
アイルは1月27日、EC管理システム「CROSS MALL(クロスモール)」を海外向けオークションサイト「eBay(イーベイ)」に対応させた。在庫データや受注データを「CROSS MALL」で一元管理できるようになり、「eBay」を通じて簡単に越境ECを行えるようになる。
「eBay」では、出品済みの商品が購入されないまま一定期間を経過した場合などに、自動で再出品する機能がある。通常、再出品された商品は別商品扱いになるシステムが多いが、「CROSS MALL」は同一商品として認識。再出品前と同様に在庫連携を可能にした。
「eBay」への対応は以前から多くの利用者から要望が寄せられていたという。今回の連携で、「ebay」での販売管理を国内のネットショップと同様に行うことができるようになった。
「CROSS MALL」はすでに主要ECモールに対応しているほか、「MakeShop」「FutureShop2」などにも対応。今回で19のモール・ショッピングカートに対応したことになる。アイルでは今後も対応するモール、ショッピングカートを増やしていく予定だ。

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:「CROSS MALL」が「eBay」に対応、アイルが越境ECを簡単に展開できる環境を用意
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

千趣会は1月26日、大人のカジュアルを提案する3ブランドを発足し、これらのブランドを中心に監修したファッションカタログ「CASUAL CLIP(カジュアルクリップ」を創刊した。
あわせてECサイト「ベルメゾンネット」内にカジュアルクリップの専門ショップを開設。今後、ネット限定情報を随時アップするなどネット連動を強化する予定だ。
創刊したカタログ「カジュアルクリップ」のコンセプトは「大人カジュアルの今がある」。30~50代女性の普段着を提案していく。総ページ数は172ページで、年5回(2、4、6、9、11月)の発行。発行部数は約180万部。

新たに発足したブランドは、レースや花柄、明るいカラー展開などの女らしくフェミニンなデザインを生かしたブラウスやカットソーを中心に展開する「L‘atelier raffine(ラトリエ ラフィネ)」。自然的・都会的・女性的の3要素を取り入れたデニム・カットソー・パンツといったカジュアルアイテムを展開する「NAUW CLOSET(ナウクローゼット)」。一枚着るだけで着映えするカットソーやブラウスを展開する「Grancontro(グランコントロ)」の3ブランド。
いずれのブラントも中心価格帯は、カットソー2900円、シャツ・ブラウス3900円、ワンピース4900円、ジャケット5900円、コート9900円(いずれも税抜)に設定。オフでもファッションを楽しんでもらえるような価格設定にした。
ECサイトでは、ブランドごとに全身コーディネートの一覧を見せるほか、ネットのみで紹介するコーディネート提案や人気アイテムランキングなど、利用者がアイテム選びの参考にできるコンテンツを随時アップする予定。

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:千趣会が30~50代女性向け普段着通販カタログ「カジュアルクリップ」創刊
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

