
ライフスタイルコスメ大手のロクシタンジャポンは11月19日、相手の住所を知らなくてもLINEやメールで「ロクシタン」商品をギフトで贈ることができるeギフトサービスを、公式通販サイトで始めたと発表した。
贈りたい商品をカートに入れ、次にチェックアウトページで購入ページに進み、eギフトメッセージ・贈り主名・カードを選択し、メッセージカードを入力。注文完了ページの「eギフト受け取りURL」をコピーし、LINEなど各SNSやメールでURLを伝えることで、eギフトを贈ることができる。
eギフトの受け手は、届いたURLを開くき「eギフトを受け取る」を選択。届け先情報を入力すると、入力した配送先にeギフト商品が配送される仕組み。
ロクシタンの主力商品であるハンドクリームなど、クリスマスや年末年始のギフトシーズンを迎えることから、簡単にギフトが送れるeギフトサービスを追加した。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ロクシタンジャポン、LINEやメールで気軽にプレゼントできるeギフトサービスをスタート
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

Amazonは11月13日、低価格を重視したECモール「Amazon Haul(ホール)」を開設しました。「拼多多(Pinduoduo、ピンドウドウ)」を展開する中国EC大手PDDHDが海外向けに展開している越境ECサイト「Temu(ティームー)」、SHEIN Grpup(シーイン・グループ)が展開するファストファッションブランド「SHEIN(シーイン)」に対抗するのが狙いです。現時点で判明している「Haul」の特長を解説します。
ベータ版として開設した「Amazon Haul」は、「amazon.com」内で専用ページを設ける形で運営をスタートしました。多くの消費者が価格高騰に直面しているなか、低価格を重視する米国消費者を獲得しようとしています。これは、「Temu」「SHEIN」など大手ディスカウントECモールに対抗するための、Amazonにとってこれまでで最大の取り組みと言えます。
「Amazon Haul」で販売する商品の上限価格は20ドルで、ほとんどの商品は10ドル以下です。なかには、値付けが1ドルの超低価格商品もあります。ほとんどの商品を中国の販売業者から直接仕入れることで低価格を実現。注文を受けた商品の配送にかかるリードタイムは、通常1週間から2週間となっています。
Amazonのワールドワイド販売パートナーサービス担当副社長であるダルメッシュ・メータ氏は「Amazon Haul」について次のように説明しています。
お客さまにとって、気に入った商品を低価格で見つけられるのは大切なことです。Amazonは販売事業者と協力して、販売事業者が超低価格で商品を出品できる方法を模索し続けています。(メータ氏)
「Amazon Haul」は現在、米AmazonのモバイルアプリとWebブラウザでのみ利用できます。Amazonによると、オンラインで低価格での買い物を好む人たちの大半は、モバイル端末で買い物をする傾向があるそうです。
Amazonは今後、「Amazon Haul」を利用する顧客からのフィードバックに基づいて改善、拡大する計画です。拡大に向けた具体的な構想はまだ明らかになっていません。
「Amazon Haul」では手頃な価格のさまざまな商品を販売しています。取扱カテゴリーはファッション、家庭用品、電化製品など。米国の消費者が「Amazon Haul」にアクセスする方法は、Amazonのサイト上で「Haul」を検索する、Amazonのメインメニューからたどり着く、モバイルブラウザーで「www.amazon.com/haul」にアクセスする――の3種類です。
「Amazon Haul」は、「Temu」や「SHEIN」に似たグリッドスタイルのサイトデザインを採用。そして、低価格の商品を取り扱っていることをPRしています。
バナーには「信じられないほどの激安価格」といったキャッチコピーを使用して商品を宣伝。たとえば冬用手袋が3.21ドルなどで販売しています。激安販売の例は、ほかにも、iPhoneケースが1.79ドル、グリル用トング2個セットが4.99ドルなどがあげられます。
合計25ドル以上の注文を受けた場合は送料無料。それより少ない注文には3.99ドルの手数料を徴収します。Amazonは顧客にまとめ買いを促すため、送料無料ラインの設定だけでなく、50ドル以上の注文で5%の割引、75ドルを超える注文で10%の割引を提供しています。
Amazonは激安商品に対する消費者からの信頼を得るため、「Amazon Haul」で取り扱う商品はすべて安全性、真正性、ルールに準拠しているかどうかを審査しています。購入品はAmazonのA-to-Z保証によって裏付けられています。A-to-Z保証は、Amazonが提供する購入者保護プログラム。購入商品の破損、欠陥、不当表示などの問題をカバーし、購入者が安心して買い物できるよう保護します。
さらに、「Amazon Haul」で購入した商品は、15日以内であれば3ドル以上の商品は無料で返品できます。顧客は各地のAmazonロッカーや、スーパーマーケットのWhole Foods(ホールフーズ)、物流業者UPS、文房具店Staplesなどが提供する全国8000か所以上の返却場所で商品を返品できます。
Amazonがこのように「Amazon Haul」で取り扱う商品の安全性やコンプライアンスを重視している一方、競合他社の「Temu」「SHEIN」は欧州と米国で取りざたされている規制上の問題に直面しています。
「Temu」を展開するPDDHDは、違法商品の販売を未善に防止できなかったとして欧州委員会の調査を受けています。欧州圏では現在、約9200万人のユーザーが「Temu」を利用しています。PDDHDは規制当局に対し、調査に全面的に協力すると表明しています。
2023年に欧州で前期比68%増の売上アップを記録した「SHEIN」を運営するSHEIN Grpupは現在、企業が行う環境活動に関して消費者をだます「グリーンウォッシング」の疑いでイタリアの規制当局から調査を受けています。
米国では、バイデン政権が提案した改革案により、800ドル以下の小口貨物には関税を課さずに簡易な手続きだけで輸入できる制度(デミニミスルール)を見直す可能性があります。まさに「Temu」「SHEIN」などの激安商品を扱うプラットフォームがターゲットになっています。
一部の評論家は、激安商品を扱う企業は関税を課せられることを回避するために、デミニミスルールを乱用していると批判しています。政府側はこの抜け穴を一部の企業が利用し、不当な利益を享受していると主張しています。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:Amazonの激安ECプラットフォーム「Amazon Haul」とは? 「Temu」「SHEIN」に対抗する低価格サイトの特長 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

