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CSS Nite LP42「戦略志向のECサイト」フォローアップ(5)飯野 勝弘さん(モバイルコマース)

9 years 10ヶ月 ago

2015年10月3日(土)、ソラシティホールで開催したCSS Nite LP42「戦略志向のECサイト」のフォローアップとして、飯野 勝弘さん(モバイルコマース)による「スマホEC売上アップのちょっとしたコツ76連発!」セッションのフォローアップを共有します。

メッセージ

スマホサイトを作りたい方、売上を上げたい方は飯野までお気軽にご連絡をください。お待ちしております。


03-3700-5259
電話受け付けは土日祝日を除く、平日10時~17時
iino_k@mobilecommerce

動画

CSS Nite実行委員会

CSS Nite LP42「戦略志向のECサイト」フォローアップ(4)益子 貴寛さん(サイバーガーデン)

9 years 10ヶ月 ago

2015年10月3日(土)、ソラシティホールで開催したCSS Nite LP42「戦略志向のECサイト」のフォローアップとして、益子 貴寛さん(サイバーガーデン)による「人気ECサイトから学ぶ、コピーライティングの秘訣」セッションのフォローアップを共有します。

メッセージ

セッション5「人気ECサイトから学ぶ、コピーライティングの秘訣」を
担当した、益子貴寛です。

コピーだけ、文章だけを改善するのではなく、

  • リアリティのあるコピーや文章を書く体制をつくること(「北欧、暮らしの道具店」のように)
  • 差別化の視点をもって、同じ商品でも、新たなアピールの切り口を見い出すこと

というのがお伝えしたかったメッセージで、それこそが「秘訣」なのではないか、と思っています。

よく「ただの制作会社ではダメ。マーケティングやコンサルができる会社にならなければ」という記事を見かけます。

ECサイトに関わる場合も、マーチャンダイジングそのもの、フルフィルメントそのものへの「提案力」や「課題解決力」が問われている時代です。

クライアント企業と一緒に、あるいは、社内の担当者であればほかの部署や担当者と一緒に、よりよい姿を追求していく姿勢が、いっそう大切になると考えます。

スライドや動画でカットするとお伝えした内容は、少しでもみなさんのお役に立てばと思い、そのままノーカットで共有します。

事例や自己紹介で触れた以下のサイトに、今後もご注目いただければたいへん幸いです。

OneMe Store 法人向けギフト

10月5日(月)に一般公開しました。
ぜひご利用いただければ幸いです。

株式会社まぼろし

サイトリニューアルだけではなく「会社リニューアル」をしました。
https://maboroshi.biz/news/corporate-renewal.html

動画

CSS Nite実行委員会

ニュースリリースと動画の親和性

9 years 10ヶ月 ago
pixta_12918570_S

2016年はWeb動画が本格的に来る!と言われていますが、当社サービス「News2uリリース」でも数年前からニュースリリースに YouTube 動画を埋め込んで配信できる仕組みを取り入れています。
テキストに比べて圧倒的な情報量を誇る動画は、短時間で多くの情報をわかりやすく伝えることができて、抜群の訴求力があります。

でも、ニュースリリース内に動画を入れることのメリットは何でしょうか? 今回は、事例を参考にしながら「ニュースリリースと動画の親和性」について考えてみました。

テキストや画像だけでは伝わりづらいモノやコトをわかりやすく

例えば、下記アペックス様のニュースリリースは「ケーキサーバー発売中」をお伝えするリリースですが、初めてこの形のケーキサーバーを目にした人は、写真だけを見てもケーキサーバーの使い方がよくわかりません。

地上波テレビで紹介されたあのケーキサーバーなど北欧ブランドmagissoの便利なキッチン雑貨、好評発売中!|株式会社アペックスのニュースリリース

輸入商社の株式会社アペックス(所在地:群馬県高崎市、取締役社長:芳子 ビューエル)は、フィンランドの雑貨ブランド「magisso」の日本総代理店を務め、優れた機能とアイデアで世界でも高く評価されている同社のデザイン雑貨を販売しています。 …

もちろんニュースリリース内には説明文も明記されていますが、ニュースリリース内に配置された動画を見るほうが一目瞭然で、「なんて便利なケーキサーバーなんだ!」ということが、よくわかります。テキストや画像での商品説明も必要ですが、さらに動画も一緒に配信することで、使い方を伝えつつ、その使用方法で閲覧者に驚きを与えることができていると思います。

臨場感や雰囲気を伝える

イベントやカンファレンスの開催レポートをニュースリリースで伝えることは、参加できなかった人にとって、当日の詳細を知ることのできる重要なコンテンツになります。 そのとき、写真とテキストのみの開催報告では、その場にいなかった人には、イベントの温度感や雰囲気まで伝わりづらい場合もあります。そんな時に動画を使ってレポートを作成することで、来場できなかった人にも、その場の雰囲気や臨場感を伝えることができ、よりそのイベントへの理解も深まります。