はじめまして、鈴木と申します。今回から、いまさら聞けないアフィリエイトの運用について、連載をさせていただくこととなりました。アフィリエイター向けの情報はネット上で見つけられますが、「アフィリエイト広告を利用したい」と考える通販企業向けのものはあまり見かけません。
そこで、元ASPの“中の人”で、通販企業向けのセミナーや教育コンテンツ企画していた立場から、アフィリエイトの活用法をお伝えします。まずは初回ということで「アフィリエイトとは?」というお話から。
ASPに所属していた当時から、通販企業の方々とお会いすると、
「アフィリエイトは効果が出ないから撤退した」
「利用しているけどあまり効果が出ていない」
といったお話をお聞きします。
私は元ASPの中の人ではありますが、インターネットを活用して商品を売ろうと思った時に、最初にアフィリエイト広告を選択するのは、あまりお勧めしていません。
その理由を説明する前に、アフィリエイトについておさらいしておきましょう。
アフィリエイトでは、広告主、アフィリエイター、そしてASPという3者が登場します。まずはその関係性を理解しましょう。
広告主……アフィリエイトを利用し、プロモーションを行います。「EC」「マーチャント」などとも呼ばれますが、ここでは「広告主」とします。
アフィリエイター……ホームページやブログなどの媒体を持ち、広告主が提供する広告素材を利用します。法人だけでなく個人も含め、さまざまなサイトがASPに登録されています。「媒体」「パブリッシャー」「AS会員」など、ASP独自の呼び方もありますが、ここでは「アフィリエイター」とします。
ASP……成果報酬型広告を配信しているアフィリエイト・サービスプロバイダーです。「ASP」と略されています。
アフィリエイトとは、ホームページやブログ、メールマガジンなどの媒体を持っているサイト運営者であるアフィリエイターが、広告主の商品やサービスを自分の媒体を使って紹介します。その媒体を見たユーザーが、掲載された広告主の広告素材をクリックして、ASPを経由して広告主のサイトへ誘導されます。
ここまでは一般的な広告と変わりありませんが、アフィリエイトの場合は一般的な広告とは違い、「クリック報酬」を設定していない限り、ユーザーが自社サイトに来ただけではアフィリエイターへの報酬は発生しません。ユーザーが商品購入や資料請求など、広告主が設定した成果となる行動をして初めて報酬が発生するのです。
一般の広告は、媒体側が掲載条件を決定します。広告主はそれらの条件を見比べて、選択し、媒体側の条件に合致すれば広告を掲載することができます。
しかし、アフィリエイトでは掲載条件を決めるのは広告主です。掲載条件とは、「成果報酬10%」「再訪問期間は30日」など、成果報酬を受け取るためのルールです。条件を見たアフィリエイター側から、広告主へ掲載の申請を行います。広告主が掲載してもよいと判断すれば「提携関係」となり、アフィリエイターは広告を掲載することができます。
この提携関係というのは掲載を約束するものではありません。アフィリエイターは、自ら掲載したいと思ったタイミングで広告を掲載していきます。
| 既存の広告 | アフィリエイト | |
|---|---|---|
| 広告掲載の選択 | 広告主が決定 | アフィリエイターが決定 |
| 広告の価格決定 | 媒体が決定 | 広告主が決定 |
報酬が発生する |
広告を掲載する時 | 成果が発生した時 |
つまり、掲載費用を支払えば掲載してもらえるものではなく、掲載の意思決定は、あくまでアフィリエイターにあるということを理解しておく必要があるのです。
アフィリエイトは「成果が発生した時だけ支払いをすれば良い」という、費用対効果の高い部分だけが注目されがちです。
広告主から見ると「たくさん送客してもらっても、売れなければ払わなくても良い」とも考えられます。広告主から見ればこれほど都合の良いものはありません。
ですが、アフィリエイターの立場に立つと、どんなに送客しても成約につながらなければ1円にもならないわけですから、「紹介して、送客だけしてくれればいい」といった対応をしていると、積極的に紹介してもらうことは難しいと言えるでしょう。
アフィリエイターは稼ぎたくて活動しています。自分のサイトやブログに広告主の紹介記事を書き、バナーやテキストの広告を掲載しているのは、成果報酬が大きなモチベーションになっているからです。
この、アフィリエイターのモチベーションを理解し、維持していくことが、アフィリエイトで成功するために最も必要な活動となります。
冒頭にお話ししたように、事業を開始して最初の集客施策としてアフィリエイトをおすすめしない理由もこのあたりにあります。
広告の中では比較的元手を掛けずに始められるので、費用対効果の高いうまみだけを望んでスタートされるケースが多く、実際にやってみると予想以上に運用工数がかかり「負担が大きい!」と感じてしまうからです。
ですので、まずはリスティングなどを利用して、見込み顧客がどんなキーワードで興味を持ち、どんなきっかけで商品を買うのかを理解し、そこからさらに2割、売上を伸ばすためにアフィリエイトを選択するぐらいがベストではないかと思います。
なぜなら、有力なアフィリエイターとコミュニケーションをとり始めると、「どの時期に、どの時間帯によく商品が購入されますか?」「他社との明確な違いは何ですか?」「お客さんがあなたの商品を買う理由はなんですか?」などなど、代理店や販社の方々と同様の質問をされるようになるからです。
アフィリエイターはこれらの情報を得て、判断して、自身のサイトやブログに親和性の高い商品を紹介していきます。つまり、広告主側からの情報発信によって掲載に結びつくのです。
もちろん、他の媒体にも紹介されているような知名度の高い商品は、アフィリエイターとのコミュニケーションに大きな工数をかけなくても成功する場合もあります。
ですが、基本的に売れない商品を売るのではなく、売りやすい、売れている商品をより多く売るのがアフィリエイターの仕事なので、まずは広告主側が「どうやったら売れるのか」を、積極的に情報提供する必要があります。
ここが、アフィリエイトの難しいところであり、面白いところでもあります。
アフィリエイトでは、広告主は選ばれる立場です。
アフィリエイトは既存の広告と違い、媒体を持つアフィリエイターとのコミュニケーションを通じて、成果を上げていく仕組みです。広告主が「広告を掲載してほしい」と思っても、アフィリエイターが掲載したいと思わなければ、広告を掲載してもらえません。アフィリエイターに掲載してもらうため、選んでもらうための活動をしなくてはならないのです。
では、「どうすれば選んでもらえるのか?」を、これから連載を通じてお伝えしていければと思います。できる限り難しい言葉は使わず、わかりやすくお伝えできればと思いますので、運用についての疑問や質問など、お気軽にお寄せいただけると嬉しいです。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:あなたのECサイトがアフィリエイトで効果を出せない理由 | アフィリエイトの効果が出ていないEC事業者のためのアフィリエイト再入門講座
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.
2016年になり新入社員が入社してきた一方、退職者もあるなどして、マイナンバーの取り扱いを始めた企業もあるでしょう。ただ、いざマイナンバーを取り扱うとなると、戸惑ってしまったり、何から始めればいいのか分からなくなり手がつけられない、といったこともあるはず。今回は企業がやるべきマイナンバー運用の内容を手順に沿って整理し、説明します。
マイナンバーの運用手順
- マイナンバーを扱う担当者を決める
- マイナンバーの収集対象者が何人いるか、要確認
- 保管方針の決定
- 基本方針と取扱規定の作成
まずは、マイナンバーを取り扱う担当者と責任者を決めましょう。
多くの企業担当者から聞いた話では、マイナンバー担当者は人事や給与の担当者が兼務している場合が多いようです。
また、デザイナーやサイト開発者、コンサルタントといった個人事業主からはマイナンバーを収集する必要がありますので、経理の担当者もマイナンバー担当として任命する場合も多いです。
そして、その担当者が中心となって企業としてやるべきことをリストアップすることからマイナンバー準備が始まります。
マイナンバーを収集する対象者が何人程度いるのか確認しましょう。さらに、それが社員や扶養家族であるのか、アルバイトやパートであるのか、あるいは、デザイナーなどの個人事業主であるのか……大まかな人数をつかみます。
個人事業主については、支払調書といった税務関連だけの用途になります。つまり、社員やアルバイトなどの場合のように、労働保険関連や健康保険、年金の手続き関連でのマイナンバーの取り扱いはありません。
しかし、マイナンバー収集に当たり、社員ほど容易に収集できるかは別物。また、継続的な取引がある場合は比較的容易に収集できますが、スポット的な取引の場合は、取引契約がある間にマイナンバーを収集しておくべきでしょう。
対象となる人数を把握したところで、マイナンバーの保管方針を決定しましょう。
マイナンバー制度が定義する中小規模事業者に当てはまらない場合、つまり社員数が100名以上の企業では、しっかりと保管庫システムを構築し、運用ルールや業務フローを整備すべきでしょう。
では、中小規模の事業者ではどのように保管・管理すべきでしょうか。もちろん企業ごとの管理方針で決めていただいて構いません。私見になりますが、小規模の事業者でマイナンバーの収集対象が社員中心であり、かつ、その対象人数が10人程度であるならば、マイナンバー対応業務の都度、収集する方法で十分です。
つまり、マイナンバーは原則、保管しないという方法です。アルバイトや個人事業主からの収集や退職者が発生した場合には、収集・保管は必要になりますが、その場合のみ、鍵のかかる書庫を利用し、紙の書類で管理するというイメージです。
たとえば、社員の行政手続きでマイナンバー記載の書類の取り扱いがあり、それらの書類の控えを保管する場合でも、マイナンバーの箇所をマジックペンなどでマスキングして見えないようにした上で書類を保管するほど、マイナンバーを取り扱わないことを徹底した方が良いでしょう。
一方、社員やアルバイト、個人事業主等の合計でマイナンバー収集対象者が50人程度になる場合は、何かしら保管・管理が必要になってきます。ただし、保管方法は紙で行うのか、システムで管理するのかは企業ごとの判断になります。
注意しておきたいのは、マイナンバー収集対象者の数。仮に社員が50人だとしても、30人が辞めて、30人が入社する場合は収集の対象者は80人になります。また、アルバイトが常時10人在籍するとしても、2か月ごとに人が変わる場合は、収集の対象者は年間で60人になります。そういったことも踏まえて、マイナンバー収集の対象者50人程度が見極めの人数になるでしょう。
マイナンバー収集対象者の人数とは関係なく、マイナンバー業務を委託するというケースがあります。
完全に委託していて、自社内ではマイナンバーを一切取り扱わないという場合は、ガイドラインに沿って委託契約を見直し、その契約に則った運用を徹底するのがベストです。
しかし、委託はするが、社内でも何かしらマイナンバーを取り扱うケースもあるはずです。たとえば、マイナンバーの取次のみ社員がする場合や、税務は委託しているが、健康保険と年金は自社で行っている場合、その逆のケースもあるでしょう。そういった場合、業務範囲は限られていますが、取り扱う業務の運用マニュアルや業務フローを整えることが必要です。
次に取りかることは、基本方針と取扱規程の作成です。
基本方針はA4用紙1枚程度で済みますので、これはすぐに作り上げることをお勧めします。基本方針の正式な名称は「特定個人情報の適正な取り扱いに関する基本方針」が一般的。
この基本方針に定める必要最小限の項目は、以下の4項目です。具体的な文言については、マイナンバー関連の書籍には雛形が載っていることが多いので、それらを参考すると良いです。
一方、取扱規程「特定個人情報取扱規程」は、もう少しボリュームがあります。初期の段階で取扱規程を完成させることは難しいと思いますので、まずは目次レベルで取扱規程のアウトラインを押さえておきましょう。
主な項目は以下の通りです。このあとの安全管理措置等の準備作業が終了する段階で、最終的な完成版を目指すようにすれば良いでしょう。
ここまでは、自社内でマイナンバーを取り扱わない企業であっても、準備しておくべき内容です。特に、自社内でマイナンバーを取り扱わない企業については、取扱規程の中で業務委託の項を、より具体的に記述した方が良いでしょう。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:マイナンバーの管理・運用で失敗しないために押さえておくべき4つのポイント | ネット通販のための5分でわかるマイナンバー対策
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.
HTTPSの状態を検証するための「Security(セキュリティ)」パネルがGoogle Chromeのデベロッパーツールにに追加された。「証明書」と「TLS接続」、「リソース」の3項目の安全性を知ることができる。
- HTTPS接続の状態をチェックできるGoogle ChromeのSecurityパネル -
Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki

ニトリホールディングスは1月26日、似鳥昭雄社長が会長に就任し、白井俊之副社長が社長に昇格する人事を発表した。オムニチャネルを推進する中核事業会社ニトリの社長を務める白石氏をニトリHDのトップに据え、国内外の事業全体を見渡し、経営判断のスピードを上げていく。2月21日付。
白石氏は2014年から中核事業会社ニトリの社長を務めている。白石氏の下、ニトリは2015年度の主要施策として「オムニチャネル化実現」を掲げ、買い物の利便性を向上する仕組みの構築を進めた。
ニトリの2015年2月期における通販売上高は、前期比27.0%増の155億円まで拡大している。2014年2月期に初めて売上高が100億円(通期は122億円)を突破。2013年2月期は84億円、2012年2月期は67億円で右肩上がりの拡大を続けている。

ニトリHDの社長に就任する予定の白石氏は会見で次のように抱負を語った。
事業会社(の社長に就任した)ときから、「今までやってきたことを否定しろ」「やり方を変えなくては、大きくならない。変えないと単なる膨張で終わる」と似鳥昭雄社長に言われてきた。膨張にならないよう、やり方を変えることを考えたい。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ニトリHD社長にオムニチャネル施策を進める白井俊之氏が昇格
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.


ネットPR事業を展開している株式会社ニューズ・ツー・ユーでは、リリースライティングの基本を学ぶ「記者視点のポイント満載!ニュースリリース書き方基礎講座」(受講無料)を、定期的に開催しています。
ニュースリリースやプレスリリース、と聞くと専門的で難しい、というイメージがあるかもしれません。初めて書くときには、どのような書き方をすればよいか迷ってしまうこともあるかと思います。
そんな不安を払拭し、自信を持ってリリース作成ができるよう、リリースの役割からリリースの基本構成や表記ルールなど書き方の基本を学ぶ基礎講座を用意しました。記者視点での書き方のポイントも満載。実際に企業から発信されているニュースリリースも多数紹介しながら解説します。
「ニュースリリース書き方基礎講座」内容| 日時 | 2016年2月24日(水)15:30-17:00 |
|---|---|
| 場所 | 株式会社ニューズ・ツー・ユー 1階セミナールーム 地図 (東京都千代田区一番町2-2 一番町第二TGビル) |
| 定員 | 12名 |
| 料金 | 無料 |
2016年2月24日(水)開催分は締め切りました。次回は3月下旬予定です。お申し込みは本ページで行います。お申し込み開始はメールマガジンでもお知らせします。

NHNグループで、EC支援を手がけるNHN テコラスは1月27日、ショッピングカート「コレカゴPlus」を、売り上げアップを支援するECサイト構築プラットフォーム「CARTSTAR(カートスター)」に大幅刷新した。
あわせて消費者の行動を理解するための調査・研究を行う「かいもの研究室」を設立した。
「CARTSTAR(カートスター)」の大きな刷新点は、名称変更のほか、業種ごとに最適化した標準デザインを準備し、簡単に導入できるようにしたこと。
新たに設立した「かいもの研究室」で実施した消費者アンケートを通じ、消費者目線による最適化したデザインテンプレートを業種別に用意。テンプレートは消費者のトレンドを把握しながら、随時アップデートしていく。

運用面での強化では、マルチデバイスに対応。複数のデバイス間をまたぐことによるカートからの商品消滅、リダイレクトの問題を解決する。
新たに立ち上げた「かいもの研究室」では、消費者がどのようにネットショップを利用するのか、アンケート調査を実施。また、ユーザー行動を把握するためのユーザー行動観察調査も行う。
こうした消費者に対する調査結果はNHN テコラスのECサービス利用者に提供。売り上げアップに役立つ資料などとして活用してもらう。
NHN テコラスは従来のシステム提供といった立場から、システム導入店舗の売り上げアップまでを総合的にサポートする体制に移行。ECサイトの管理システム「TEMPOSTAR(テンポスター)」とあわせて、EC企業の売上UP、業績UPを支援する。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:NHN テコラスが「カートスター」をリリース、消費者調査の「かいもの研究室」を新設
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.
久しぶりに日経BizGateのコラムを更新したので、ついでに関連本をまとめを。
こちらの記事、ぜひ読んでみてください。
購入金額だけで「顧客を格付け」する愚行 ~ 本当に大切にすべきは「熱狂する顧客」
http://bizgate.nikkei.co.jp/article/95643011.html

ということで、こちらでは長期的な利益を生み出す「熱狂ブランド」の戦略を学ぶ書籍をご紹介。
![]() |
スノーピーク「好きなことだけ! 」を仕事にする経営 山井 太 日経BP社 |
2年前からキャンプを初めて大好きになったキャンプ用品メーカー「スノーピーク」代表、山井太さんの本。スノーピークは、年間キャンプ場で数十泊もするハードキャンパーがこよなく愛する熱狂ブランド。スノーピーカーと呼ばれる熱狂顧客と熱狂的推奨者によって順調に売上を伸ばし、2014年12月に東証マザーズに上場を果たした。

