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デジタル広告の第三の波は「リテールメディア」

4 years 3ヶ月 ago

デジタル広告の領域において、2000年代は検索、2010年代はソーシャルメディアが台頭したが、2020年代はリテールメディアの隆盛が予測されている。

Retail Media 2022: What's Next for Digital Advertising's Third Big Wave?
https://www.emarketer.com/content/retail-media-2022-what-s-next-digital-advertising-s-third-big-wave-meet-analyst-webinar-january-21-2022

noreply@blogger.com (Kenji)

「成功事例は参考になるか」

4 years 3ヶ月 ago

事業会社からDXの成功事例をよく聞かれる。またエージェンシーを含むマーケティング支援事業者からも、データを活用したマーケティング活動の成功事例は?などという質問がよく来る。もちろん成功事例は情報として価値がある。参考にもなる。ただ成功事例だけ欲しがる傾向には問題がある。

まず成功したという評価をするにはまだ早い事例が多い。またそれぞれの企業の個別の状況や課題がある中で、よその事例をそのまま参考にできるかは微妙である。そして、これが最大の理由だが、実は失敗例の中にこそ参考になる要素が多いということだ。だが特に失敗例は世の中に出て来ない。そうそう失敗を公表する企業もないし、大概本当は失敗なのに責任者の保身のために成功を装うことが多い。さらに失敗の原因をしっかり分析する会社もほとんどない。しかるに、自身で実際にやってみるしかないのだ。失敗事例に有効な情報があるのは、故野村克也監督の名言(「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」)のとおりである。失敗には原因がしっかりある。だからそれを潰していくことで成功の確率は上がる。成功事例には偶然の幸運があって、同じようにやっても見えない失敗要因を避けることができない。

 

 DXしかり、新しいことへのチャレンジによその事例を持ち出して議論するのはやめた方がいい。そもそもそういう企業文化そのものに革新性がない。とにかく「やってみる」これしかない。「よそはよそ、他人の事例は参考にならない」と割り切った方がいい。ただその経験値、得られた知見をしっかり共有すること、個人ではなく組織に経験値、知見を根付かせること。これが肝心だ。

 およそ30年前の名著「失敗の本質」を何度も読み返すことがあるが、この日本軍の組織論的研究には、日本企業の問題点を示唆する点が数多くある。破綻する組織の特徴として、

・トップからの指示があいまい

・大きな声は論理に勝る

・データの解析がおそろしくご都合主義

・「新しいか」より「前例があるか」

・大きなプロジェクトほど責任者がいなくなる

 が列挙されている。

 「前例があるか」はよその成功事例を求めるのと一緒だ。

 この本には、ノモンハン、ミッドウェー、ガダルカナル、インパール、レイテなどの作戦における失敗の本質を、章の頭に整理している。例えばガダルカナル作戦は、「失敗の原因は、情報の貧困と、戦力の逐次投入、日本の陸軍と海軍はバラバラの状態で戦い、米軍の水陸両用作戦に有効に対応できなかった」とある。

 ほとんど日本企業の組織的問題点をなぞっているかのようだ。

 おそらく大概の企業のDXはうまくいかない。ないし、DXの定義そのものを間違っている。それは、日本軍の失敗のそれとほぼ同じ体質を脱却できないからで、数ある失敗の本質のひとつとして「事例を探す」のかもしれない。情報収集として価値がある行為は、手に入らない失敗の原因も自ら実施することで得ることである。

ベム

Googleに「星だけ」の口コミが投稿された場合の対応方法&口コミ集客のポイントを解説 | 店舗ビジネスに役立つ『口コミラボ』特選コラム

4 years 3ヶ月 ago
Googleに寄せられた口コミでコメントがなく星のみで評価されことがあります。必ずしも返信する必要はなく、店舗のスタンスによって対応は異なります

Googleに寄せられた口コミで、コメントがなく星のみで評価されている場合がありますが、返信をした方がいいのでしょうか。

結論から先に述べると、必ずしも返信する必要はなく、店舗のスタンスによって対応は異なります。また、返信するのであれば、評価ごとに返信対応も変わってきます

今回の記事では、星だけ評価に対する評価ごとの返信を、例文付きで解説します。さらに後半では、口コミ集客で押さえるべきポイントも紹介するので、口コミ集客にご活用ください。

Googleの「星だけ」評価、返信すべき?

Googleの星だけ(コメントなし)の評価には、必ずしも返信する必要はありません。ユーザーが星だけの評価をする場合、相手とコミュニケーションを取る意思がない可能性もあります。

Googleのヘルプでも、口コミの返信について「すべてのクチコミに対して感謝の意を公に表明する必要はありません」と述べられています。

とはいえ、星だけの評価に対しても丁寧に返信しているのを他のユーザーが見た場合、好印象を与えるといったこともあるかもしれません。

星だけの評価だけでなく、投稿された口コミ全体に対してどのように対応するか、店舗としての方針をあらかじめ決定しておくとよいでしょう。

コメントなしの評価に対する返信例

コメントのない星だけの評価にも返信する場合、どのような内容を返信すればいいか、例文とともにご紹介します。

評価が良かった場合:サービス利用に対する感謝や、再来店したくなるような情報を伝える

星5つなど高い評価がつけられた場合、感謝の言葉に加えて、再度来店を促すようなPR、関連情報などを織り込むと効果的です。

「この度は〇〇(店名)にご来店いただき、また、このような評価をいただき誠にありがとうございます。〇〇(店名)では、季節ごとのメニューをご用意しておりますので、次回ご来店の際にご利用いただけると幸いです。改めまして、評価をいただけたことにお礼申し上げます。スタッフ一同、またご来店いただける機会を心よりお待ち申し上げます」