【Z会】優勝おめでとう!開成高等学校!日本一の天才高校生を決める大会「超難問コロシアム2015」決勝を開催し、ニコニコ生放送で4.8万人が生中継に|株式会社Z会のニュースリリース

株式会社Z会( http://www.zkai.co.jp/ )は、高校1・2年生を対象に、英語・数学・国語・理科・地歴の範囲から、Z会が考える極めて難度の高い「良問」の解答を競う大会「超難問コロシアム2015」を開催しました。2015年10月12日(月・祝)に決勝をニコファーレ(東京・六本木)で行い、4時間を越える戦いの末、開成高等学校(東京都)が優勝の栄冠を手にしました。 …

【動画レポート】パナソニックの「光ID」技術を用いた世界初の体験イベント|パナソニックグループのニュースリリース

一般社団法人 銀座通連合会とパナソニック株式会社は、2015年12月19日(土)・20日(日)の2日間限定で、東京・銀座にて、パナソニック独自の「光ID」技術(*1)を使った世界初(*2)のイベント「ヒカリで銀ぶら」を開催しました。 …

顔が見えるコミュニケーション

もう一つ、動画リリースの利点は、動画に企業の中の人を登場させることで企業のブランディングにも役立つという点です。 岡三オンライン証券様は、日々の投資情報を社員が説明する動画を毎日制作し、ニュースリリース配信しています。インターネット証券でありながら、動画による投資情報配信という形を選んだのは、お客様と Face to Face でのコミュニケーションを大切にしているからだそうです。

武部力也のFX動画『日替わり武部』出た!「黒田バズーカ第3弾」(1月29日分)【岡三オンライン証券】|岡三オンライン証券株式会社のニュースリリース

岡三オンライン証券では、FX動画『日替わり武部』を毎営業日更新しています。本日の為替市況、注目の通貨ペア焦点を、武部力也が前半約5分で解説。後半は曜日ごとのテーマに沿い、用語解説やストラテジ案など、初心者からご覧いただける内容でお送りします。 本日分を公開いたしましたのでぜひご視聴ください。 ▼出た!「黒田バズーカ第3弾」(1月22日分)   本日のテーマ:市場心理と来週のテーマ …

ニュースリリースは企業のFact(事実)を伝える公式文書ですが、社員が自分の言葉で説明したり、想いを伝えたりする動画を添付することで、企業への理解も深まり、より信頼感を得られるのではないでしょうか。

動画制作とリリース配信のお得なセットを準備

このように、商品・サービスの訴求力を向上させたり、その場の雰囲気を伝えるためには、動画は最適といえます。そこで、ニューズ・ツー・ユーでは、動画制作とリリース配信がセットになったトライアルプランを3.8万円(税別)でご用意しました。商品やサービスの魅力を動画で伝えたい、イベントのレポートを動画で伝えたい、という方はぜひ、この機会にお得なセットプランをご試しください。

ニューズ・ツー・ユー、動画制作とリリース配信をセットにした「動画リリースサービス(仮称)」を2016年2月2日より1回3.8万円でトライアル販売開始|株式会社ニューズ・ツー・ユー

ネットPR事業を展開している株式会社ニューズ・ツー・ユー(東京都千代田区、代表取締役社長:増田彰)は、動画制作とニュースリリース配信をセットにした「動画リリースサービス(仮称)」のトライアル販売を2016年2月2日より期間限定で開始します。 本サービスは、1件あたり3.8万円(税別)として、お客様がお試ししやすい料金で提供いたします。 ▼動画リリースサービス(仮称)トライアル概要 …

ざわこ

CPI x CSS Nite x 優クリエイト「After Dark」(30)フォローアップ(1)「CSSを用いた縦書きWebの技術解説」

9 years 10ヶ月 ago

2016年1月21日(木)、KDDIウェブコミュニケーションズ セミナールームで開催したCPI x CSS Nite x 優クリエイト「After Dark」(30)のフォローアップとして、榊原 寛さん(BPS)の「CSSを用いた縦書きWebの技術解説」セッションのスライドと動画を共有します。

CSSを用いた縦書きWebの技術解説/榊原 寛(BPS) from CSS Nite on Vimeo.

CSS Nite実行委員会

CPI x CSS Nite x 優クリエイト「After Dark」(30)フォローアップ(2)「パネルディスカッション(縦書きWebデザイン)」

9 years 10ヶ月 ago

2016年1月21日(木)、KDDIウェブコミュニケーションズ セミナールームで開催したCPI x CSS Nite x 優クリエイト「After Dark」(30)のフォローアップとして、カワセ タケヒロさん(musubime)、佐々木 未来也さん(コンセント)、高瀬 拓史さん(イースト)によるパネルディスカッションの動画を共有します。

パネルディスカッション/カワセ タケヒロ(musubime)、佐々木 未来也(コンセント)、高瀬 拓 from CSS Nite on Vimeo.