同社決算説明資料「平成27年12月期第2四半期 投資に関する説明会」には、上記の通り顧客の育成ステップが明記されており、得意客、営業支援顧客、経営参画顧客などの顧客を巻き込んだ経営を重視していることが明記されている。「顧客満足ではぬるい。顧客を熱狂させるのだ」「熱狂顧客と熱狂的推奨者こそが、スノーピークブランドの持続的な競争優位の源泉である」という想いが伝わってくる。
![]() |
顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか トニー・シェイ,本荘 修二,豊田早苗 ダイヤモンド社 |
皆さんご存知の通り、ザッポスはネバダ州のラスベガスに本社を置き、米国とカナダで靴や衣料、アクセサリーなどを販売するEC事業者だ。靴のオンライン販売では米国最大で、1999年の創業からわずか10年後の2009年に12億ドルで米アマゾンに買収された。
ザッポスは自らを「靴を売ることになった顧客サービス企業」と称する感動創造企業である。「信じられないくらい素晴らしいサービスだった」「ザッポス最高!」「超音速の配送で、顧客サービス博士号持ちですね」など、感動のあまり涙ながらに書いた礼状を送る顧客がいるほど、ザッポスは顧客を感動させ、熱狂させている。
必読です。
![]() |
シャオミ(Xiaomi) 世界最速1兆円IT企業の戦略 陳 潤,永井 麻生子 ディスカヴァー・トゥエンティワン |
多くの人は中国の携帯キャリアとして認識しているかもしれない謎に包まれた急成長企業シャオミの戦略について考察した本。「中国のスティーブ・ジョブス」の異名をとる創業者・雷軍(レイジュン)が打ち出す「インターネット思想」というコンセプトや「シャオミ方式」と呼ばれる戦略、ユーザーを囲い込む「参加感」の秘密に迫っている。シャオミの戦略は、集中(一機種しかつくらない)、究極(消費者の期待を超える)、口コミ、スピードの4つで、特に口コミが重視されている。携帯電話を売りだす前に、100人の熱狂顧客が参加するコミュニティフォーラムをつくり、驚くべきスピードで機能改良を果たし、熱狂顧客のSNSを使った口コミによって爆発的な成長を遂げたとされる。代表の雷軍(レイジュン)は、「飾らずに言えば、シャオミが売っているのは『参加感』なんだ」と言っている。
厳密な統計ではないが、シャオミフォーラムのユーザーは1000万人に達しており、QQ空間のユーザーは1000万人、ウェイボのフォロワーは300万強、ウィーチャットのフォロワーも280万人に上る。フォーラムやウェイボ、ウィーチャットを通じてできたコミュニティやファンクラブが様々な意見を出し、シャオミもそれを即座に商品に反映させる。このようなひとつひとつのやり取りのなかで、シャオミファンは自発的に口コミを広げていく。
フォーラムには商品開発担当者だけでなく、雷軍などの経営ボードメンバー、開発に携わるエンジニアも積極的に関わり、一日一時間以上もユーザーとのコミュニケーションに投じていたらしい。そこがすごい。また、ユーザーとのコミュニケーションでは「話し言葉で書け。聞いてすぐにユーザーが理解できることがすべてだ」「簡潔にしろ。ユーザーが実際に感じ取って、心が動かされるように」といったルールもあるそうな。シャオミは、とにかく徹底的に顧客に愛されることを志向しており、「ビーフン(シャオミの熱狂顧客)がいて、シャオミがある」という状態になっているとのこと。
口コミ、集中、究極、スピードの4原則について引用。
ユーザーが出した意見は、採用されるとたった一週間でMIUI(基本OS)のシステムに反映される。これは旧来の携帯電話メーカーでは想像もできなかったことだ。ノキア時代には3~5年にやっと1回システムが更新されるだけだったし、Appleの新システム発表は年に1回で、Googleですら四半期に1度だ。だが、シャオミは毎週1回の更新を厳守している。シャオミはその尋常ではない効率と、ユーザーとの密接なコミュニケーションによって、口コミを確立し急速に成長し、今に至っている。
もうひとつ、コミュニティやフォーラムにおいて理想的な状態の記載があったので引用。
シャオミフォーラムには毎日数十万の書き込みがあるプログラマーはそのすべてを読むことはできないため、書き込みの80%以上は、ユーザーが自発的に、他人の質問などに回答をしている。質問だけではない。「シャオミの社員は豚だ」というような悪意の書き込みや悪口にもユーザーは回答しており、問題は大変友好的かつ的確に解決されている。シャオミフォーラムには非正規の管理者であるユーザーがたくさんいて、彼らがBBSの管理を行い、重複した質問を消去し、深く話し合うべき問題にマークをつけ、そののちに、シャオミフォーラムの担当社員に報告している。シャオミのプログラマーの手許に届けられる書き込みは毎日数百にすぎないが、それらは非正規管理者による選別のおかげですべて新しい問題に限られ、同じ問題が重複することはない。このようにしてプログラマーたちは問題の解決に集中できるのである。
すごい。
その他シャオミの顧客に対する理念。
・顧客は友人である
・社員を管理するのは社長ではなくユーザーである
・経営において最善の手段は、すべてをユーザーに委ねること
最後にシャオミのマーケティングについて。
・最もヘビーなユーザーを満足させれば、他のユーザーを満足させることはたやすい
・現在必要とされているのは体験型マーケティングだ
・旧来のメーカーは1台の携帯電話を売ると、それで商売が終わったと思っている。しかし、シャオミにとってそれは商売のはじまりにすぎない
※しかし、良いことだけではない。シャオミは、限定発売を繰り返すことによって飢餓感商法と揶揄する者も多い。これから真価が問われるが、ここまで熱狂戦略を実践するブランドも少ない。ぜひ研究してみて欲しい一冊。
こちらも読んでみるとおもしろいですよ。僕も同じこと(中国製品は安かろう悪かろう)思ってました。
●激安8コアスマホ「Mi 4i」に触れればXiaomiがなぜ急成長できたのか一発で分かる(Gigazine)
http://gigazine.net/news/20150725-xiaomi-mi-4i-review/
![]() |
利益を生み出す熱狂ブランドの作り方 アレン・P・アダムソン ダイレクト出版 |
いかにして偉大なブランドが構築され、優位性を保ち、トップの座を守っていくかについてまとめられた一冊。『優位に立つすべての企業は、自社ブランドのベースとなる「魔力(フォース)」を常に肝に銘じている。』『すべてのものを象徴しようとするブランドは、結局、何も象徴することができない』と説く。
成功し続けるブランドがある一方、急速に人気を博し、同じような勢いで消えていくブランドがあるのはなぜか?
優れたニッチブランドは高度に差別化されていて、ある特定の顧客にとってその違いに高い価値がある。
だからこそ、マーケッターは、人々の関心が高い上に誰も見たことがないような何かを、見つけなければならない。
しかし、史上の変化の激しい今日においては、そだだけでは十分ではない。
優位に立つためのさらなる原動力が必要になる。
それは、「熱狂」だ。
成功するブランドは、顧客を熱狂させるエネルギーを持っている。
熱狂は、「顧客」を「信者」へと変え、巨大な利益を生み出す。
GE、アップル、ザッポス、それにアマゾンといったトップブランドは、いかに優位性を確立し、維持しているのか?
本書は、あならのブランド構築戦略において、即座にかつ効果的に実行できる貴重な見識を授けてくれるだろう。
でも、言っていることは、「顧客が他者に話したくなるようなストーリーやWOW体験をつくってソーシャル拡散!」という平凡なものだった。うぅ…。
![]() |
ムーブメント・マーケティング 「社会現象」の使い方 スコット・グッドソン,山田 美明 CCCメディアハウス |
副題の通り、「社会現象のつくり方や使い方」について考察した本。PR本に多い「流行のつくりかた」とは少し違うアプローチをとっている。そもそもムーブメントとは何なのか?について明確な記載が無いので、自分的に整理すると、「ムーブメントとは社会的課題が人々のつながりによって動的に解決されていくプロセスである」または「ムーブメントとは、世の中に兆しのあるテーマを見出し、世の中ゴト化や仲間ゴト化を促進させることによってブランドマーケティングを行うこと」と言える。
ジャパニーズカルトのムーブメントを創出することによってオニツカタイガーを話題化させた事例や、ペプシのリフレッシュプロジェクト(コーズマーケティング)、生活共同体を築きたいコ・ハウジングムーブメントの事例などが紹介されている。
また、著者は本書の中でムーブメントとトライブの違いについてこんな考察をしており、興味深い。
