ネットショップ担当者フォーラム

ロコンドが22億円を投じて物流機能を強化、GLP社の新倉庫に移転

9 years 10ヶ月 ago
総額22億円となる5年間の賃貸借契約を結び、ロコンドのEC事業者のほか、EC支援事業の商品を配送

ロコンドは22億円を投じて物流機能を拡張する。Global Logistic Properties社が千葉県八千代市に構える物流倉庫「GLP八千代倉庫」に物流機能を移転。総額22億円となる5年間の賃貸借契約を結び、ロコンドのEC事業者のほか、EC支援事業の商品配送の拠点とする。

新倉庫の所在地は千葉県八千代市。地上4階建ての倉庫の1階と4階を賃借する。増床を予定しており、敷地面積は約3万6000平方メートル。新倉庫の延べ床面積は現在比2倍となる予定。

現在倉庫を構えているのは東京都江東区。今回の倉庫移転は創業から4回目。

ロコンドは千葉県八千代市のGLP社の物流倉庫に物流拠点を移転

GLP社の倉庫内の1階と4階を賃借する

ロコンドではEC事業のほか、EC支援などのプラットフォーム事業が拡大している。自社EC支援事業(BOEM)は合計8社、店舗欠品フォーローなどのLOCOCHOCは合計約500店舗、全国百貨店や直営店に商品を配送する倉庫運営受託事業は合計2社。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

中国向けECは酒類の販売に“商機”あり。ワインなどがオンラインでバカ売れする理由 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

9 years 10ヶ月 ago
「JD.com」では、2015年に2200万本のワインを販売し、2014年比で倍以上を売り上げている

お酒をたしなむ中国人のうち、90%が店舗で酒類を購入しつつも、オンラインでも55%がワインなどのアルコール飲料を購入しているという調査結果をニールセン社が発表しました。飲酒習慣のある中国人の55%が、オンラインでお酒を購入しているのです。

なかでも、若い消費者がオンライン購入を利用しているようです。アマゾン中国の発表によると、2015年の輸入ワインの売り上げは550%増加。ワインの平均注文価格も40%上昇したそうです。

中国での酒類販売において、オンラインは重要なチャネルになっています。

ニールセン社は、酒類のオンライン売り上げは2014年比で23%増加したと試算。オンラインは酒類のバリエーションが豊富なため、多く購入すると答えた中国人回答者もいました。

2015年の中国での酒類売り上げは2014年比で8.9%上昇。ビールの売り上げは8.3%増だったのに対し、輸入ワインの売り上げは26.8%も伸びています。

一方、生産者が流通量を抑えたため、ウォッカ、ウィスキー、リキュール類の売り上げは落ち込みました。なお、調査の中で詳しい金額は明らかにされていません。

30~39歳の消費者が最も多くオンライン注文を利用しており、その世代は酒類の22%をオンラインで購入しています。この年代の消費者は、高級感のあるパケージのお酒を買う傾向があるそうです。

ニールセン社は、アルコール飲料のブランドや小売業社は、中国でのデジタルマーケティングを強化すべきだと指摘。20~39歳の中国人の8割は毎日インターネットを利用しているため、インターネット広告やソーシャルメディアでの活動が有効だそうです。

中国の小売企業にとって、ワインは注目度の高いカテゴリーです。インターネットリテイラー社発行の「中国 EC事業トップ500社 2016年版」で第4位に入っているアマゾン中国では、2015年の輸入ワインの売り上げが550%増加。ワインの平均注文価格も40%増えました(金額は非公開)。

アマゾン中国によると、中国の消費者はフランス、オーストラリア、チリ、アメリカのワインを好む傾向があるようです。

アマゾン中国で2015年に売れた輸入アルコール飲料トップ10

  1. ラフィット・レジャンド(赤)
  2. ジョエル・ロブション・ヴァントー(赤)
  3. カッシェロ・デル・ディアブロ(赤)
  4. バカルディ スーパー・ホワイト・ラム
  5. ジムビーム バーボン・ウィスキー
  6. ビエント・デル・スール(白)
  7. サフラム・ドライワイン(赤)
  8. ライラップ・ドライワイン(赤)
  9. サフラムIGP(赤)
  10. スカイウォッカ
    (Source: Amazon China)