CSS Nite実行委員会

Advanced Hosting Meetup:参加企業が決定しました

9 years 10ヶ月 ago
ホスティング サービス運営者のみなさまと、Google 検索と相性の良いサービス運営や、サービス上のスパム サイト対策について情報交換、対策の実施を進める Advanced Hosting Meetup プログラムプログラム発表後、多くのサービス運営者様からお申し込みを頂きました。この度プログラムに参加して頂くサービス運営者のみなさまが決定し、早速第 1 回のミーティングを開催、プログラムがスタートしました。

プログラム参加者のみなさま
参加企業のみなさま(敬称略・順不同、カッコ内は主なご担当サービス名)
ミーティングの様子

第 1 回目のミーティングでは、互いの自己紹介の後、早速参加者同士での活発なディスカッションがおこなわれ、3 か月間に渡るプログラムのスタートを切りました。今後、月 1 回のミーティングおよびオンライン上でのディスカッションを続け、スパム対策や大規模サービス運営上の工夫などについて情報交換や実験等を進めていきます。

プログラムの内容および結果は、プログラム終了後、当ブログでご紹介します。

プログラム参加者のみなさま、健全なウェブ エコシステムを実現していくために、皆で頑張りましょう!よろしくお願いいたします。

2016年SEO展望 自分にとっての正しいSEOの戦略と指針を選択する 株式会社アイレップ SEM総合研究所 所長 渡辺隆広

9 years 10ヶ月 ago
どんな種類のWebサイトにも効果的なSEO施策はない。自分のWebサイトの特性を理解して、 テクニカルな解決が必要なのか、Webサイトの閲覧体験を高める長期的な解決が必要なのかを見極める。 両方が必要ならば、因数分解して技術的に解決することと長期的に取り組むべき課題を分ける。

サイバーエージェント、実店舗への来訪を促す広告配信サービス「Visit Lead」を提供

9 years 10ヶ月 ago
対象はオンライン店舗のほかに実店舗を保有する企業、メーカーなど

サイバーエージェントは2月1日、実店舗への来訪促進の最大化を図る広告配信サービス「Visit Lead(ビジットリード)」の提供を始めた。

対象はオンライン店舗のほかに実店舗を保有する企業、メーカーなど。

「Visit Lead(ビジットリード)」は、ユーザーのオンライン上における行動情報と、実店舗への来訪回数といった行動情報を計測。オンラインとオフラインのデータを掛け合わせてユーザーのセグメントを作成し、スマートフォン広告配信の最適化を行う。

サイバーエージェント、実店舗への来訪を促す広告配信サービス「Visit Lead」を提供①

「Visit Lead(ビジットリード)」の仕組み

配信結果をもとに分析を実施、リターゲティング広告の配信といった施策を実施することで、来訪率を向上させることができるという。

広告配信の最適化における指標として「CPV(Cost Per Visit)」を用い、配信セグメントごとの集客コストを指標化することが可能。オンラインでの申し込み数や購入数と同様に、店舗来訪実績も可視化することで、スマートフォン広告の配信を最適化する。

オンライン・オフラインを横断して行動分析を行い、店舗への来訪率向上のための最適な配信を実施し、広告主企業の売上向上をめざす。

サイバーエージェント、実店舗への来訪を促す広告配信サービス「Visit Lead」を提供②

「Visit Lead(ビジットリード)」の活用例

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

takikawa

早朝・夜間配送サービス「Scatch!」がサービス拡充し、ECサイトとの連携を強化

9 years 10ヶ月 ago
「Scatch!」と連携するECサイトを募集も開始した

ソフトバンクグループで新規事業を手がけるSBイノベンチャーは1月28日、ネットで購入した商品を早朝・夜間の時間帯に受け取れる配送サービス「Scatch!(スキャッチ!)」をサービス拡充させた。ECサイトと連携する機能(API)の提供を開始したほか、配送地域を東京23区に拡大。大きな荷物も配送できるようにした。

配送地域は従来、東京都港区・品川区・目黒区・渋谷区に限られていたが、これを東京23区に拡大した。

5kg以下または3辺合計100cm以下の荷物しか運ぶことができなかったが、1月28日から25kg以下、3辺合計160cm以下の荷物まで対応した。

利用者は「Scatch!」とAPIで連携したECサイトで商品を購入する場合、「Scatch!」のページに行かなくてもサイト上で配送の日時指定ができるようになる。商品荷物は「Scatch!」の倉庫を介さず、各物流拠点から購入時に指定された住所へ最短即日で届けることも可能になる。

SBイノベンチャーでは今回のAPIの提供にあわせて、「Scatch!」と連携するECサイトを募集も開始した。

サービス拡充前と拡充後の比較

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

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Kaizen Platformが総額800万ドルを調達、累計資金調達額は1780万ドルに

9 years 10ヶ月 ago
今後は成果報酬型モデルや広告展開も

サイト改善システム提供のKaizen Platformは2月1日、YJキャピタルら7社から800万ドル(約9億5000万円)の資金調達を行ったと発表した。

出資したのは、YJ キャピタル、NTTドコモ・ベンチャーズ、セゾン・ベンチャーズ、コロプラの4社と、既存株主のEight Roads Ventures Japan、グリーベンチャーズ、GMO VenturePartnersの3社。今回の調達により、累計資金調達額は1780万ドルとなった。