評価が悪かった場合 その1:評価をしてくれたことへの感謝と気持ちを伝える

低い評価で星のみがつけられた場合、評価への感謝と今後の姿勢を伝えましょう。

「この度は、ご評価いただきありがとうございました。当店にてご不快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ございません。今後は皆さまにご満足いただけるよう、スタッフ一同気を引き締めて取り組んでまいります。機会がございましたら、ご来店をお待ちしております。」

評価が悪かった場合 その2:低評価となった理由を尋ねる

低い評価の場合、理由を尋ねるのもよいでしょう。低評価に対しても真摯に向き合っているという姿勢を、第三者のユーザーにも伝えられます。また、理由を追記してもらえた場合、「お客様の声」として参考にし、サービス改善に活かすこともできます。

「このたびは、ご評価いただきありがとうございました。当店にてご不快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ございません。当店ではお客様の声を第一に、サービスを改善しています。もしよろしければ、今後の改善のために、どのような点がご不便を感じられたか教えていただけますでしょうか。ご意見をおうかがいできれば幸いです。」

口コミ集客で押さえておくべき3つのポイント

ここまで「星だけの評価」に対する対応方法を解説してきましたが、押さえるべきポイントはコメントありの評価とほとんど同じです。

そこでここからは、口コミ集客を取り組むうえで重要な押さえておくべきポイントを3点解説します。

1. ネガティブな口コミに対しても誠実に対応

ネガティブな口コミにも、真摯に対応することが大切です。ユーザーから批判的な指摘が入った場合、接客など改善が可能なものについてはその旨を、価格など改善ができないものについては店舗の方針を返信で伝えましょう。

口コミは投稿者と店舗だけでなく、ほかのユーザーも閲覧しています。ネガティブな内容に対して攻撃的にならず、誠実に答えることでほかのユーザーからも悪印象を持たれてしまうのを防ぐことができます。

また、低評価な口コミは、必ずしもネガティブというわけではありません。口コミの中に、店舗を改善できるヒントが書かれている場合もあるので、実践することで高評価を獲得しやすくなるでしょう。

2. 悪質な投稿は削除できるケースもある

寄せられた口コミが店舗とは関係なく、または事実でもなく、誹謗中傷など悪質であると判断される場合、ガイドライン違反で削除申請できます。

必ずしも申請が受け入れられるわけではありませんが、放置していては店舗の信頼にかかわってくるので早急な対応が必要です。

3. 口コミを集めるのも施策の一つ

店舗側で悪質な口コミを事前に防ぐことは不可能です。もし投稿されてしまった場合、上記で解説したような返信をするほか、高い評価を集めてネガティブな口コミを目立たなくさせることもできます。

そのために、店舗のオペレーションやサービスの品質をもう一度見直し、店舗内でお客様に口コミを書いてもらえる仕組みづくりを検討することが大切です。

口コミに対して真摯に対応することが重要

Googleマップなどに寄せられる口コミは、店舗とお客様がコミュニケーションを取れる場として機能しています。誠実に口コミ返信することで、口コミ投稿した本人だけでなく、ほかのユーザーとも信頼関係を築きやすくなります。

ポジティブな口コミに感謝やお礼の言葉を伝えるのはもちろんですが、ネガティブな口コミに対しても真摯に受け止めて改善につなげ、悪質なものは削除申請するなど、適切に対処しましょう。

この記事を書いた「口コミラボ」さんについて

「口コミラボ」は、様々な地図アプリ・口コミサイトの監視、運用、分析を一括管理できる店舗向けDXソリューション「口コミコム」が運営する店舗ビジネス向け総合メディアです。近年、企業の評判管理が重要視されるなか、特に注視すべきGoogleマイビジネスを活用したローカルSEO(MEO)や口コミマーケティング、それらを活用した集客事例から、マーケティング全般、店舗経営のハウツー、業界動向データにいたるまで幅広い情報を紹介します。

口コミラボ
口コミラボ

悪質な業者が目立つのっておかしくない? 健全化への取り組みは事業者からユーザーに発信を【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

4 years 3ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2022年1月31日〜2月6日のニュース

先週は悪質・悪徳業者に関する記事が多い週でした。これだけ集中するのも珍しいです。実際はごく一部の「極悪層」が目立っているだけなのに、業界全体が悪く見られてしまうので、健全性への取り組みはどんどん発信しないといけないですね。

悪質、悪徳、パクリ、一部の業者でのせいでECとネット広告業界はイメージは悪くなるなるばかり

「アフィリエイターが勝手にやった」はNO 3000億広告市場「極悪層」排除へ...消費者庁が提言案公表 | J-CAST ニュース
https://www.j-cast.com/2022/01/28429908.html

報告書案によれば、コンプライアンス(法令順守)意識が欠如した広告主や広告代理店、コンサルタント会社などが、セミナーを通じて「絶対に儲かるアフィリエイト広告」などと喧伝して情報商材を販売するケースもある。薬機法や景品表示法などに抵触するような不当表示を推奨する事業者もいるという。検討会では、こうした関係事業者を「極悪層」と分類していた。

サブスク「契約は容易なのに解約は困難」…解約方法の分かりやすい表示、努力義務に | 読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220129-OYT1T50134/

「解約手続きが分かりづらい」「解約したいと思ったが、電話番号が分からない」などの相談が、国民生活センターに寄せられているという。

悪質なMEO業者によるGoogleビジネスプロフィール改ざん、知っておくべき手口と対処方、未然防止策 | 店舗ビジネスに役立つ『口コミラボ』特選コラム | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/9470

