
楽天グループのフリマアプリ「楽天ラクマ」は2024年10月、横浜市で開催されたビンテージ関連のイベントに、「ラクマ公式ショップ」に出店するリユース事業者の商品を販売するブースを出展。ビンテージファンの来場者にアプリの存在をアピールした。ECやフリマアプリにおけるビンテージ品の動向に関して、コマース&マーケティングカンパニーラクマ事業部の長谷川健一朗ゼネラルマネージャーと、イベントを主催したVCMの十倍直昭代表取締役に聞いた。
――十倍氏は2021年にビンテージのECプラットフォームとして「VCM」を立ち上げた。
十倍直昭代表取締役(以下、十倍):もともと2008年よりビンテージショップを経営していたが、コロナ禍もありVCMを立ち上げた。以前のビンテージ業界は大きなコミュニティーがなかった。フリーマーケットは開催されていても古着屋はあまり参加しておらず、もっとビンテージを扱う古着屋が出店したいと思えるイベントやプラットフォームを作らなければいけないと思い、ECからスタートした。
ビンテージはネットだけだと風合いやサイズ感がわかりにくいので、実店舗の方が強かったわけだが、外出できない状況だったので、皆がECに注力しはじめた。こうしたなかで、当社は100店舗以上のビンテージ店が参加するECモールを立ち上げることができた。

また、バイヤーもコロナ禍で海外へ買い付けにいけなくなったため、ディーラーとネットでつながって写真を見て買い付けをするようになった。コロナ禍は消費者の行動を変えただけではなく、業界の慣習も変えた。そういったこともあり、ネットでビンテージ品を売り買いすることへの抵抗がなくなった。ただ、私としては、当時からECの先にリアルイベントが視野に入っていた。
――そこから、ビンテージの祭典「VCM VINTAGE MARKET」開催につながったわけだ。
十倍:アメリカには「ローズボール・フリーマーケット」という、大規模なビンテージイベントがあるが、その日本版を作りたいというのが動機。そこにたどりつくためにECを始めたわけだ。

――ビンテージブームで商品の価格も高騰している。いつまで続くのか。
十倍:昔は「新しい洋服を作ろう」という動きが多かったが、最近は「昔のモデルを復刻しよう」というブランドばかり。洋服においてビンテージ要素は無視できない時代であり、一つのファッションジャンルになった。ブームで終わることはなく、ビンテージが好きな人は永遠に好きなので、買い手がいて供給できる商品が少ないという状況を踏まえると、人気が落ちることはないのではないか。少し前は「1000万円のデニムなんて売れないよ」と言っていたのに、今は3000万円になっている。日常着というよりは、アートに近い形で取引されているように思う。
――ラクマにおいては、中古事業者や並行輸入事業者が出店する「ラクマ公式ショップ」を中心に、ビンテージ品の取り扱いが増えている。
長谷川: Tシャツが顕著だが、ビンテージ品の取引価格は大きく値上がりしている。Tシャツにこんな値段がつくとは想像もしなかったが、高い値段でも売れるからすごい。ラクマ公式ショップにおいては、アクセサリーの売り上げが前年比40%増、「ビンテージ」や「オールド◯◯」とついた商品も同20%増というところだ。
また、ラクマの流通額は約50%がファッションで、女性の利用が多かったわけだが、ビンテージ品は男性が中心のため、男性の比率が急増している。昨年は男性が34%だったが、今年は42%まで増加した。やはり、男性の伸びを下支えしているのはビンテージブームではないか。

――いつ頃からビンテージ品がラクマで目立ってきたのか。
長谷川:ここ1、2年ではないか。ブランド品のリユース品をポジティブに捉える動きも強まっている。「このブランドが好きになったから、現行にはないアーカイブ品をラクマで買う」という消費者も増えているようだ。ラグジュアリーのバイヤーがビンテージに目を向けることで、両者をミックスして着用する消費者も増えているのではないか。
――ビンテージ品を販売するフリマアプリとして、ラクマの強みとは。
長谷川:一つは、リユースファッションに特化しており、そういった事業者が集まっていること。もう一つは、毎月1~7日に「ラクマブランドウィーク」を開催しており、クーポンを配布したり楽天ポイントの付与率を高めたりしていることだ。
また、「フリル」というレディースファッション中心のフリマアプリが母体という点と、購入した商品到着前に真贋を判定する「ラクマ最強鑑定」を導入した点も強みになるのではないか。
――強みを生かすべく「VCM」のスポンサーとなった。
十倍:今までのスポンサー企業のなかでも、一番ブースが盛り上がったのではないか。Tシャツやブランド品が違和感なく展示されており、ラクマが取り組んでいることが体現されていた。来場者も、ブースを一つのショップとして捉えて満足度も高かったのではないか。
長谷川:カップルの来場者も多いので、女性も楽しめる空間を意識したことが良かった。

――スポンサーになったきっかけは。
長谷川:6月に東京・表参道で「ラクマ公式ショップ」出店事業者が出品するラグジュアリーブランドの名品を集めたリユース品展示会を開催したが、そこに十倍氏が来場したのがきっかけ。以前から気になっていたイベントなので、トントン拍子で話が進んだ。
――出展の成果は。
長谷川:オンラインで多くの流通額がある事業者にとって、リアルイベントは、投資対効果でいうとそこまで高くない、というのが一般的だが、「VCM」は非常に濃い、優良顧客が多いので、直接話を聞けたことが大きかった。
ラクマを知っているユーザーは非常に多かったが、「公式ショップ」という形でビンテージ品が買えることを知らないユーザーが多かったので、それを周知できたことも良かった。単価についても、2万5000円程度を予想していたが、5万5000円だった。
十倍:ラクマは他のフリマアプリに比べて、ファッションに強いということもあって、商品の編集がおしゃれ。当社としても「ビンテージを買うならラクマ」と、ビンテージファンに対して促せるようにしていきたい。実際のところ、ラクマの流通規模を考えたらリアルイベントの売り上げは小さい。ラクマは、ネットでビンテージを買う人たちへのブランディングの部分で当社に期待してくれているはずなので、きっかけが作れれば。
――ビンテージ市場は広がりを見せている。
十倍:「良くわからないけどビンテージ品が人気らしい」「そんな高くないやつでいいけどビンテージデニム買ってみようかな」というマス層が増えていると思う。なので、マニアに特化しすぎるのではなく、ラクマで「初めてビンテージ品を買うならこれ!」といった、ビンテージ初心者の基本を作りたい。
――「ビンテージは難しそう」というイメージを持つ消費者は少なくないのではないか。
十倍:確かに「知識がないから何を買えばいいかわからない」という人は多い。当社は「全身ビンテージ」にしてほしいとは思っていない、たとえば、記念日なら5万円や10万円のワインを買うかもしれないが、日常使いではもっと安いワインを飲むわけで、「高いものなら何でもいい」というような考えはない。たとえばデニムなら、気軽に買える2000年初頭のものからはじめて、好きになったらもっと高いものを買えばいい。
十倍:少しずつビンテージを楽しんでもらえばいいし、どっぷりはまったらもっと良いものを買う、というようになれば、ビンテージショップも高級品だけを揃えずに済む。ラクマには「ビンテージに挑戦しよう」という消費者に対し、ハードルを下げるような存在になってほしい。
――ECやフリマアプリにおいてビンテージ品がもっと売られるようになりそうだ。
十倍:特に最近はECへの抵抗が減っているので、ビンテージはネットで売買されていることがもっと増えていく。ただ「誰から買うか、どこで買うか」が付加価値になるはずだ。「ラクマだったら安心してビンテージ買えるよね」「ラクマで買えば満足できる」となるように、当社の力もお貸ししたい。ラクマならそういった共通認識が作れるのではないか。
長谷川:「楽天市場」で高級バッグを買うようなユーザーが、当該ブランドの過去のバッグをラクマで購入する、という流れが加速できるのではないか。それとは別に、もっと若い人たちがビンテージ品を気軽に買えるような仕組みも作れれば良いと思う。
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オリジナル記事:楽天ラクマの責任者らが語るビンテージ品とフリマアプリの市場動向とは | 通販新聞ダイジェスト
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博報堂のシンクタンクである博報堂買物研究所は、生活者の仕事や日常生活をサポートするために設計されたAIエージェントと共に進化する新しい購買行動モデル「DREAM」を発表した。
商品の探し方は、情報を探す「検索」から「対話を通じてニーズを引き出す」に変化。選択の仕方は、自分で選ぶ負担が軽減され、好みや行動データを基にAIエージェントが提案する商品を「承認」する購買行動に変化していくと予測している。