オンワードデジタルラボは、オンワードホールディングスグループのデジタル戦略を担う会社だ。通販サイト「オンワード・クローゼット」の運営を軸に、DXを通じて顧客のブランド体験を高めることに力を注いでいる。グループの2024年2月期の国内EC売上高は前年比6.5%増の約477億円と順調に拡大。そのうち自社ECが約410億円を占めているのもオンワードの特徴だ。「OMOサービスの利用者は熱量が高い」と語る山下哲社長に、コロナ禍を経て進化したECやOMOの取り組みなどを聞いた。
――ECに長い期間携わっている。
オンワードデジタルラボの社長に就任したのは2023年3月だが、2012年からグループのEC事業に従事している。当時はOMOという言葉もなく、ECチャネルでトップラインを上げることに専念していた。積極的に集客をしたりEC在庫を確保したりして、プロモーションを仕掛けることを最初の5年くらいは重視していた。
――実店舗とECの連携を強化し始めたのは。
実店舗のお客さまを対象とした「オンワードメンバーズ」という会員プログラムが2014年に始動した。2016年にはそれまで実店舗とは別々に管理していたEC会員も「オンワードメンバーズ」に一元化し、1人のお客さまを販売チャネルに関係なく管理できるようにした。2018年には店舗とECの倉庫在庫も一元化した。
――コロナ禍でアパレル各社のOMO戦略が一気に進んだ。
コロナ禍に入ってすぐに実店舗が休業したので、店頭ではスタッフを活用したオンライン接客や、お客さまとのコミュニケーションとして「LINEワークス」を使った遠隔接客に切り替えた。
――ECはどうか。
自社ECはオンライン接客からの流入もあったし、実店舗を閉じていた分、ECにアクセスするお客さまが急増した。顧客ニーズに合わせてマスクなど品ぞろえの幅を広げたこともあり、2020年度は購入者数が1.5倍くらいに増えた。アクセス数がすごく増えてサイトが重くなったのと、セキュリティ面の万全を期すためにも2021年2月にECシステムをリプレイスした。
――ECの機能やコンテンツ面は。
スタッフのコーディネートコンテンツを商品購入の直前に閲覧しているユーザーが約7割と多いことがわかったので、コーデの投稿頻度を高めた。ネットで購入する不安を和らげるために商品レビューを強化したり、過去に購入した商品と気になる商品のサイズ比較をできるようにしたりした。あとは、決済手段を増やして利便性を高めた。
――コロナ禍2年目はEC事業がマイナス成長となるアパレル企業もあった。
オンワードグループの国内EC売上高は2020年度の27.5%成長に対して2021年度は5.7%成長で、コロナ1年目に急増した購入者数を何とか維持できた。
一方で、コロナが一段落した後の新規顧客獲得に苦戦したが、既存顧客の復活購入や継続購入といった指標を重視することで成長を続けてきた。
たとえば、「オンワード・クローゼット」はグループの商材だけでなく、EC独自のMDとして外部ブランドの商品取り扱いを強化し、品ぞろえの幅を広げることで継続購入につなげた。休眠顧客に対してはポイント付与などのアプローチで復活購入を促した。
――ブランド数や店舗数が多い企業としてOMO戦略の基本的な考え方は。
一番大切なのはお客さまがストレスなく自由に買い物ができることで、ブランド複合型店舗「オンワード・クローゼットセレクト(OCS)」の展開に代表されるように、ブランドの垣根をなくす取り組みはグループの歴史としても非常に意義深いと思う。
主力の通販サイト「オンワード・クローゼット」は元々ブランドの壁がないので、自社ECとほぼ同じブランドの展開、接客がオンラインでもオフラインでもできるようになったことは大きな転換点だ。
――自社ECで取り扱うほぼすべての商品を店舗に取り寄せて試着、購入できる「クリック&トライ」の利用件数が伸びている。
今年5月末時点の「クリック&トライ」対象店舗数は、前年から44店舗増えて404店舗となり、導入率は60%まで高まった。対象店舗の拡大に伴って、「クリック&トライ」の予約点数も増えている。また、導入店舗の売上高増減率は未導入店舗を17%上回り、実店舗の売り上げ拡大に貢献した。
――「クリック&トライ」に取り組み始めたのはいつからか。
ららぽーとTOKYO―BAYなどにOMO型ストアを開設する前のトライアルのような位置づけで、2020年11月に有楽町マルイや北千住マルイなどに期間限定出店して試したのが最初だ。
――「クリック&トライ」の利用件数増による苦労は。
気になっている商品の在庫がお客さまのよく行く店舗にあれば「取り置き」対応で、在庫がなければECの倉庫から店舗に送る「取り寄せ」になるが、大半が「取り寄せ」になるので、ECの担当者目線では在庫がなくなっていく状況ではあるが、それはサービス設計時点でわかっていたこと。
「クリック&トライ」はEC在庫を届けてお客さまが店舗で試着をし、購入しなければEC倉庫に戻すフローで、開始当初はECで再販できるまで3~4週間かかっていたが、販売機会ロスを減らすために物流のフローを見直して、いまは10日~2週間後に再販できるようになった。
――サービスの効率化や分析はできているのか。
2021年2月にECのシステムをリプレイスしたときに「クリック&トライ」の仕組みにも手を入れ、商品ステータスの管理をできるようにした。
いつ商品が倉庫を出たとか、商品がお店に届いたら店舗スタッフはステータスを更新するので、本部のメンバーも店頭スタッフも常に商品のステータスが分かる。取り寄せた商品が売れたかどうかの結果についてもスタッフが送信をするので、本部でデータ分析ができる。
何か課題が出てきたら原因を明らかにして改善を進めていて、来店日時を選択できるようにしたのも、日々の店頭業務のなかでお客さまが何時頃に来店されるかを事前に把握しているかどうかで、時間の使い方や接客の仕方も変わってくる。
――「クリック&トライ」を予約して来店しないケースは。
キャンセルは数%程度で、熱量の高いお客さまに使って頂いていると感じる。以前、お客さまインタビューのなかで「クリック&トライ」のサービスを知っているか聞いたら、「知っているが予約をして来店することにプレッシャーを感じるので使ったことはない」と答えた方がいた。そういう風に感じる人がいるなかで、お店に来て試着するという判断をするお客さまは熱量が高いと言えるのではないか。
また、店舗スタッフからアドバイスを受けたいお客さまも「クリック&トライ」を使って来店され、取り寄せた商品以外のアイテムを購入して帰るというケースもある。
――OMOサービスの機能などは広がっていくのか。
私の思いとしては、「クリック&トライ」の導入店舗数を増やすことと、一時期の店舗閉鎖の影響で、あるエリアでは取り扱いがなくなってしまったブランドもあるので、そうした問題をOMO型ストアを中心に解消できればいい。
――ECの成長率を落とさないためにすべきことは。
自社ECと実店舗の両チャネルで買い物をしてくれるクロスユース率を増やすのはもちろんだし、ECのトップラインを上げるという側面では、カテゴリーの広がりも必要になる。年間購入額の高いお客さまは購入しているカテゴリーの幅も広い。
ブラウスだけでなくコートも買っているなど、カテゴリーシフトしているお客さまが多い。また、ブランドをまたいで買い物をしているお客さまも購入金額が高い傾向にある。ライフスタイル雑貨の取り扱いを増やすなど、アパレル以外の品ぞろえも拡充したい。
――グループ内のブランドだけで広げられるのか。
たとえば、雑貨のカテゴリーについては、ブランド内で展開している雑貨もあるが、外部企業ほど品ぞろえがあるブランドをグループ内に抱えているわけではないので、「オンワード・クローゼット」で外部ブランドの取り扱い商品を広げていくことや、グループとしてもカテゴリーを広げていくことが大事だ。提案の幅を広げてLTVを高めていきたい。
――「オンワード・クローゼット」の認知拡大に向けては。
マスに向けてデジタルとの親和性が高いユーチューブやTverなどコネクテッドTVでも露出している。
――マーケティングにもさまざまな手法がある。
現状は、顧客を「未認知顧客」「認知・未利用顧客」「離反顧客」「一般顧客」「ロイヤル顧客」の5つのセグメントに分けた上で、未認知顧客を除く各セグメントで自社ブランドを買いたい「積極顧客」と、競合ブランドを選ぶ「消極顧客」に分けて分析するマーケティング手法を試している。
「オンワード・クローゼット」には各セグメントにどれくらいの顧客が属しているのかをモニターサイトなどを使って調べることで、言わば健康状態がわかる。
その上で、たとえば「認知・未利用顧客」のボリュームを増やすために認知拡大施策を打ってみて、認知が高まったかどうかを見たり、少し長いタームで当該層の利用してくれる人がどれくらい増えたかを調査する。
――マス向けの施策はそうしたマーケティング手法で必要と判断したからか。
その通りだ。それまではリスティングやディスプレイ広告などに広告宣伝費を投じてきたが、コストも上がっているし、そうした広告経由の新規獲得自体が難しくなっているので、ある程度、「オンワード・クローゼット」を知っている人に対する広告は出し切ったと見ている。
次に広告を投下すべきところを考えたときに、「未認知」の割合はどれくらいあるかを調査した上で施策を打ち、「認知・未利用」のボリュームを増やすことで、リスティングやディスプレイ広告をあてられる幅が広がる。
――グループの中長期経営ビジョンの改訂版を発表した。
顧客との関係構築をより強めていく必要がある。そのためにも、今期は顧客のデータ活用に重きを置いていて、ECでも実店舗でももっと活用していく。販売スタッフを含めて良い接客を実現するために、デジタルとリアルの横断的なデータを活用することで、お客さまの満足度を高めることにつながる。
――データ活用でカギになるのは。
どういうデータを活用するかという点では、これまでのデータは購入履歴などすでに完了している情報がほとんど。これからは、お客さまの趣味嗜好など感性的なデータを大事にしていきたい。ファッションは感覚的な部分が非常に多いし、年齢を重ねることで趣味嗜好も変化していくので、お客さま1人ひとりの「好き」にもっと寄り添えるよう、データとして定量的にとらえていきたい。
――具体的な活用イメージは。
ECでは徐々に始めているが、AIを活用して、お客さまが好きだと思われる情報やキーワード、たとえば「オーバーサイズ」とか「ゆったりめ」といったインスタグラムなどのハッシュタグになるような情報を閲覧データなどから貯めた上で、お客さまが好きそうな系統の商品を提案する。
アイテムの閲覧データだけでなく、「オンワード・クローゼット」には読み物コンテンツも多いので、たとえば、セレモニー服に関する記事を読んでいたら、子どもがいる、キレイめな服を探しているといったことも推察できるので、閲覧情報を分析することで提案力を高められる。
実店舗であれば、なじみのお客さまが来店されたときに、スタッフは過去の接客をベースにお客さまが好きそうな商品を提案したりするので、それに近いことをECでも実現したい。
――自社ECの強化コンテンツは。
外部企業との共創の観点では、この1年間くらい、外部メーカーとのコラボや異業種とのコラボを展開している。
異業種で言うと、るるぶさんなどとコラボを実施した。双方にとって送客メリットがあるだけでなく、見せ方としても従来はアパレルに寄りがちのコンテンツが多いが、ライフスタイルという幅広い視点のコンテンツを強化している。異業種とのコラボはすぐに売り上げにつながるコンテンツではなく、新しい切り口のコンテンツになればいい。
――動画活用は。
動画の使い方は模索しているところで、商品ページ内での動画活用はなるべく早く取り組みたい。また、リールやショートムービーなども他のアパレル企業と比べると少ないので、スタッフコンテンツの一環として取り組みたい。既存顧客向けだけでなく、新規ユーザーにリーチする上でもUIの観点から変えていく必要がある。
――動画活用の課題は。
販売スタッフの協力といったソフト面だけでなく、ハード面もかかわってくる。たとえば、商品の色味を正確に見せるためにも、静止画と動画でライティングの仕方を変える必要がある。ただ、そうしたことを厳密にやり過ぎても前に進まなくなるので、もっとライトにお客さまに見て頂けるような形で動画活用を強化していきたい。
――EC・OMOで今期の重点取り組みについては。
データまわりの部分では、実店舗もECも垣根なく接客に活用できるデータを蓄積して利用できる状態にする。とくに実店舗では、販売スタッフの協力が不可欠だ。オペレーションフロー上、データを貯めるのも活用するのも手間がかかってはダメなので、スタッフとよく話をしながら、負荷をなるべくかけないフローを構築する。
また、すでにECの行動データは膨大な量が貯まっているので、活用するのを見越した上でデータの適切な保管の仕方、貯める構造自体も見直す必要がある。数年前にリプレイスした際にデータを集約することになったが、今度は集約したデータをどのように最適分配するかが課題になっている。
――アプリなどは。
「オンワード・クローゼット」の公式アプリも2017年に立ち上げたが、リプレイスは一度も実施していないし、他のアパレルが積極的に取り組んできているロイヤリティプログラムについても改変していない。そういう意味では、データを蓄積する場所やアプリ、ロイヤリティプログラムそれぞれの見直しが必要になっている。成熟しかけてきた部分を再構築していく。
――アプリで改修が必要な部分は。
ヘビーユーザーほどアプリからのセッションが多いということがわかっているが、もっとライトに使ってもらうことで、アクティブユーザー数の拡大につなげたい。アプリユーザーからは「重たい」「サクサク動かない」といった声もあるので、使い勝手を高めないといけない。
また、リプレイスに当たっては、アプリとWebの違いを明確にすべきだと思っている。アプリを使うお客さまにとっては、「オンワード・クローゼット」のようにすべての情報が並んでいるのではなく、自分に適した情報がカスタマイズされて表示されることが大事だ。
ネイティブアプリ化も検討していくし、OMOのサービスをアプリに付加していくことも重要になる。
――ロイヤリティプログラムの改変は。
これまでは購買に対するポイント還元で、買うというアクションがベースになる。ただ、商品のお気に入り登録などから始める一連の買い物行動を楽しむことがすごく多いため、購買以外のアクションや、環境負荷軽減につながるようなアクションに対してもインセンティブを付与していければいい。
――その他に新しい取り組みや挑戦したいことは。
体型を瞬時に計測できる機器があるが、今後は既製品についての推奨サイズを知らせることなどができると思っている。オンワードグループは型紙のデータも持っているので、採寸データと商品ごとのパターンデータをかけ合わせれば、お客さま1人ひとりの推奨サイズがわかる。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ECの成長につながるオンラインとオフラインの融合とは? オンワードデジタルラボ社長が語るOMO成功術 | 通販新聞ダイジェスト
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.
「通販新聞」について
「通販新聞」は、通信販売・ネット通販業界に関連する宅配(オフィス配)をメインとしたニュース情報紙です。物品からサービス商品全般にわたる通販実施企業の最新動向をもとに、各社のマーチャンダイジング、媒体戦略、フルフィルメント動向など、成長を続ける通販・EC業界の情報をわかりやすく伝え、ビジネスのヒントを提供しています。
このコーナーでは、通販新聞編集部の協力により、毎週発行している「通販新聞」からピックアップした通販・ECのニュースや記事などをお届けしていきます。
→ 年間購読を申し込む(通販新聞のサイト)
→ 通販新聞の過去記事を読む(通販新聞のサイト)
→ 通販新聞についてもっと詳しく知りたい

EC物流代行サービス「ウルロジ」などを展開するディーエムソリューションズが実施した「EC運営におけるコストの実態調査」によると、EC事業者の売上高に占める物流コスト比率は21~30%が最多となった。
調査対象は20~70歳代のEC事業を運営している担当者・責任者を務める男女1000人、期間は2024年11月8日~12日。
調査ではまず、自社ECサイトやECモール店などの総合的な平均顧客単価について聞いた。平均顧客単価は3000~5000円が25.6%で最多。1001~3000円が16.6%、5001~7000円が13.2%と、3000~5000円を中心とした分布となった。
商材カテゴリごとに分析したところ、エンタメグッズとアパレルのECは平均顧客単価が5000円以上の事業者が7割以上を占めた。他の商材カテゴリに比べ単価が高い傾向が見られた。エンタメグッズは、限定商品やコレクターアイテムなど、希少価値の高い商品が多く、ファン心理をくすぐる価格設定がしやすいと考えられる。またアパレルは、ブランドイメージやデザイン性によって高付加価値化しやすく、高価格帯でも需要が見込めるとした。
EC事業の売上に対する物流費用が占める割合についても調査。物流費用は21~30%の事業者が最も多く、全体の22.4%となった。
商材カテゴリ別では、エンタメグッズ、アパレル、アウトドア用品のカテゴリで売上高に対して物流費用に30%以上かけている事業者が半数以上を占めた。一方、食品・飲料は、物流費用が10%以下の事業者が最も多く、他のカテゴリに比べて物流費用率が低い傾向だった。
エンタメグッズ、アパレル、アウトドア用品は、顧客満足度を高めるために、丁寧な梱包や迅速な配送サービスを提供している企業が多いと考えられるとした。そのため、梱包材や配送コストに費用をかけている可能性がある。アパレルは、返品率が高く、返品に伴う物流コストが発生しやすいと考えられると指摘。アウトドア用品は、大型商品や重量のある商品が多いため、配送コストが高くなる傾向があるとした。
平均顧客単価で分析してみると、平均顧客単価が20001円~50000円の高単価の場合、物流費用の比率も高くなる傾向が見られた。高単価の商品を扱うEC事業者は、顧客満足度を高めるため、物流品質に投資していると見られる。
EC運用における各コストに対しての印象も聞いた。物流費用と商品原価については、それぞれ50%以上の事業者が「高くなっている」と感じていることがわかった。システム運用費、広告・マーケティング費用についても、それぞれ40%以上の事業者がコスト上昇を実感。いずれの項目においても、「安くなっている」と回答した事業者は10%未満と少数だった。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:売上高物流コスト比率は21~30%が最多。エンタメ・アパレル・アウトドアは3割超が半数、食品・飲料は10%以下
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