Aさん「口コミをきちんと管理しようとか、そういった納得できるような話は特になかったです。とにかくしつこく、契約したほうがいいと言われたんですね。

断ったら『このままだといたずらされますよ』とたたみかけられました。そのときは、まさかあんなことをされるとは思いませんでしたけどね…」

北の達人コーポレーション、競合品販売会社はぐくみプラス社との控訴審において一審の損害賠償金より約5,000万円増額。 | 北の達人コーポレーションのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000051691.html

通信販売業界は依然、ヒット商品を模倣した粗悪な品質のコピー商品を、あたかも正規品より優良であるような虚偽の表示で販売する不正競争行為が蔓延しています。

ここ1週間くらいの間にこれだけの悪質・悪徳業者に関する記事がありました。ネット業界と通販業界はこんな業者しかいないのか? と思うほどですが、実際はほんの一部の業者に過ぎません。これらの業者を規制するために法律が改正され、まっとうな業者がその対応に追われる一方で、悪いことをする人たちは涼しい顔。誰のために何をしているのかわからなくなりますよね。

EC事業者の皆さんもこういった動きがあることをお客さんにも伝えていく必要があると思います。業界として認識していて良くなるように頑張っていることをわかってもらわないといけないですからね。

配送関連の記事が多く、オンラインでは初めて購入するブランドが多くなるという調査結果もあった2月1週目のEC業界でした。

今週の要チェック記事

なぜECプラットフォームがこぞって物流に投資しているのか | REWIRED
https://rewired.cloud/fulfillment-investment/

瞬間風速は年収1000万? 出前館の配達に異変 報酬3倍の時間帯も | ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2201/28/news121.html

「俺たちは透明人間ですかね」 "送料無料"が引き起こす運び手軽視の波 | Yahoo! ニュース(橋本愛喜)
https://news.yahoo.co.jp/byline/hashimotoaiki/20220128-00278913

車を商品の受け取り場所にする「車内置き配」。KDDI・ヤマト運輸などがデジタルキーを活用した実証実験 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/9476

【日本郵便】EC返品をより手軽にする『e発送サービス 宛先ご指定便』の提供開始、第一弾はZOZOTOWN | ECのミカタ
https://ecnomikata.com/ecnews/33537/

商品だけでなく“すべて”が見つかるECへ SHIPSがサイト内検索で実現した新たな情報提供の形 | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/10873?utm_source=pocket_mylist

EC利用が増加する中で増すアッパーファネルマーケティングの重要性~ニールセン ECの利用状況に関するレポートを発表~ | ニールセン デジタル
https://www.netratings.co.jp/news_release/2022/01/Newsrelease20220127.html

BASEは“わたしのホームページ“。雑貨ブランドオーナーが語るBASEの”おいしさ” | BASE U
https://baseu.jp/24253?utm_source=pocket_mylist

今週の名言

手仕事に対価を支払うことの意味 ドイツの職人の訴えに共感 | Chietoku.jp
https://www.chietoku.jp/teshigoto-taika-doitusyokunin/

「他人の仕事の対価が妥当ではないなんて簡単に言うべきではありません。これは人生の教訓です」とレネは語っています。

もちろんなかには雑な仕事をする職人もいるでしょうが、ほとんどの職人は実直に丁寧な仕事をしています。それにはお金がかかり、サポートが必要なのです。

送料も無料なわけがないですし、商品開発やサポートにもお金がかかっています。悪徳・悪質な業者も多いですが、ほとんどのEC業者は実直に丁寧な仕事をしています。買う側も安さだけに目を奪われず、まっとうな人たちが事業を継続できるように応援する気持ちで買い物をしたいですね

もちろんすべてにおいては無理なので、できる範囲であなたなりの応援をしていきましょう。売る側も買う側も自分たちの取り組みや気持ちをもっと発信していけば業界全体が良くなるはずです。

筆者出版情報

「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める小さい会社のウェブマーケティング必勝法

「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める
小さい会社のウェブマーケティング必勝法

森野誠之 著
翔泳社 刊
発売日 2021年10月15日
価格 2,200円+税

この連載の筆者 森野誠之の著書が翔泳社から発売されました。小さな会社の“ひとり担当者”が、未経験、低予算、独学でホームページのリニューアルからウェブマーケティングまでを成功させるための指南書です。電子版、オンデマンド印刷版ともにAmazonで発売中です!

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森野 誠之
森野 誠之

Google トレンドで振り返る2021年。検索で「セール いつ」が8割増、「ライブコマース」は75%以上増でデジタルシフトが加速

4 years 3ヶ月 ago

Googleが公表した「Google トレンド」から2021年を振り返る生活動向についてのレポートによると、日本では「セール いつ」の検索が80%増加するなど、オンラインサービス利用でお得な情報や割引などで支出を減らそうとするユーザーが増えている。

公表したレポートは、「Google トレンド」から2021年の日本とアジア太平洋地域(中国を除く)の生活動向を振り返ったもの。2020年に浸透したオンラインサービス利用の著しい増加は、新型コロナウイルス感染症の影響による一過性のもので終わることなく、2021年もさまざまな領域で持続している。

日本では「セール いつ」の検索が80%増加、その関連ワードの上位にECサイト名が複数あることから、お得なオンラインショッピングを求めているユーザーが増えている。またアジア太平洋地域のインド、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナムでは、「お得な情報」「割引」「クーポン」の検索が110%以上伸びた。

Googleが公表した「Google トレンド」から2021年を振り返る生活動向についてのレポート
お得な情報や割引などのオンラインサービスを探し、支出を減らそうとする人が増えている