インターネットリテイラー社発行「中国 EC事業トップ500社 2016年版」で1位の「JD.com」は先日、オーストラリアのワインブランド「ペンフォールズ」の販売を中国で開始すると発表しました。

「JD.com」は、2015年に2200万本のワインを販売。ワイン販売数は2014年の倍以上になっているそうです。「JD.com」のマーケットプレイスである「JD Worldwide」では、外国の小売企業が中国で酒類を越境販売できるようにしています。

「JD Worldwide」を利用する海外の小売企業は、消費者からオーダーが入ると、簡易的な通関システムを利用して、中国国内に商品を配送することが可能です。

中国でオンライン販売を始めたい海外ブランド向けのレポートは、2015年11月号のインターネットリテイラー誌内に、「オープン・ドア・ポリシー」(英語)というタイトルで掲載しています。

中国のECデータは、最新の「中国 EC事業トップ500社 2016年版」(英語)で閲覧できます。

  • 「Internet RETAILER」のオリジナル記事はこちら

Internet RETAILER

世界最大級のネット通販業界の専門誌「Internet Retailer」は、雑誌のほか、Web媒体、メールマガジンなどを運営。Vertical Web Media社が運営を手がけている。

Eコマースの戦略に関し、デイリーニュース、解説記事、研究記事、電子商取引におけるグローバルリーダーをランク付けする分析レポートなどを発行している。

Internet RETAILER

中国EC向け流通業者に追加出資、顧客企業の中国でのEC販売を促進、トランスコスモス

9 years 10ヶ月 ago
トランスコスモスの出資比率はこれまでの26.3%から39.9%に

トランスコスモスは6月20日、中国でコスメ・パーソナルケア・食品EC向けに流通事業を手がける優趣匯(上海)供応鏈管理(UNQ)に追加出資し、資本・業務提携を強化することで合意したと発表した。出資比率をこれまでの26.3%から39.9%に増やす。

追加出資でUNQとの関係を強め、トランスコスモスの顧客である日本企業の商品を、中国のEC事業者を通じて販売するモデルを推進する。

UNQは、資生堂、コーセー、サンスター、ユニチャーム、カルビーなど日本ブランドを中心にしたEC向け流通事業者。ブランドや販売会社からEC販売代理権を取得し、中国のさまざまなEC事業者に卸・販売促進を手がける。

EC向けの化粧品/パーソナルケア、食品流通事業者としては中国で最大規模。2020年の売上額は600億円を上回る計画。

トランスコスモスはUNQと2015年3月に資本・業務提携。これまで大きな実績が生まれているようで、連携強化で中国EC市場での顧客企業の商品の流通を促進する。

トランスコスモスは、グローバルECワンストップサービスに力を入れている。中国や東南アジア、欧州、米国など各国に対応。EC進出アウトソーシングサービスのほか、現地有力モールへの出店サービス、越境EC、商品仕入販売、商品ディストリビューションなど、企業のニーズに合わせて提案している(参考記事)。

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

中川 昌俊

店舗情報6116件・会員情報62万件が流出していた。漏えい事故でGMOメイクショップが再調査

9 years 10ヶ月 ago
2年前の当時、漏えいしたのは店舗情報320件、会員情報10万1624件と公表していた

ネットショップ構築サービス「MakeShop」で2014年に発生した情報漏えい事件で、GMOメイクショップは6月21日、当時公表した数字を大きく上回る6116店舗の会員情報、合計62万5578件のメールアドレスなどが流出していたことを明らかにした。

警察からの情報提供をもとに再調査を実施したところ、当初発表を上回る情報漏えいの件数が発生していることが判明したという。

問題となった事件は、「MakeShop」への不正アクセスで最大320店の店舗管理者用IDやパスワード、39店舗で最大10万1624件の会員情報が漏えいした可能性があると、2014年9月24日に公表していたもの。

改めて調査を行った結果、6116店の店舗管理用ID、パスワードのほか、当時店舗に登録されていた62万5578件の会員ID、ハッシュ化したパスワード、氏名、生年月日、性別、住所、メールアドレス、職業、ポイント情報、決算区分などの情報が流出していたことが明らかになったという。クレジットカード情報の流出はないとしている。

6116店舗のうち、現在も運営中の店舗数は531店舗。退店済みの店舗数は5585店舗。

GMOメイクショップは、運営中の店舗に対してパスワードの再設定をメールで案内。未対応の店舗に関しては強制的に変更した。すでに退店済みの店舗に対しては連絡ができないとして、専用フリーダイヤルで問い合わせの受け付けを行っている。