「どんな商品が欲しいか」だけでなく、「どんなAIエージェントからの提案が欲しいか」が今後、購買プロセスにおける重要な要素になると見ている。
「DREAM」はリアルタイムでパーソナライズされた新しい購買体験を体系化したもの。生活者とAIエージェントが協働する新しい購買体験は、「DREAM」の5つのプロセスを通じて理解できるという。
5つのプロセスは、次の通り。
博報堂買物研究所は「DREAM」モデルによって導かれる、近未来における4つの変化を予測している。
購買プロセスの出発点が「情報を探す」から「対話を通じてニーズを引き出す」へと変化する。AIエージェントとの対話を通じて、生活者の顕在的なニーズだけでなく潜在的なニーズまで拾い上げることが可能になり、生活者自身が気づいていない新たな発見や満足感を提供すると予測している。
膨大な情報を自分で比較・選択する負担が軽減され、AIエージェントが好みや行動データをもとに的確な提案を行う。これにより、商品選びの効率が格段に向上し、特に高額商品においても短期間で購入決定が可能になると予測している。
商品体験が、実店舗での試用に加えVRやARを活用した仮想体験へと拡大。視覚や触覚だけでなく、嗅覚なども仮想的に体験できるため、購入前に商品の適合性をより深く確認できるようになると見ている。
購入後の感想は一部の口コミ投稿者の意見が中心となっているが、AIエージェントへのフィードバックを通じて、多くの顧客の意見が反映される仕組みへと変化する。
顧客が意見をフィードバックすることでAIエージェントが学習・蓄積し、好みや傾向をより深く理解できるようになる。その結果、自分の意見が反映される価値を感じた人々が積極的にフィードバックを行い、提案精度がさらに向上していくと予測している。
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オリジナル記事:「検索」から「対話」、「選択」から「承認」への新しい行動モデル「DREAM」とは
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EC事業者であれば、「決済」の重要性は理解しているだろう。決済が完了して初めて売り上げが確定する。また、選べる決済方法の多さや決済のしやすさは売り上げに直結するとされている。
決済サービス「KOMOJU」を提供するDEGICAの松岡将史氏(GTM Account Executive)が、Shopifyパートナーであるウェブライフの山岡義正氏(代表取締役)と、決済に関する最新調査、「Shopify」を活用した具体的な施策について解説した。

世界170か国以上、数百万ものECサイトで利用されているECプラットフォーム「Shopify」。この「Shopify」を提供するShopifyが開催したカンファレンスイベント「Commerce Day 2024」(2022年11月7日開催)で、Eコマースの現状の課題として話題になったのは、「ユニファイドコマース」の重要性、顧客獲得単価の上昇、そしてブランド維持の難しさなどだという。

ユニファイドコマースは、顧客1人ひとりに最適な購買体験を提供するマーケティング手法。オムニチャネルの仕組みを基に、オンラインとオフラインの両チャネルから得た顧客情報を統合し、さまざまな要素を組み合わせてパーソナライズしたアプローチを行う点が最大の特長だ。ユニファイドコマースの考え方でさまざまなチャネルを組み合わせることで、多くの効果が得られるという。
たとえば、店舗とオンラインショップを統合することにより、リピート率、平均購入額、顧客維持率の向上、事業者側のコスト削減といった効果を得ることができるとされている。

事業者は顧客のさまざまなニーズに応えていかなければ淘汰されていってしまう。そのための1つとして、まずは決済に注目すべきだ。決済が完了しないと事業者の売り上げは伸長しない。顧客が求める決済手段、買いやすさなどがなければ決済までたどり着かないケースがある。シンプルな話だが意外と忘れられがちだ。(松岡氏)
DEGICA Go to Market & Client Relations (GTM) Account Executive 松岡 将史氏
オンラインショップを利用する顧客のうち、希望する決済手段がない場合、6割以上が買い物をやめるか、別のECサイトで購入すると言われる。
1%や2%のコンバージョン率を争うECの世界において、チェックアウトページでの離脱は非常に大きな問題。決済の最適化はEC運営にとってとても重要だ。(山岡氏)
ウェブライフ 代表取締役 山岡義正氏
DEGICAの調査によると、ECで人気の高い決済手段の1位はクレジットカード決済で、2位がQRコード決済、3位がコンビニ決済だ。

クレジットカード決済とQRコード決済が人気の理由は「ポイント」。ポイント制度の認知度や使用頻度が上がり、日常生活のなかで当たり前になっているためだ。この状況はECでも同様の流れになっている。

一方、コンビニ決済が選ばれる理由としては、日本には24時間365日営業しているコンビニが多く、いつでもどこでも支払える利便性の高さと安心感が考えられる。他にも、カードを持っていない10代の若年層の利用が多いという状況もある。また、「クレジットカードより現金の方が確実で信頼できる」という日本特有の価値観も影響していると松岡氏は解説する。

「Shopify」で構築・運用されるECサイトで買い物する年間購入客数は6億7500万人。これはEコマース全体の30%にあたるという。
日本でも「Shopify」を利用する事業者は多い。「BiNDec(バインド・イーシー)」だけでも370ストアほどあり、さまざまな業態のストアが他のECプラットフォームから「Shopify」に移行してきている。導入企業の規模はこれからECを始める中小から、年間のGMV(流通取引総額)が100億近いエンタープライズまでと幅広い。(山岡氏)

ウェブライフはそんな「Shopify」の公認パートナー制度において上位にあたるPremierパートナー企業で、「Shopify」の構築・運用支援サービスを提供している。2022年に独自の「Shopifyアプリ」などを使いグロース支援で成長をサポートする「BiNDec」をスタートさせた。
「Shopify」の機能を拡張するための独自開発のアプリケーション「BiNDecアプリ」のほか、多数の「Shopify」アプリのなかから最適な機能をコーディネートし、ECサイトの構築から運用、グロースまでを支援する。
「Shopify」のメリットは、短期間でECサイトを構築できること。ストアの規模にもよるが、「BiNDec」では通常通常2~3か月でECサイトを立ち上げることができる。また、「BiNDec」独自のノウハウが詰まったテーマを活用して、既存のサイトをリプレイスするケースも多い。

長年同じシステムでカスタマイズを重ねてきたECサイトの場合、担当者が退職すると誰も対応できなくなるケースがある。こうした問題の先送りはリスクが大きい。経済産業省は「DXレポート」のなかで、こうした問題とそれによる経済損失を指す「2025年の崖」について警鐘を鳴らしてきた。その2025年を迎え、レガシーシステムから「Shopify」へのリプレイスが増えているという。
「BiNDec」で手がけてきた400近いECサイトの事例から、「Shopify」へのリプレイスによって課題が解決した事例を紹介する。