アマゾンジャパンは11月18日から、薬局によるオンライン服薬指導から処方薬の配送までを利用できるオンラインサービス「Amazonファーマシー」で、マイナ保険証(マイナンバーカードの健康保険証)の使用が可能となった。
マイナンバーカードを医療機関・薬局で健康保険証として利用できるように申請・登録しているユーザーは、「マイナ保険証」で「Amazonファーマシー」を使用できる。
「Amazonファーマシー」でのマイナ保険証の利用方法は次の通り。Amazonのショッピングアプリから「Amazonファーマシー」のトップページを開き、薬局を検索・新規予約ページに進む。健康保険証情報の提供方法セクションで「マイナンバーカードを利用する」に設定。服薬指導の予約枠を選択後、外部サイト(マイナ在宅受付Web)にて健康保険証情報に関すて同意登録する。「Amazonファーマシー」に戻るとオンライン服薬指導の予約が完了する。
Amazonのショッピングアプリから「Amazonファーマシー」へアクセスするには、アプリ内検索から「Amazonファーマシー」と入力するか、アプリ下部にあるナビゲーションの一番右、ハンバーガータブ(三本線)の「カテゴリー別にショッピング」のなかから「ドラッグストア&パーソナルケア」を選択し「ファーマシー(処方薬)」を選択するとアクセスできる。
日本における「Amazonファーマシー」は2024年7月にスタート。ユーザーは「Amazonショッピングアプリ」上で「Amazonファーマシー」に登録されている薬局で薬剤師によるオンライン服薬指導を受けた後、処方薬などを購入できる。購入した薬は自宅など指定の住所に配送、または薬局で受け取ることが可能。なお、「Amazonファーマシー」は「Amazonショッピングアプリ」でのみ提供している。
米国Amazonでは2020年11月に米国市場でスタート。約5万の薬局が参加して始まった。Amazonはヘルスケア分野にも力を入れており、米国市場で2023年1月、プライム会員向けにジェネリック医薬品を月額5ドルで販売する医薬品定期購入サービス「RxPass」を始めている。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:アマゾンのオンライン服薬指導+処方薬配送の「Amazonファーマシー」、マイナ保険証の利用に対応
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.
IABがクロスチャネル測定の実装プレイブックとベストプラクティスの資料を公開。複数チャネルのデータを統合してキャンペーンの効果を総合的に理解し、改善するための手引き。
Cross-Channel Measurement: Implementation Playbook + Best Practices Guide
https://www.iab.com/guidelines/cross-channel-measurement/

牛丼店「松屋」をチェーン展開する松屋フーズはこのほど、食品ECに特化したコンサルティング事業を展開するGastroduceJapanと、食品EC支援サービスを提供する合弁会社「株式会社モールハック」を設立した。両社の強みを融合し、食品EC事業者の売上向上を支援する3サービスを提供していく。
Amazonでの食品ECで月商2億5000万円を突破した松屋のノウハウを提供する。現在、月額固定費0円で成果報酬のみのプランを用意。2025年3月まで限定3社を募集している。
「圧倒的なスピード」「業界最安値級の価格設定」「松屋のノウハウによる効率化」の3つのメリットが特長という。
「圧倒的なスピード」は、「楽天最強配送」「Yahoo!ショッピング優良配送」「Amazonマケプレプライム」に対応。365日発送するほか、受注当日の出荷にも対応する。「業界最安値級の価格設定」は、クール便代675円(60サイズ・税抜)で、松屋のスケールメリットを生かし低価格を実現した。「松屋のノウハウで効率化」は、ECで売上48億円を支える松屋の配送ノウハウで、クライアント企業のEC物流を効率化する。
松屋フーズのEC売上を数年で48億円に押し上げたノウハウを提供するコンサルティング、運営代行サービス。長年の経験で培ってきた戦略立案、マーケティング、販売促進、顧客対応等のノウハウを駆使して提供する。2025年5月まで限定3社を募集している。
ネットショップ担当者フォーラムでは11/19(火)~20日(水)に、オフライン開催のECイベント「ネットショップ担当者フォーラム 2024 秋」「EC物流フォーラム2024」を開催します。
ユナイテッドアローズのOMO戦略、TSIの買い物体験改善策、ディーエイチシー(DHC)会長CEOのセッション、ハルメクホールディングス社長による戦略など、あなたの会社経営やECビジネスに役立つセッションを多数用意しています。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:松屋フーズが食品EC支援の合弁会社を設立、Amazonで月商2.5億円突破のノウハウ提供や運営代行サービスなどを展開
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

企画やアプローチには理由や目標売上があり、そのためには対象顧客を抽出することが重要――これが当たり前だと考えている人は多いのではないでしょうか。けれど、毎回過去の実績を見ながら試行錯誤するなかで、「企画の度に対象の顧客を抽出するのは面倒」「その時間を企画や制作の時間に充てられたら」と思ったことはありませんか? こう考えている担当者の方には、セグメントした顧客を一定期間固定化することお勧めします。毎回企画に合わせて顧客を抽出していた時間を別の作業に充てられるほか、何よりもCRMの観点で見た場合により大きなメリットを発揮できます。それはどのような方法なのか、解説していきます。
日本が優勝した2023年3月の「World Baseball Classic(ワールド ベースボール クラシック)」。この時のスターティングメンバーは優勝までの7試合、1番センターのラーズ・ヌートバー選手から6番ファーストの岡本和真選手まで、ほぼメンバーを固定して戦っています。
これは、監督以下首脳陣が出塁率、走力、打率、長打力、打点率、犠打率、守備力など、各種指標をもとにスタメンを決めているのでしょう。野球に限らず、バレーボール、サッカー、ラグビー、バスケットボールなどチームスポーツの世界では同じようなデータに基づいたメンバー決定が行われ、スタメンと控えの選手では出場時間に大きな差が生まれています。
また、進学に力を入れている学校はどうでしょうか。学生の能力によってクラス分けをし、目標に合わせた最適な学習の機会を提供する学校が増えていると聞きます(もちろんそのようなクラス分けをしていない学校もあります)。会社でも能力の高い人材、期待値の高い人材には成果の大きい仕事を任せるケースが多いのではないでしょうか。
スポーツも受験も会社も、成果を最大化するために実績を識別し、継続した機会を用意することが合理的だと考えているのではないでしょうか。スポーツにはシーズンがあり、学業には学期がある。この期間中の各選手や生徒の能力を正しく評価し、メンバー選定やクラス分けしていると考えられます。
これをCRMマーケティングに適用したどうなるでしょうか?
顧客グループにあたるセグメントを固定するために、ある一定期間における顧客購買動向を確認する必要があります。大切なのが、評価期間です。スポーツで言えばシーズン中の業績でスタメンが決まり、選手個人としては年俸が決まります。学業では、各テスト結果の積み上げ、学期や学年のタイミングでクラス替えをします。
小売りの場合、販売商品によって異なりますが、季節によって消費者が必要とするタイミングが変わります。評価期間は3か月では短すぎ、1年では長いと言えます。お勧めは半年間、顧客のグループを固定すること。6か月という期間のなかで各顧客のLTVを最大化するために、どのようにセグメントごとの顧客にアプローチするか、シナリオを立てた企画が組みやすくなるでしょう。
顧客を正しく識別するためには、定めた評価期間のなかで「継続率」「購買力」「購入間隔」の3つを大きな指標にすると良いでしょう。
評価期間内に行ったアクションの積み上げから、1人ひとりの継続率を算出します。下のグラフは、ある企業の継続率を算出した資料です。上位客ほど継続率が高く、低くなるにつれ休眠化が進んでいます。顧客グループによって継続率が異なるのがわかるでしょう。
評価期間中における、継続率で分けた顧客1人ひとりの受注金額を見ることで、各顧客の購買力がわかります。
都度実績を確認し判断するのではなく、評価期間を決めてそのなかで継続率、購買力、購入間隔から顧客の優劣(評価)を判断します。算出した評価を過去から積み上げていくことで、CRMに重要な「継続」を加えた優劣のセグメント分けを行うことが可能になります。
定期契約販売で売り上げの見込みが立てやすいのは、契約上購入サイクルが決まっているためです。これが大きなメリットでもあり、「都度販売」が敬遠される理由の1つでもあります。
しかし、購入のタイミングがわかったらどうでしょうか。同じ購入タイミングの顧客をグルーピングして企画・アクションを行えば、ヒットする確率は上がります。とはいえ、異なる顧客の購入間隔を見つけるのは容易ではありません。
そこで重要になるのが、「評価期間」と「継続率」です。評価期間内における顧客の継続率と購買力から、顧客の購入タイミングが見えてきます。コンスタントに購入しているのか、前の評価期間よりも購入間隔が離れているのか――。「都度販売」でも、おおよその継続率の高さによって購入間隔の近いグループに分けることが可能です。
野球では、主力バッターは少々のスランプでもスタメンに起用されることが多いですが、それは他の選手より貢献確率が高いからです。これもデータに基づいた判断だと考えられます。
顧客セグメントも同様で、貢献度の高い(継続率の高い)顧客にはどんどん商品や企画を提案し、企業の良さを知ってもらいながら利益確保をめざします。少し購入間隔が空いてきた(継続率が落ちてきた)顧客には、復活してもらうために購入しやすい商品や企画を提案し、できるだけ顧客との接点を持てるようにします。
また、継続率の低い顧客は購入率も低いため、広告費用をかけてアプローチするなど、顧客の購買力がわかることで、それまでの戦略に「誰に」が加わり、より企画のイメージが作りやすくなります。
具体的なメリットについて解説します。
顧客を正しく識別できると、「上位客が未購入」「購入がないと休眠客にランクダウンしてしまう」といった状態がわかり、対象の顧客にだけアプローチすることで効果的かつ現実的なCRMが可能になります。
もし、6か月間セグメントが変わらなければ、あらかじめ6か月分のプランニングができます。連続したアプローチや個々の施策効率改善は前述の通りですが、製作や資材などをまとめて発注できれば、大幅な経費削減が見込めます。
評価期間を6か月とした場合、下の図のように6か月の連続シナリオを組むことができ、施策効率と経費効率を引き上げることができます。
上記以外のセグメントを固定するメリットは、評価期間(6か月)が終わる前に各セグメントの未購入者がわかることです。優良客のセグメントにいる未購入者と休眠客のセグメントにいる未購入者がわかったら、どちらにどれくらいの費用をかけてアプローチをするでしょうか?
評価期間が終わるまでに購入してもらうためのシナリオを基にした企画が立てやすくなることで、必然的に評価期間(6か月)でのLTVを最大化する合理的な戦略立案につながるのです。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:顧客セグメントを一定期間固定化するメリットとは? チームスポーツと進学校の例に学ぶ企画やアプローチを最大化する方法 | 「都度販売」のススメ
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.
トリノリンクスはCRM分析・DtoC(通販)コンサルティングサポートを行う会社です。今回ご紹介した、「都度の販売」で購入が見込める顧客、収益販路となる鉱脈を見つけ出すデータ分析サービス「定期もTudomo」をご用意しています。詳しくはこちらをご覧ください。