今回の事態を受けて、「MakeShop」管理画面ログインのセキュリティ強化を図り、抜本的なシステムリスク管理体制の強化策を進める。社内にシステムリスク管理委員会を設置。セキュリティ専門の第三者機関を交えたさらなるシステム運用改善計画を立案し、実行する。

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

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中川 昌俊

成長のカギはソーシャルメディア活用 自社ECサイトを伸ばす最新の米国EC事例 | IRCE2016から見えた米国eコマース最前線

9 years 10ヶ月 ago
今後の日本では何が起きる? 世界最大規模のeコマースイベント「IRCE」からEC事業者に役立つ最新情報を紹介(vol.2)

米国のEC業界では、ソーシャルメディアを駆使した“独自モデル”を構築して成長しているEC企業が増えています。なかには2500%という驚異的な成長を遂げている企業も。そんな事例などが明らかにしされた世界最大規模のeコマースイベント「IRCE(Internet Retailer Conference+Exhibition)」(6月7~10日にシカゴで開催)から、最新のEC事例、オムニチャネル事例を紹介します。

自社サイトECを成長させるための3ポイント

大手ではできないスピード感で、“独自モデル”を築いて急成長を遂げた事例をいくつか共有します。その事例に共通する成長のポイントは次の通り。

  • 新しいカテゴリーでビジネスチャンスを創出
  • 単品に絞って販売する
  • 食品以外の定期購入モデル作り

こうした点は、独自サイトを持つ中堅企業の成長のヒントになるはずです。

食品の通販で新しいカテゴリー創出したECサイト「HOME CHEF」。このサイトは2500%という驚異的な伸び率で成長しています。

レシピや食材をすべてセットにして消費者に配送、ユーザーはそれをレシピに沿って簡単に調理して食べるという日本でもありそうなビジネスモデル。「HOME CHEF」が急成長している理由は、「料理が苦手な人」をターゲットに設定しているという点です。

「HOME CHEF」のTOPページ

「HOME CHEF」のTOPページ

「単品」商材の販売に集中するマットレス販売の「saatva」のほか、男性用の髭剃りをユニークなYouTube動画をきっかけに新規客を獲得し、髭剃りの替刃やスキンケア用品を定期購入へつなげる「サブスクリプションコマース」の成功事例も紹介されました。

「サブスクリプションコマース」の事例として取り上げられたECサイト

こうした自社ECサイトを中心に成長している企業の集客方法は「YouTube」のほか、「Instagram(インスタグラム)」の活用といったソーシャルメディアを最大限利用しています。「IRCE」ではソーシャル経由売上が急速に増えているデータも紹介されています。

米国EC売上トップ500社が抱えている各ソーシャルメディアのフォロワー数

米国EC売上トップ500社の各ソーシャルメディア経由の売上推移

最近は、投稿した写真や動画が短時間で消える機能を持つ「Snapchat(スナップチャット)」も、ネット上のセール活用で急速に広がっています。近いうちに、日本でも利用が広がる可能性がありますので注目しておきたいところです。

シカゴのユニクロの入口の写真:あらゆるソーシャルを活用している

シカゴのユニクロの入口の写真:あらゆるソーシャルを活用している

オムニチャネル推進に必要な3段階の手順

日本のEC市場で注目を集める「オムニチャネル」は、米国においてその言葉が強調して使われることはありません。店舗やブランドを持つ企業にとっては、「ごく普通の活動」となっていることが印象的でした。

オムニチャネルの事例で有名なターゲット社の幹部が登壇したセミナーでは、これまでの取り組みを振り返り「いきなり理想のオムニチャネルをめざしても上手くいかないので、手順を追って進めていくべき」と指摘。ステップを踏んで進めることの重要性を説明していました。

その手順とは以下の通りです。

  1. ネットで注文した商品を在庫のある店舗で受け取れるようにする(店頭在庫の活用と店舗スタッフの慣れ)
  2. ネットで注文した商品を店舗や物流センターからスピーディーに届ける(お客さまの指定時間に確実に届ける仕組みを作る)
  3. ネットで注文した商品をどこでも好きな場所・都合の良い時間で受け取れるようにする(全店の仕組み、店舗の一体化)