キントーが運営する「KINTO」はタンブラーボトルやテーブルウェア、キッチン用品などを提供しているライフスタイルブランド。BtoCだけでなく、BtoB-ECサイトも「Shopify」で構築し、欧米などでグローバルに事業を展開している。現地の言語や通貨に対応しているほか、現地のトレンドに合わせて商品を訴求。また、12の実店舗の売上データや出荷指示データも「Shopify」で管理し、有効活用しているという。
決済代行システムには「KOMOJU」を導入しており、国内では複数のQRコード決済に対応。日本のほか、アメリカ、カナダ、欧州、タイ向けにそれぞれ独立したECサイトを運用しており、海外向けにはそれぞれの国・地域に適した決済手段を提供している。
「KOMOJU」では10年足らずで1万6000社に導入され、さまざまな事業者の海外展開もサポートしてきた。「商品と相性の良い地域の紹介など、料率だけでない幅広い提案が可能」(松岡氏)。
海外ファンも多いアパレルブランドA社では、多言語翻訳と通貨換算のためのソリューション「Langshop with DeepL Pro」によって、日本語、英語、中国語、韓国語の自動翻訳、購入額に応じた輸入関税の自動計算を実現している。また、限定販売やセールなど一時的にアクセスが急増する過負荷にも耐え得る環境を整備しているという。
基本的には1秒間で50件の取引であれば通常のサービス内で対応可能。事前にご連絡いただければ決済のトラフィックのモニタリングなどを行い、数倍の取引にも対応できる。決済が止まってしまうと売り上げも止まってしまうということで、高い処理能力を求めるお客さまから「KOMOJU」に切り替えていただいた実績もある。(松岡氏)
日本茶専門店である一保堂茶舖は、カナダ‧米国専用のECサイトのほか、世界各国への配送に対応したグローバルサイト「Ippodo Tea Global」を展開。1to1で相談できるチャットサポート、ニーズに適したお茶が見つかる診断プログラムなども用意している。
三起商行が手がける子ども服ブランド「ミキハウス」は、店舗と同様の購入体験をECでも提供するためにスマホアプリを導入。また、お役立ち情報やキャンペーンのほか、子育て世代をつなぐコミュニティなど、幅広いコンテンツマーケティングを展開している。海外でも商品を販売しており、その顧客データを「Shopify」で束ねてロイヤリティ化し、売れるコンテンツやストーリーを組み立てて訴求。その結果、海外での需要も高く展開できているという。
近年、物流コストの高騰が続き、送料を価格に反映せざるを得ない状況が広がっている。そのなかで、「ミキハウス」はブランドとしての強みを活かし、適正な価格設定を実現している。同時に、実店舗とECサイトの両方で質の高いサービスを提供し、ブランディングにおいても大きな成功を収めている。
RSが手がけるインバウンドで人気のアパレルブランド「HiKESHi SPiRiT」は、海外でECを利用している顧客が日本の実店舗へ訪れた際に利用できる共通ポイントシステムを導入。POS連携によってデータが共通化され、1to1マーケティングに活用している。
ワイ・ヨットが運営するベルギー発のキッチンウェアブランド「グリーンパン」は、リプレイスで「BiNDec」を導入、わずか1年半で売上成長率は577%を超えた。潜在顧客層のユーザーが多いInstagramでのSNSマーケティングを見直し、UGC(User Generated Content)を活用したエンゲージメントの向上、ECでの購入を促すキャンペーンなどが成功の要因となった。
ジョンマスターオーガニックグループが運営する、アメリカ発のオーガニックコスメブランド「ジョンマスターオーガニック」では、ECと実店舗のデータを連携。それぞれの顧客データも一元管理に切り替えて、BIツールと連携して顧客に向けた施策の効果測定も可能にした。コストを最適化した顧客マーケティングを行っている。
「KOMOJU」の特長は、「Shopify」をはじめとするECプラットフォームとの連携のしやすさにある。コードを書かずにクリック操作のみで連携でき、高額な導入費用をかけずに新たな決済手段を導入できる。
もう1つポイントになるのが決済手段の多彩さだ。クレジットカード決済、コンビニ決済、QRコード決済はもちろん、後払いや銀行振込も提供している。さらに中国、香港、韓国、東南アジア、ヨーロッパ、ブラジルでの主要な決済手段にも対応している。

「KOMOJU」はシームレスに「Shopify」とリアルタイムで連動している。またEC事業者でよくある、返品・返金やキャンセル、トラブルが起こった時に対処がしやすく使い勝手が良い。(山岡氏)
ECサイトの構築、運用、決済は、1つのまとまりとして考えたほうが良い。ウェブライフの「BiNDec」で構築、運用、マーケティングを整えて、決済で「KOMOJU」を選択肢として考えてほしい。(松岡氏)
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オリジナル記事:自分好みの決済手段がないと6割離脱!? 最新のECトレンドから「KOMOJU」導入による決済戦略、「Shopify」リプレイスの成功事例を解説
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アクセルマークが、台湾の企業と共同開発したインフルエンサーマーケティングプラットフォーム「アクセルバズ」を提供。インフルエンサーの募集や依頼、プロジェクト管理を効率化でき、インフルエンサーマーケティングを内製化できるという。

九州北部や山口などに60店舗以上のホームセンター「グッデイ」を運営するグッデイは福岡県内の「グッデイ」5店舗で、使わなくなった不要品を回収し、リユース・リサイクル品として再流通させる資源循環サービス「PASSTO(パスト)」の運用を1月21日に開始した。