消費者庁は11月13日、大正製薬に対して景品表示法に基づく措置命令を出した。サプリメント「NMN taisho」の自社LPでの表示にステルスマーケティング行為を認定した。
大正製薬は「NMN taisho」の自社LPにおいて、「いくつになっても自分らしく、“今が最高”と思える活き活きとした日々を過ごしていきたいですね!」などとするInstagramユーザーの投稿について、「Instagramで注目上昇中」として複数掲載。だが、その投稿は大正製薬がインフルエンサーに商品の無償提供と対価の提供を条件に投稿を依頼したものであった。
実際のInstagramの投稿にはPR表記がついているものの、LP上には掲載したInstagramの投稿がPR投稿であることを明記していなかった。消費者庁はこれをステルスマーケティング行為として認定した。
消費者庁は大正製薬に対し、①景表法に違反するものである旨を一般消費者に周知徹底すること②再発防止策を講じ役員と従業員に周知徹底すること③今後、同様の表示を行わないこと――を命じた。
大正製薬は同日、HP上に「措置命令を受けたことを真摯に受け止め、再発防止に努める」とコメント。加えて、措置命令は広告表示に関するものであり、商品の品質や安全性に関するものではないこと、指摘された表示につきましては直ちに削除していると報告した。
ネットショップ担当者フォーラムでは11/19(火)~20日(水)に、オフライン開催のECイベント「ネットショップ担当者フォーラム 2024 秋」「EC物流フォーラム2024」を開催します。
ユナイテッドアローズのOMO戦略、TSIの買い物体験改善策、ディーエイチシー(DHC)会長CEOのセッション、ハルメクホールディングス社長による戦略など、あなたの会社経営やECビジネスに役立つセッションを多数用意しています。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:大正製薬、ステマ規制で措置命令。LPに掲載したインスタのPR投稿を明示せず違反認定
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

東証グロース上場のアパレルEC企業yutoriは11月13日、アパレルブランド「over print」を展開するえをかくの全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。
えをかくは自社ECを中心に主力商品であるZ世代向けプリントTシャツやパーカーを展開すアパレル企業。2021年10月に設立、1期目の2022年9月期から2億2500万円を売り上げ、2024年9月期には売上高2億7300万円と着実に成長を続けている。全体のうち4割を海外向け販売が占める。
yutoriは成長戦略の①つとして「アパレル×Z世代の強化」を掲げており、ヒットブランドの創出・ブランド買収・ECと店舗のOMO海外融合を進めている。海外向け販売に強いえをかくは、アジアを中心に海外展開を進めるyutoriとの親和性が高いと判断し、買収を決めた。
yutori、えをかくがの蓄積してきたブランド運営、商品企画及びマーケティングなどのノウハウを共有し、さらなる成長・発展をめざす。加えて、生産・物流管理業務やバックオフィス業務の連携により効率的なグループ運営を進めるとしている。
yutoriではこれまで4件のM&Aを実施してきた。直近では2024年8月、元AKB48の小嶋陽菜氏が代表取締役CCOを務めるアパレルブランド「Her lip to」を展開するheart relationを子会社化している。
ネットショップ担当者フォーラムでは11/19(火)~20日(水)に、オフライン開催のECイベント「ネットショップ担当者フォーラム 2024 秋」「EC物流フォーラム2024」を開催します。
ユナイテッドアローズのOMO戦略、TSIの買い物体験改善策、ディーエイチシー(DHC)会長CEOのセッション、ハルメクホールディングス社長による戦略など、あなたの会社経営やECビジネスに役立つセッションを多数用意しています。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:東証グロース上場のyutori、アパレルブランド「over print」の「えをかく」を買収
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

ジャパネットグループが長崎市内に建設したスタジアムを中心にアリーナやホテル、商業施設、オフィスなどからなる大型施設「長崎スタジアムシティ」が10月14日に開業した。長崎スタジアムシティの建設・運営は地域創生事業の一環として手掛けているが、主力の通販事業とシナジーを生み出す仕掛けも施されており、注目される。通販の雄、ジャパネットグループが作り上げた「長崎スタジアムシティ」の全貌とは――。
「長崎スタジアムシティ」は長崎市内を流れる浦上川沿いに建つ「V・ファーレン長崎」がホームとしても使用するスタジアム「PEACE STADIUM」を中心に多機能・可変型のアリーナ「HAPPINESS ARENA」、眼下にスタジアムが広がるホテル「スタジアムシティホテル長崎」、商業施設などが入る「スタジアムシティSOUTH」、オフィスビルの「スタジアムシティNORTH」の主に5つからなる複合施設だ。
軸となるのはスタジアムやアリーナだろうが、「長崎スタジアムシティ」にはジャパネットグループのジャパネットウォーターが施設内で醸造したビールを提供する店や温泉・サウナが楽しめる温浴施設、長崎の町を見ながら無料で利用できる足湯、スタジアムを縦断するジップラインなどなど来場者にとって魅力的なさまざまな施設、アクティビティがさまざまある。
そうした施設の1つとして出店しているのがジャパネットたかたで取り扱う商品を展示、販売する実店舗「ジャパレクラボ」。今夏まで福岡市内の商業施設に出店していたが同施設閉鎖に伴い、長崎スタジアムシティに移転させた店舗で現状、同社唯一の実店舗となる。
広さ約330平方メートルの店内ではテレビ通販などで販売する大型テレビや掃除機、炊飯器、羽毛布団などの売れ筋や一部アウトレット品のほか、「スタジアムシティホテル長崎」の客室で使用している寝具やアメニティなどの備品な70~80点の商品を展示。「利益還元祭」などジャパネットたかたが全社的に実施するセール期間中は対象商品なども展示するという。
来店者は展示している商品を実際に手に取って、店員に質問しながら商品の性能などを確かめた上で購入を検討できる。
いわゆるショールーミング店とは異なり、持ち帰ることができる小型商品については店内で在庫しており、来店者は気に入った商品があればその場で購入して持ち帰ることもできる。テレビや布団など持ち帰りが困難な大型商品は在庫しておらず、注文を受け付けて顧客宅に配送する手続きを行う。
商品の展示のほか、調理家電を使った実演ができるようキッチンコーナーを設けたり、ジャパネットで売れ筋の高圧洗浄機「ケルヒャー」を使って汚れ落としが体験できる高圧洗浄機コーナー、来店者が記念撮影するなどして楽しめるテレビ通販番組収録の疑似体験ができるスタジオ体験スペースなども設けている。
「ジャパレクラボ」の目的について「(通販ではできない)商品を実際に手に取って確かめてから購入することができる場を設けたいということも1つだが直接、お客さまと触れ合える貴重な場でお客さまの『生の声』を集めたい。店内で商品をお試し頂いたり、購入頂いたお客さまに、アンケートやインタビューをして許可を頂いた上でテレビショッピングや通販カタログに『お客様の声』を掲載させて頂くほか、たとえば『こういうところが使いにくい』など接客時にお客さまに伺った内容を吸い上げて商品の改善や開発に生かしている。
また、たとえば過去に作った2パターンの新聞折込チラシを見て頂き、どちらが見やすいかと伺い、チラシの制作チームにフィードバックして、よりよいチラシ作りに役立てていく取り組みなども行う」(全社商材企画戦略部ジャパレクラボ企画運営課店舗グループの豊村和矢氏)という。
「ジャパレクラボ」の運営は福岡にあった前店舗が開業した2016年9月から8年目。「店舗運営や接客、目的であるお客さまのご意見の収集方法についてもある程度、ノウハウを蓄積していた。新店舗でも経験を生かして、店舗独自の販促を含めてより効果的な店舗運営を行ってきたい」(同)とする。
通販番組で気になる商品を直接、確かめる術がなかった顧客にとっても、顧客の生の声を収集して媒体や商品の改善などに役立てたいジャパネットにとっても「ジャパレクラボ」は有用と言え、通販事業とのシナジーが期待できそうだ。
通販事業とのシナジーという意味でもう1つ注目したい施設が「スタジアムシティホテル長崎」だ。
客室の備品にはジャパネットたかたで販売している商品を多く採用。たとえば、寝具ではマットレスは「エアウィーブ」、布団は西川の羽毛布団を使用している。
このほか、シャープの液晶テレビ、ダイソンのヘアドライヤー、アテックスの足用マッサージ器、アルインコの首用マッサージ器、アイリスオーヤマのデスクライト、パナソニックの衣類スチーマー、オムロンの血圧計、アラミックのシャワーヘッドなどが備え付けられている。
備品を使って気に入った宿泊客はこれらすべてを購入することができる。なお、ホテルオリジナルのシャンプーやトリートメント、ボディソープなども購入可能だ。
備品を購入したい宿泊客は客室にあるテレビを操作すると「ホテル案内」というコンテンツが表示され、同画面上のQRコードをスマートフォンなどで読み取ることで専用通販サイトに遷移、当該商品の特徴などを見ながらネット販売で購入できるもの。
通販のほか、これらの備品は前述の「ジャパレクラボ」でも展示、販売しており、そこですぐに購入することもできる。
ジャパネットたかたが取り扱う売れ筋商品などをホテルの備品とすることで、「実際に体験してもらい、商品の良さを実感して頂きたい」(同社)とし、同社の通販利用に入り口としたい狙いもあるようだ。
「長崎スタジアムシティ」は通販事業とは別の地域創生事業の一環として運営していくが、「ジャパレクラボ」や「スタジアムシティホテル長崎」などで行う通販と連動した取り組みのほか、今後はスタジアムシティで行うコンサートやホテル宿泊などをツアーに組み込んだ旅行をジャパネットたかたの通販で販売していくなど通販事業との連携も推進していく考え。
主力事業の通販とも連携させながら、今後も継続的に「長崎スタジアムシティ」を盛り立てて事業面で成功に導くことができるか。通販の雄、ジャパネットの新たな挑戦が始まった。
ジャパネットグループが長崎市内に建設した大型複合施設「長崎スタジアムシティ」が10月14日に開業を迎えた。ジャパネットグループを率いる髙田旭人社長に「長崎スタジアムシティ」の開業に向けた思いとこれからについて聞いた。(同日開催の会見での本紙記者を含む報道陣との一問一答から要約・抜粋)
――長崎スタジアムシティが開業した。今の思いは。
昨日(※編注:10月13日)の(福山雅治さんのこけら落としの)ライブでは多くの皆さんに楽しんで頂き、共有できたことが本当にうれしかった。皆さんが「ここに毎日行きたい」と思える仕掛けをたくさん重ね、人々が集まり、楽しく喜びをシェアする場所を作っていきたい。――長崎スタジアムシティの魅力は。
“非日常”の体験については、スタジアムやアリーナで行われるサッカーの試合やコンサートで味わって頂きたいが、“日常”の体験についてもさまざまな施設で楽しめると思う。
レストランは高級なところからリーズナブルなところまでさまざまあり、テナントに入って頂く店舗にもこだわって本当においしいところばかりだ。我々の直営のレストランもたくさんあり、優れた人材も多く入って頂き、私も料理を食べたが本当においしい。
商業施設では(スタジアムの上を縦断する)ジップライン、温泉やサウナが楽しめる「YUKULU」という温浴施設も素晴らしい。
これから屋内型スポーツアクティビティ「VS STADIUM NAGASAKI」という子供たちが楽しくなるような場所もできていく。
また、スタジアムの座席に座って(※スタジアムの座席は無料開放する)ゆっくりしたり、(商業施設にある棟の)最上階に設けた足湯に入ったりとか、何かを買わなくとも楽しめる。
フットサル場やバスケットボール用の3×3コートもあり、皆さんに楽しんで頂ける本当によい場所だと思う。
――ジャパネットグループが「長崎スタジアムシティ」の運営を行う理由や意義は。
(地元である)長崎のためのチャレンジで長崎でなければ、1000億円という大きな投資は行わなかったと思う。だからこそ、しっかりと黒字化して持続可能な事業にしないと意味がない。民間企業がきちんとビジネスとして地域の方に感動を届けるということを成功させることこそ我々の意義だ。
長崎というのは日本の地方都市が持つ良さや課題を含めて縮図となっている。その場所でやっていくことが先々、全国(の地域創生事業)にとって意味が出てくると思う。
ジャパネットは計算して収益が上がるから行うというよりも、よいと思ったら踏み込んでやってみて、よいことをやり続ければ収益もついてくるという考え方で、あらゆるビジネスをやってる会社だ。
これは父の代から守っていることだが、そういう意味では昨日、今日と皆さんを見て、我々がやっていることがいかに人を幸せにするかということを感じられたので、それを健全な形で持続的にビジネスとして成り立たせることにもこれから力を入れていく。
――「長崎スタジアムシティ」の今後の展望は。
持続可能にする、感動を生み続けるということの成功確率を高めないといけない。そのためのアイデアと仕掛けはまだまだある。我々のグループは旅行業も持っており、スタジアムシティを含めた長崎の旅を販売することも行う予定だ。
先日、ゆこゆこというオンライン旅行サービスを行う会社をM&Aさせて頂いたが、そのなかで長崎を中心とした温泉宿をもっともっと訴求していったり、来年1月には我々が行っているBS放送がチャンネルの引越しして、リモコンでBSの10ボタン押すと番組が見られるようになる。
そこでの番組を通じてもさらに全国の方々にスタジアムシティや長崎のよさを知っていただく機会をこれまで以上に増やしていけると思う。
また、たとえば、音楽イベントに関しても長崎スタジアムシティでコンサートをするだけではなくて、音楽番組を放送することができれば、そこでコストを吸収でき通常では呼ぶことができないミュージシャンを呼べるかもしれない。グループ内のあらゆるリソースを使って、また必要であれば新たな取り組みも重ねていきたい。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ジャパネットが開業した大型複合施設「長崎スタジアムシティ」、通販とのシナジーを生み出す仕掛けとは? | 通販新聞ダイジェスト
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.
「通販新聞」について
「通販新聞」は、通信販売・ネット通販業界に関連する宅配(オフィス配)をメインとしたニュース情報紙です。物品からサービス商品全般にわたる通販実施企業の最新動向をもとに、各社のマーチャンダイジング、媒体戦略、フルフィルメント動向など、成長を続ける通販・EC業界の情報をわかりやすく伝え、ビジネスのヒントを提供しています。
このコーナーでは、通販新聞編集部の協力により、毎週発行している「通販新聞」からピックアップした通販・ECのニュースや記事などをお届けしていきます。
→ 年間購読を申し込む(通販新聞のサイト)
→ 通販新聞の過去記事を読む(通販新聞のサイト)
→ 通販新聞についてもっと詳しく知りたい

