuberにICHIGOを紹介してもらったこと。2015年からYouTubeを活用したプロモーションを積極的に展開。ある海外YouTuberがICHIGOのYouTubeを閲覧し商品を購入し、それを自身のYouTubeで紹介したのだ。

それをきっかけにスペインなど多くの国の顧客が増加。いまでは、顧客数は無料のメルマガと合わせて約180万人にまで成長している。

ICHIGOの「TOKYO TREAT」「Sakuraco」など6サービスのSNSフォロワーは合計120万人以上。YouTube、Twitter、Instagram、Facebookなど駆使して日本の菓子や文化を紹介しているが、SNSは購買につなげるためだけではなく、ユーザーとのコミュニケーションの場としての位置付けという。

たとえばSNSを活用したライブ配信。自社の簡易スタジオから、ライブ配信上でクイズを出題、正解者の中から抽選でボックスをプレゼントする視聴者との双方向のコミュニケーション企画などを行う。人気の配信コンテンツは「雑貨の紹介」。大きさや使い方は写真のみでは伝わりにくいため、リアルな情報を届けることができるSNSのライブ配信はファン形成の一端を担っている。

SNS活用の優先順位はYouTube、Facebook、Instagram、Twitter。ユーザーの9割近くが欧米に居住しているため、朝5時からライブ配信を行うこともあるという。

こうしたコミュニケーションが奏功し、「競合に比べると解約率は低く、継続率が高いサービスとなっている」(近本社長)

こうしたマーケティングを担うスタッフは全員外国人。「日本人が1人も行っていないのが競合や他の日本企業と異なる点」(近本社長)。日本人が好きな写真や動画のスタイルがあるように、住んでいる国や地域などによって好みやスタイルが異なる。「外国人へマーケティングするには、日本人がやるよりも外国人マーケターが行う方がマッチしている」(近本社長)

なお、投稿は時間をスケジューリングし、すべてのブランドで1日2投稿までと決めている。SNSの運用では、「特別なことはやっていない。基本に忠実」(近本社長)と言う。

ICHIGO風「カルチャーマップ」で組織の土台作り

ICHIGOの社員は7割が外国人。顧客に近い味覚や感性を持つ外国人がICHIGOのサービスを支えている。その外国人が「ONE TEAM」となって働くための環境作りには余念がない。

外国人スタッフの出身は約10か国で、それぞれ文化などの背景が異なる。「そのため、事業を円滑に進めるためには、ICHIGOのカルチャー、制度を作り浸透させることが重要」(近本社長)と考えた。

考え方の違いなどを学ぶための「ICHIGOのカルチャーマップ」を作成。世界中でベストセラーとなった『異文化理解力』の著者であるエリン・メイヤー氏が、マネージャーが自覚しておくべき8つの指標において67か国の文化の相対的位置づけを示した分布モデル「カルチャーマップ」を基に、ICHIGO用に仕上げた。

「カルチャーマップ」をベースにスタッフ間の相互理解などを進めた上で、働き方は会社法に則した就業規則、事業の進め方は日本の文化に則するようにしたという。

カルチャーマップについて(ICHIGO提供)
カルチャーマップについて(ICHIGO提供)

また、業務は基本的にはすべて内製で進めている。食品メーカーから商品を仕入れて販売するモデルのため、「薄利多売。アウトソーシングすると人件費がかさんでしまう」(近本社長)

ただ、サブスクリプションというビジネスモデルは、注文や物流業務の増減といった波動が少ないため、安定的に業務を回すことができる。アウトソーシングよりも、梱包(こんぽう)作業などの物流業務などもすべて社内のスタッフが行っているという。

日本人だけで海外に売ろうとすると無理が出てくる

新型コロナウィルス感染症拡大によって、海外市場に目を向ける事業者が増えている。日本貿易振興機構(ジェトロ)が、海外ビジネスに関心の高い日本企業約1万3000社を対象に行った「2020年度 日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査」によると、ECの活用実績がある企業のうち、海外販売でECを活用している企業は65.0%、海外販売のうち、日本国内から海外向けの越境ECを活用している企業の割合は45.5%にのぼる。