「Kaizen Platform」は、企業やサービスが運営するウェブサイトのキャッチコピーやボタンの位置・色を変更するなどユーザーインターフェースの改善をABテストなどで行うサービス。

2013年8月から大手企業向けに提供を開始し、人材や不動産、ECなどを中心にこれまでに170社が導入。1月末時点で、累計2億ドル(約240億円)を超える売上改善を実現した(Kaizen Platform推計)としている。

売り上げ改善額の推移

今後は、従量課金モデルに加えて成果課金型のメニューを開発するほか、プラットフォームをオープン化しパートナー企業とさまざまな業種やジャンルの改善を推進する考え。

ディスプレイやネイティブ広告などウェブサイトの外部の改善や、オンラインによるNPOやスタートアップ向けの提供なども進めていく方針。

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

nakagawa-m

アマゾン日本事業は約1兆円の売上高! 【Amazonの2015年業績まとめ】

9 years 10ヶ月 ago
米アマゾンが発表した年次報告書から、国別の売上高や日本事業の売り上げ推移などをまとめてみた

先日、2015年の業績を発表した米Amazon。日本では「Amazonプライム」会員向けのサービスを積極的に拡充させるなど、消費者からの注目を集めている。そんな米Amazonが米証券取引委員会に提出した年次報告書から、2015年のAmazonの業績や日本事業の推移などをまとめてみた。

セラー手数料の売上は全体の約2割

Amazonの2015年の連結総売上高は前期比20.2%増の1070億600万ドル。

内訳は、

  • Amazonの仕入れ商品による売り上げは792億6800万ドル
  • 出品者のセラー手数料、AWS(Amazon Web Service)の販売、デジタルコンテンツ購読、広告サービスなど、ネット・サービス売上高が277億3800万ドル

なお、「Amazonプライム」の会員費は製品の販売やサービスの販売に配分されて計上されている。

ネット・サービス売上高のうち78億8000万ドルがAWSによる売上高のため、残りの198億5800万ドルの大半がセラー手数料と考えられる。全売上高の約18%がセラー手数料からの収入といえそうだ。

2015年のAmazonの売上高内訳

アマゾンの全売り上げ高の内訳

地域別では北米が売上トップ

地域別では、北米の売上高が637億800万ドル(AWS売り上げ含まない)で総売上高の59.5%を占める。北米の売上高は前期比25.3%増で大きく伸びているのに対し、それ以外の地域(国際)の売上高は前期比5.7%増。全売上高に占める北米の割合が高まっている。

2015年のAmazon国別売上高(AWS含む)

2015年のAmazon国別売上高(AWS含む)

北米の営業利益は27億5100万ドルで、それ以外の地域(国際)は9100万ドルの営業損失(2014年も1億4400万ドルの損失)。

「Amazonプライム」のサービス拡充を進めている日本事業などを見ると、Amazonの北米以外の地域は現在、投資フェーズの段階であると考えられる。

日本事業の売り上げ順調に成長を維持

日本事業に焦点を当ててみる。2015年の売上高は前期比4.4%増の82億6400万ドル。2015年の年間平均為替レート(120円)で換算では、前期比19.4%増の9916億8000万円と順調に拡大している。

ドルベースでは、全売上高に占める日本事業の割合は7.7%で前年比1.2ポイントのマイナス。日本事業が占める割合は徐々に減少傾向にある状況が続いている。

Amazon日本事業の売上高推移(ドルベース)

Amazon日本事業の売上高推移(ドルベース)

年間平均為替レートで換算した日本事業の売上高を見てみると、過去6年間はほぼ同じ成長率を維持。順調に事業を拡大していることがわかる。

Amazon日本事業の売上高推移(年間平均為替レート換算)

Amazon日本事業の売上高推移(年間平均為替レート換算)

平均為替レートは、2010年 87円、2011年 79円、2012年 79円、2013年 97円、2014年 105円、2015年 120円で換算

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

ECバカが考える「これからのEC」とコメ兵・名古屋パルコ・リンナイが語る「今のEC」 など11記事【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

9 years 10ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2016年1月24日〜31日のニュース

今週の要チェックはEC全般です。これからの独自ショップは何をすべきか? 上手くいっているショップは何をしているのか? 常に悩んでいることのヒントが書かれた記事がありました。必読です!

