Google Apps スクリプト を使用すると、Google スプレッドシート、ドキュメント、フォーム用のアドオンを簡単に作成して公開できます。現在、アドオンは数百種類が公開されており、その多くを何十万ものユーザーが利用しています。どのような要素がユーザーを引き付けているのか、アドオンの利用者を増やすには何を改善すればいいかを知るには、Google アナリティクスが最適のツールです。
Cookie とユーザーの識別
アドオンは、Google スプレッドシート、ドキュメント、フォームの内部で動作し、ダイアログやサイドバーにコンテンツを表示することができます。このようなカスタム インターフェースは Google Apps スクリプト HTML Service によって実現されて、多少の制限はありますが、このサービスによってクライアント サイドの HTML、CSS、JS が提供されます。
制限の 1 つに、Cookie が永続的ではなくなるというものがあります。Google アナリティクスでは、ユーザーがダイアログやサイドバーを開くたびに、毎回新しいクライアント ID を使用して Cookie が作成されます。結果として、アナリティクスには、各セッションが新規ユーザーによって開始されたかのように表示され、セッション数とユーザー数がほとんど同じになってしまいます。
アドオンを実行するきっかけとして、トリガーや定期的なコード実行のほか、ドキュメントを開く、Google フォームに回答するなどのユーザー操作を指定できます。その場合、ダイアログやサイドバーが表示されないため、ユーザー操作に関するデータは、Google アナリティクス Measurement Protocol(このサービスのご利用に際してはこちらのポリシーをご確認ください)と Google Apps スクリプト のUrlFetch サービスを使用して、直接 Google アナリティクス サーバーに送信してください。
ユーザー操作を指定する場合は、クライアント ID も必要になります。私は Apps スクリプト のUser Properties サービスを使用することをおすすめします。ウェブ上には、アナリティクスの呼び出しごとに一意のクライアント ID を生成する方法が多数紹介されています。ただし、ユーザー数を正確に把握することはできません。
アナリティクスの呼び出しにクライアントとサーバーの双方で同じクライアント ID を使用したい場合、クライアント側で生成されたクライアント ID をサーバーに送信することもできますが、現時点では、Google アナリティクスに用意されているUser ID を使用するのが最適な手段です。クライアント ID はクライアントかデバイスを表したものですが、User ID はユーザーごとに一意の ID で、ユーザーが認証済みであるためアドオンで簡単に使用できます。User ID はサーバー側で生成し、ユーザー プロパティの 1 つとして保存しておき、アナリティクスの呼び出しの際に(クライアント側とサーバー側の両方で)再利用できます。
たとえば、Yet Another Mail Merge は、主にメールの送信に使用されているアドオンですが、利用状況を詳しく把握できるように、カスタム ディメンションを多数追加しています。これを使用して、新しいキャンペーン(一括メール送信)ごとに、ユーザーに関連付けられたデータ(無料ユーザーか有料ユーザーか、gmail.com ユーザーか Google for Work / Education ユーザーか、など)と、キャンペーンに関連付けられたデータ(メールのサイズ、メールのトラッキングが有効かどうか)を記録しています。このカスタム ディメンションをカスタムのレポートやダッシュボード内で再利用できます。
こうしたことをすべて活用することで、有用性の高いデータが取得できます。Yet Another Mail Merge では、2015 年 10 月まで、1 日あたり最大 100 件のメールを無料で送信できました。アナリティクスによると、1 回のキャンペーンで 50 件以上のメールを送信しているお客様のほとんどは、実際には送信メールが無料割り当て分の 100 件に達していましたが、有料プランへの切り替えは進みませんでした。
- Richard Bissell 氏、社長兼オーナー、Richard Bissell Fine Woodworking 社
スマートゴールの仕組み
Google では、スマートゴールを生成するために、Google アナリティクスを使用し、匿名化されたコンバージョン データの共有に同意している何千ものウェブサイトに機械学習を適用しています。このデータから、セッション継続時間、セッションあたりの閲覧ページ数、地域、デバイス、ブラウザなど、コンバージョンに至る可能性に関するさまざまな要素が抽出され、お客様のウェブサイトに適用されます。簡単に言えば、スマートゴールとは、コンバージョンに至る可能性が最も高いウェブサイト訪問をモデルから導き出して生成した目標値です。
ステップ 1: Google アナリティクスでスマートゴールを有効にする
Google アナリティクスでスマートゴールを有効にするには、Google アナリティクス管理画面の [アナリティクス設定] セクションで、[ビュー] 列の [目標] をクリックし、[スマートゴール] を選択します。ウェブサイトへの最も質の高い訪問が自動的にスマートゴールに変換されます。タグの追加やカスタマイズを行わなくても、スマートゴールが機能します。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。 オリジナル記事:売上をアップさせるアフィリエイト徹底活用講座 2/17 Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.
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最近、ネットやテレビで猫の話題を目にすることが多くありませんか? アベノミクスならぬ「ネコノミクス」なんて言葉も出てきました。ネコノミクスが盛り上がればEC業界がさらに盛り上がるはず! ということで、猫好きのためのユニークな商品や、サービスを展開している企業を勝手に応援するコーナーを作りました。記念すべき第1回は「be-glad store ネコ(ビーグラッドストア・ネコ)」さんです。
2016年は年明けから色々と慌ただしい動きがありました。米国で順位変動が起こり、ペンギンアップデートの疑いがありましたが、後にコアアルゴリズムの調整ということが判明し、ほぼ同時期に、パンダアップデートがコアアルゴリズムの一部となった、という発表がありました。他にも色々と話題があり、総じて慌ただしい1月だったと言えるのではないでしょうか。今回の記事は、Googleのメジャーなアップデートの内容をまとめ、それぞれどういった施策が必要かをまとめた記事になります。年明けの順位変動がやや落ち着きつつありますが、このタイミングで再度確認しておくことも、悪くはないと思います。– SEO Japan
取り扱ったアップデートの数が多く、一つ一つを深掘りした内容ではありませんでしたが、大事な部分はしっかりとまとめられていると感じています。こうした記事を読む度に思うことは、それぞれのアップデートのアプローチは異なるものの、Googleが目指している場所は一つであるということです。個人的には、それでも、各アップデートの内容は把握すべきかとは思いますので、やや基本的な内容ではありましたが、非常に有益な記事であったと思います。– SEO Japan
これは結構な額ですね……。記事中の不動産会社やカード会社のコメントにもありますが、モールだけではなく関連業者全体で対策を取っていく必要がありますね。もちろんショップもあなたも。