その結果、ネット売上を増やしながら、ネット注文の内15%は店舗受け取りとなったとのこと。店舗への誘導を増やすことができ、ネットと店舗の相乗効果を出せるようになったそうです。

ターゲット社のセミナーの様子

ターゲット社のセミナーの様子

オムニチャネル化が進むと、日本では「ネットの売り上げは伸びるが、店舗の売り上げが喰われてしまう」と懸念する声もあります。ターゲット社の事例では、店舗での受取来店や商品体験をしたいというユーザーが増え、店舗売上アップつながることが起きています。

米国の事例を聞いてみると、日本の流通企業もオムニチャネルの取り組みを“普通に”進めていかなければ、主に20~40代の顧客を他社(オムニチャネルを推進している企業)に奪われるリスクが大きくなるでしょう。

企業経営にとって最大の効果は、店舗在庫の削減や最適化が進んでいくこと。全社の「資産の有効活用」によって経営効率指標も改善することが説明されました。今後のEC戦略の参考になる点も多いはずです。

◇◇◇

次回は、展示会で得た情報をご紹介。米国のEC支援企業が提供する注目のソリューションや気になったブースなどから、日本のECの近未来を予測していきます。

 

高木 修

株式会社いつも.コンサルティング事業部 部長兼 国際流通部長

株式会社いつも.のEC支援部隊を統括する事業部長。部門を統括する傍ら大手企業のEC事業拡大のコンサルティングを中心にEC多店舗で年商30億突破の成功プログラムを多数開発。アメリカ在住経験もあり、海外ECモデルの変遷にも精通し、最低年2回はアメリカ視察を行いアメリカの小売及びEコマースの最新動向も収集・整理して日本での活用を提案している。IRCEも4年連続で参加し、Eコマーストレンドの変化を現場視点で捉えて、クライアントの近未来の戦略立案に役立てている。

高木 修

なぜ、ルタオや茅乃舎は元気なのか? 地方の通販企業に学ぶ成長のヒント | 通販新聞ダイジェスト

9 years 10ヶ月 ago
「茅乃舎」の久原本家、「ルタオ」ブランドの寿スピリッツ、健食通販のアイリンクス、愛しとーとなどの事例を紹介

「通販」が社会的認知を得て大手メーカーの参入が増える中、地方の発信力を武器に大手に挑む中小通販が増えている。地域に根差す通販企業にとって、“地方の旗”はブランド価値を醸成する上で強みになる。だしを中心とする「茅乃舎」ブランドの久原本家や、洋菓子中心の「ルタオ」ブランドを展開する寿スピリッツはその成功事例。これに追随する企業が増えている。通販市場の競争が激化する中、顧客からその実態が捉えにくい通販とリアルの融合に挑む企業は独自価値を築くことができるか。

「茅乃舎」「ルタオ」の成功に注目

20億円前後の売り上げだった当時、茅葺屋根の古民家を建てるのに数億円もの設備投資をした。誰があんなに田舎に来るのかという話だった。今思えば通販に持っていく一つのツールだったのではと感じる。

久原本家の「茅乃舎」ブランドをある通販関係者はこう評価する。

「茅乃舎」がだしの販売を始めたのは約10年前。福岡県糟屋郡に「レストラン茅乃舎」を展開。そこで扱うだしを全国の店舗と通販で売り、今では「売り上げの5割前後が通販では」(久原本家に近い関係者)と話すほどに成長している。

冬場の大根や、ニーズが下がる夏場にナスの煮びたしを使った広告のインパクトが強い。“茅乃舎だし2袋”など自社商品のリピートを意識した料理レシピ本など、CRMツールも工夫されている。「だしはリピート商材である点からももともと通販向き。けれどうまくいかない。地元に展開するレストランが生み出すブランドイメージで“通販だし市場”を築いた」と、注目する通販関係者が少なくない。

もう一つ、注目される企業が寿スピリッツグループのケイシイシイが展開する菓子ブランドの「ルタオ」だ。廃業寸前の道内の菓子工場を買収して98年に開業。小樽市を中心に道内にしか常設店を展開せず、通販や催事販売で全国に売る。「通販も焼菓子では面白くない。徹底した冷凍技術の研究でケーキを通販できるようにした点と優秀なパティシエの囲い込みがポイント」とみる通販関係者もいる。地方ならではの手法で通販とリアル店舗との融合に着目する企業が増えている。