マーケティングの第一人者であるセス・ゴーディンは、その著書『トライブ 新しい”組織”の未来形』(翻訳:講談社)の中でムーブメントのことを、「あるアイデアや信念が、情熱によりコミュニティ全体に広がる現象」と記している。私は、ムーブメントに参加する人を”トライブ(同族)”と呼ぶゴーディンには必ずしも賛成できない。いろいろな意味でムーブメントは同族的ではない。一般的にムーブメントは民主的で、参加したい人すべてに門出を開いているため、結果的にさまざまなタイプの人が集まるからだ。
ムーブメントは同族の集まりではない。
世間には、ムーブ園とは”トライブ(同族)”の集まりだという誤った認識がある。”同族”とは、先述したセス・ゴーディンらが世に広めた言葉である。しかし私は、ムーブメントに関してこの単語を使うことに異議を唱えたい。”同族”は、グループ内のメンバーが同質・同種であることを意味しているからだ。”同族”という言葉は主に、民族、伝統、居住地などを同じくする人に対して使われる。一方、ムーブメントの場合、全く異なる人々、さまざまな地域のありとあらゆる種類の人々が集まる。彼れが共有しているのは、ムーブメントの中心にある基本的な考え方や、それに対する情熱だけだ。
共通の興味関心を持ったトライブ(部族)の中にも異質な人たちはいるだろ、と思いつつ、言葉の定義って大切よねと。僕の考えるトライブの定義はシンプルで、「共通の興味関心やライフスタイルを持っている」ことだけ。例えば、湘南トライブであれば、湘南居住者が多いだろうけど都内在住で湘南スタイルに憧れる人も含まれるだろうし、サーフィントライブであればサーフィンが好きなだけで性別や居住地関係ないし。誤解しがちなのは、サーフィントライブにもショートボードトライブとロングボードトライブがいたり(お互いそんなに仲が良くない)、湘南トライブと千葉トライブ(居住地や場所としての嗜好)がいたりすること。イメージとして、トライブ内で起こる動的な動きがムーブメントなのかな、と思ってます(ムーブメントが形成されるプロセスでトライブが生まれることもある)
ちなみに、本書の中で
最初の”伝道者”が重要。
社内文化の改革をこれほど重視する理由はほかにもある。それは、企業の従業員がムーブメントの最初の”伝道者”となるからだ。従業員は、社内文化の改革次第で、社外にメッセージを伝える最初の人間になるかもしれない。あるいは、日常的な活動全体を通じて、ムーブメントの理想に従って行動する人間になるかもしれない。
(中略)そこでペディグリーはまず、企業活動の手引き書となる”ドグマ”(Dogとかけている。我が社の活動はすべて犬のため、という意志を示すもの)を作成しました。従業員全員に、今後のペディグリーの活動指針を伝えるパンフレットです。ペプシやペディグリーにこのようなアイデアを提示した時、私はこう言いました。「自社が信じる理念に賛同してくれる消費者を獲得したいのであれば、ムーブメントを生み出す必要があります。そのためには、自社がその理念を信じていることを態度で示した上で、同じリストバンドやTシャツを身につけてムーブメントに参加するよう大衆に呼びかけなければなりません」
という記載と事例紹介があって、「熱狂ブランド戦略をより強固なものにするためには、熱狂社員の存在や巻き込みが重要」という自分の主張と同じで自信を深めた。
![]() |
パーミッション・マーケティング セス・ゴーディン,Seth Godin,(序文)ドン・ペパーズ,Don Peppers,谷川漣 海と月社 |
「マーケットシェアから顧客シェアへ」という潮流が生まれた1990年代後半に書かれたセス・ゴーディンによる全米大ベストセラーである本書。「(新規顧客ではなく)既存顧客の70%に焦点を当て、利益を増やす」。そのためには、「顧客に心を開いてもらう=パーミッション」を獲得することが重要であることを説いている。「パーミッションはプロセスであって、瞬間のものではない」 「パーミッションはいつでもキャンセルされうるものである」といったソーシャルメディア時代における企業と消費者の関係性の本質が書かれています。リレーションシップマーケティング(関係性マーケティング)やCRM(Customer Relationship Management)の本質を理解するためにも読んでおきたい一冊。
![]() |
顧客の信頼を勝ちとる18の法則-アドボカシー・マーケティング- 山岡 隆志 日本経済新聞出版社 |
アドボカシーマーケティング(徹底的に顧客側に立って物事を考え実行する信頼ベースのマーケティング手法)を学ぶなた間違いなくこの一冊。アドボカシーマーケティングの権威であるグレンアーバン教授に師事した山岡氏が著した渾身の一冊。究極まで顧客利益を優先した(売り手主導型ではなく顧客主導型の)マーケティングを行うことによって、企業と顧客の間に長期的な信頼やロイヤルティが形成され、売上および利益が向上することを解説している。高いロイヤルティが形成された顧客は、単なるファンではなくブランドのエバンジェリスト(伝道者)になって次のお客様を連れてきてくれる。世の中がデジタルやソーシャルだからこそ、思想や企業哲学について学んでおきたい。
![]() |
売上につながる「顧客ロイヤルティ戦略」入門 遠藤 直紀,武井 由紀子 日本実業出版社 |
今回紹介している本の中で最も強く推奨したい一冊。全員必読です。
以下「はじめに」から引用。
本書では長期顧客志向の経営を実践し、顧客が喜び、その結果、継続的に収益がもたらされるための方法論を紹介する。
これまで企業が散々取り組んできた顧客満足(CS)活動と、本書で紹介するロイヤルティ経営は、似て非なるものである。前者が顧客の期待にしっかり答えることを目指すことに対して、ロイヤルティ経営は顧客の期待を良い意味で裏切るレベルまで目指す。
「この会社はこんなに親身になってくれるんだ」と感動した経験のある顧客は、企業に対して強い愛着を感じ、他社の誘惑には決して乗らず、「この会社はいいよ」と人におすすめし、より長くその企業を支える存在になってくれる。今いる顧客基盤をテコに新規事業を構想する経営者は多いが、ロイヤルティのない顧客は、いくら長年の付き合いがあっても新商品に見向きもしない。(中略)
モノにあふれ、顧客の気持ちも移ろいやすい今、企業はロイヤルティ創出から目をそむけられない状況にある。そして、短期的利益重視の経営と長期的視点に立った顧客価値重視の経営では、後者のほうが好業績を生むことは、数多くの事例研究からすでに明らかになっている。
自分が言いたいこと(セミナーで熱弁していること)の多くが、すでに言語化&理論化されていることに強い嫉妬と悔しさを感じつつ、心の底から賞賛の声を上げたい。ビービットさんすごい。ということで、皆さん読んでください。
![]() |
サポーター論 ~一度きりのお客さんが熱狂的サポーターに変わる!~ 勝村 大輔 ギャラクシーブックス |
Amazonでひっかかったので一読。
<ファン>
・観戦する人
・楽しむ人
・夢を見る人
・LOVE<サポーター>
・応援する人
・支持者・賛同者
・夢を共有する人
・クレイジー
と、ファンとサポーターを分け、サポーターを増やすことを提唱。また、ファンにないサポーターの特徴として「当事者意識」を挙げている(ただ単に好きなだけでなく、そのブランドやお店の当事者として振る舞う)。サポーター論という題名ですが、サッカーやスポーツに限ったことでなく、熱狂顧客や熱狂的推奨者が、いかに持続的な利益の源泉となってくれているかを説いている。
![]() |
角川インターネット講座 (5) ネットコミュニティの設計と力 つながる私たちの時代 近藤 淳也 KADOKAWA/角川学芸出版 |
はてな代表取締役会長の近藤淳也氏によるネットコミュニティ設計のハウツー本。熱狂ブランドを育成するためには、ブランドと顧客、顧客と顧客がコミュニケーションをとり、熱量を上げていくコミュニティが設置されることが多い。しかし、このコミュニティというもの、とにかく設計と運用が難しい。それを証拠に、2000年代に開設された多くのブランドコミュニティは、そのほとんどが閉鎖されている。
本書では、はてなの近藤氏だけでなく、ネット界で著名な実践家(Hagexさんやnanapiのけんすう君)によるコミュニティ運営術やつくり方について、そのノウハウをあますところなく公開してくれている。めちゃくちゃ参考になるので読んだほうがいい必読の一冊。
![]() |
Hooked ハマるしかけ 使われつづけるサービスを生み出す[心理学]×[デザイン]の新ルール ニール・イヤール,ライアン・フーバー,Hooked翻訳チーム,金山 裕樹,高橋 雄介,山田 案稜,TNB編集部 翔泳社 |
これまたおもしろい本でした。人びとがなぜこんなにもTwitterやFacebookやInstagramにハマるのか、実践的な心理学に基いてまとめられています。
本の中で紹介されているのが下図のフックモデルというもの。