※記事の難易度を、低い難易度低から高い難易度高まで、3段階で示しています。

EC全般

  • 「これからのEC」の話をしよう | ネットショップ運営支援ブログ「ecバカ一代(仮)」
    http://www.commerce-design.net/blog/archives/1553

    お客さんへの愛情故に、非効率な働き方をしてしまい、余力が無くなっている人が居ます。逆に、電話応対を強化するとすごく伸びそうなお店なのに、「それは面倒なのでやらない」という判断をしてしまう人が居ます。でも、思考停止しないで、「面倒なことが楽になる工夫」を追求して欲しいなと思います。

    私が一番印象に残った部分だけをピックアップしてみました。面倒だからやめるのではなく、面倒でもやらないといけないことは楽になる工夫をする。安易にシステム化に流れてしまって陳腐化しないようにしたいですね。とっても読み応えのある記事なので必読です!

  • コメ兵、名古屋パルコ、リンナイが語る!EC、データ活用、コンテンツマーケティングの今 | ECzine
    http://eczine.jp/article/detail/2567

    立派な高速道路を作っても、そこを駆け抜けるコンテンツがないと意味がない。インフラを整えましょう、新しいテクノロジーがありますよ、というところに会社の資源を投資する傾向にあったのですが、実際そこに流すコンテンツを作る、拾い上げるところの人材育成が欠けているなと思います。

    日本の公共事業にありそうな……と思っていたら作っただけ更新されないサイトもありますし、コンテンツが適切に配信されていないこともありますよね。作ってからを考えて作っていきましょうね。こちらも読み応えのある記事です。

配送関連

  • 1時間配送「プライムナウ」、対象を大阪・兵庫・横浜に拡大 | 通販通信
    http://www.tsuhannews.jp/..

    次はどこかな~と楽しみにしてしまいます。早さの勝負はどこまで行ってしまうのか気になりますが、便利になるのは良いことですね。

  • 本日からポンパレモールJAPAN開始!越境ECの幕開け | ECのミカタ
    http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/7878/

    『ポンパレモール』出店ショップは、全く手数料や手間なしに『Ponparemall JAPAN』出品が可能となった。個別の出店店舗では対応が難しかった商品情報の翻訳、決済、配送 、CS対応を『Ponparemall JAPAN』 が行うことで、出店店舗はこれまでと体制を変えることなく海外ユーザーへの販売可能性を高めることができる。

    あまり話題になってこないポンパレモールですが越境ECにも対応しました。ライバルの出店状況などを調査して、隙がありそうなら狙ってもいいかも。

  • Yahoo!ショッピング」でまた詐欺サイト、「ヒロタストアー」が購入代金を詐取 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/2548

    「ヒロタストアー」が行っていた具体的な手口は、消費者がカード決済を終了すると、「ヒロタストアー」から「クレジットカード決済は不可のため、銀行振込への変更」を依頼するメールを配信していたという。

    出店者が急増するとどうしてもこういったことが起きてしまいますよね……。拡大志向も良いのですが同じぐらい安全性には気を使ってほしいものです。

  • 「楽天市場」が複数店の買い物を1度の決済で完了するサービスを今夏にもスタート | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/2538

    楽天は今夏をめどに、ユーザーが「楽天市場」において複数店舗で購入した場合、1度の決済手続きで買い物を完了するサービスを開始する。複数店舗の商品をまとめて購入できるようにすることでユーザーの利便性を向上、買い回り促進につなげる。 この取り組みに伴い、楽天市場の出店者へのクレジットカード決済の導入を標準化。2016年2月から出店者への案内を行っていく。

    これはありがたいです! 買う側からすればどのショップで買うかはあまり関係なくて、「楽天で買うんだから1回で決済したい」ですから。クレジットカードも標準になっていくので通販慣れした人には便利になりますね。

SEO関連

  • 検索キーワードを見てもユーザーインテントはわからない | SEM R
    http://www.sem-r.com/news-2015/20160126134219.html

    一昔前の検索エンジンは、自分が欲しい情報を手に入れるためにはできるだけ具体的に、限定的にキーワードを選んで入力しなければいけませんでしたが、今日は検索エンジン(Google)が自動的に明示されないインテントを読み取り、検索結果を表示するようになってきています。

    まめに更新している人の中には体感している人も多いのではないのでしょうか? キーワードを細かく考えて記事を書かなくても、気が付くと検索からの流入が増えていく。今までの知識では間違った方向に行きかねないので、最新の情報を仕入れておきましょう。

リスティング広告関連

  • 商品やサービスの特定の側面を強調できる「構造化スニペット表示オプション」 | Inside AdWords-Japan
    http://adwords-ja.blogspot.com/2016/01/highlight-specific-aspect-of-your.html

    構造化スニペット表示オプションは、広告主様に提供いただく情報を、テキスト広告とともに表示するものです。

    あらかじめ用意された「ヘッダー」(「サービス」「設備」「保険の保障」など)の中から選択いただき、対応する値(「オイル交換」「プール」「賠償責任補償」など)を入力いただくことで、さまざまな情報を一覧表示できるようになります。

    コールアウトなどのオプション機能は当たり前ですが知らないと使えないです。知っていれば使ってみて改善することもできますので、新機能には貪欲に取り組んでいきたいところです。他が対応するといつの間にか注文数が減っていくことになりかねません。