なぜ、ルタオや茅乃舎は元気なのか? 地方の通販企業に学ぶ成長のヒント

通販企業の店舗展開相次ぐ

健康食品通販を手掛けるアイリンクスが目をつけたのは、JA糸島が運営する産直市場「伊都菜彩」で知名度が高まっている福岡県糸島市。久原本家が拠点を構える福岡県糟屋郡と市街を挟んでちょうど30、40分の距離にある。ここで展開する大正年間創業の福寿醤油を2014年末に買収。昨年4月、レストランやカフェ、無農薬野菜や調味料を販売する売店を併設する店舗「伊都安蔵里(いとあぐり)」をオープンした。

なぜ、ルタオや茅乃舎は元気なのか? 地方の通販企業に学ぶ成長のヒント アイリンクスは2014年末に地元の醤油屋を買収③
アイリンクスは2014年末に地元の醤油屋を買収

野菜の宅配・通販(8~14品、3000円~6500円のパック)も行うがまだ売り上げは年間数千万円規模。ただ、通販顧客への商品紹介を始めており、今後、アイリンクスが通販で培ったノウハウを活用していく。

なぜ、ルタオや茅乃舎は元気なのか? 地方の通販企業に学ぶ成長のヒント アイリンクスは2014年末に地元の醤油屋を買収④
店内では糸島産の野菜の販売も行う

同じく健食通販を行う愛しとーとも14年、岩本初恵社長の地元である佐賀県唐津市に約10億円をかけてバイキングレストランをオープン。7月5日に2周年を迎えるが、広告塔になる岩本社長のファンをはじめ、すでに来店者数はのべ20万人を突破している(今年5月末時点)。「社長抜きのオペレーションを予定していたが、会いにくる人が多く、テレビ出演や講演以外は土日もできる限りレストランに出ている。当初、想定していなかったが愛用者との交流の場になっている」(同社)という。

なぜ、ルタオや茅乃舎は元気なのか? 地方の通販企業に学ぶ成長のヒント 愛しとーとは佐賀県唐津市に約10億円をかけてバイキングレストランをオープン⑤
佐賀県唐津市にオープンしたバイキングレストラン

通販展開も進める。「レストランの食」シリーズとしてだしや万能つゆ、ドレッシングなどを展開。2月には人気の「もちもちパン」の専用通販サイトも立ち上げている。これら商品で百貨店での催事販売も行う。

なぜ、ルタオや茅乃舎は元気なのか? 地方の通販企業に学ぶ成長のヒント 愛しとーとは佐賀県唐津市に約10億円をかけてバイキングレストランをオープン②
バイキングレストラン「愛しとーと」は7月の2周年を前に、すでに来店者数がのべ20万人を突破した(2016年5月末時点)

都内に拠点を置く企業ではあるが、世田谷自然食品は14年末に立ち上げた新会社、吉祥寺スイーツで菓子販売を始めた。東京・武蔵野市の吉祥寺を拠点にバウムクーヘンの専門店「バウム吉祥寺」を出店。以降、昨年10月にはケーキなど生菓子、焼菓子の販売、カフェも併設する「パティスリー吉祥寺」も出店。通販も行っている。

「こだわり店舗」でブランディング

これら企業の狙いの一つは、通販のブランディングだろう。通販にマッチした“単品モデル”は鋭い切り口を生む。一方で単品依存は脆さもある。多くの企業が直面する課題が単品への集中で形成された「商品ブランド」から企業ブランドへの転換。その中で、「ブランディングの一つの手法として、通販とリアル店舗との融合が大事だと考えた」(アイリンクス)という。

ここ数年、健食市場は競争が激化。接点を持った顧客のLTVを意識する中、医薬品や食品など新たな領域に活路を見出す企業が増えた。

世田谷自然食品は、グルコサミン以降も青汁など複数の商材を育てるが、一方で食品通販も前期(15年6月期)に約15億円と拡大している。愛しとーとも食品通販を強化。14年8月に豆腐製造の五ヵ山豆腐(佐賀県神埼郡)の事業を継承したほか、水の販売事業を始めている。アイリンクスも今回の食品事業参入に「健食の表示規制があって機能が表現しづらい中、機能性表示食品やトクホ、医薬品など“機能”に寄せるのも一つの手法。一方で食もある。ただ、店舗がない中で“良い会社”をアピールしても伝わりづらい」と出店の理由を話す。