「PASSTO」は、使わなくなった不要品を回収、最適な使い道の選別、再活躍させるリユース・リサイクルの循環を作る資源回収サービス。「PASSTO」で預った衣類のリユース・リサイクル率は約98%。単純焼却と比べてCO2排出量の削減にも貢献しているという。
回収対象商品は、衣類(こども服・トップス・ボトムス・ジャケット・コート・シャツ・スカート他)、ファッション雑貨・ホビー用品(ゲームソフト・ミニカー・ブロック・フィギュア・ソフビ人形・縫いぐるみ・キャップ・ベルト・バックパック他)。
「PASSTO」の設置により、グッデイでは「資源循環による環境改善への貢献」と「お客様の来店機会の促進」をめざす。運用開始後は、顧客の意見や回収状況を鑑みながら、実施店舗を拡大していく。
「PASSTO」はECOMMITが運営する資源回収サービス。回収した不要品は、ECOMMITが国内外でリユース品として再流通させるほか、リユースが難しいものはリサイクルパートナーを通じて再資源化などをにつなげている。
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オリジナル記事:ホームセンター「グッデイ」、衣類・ファッション雑貨・ホビー用品を回収→国内外でリユース品として再流通する取り組みをスタート
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レディースファッションのANAPは子会社3社を設立し、新たに投資関連事業、美容サロン関連事業を開始する。4月1日付で持株会社制に移行し、グループの事業拡大と経営基盤の強化を図る。
投資事業のANAPライトニングキャピタル、マッサージ店およびリラックスサロンの経営を手がけるARF、ビューティーサロンおよびエステティックサロンを経営するAELの3子会社を2月3日付で設立する。いずれも資本金は1000万円でANAPが全額出資する。
なお、美容サロン関連事業については、美容サロン「エルセーヌ」などの事業譲受で基本合意したTLCとの協議を進めていく。「エルセーヌ」事業とリラクゼーションサロン「リフレーヌ」事業の取得は2025年7月上旬を予定する。
各事業の早期収益化、事業運営子会社により意思決定の迅速化と経営責任の明確化を実現するため持株会社制へ移行する。
会社分割による持株会社体制への移行および社名変更のための臨時株主総会を3月31日に実施し、4月1日付で現在のANAPを「株式会社ANAPホールディングス」に商号変更する。
ANAPHDは持株会社として上場を維持。現在のANAPが手がける服飾雑貨の企画販売事業は、会社分割(新設分割)により4月1日付で設立予定のANAPに承継させる。
持株会社制への移行により定款の一部を変更。「投資業務」「ブロックチェーンに関連するサービスの企画、開発、提供及びコンサルティング業務」「暗号資産の売買、保有、投資、運用及びコンサルティング業務」「ビューティーサロン及びエステティックサロンの経営」「健康機器の製造及び販売」「医薬品、医薬部外品、化粧品、健康食品、飲料水等の企画、製造、販売及び輸出入」「マッサージ店の経営」などを新設する予定。
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オリジナル記事:レディースファッションのANAPがサロンと投資の事業子会社を設立。4月に持株会社制へ移行
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「定期販売を始めたい」「定期販売展開をしたい」。このように、定期販売を始めたいけれど必要な機能や始め方がわからず、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。定期販売は、固定収入を獲得できたり、在庫管理をしやすかったりなど事業者にとって多くのメリットがあります。本記事では、ECサイトの定期販売の始め方について紹介します。定期販売とサブスクリプションや頒布会(はんぷかい)の違いも解説しているので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
定期販売とは、商品やサービスを定額料金で定期的に提供する販売モデルです。たとえば、化粧水や乳液を2か月に1回届けたり、栄養サプリを毎月届けたりなど、継続して使う商品に取り入れやすい販売方法です。
定期販売に似た販売方法として、サブスクリプションや頒布会があげられます。似たような印象を持たれやすい販売方法ですがそれぞれに違いがあります。定期販売と2つの販売方法の違いを見ていきましょう。
サービスの提供元がどのような意味で使っているかに左右される内容ですが、ECサイトにおける「サブスクリプション」は、定期販売と同義で使われることが多いです。
定期販売は同じ商品を一定間隔でユーザーに届けるもの、サブスクリプションは頒布会のイメージで毎月異なる商品が届くものという意味で使われることが多い傾向にあります。
定期販売と頒布会(はんぷかい)の違いは、毎月届く商品内容にあります。頒布会は、季節に合わせたフルーツやお菓子など毎月違うものが届きます。一方で定期販売は、初回に購入した同じ商品が毎月届く点が大きな違いです。
頒布会は、サービス提供会社が厳選した商品が毎月届くため、定期販売とは違い、ワクワクやドキドキなど楽しみを感じられるのも特徴です。
定期販売は、一般的なEC販売よりも多くのメリットを期待できます。単品定期販売の場合は、商品の管理に手間がかからないうえに、低コストで始められるのがメリットです。さらに都度購入よりも顧客が自社商品を購入し続けてくれやすくなり、安定した利益を見込めます。
また、契約人数にあわせて在庫を仕入れられるため、在庫管理がしやすいのも特徴です。過度に在庫を仕入れる必要がなく、不良在庫となり廃棄する可能性も軽減できるため、赤字リスクを抑えられます。
ECサイトの定期販売に必要な機能は、下記があげられます。
あくまでもこれらは最低限必要な機能です。上記以外にアンケートや解約時の意見ボックスなどもありますが、必要に応じて導入を検討しましょう。
1つ目の機能は、定期購入機能です。定期購入機能とは、指定したお届け日や配送スパンに合わせて自動的に受注を行う機能を指します。定期販売は、すべての顧客に同じスパンで商品を配送するわけではありません。人によって1か月毎や3か月毎などスパンが異なるため、それぞれに合わせて発送できる機能が必要です。
多くのECシステムには、定期販売機能が初期搭載されています。しかし、なかにはお届け日やスパンを細かく設定できないケースもあるため、事前に確認しておきましょう。もし設定できない場合は、新たなシステムに乗り換えるか、受注管理システムを別で連携する方法があります。
定期購入は、自動決済機能も欠かせません。自動課金のタイミングはEC事業者によって異なりますが、ユーザーファーストで考えると1か月ごとや初月無料で2か月目から決済スタートとするのがおすすめです。
しかし、年払いに大幅な割引を設定することで、顧客目線で見ると純粋に安く商品が買えるようになります。販売者目線で見るとまとまった売り上げを確保でき、運営が安定する、人的・金銭的リソースを他の場所に回せるなど、双方にとってのメリットがあります。
そのため、実情としては、月払いや年払い(+3か月払い、6か月払いなど)を選択できるパターンが多くあります。
ステップメール機能とは、目的に応じたメールを条件設定し、顧客に配信できる機能です。たとえば、初回購入者に向けた「アップセルメール」やサンプル購入者向けの「定期販売誘導メール」があげられます。
「定期購入にするとよりオトク」「継続して使う場合は、定期購入がおすすめ!」などのメールを送ることで、定期購入してもらいやすくなります。
割引キャンペーンやクーポン、定期販売購入者限定のノベルティやポイント付与などの販促機能も導入しておきましょう。たとえば、コスメを販売したい場合は「定期販売限定! ミニサイズのクレンジングを1本プレゼント!」などとすると、顧客はお得感を抱き、購入してもらいやすくなります。
他にも、サプリであればサプリケース、プロテインなどのドリンクはシェイカーなど、販売したいものに関連するアイテムをノベルティとするのがオススメです。
顧客分析機能とは、定期購入者の情報を分析する機能です。購入者の年齢や男女比、購入経路などを分析することで、定期販売の販促策に活用できます。
特に「サンプル購入から定期販売につながったのか」「通常販売からなのか」など購入経路を分析し、経路に応じた対策を講じることでより多くの顧客を定期販売に取り込みやすくなります。
ECサイトの定期販売は、ただ始めるだけでは思ったように売り上げが伸びないことも少なくありません。定期販売を成功させるには、下記のポイントが大切です。
それぞれのポイントについて見ていきましょう。
定期販売を始める際は、自社商品やサービスが定期販売に向いているかを確認しましょう。定期販売に向いている商品とは、消耗品や継続して使うことで効果や利益を得られるものを指します。たとえば、コスメ、サプリ、プロテインなどが代表的です。
一方で家具や家電など、購入頻度が少ないものは向いていません。定期販売に向いてないものを販売しても売り上げ向上は期待できないため、他の販売モデルを検討しましょう。
十分なリソースを割ける状態で始めるのも、定期販売において大切な要素です。定期販売を始めた直後は、なかなか購入者が増えなかったり、ページへのアクセス者が少なかったりするケースも少なくありません。
成果が出なくてもトライ&エラーを繰り返し、サイトを運営したり、Web広告やコンテンツを作成したりする必要があります。リソースがない状態ではじめてしまうと、途中で挫折してしまう可能性もあるため、リソース確保は欠かせません。
システム導入には、初期費用だけでなくランニングコストもかかるため、予算に収まるかを確認しましょう。また、初期費用だけに注目してしまうと、予算を越えてしまう可能性もあります。長期的な視点を持ち、システム導入を検討しましょう。
常にユーザーのニーズを満たすことも大切です。定期販売は、常に同じ商品を提供し続けていると、顧客の満足度が低下し、途中解約されてしまう可能性があります。途中解約を防ぐためには、ユーザーのニーズや意見を把握し、高い満足度を維持することが大切です。
同じ商品やサービスでも、ユーザーからの意見や競合と比較すると改善点が浮上してきます。細かなリニューアルだけでなく、時にはニーズを踏まえ、大幅なリニューアルを検討してみてもよいでしょう。
定期販売を始める際は、特定商取引法に抵触しないよう注意しましょう。特定商取引法とは、EC事業者による違法・悪質を防止し、消費者を守る法律です。
ECサイトのなかには、「初回割引」「お試し」など顧客が惹かれるワードを並べ、顧客に商品を購入させておき、実際には購入回数に縛りがある定期購入だったり、2回目以降に高額な費用を請求されたりする悪質なケースも存在します。悪質な販売は特定商取引法に抵触するため、やめましょう。
定期販売を行う際は、下記の項目をわかりやすく記載することで、顧客に安心感を与えやすくなります。
定期販売以外の販売方法も模索しておくことが大切です。もし定期販売ができなくても、売れる方法や販売チャネルを持っておけるよう、マーケティング戦略を考えましょう。最近では、SNSでの販売やライブコマースも主流になりつつあり、商品やサービスによっては多くの顧客の流入を期待できます。
ECサイトにおける定期販売は、毎月決まった商品を販売する方法です。長期的な安定した売り上げを見込めるうえに、在庫数を把握しやすいのがメリットです。本記事で紹介した定期販売に必要な機能は、多くのECサイトに搭載されています。
また定期販売を始める際は、自社商品に合っているか、十分なリソースを割けるかなども確認しておきましょう。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ECサイトの「定期販売」成功のポイントは? 注意点や頒布会、サブスクリプションとの違いも解説 | E-Commerce Magazine Powered by futureshop
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この記事はフューチャーショップのオウンドメディア『E-Commerce Magazine』の記事を、ネットショップ担当者フォーラム用に再編集したものです。