SNS関連

  • 「#Twitterみて買ったもの」からわかったTwitterユーザーを巻き込むために大切なこと | MarkeZine
    http://markezine.jp/article/detail/23796

    ツイートの結果を分析してみると、食品・飲料の新フレーバーや、コンテンツ系商品がよく買われていることがわかった。また、ニッチ系、趣味系のカテゴリでは「Twitterをやっていなかったら知ることがなかった商品」がよく購入されており、Twitterが認知拡大に役立っていることがわかる。ユーザーが新商品やニッチ商品にチャレンジし、感想をツイートすることが、ユーザーの自己表現となり話題が生まれているのだ。

    知らなかったことってTwitterなどに投稿したくなりますよね。誰に知ってほしいというわけでもないんですが言いたくなる。その行動心理を上手くつかむことができれば……。

売上アップのヒント

  • あなたのECサイトがアフィリエイトで効果を出せない理由 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/2529

    アフィリエイトは既存の広告と違い、媒体を持つアフィリエイターとのコミュニケーションを通じて、成果を上げていく仕組みです。広告主が「広告を掲載してほしい」と思っても、アフィリエイターが掲載したいと思わなければ、広告を掲載してもらえません。アフィリエイターに掲載してもらうため、選んでもらうための活動をしなくてはならないのです。

    まさにこの通りです。なんとなくASPに登録したところで売れません。パートナーという意識で接していきたいですね。

  • 脱・クーポン配布!? 話題の「読書通帳」に学ぶ、リピートを促進する秘訣 | コマースデザイン 社員ブログ
    http://www.commerce-design.net/blog_staff/?p=552

    この読書通帳のように、「利用記録を、ちょっと工夫して開示するだけ」で、顧客満足度があがり、リピート促進につながるかもしれません。

    「ラジオ体操のスタンプ」みたいなものですね。

    ただ、実店舗の「よくあるスタンプカード」や薬局の「おくすり手帳」は、もらっても別に嬉しくありません。読書通帳はちょっと嬉しい。この違いが大切です。

    スタンプカードは溜まってもポイントは貯まらない、これは嬉しくないですよね。インセンティブをちらつかせなくても喜んでもらう方法があるはずです。

ネット通販業界の最新情報は、こちらも要チェック!

ZOZOTOWNの流入元調査/複数店舗での決済、一度でOK─ 楽天 | ネットショップ担当者フォーラム 2016年1月22日~28日の週間人気記事ランキング

森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

「金なし」「人なし」「時間なし」のECサイトを劇的に変えた3つのアプローチと戦略作り | 一人でできるWebサイト収益UP術-ウェブ解析士事例集

9 years 10ヶ月 ago
お金や豊富な人材がなくてもすぐにできる、成果を出せるECサイトの改善策を大公開

当社(プランオン)が運営するBtoBのノベルティ通販サイト「万来ドットBiz」は2年ほど前に、リニューアルを実施し、いまでは増収増益を続けています。数年前までは他社さんが運営していたのですが、立ち行かない状況に陥り、3年前に当社へ運営移管されました。お世辞にもうまくいっていない状態でしたが、それをどのように克服し、限られたごくわずかな予算でどうやって軌道に乗せたのか。少ない予算で通販サイトを活性化させることに成功した3つのポイントを紹介します。BtoBの事例ですが、BtoCのECサイトにも応用できるはずです。

  • 今月は大きな注文がないので、ちょっと実績悪いです……
  • 今月は見込み客が少ないです……。どうしよう……
  • 広告代理業を行う企業を中心とした販売になるので、提案や売り上げは多いが受注が安定しないです……

3年前を振り返ると、「万来ドットBiz」がプランオンに移転された当時の運営スタッフからこんな絶望的な声が聞こえてきました。

金なし、人なし、時間なし…のECサイトを劇的に変えた3つのアプローチと戦術作り
運営している「万来ドットBiz」

その時の「万来ドットBiz」は、サイトの力というよりも、代理店さん向けの対応力やサポート力で勝負しているような状況でした。

そんな状況で「万来ドットBiz」を引き取ったわけですが、当社は当時、組織が立ち上って5年ほどのスタートアップ。本業の利益は出ていましたが、決して資金が潤沢でない状況だったのです。

お金が潤沢にないプランオンでしたが、お金をかけずにECサイトを軌道に乗せることができました。お金がなくてもECサイトをどのように活性化したのか。そんなお話です。

採用した3つのアプローチ

  • 運営するECサイトの方向性を決める
  • ECサイトの成長は組織作りにあり
  • 採用した戦略は「絞り込む」

リニューアル前に取りかかったこと

引き受けた状況のサイトで1年ほど、改善とテストマーケティングを実施。その後、システムやサイトデザインの変更など、大規模なリニューアルを実施しました。

ECサイトのシステム初期費用(減価償却)、ランニングコスト、人件費などはリニューアル前の状況と比べて倍近くのコストが、毎月、毎月、必要となりました。早い段階で投資回収しないと、本業にも影響してきてしまう状況です。