地域との連携事業を後押し

地域密着型の展開も事業展開を後押しする。愛しとーとは、岩本社長が地元である唐津市への貢献を目的に立地を検討。レストランは物流センター、健食の製造設備も併設し、すでに約100人の地元雇用を生んでいる。将来的に300人の雇用を目指す考え。開店時は佐賀県知事、唐津市長が駆けつけ、来店客の増加が地元活性化につながっていることから、旅行社も積極的にバスツアーを組むなどバックアップする。アイリンクスも「伊都安蔵里」で行うイベントに糸島市長が参加するなど、人口減に悩む糸島市との連携を強化していく。

先行する「茅乃舎」「ルタオ」モデルの好例のように、単品で成功をおさめた通販企業が店舗を持つこと自体それほど難しくはない。ただ、これら先行モデルの成功も商品や接客へのこだわりなど複合的な要素があってのもの。「ブランドイメージ」の醸成のみを目的にした店舗展開では厳しい競争を勝ち抜けない。通販とリアル店舗の融合に挑む企業の今後の行方が注目される。

「通販新聞」掲載のオリジナル版はこちら:
"地方"の発信力で大手に挑む、通販とリアル店舗の融合へ(2016/06/16)

通販新聞

リクルートが中国EC市場に本格参入 「ポンパレ」店舗は負担なしで「天猫国際」に出品へ

9 years 10ヶ月 ago
C2Jジャパンと業務委託契約を締結し、中国向け越境ECをスタートするための準備を開始

「ポンパレモール」に出店すると、初期費用・固定費用ゼロ円で中国向け越境ECに参入できます。

リクルートライフスタイルは2016年夏、「ポンパレモール」出店者の商品を「Tmall Global(天猫国際)」で販売する取り組みを始める。

「Tmall Global(天猫国際)」への出店・運用を代行するC2Jジャパンと業務委託契約を締結し、中国向け越境ECをスタートするための準備を始めた。

「ポンパレモール」出店者は、基準をクリアした商品を初期費用・固定費ゼロ円で中国向けに販売することが可能。リクルートライフスタイルと業務提携を結んだC2Jジャパンを通じて、「Tmall Global(天猫国際)」への出品、翻訳、決済、発送までをワンストップで利用できる。

出品情報の翻訳は手動翻訳。誤翻訳を防ぐことができ、商品の魅力を適切に表現することができるという。

中国向けの配送業務は、日本の通販商品を世界各国へ海外発送(国際転送)するサービスを提供するJapanTensoと組む。

リクルートが中国EC市場に本格参入 「ポンパレモール」店舗は負担なしで「天猫国際」に出品へ

中国向け越境ECサービスの仕組み

「Tmall Global(天猫国際)」は、アクティブ会員6500万人(2016年5月現在)を超える中国最大級の総合オンラインショッピングモール「Tmall(天猫)」の越境型ECとして、2013年9月にスタート。日本からの直送モデルで販売できる。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

「えびすマート」でサイズレコメンド「unisize」の導入がスムーズに

9 years 10ヶ月 ago
インターファクトリーが販売代理契約を締結

ECサイト構築パッケージ「ebisumart(えびすマート)」を提供するインターファクトリーは6月20日、メイキップと販売代理契約を締結し、メイキップのアパレルEC向けサイズレコメンドエンジン「unisize(ユニサイズ)」をスムーズに導入できるようにする。「ユニサイズ」の導入社数の拡大につなげる。

「ユニサイズ」は身体に合う洋服や身体の特徴など、最短1分の簡単なアンケートに答えると、ユーザーに合ったおすすめサイズを確認することができるサービス。

アパレルECサイトが「ユニサイズ」を導入するためには、洋服データの連携やタグの埋設が必要となり、導入までに時間がかかるケースが多かった。

インターファクトリーは販売代理契約を結ぶことで、「えびすマート」を使ってアパレルECサイトを運営している事業者が、「ユニサイズ」を導入する際の作業などをスムーズにする。導入に関する問い合わせ、課題解決のサポートを両社が連携し、 スムーズな導入を実現する。