インプレスの「ネットショップ担当者フォーラム」は11月19日から20日の2日間、東京・虎ノ門ヒルズフォーラムで「ネットショップ担当者フォーラム2024 秋」を開催しています。
リアル開催ですが、当日の申し込みも受け付けています。「急遽見たいセッションができた」「時間を都合できた」「事前登録を忘れていた」といった方もまだ間に合います。通販・EC実施企業、支援企業の方はぜひお申し込み、ご来場をお待ちしています。
本日はこのようなセッションをご用意。「OMO戦略の実例を知りたい」「他社が成果をあげているファン作りの秘訣を知りたい」「EC業界でのキャリア形成や人材育成に悩んでいる」「事業効率化、顧客接点強化事例を学びたい」などなど、あなたのEC運用や成長のヒントにつながる講演をご用意しています。
また、全セッションの終了後に、「Web担創刊18周年&ネッ担創刊10周年 Meetup Party」を行います。講師や通販・EC実施企業さんとのリアルな交流の場です。ご参加希望の方は以下のURLからお申し込みください。
▼Web担創刊18周年&ネッ担創刊10周年 Meetup Party
→ https://webnetmeetup2024.peatix.com/
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:【当日申込できます】プラス、ランクアップ、UA、ヤマダデンキ、TSI、コーセープロビジョンなど登壇のネッ担イベント最終日
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

オンボーディングは、新入社員の早期戦力化を促進したり、ユーザーの早期離脱を防止する効果があります。しかし、きちんと仕組み化できていないと、リソース不足で手が回らなくなったり、属人化による知識の差が生まれてしまう可能性があります。そこでおすすめしたいのが、オンボーディング動画の制作です。
この記事では、オンボーディング動画を制作するメリット、具体的な制作事例、自社で制作する場合のデメリットなどを詳しく解説します。オンボーディング動画を効果的に活用するために、是非参考にしてみてください。
オンボーディングは新しいユーザーや社員が組織やサービスにスムーズに馴染めるようにするプロセスのことです。オンボーディング動画を動画を制作するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
下記は、CS(カスタマーサクセス)に携わる方を対象におこなった「オンボーディングにおける課題は何か」という質問に対する回答結果です。

引用:PRTIMES「【Webサービスのオンボーディング実態調査】オンボーディングにおける課題は何か」
「完了定義ができていない」「データ分析の可視化ができていない」がトップで、ともに約40%という高い数値を示しています。また、「オンボーディング支援のリソース不足」や「支援が属人的になってしまっている」といった人的リソースに関する課題も上位に挙がっています。
これらの課題に対し、オンボーディング動画の制作は効果的な解決策となります。「マニュアルなどのサポートコンテンツが活用されていない」という問題に対しても、動画であれば視覚的で分かりやすくなるため、ユーザーの理解度を高めることが可能です。
ここでは、オンボーディング動画を制作するメリットを3つ紹介します。オンボーディング動画があれば、社内スタッフや新規ユーザーも、安心して学び始めることができるでしょう。
動画形式のオンボーディング資料は、好きな時に何度でも見返すことができます。対面の場合、一度聞き逃してしまうと質問しづらい雰囲気になることもありますが、動画であればそのような心配はありません。
一度の説明では理解しきれない内容も、動画であれば繰り返し確認することが可能です。
一人ひとりに同じ説明をするのは非常に時間と労力がかかる作業です。
しかし、動画を一度作成してしまえば、その後は動画を共有するだけで済みます。担当者は他の業務に時間を割くことができ、業務効率の向上につながるでしょう。
属人化とは、特定の担当者にしか業務内容が分からない状態を指します。その場合、担当者が退職したり、異動したりすると、業務が滞ってしまうリスクがあります。
オンボーディング動画を作成すれば、業務内容を標準化できるため、誰でも理解できるように整理することが可能です。動画でノウハウを共有することで、属人化によるリスクを減らし、業務の継続性を高められます。
<関連記事>
動画コンテンツとは?制作するメリットや作り方のポイント、Crevoの制作事例も紹介
ここでは、Crevoが制作したオンボーディング動画の事例をいくつか紹介します。
出典:Crevo制作実績
| 動画の種類 | アニメーション |
|---|---|
| 長さ・尺 | 60秒〜120秒 |
| 費用レンジ | 〜49万円 |
パルコ様の従業員向けオンボーディング動画です。ブログやSNSなどウェブを使ったプロモーションの大切さを、動画を通してわかりやすく伝えています。
ウェブに苦手意識がある販売スタッフには、少しでも親しみをもっていただけるように、既に利用している販売スタッフには、ウェブによるさらなる広がりをイメージしていただけるように、ウェブプロモーションを「もう一つの入り口」と表現しています。
出典:Crevo制作実績
| 動画の種類 | アニメーション |
|---|---|
| 長さ・尺 | 120秒〜 |
| 費用レンジ | 100〜299万円 |
この動画では、MEEQの操作方法を、画面収録とナレーションで丁寧に解説しています。この動画を見ることで、ユーザーはMEEQの基本的な使い方をスムーズに理解することが可能です。
操作画面と音声を組み合わせ、アニメーションを用いたシンプルな構成で説明することによって、視聴者の理解を促進しています。
出典:Crevo制作実績
| 動画の種類 | アニメーション |
|---|---|
| 長さ・尺 | 60秒〜120秒 |
| 費用レンジ | 100〜299万円 |
この動画はご契約者さま専用の動画で、サービスの内容や利用方法を、アニメーションでわかりやすく説明しています。
本サービスを利用するにあたっての利点を1つずつ丁寧に紹介することで、サービスの価値を認識しやすくなります。また、シンプルなアニメーションイラストと穏やかな音源で、親しみやすさを演出しているのが特徴です。
出典:Crevo制作実績
| 動画の種類 | アニメーション・実写 |
|---|---|
| 長さ・尺 | 120秒〜 |
| 費用レンジ | 50〜99万円 |
この動画では、経費精算システム「MFクラウド経費」のメリットや機能を、アニメーションと実写を組み合わせた動画で紹介しています。動画を見ることで、ユーザーはMFクラウド経費の導入メリットを具体的に理解することが可能です。
多機能なサービスのため、シンプルに特徴をまとめ、視聴者に対して一通りサービス内容の概要がわかるような構成にしました。eラーニングとしても活用でき、音が出せない環境でも動画が理解できるように、文字訴求も多く入れています。
オンボーディング動画を自社で制作すると、コストや効率の面でメリットがありますが、一方で、デメリットもいくつか存在します。
自社制作する前に、以下に挙げるデメリットをよく理解しておきましょう。
<関連記事>
研修動画の作り方から活用イメージまで徹底解説
オンボーディング動画を制作するには、企画・構成、撮影、編集、ナレーション収録など、多くの工程が必要です。それぞれの工程に専門的な知識やスキルが求められるため、初めて動画制作を行う場合は多くの時間と労力がかかってしまう可能性があります。
まず、撮影にはカメラや照明などの機材が必要です。自社にない場合は購入したりレンタルするところから始めなければなりません。編集では、専用のソフトを使いこなす必要があり、スキルや知識がある人材がいなければ、時間もかかってしまうでしょう。
動画制作の経験がない場合、視聴者にとって分かりづらい動画になってしまう可能性があるため、注意が必要です。
例えば、伝えたい情報が整理されていない、映像とナレーションが合っていない、テンポが悪く退屈な動画になってしまうなど、様々な問題が発生する可能性があります。また、動画がチープな印象になり、企業やサービス自体の価値が低く見えてしまうこともあるでしょう。
分かりづらい動画は、視聴者の理解を深めるどころか、かえって混乱させてしまう可能性もあります。分かりやすく見やすい動画を制作するためには、構成や企画の制作段階から、知識やスキルのある人材を確保する必要があります。
会社の制度が変更になった場合や、新しい情報が追加された場合など、動画の内容を修正する必要が出てくるケースもあるでしょう。
社内で制作・更新を行う場合、動画編集のスキルを持つ人材を確保したり、日々の業務との両立が難しいのが現状です。また、制作を担当していた社員が退職してしまうと、その後の更新作業が滞ってしまうケースも少なくありません。
動画の内容が古いままで放置されると、新入社員に誤った情報を伝えてしまう可能性もあるため、少しでも懸念がある場合は、外部への委託がおすすめです。
<関連記事>
サービス紹介動画の制作は内製/外注どちらがおすすめ?サービス紹介動画の種類を成功事例と合わせて解説
Crevoでは、企画から納品まで一貫したサポートを提供し、お客様の要望に合わせた最適な動画を制作します。制作期間は通常1〜2ヶ月程度で、短期間での納品にも対応可能です。
2,000社10,000件という業界トップクラスの動画制作実績を活かし、社内のプロデューサーやディレクターが徹底した品質管理を行い、高品質な仕上がりを実現します。
また、企画から納品までの動画制作の工程だけでなく、文政期から効果検証までをワンストップで対応することも可能です。
オンボーディング動画制作でお困りの際は、ぜひCrevoにご相談ください。
この記事では、近年注目されている「オンボーディング動画」について解説しました。オンボーディングは新しいユーザーや社員が組織やサービスにスムーズに馴染めるようにするプロセスのことです。
そして、オンボーディング動画は、そのプロセスを効果的に進めるためのツールとして、多くのメリットがあります。
動画であれば、自分のペースで繰り返し内容を確認することができるため、担当者は説明の手間を省き、他の業務に集中することができます。また、情報が動画として共有されることで、担当者によって説明内容が変わるといった属人化も防ぐことが可能です。
オンボーディング動画は、ユーザーの満足度向上や解約率の低下、さらには組織全体の効率化にもつながる、非常に有効な手段といえるでしょう。
社員オンボーディングの効率化や、ユーザーの定着率向上や業務効率化を目指しているのであれば、ぜひオンボーディング動画の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
自社制作が難しい場合は、積極的に外部委託を検討してみてください。動画制作会社のCrevoでは、高品質なオンボーディング動画を制作いたします。