2021年時点では、アジア太平洋地域(中国を除く)の生活者の約半数が、必要なものがオンラインで購入できる場合、店舗に行く必要はないと考えている。オンラインショッピングの浸透で、生活者はより進化したサービスに期待するようになっているという。

日本では、「ライブコマース」の検索が75%以上増加。よりインタラクティブで多くの情報を得られるようなショッピング体験に関心が高まっている。

オーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、フィリピン、インドで特徴的なのは配送に対する期待の高まりで、「当日配送」の検索が最大70%増加。インド、タイでは「無料配送」の検索関心が最大60%増加している。

Googleが公表した「Google トレンド」から2021年を振り返る生活動向についてのレポート
買い物もデジタルシフトが進んでいる

アジア太平洋地域(中国を除く)では、オンライン人口の半数以上がオンラインで誰かにプレゼントを買ったことがあり、その割合は世界のどの地域よりも高いとされている。

日本ではデジタル上でのギフト体験を模索する様子が見られ、「オンライン・ギフト」の検索が40%増加している。インドネシアでも、「ギフトボックス」「スナックギフトボックス」の検索が増加。オーストラリアでも同様に、ギフトの配送に関する検索が20%増加している。

石居 岳
石居 岳

ユナイテッドアローズの自社EC刷新。「アプリの進化」「OMO」「コスト構造改善」など6つのポイント

4 years 3ヶ月 ago

ユナイテッドアローズは2022年3月上旬、自社ECサイト「ユナイテッドアローズ オンラインストア」をリニューアルオープンする。

ZOZOに自社ECの運用を業務委託していた体制から自社運営に切り替える。最新システムを採用し基本スペックを向上、将来的なOMO施策の実現を担保する設計となっている。自社物流センターにフルフィルメント拠点を置き、各種サービスレベルの改善を通じた顧客体験価値の向上を図る。

「とりわけ在庫の効率化が図れることで、販売機会ロスの削減やリードタイムの短縮、在庫移動減少によるコスト低減などが図れる」(ユナイテッドアローズ)としている。

ユナイテッドアローズ 自社ECサイトのリニューアルについて
自社ECサイトのリニューアルについて(画像はユナイテッドアローズの決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

基本機能の改善

最新システムの採用でサイト表示速度を改善、基本スペックを向上させる。検索ワードの入力を補助するサジェスト検索や検索条件の保存を含む検索機能の改善、カート投入から決済までのステップ短縮などでユーザビリティを上げていく。

販売スタッフの個人アカウントで商品を紹介するショートブログを追加しスタッフコンテンツを拡充、実店舗の接客販売力をオンライン上で再現する。顧客によるレビューも追加し、買い物をサポートする。セキュリティレベルも上げ、より安全に買い物ができるサイトにする。

アプリの進化

従来の買い物機能特化型から、オンラインストアのニュース、特集、各種スタッフコンテンツなどが閲覧可能なコミュニケーション性の高いアプリに切り替え、顧客との接触頻度を上げていく。

商品下げ札についたバーコードを読み込み、商品紹介ページを開くスキャン機能も追加。店頭で気になる商品があった際、スタッフに声掛けしなくても商品詳細が確認でき、そのままお気に入りに保存もできる。

CSレベルの向上

サービスの拡充で顧客の体験価値を高める。オリジナルの梱包資材を使った店頭品質に近い包装で届け、実店舗で購入した時と同様のワクワク感で満足度を上げる。物流センターの在庫を自社ECサイトの在庫として引き当てられるようにし、最短配送に対応する商品も拡大する。

実店舗の在庫を確保してから来店したい、実際に試着してサイズ確認してから購入したいというニーズは依然として高く、一時中断していた店頭試着予約サービスも再開する。

購入品の受け取りも注文時に置き配サービスを選択できるようにして利便性を高める。商品の返品についても手続きを簡便化し、自宅、コンビニ、宅配ロッカーなど、顧客の都合のよい場所から、QRコードを使って送り状を書く手間なく返送できるようにする。

ユナイテッドアローズ 自社ECサイトのリニューアルについて
「基本機能の改善」「アプリの進化」「CSレベルの向上」について(画像はユナイテッドアローズの決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

効率的な在庫運営

フルフィルメント拠点を自社物流センター内に設置、効率的な在庫運営につなげる。これまで自社EC業務の委託先であるZOZOの倉庫に自社EC用とZOZOTOWN用の在庫をまとめて配分していた。

今後は自社物流センターのフリー在庫を自社ECに引き当てられるようにする。在庫の奥行きを広げ、販売機会ロスを低下させる。実店舗を絡めたOMO施策も予定しており、実店舗への在庫配分の適正化も含めた在庫運用の効率化を図る。

コスト構造の改善

SaaSサービスの活用で開発投資金額を抑制する。システム保守費用など一部コストの固定費化を図り、従来の変動費モデルから運営コストを低減させる。実店舗の売り上げ増にも寄与するため厳密な費用対効果の算出は難しいものの、自社ECサイトの売上・利益だけで初期投資の回収が2~3年、現在の運営体制からの収益性改善は2年後を想定している。

OMOへの発展性

現段階ではECサイトの基本機能を新しい仕組みに置き換え、安定的に運用することを第一としているため、実店舗も絡めたOMO施策まではカバーしていない。今後も継続的に開発投資を行い、実店舗のデジタル化も進めながらOMO施策を開始。自社ECサイトのサービスレベルを実店舗に近づけていく。

CRMの進化と連動させ、将来的には1人ひとりに最適化した精度の高いサービスをオンラインとオフラインの枠を超えて提供する。顧客の行動変化に即し、実店舗と自社ECサイトをまたいだ買い物体験の課題解決を進め、ライフタイムバリューを高めていく。