メイキップでは、2016年5月にアパレル向けECフルフィルメントのAMSと連携するなど(参考記事)、「ユニサイズ」の導入社数の拡大を図っている。

連携のイメージ

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

中川 昌俊

集英社の「FLAG SHOP」に「Amazonログイン&ペイメント」「LINE Pay」を導入

9 years 10ヶ月 ago
AmazonやLINEに登録している情報で簡単に決済できるようにする

集英社は6月20日、ファッションECサイト「FLAG SHOP」に「Amazonログイン&ペイメント」と「LINE Pay」を導入し、決済手段を拡充したことを明らかにした。

AmazonやLINEに登録している情報で簡単に決済できるようにすることで、初めてのユーザーでも買いやすい環境を整備、売上拡大につなげていく。

「FLAG SHOP」は、2007年にオープンした 集英社公式のファッション通販サイト。 「MORE」「BAILA」「LEE」といった雑誌との連携のほか、ECサイト独自の取り組みなどで売り上げを伸ばしており、会員数は72万人(2016年6月末現在)に成長しているという。

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

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中川 昌俊

ECサイトなどの定期購入でトラブルが急増? 相談件数は4年で10倍に増加

9 years 10ヶ月 ago
PIO-NETに寄せられた相談件数は2015年度の相談件数は5620件で、2011年度(520件)比10倍以上という

ECサイトなどで通常価格より安い値段で商品を購入したところ、実際は定期購入契約だった――。こんなトラブルが急増していると、国民生活センターが6月16日に公表した。

PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に寄せられた相談件数は増加傾向にあり、2015年度は5620件で、2011年度(520件)比10倍以上という。

トラブルの内容は、消費者が自主的に停止手続きをしないと自動で定期購入へ切り替わってしまう、消費者の認識が「お試し」「1回だけ」だったが実際は定期購入契約だった、といった相談が多いとしている。

解約を申し出ようとしたところ「事業者へ電話がつながらない」「初回価格だけ支払えばよいと思っていたのに事業者から通常価格を請求された」といった相談もあった。

2015年度の相談件数(5620件)のうち、化粧品や健康食品が多くを占めている。

ECサイトなどの定期購入でトラブルが急増? 相談件数は5年で10倍に増加 国民生活センター調査

相談件数の推移

国センは、相談事例からみる問題点を次のようにあげた。

  • 定期購入である旨の表示が分かりにくい
  • 解約はできない旨の表示が分かりにくい
  • 解約を申し出たところ、通常価格を請求される
  • 事業者への解約の申し出が困難

なお、こうした定期購入の問題に対処するため、政府は消費者契約法を改正。消費者に不利な契約条項は無効とする内容を盛り込んだ消費者契約法10条について、「消費者の不作為をもって当該消費者が新たな消費者契約の申込み又はその承諾の意思表示をしたものとみなす条項」を不当条項(消費者に不利な契約条項は無効)として例示するといった法改正を行った。

一方、PIO-NETの情報の信頼性に疑問を持つ人もいる。2015年に行われた特定商取引法専門調査会では、「PIO-NET情報につき、種々の相談情報が客観的には整理されていない等の問題があるため、立法の必要性を厳密に基礎づけるデータベース足り得ず、そもそもの立法の根拠が認められない」など、疑義を投げかける委員もいた。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

まだまだやれる? もう危ない? 経産省「平成27年度 電子商取引に関する市場調査」まとめ | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

9 years 10ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2016年6月13日〜19日のニュース

「平成27年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備」、通称「電子商取引に関する市場調査」は、ネットの普及率や景気の動向なども考察されていて、読めば読むほど興味深い資料です。詳しくはこちらからPDFをダウンロードできますが、全部で104ページとなかなかボリュームのある資料なので、電子商取引に関する調査の要点をお伝えします。

平成27年度の総務省調査を読み解く

電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました~国内BtoC-EC市場規模は13.8兆円に成長~ | 経済産業省
http://www.meti.go.jp/press/2016/06/20160614001/20160614001.html

まとめると、

  • 国内BtoC-EC市場規模は13.8兆円、スマホ比率は30%前後と推測される
  • 内訳は物販系分野が52.6%、サービス分野が35.6%、デジタル分野が11.9%
  • オムニチャネルによる店舗回帰、CtoCの伸びも見逃せない
  • 中国の越境EC規模場は2019年に2.94倍になる予測
BtoC-EC市場規模および各分野の構成比率
図表5-7: BtoC-EC市場規模および各分野の構成比率
出典:平成27年度「電子商取引に関する市場調査」(経済産業省)