「電話やメールでのサポート対応に時間がかかる」「マニュアルを読んでも理解してもらえない」「サポートコストを削減したい」このような悩みを抱えている企業も多いはず。そんなときは、「チュートリアル動画」の制作が効果的です。
この記事では、チュートリアル動画のメリットや実際の制作事例、そして効果的なチュートリアル動画を制作するコツを解説します。チュートリアル動画の制作を検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
チュートリアル動画とは、製品やサービスの使い方をわかりやすく解説する動画コンテンツのことです。スマートフォンの操作方法や、オンラインソフトの使い方などを動画で説明するのに使われています。
以下は、人の学習の定着率をコンテンツのフォーマットごとに研究し、序列化した「ラーニングピラミッド」です。

引用:PR GENIC「動画プロモーションのメリットと効果を最大化させる動画PR」
記事コンテンツと比べても、視聴覚にアプローチする動画コンテンツのほうが学習定着率が高いです。テキストで説明を読むよりも、一度動画を視聴したほうが情報の定着率が2倍高くなります(読む:10%→視聴覚:20%)。
さらにチュートリアル動画では、実際の画面操作を見せながら説明することで、「デモンストレーション」(定着率30%)の要素も含むため、より効果的なアプローチが期待できます。
ユーザーが製品やサービスの使い方を理解することで、その価値を認識しやすくなり、早期離脱の防止や顧客満足度向上につながります。チュートリアル動画は、そのサポート的な役割として効果を発揮するでしょう。
<関連記事>
動画コンテンツとは?制作するメリットや作り方のポイント、Crevoの制作事例も紹介
動画は、テキストや画像よりも多くの情報をわかりやすく短時間で伝えられるため、商品やサービスの説明に向いています。
チュートリアル動画の場合、ユーザーが動画の通りに真似するだけでいいので、文章で説明しにくい細かな部分も視覚的に説明することが可能です。
ここでは、チュートリアル動画を制作する3つのメリットについて紹介します。
商品やサービスの紹介ページにチュートリアル動画があることで、実際に利用するイメージが湧きやすくなります。
たとえば、新しいスマートフォンの使い方を説明するチュートリアル動画を視聴した場合、具体的にそのスマートフォンを使っている自分を想像し、購入したいという気持ちが高まるかもしれません。
分かりやすい動画であれば、「自分でも使いこなせるかも」という自信にもつながり、商品やサービスの魅力を効果的に伝えることもできるため、購買意欲の向上が期待できます。
チュートリアル動画は、カスタマーサポートの業務効率向上にも役立ちます。よくある質問への回答のチュートリアル動画を制作しておくことで、ウェブサイトの操作方法や登録方法など、基本的な操作方法に関する問い合わせを減らすことができるでしょう。
基本的な問い合わせに対するカスタマーサポート担当者の対応時間を減らし、直接対応が必要な業務に多くの時間を割けるようにすることで業務効率化にもつながります。
チュートリアル動画の制作は、企業側にもメリットがあります。チュートリアル動画の視聴状況を分析することで、ユーザーがどこでつまずきやすいのか把握することが可能です。
たとえば、動画の特定の部分で視聴時間が長い、または離脱率が高い場合は、その部分の説明がユーザーにとってわかりにくいポイントである可能性が高いことがわかります。動画の視聴分析から、ユーザーの疑問や不満を見つけ出し、今後の商品開発やサービスの改善に役立てることもできるでしょう。
<関連記事>
顧客満足度向上のために、操作説明書を動画に大転換「Crevo」史上最高本数600本の動画を制作。
近年では、多くの企業が顧客満足度向上や業務効率化のためにチュートリアル動画を導入しています。ここでは、様々なジャンルのチュートリアル動画の制作事例を紹介します。
出典:Crevo制作実績
| 動画の種類 | 実写 |
|---|---|
| 長さ・尺 | 120秒〜 |
| 費用レンジ | 50〜99万円 |
クラウド人事労務ソフト「SmartHR」のチュートリアル動画では、従業員の入社手続きの登録方法や人事データベース、年末調整など、SmartHRで可能な業務の基本的な操作方法をわかりやすく説明しています。
実写とアニメーションを組み合わせ、実際の画面操作を交えながら進行するため、初めてSmartHRを使う方でも簡単に理解できます。
出典:Crevo制作実績
| 動画の種類 | アニメーション |
|---|---|
| 長さ・尺 | 120秒〜 |
| 費用レンジ | 100〜299万円 |
SIMを活用したSaaS型IoTプラットフォーム「MEEQ」の利用マニュアルを解説する動画です。
この動画では「MEEQ コンソールでアカウントを作成する・商用契約に変更する・お問い合わせフォーム・新規発注」の4つの項目について、サービス利用者向けに画面操作方法について説明しています。
操作画面と音声を組み合わせ、アニメーションを用いたシンプルな構成で説明することによって、視聴者の理解を促進しているのが特徴です。
出典:Crevo制作実績
| 動画の種類 | アニメーション |
|---|---|
| 長さ・尺 | 120秒〜 |
| 費用レンジ | 50〜99万円 |
仮想通貨「ビットコイン」のチュートリアル動画です。株式会社bitFlyerのサービスの軸となる「ビットコイン」を紹介することで、視聴者のサービス理解度の向上につなげています。
「ビットコイン」の利用シーンをテンポよく紹介することで、様々な用途で使える利便性の高さを表現しています。効果音もつけることで動画にメリハリをつけ、最後まで視聴者に飽きずに見ていただけるように工夫されているのが特徴です。
出典:Crevo制作実績
| 動画の種類 | アニメーション |
|---|---|
| 長さ・尺 | 120秒〜 |
| 費用レンジ | 〜49万円 |
勤怠管理ソフト「AKASHI(共通就業設定編)」のチュートリアル動画は、AKASHIの共通就業設定に関する操作方法を説明しています。
就業規則の設定や休暇の種類、通知の設定など、管理者向けの操作方法を実際の入力画面を表示しながら詳しく解説しています。動画を見ることで、AKASHIの導入や運用をスムーズに進めることが可能です。
ここでは、チュートリアル動画を制作する際のコツを3つ紹介します。
<関連記事>
マニュアル動画を制作するメリットとは?分厚いマニュアルはもういらない?!

チュートリアル動画では、視聴者に「実際にどのように操作すればいいのか」を理解してもらう必要があります。そのため、説明する内容に合わせて、実際に商品を使ったり操作中の画面を動画に映し出したりするのがおすすめです。
ウェブサイトの登録方法を説明するチュートリアル動画であれば、パソコンやスマートフォンの画面を録画し、登録フォームへの入力方法やボタンのクリックなどを動画で見せるといいでしょう。
操作画面を録画することは、実際に作業している画面を確認するのに効果的ですが、それだけでは具体的に何をしているのかわからないことも多いです。操作内容に合わせて、テロップやナレーションで説明を加えることが重要になります。
ボタンをクリックする操作を説明する場合であれば、「登録ボタンをクリックしてください」といったテロップを表示したり、ナレーションで説明を加えたりすることで、視聴者の理解を促進することが可能です。
チュートリアル動画の視聴者は、初めてそのサービスに触れる方もいます。そのため、説明速度は想定する視聴者の理解度に合わせて調整することが大切です。
操作に慣れている方が視聴する場合には、テンポよく説明を進めても問題ありませんが、初めて操作する方にとっては、ゆっくりとした説明の方が理解しやすいでしょう。対象とする視聴者のレベルに合わせて、説明速度を適切に調整することが欠かせません。
チュートリアル動画の効果を高めるためには、適切な方法を選ぶことが重要です。視聴者のアクセスしやすさや、動画の内容、目的などを考慮して最適な方法を選びましょう。ここでは、3つの配信方法を紹介します。
YouTubeなどの動画プラットフォームは、チュートリアル動画を配信する際に一般的な方法の一つです。動画プラットフォームは無料で利用でき、多くのユーザーがアクセスするため、幅広い層に動画を届けることができます。
また、動画の埋め込み機能を利用することで、自社のWebサイトやブログなどにチュートリアル動画を簡単に掲載することも可能です。
YouTubeチャンネルを持っている場合には、チャンネル登録者数や高評価数といったデータを活用することで、動画の評価や反応率の分析にも役立ちます。
PDFファイルにチュートリアル動画を埋め込む方法は、オフライン環境で動画を視聴する場合に有効です。
社内研修用の資料や製品のマニュアルなど、ネット上に出したくない動画の場合、直接埋め込むことができます。ただし、容量が大きくなりやすいため、ファイルサイズには注意が必要です。
自社のWebサイトにチュートリアル動画を直接組み込む方法は、ユーザーエクスペリエンスの向上につながります。動画の再生回数や視聴時間などのデータを収集し、分析することで、ユーザーの行動を把握し、改善に役立てることも可能です。
また、Webサイトのデザインに合わせた動画プレイヤーを設置することで、サイト全体の統一感を崩さず動画を配信できます。
チュートリアル動画をはじめて制作する場合には、動画制作会社に依頼することで、Webサイトのデザインに合わせた高品質な動画を制作してもらうことができます。
Crevoは、高品質な動画を制作するプロフェッショナルチームです。2,000社10,000件以上のアニメーション・実写動画を制作してきた実績をもとに、お客様の動画制作をサポートいたします。
企画から撮影、編集、納品まで、動画制作の全工程をワンストップでサポートできるため、動画制作がはじめてでも安心してご依頼いただけます。動画制作をご検討の際は、ぜひCrevoにご相談ください。
ここでは、チュートリアル動画の制作に関するよくある質問とその回答を紹介します。
理想は3〜5分以内です。視聴者の集中力が持続する時間を考慮し、簡潔に分かりやすく説明することが重要です。
ただし、内容によっては長くなる場合もあるため、10分以内を目安にすると良いでしょう。
まずはチュートリアル動画の目的を明確にしましょう。視聴者に何を習得して欲しいのかを考え、それに必要な情報だけを盛り込みます。
ターゲット層にも合わせることが重要です。初心者向けなら基本的な操作方法から、上級者向けなら応用的な内容まで、レベルに合わせた構成にしましょう。
チュートリアル動画は、視聴者に最後まで見てもらえなければ意味がありません。視聴者の離脱を防ぎ、最後まで視聴してもらうために、制作時に注意すべきポイントは以下の点が挙げられます。
<関連記事>
動画制作のポイントとは?プロの制作会社やフリーランスに依頼するときのコツも解説!
この記事では、チュートリアル動画のメリットや制作事例、制作のコツを解説しました。
チュートリアル動画を制作することで、ユーザーの購買意欲向上やカスタマーサポートの業務効率化につながります。また、企業側としても、ユーザーがどこで困っているのかを分析でき、今後の商品やサービス開発に大いに役立ちます。
実際にチュートリアル動画を制作する際には、操作画面を見せながら説明したり、テロップやナレーションを効果的に活用したり、ユーザーの理解度に合わせた説明速度にするなど、さまざまな工夫が必要です。
完成したチュートリアル動画は、YouTubeなどの動画プラットフォームやPDF、Webサイトなどに掲載して配信することができます。チュートリアル動画は、ユーザーにとって非常に役立つコンテンツであると同時に、企業にとっても多くのメリットをもたらします。
この記事を参考に効果的なチュートリアル動画を制作し、ユーザーの購買意欲向上やカスタマーサポートの業務効率化に役立ててみてください。