ユナイテッドアローズ 自社ECサイトのリニューアルについて
「効率的な在庫運営」「コスト構造の改善」「OMOへの発展性」について(画像はユナイテッドアローズの決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

ユナイテッドアローズは2019年、ECサイトを全面刷新するために自社ECの運営を一時停止した。新システムでの運営スタートが難航。長期にわたるサイトの運営停止を避けるため、従来のシステムへ戻した。

石居 岳
石居 岳

アマゾンの広告収入、ユーチューブを超える

4 years 3ヶ月 ago

アマゾンドットコムが、2021年第4四半期の決算で広告サービスの売上を初めて開示した。2020年第3四半期までさかのぼり、四半期ごとの広告売上を確認できる。それによると、アマゾンドットコムの広告売上は、2020年第4四半期からユーチューブのそれを上回っている。アマゾンドットコムの方が成長率も高く、今後もユーチューブを引き離しそうだ。

以下は、両社の決算資料より抜粋した広告売上(単位は百万ドル)。

google.charts.load('current', {'packages':['table']}); google.charts.setOnLoadCallback(drawTable); function drawTable() { var data = new google.visualization.DataTable(); data.addColumn('string', ''); data.addColumn('number', 'Q3 2020'); data.addColumn('number', 'Q4 2020'); data.addColumn('number', 'Q1 2021'); data.addColumn('number', 'Q2 2021'); data.addColumn('number', 'Q3 2021'); data.addColumn('number', 'Q4 2021'); data.addRows([ ['Amazon Advertising Services', 4982, 7350, 6381, 7451, 7612, 9716], ['YouTube Ads', 5037, 6885, 6005, 7002, 7205, 8633] ]); var table = new google.visualization.Table(document.getElementById('table_div_1')); table.draw(data, {showRowNumber: true, width: '100%', height: '100%'}); }
google.charts.load('current', {'packages':['table']}); google.charts.setOnLoadCallback(drawTable); function drawTable() { var data = new google.visualization.DataTable(); data.addColumn('string', ''); data.addColumn('number', '2019'); data.addColumn('number', '2020'); data.addColumn('number', '2021'); data.addRows([ ['Amazon Advertising Services', 12625, 19773, 31160], ['YouTube Ads', 15149, 19772, 28845] ]); var table = new google.visualization.Table(document.getElementById('table_div_2')); table.draw(data, {showRowNumber: true, width: '100%', height: '100%'}); }

Amazon has a larger advertising business than YouTube
https://www.emarketer.com/content/amazon-has-larger-advertising-business-than-youtube
アマゾン広告収入、規模がユーチューブ超え 世界の新聞業界並み
https://jp.reuters.com/article/amazon-com-results-advertising-idJPKBN2K90AZ

noreply@blogger.com (Kenji)

アフィリエイト広告規制、広告主に表示責任求める。管理指針は2022年夏をめどに策定【検討会の報告書案まとめ】 | 通販新聞ダイジェスト

4 years 3ヶ月 ago
消費者庁はアフィリエイト広告について、広告主の責任を明確にしました。悪質広告主には景品表示法で厳正に対処する方針です

消費者庁は、アフィリエイト広告について、広告主の責任を明確にする。悪質広告主は景品表示法で厳正に対処。取締りでは、特定商取引法との連携も強化する。一方で、すでにある表示の管理指針も改訂。現状は社内体制の整備を念頭に置くが、外部委託の広告の指針を追加する。改訂は、「今夏を前に行いたい」(表示対策課)とする。

法改正見送りも、現行法による規制を視野に

1月28日に行われた「アフィリエイト広告等に関する検討会」で報告書案を示した。委員から概ね賛同が得られた。

広告の責任は、一義的に商品の供給者である広告主に求める。表示主体・供給主体の解釈拡大は慎重に検討し、法改正も見送る。

景表法の「法解釈」の観点からは、基本的にアフィリエイト・サービス・プロバイダ(ASP)や広告代理店、アフィリエイターは規制の対象外になる。

一方、「事実認定」の面では、これら関係者が広告主と一体となって事業を行うなど供給主体と認められる場合は景表法を適用する。

また、実質的な指示役を担う個人に対して広告業務禁止命令を行うなど、特商法とも連携して法執行を行う。“何人規制”を行う健康増進法、薬機法の活用、消費者安全法に基づく公表・注意喚起など現行法による重畳的規制を視野に入れる。

通販新聞 アフィリエイト広告規制 景品表示法第26条の執行状況と事例
景品表示法第26条の執行状況と消費者庁から指導が行われた事例

景表法に基づく指針は改訂。新たに「外部委託」の指針を定める

報告書は今回の対応後も問題行為が多数発生する場合、法改正を含む責任主体の見直しを検討することも触れた。

「事業者が講ずべき表示の管理上の措置」(景表法第26条)に基づく指針は改訂する。課徴金納付命令の可否を判断する基準の一つ。現状は、社内体制の整備を中心に構成する。新たに「外部委託」の指針を定め、指導、勧告・公表などの運用を積極的に行う。

通販新聞 アフィリエイト広告規制 不当表示を未然に防止するために事業者が講ずる必要があること
不当表示を未然に防止するために事業者が講ずる必要がある内容について

指針では、アフィリエイト広告などについて、「表示内容の確認」、「表示の根拠に関する資料保管」、「表示管理担当者の設置」、「苦情・相談窓口の設置」、「広告である旨の明示」などの事項を定める。

表示内容の確認は、アフィリエイターとの契約における不当表示を行わない旨の取決め、出稿前・後の内容確認を求める。販売実績のあるアフィリエイターを重点的に確認するなど個別事情を勘案した方法の検討を求める。