外的・内的なトリガーによって「習慣化」のきっかけをつくり、簡単なクリックやスクラップによって行動を促し、人との「つながり」や「承認」によって報酬を与え、フォロワーの蓄積や完全にパーソナライズされたお気に入りコンテンツのスクラップ(リスト)などによってサンクコスト(埋没原価)を生み出させ、離脱を防止する(投資)という、ユーザーをハマらせる仕掛けと仕組みが抱負な事例とともにまとめられている。
メディアやコミュニティ担当者、もしくはそれらを立ち上げたいと考えている人にとって必読の一冊。
![]() |
小さな会社を強くする ブランドづくりの教科書 岩崎 邦彦 日本経済新聞出版社 |
最後に。熱狂ブランドの戦略を学ぶ前に、とても奥が深いブランドマーケティングの全体像や体系を学んでおくことをお勧めしたい。難解な本が多い中、個人的に良かったのはこちらの一冊。タイトルに「小さい会社を強くする~」とあるが、街のパン屋さんや中小企業の話ではない。年間数百億円~数千億円を売り上げる巨大ブランドにおいても普遍的で重要なことがわかりやすくまとめられている。ぜひ手にとってもらいたい一冊。
いわゆる「熱狂戦略」とはずれるけどおもしろかった本はこちら。
![]() |
ぼくらの仮説が世界をつくる 佐渡島 庸平 ダイヤモンド社 |
宇宙兄弟や働きマンやドラゴン桜をヒットさせた敏腕編集者、佐渡島庸平さんの著書。人生を最高に楽しむための仕事の仕方について考えさせてくれる本。めちゃくちゃ良書なので、超お薦めです。下記引用。
世の中を変える「ドミノの1枚目」は、どこにあるのか?
魔法のような一手は、どこにもありません。誰も気付いていない、秘密の楽な方法なんてものは、どれだけ論理的に考えても、どれだけ未来を予測しても、見つからないでしょう。
1枚目のドミノは「基本」である、ということを述べましたが、実はそれよりも大切なものがあります。
1枚目のドミノ、それは、「たった一人の熱狂」です。
熱狂している人が、仮説を立てること。それが、2枚目のドミノ。
3枚目のドミノは、もう一人では倒すことができません。熱狂している人のまわりに集まってきている人たちが倒すのです。
それで、やっと、ぼくらの仮説が世界をつくることができるのです。
しびれます。必読。
![]() |
熱狂するシステム (シリーズ社会システム学) 中井 豊 ミネルヴァ書房 |
個人の熱狂というより、社会に流行が発生するメカニズムの科学的解明にアプローチしている一冊。ロジャースのイノベーター理論を細かく解説している印象。自分ゴト化、仲間ゴト化から世の中ゴト化に至るプロセスに迫っている。学術的な本なので、理論をおさらいしておきたい方は読んでみても良いかも。
![]() |
熱狂する社員 企業競争力を決定するモチベーションの3要素 (ウォートン経営戦略シリーズ) デビッド・シロタ,スカイライトコンサルティング 英治出版 |
熱狂ブランドは熱狂社員から生まれる。自身が担当している商品を、身内には薦めたくない担当者が多いブランドに未来はないからだ。
本書は、熱狂ブランドを育成するための熱狂社員育成本ではないが、経営層やマーケティング本部長、ブランドを統括的に管理するブランドマネージャーは読んでおきたい一冊。①公平感、②達成感、③連帯感の3つをモチベーションの源泉とし、それぞれ細かく解説してくれている。
うちも頑張ります。
![]() |
社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論 イヴォン シュイナード,Yvon Chouinard,森 摂 東洋経済新報社 |
THE NORTH FACEと並んで好きなアウトドアブランドであるpatagonia創業者による経営論。百年後も存在する経営を志向し、無理な成長よりも環境との共生や「持続可能性」を重視する。ほとんど広告を打たず、pagagoniaの熱狂顧客と熱狂的推奨者によるクチコミこそが持続的な成長を実現すると提唱している。
人事の理念で紹介されていたのは下記の言葉。
「人生の達人は、仕事と遊びに区别も、労働時間と余暇、心と体、教育と娯楽の区别もつけない。両社の違いがわからないのだ。何をするのであろうとひたすら至高の状態を求め、仕事か遊びかの判断は他者に委ねている。本人にしてみれば、常に両方を行っているようなものだ」―― フランソワ・オーギュスト・ルネ・シャトーブリアン
社員は、サーフィンだろうが、クライミングであろうが、育児であろうが、勤務時間に関わらず、好きに自己で判断して仕事に取り組めば良い。
もしサーフィンに行くことで仕事が遅れたら、夜や週末に仕事をして遅れを取り戻せばいい。そんな判断を社員一人一人が自分でできるような組織を望んでいる。
理想だ…。
※こちらに「熱狂ブランド戦略」についてまとまってます。合わせてぜひ。
購入金額だけで「顧客を格付け」する愚行 ~ 本当に大切にすべきは「熱狂する顧客」
http://bizgate.nikkei.co.jp/article/95643011.html