CSR(企業の社会的責任)への取り組みを積極的に発信することは、消費者の購買行動を促すうえで、欠かせない要素のひとつです。しかし、「CSR活動をどのように伝えれば良いのかわからない」「動画制作の費用や手間が心配」という悩みを抱えている企業も多いはず。
この記事では、CSR動画とは何か、制作するメリットや魅力的な動画を制作するポイント、具体的な事例を紹介します。CSR動画を効果的に活用し、企業価値の向上を目指しましょう。
近年、企業は事業活動を通じて社会に貢献するCSR(企業の社会的責任)活動に取り組むことが求められています。以下はCSRに関する方針の策定についてのアンケート調査です。

引用:JETRO「2017 年度日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査」
この結果によると、方針を策定または検討している企業は65.6%にのぼることがわかります。これだけの企業が注目しているにもかかわらず、企業が実際にどのようなCSR活動をしているのかを積極的にアピールする機会が少ないのは、非常にもったいないことです。
せっかくCSR活動に取り組んでいても、その内容が社内外に伝わらないことには、従業員のモチベーション向上や企業のブランドイメージ向上、採用活動などへの効果にもつながりません。
そこでおすすめしたいのが、CSR動画の制作です。具体的にどのような活動を行い、どのような成果を生み出しているのか、動画を制作することでCSR活動の内容を社内外に効果的に伝えることができます。
<関連記事>
啓発・啓蒙動画で視聴者の心を動かす!制作のコツや実際の施策事例も紹介
企業のSDGs活動を動画制作でアピール!メリットや制作のポイントも解説
CSR動画を制作することで、企業は様々な効果を期待できます。ここでは、CSR動画を制作する3つのメリットを紹介します。
CSR活動に取り組む企業は、社会貢献意識の高い企業としてポジティブなイメージを獲得しやすいため、企業ブランディングに大きく貢献します。
動画を通してCSR活動内容を具体的に伝えることで、企業理念やビジョンへの共感を深め、企業イメージの向上やブランドロイヤリティの向上につながるでしょう。
環境問題に取り組む企業であれば、自然エネルギーの活用やリサイクル活動の様子を動画で紹介したり、地域社会に貢献する企業であれば、地域イベントへの参加やボランティア活動の様子を動画で紹介したりすることで、視聴者に企業の姿勢を具体的に伝えることができます。
CSR動画を通して、企業の取り組みやその成果をわかりやすく伝えることで、投資家や消費者からの共感や信頼を得やすくなります。
近年、ESG投資※が注目されているように、投資家は企業の財務状況だけでなく、環境問題や社会問題への取り組み姿勢も重視しています。CSR動画は、企業の社会貢献的な取り組みをアピールする有効な手段といえるでしょう。
※ESG投資とは:従来の財務情報だけでなく、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance) の3つの要素を考慮して行う投資のこと
動画コンテンツは、テキストや画像よりわかりやすく情報を伝えることができるため、視聴者の印象に残りやすいという特徴があります。とくに、CSR動画は社会的な関心の高いテーマを扱うことが多いため、SNSで拡散されやすく、幅広い層へリーチできるでしょう。
従業員が多様性のある職場環境でイキイキと働いている様子や、地域住民と協力して地域課題に取り組んでいる様子などを動画で発信することで、共感や感動を呼び起こし、多くの人の目に触れる機会を増やすことができます。
動画の制作・配信を通して、企業の想いや取り組みを広く社会に発信し、共感の輪を広げていきましょう。
<関連記事>
SNSの特性をふまえて使い分けよう!動画を活用したマーケティングのコツ
ここでは、動画制作会社のCrevoが実際に制作した様々な企業のCSR動画を紹介します。
出典:Crevo制作実績
| 動画の種類 | アニメーション |
|---|---|
| 長さ・尺 | 120秒〜 |
| 費用レンジ | 100〜299万円 |
三菱電機株式会社の「CN for Supplier」のCSR動画では、小売企業電気事業者向けに再エネ電気プラン提供業務を支援するサービスの紹介と同時に、再エネルギーの導入を促進し、電力事業の脱炭素化に貢献していることを紹介しています。
再生可能エネルギーの利用促進や、CO2排出量の削減など、企業として積極的に環境問題に取り組む姿勢をアピールしています。
出典:Crevo制作実績
| 動画の種類 | 実写 |
|---|---|
| 長さ・尺 | 120秒〜 |
| 費用レンジ | 50〜99万円 |
ケニアの母子支援活動「Mother to Mother SHIONOGI Project」のCSR動画では、塩野義製薬が実際に実施している母子保健に関する支援活動を紹介しています。
途上国における医療支援の現状や、塩野義製薬の取り組みによって、人々の生活がどのように改善されているのかを伝えています。
出典:Crevo制作実績
| 動画の種類 | アニメーション |
|---|---|
| 長さ・尺 | 60秒〜120秒 |
| 費用レンジ | — |
「IoTでつくるやさしい未来」をテーマにしたCSR動画を制作し、IoT技術を活用した社会課題解決への取り組みを紹介しています。
防災や、携帯電話ネットワークを活かして人やモノをネットワークでつなぐなど、様々な分野でIoT技術がどのように役立っているのか、具体的な事例を交えて説明しています。
出典:Crevo制作実績
| 動画の種類 | アニメーション |
|---|---|
| 長さ・尺 | 60秒〜120秒 |
| 費用レンジ | 〜49万円 |
ねりまコンビニ協働プロジェクト「N-impro(ニンプロ)」のCSR動画では、地域社会との連携による課題解決の取り組みを紹介しています。
高齢者の見守りや、災害時の支援など、コンビニエンスストアが地域社会にどのように貢献できるのかを具体的に示しています。
CSR動画は、企業の社会的責任(CSR)活動を広く知ってもらうための有効な手段です。しかし、視聴者に企業の取り組みを理解してもらい、共感を得るためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
CSR動画を制作する際には、まず「なぜその活動を行っているのか」という背景や目的を明確に説明することが重要です。
環境問題に取り組む企業であれば、地球温暖化の現状や、その問題に対する企業としての責任について説明することで、視聴者の理解を深めることができます。
CSR活動の内容を具体的に伝えるためには、実際の活動の様子を見せることが重要です。地域貢献活動であれば、社員がボランティア活動に参加している様子や、地域住民との交流の様子などを映像で紹介することで、視聴者に活動内容をリアルに伝えることができます。
さらに、数値やデータなどをイラストやアニメーションで視覚化することで、よりわかりやすく情報を伝えることも可能です。
CSR動画は、企業の理念やメッセージを伝えるための重要なツールです。しかし、伝えたいメッセージを盛り込みすぎると、何が重要かわからなくなり視聴者はメッセージを理解しづらくなります。
そこで、伝えたいメッセージを1つに絞り込み、シンプルな構成にすることが重要です。「環境保護への貢献」というメッセージを伝えたいのであれば、そのメッセージを軸に、具体的な活動内容や成果などを紹介していくように構成します。
<関連記事>
動画制作の流れとは?初心者でも分かる作成の手順やポイント、依頼時の費用相場について解説!
Crevoは、高品質な動画をリーズナブルな価格で制作できる動画制作会社です。2,000社10,000件の動画制作実績から培ったノウハウをもとに、お客様のニーズに合わせた最適な動画制作プランをご提案いたします。
経験豊富なクリエイターが多数在籍しているため、CSR動画を制作するために最適なクリエイターをアサインしてプロジェクトチームを作り、適切な価格で制作いたします。
CSR動画制作でお困りの際は、ぜひCrevoにご相談ください。
ここでは、CSR動画の制作に関するよくある質問を紹介します。
メッセージを1つに絞り、3-5分程度に収めるのが理想的です。視聴者の集中力を維持し、インパクトのある内容を伝えることができます。
CSR活動の内容は多岐に渡りますが、動画で伝える際には以下のポイントを意識しましょう。
| 具体的な活動内容 | 環境保護活動、社会貢献活動、従業員満足度向上など、具体的な取り組み内容を分かりやすく紹介します。 |
|---|---|
| 活動の成果 | 数値や事例などを用いて、CSR活動による成果を具体的に示すことで、活動の意義を明確に伝えます。 |
| 従業員の想い | CSR活動に携わる従業員のインタビューなどを交え、活動に対する想いや熱意を伝えることで、視聴者の共感を高めます。 |
| 企業のビジョン | CSR活動を通して、企業が目指す未来や社会への貢献について語ることで、企業の理念を共有します。 |
この記事では、企業の社会貢献活動を効果的に伝える手段として、CSR動画について解説しました。CSR動画を制作するメリットは、企業ブランディングの強化、投資家や消費者との共感形成、SNSでの拡散による幅広い層へのリーチなど多岐にわたります。
CSR動画の事例を用いて、それぞれの動画がどのような目的で制作され、どのようなメッセージが込められているのか紹介しました。
効果的なCSR動画を制作するためには、取り組みの背景や目的の説明、実際の活動映像とイラストの組み合わせ、シンプルなメッセージ構成の3つのポイントが重要です。
CSR動画は、企業の社会貢献活動を広く知ってもらうための有益なツールです。自社のCSR活動をより効果的にアピールしたいと考えている企業担当者の方は、ぜひCrevoにご相談ください。

喫煙所に設置されるサイネージ広告をご存知でしょうか。「喫煙所で広告なんて効果があるの?」「他の広告と比べてどんなメリットがあるの?」そんな疑問をお持ちのマーケティング担当者も多いはず。
この記事では、喫煙所サイネージとは何か、その強みと制作事例、そして制作のコツまでをわかりやすく解説していきます。この記事を読むことで、喫煙所サイネージの有効性を知り、新たな広告戦略に活用できるようになります。ぜひ最後までご覧ください。
喫煙所サイネージとは、喫煙所内に設置された広告媒体のことを指します。
近年、禁煙エリア増加や自治体の条例などにより、喫煙スペースでの喫煙がマナーとして当たり前になってきました。それと同時に、大規模なオフィスビルや商業施設の喫煙所、公共喫煙所には、喫煙所サイネージの設置が増加傾向にあります。
厚生労働省の調査によると、企業や一般施設における屋内全面禁煙の割合は、全体で約7割であることがわかりました。以下のグラフは、喫煙専用ルームの設置割合を示しており、令和3年度は全体で9.2%の施設や企業が喫煙所を設置していることがわかります。
とくに大企業では、全面禁煙率が下がった代わりに、設置率の伸びが大きいことが見て取れるでしょう。