広告データを含む根拠資料の保管は、広告主のみで対応が困難な場合、契約条項などでアフィリエイターにデータ保管を求めたり、保管期間を定めることを想定する。法執行では、再発防止の観点から広告の「保管命令」を行うことも検討する。

「広告である旨の明示」は、消費者が認識できる文言や文字の大きさ、掲載場所を求める。具体的に記載を求める内容は、すでに行う事業者の実態を把握した上で、庁内で検討。「報酬を得ている旨」なども示す可能性がある。

契約面でもアフィリエイターに表示義務として規定し、従わない場合に契約を解除するなどの対応で表示適正化を図るべきとする。

体制整備では、表示管理担当者の配置と定期的な研修の実施、苦情・相談窓口の設置を規定し、問題のある表示が発覚した場合の修正や提携解除などの対応を求める。

このほか、事業者による情報共有体制は、まず民間主導の構築を促す。公正競争規約も視野に、契約内容のひな型や自主ルール作成を求める。悪質広告主の情報は、官民連携による対応を行い、これら広告主への抑止力にする。

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをネットショップ担当者フォーラム編集部が追加している場合もあります。
※見出しはネットショップ担当者フォーラム編集部が編集している場合もあります。

「通販新聞」について

「通販新聞」は、通信販売・ネット通販業界に関連する宅配(オフィス配)をメインとしたニュース情報紙です。物品からサービス商品全般にわたる通販実施企業の最新動向をもとに、各社のマーチャンダイジング、媒体戦略、フルフィルメント動向など、成長を続ける通販・EC業界の情報をわかりやすく伝え、ビジネスのヒントを提供しています。

このコーナーでは、通販新聞編集部の協力により、毎週発行している「通販新聞」からピックアップした通販・ECのニュースや記事などをお届けしていきます。

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通販新聞

自社ECに「新規顧客の獲得」「コンバージョンレートの改善」「不正取引対策」のメリットが期待できる「Amazon Pay」とは

4 years 3ヶ月 ago
消費者にとって利便性が高く、ECサイト側にとっても注文件数や売り上げ拡大において成果が期待できる「Amazon Pay」の詳細や導入事例などを紹介
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2015年のサービス開始以来、AmazonのID決済サービス「Amazon Pay」を導入するECサイトは拡大し、導入社数は1万数千社に達している(Amazon調べ10月現在)。

消費者はAmazonアカウントに登録している情報で簡単に決済できるため、手間を省いて安心して買い物をすることが可能。ECサイト側も新規顧客の獲得やコンバージョン率向上などのメリットが期待でき、月間注文件数が約8割強伸びたサイトやコンバージョン率が2.5倍以上伸びた事例もある。利用が広がる「Amazon Pay」を解説する。

「Amazon Pay」の導入事業者数は1万数千社以上・ECサイトは10万以上に

Amazonのビジネスモデルは、Amazonが販売主になっている直販と、Amazonのサイト上でネット販売事業者が出品するマーケットプレイスの2つの事業がある。ともに「Amazon.co.jp」内で展開するサービスだ。

一方、自社ECサイト向けのビジネスモデルとして、消費者がAmazonアカウントを使って簡単に決済ができるサービス「Amazon Pay」がある。

Amazon Pay Amazon Amazonのビジネスモデル
Amazonのビジネスモデル

「Amazon Pay」スタート時点での導入店舗は出前館と劇団四季など。出前館が手がける食べ物のデリバリーや、劇団四季の公演チケットは「Amazon.co.jp」で販売しておらず、そうした商材も消費者が安心して簡単に購入できるサービスを提供しようという狙いから、「Amazon Pay」は始まっている。

こうして「Amazon Pay」は2015年にローンチした。提供開始から7年目となり、導入事業者数は1万数千社を超え、「Amazon Pay」が利用できるECサイトの数は10万サイト以上に達する(Amazon調べ10月現在)。

Amazon Pay Amazon AmazonPayの導入実績は伸び続けている
「Amazon Pay」の導入実績は伸び続けている

「Amazon Pay」の使い方だが、消費者がECサイトで決済に進むと「Amazon Pay」のボタンが表示される。それをクリックしてAmazonアカウントにログインすることで、登録されている住所や支払い情報などが表示され、それを確認して購入を完了する。

Amazon Pay Amazon 自社ECサイト上でAmazonアカウントを使って購入できる
自社ECサイト上でAmazonアカウントを使って購入ができる

「Amazon Pay」導入企業は、ファッションや食品、ホーム&キッチン、家電だけでなく、寄付、デジタル商材、BtoB、旅行など多岐に及んでいる。

Amazonの成長モデルにおいて重要になるのが品ぞろえだ。「Amazon.co.jp」内での直販とマーケットプレイスによって商品ラインアップが拡充されるのはもちろんだが、そこに「Amazon Pay」のビジネスモデルが加わることで、「Amazon.co.jp」以外のサイトでも消費者が安心して購入できるという“品ぞろえの拡大”につながっている

Amazon Pay Amazon 顧客満足度の向上につながる
「Amazon Pay」が加わることで、顧客満足度の向上につながる

「Amazon Pay」事業本部 本部長の井野川拓也氏は、こうした戦略が自社EC事業者にとって良い循環を生み出すという。

便利な決済システムによってお客さまの満足度が上がり、「この前買った時にすごく便利だったからまたここで買ってみようかな」というようにリピーターになっていただける。(井野川氏)