日本貿易振興機構(ジェトロ)が、海外ビジネスに関心の高い日本企業約1万3000社を対象に行った「2020年度 日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査」 ECの利用状況
ECの利用状況(画像は「2020年度 日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査」から編集部がキャプチャ)

ただ、EC販売額のうち、海外向けが占める割合(ECによる海外向け販売額/ECによる販売額)は1%未満(48.1%)が最多で、「1~10%未満」は23.1%。まだまだ、海外向け販売で実績のある企業は決して多いとは言えない。

日本貿易振興機構(ジェトロ)が、海外ビジネスに関心の高い日本企業約1万3000社を対象に行った「2020年度 日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査」 規模別のEC販売額に占める海外向けの割合
規模別のEC販売額に占める海外向けの割合(画像は「2020年度 日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査」から編集部がキャプチャ)

こうした状況を踏まえ、海外向けECで成功するには「組織のグローバル化が重要になる。日本人だけで海外に売ろうとすると無理が出てくる」と近本社長は指摘する。

では、海外向けECで売り上げを伸ばすにはどうすればいいのか。近本社長はこう日本の事業者にアドバイスする。

外資企業が日本でビジネスを展開する際、日本人を雇ったり、外国人がネイティブレベルで日本語を話したり、日本人を理解しようとする。そこまでしないと現地の人の心をつかむことは難しい。私はもともと、英語は得意ではなかった。だが、海外向け専業でビジネスを展開するには、英語でコミュニケーションを取らなければならなかった。最初は翻訳ソフトを駆使し、話したり、メールを書いたりした。海外向けビジネスを行う際、言語の壁、文化の問題などが出てくる。言語であればテクノロジーの活用、文化の問題は外国人を採用したり、まずはそういった壁を少しずつ取り除いていってほしい。

 近本社長登壇情報

11月15日(月)、オンラインで開催される「ネットショップ担当者フォーラム2021秋」に、ICHIGO 近本あゆみ社長が登壇します! テーマは「6年で売上40億円の越境サブスク、日本のお菓子と文化で海外ユーザーの心をつかむ極意~海外向けECのマーケティング、運用、組織作りをICHIGOの事例に学ぶ~」。ぜひご視聴ください!

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瀧川 正実
瀧川 正実

JR東日本と千趣会が協業したディズニーグッズ専門店「Disney Fantasy Shop by BELLE MAISON」が東京駅にオープン

4 years 4ヶ月 ago

千趣会は東日本旅客鉄道(JR東日本)との協業サービスの一環として、「Disney Fantasy Shop by BELLE MAISON(ディズニーファンタジーショップ バイ ベルメゾン)」の常設店舗を、東京駅の京葉線地下八重洲口改札内に10月29日にオープンした。東京で初のベルメゾン ディズニーグッズ専門の常設店舗となる。

編集部からのお知らせ

11月15日(月)~17日(水)に開催するオンラインイベント「ネットショップ担当者フォーラム 2021 秋」(インプレス主催)に、千趣会 取締役 ベルメゾン事業本部副本部長 OMO推進担当の佐野太氏が11月17日(金)に登壇。「超リアル企業『JR東日本』と老舗通販『千趣会』が挑む変革の軌跡とこれから~それぞれの課題を抱える2社の資本提携の背景、将来に向けた布石と変革~」をテーマにリアル+ネット+カタログなどの融合によりLTVの向上と新たな顧客価値の提供について語ります。視聴は無料です。ぜひお申し込みください。

ネットショップ担当者フォーラム2021秋
※画像をクリックするとイベントページにジャンプします

東京で初のベルメゾン ディズニーグッズ専門店

千趣会 JR東日本 ベルメゾン ディズニーショップ ディズニーファンタジーショップバイベルメゾンの正面
10月29日にオープンした「Disney Fantasy Shop by BELLE MAISON(ディズニーファンタジーショップ バイ ベルメゾン)」。入り口は家の形になっている。(ⓒDisney ⓒDisney/Pixar ⓒDisney.Based on the “Winnie the Pooh” works by A.A. Milne and E.H. Shepard.)