ヤマト運輸は1月21日、小さな荷物を宅急便レベルの翌日配達で届け先ポストに投函する「ネコポス」の継続提供、「クロネコゆうパケット」の全国販売を2月に始めると発表した。
ヤマトグループと日本郵政グループの協業で、「ネコポス」は輸送・配達業務を日本郵便に委託することで合意。2023年10月1日から発売した新サービス「クロネコゆうパケット」への切り替えを順次、進めてきた。
ヤマト運輸は「クロネコゆうパケット」への切り替えを順次進めてきたものの、配達委託を進めるなかで、従前よりも消費者へ荷物を届ける日数が伸びてしまう事態が発生していると説明。2024年12月、日本郵便株に対して「ネコポス」から「クロネコゆうパケット」への切り替えに伴う配達委託スケジュールの見直しを申し入れていた。一方の日本郵便は2025年2月から全地域での「クロネコゆうパケット」展開をめざして最大限の準備を進めてきたと反論している。
こうした状況下、ヤマト運輸は「ネコポス」の提供を継続すると公表。一方、2024年11月に発表していた2月からの「クロネコゆうパケット」翌日配達は見送るとしている。
その「クロネコゆうパケット」について、未販売エリアである東京都での「クロネコゆうパケット」販売は従来発表通り2月1日からスタートする。「クロネコゆうパケット」未販売エリアである東京都にも対象エリアを広げることで、全国で「クロネコゆうパケット」が利用できるようになる。
「クロネコゆうパケット」は、書籍・衣類・CDなどの小さな荷物をヤマト運輸が預かり、日本郵便の配送網を活用して郵便受けに届けるサービス。利用には、ヤマト運輸との法人(掛売り)契約が必要となる。
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オリジナル記事:ヤマト運輸、「ネコポス」を継続提供。東京都での「クロネコゆうパケット」販売は2月にスタート
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「無印良品」を展開する良品計画は2025年3月1日、書店と飲食店を融合したブックカフェ「本と喫茶」を、奈良・橿原の世界最大となる大型店「無印良品 イオンモール橿原」にオープンする。良品計画ではブックカフェの展開は初の試み。
「本と喫茶」は、書籍・雑誌の取次販売を手がける日本出版販売が運営する「橿原書店」と「Café&Meal MUJI」が融合。読書と飲食が楽しめる。
「Café&Meal MUJI」は、近隣地域の食材を生かしたおにぎりや丼ぶり、コーヒー、アイスクリーム、地域で親しまれているお茶などを提供。すべての食事やドリンクはテイクアウトできる。
「橿原書店」は約10万冊の新刊、話題書、定番書をラインアップ。店内には企画コーナーを常設し、地域の人々が集まって楽しめるきっかけを提供していく。これまで受け継がれてきた読書の魅力、書籍文化を次の時代につないでいくことをめざす。

2025年3月1日に開店する「無印良品 イオンモール橿原」の立地は、イオンモールが大規模増床工事を進める複合商業施設「イオンモール 橿原」の新規増床エリア。売場面積は2024年11月4日に閉店した旧「無印良品 イオンモール橿原」の約10倍を予定している。

「無印良品 イオンモール橿原」の売場面積は、「無印良品」では世界最大となる8201平方メートル。「無印良品」の衣食住の幅広い商品を暮らしのシーンごとに分けて9つのゾーンで展開する。店舗全体を1つのカタログのように体感でき、訪れた消費者が改めて「無印良品」の商品を発見できるような売場作りを計画している。


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オリジナル記事:「無印良品」の良品計画、書店と飲食店を併設したブックカフェ「本と喫茶」をスタート。世界最大店舗の「無印良品 イオンモール橿原」で
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アフターコロナに加え、円安も後押しして爆発的なインバウンドブームが発生。これに伴って、訪日を機に国内ブランドを知り、帰国後に越境ECを利用してリピート購入する外国人も増えている。越境ECや海外販売の知見豊かなキレイコム 代表取締役社長の上田直之氏に、越境ECや海外販路で成功するためのノウハウ、足元の市況感について聞いた。

――越境ECの盛り上がりはコロナ禍以前に戻りつつある印象です。中国やその他アジア圏の市場進出を視野に入れている国内企業も多いようですが、実際のところはいかがでしょうか。
上田直之氏(以下、上田氏):コロナ禍やそれ以前よりも売り上げが伸びている印象です。日本の商品も売り上げを伸ばしているという話を耳にします。2024年は特に、618商戦(毎年6月18日付近に開催される中国の大型ECセール)はすごかったです。


上田氏:多くの事業者がご存じの通り、特に中国の越境EC市場、EC市場は目を見張る規模です。この大きな市場でのヒットをめざし、多くの国内企業が中国販路に参入しています。
中国は人口の多さに加え、EC大国でもあります。経産省の発表によると、2023年に中国でオンラインショッピングをする人口は8億8765人。全人口に占める割合は74.2%にのぼります。2027年にはオンラインショッピングをする人口は9億5165万人に増え、全人口に占める割合は78.1%になると推計されています。

上田氏:中国の越境EC市場も拡大傾向。2025年には、2149億ドルの市場規模に成長すると見られています。

上田氏:ちなみに、日本企業は代理店任せのマーケティングになっている企業が多い印象です。これに対して中国企業の多くは、企業のマーケティング担当者がかなり明確な指標を作っていて、支援会社に対して「この施策は可能か」「こういう戦略をとりたい」と積極的な姿勢でリードします。勝ちにいくなら、自社による自主的な情報収集や企業主導のマーケティングをするべきでしょう。
――中国EC市場で「勝てる」企業になるためのポイントとは。
上田氏:最低3か年ほどの事業計画が必要です。初年度からいきなり利益が出せるとは思わない方が良いでしょう。「消費者は知らないものを買わない」というのは日本も中国も同じ。認知されるまでには時間とお金が必要ですから、利益が出るまでにも時間とお金がかかります。「広告費さえかければすぐ売れる」ということはありません。
ECモールに出店しコツコツ広告戦略を積み重ねたり、目先の売り上げを求めず、ブランディングに2〜3年投資できるかどうかが鍵になります。
加えて、中国では記者発表会にもしっかり取り組むことをお薦めします。記者発表会は中国ビジネスの代表的なカルチャーの1つ。ブランドの認知拡大の場として、日本よりも熱心に取り組む企業が多い印象です。中国におけるインフルエンサー、KOL(Key Opinion Leader)をブランドのアンバサダーにしたり、記者発表会のゲスト招いたりして、話題作りに取り組んでいます。こうした地道な積み重ねが成果につながるのは国内と同じです。
記者発表会は「ブランドを知ってもらう場」であって、売り上げを立てる場ではありません。そのため、記者発表会にお金をかけたくないと考える日本企業の担当者さんは少なくないです。
しかし、消費者側もどんどん賢くなっていますから、地道なアプローチを続けることが肝要です。オンラインでのブランディングや広告戦略だけでなく、記者発表会のようなオフラインの場も兼ね合わせて施策を重ねていくことを推奨します。