Amazon Pay Amazon 事業本部 本部長の井野川拓也氏
Amazon Pay 事業本部 本部長の井野川拓也氏

消費者が「Amazon Pay」を使う4つのメリット

消費者が「Amazon Pay」を使うことにどのようなメリットがあるのだろうか。「Amazon Pay」が提供するメリットは、大きく分けて「利便性」「スピード」「安心感」「お得」の4つだ。それぞれ順に見ていこう。

Amazon Pay Amazon 消費者のメリット
「Amazon Pay」を使う消費者のメリット

利便性:「Amazonアカウント」1つでOK

複数のECサイトで買い物する場合、それぞれのサイトのIDとパスワードを覚えておくのは難しい。しかし、各サイトで同じパスワードを使っていると漏洩の際のリスクが大きくなる。Amazonをよく使っていたり、AmazonアカウントのIDやパスワードをブラウザに覚えさせていれば、ネット販売事業者のECサイトでも簡単に決済を完了することができる

スピード:基本情報の入力不要、空き時間にオーダー完了

導入企業のECサイトでも、Amazonアカウントに登録している住所や支払い情報が自動的に表示されるため、わざわざ入力する必要がない。例えば電車の中でスマホを操作して買い物をする時に、その場で財布からクレジットカードを出すといった手間を省いて、素早く購入ができる。

安心感:マケプレ保証も対象、カード情報の入力不要

「Amazon Pay」を使って決済をすると、「Amazon.co.jp」以外であってもマーケットプレイス保証の対象となる。仮に購入商品に問題があっても、最終的にAmazonが返金する(返金の条件は諸条件あり)。

そのためECサイトに「Amazon Pay」のマークがあることで、消費者の不安感を解消し、購入を後押しする。カード情報もAmazonが管理し、事業者側が持つことはなく、ハッキング被害に遭う可能性を下げることが期待できる

お得:顧客向けの還元プログラム

2021年8月から、商品購入時に「Amazon Pay」で支払うと、Amazonギフトカード利用分の0.5%を還元するという「還元プログラム」を開始した。事前登録は必要なく自動的にギフトカード残高に還元される。

なお、この還元プログラムはすべて「Amazon Pay」が費用負担しており、販売事業者の負担はゼロの施策だ。

Amazon Pay Amazon Amazonギフトカード利用分の0.5%を還元
Amazonギフトカード利用分の0.5%を還元

「Amazon Pay」を導入するECサイトの3つのメリット

「Amazon Pay」を使う顧客のメリットを見てきたが、次は導入するEC事業者の利点について見ていく。それを解説する前に、日本におけるEC事業者の課題を整理しておきたい。

「Amazon Pay」主催のイベントでの調査結果によると、日本のEC事業者の課題1位は「新規顧客の獲得」で、2位は「EC部門の売り上げの向上」となっている。そのほかに「リピーターの醸成」や「AI・音声認識のテクノロジーへの対応」「カゴ落ち防止への対策」なども上位に入っている。

Amazon Pay Amazon 日本におけるEC事業者の課題
日本におけるEC事業者の課題

事業者が抱えている課題に対して井野川氏は「『Amazon Pay』が支援できる」と話し、EC事業者が「Amazon Pay」を使うメリットを3つ挙げた。

それは「新規顧客の獲得」「コンバージョンレートの改善」「不正取引対策」だ。

Amazon Pay Amazon 導入で得られるECサイトのメリット
「Amazon Pay」導入で得られるECサイトのメリット

新規顧客の獲得

カートシステム会社らの調査によると、ゲスト購入のうち決済手段に「Amazon Pay」が選ばれる割合は最大5割程度と非常に高い。そのうち最大8割程度が会員になるといい、他の決済に比べて3倍程度高い割合だ。

その理由は、購入完了と同時にAmazonアカウントに登録している情報を使って自動的に会員登録まで済むことが大きい。会員になるとメルマガなどを使ってリピート施策につなげることができるため、マーケティングの側面でも効果を発揮する。

Amazon Pay Amazon ゲスト購入で最大5割ほど使われ、会員にもなりやすい
ゲスト購入で「Amazon Pay」は最大5割程度使われ、会員にもなりやすい

実際、「Amazon Pay」を導入した100サイトと、導入していない100サイトで新規の会員登録数の増加率を比較すると、「Amazon Pay」を導入している事業者は前年比でおよそ2倍になっている。

一方、未導入の事業者は前年比で35%の伸びとなり会員獲得率で65ポイントの差が出ている(フューチャーショップ、ecbeing、アイピーロジック調べ)。

Amazon Pay Amazon 導入店舗は新規会員登録数の伸びが高い
「Amazon Pay」導入店舗は新規会員登録数の伸びが高い

北海道日本ハムファイターズの事例では、「Amazon Pay」導入前の年と導入直後の商品購入件数を比較すると、購入件数が約4割程度増加した。購入件数の内訳は、前年同月比でファンクラブ会員が2割程度増、ゲスト購入者は約8割程度増加した(フューチャーショップ調べ)。

同社によると、「Amazon Pay」以外での決済が前年比で約3割程度増だったことを踏まえると、ゲスト購入者による購入件数の増加は「Amazon Pay」で決済手続きが簡便になったことが大きく影響していると分析している。

Amazon Pay Amazon 北海道日本ハムファイターズの事例
北海道日本ハムファイターズは購入件数が増加(参考:北海道日本ハムファイターズの事例

アパレル大手のユナイテッドアローズでは「Amazon Pay」がAmazonギフトカードでの支払いに対応したことで、クレジットカードの利用を控えたいお客さま層の利用が新たに伸びることを期待しているという。

Amazon Pay Amazon ユナイテッドアローズの事例
「Amazon Pay」はAmazonギフトカードでの支払いに対応(参考:ユナイテッドアローズの事例