店舗は「いつでもそばにディズニーのある暮らしを」をコンセプトに、生活雑貨やレディース、キッズアパレル商品のほか、家具から雑貨までをトータルコーディネートしたベッドルームやキッチンルームを展示している。

千趣会 JR東日本 ベルメゾン ディズニーショップ ディズニーファンタジーショップバイベルメゾン ベッドルームの展示
店舗内に展示しているベッドルーム(ⓒDisney ⓒDisney/Pixar ⓒDisney.Based on the “Winnie the Pooh” works by A.A. Milne and E.H. Shepard.)
千趣会 JR東日本 ベルメゾン ディズニーショップ ディズニーファンタジーショップバイベルメゾン キッチン雑貨
取り扱っているキッチン雑貨(ⓒDisney ⓒDisney/Pixar ⓒDisney.Based on the “Winnie the Pooh” works by A.A. Milne and E.H. Shepard.)
千趣会 JR東日本 ベルメゾン ディズニーショップ ディズニーファンタジーショップバイベルメゾン ルームウェア
ルームウェアなどアパレル商品も多数取り扱っている(ⓒDisney ⓒDisney/Pixar ⓒDisney.Based on the “Winnie the Pooh” works by A.A. Milne and E.H. Shepard.)
千趣会 JR東日本 ベルメゾン ディズニーショップ ディズニーファンタジーショップバイベルメゾン フィッティングルーム
店舗内にはフィッティングルームも設置している

インテリア商品の開発を得意とするベルメゾンの強みを生かした家具の品揃えで、ベルメゾンでしか手に入らないオリジナルアイテムを扱っている。また、ベルメゾン限定デザインパッケージのお菓子なども12月ごろに販売を開始予定。

気になった商品はオンラインで購入できる

OMOモデルの店舗として、大型家具など持ち帰りできない商品や店頭で気になった商品は、手持ちのスマートフォンから専用ウェブアプリ「JRE MALL MY LISTY SHOPPING」を使い、商品についたタグのバーコードをスキャンし、アプリ上の「マイリスト」に保存しておくことで、ユーザーの好きなタイミングで「ベルメゾン JRE MALL店」で購入ができる。

千趣会 JR東日本 ベルメゾン ディズニーショップ ディズニーファンタジーショップバイベルメゾン 商品のバーコード読み込み
商品のバーコードを専用ウェブアプリ「JRE MALL MY LISTY SHOPPING」でスキャン&マイリストに保存すれば、店舗から出た後でも商品が購入できる(ⓒDisney ⓒDisney/Pixar ⓒDisney.Based on the “Winnie the Pooh” works by A.A. Milne and E.H. Shepard.)

専用ウェブアプリ「JRE MALL MY LISTY SHOPPING」とは

店頭で見たり試したりした商品の情報を、スマートフォン上で自分だけの「マイリスト」に保存することで、好きなときにJR東日本が運営する通販サイト「JRE MALL」で商品を購入できるWebアプリケーション。

千趣会 JR東日本 ベルメゾン ディズニーショップ ディズニーファンタジーショップバイベルメゾン
専用ウェブアプリ「JRE MALL MY LISTY SHOPPING」(画像は「JRE MALL MY LISTY SHOPPING」サイトからキャプチャ)
千趣会 JR東日本 ベルメゾン ディズニーショップ ディズニーファンタジーショップバイベルメゾン 店舗内の案内
店舗内にも「JRE MALL MY LIST SHOPPING」の案内があり、アプリをダウンロードできる

駅やエキナカという生活動線場に多くの人が行き交うオフラインの場と、オンラインである「JRE MALL」とをシームレスにつなぐ連携システムとして、ユーザーの利便性向上を目的に開発された。

また、アプリケーションを介してユーザーのニーズを把握することで、より、ユーザーに寄り添ったサービスの提供と快適な買い物体験に実現をめざすという。

藤田遥
藤田遥

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