そんななか、絞った行動は2つ。

  • 「サイト運営のチーム力」を上げる
  • すぐにNO.1になれること」に絞って強化をする

決断の背景

新規事業を数多く立ち上げた経験から、「早く成果を上げる」「費用対効果を上げる」には、さまざま「販促施策」や「流行施策」よりも、「人」や「チーム」にフォーカスした方が、事業成長が早いと実感していました。事業立ち上げ当初は、チーム作りを意識し、役割や実施事項を調整し、行動していきます。

2つ目は、当社の主要事業は広告関連ビジネスであり、かつ弱者なので、なるべく競争をせずに商売ができるポジショニングを意識したこと。

一般的な広告会社は、さまざまな業種を相手に広告ビジネスをするケースが多いのですが……当社はズバリ、「カーディーラー」に絞って活動をしています。まさに一点特化型!

金なし、人なし、時間なし…のECサイトを劇的に変えた3つのアプローチと戦術作り
プランオンの本業は特定業界の企業に対しての戦略的販促の提案

対象業種を絞り込むことで、より相手を深く知り、競合他社と違った提案をすることが可能になります。顧客の販促費を「100%」とした場合、70%程のシェアまで、取引開始から短時間で引き上げていく営業です。

対象を特化していますので、商材も通常の広告媒体やDMだけではなく、店頭商談ツールやノベルティグッズ、店頭ディスプレイ、事務ツールなど、カーディーラーで利用する商品をラインナップし、リピートや追加提案をどんどんできる状況を作り、営業活動を実施します。

ポジショニングを意識すると、他社にはできないこうした提案ができるようになるのです。

サイト運営力を上げるためにやったこと

サイト運営の実務に本格着手する前に、“ミッション”を意識したチーム作り着手しました。その理由はなぜか? 売上、収益、規模といった数値的なことも大切ですが、数字中心の事業活動に終始すると、うまくいかなくなった時に軌道修正しにくくなるといった経験があったからです。ミッションを決めること、これはとても重要です。ECサイトの方向性を左右するものになりますから。

私は「我々のビジネスは、このサイトはどのような人達に役立つサイトになるのか?」と、あるべき姿をスタッフと徹底的に話し合いました。

ネットショップを初めて利用する人は今後も増えるだろうと推測し、「万来ドットBiz」は「初めてノベルティをネット注文する人に親切なサイトであろう」と、ミッションを決定しました。

ミッション決定の次に行ったのが調査。前提として、ネットショップ経験者が主要顧客になると、購入側の比較ノウハウが高くなり低価格や最安値でのオーダーが多くなると予測できましたので、対象層がどういった心理でネットショップを利用していくかを考え、調査を実行しました。

まずは、商品について調査。「価格」「「アイテム数」「競合サイトと当社の比較」など、競合の状況をよく把握しました。

以前のサイトは、サポート力を重視した運営をしていたのですが、当社は以下の順序で対策を実施していきました。

商品×サイト×集客×サポート対応=実績

4つの力を掛け算していき、実績を上げていきます。

金なし、人なし、時間なし…のECサイトを劇的に変えた3つのアプローチと戦術作り
プランオンの組織作り

「商品」「店舗」は「No.1」活動として、「集客」「対応」はブランド営業活動として、それぞれ役割を分けてサイト運営を実行しています。

会議議事録、報告書もすべて上記項目(有効な施策の実行の部分)のみで作成し、改善活動を実施していきました。

ECサイトの運営では、いわゆる数字的な結果以外に、数値化しにくいものもあります。当社では独自の自社指標を作り検討をしていきました。それが次の指標です。

実績=「お客様理解」×「自社の方向性精度」×「サービス対応精度」×「提案精度」

数値化できないものも独自に見える化することで、何が不足しているのかが見えてきます。当社ではそんな取り組みをスタッフとの協議で積み重ねていきました。

金なし、人なし、時間なし…のECサイトを劇的に変えた3つのアプローチと戦術作り
プランオンが独自に設けているKPI

結局は取り組んできたことを数値化し、足りない部分を改善。その繰り返しになります。現状では、業績は以前より250%程のアップを実現しています。

絞り込み戦略でやったこと

充分な販促予算はありませんでした。サイトコンテンツ、ネット広告にしても、使い方がシビア。「100円も無駄にしない」が合言葉です。

少しずつまんべんなく実行すると力が分散してしまうので、以下の2つに絞って、サイト開発や準備を実施しました。

  • 戦略①「ノベルティ 商品カテゴリーNo.1」を獲得する。
  • 戦略②「ターゲットをしぼり」、顧客に届くコンテンツを準備する。

No.1活動

求めている顧客のニーズにより近づき、良い提案をする――これが基本で、当社の「No.1活動」となります。当たり前のことですが、流行のノウハウを追ってしまうと、こういった基礎的な事がおろそかになってしまいます

ブランド営業

お客さまのことを考えると、より自分に近い情報でサイトが構築されていれば、親和性も高くなり、「ここで買おう」という状況が発生します。これが「ブランド営業」となります。