引用:厚生労働省「喫煙環境に関する実態調査」
喫煙所サイネージは、限られた空間である喫煙所に設置されているため、他のデジタルサイネージと比べて、視聴者の目に止まりやすいのが特徴です。
分煙化に伴い、オフィスビルや商業施設など、多くの場所で喫煙スペースが設置されるようになりました。それと同時に、喫煙所サイネージも増加傾向にあります。
年々、喫煙者人口は減少傾向にはありますが、未だに喫煙者は1,700万人以上おり、ビジネスチャンスは大いにあるといえるでしょう。
<関連記事>
デジタルサイネージ動画とは?作り方のコツを事例つきで徹底紹介
喫煙所サイネージには、他の媒体にはない様々な強みがあります。今回は、とくに大きな強みである5つのポイントをご紹介いたします。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
喫煙所サイネージは、デジタルサイネージの中でも特に視覚と聴覚の両方に訴求できる点が大きな強みです。
動画や音声付きの広告を流すことで、より多くの情報を効果的に伝えることができます。静かで落ち着いた空間の喫煙所内では、聴覚からの情報がより印象を残せるのです。静止画とテキストだけの広告よりも、ユーザーの記憶に残りやすい広告展開が期待できます。
また、喫煙所ではスマホを触りながらタバコを吸う人も多いです。その場合、テキストの視覚情報のみだと、スマホに注目しているため広告効果があまりありません。しかし、音声があると目線はスマホでも聴覚にアプローチできる、という点でも有利と言えます。
喫煙所は、限られたスペースでタバコを吸うという行為に集中する場所です。そのため、他の場所に比べて広告への注目度が高まりやすい傾向にあります。
街中のデジタルサイネージの場合、通行人は急いでいたり、他のことに気を取られていたりして、広告をじっくり見る人は少ないかもしれません。しかし、喫煙所では、ユーザーはタバコを吸い終わるまでの間、比較的時間に余裕があり、何にも急かされていない状態です。
とくに1人で喫煙所へ行く人は、ゆっくりくつろぐために喫煙所を利用します。そのため、自然と視界に入るサイネージ広告に意識が向きやすくなります。このように、喫煙所ではサイネージの視聴環境がとても良いことが強みです。
喫煙所での平均滞在時間は約6分と言われています。これは、他の広告媒体と比較しても非常に長い時間です。そのため、商品やサービスについて、より詳細な情報を伝えることができます。
これまでサイネージが設置されてきたのは、駅やバス停、エスカレーター近くと、移動しながらの視聴だったため、どれも長時間視聴してもらうのは難しい場所でした。
しかし、喫煙所サイネージであれば、6分という滞在時間を有効活用し、商品のメリットや使い方を詳しく説明する動画を流すことも可能です。
喫煙者は、1日に平均5回程度タバコを吸うと言われています。そのため、喫煙所サイネージであれば、同じ広告を1日に複数回見せることも可能です。
繰り返し広告に触れることで、ユーザーの記憶に残りやすくなり、商品やサービスへの理解を深めるという効果も期待できます。たとえ一度の視聴で興味をひけなくても、繰り返し見て聴くことで、「あ、これ見たことある、聞いたことある」と購買に繋がることもあるでしょう。
喫煙所サイネージでは、視聴者数や視聴時間を計測できるAIカメラなどを導入することも可能です。データを取得することで、どの時間帯に視聴者が多いのか、どの広告が最も注目を集めているのかなどの広告効果を分析することができます。
これらのデータを分析することで、より効果的な広告展開を行うことが可能になります。たとえば、視聴者が多い時間帯に絞って広告を配信したり、注目度の高い広告をもとに、他の広告も注目されるように改善するといった戦略を立てることができるでしょう。
デジタルサイネージは、今や多くの場所で目にするようになりました。今回は、様々な場所で活用されているデジタルサイネージのCrevo制作事例をご紹介いたします。
出典:Crevo制作実績
| 動画の種類 | アニメーション、実写 |
|---|---|
| 長さ・尺 | 15秒〜30秒 |
| 費用レンジ | 300万円〜 |
タクシーの座席背面に設置されたデジタルサイネージ「HERP ATS」の事例です。タクシー利用者へ広告配信を行うだけでなく、乗降客の属性や乗車時間帯に合わせた広告配信を可能にすることで、広告効果の最大化を実現しています。
会話の中で自然にキーワードを盛り込み、かつ他社との差別化を図るため、パウダールームという設定で撮影をしたところが制作ポイントです。
出典:Crevo制作実績
| 動画の種類 | アニメーション |
|---|---|
| 長さ・尺 | 15秒〜30秒 |
| 費用レンジ | 100万円〜299万円 |
オフィスビルやマンションのエレベーター内に設置されたデジタルサイネージ「デジコ」の事例です。限られた空間でも効果的な情報発信ができるよう、天気予報やニュース、地域の情報を配信しています。また、災害時には緊急情報の発信ツールとしても活用できます。
織田信長が民衆の要望に応えるためデジコを活用するストーリーをコミカルに表現し、ついつい見入ってしまうような演出にしているところがポイントです。
出典:Crevo制作実績
| 動画の種類 | アニメーション |
|---|---|
| 長さ・尺 | 60秒〜120秒 |
| 費用レンジ | 50万円〜99万円 |
実店舗のサイネージでの放映を想定し制作されたデジタルサイネージ「My Hotto Motto オトク探偵」の事例です。
新規リリースされたアプリ「My Hotto Motto」の認知拡大が目的で、注視して見てもらいやすい待ち時間を利用しています。
コミカルなアニメーションとテンポの良い展開で最後まで楽しく視聴できる点がポイントです。My Hotto Mottoのお得な会員サービスの情報を魅力的に表示することで、顧客の普及率を高めます。
出典:Crevo制作実績
| 動画の種類 | アニメーション、実写 |
|---|---|
| 長さ・尺 | 15秒〜30秒 |
| 費用レンジ | 50万円〜99万円 |
商業施設のトイレに設置されたデジタルサイネージ「VACAN Throne」の事例です。トイレサイネージに興味を持ってもらうためのサイネージ動画として制作しました。
トイレサイネージは、トイレという一人っきりの空間を活かした訴求ができます。実際にトイレに設置する場合を想定しているため、ナレーションなどは無く、音楽と端的なテキストのみにしているのがポイントです。
喫煙所サイネージは、限られた空間と時間で効果的に情報を伝える必要があります。ここでは、喫煙所サイネージ制作の3つのコツをご紹介します。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
喫煙者の平均滞在時間は約6分と言われています。この限られた時間に情報を届けるためには、6分間のループ動画で構成するのが効果的です。
たとえば、1分間のCMを6本繋げたり、6分間まるまるの番組を制作したりすることで、視聴者を飽きさせずに情報を伝えられます。
大企業での喫煙所設置率の増加とともに、喫煙所サイネージの導入も増えています。ビジネスパーソンのブレイクタイムである喫煙所での6分間を効果的に活用しましょう。
喫煙所は閉鎖された空間です。静かで落ち着いた空間でもあるため、他のサイネージ広告と比較して、音声付きの映像コンテンツが印象に残りやすいといえます。
スマホを触りながら喫煙する人も多いですが、音声は耳に入るあるため、聴覚へのアプローチは大切です。小さな音声でも伝わりやすい空間なので、ASMRを取り入れた音声や落ち着いた雰囲気のBGMと組み合わせるのも効果的でしょう。
静かなトーンで語りかけるようなナレーションや、商品・サービスの詳しい説明など、他のサイネージ広告では表現しづらい内容でも、工夫次第では注目を引くことができます。
喫煙中は、リラックスして「ぼーっと」する人が多く、落ち着いてブレイクタイムを満喫できるパーソナルな空間です。オフィス内にある喫煙所であっても、ビジネスシーンとは違って完全な仕事モードではありません。
そのため、ビジネス以外の情報でもすんなりと受け入れやすい傾向にあります。また、商品名とキャッチコピーを大きく表示したり、印象的なBGMを流したりすることで、無意識のうちに視聴者の記憶に残ることができるでしょう。
<関連記事>
動画制作のポイントとは?プロの制作会社やフリーランスに依頼するときのコツも解説!
喫煙所サイネージを制作する際には、専門業者に依頼するのがおすすめです。Crevoは、2,000社10,000件の動画制作実績から培ったノウハウをもとに、ビジネス課題を解決する動画制作サポートをおこなっています。
動画活用後の成果を見据えて相談内容に合わせて適切なアドバイスや制作をする点が強みです。設置場所の選定や表示内容についても、専門的なアドバイスを提供させていただきます。
喫煙所サイネージ制作でお困りの際は、ぜひCrevoにご相談ください。
喫煙所サイネージを設置するにあたって、どのような疑問をお持ちでしょうか?ここではよくある質問とその回答をご紹介します。
はい。喫煙所サイネージでは、音声付きコンテンツも制作可能です。
喫煙所という閉鎖空間では、視覚だけでなく聴覚からの訴求はとくに効果的です。タバコを吸いながらスマホを見ていたとしても、音声は聞いてもらえます。
Crevoは、効果音やナレーションなどを組み込んだ、より訴求力の高い音声付きコンテンツを制作できます。ぜひ一度ご相談ください。
他の広告媒体と比べた、喫煙所サイネージの差別化ポイントは以下の通りです。
まず、喫煙所は限られた閉鎖的なスペースであり、そこに設置されたサイネージは、利用者の目に触れやすいという特徴があります。
他の広告媒体のように、多くの情報の中から選別される必要がないため、高い注目率を獲得できます。また、喫煙者はタバコを吸う間、一定時間その場に留まるため、サイネージの広告内容にじっくりと触れる機会が多いという点もメリットです。
さらに、近年では喫煙所の分煙化が進み、屋内や公共の場での喫煙が制限されるケースが増えています。そのため、喫煙所は喫煙者にとってより重要な場所となり、そこに設置されたサイネージは、より高い広告効果を発揮すると期待されます。
このように、喫煙所サイネージは、他の広告媒体と比べて、高い注目率と接触時間を期待できる、効果的な広告媒体と言えるでしょう。
この記事では、喫煙所サイネージについて、強みや制作のコツを事例とともに解説しました。
喫煙所サイネージとは、喫煙所にあるデジタル広告のことです。喫煙所という閉鎖空間をうまく活用することができ、オフィスや施設などへの導入が増えています。
喫煙所の平均滞在時間の6分ロールでの構成にしたり、音声付きの動画にしたりすることでより効果の高い訴求が期待できます。
喫煙所は、仕事の合間に何も考えず「ぼーっと」できるパーソナルな空間です。サイネージ広告を受動的に視聴してもらうことで、商品を見かけた際に「これ見たことある・聞いたことある」と思わせ、購買行動に繋げられるかもしれません。
効果的な喫煙所サイネージの制作に悩んでいる企業の方々は、ぜひCrevoの利用をご検討ください。

インプレスの「ネットショップ担当者フォーラム」は11月19日から20日の2日間、東京・虎ノ門ヒルズフォーラムで「ネットショップ担当者フォーラム2024 秋」を開催します。
オフラインイベントですが、期間中も申し込みを受付。「急遽時間ができた」「登録を忘れていた」「急遽見たいセッションができた」といった通販・EC実施企業、支援企業のはぜひ会場にご来場ください。
初日はこのようなセッションをご用意。「トップ企業の経営を学びたい」「EビジネスにAIはどう活用すれば良い?」「ECと実店舗それぞれの強みを生かした施策とは?」「不正利用対策について知りたい」「コスト増の時代でも利益を出すためのヒントを得たい」などなど、あなたの会社経営やEC運用のヒントにつながる講演をご用意しています。
また、20日(水)のイベント後に、「Web担創刊18周年&ネッ担創刊10周年 Meetup Party」を行います。講師や通販・EC実施企業さんとのリアルな交流の場です。ご参加希望の方は以下のURLからお申し込みください。
▼Web担創刊18周年&ネッ担創刊10周年 Meetup Party
→ https://webnetmeetup2024.peatix.com/
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:【当日申込できます】DHCとハルメクの社長、イオン、赤ちゃん本舗、ロート製薬、花王、リバークレイン、スクロール、フェリシモなど登壇(本日開催)
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.