――サポートしている通販事業者は、中国ではどのようなマーケティングを展開していますか。
上田氏:キレイコムがサポートしている事業者は中国でECの売り上げを伸ばしながら、オフラインの施策も同時に進めています。記者発表会だけにとどまらず、中国の展示会(博覧会)に出展し、展示会で現地の大口の卸売先を見つける――というやり方があげられます。

――中国越境EC市場における日本企業の課題とは。
上田氏:市場の大きさに魅力を感じて中国市場に乗り込む企業は多いものの、「ブランディングの需要性に対する認識の甘さ」が見て取れる企業が多いことです。
市場規模が大きいので、ヒットしたときの売り上げは大きいものの、ヒットするまでの間、日本国内よりもマーケティングコストが大きいのは避けようがありません。また、施策を打たなければいけないのは中国の大手ECモール「Tmall」だけでなく、「Tmall」以外の販売チャネル、メッセージアプリ「WeChat(ウィーチャット)」、「TikTok」も同様です。複数のチャネルで並行して施策を打ち続けなければなりません。
国内マーケティングでも同様ですが、地道な認知拡大施策、ブランディングが重要になります。
――中国市場に進出したものの、挫折して撤退する事業者も多く見てきたのでは。
上田氏:少なくない数を見てきました。広告の出稿額1つを見ても、多くの国内企業が従来のマーケティングでやってきたような「月100〜200万円を広告費に充てて……」という規模感では、中国市場では同じことをしても勝ち残ることが難しいと思われます。
原価高騰や人件費上昇の流れが目立つ現在、国内事業者の収益は潤っているとは言い難いでしょう。「それでも中国市場に挑戦したい」という企業と、あらゆる状況を踏まえた結果、「別の国で販路拡大に挑戦する」という企業とに大きく二分化している状況にあると見ています。
「TikTok」を運営するByteDanceに2023年、事業者による「TikTok」への広告出稿の話を聞く機会があったのですが、初年度に広告費を20億円を出稿し、その結果「TikTok」経由の売り上げが100億円を超えた企業が1000社以上あったそうです。しかし、そのなかには日本の事業者は1社もなかったと聞いています。
広告費をかければすぐに成果(売り上げ)につながるわけではありませんが、ある程度広告を展開しなくては、スピード感のある認知拡大は難しいのは事実です。
――中国市場でのECに挑戦するも、売り上げの目途が立たずに撤退する企業も多いですが、どのように考えていますか。
上田氏:市場に参入して、すぐに売り上げが立たないと不安になる気持ちは理解できます。上述の通り、「シーディング(seeding)」と言われるプロモーション施策をとり、認知が広がるまでは売り上げを求めすぎずに、地道な広告出稿や口コミの拡散といった種まきができるかどうかが鍵です。
たとえば、アリババグループが運営する「天猫国際(Tmall Global)」には7段階の「ショップランク」が7段階ほどあります。このランクを上げて「このショップなら商品が売れやすい」という状態にするのが理想の形です。
焦って「早く出店費用を回収したい」「売り上げを立てたい」と目先の利益だけを追えば、目先の金額しか追えないため、注意が必要です。たとえば、ECモールに出店したあと、思うように売り上げが上がらないことに焦って「ライブコマースをやろう」と考える事業者さんも少なくありません。しかし、ライブコマースに予算を投下して売れたとしても、すぐにショップランクが上がることにはつながりません。安定して長期的に「売れる」ショップにはならないのです。
――現地にローカライズした商品開発について言及していました。国内企業にどのような懸念を持っていますか。
上田氏:中国市場にすでに進出していたり、進出を予定しているにもかかわらず、中国市場向けの商品開発が遅れている日本企業が多いことが気になります。
国内市場で展開している商品をそのまま海外向けに販売するのではなく、まず、現地にローカライズした商品開発から考える必要があります。「日本で売れている」という国内での実績に頼らず、現地の市場調査をして、文化を理解した上でローカライズしたプロモーションや商品開発をしていくべきです。
たとえば、現地の人が商品名を発音できない商品は覚えてもらえないですし、好まれるパッケージ、トレンドの成分も各国ごとに違います。
いまだに「MADE IN JAPANであることは有利。日本企業の商品なら売れるはず」という考えを持っている担当者もいるのでは。残念ながら、そのようなことはありません。
世界中の企業が中国市場に注目して、市場で勝つためのさまざまな施策を投下しています。各社、中国の消費者から細かくヒアリングを重ね、現地の人に好まれる香りや色など、中国向けに商品を作り込んでいます。
特にフランスの化粧品業界は国策レベルで中国向けの商品開発を重視し、取り組んでいます。国内同様に、韓国コスメも中国で人気です。日本でも、韓国ブランドの人気は続いていますよね。「この商品を店頭でよく見かけるし気になっている。国内企業の商品だと思っていたけど、よく見たら韓国製だった」と後から気づく消費者の方が多いのではないでしょうか。アジア圏や、フランスをはじめとしたヨーロッパブランドの競合も多くいる市場で「日本製だから」「日本で売れたから」だけで戦おうとしても通用しません。
――海外販路にローカライズした商品の成功事例ではどのようなものがありますか。
上田氏:日本市場に浸透した海外商品の例をあげます。「コカ・コーラ」は今では言わずと知れた人気の清涼飲料水ですが、日本の消費者に浸透するのに40年ほどかかったそうです。日本に進出した当時、コーラを初めて見た人は「黒くてシュワシュワした妙な液体。これを飲むの?」みたいな状態だったかと予想されますが、きちんとCMを打って消費者に認知を拡大し、飲んだ人たちが自分たちの子どもに飲ませるようになり、その子どもが大人になってまた子どもに飲ませて......というように徐々に浸透していったと考えられます。やはり時間がかかるものなのです。
結果(売り上げ)を早く求めてしまうくらいなら、進出は見送るという選択肢もあります。「将来的に市場でこれだけのシェアを獲得する」という長期目線での明確な目標と情熱が必要です。
ケンタッキー・フライド・チキンは中国の店舗ではメニューにお粥があります。国内企業では、たとえばカシオ計算機の「G-SHOCK」は、中東向けの販路ではお祈りの時間がわかるようになっています。中東はイスラム教徒の方が多いことが理由です。
販路を拡大しようとする国や地域の文化を研究・熟知すれば、国内では売れゆきが良くない仕様やカテゴリの商品でも、海外では売れる可能性があります。そういうところに目をつけて、日本ブランドがどんどんシェアを広げていったらいいなと思います。
――中国のほかに、日本企業の進出先として選ばれることが多い、ベトナム、シンガポールの市場はどのように見ていますか。
上田氏:ベトナムは少額の広告費でチャレンジしやすい市場として注目されています。
越境ECで食品などを扱う際に、避けて通れないのが各国の輸入規制。ベトナムの輸入規制は「DAV(Drug Administration of Vietnam)」というものがありますが、比較的取得しやすく、コストもあまりかかりません。ただし、越境ECの販路はなく、現地の小売店に商品を卸売りして販売する一般貿易のみです。
特筆すべきは、ベトナムは「TikTok」の利用が盛んなこと。ベトナムではTikTokアプリ内で商品を販売できるEC機能「TikTok Shop」もすでに展開しており、利用が拡大しています。1回のライブコマースで6億円売り上げたインフルエンサーもいるほどです。
シンガポール向けの販路は、キレイコムでは現地のテレビショッピングに出稿できるルートを紹介しています。「広告費を出したから取り扱われる」というよりも、現地のディレクターがきちんと商品を見て選定されたものだけ取り扱われるため、番組側がプロモーションをしっかりと作り込んで商品を売ってくれる印象です。こちらも、費用をかけずにテストマーケティングができる市場です。
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オリジナル記事:海外EC販路成功の秘訣は「地道なブランディング」「売り上げを焦らない」。プロが語る国内ブランドが取るべき戦略とは
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チチカカなどを傘下に抱えるファッション事業のスターシーズ(旧シーズメン)は1月17日、SNSでのライブコマースでアンティークを販売するMF6の第三者割当増資を引き受けて過半数以上の株式を取得、子会社化すると発表した。
「MF6」ブランドが扱うのは、主に欧州各国から輸入したアンティーク商材。SNS上で10万人超のフォロワー数を獲得、熱烈なファン層を確立している。
MF6は2023年10月の設立、ライブコマースを軸としたマーケティング事業に特化しているスタートアップ企業。ライブおよびSNSでの発信を通じて、商品を販売している。
スターシーズは1月20日、MF6の議決所有割合60%の株式を4050万円で取得。MF6のノウハウをグループの既存事業である衣料品小売事業において活用することでマーケティングを強化する。
スターシーズはメンズファッション販売店「TORNADO MART」「HIGH STREET」「FACETASM」などを展開。子会社にはチチカカなどを抱えている。
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オリジナル記事:「チチカカ」などのシーズメンがライブコマースのアンティーク販売を手がけるMF6を子会社化
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ティックトック禁止法が発効する1月19日の前夜、ティックトックはアメリカでのサービスを停止。しかし、トランプ次期大統領が法律の施行を当面猶予すると表明したため、1月19日にはサービスを再開。
TikTok 米でアプリ一時停止も復旧 多くは利用可能に
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250120/k10014697771000.html
STATEMENT FROM TIKTOK:
— TikTok Policy (@TikTokPolicy) January 19, 2025
In agreement with our service providers, TikTok is in the process of restoring service. We thank President Trump for providing the necessary clarity and assurance to our service providers that they will face no penalties providing TikTok to over 170…
アメリカのオーディエンス向けの広告は一時停止されていたが、それも再開。ティックトックが広告主向けに案内している情報は次の通り。
Information for advertisers on resumed service in the U.S.
https://ads.tiktok.com/help/article/information-for-advertisers-on-suspension-of-the-tiktok-app-in-the-us
Ad campaigns targeting U.S. audiences that were automatically paused will resume. You will continue to be able to access your accounts, your data, and TikTok for Business solutions including TikTok Ads Manager, Business Center, API for Business, and creative and measurement solutions, among others. We’re working hard to resume TikTok’s operations to normal as soon as possible.