戦略①「ノベルティ 商品カテゴリーNo.1」を獲得する

扱う商品のノベルティは多種多様です。お菓子もあれば、文房具、雑貨など種類は膨大。当社のECサイトは基本的に、ノベルティを商品カテゴリーで分けて、商品掲載をしています。

しかし、資金力がないので、今でも5品種程度。リニューアル当初は、ノベルティ内でも「バッグ」というカテゴリーに絞り、サイト構築やSEO対策を実施して、検索順位、直帰率を改善。関連検索キーワードで5位以内に入れていくことに終始しました。

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扱う商品は絞っています

なぜ、「バッグ」という商品を選択したのかというと……

  1. 検索ボリューム
  2. 現状のSEO順位
  3. 競合と当社の価格差
  4. リピート発生の可能性

4項目を評価して、まず優先的に強化するジャンルと判断しました。少予算、少労力で実施するには、絞り込みがとっても重要。このように「カテゴリーNo.1」を獲得できれば、次のアイテムの強化を実施していき、業績アップを図っていきます。

戦略② 「ターゲットをしぼり」顧客に届くコンテンツを準備する

カーディーラーに特化している経験から、業種ごとに深くさまざまなニーズが隠れていることを把握しています。

対象業種は、カーディーラーや官公庁、福祉関連などさまざまなターゲットとなる業種向けのページを用意して、顧客ニーズに近づけたコンテンツ作りを実施しています。

当社の位置付けでは、「ブランド営業」=「よく分かっているね~」という状況を作っていくことです。

ここで、絶対外してはいけないのは「リピート性」予算がない場合は、リピート性のある顧客の獲得を強化した方が効果的。そんなお客さんを、「どうやって見つけていくの?」と疑問がわくでしょう。思い付きではうまくいかないので、ウェブ解析を活用しました。

金なし、人なし、時間なし…のECサイトを劇的に変えた3つのアプローチと戦術作り
ニーズを徹底的に深堀りするためにウェブ解析を活用

まずは、リニューアル前のサイトでアクセス解析ツールを活用し、業種・業態のキーワードや閲覧ページを1年近くに渡り分析してきました。わかったことは……

  • ノベルティという呼称は、業種によっては「プレミアム」と呼ばれる
  • 官公庁は、エコ関連ニーズが高い
  • 福祉関連は、ノベルティはサプライズのおまけ。サプライズ商品を同時に探している

などなど、アクセスデータから想像・妄想できることを拾い集め、それを実行に移していきます。そして商品を企画し、顧客ニーズ、仮説を立てテストマーケティングを実施してきました。

当社では、こうし活動を「PDCA」ではなく、「CAPD(キャップドサイクル)」活動と位置付けています。

金なし、人なし、時間なし…のECサイトを劇的に変えた3つのアプローチと戦術作り
「CAPD(キャップドサイクル)」
  • C ― まずは、現状把握
  • A ― 仮説を実行
  • P ― 目標を立て、投資と回収時期を示す。
  • D ― 本格的に実行

当社は広告会社なので、Webばかりにこだわっているわけではありません。実際のユーザーは、ネットショップとリアル店舗を、自身のニーズやメリット合わせて、使い分けているからです。

そのため、当社のECサイトは、ネット広告だけではなく、顧客にDMも送ります。

その際は、実行前に注文の多い業種・業態を整理し、顧客ニーズをきちっと把握します。ウェブ解析や注文データだけでは、分からないときは、スタッフが聞き取り調査に伺います。

そうすると見えてくることが結構あるんです。同じようなケースを見つけることができれば、あとは、どう最大化していくかを検討するだけです。

金なし、人なし、時間なし…のECサイトを劇的に変えた3つのアプローチと戦術作り
徹底的にこだわれば見えてくるものがあります

実際にお客さまを訪問してみると、「今回はネットで注文したけで、実はPCが事務所に1台しかなく、順番で使っている」といった業種もあるんです。

こんな方には、SEO対策やネット広告より、カタログを送付した方が有効ですよね。

まとめ

当社の事例は、大規模サイトの事例ではないですが、中小企業など少ない予算で成果を上げるためのケースとして有効でしょう。アクセス数やサイト品質であるコンバージョン率向上だけではなく、顧客ニーズを意識して今後も活動していきたいですね。

服部 淳

株式会社プランオン

服部 淳(はっとり じゅん)

株式会社プランオン 代表取締役。

大学卒業後、流通や販促関連の仕事に従事しています。主にカーディーラー販促を得意領域として、「店舗集客力向上」「商談力向上」「リピート向上」など戦略的販促プランでクライアントをサポート。

自社でも通販サイトを運営することで、webマーケティングノウハウを蓄積し、クライアントへ有効施策を提供していきます。

お客様とよく話合い、企業パートナーとして「お客様のニーズに応え、課題を解決(=業績アップ)する」ことを大切にしたいと考えています。

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Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki

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