楽天は1月26日、「楽天市場」において、バーチャル試着サービス「バーチャル・フィッティングルーム」と、最適な衣服サイズを提案するサービス「フィット・アドバイザー」の試験提供を開始したと発表した。
2015年7月に子会社した「Fits.me Holdings Limited」の技術を活用。バーチャルで試着できるサービスを提供し、購入促進につなげるほか、返品率の低下につなげる。
「バーチャル・フィッティングルーム」は、衣服の購入前に、ユーザーがいろいろなサイズを試着する際のイメージをバーチャルで確認できるサービス。
ユーザー自身の身長や体重などのほか、好みのフィット感(ゆったりめ、ぴったりめ)を入力することで、どの衣服やサイズが体型に合うのかを確認できる。
「フィット・アドバイザー」は、ユーザーが身長や体重など体型に関する情報を入力すると、その商品のおすすめサイズ(S、M、Lなど)を表示するサービス。
アパレルの場合、たとえばSサイズでもブランドごとにサイズが異なるため、ユーザー情報からその商品のおすすめサイズを表示し、迷わずに購入できるようにする。
「バーチャル・フィッティングルーム」は「紳士服はるやま楽天市場支店」のメンズ用ワイシャツ約60点で利用可能。「フィット・アドバイザー」は、「スタイライフ」における約8000点の商品を対象にサービスを展開する。
試験導入で良い結果が得られれば、「楽天市場」に出店するアパレルショップへの導入につなげていく予定。利用料金などは、現時点ではまだ決まっていない。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:「楽天市場」でバーチャル試着サービスを試験導入、楽天
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.