エスコは、MRO商材購買サイト「ESCOオンラインショップ」にEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を導入した。
エスコは、法人向けの工具、間接材、機器、部品、消耗品、備品など、国内外のメーカーから仕入れた約15万3300点の商品をカタログやインターネットを通して販売している。「ESCOオンラインショップ」では、カタログ未掲載商品、オリジナル商品、オススメ商品、シーズン商品などの旬な情報をチェックできるほか、データベースから商品を選定・購入できる。

品番と数量を入力して購入したい商品をまとめてカートに入れることができるクイックオーダー機能を実装した。これにより、商品ごとの検索の手間を省き、より少ないアクションで購入できるようになったほか、「品番 商品名」欄にサジェストを表示することで、ユーザーに快適な購買体験を提供する。

同商品の他のサイズやカラーなどのバリエーションを一覧で表示する。これにより、ユーザーがニーズに合った商品を選びやすくなるようサポートし、UX向上につなげるという。

ECサイト内の検索における「絞り込み」「並び替え」の設定の自由度・柔軟性を追求したEC商品検索・サイト内検索エンジン。
キーワード入力時のサジェスト機能、もしかして検索、ドリルダウン式の絞り込み、事前に検索結果の該当数を表示するファセットカウントなど、多数の検索機能を有している。