コンバージョンレートの改善

「Amazon Pay」導入済みECサイトと未導入のECサイトを比較した結果、導入済みECサイトは前年比で月間の注文件数が約9割程度増加。未導入では約6割程度増のため、約2割程度のポイントの差が出ている。

Amazon Pay Amazon 導入ECサイトは月間注文件数が約8割強増加
導入済みECサイトは月間の注文件数が約8割強増加

家電販売のディーライズのケースでは、「Amazon Pay」導入によりコンバージョン率は約4割強、売り上げは約5割強伸びた。同社によると、「Amazon Pay」は決済手段の中でも利用率が最も高く、期待以上の効果があったとしている。

Amazon Pay Amazon ディーライズの事例
ディーライズはコンバージョン率が40%以上向上(参考:ディーライズの事例

完全栄養食を販売するベースフードの場合、「Amazon Pay」の導入前後1か月間を比べると新規顧客は約2割程度増加。「Amazon Pay」の導入で購入へのハードルが下がり、コンバージョン率が導入前と比較して約2割増しになったようだ。

Amazon Pay Amazon ベースフードの事例
ベースフードはコンバージョン率が2.5倍以上に向上(参考:ベースフードの事例

不正取引対策

Amazonでは、Amazonアカウントのログイン時に2段階認証にするなど厳格な管理を実施。また、グローバル化する不正に対していち早く情報を得て対応することで、不正注文を行いにくくしている。不正取引に対してサポートも実施しており、Amazonが一定の条件のもとで事業者の損害を補填する

Amazon Pay Amazon 不正取引対策強化の一助を担う
「Amazon Pay」の不正取引の仕組みを使うことで、「Amazon Pay」を導入しているECサイトの不正取引対策強化の一助を担っている

こうした不正取引対策に対する事業者の評価も高い。ブランド商品を扱うコメ兵は、「Amazon Pay」の導入で不正取引に関する確認作業が軽減したという。Amazonマーケットプレイス保証の対象であることから、実質的にチャージバックのリスクをゼロに近づけることが可能だとしている。

Amazon Pay Amazon コメ兵の事例
コメ兵は不正取引に関する確認作業が軽減(参考:コメ兵の事例

アイロボットジャパンは、「Amazon Pay」の導入の決め手として、国内での利用率の高さや導入済みのECサイトからの良い評判に加え、不正取引対策ができることを挙げた。高額商品を多く扱う同社だが、当初の想定を上回って「Amazon Pay」が利用されているようだ。

高額商品は詐欺被害に遭いやすい傾向があるため、「Amazon Pay」の不正取引対策にメリットを感じて導入するケースもある。

サブスクリプションモデルでも月商3倍以上の成果が

「Amazon Pay」導入企業のなかには、サブスクリプションで成果が出ているところもある。

化粧品を販売するバルクオムでは、「Amazon Pay」を導入した結果、すぐにコンバージョンレートが約5割程度向上した。定期購入の顧客数も伸び続け、1年半前と比べて月商が約3割強の増加になったという。なお、同社の場合は「Amazon Pay」を使った購入のうち約9割強がスマートフォン経由だという(バルクオム調べ)。

メール型サービスやテレビショッピングの対応も

最後に、「Amazon Pay」の直近のトピックスのなかで重要なものを確認しておこう。

決済手数料

Amazonは2021年10月1日から、「Amazon Pay」の決済手数料を従来までの4.0%から3.9%に手数料を値下げした(デジタルコンテンツ4.5%は据え置き)。

Amazon Pay Amazon 決済手数料を値下げ
決済手数料を4.0%から3.9%に値下げ

越境EC

越境ECへの取り組みとして、ジグザグと協業し同社の「Wordshopping BIZ(ワールドショッピングビズ)」という越境ECサービスと連携。海外のAmazonアカウントを持つ消費者が日本のECサイトで商品を購入する際に「Amazon Pay」が利用できる。

Amazon Pay Amazon 越境ECではジグザグと協業
越境ECではジグザグと協業

メール型サービス

最近開始したサービスとして「メール型 Amazon Pay」がある。例えばカゴ落ちメールを送る場合に、メールの中に「Amazon Pay」を組み込むことによって、お客さまがメールからダイレクトに商品の購入画面に遷移して購入できるというもの。この「メール型 Amazon Pay」の導入を検討する事業者が増えているようだ。

Amazon Pay Amazon メール型Amazon Pay メールからダイレクトに商品購入画面に遷移
メールからダイレクトに商品の購入画面に遷移

音声ショッピング

Amazon Alexaを活用して「Amazon Pay」による音声ショッピング(ボイスコマース)が可能になる。

音声ショッピングは今後どんどん増えていくと思っている。こういったものも、皆さまに使っていただける。(井野川氏)

Amazon Pay Amazon Alexaを介して音声ショッピングが可能
「Amazon Pay」を使ってAlexaを介して音声ショッピングが可能に
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グーグルが、「プライバシーサンドボックス」の新技術として「Topics」を開発。これまで開発してきた「FLoC」は批判が多いため開発を停止し、その代替技術として「Topic」を打ち出した。

Topics API: Relevant Ads without Cookies - The Privacy Sandbox
https://privacysandbox.com/proposals/topics

次の開発者向けの情報で、詳細な仕組みを確認できる。

GitHub - jkarlin/topics: The Topics API
https://github.com/jkarlin/topics

プライバシー サンドボックスの新しい Topics API について
https://japan.googleblog.com/2022/01/topics-api.html
Get to know the new Topics API for Privacy Sandbox
https://blog.google/products/chrome/get-know-new-topics-api-privacy-sandbox/

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2201/26/news064.html

noreply@blogger.com (Kenji)

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