ニューズ・ツー・ユーでは、ニュースリリース・プレスリリース配信サービス「News2uリリース」をご活用いただいている企業様の中から毎月、優れたネットPR施策に「月間ベスト ネットPR賞」を贈呈しています。
このたび、2015年1月から12月までの選考企業が出揃いました。
そこで一年間の受賞施策を改めて振り返り、ネットPRのお手本にしたいポイントを改めておさらいします。さらに、そこから「2016年のネットPRに求められる要素は何か?」についても考えてみたいと思います。
では、まず「おさらい編」です。
2015年1月【株式会社Z会】センター試験の受験生に寄り添うネットPR2015年1月の大学入試センター試験に合わせて、「センター試験前日~当日~試験後の注意点!」という医学部志望者向けのブログ記事や、出題分析、ニコニコ生放送での当日答え合わせ企画、Vine(バイン)に縁起動画を配信して受験生を応援するプロジェクトなど、全国の受験生をサポートする情報をタイムリーに提供。受験生にリーチしやすいメディアを横断的に活用したネットPR施策が見事でした。
2015年2月【株式会社ニューバランス ジャパン】大型プロジェクトのニュースをテーマごとに配信【ベスト ネットPR賞】2015年1月の初受賞は、Z会様の大学入試センター試験における受験生支援!各担当者様から受賞コメントを頂きました。
表彰制度「月間ベスト ネットPR賞」を新たに新設2015年度に新設されました、ネットPRサービス「News2uリリース」を活用する企業様の中から毎月1社、特に優れたネットPR施策を展開した企業様を選考…
「ニューバランスがフットボール市場へ参入!」というビッグなニュースを強く記憶に残してもらえるよう、「参入の背景」「サプライヤー契約クラブの紹介」「スポンサー契約選手の紹介」「グローバル記者発表会の報告」「日本の記者発表会の報告」など、内容ごとに分けてリリース配信。ビジネスの視点でニュースを受け取る人、サッカーファンとして受け取る人、ニューバランスのブランドのファンなど、立場の違うさまざまな受け手の視点を考慮して情報をきめ細かく届けました。
2015年3月【学校法人近畿大学】「WHY」「HOW」をしっかり伝えるニュースリリース【ベスト ネットPR賞】2015年2月は、ニューバランス・フットボール ローンチに関するネットPR施策!
すでに ニュースリリースで発表させていただきましたとおり、2015年2月の「月間ベスト ネットPR賞」は 株式会社ニューバランス ジャパン 様です。 2015年2月の月間ベスト ネットPR賞は、株式会社ニューバランス ジャパン様のニューバランス・フットボール ローンチに関するネットPR施策です。 …
「近畿大学 平成27年度一般入試志願者数確定 過去最高の11万3,704人!」というニュースを、その要因となった3つの背景のデータと分析を添えてリリースで報告。「メディアの方をはじめリリースを読まれる方々に本学躍進の理由をご理解いただき、大学入試の現状もお伝えしようとするものでした」と、ニュース発信の意図を明確して、読み応えのある内容に仕上げています。 近畿大学様では、ほかにも全国の付属学校や学生のゼミ活動、クラブ活動などの話題も積極的にニュース発信しており、2015年は約360本のリリースを「News2uリリース」で配信いただきました。日本初の完全ネット出願や、教科書販売でAmazonと提携するなど、ネット活用で一歩先を行く近畿大学のネットPRは、お手本にしたいアイデアに富んでいます。
2015年4月【日本テクノ株式会社】社会に役立つ質の高い情報をオウンドメディアで発信【月間ベスト ネットPR賞】2015年3月は「価値あるニュースを作り出し、オンラインで発信を続ける」近畿大学様のネットPR事例が受賞!担当者様からの受賞コメントを公開
すでにニュースリリースで発表させていただきましたとおり、2015年3月の「月間ベスト ネットPR賞」は学校法人近畿大学様です。選考理由(ニューズ・ツー・ユー ベスト ネットPR賞 選考委員会より)20…
省エネや電気事業に関する正しい情報を多くの人に知ってもらうために、環境問題や省エネの情報を企業、自治体、一般家庭、小・中学生などに向けて多角的に発信している日本テクノ様。そのコンテンツのひとつ、「ニッポン環境都市探訪」の記事が47都道府県を制覇した実績をリリースで報告。コツコツ取材を重ねて質の高いコンテンツを継続的に作り続けてきた取り組みや、ニュースリリース、Facebook、自社発行の新聞などを活用した情報発信で信頼感の高いネットPRを行っています。
2015年5月【アイリスオーヤマ株式会社】人に話したくなる暮らしの調査レポート企画【月間ベスト ネットPR賞】2015年4月は、環境都市ポータルサイト「ニッポン環境都市探訪」を中心とした、日本テクノ様のネットPR事例が受賞!担当者様からの受賞コメントを公開
すでに ニュースリリースで発表させていただきましたとおり、2015年4月の「月間ベスト ネットPR賞」は 日本テクノ株式会社 様です。 2015年4月の月間ベスト ネットPR賞は、コンテンツマーケティングおよび企業ブランディングのためのネットPRの優れた事例として参考になる、日本テクノ株式会社様の環境都市ポータルサイト「ニッポン環境都市探訪」に関する施策です。 …
季節の行事や記念日に合わせたテーマで、「他の人はどうしているのか気になるけれどなかなか聞けない暮らしのあれこれ」をアンケート調査するコンテンツ「暮らし調査隊~暮らしのあれこれアンケート」の調査結果を、タイトルやイラストを工夫して、驚きと発見のある記事に仕上げています。受賞した調査結果のリリースは、Webメディアやソーシャルメディアでたくさん取り上げられて話題になりました。
2015年6月【株式会社MS-Japan】抜群のタイトル力とタイムリーなテーマ選定【月間ベスト ネットPR賞】2015年5月は、「アイリス暮らし便利ナビ」アンケート調査に関する、アイリスオーヤマ株式会社様のネットPR事例が受賞!担当者様からの受賞コメントを公開
すでに ニュースリリースで発表させていただきましたとおり、2015年5月の「月間ベスト ネットPR賞」は アイリスオーヤマ株式会社 様です。 2015年5月の月間ベスト ネットPR賞は、アイリスオーヤマ株式会社様の「アイリス暮らし便利ナビ」アンケート調査に関するネットPR施策です。 …
会計分野の専門メディア「KAIKEI NET(カイケイ・ネット)」と、法律分野に特化した「LEGAL NET(リーガルネット)」という2つのオウンドメディアを運営し、その新着コラムをリリースで告知。時事に合ったテーマ選定と、タイトルのつけ方がとても秀逸です。コラム記事は社内のコンサルタントが3~4人で作成していて、続けているうちに質や専門性の高いコンテンツを自社で制作できる体制が整ってきたとのこと。ニュースサイトやブログで取り上げられる機会も目に見えて増えているそうです。
2015年7月【株式会社ゼロスタート】上半期の登壇実績を一覧化してニュースリリース配信【月間ベスト ネットPR賞】タイムリーな話題をキャッチーなタイトルでお届け!2015年6月は株式会社MS-Japan様が受賞!担当者様からの受賞コメントを公開
すでに ニュースリリースで発表させていただきましたとおり、2015年6月の「月間ベスト ネットPR賞」は 株式会社MS-Japan 様です。 2015年6月の月間ベスト ネットPR賞は、株式会社MS-Japan様のネットPR施策です。 …
このところのEC市場をめぐる急激な変化に伴い、2015年多数のイベントに登壇したゼロスタート様は、7月に上半期に登壇したセミナーテーマをまとめて紹介するニュースリリースを配信。終了したセミナーの実績を改めて一覧にして告知することで、自社サービスの価値領域と強みをしっかり伝え、自社のブランド力強化にもなっているリリース活用のアイデアが評価されました。
2015年8月【東北芸術工科大学】大学の理念と価値がリリース1本1本に反映【月間ベスト ネットPR賞】イベント・セミナーとコンテンツでの情報発信でリード増に繋げる!2015年7月はゼロスタート様が受賞!担当者様からの受賞コメントを公開
すでに ニュースリリースで発表させていただきましたとおり、2015年7月の「月間ベスト ネットPR賞」は 株式会社ゼロスタート 様です。 2015年7月の月間ベスト ネットPR賞は、株式会社ゼロスタート様の2015年上半期・登壇セミナーテーマまとめ報告のニュースリリース施策です。 …
アートとデザインで現代社会が抱えるさまざまな課題──人口減少や少子高齢化、震災復興などを創造的に解決していける人材を育成することを理念としている東北芸術工科大学様。同学が発信するニュースリリースは、カリキュラム、イベント、プロジェクト告知などすべてにその理念が反映されており、1本1本のリリースから社会貢献度の高い教育活動を行っている様子が伝わってきます。ニュース発信のひとつひとつが大学のブランディングにつながっています。
2015年9月【株式会社ワコール】下着にまつわる素敵な「コト」をさまざまな形でPR「芸術」が社会に与える「意味と意義」をリリースを通して広めたい!2015年8月は東北芸術工科大学様が受賞!担当者様からの受賞コメントを公開
すでにニュースリリースで発表させていただきましたとおり、2015年8月の「月間ベスト ネットPR賞」は東北芸術工科大学様です。選考理由(ニューズ・ツー・ユー ベスト ネットPR賞 選考委員会より)20…
「睡眠の日」(9月3日)、「パンツの日」(8月2日)、「ブラジャーの日」(2月12日)といった記念日や、シーズンイベントに合わせてさまざまな“話題づくり”を行っているワコール様。パンツを一輪の花の形にラッピングしてプレゼントする「パンツフラワー」や、マンネリ化した恋人やパートナーとの関係をリフレッシュさせる「パン捨離」のススメ、2016年の縁起を呼び込む「申赤下着」など、記憶に残る提案を次々に発信しています。また、オウンドメディアの読み物コンテンツでも下着やボディに関する多彩な話題を提供しています。
2015年10月【株式会社ヴァル研究所】感謝・応援・ワクワクが伝わる「愛されるネットPR」思わず読みたくなるコンテンツを作り、リリースで伝える!2015年9月のベスト ネットPR賞のワコール様より受賞コメントいただきました
すでに ニュースリリースで発表させていただきましたとおり、2015年9月の「月間ベスト ネットPR賞」は 株式会社ワコール 様です。 2015年9月の月間ベスト ネットPR賞は、株式会社ワコール様の「睡眠の日」およびハロウィンのシーズンイベントにまつわるネットPR施策です。 ネットPRでは、季節や年中行事と絡めたタイムリーなニュース発信が効果的です。 …
乗換案内アプリ「駅すぱあと」で大型連休中に「よく検索された駅ランキング」を調査・発表する企画を2015年秋からスタート。自社データを使った公共性の高い調査レポートはメディアやネットユーザーのニーズも高く、企業発のニュースづくりのお手本に。また、経営に苦慮している日本各地の鉄道を「1シェア5円」で支援する「YELL for 鉄道 JAPAN」プロジェクトでは、ハートウォーミングな動画を作って想いを伝え、たくさんの人たちの共感を呼びました。
2015年11月【エレクター株式会社】ニッチな製品ほどきめ細かいネットPRを共感を呼ぶ表現や企画で、潜在層に想いを伝える!2015年10月のベスト ネットPR賞のヴァル研究所様より受賞コメントいただきました
すでに ニュースリリースで発表させていただきましたとおり、2015年10月の「月間ベスト ネットPR賞」は 株式会社ヴァル研究所 様です。 2015年10月の月間ベスト ネットPR賞は、株式会社ヴァル研究所様のスマートフォン版「駅すぱあと」アプリおよび「YELL for 鉄道 JAPAN」プロジェクトのネットPR施策です。 …
2015年11月に開催された病院・福祉設備機器の展示会に、給食向けの新調理システムや、薬剤の収納&運搬カートなどを出展。それぞれの製品の情報を、必要としている人たちに確実に届けるために、イベント出展のニュースを製品ごとに分けてリリース配信。さらに展示会当日にも、その日開催されるデモンストレーションの情報を自社ブースの写真を添えてニュースリリースで告知するなど、きめ細やかな情報発信が評価されました。
2015年12月【ヤマハ発動機株式会社 コーポレートコミュニケーション部】社内外のブランディングを同時に高めるPR施策イベント出展のニュースを展示製品ごとに分けてリリース配信したエレクター様が2015年11月のべスト ネットPR賞!受賞コメントもいただきました
すでに ニュースリリースで発表させていただきましたとおり、2015年11月の「月間ベスト ネットPR賞」は エレクター株式会社 様です。 2015年11月の月間ベスト ネットPR賞は、エレクター株式会社様のイベント出展に関するネットPR施策です。 …
ブランドスローガンである「Revs your Heart」を社内に浸透させるために、同スローガンをテーマとしたオリジナルの「Revストレッチ」を開発して2015年10月より全社に導入したヤマハ発動機様。社内での評判が非常によかったことから、導入1ヵ月後の成果をニュースリリースで報告。社外に向けた企業ブランドPRとインナーブランディング、および社内のさらなるモチベーションアップという好循環を生むネットPRを行っています。
自社ブランドスローガンがテーマのストレッチをリリース配信したヤマハ発動機様が、2015年12月のべスト ネットPR賞を受賞!
すでにニュースリリースで発表させていただきましたとおり、2015年12月の「月間ベスト ネットPR賞」はヤマハ発動機 コーポレートコミュニケーション部様です。選考理由(ニューズ・ツー・ユー ベスト ネ…
以上、1月から12月までの受賞企業の優れたポイントを振り返ってみました。
後編では、これらを踏まえて「2016年のネットPRに求められる要素は何か?」について考察します。