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アニメ・ホビー、ゲーム、アイドルグッズなどのECサイト「駿河屋」を運営するエーツーは、越境ECモール「eBay」への出店を開始する。
BEENOSグループで越境ECおよびジャパニーズコンテンツの海外進出をサポートするBeeCruisの支援を受け、「eBay」へ出店する。「駿河屋」の持つ商品データはeBayストアとAPIで自動連携。また、海外顧客からの問い合わせ対応や海外配送は、BEENOSグループが担う。
こうしたBEENOSグループの支援を受けることで、エーツーは少ない手間とリソースで「eBay」での販売を始める。
「駿河屋」の膨大な商品数と、BEENOSグループの越境ECノウハウを掛け合わせることで、世界中の顧客へ日本のカルチャーを広く紹介していく。「eBay」は190か国に展開し1億3200万人のユーザーを擁する世界最大級の越境ECモール。北米での利用率は73%、欧州は16%と、アジア(8%)よりも欧米で多く利用されている。
ECサイト「駿河屋.JP」の開設は1998年。月間訪問者数2756万人、2億2000万PV(2024年8月現在)と多くのユーザーが利用する。海外需要の高まりに合わせ、2019年には海外向けECサイト「駿河屋.COM」の運営を開始。2024年7月には、台湾に「駿河屋台湾ECショップ」、同12月には「駿河屋台湾POP UP ショップ」をオープンし、海外進出を進めている。
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オリジナル記事:アニメ・ホビーの駿河屋が「eBay」へ出店。欧米向けアニメ・ホビー、ゲーム、アイドルグッズなどを展開
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上司から明確な理由もなく「そろそろサイトをリニューアルしようか」と言われている、迷えるEC運用担当者の皆さんこんにちは。今回は「プチ改善」をキーワードにお話ししていきます。「リニューアル VS プチ改善」という話になりそうですが、そういうわけではありません。感情面は一旦置いておいて、顧客ファーストの観点から「何故プチ改善が良いのか」を散りばめながらご紹介します。
ネットショップ運営者に伝えたい!「プチ改善がすごい」という話 | コマースデザイン
https://www.commerce-design.net/blog-staff/250114-puchikaizen/
プチ改善は、ひとつひとつの施策効果は小さく、かつ即効性もないかもしれません。しかし、長い目で見ると、着実にお客さんのイメージアップの効果が得られるようになり「良いお店」と思ってもらいやすくなる点は、押さえておきましょう。
プチ改善は、その名のとおり小さな取り組みですので、大掛かりな予算や時間といったものは基本的には必要としません。重要なメイン業務の合間に取り組めるほか、失敗した場合も影響が小さいため、リスクも低く、気軽に始めることができます。
リニューアルほどのインパクトは「プチ改善」にはありませんが、リニューアルのような大きな変化はUIが変わってしまうため、お客さまにとって使い勝手が悪いものになるかもしれません。しかし、売り上げが落ちた時に提案される言葉が大体「リニューアル」という呪文です。
それよりも、売り上げが伸びている時に「どうしたらもっと使い勝手が良くなるのか」「どうしたら顧客満足が向上するのか」などをしっかり考えていくことが重要だと思います。そういうことをチーム全体で日々考えることで「このほうが使いやすいよね」「こういう情報をもっと知りたいんじゃないか」などに気づき、小さな「プチ改善」を繰り返す。そうすることで、数年かけてリニューアルしたかのような姿になる、かつ激的なUIも変化がないため、お客さまにとってストレスのない方法ではないでしょうか。
なので運営スタッフみんなに自発的に考えてもらえると、フットワーク軽く進むようになります。スタッフ側としても自己効力感が高まりますし、より楽しんで仕事にも向き合ってもらえるようになる「すごい施策」といえるのではないでしょうか。
お客さまも十人十色です。会社の偉い人が出した答えだからと言って正解なわけではありませんし、トップダウンだからといって間違えないわけではありません。お客さまも十人十色なら、運営スタッフの皆さんも十人十色。各々の目で見て考えた「プチ改善」を持ちよって、「施策」を考えることは重要です。
もちろん、物事によってはトップダウンでないと動かないことも多いです。しかしまったく動かない施策でも、「プチ改善」を繰り返すことでまるで3年かけてリニューアルしたかのような姿に変えることもできると思います。それでいてチームの結束も強くなるなら?!
ちなみに「プチ改善」にもハイリターンのようなものはあります。ただし、SEOも売り上げもそうですが、特需のようなものがない限りいきなり上がることはありません(そんなテクニックがあれば、私も教えてほしいです)。そしてその特需は自分たちで作れないことが多いです。「SNSで今すぐバズらせたい!」と思っていてもバズらせられないように、人の気持ちはそう簡単にコントロールできるわけではありません。
ただ、お客さまのことを考えて、ゆっくりでも良いのでコツコツ改善していくと、ゆっくりと変わっていくと思います。ECで「接客」と言うと難しいですが、お客さまのことを考えて改善していくことで点と点が結びつき、いずれそれが「接客」になるのではないでしょうか。
2024年にサービス終了・終了予告されたEC関連10サービスまとめ - うねり続けるEC業界の光と陰 | eコマースコンバージョンラボ
https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/99885
トレンドの移り変わりや、技術の革新が早いITの世界。ECの世界もどんどん変化していきます。新しいサービスの登場や思わぬ黒船の来航、各社の思惑があるかも。さて、2025年はどんな変化をするのか。
はじめまして─約20年のEC運営から見えた“長く続く”店づくりとは─ | note | イシシ@ECマネージャー
https://note.com/akari_angel/n/neec8edc7ed9f
ECのビジネスが始まって25年以上の月日が経ったので、過去過ぎる事例は今使えませんが、概念や考えてきたことは重要だと思っています。今後の記事に期待したいですね。
Amazonから“まさかの箱”で荷物が到着 珍しすぎる光景に「剥き出しで届いたのかと」「これ欲しさで買い物する」の声 | ねとらぼ
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2501/07/news066.html
遊び心が入ったこういうサプライズはなんだか楽しそう! 流石に「ドラゴンボール」とのコラボBOXは無理でも、こういったサプライズは個店でもやろうと思ったらできますよね。ECでワクワクを。
アスクルグループの改正貨物自動車運送事業法で義務化の「実運送体制管理簿」への対応方法とは | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/13351
運送会社の現状。やっぱり知らないことも多いですね。ECを支えている物流の動きを詳しく知る必要はないかもしれませんが、EC事業者としてある程度把握しておくことは重要ですよね。
楽天市場の店舗運営はAIの活用で20%効率化を目指す 進化を続ける「RMS AI アシスタント β版」の効果とは | ECのミカタ
https://ecnomikata.com/original_news/45637/
本格化していく「楽天市場」内のAI。2025年の展望記事でも書きましたが、モールもAI化が進んでいくでしょう。それをどう使うのか、その前にしっかりと理解していくことが重要ですね。2025年1月に行われる「楽天カンファレンス」で何が飛び出てくるのでしょうか。
ECサイトリニューアル成功のポイント|売上40%増の成功事例から手順・費用まで解説 | aiship
https://www.aiship.jp/ec-column/ec_renewal
リニューアルの失敗と成功、これまでに何度かピックアップしていますし、今後もこの話題はピックアップしていこうと思います。カートシステムの記事ですが、他との共通点も考えつつぜひ読んでみてください。
【「ECモール」2025年の展望】「au PAY マーケット」八津川博史氏『「ローソン」「Ponta」とのシナジー加速』 | 日本ネット経済新聞
https://netkeizai.com/articles/detail/13350
個人的に気になる記事。10年ほど前から「コンビニ・携帯・EC・決済」と言っていましたが、全部そろったモールが遂に出てきました。どのようなシナジーでどう攻めるのか、個人的にちょっとワクワク。
幸せを得るには、不幸を受け止める必要がある。不幸は幸福の母なのだ。 | 成田 修造(X)
https://x.com/shuzonarita/status/1875524775055094193
個人的には「幸せ」にフィーチャーしたいわけではありませんが、最近見た動画でも似たようなことを言っていて(多分、カラーバス効果だと思いますが)、「結局すべてが表裏一体で、「表(良いこと)」しか存在しないことはないんだろうな」とふと考えさせられました。
Xのフィードに流れてきた成田さんの言葉でしたが、皆さんはどう思いますか? 仕事もしかり、結構なんでも似たような感じではないでしょうか? 個人的には、朝からバタバタで疲労困憊の状態になりながら仕事を終えて、自分が運営している「オナジアナノムジナ」というバーで、北海道登別のブルワリーさんの「金鬼」というビールを流し込む時が最高に気持ちいい。まぁ「幸せと不幸せをどう定義するのか」ということはありますが。
今日は日常のなかでふと見つけたツイートからの引用でした。こういうのも時々はね(笑)
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オリジナル記事:つまらないし派手じゃない?! それでもコツコツと+顧客に寄り添う「プチ改善」で実現するECでの「接客」とは【ネッ担まとめ】 | 新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ
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Criteoは2025年のリテールメディア市場の見通し、10のトレンド、市場を成長させる主な3つの要因を発表した。リテールメディア市場は今後、主要なマーケティングチャネルとしてさらに存在感が増し、2028年まで2ケタの成長率を維持。市場成長にはAIの進歩などが影響すると予想している。
Criteoの発表は、Coresight Researchと共同で制作したレポート「リテールメディアを形成する10のトレンド」による。
レポートによると、世界のリテールメディア市場は2025年までに前年比15.4%増の1795億ドルに達すると予想。2028年まで2ケタの成長率を維持すると見込んでいる。広告市場におけるリテールメディアのシェアは、2024年の20.6%から2025年には23.2%に増加することが見込まれ、主要なマーケティングチャネルとしての存在感が増すと予想している。
2025年のリテールメディアにおける10のトレンドは次の通り。
2025年のリテールメディア市場が急成長する機会を後押しする主な要因は「ファースト・パーティデータ」「AI技術の進歩」「クローズドループ・アトリビューション(測定)」の3つと見込んでいる。
ブランドが今後リテールメディアで成功するには、予測分析と機械学習の進歩が不可欠です。これらの進歩により、各ブランドは消費者の行動を予測し、データに基づいた意思決定をリアルタイムでできるようになるでしょう(Criteo日本代表取締役グレース・フロム氏)
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オリジナル記事:2025年のリテールメディア市場の見通し+10のトレンド+市場成長させる3つの主因
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ターミナルが開発・運営をするファッション業界向けBtoB-ECプラットフォーム「TERMINAL」の2024年の年間流通額が1000億円を突破した。サービス開始から10年間が経過しており、現在の累計流通総額は5364億円に成長している。

ターミナルを設立した2014年に「TERMINAL」の提供を開始。2024年に設立10周年を迎え、累計導入ブランド数は1000ブランドを突破した。

利用ブランド数の拡大とともに、「TERMINAL」内での受発注金額も拡大。2024年の年間流通額は前年比34%増の1149億円となった。
ターミナルは今後、「TERMINAL」に蓄積されたデータを活用した、融資サービス、売掛保証サービスなどのファイナンスサービスの提供を予定。これらのサービスのリリースをめざし、調査、企画検討を開始している。
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オリジナル記事:ターミナルのファッションBtoB-ECプラットフォーム「TERMINAL」の流通総額が1000億円を突破
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重要だと思う点は「効果は小さく」「即効性がない」という部分。ただし「ちりも積もれば山となる」というように、お客さまにとって何が大事で何が気になっているのか、この「何が」を日々しっかりと考えて小さい改善を繰り返していくことが、ECとしての接客ではないでしょうか。
また、この「何が」を理解するためにはCSの力も欠かせません。「Googleアナリティクス」などのデータを見ても想定はできますが、データと顧客の声をしっかり把握した上で、どうしたらよりお客さまにとって良い店と言えるのか、お客さまに「良いお店」と思ってもらえるのかをしっかり考えていくことが重要なポイントだと思っています。