調査結果を見るとECの市場は拡大しており、業種によってはまだまだ成長の余地もありそうです。それぞれの分野の詳細です。まずは物販系。

物販系分野のBtoC-EC市場規模
図表5-12 物販系分野のBtoC-EC市場規模
出典:平成27年度「電子商取引に関する市場調査」(経済産業省)

生活家電などは市場規模とEC化率が高く、伸び率が低めなので成熟しているのが分かります。一方、食料品や衣類は市場規模が1兆円を超えていて伸び率も高いにもかかわらず、EC化率は低めなのでまだまだ伸びそうです。もちろん、「伸びる」と言っても大手がどんどん参入してくる可能性はあります。

続いてサービス系。

サービス系分野のBtoC-ECの市場規模
図表5-14 サービス系分野のBtoC-ECの市場規模
出典:平成27年度「電子商取引に関する市場調査」(経済産業省)

金融サービス以外はかなり伸びていますね。特に飲食は伸びていますがネット予約の市場だということに注意してください。ネット予約の場合それを管理しないといけませんが、IT化されていないとここが難しいのでどこまで広がるかはまだまだ分かりません。そもそも予約の必要がないたこ焼き屋とか蕎麦屋などもありますし。

最後はデジタル系です。

デジタル系分野のBtoC-EC市場規模
図表5-15 デジタル系分野のBtoC-EC市場規模
出典:平成27年度「電子商取引に関する市場調査」(経済産業省)

電子出版の伸びが38.8%とかなりの伸び率です。「書籍・雑誌の市場規模からすれば、電子出版市場規模はまだ10分の1程度」と書かれている通り、まだまだ伸びそうです。規模としてはオンライゲームの10分の1程度でしかありませんが……。

世界一のアプリ市場と言われる日本のオンラインゲームはすごいすね。

もう1つ気になるのは越境ECのこれから。

越境ECポテンシャル推計
図表6-8 越境ECポテンシャル推計(2015-2019年、単位:億円)
出典:平成27年度「電子商取引に関する市場調査」(経済産業省)

図を見てわかるとおり、中国の消費の伸びがすごいです。4年後の2019年には2015年の3倍近くになると予想されています。なかなか情報が入って来ず、何が正しい情報なのかもわかりにくいので、下記の記事を読んでおくと良いかと思います。

「越境EC」タグの付いた記事一覧 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/taxonomy/term/891

競合だけを見るのではなく、日本の動き、世界の動きを見て次の手を考えていかないと生き残れない時代になってきました。

米国EC市場の最新事情から把握できたECの未来を表す7つのキーワード | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/3062

日本の流れを掴んだら米国の流れをつかんで、さらにちょっと未来の予測を。

EC全般

キョードー東京、イベントチケットをAmazonで販売開始 | ネットショップ担当者フォーラムhttps://netshop.impress.co.jp/node/3054

先の調査ではチケット販売市場は3,750億で13.6%の伸び。Amazonで買うことが定着すればさらに伸びそうですね。

ウォルマートがロボットショッピングカートを開発中!? | ROBOTEER
https://roboteer-tokyo.com/archives/4612

お運びさんロボットです。高齢者の方や買いだめする人には便利かも?

【体験レポ】ボタンを押すだけで商品が届く!「Amazon Dash Button」を使ってみた | Shopping Tribe
http://shopping-tribe.com/report/30399/

選ばなくてもいいだけでなく、注文するのにスマホすら不要。日本で使えるようになったら脅威。

韓国のお年寄りは、地下鉄で宅配をしている | 東洋経済オンライン
http://toyokeizai.net/articles/-/122521

高齢化社会の日本でもいけるのでは? 健康になるし配送の問題も解決。ただし、交通機関があれば。

今週の名言

本日999回目。ECMJブログを1,000日間続けてわかったこと。【no.0999】 | ECマーケティング人財育成
http://www.ecmj.co.jp/%e3%80%90no-0999%e3%80%91/

1,000回続けてわかったこと。毎日ブログを書いていることをたくさんの方が知ってくれた、ということ。

お金がなくても続けることでブランドを作ることができます。毎日は無理でも週1回でもブログを書いてみては?

森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

森野 誠之

大手のEC実施企業が10年以上も継続契約する物流会社「ボーダーライン」の裏側 | 星川保の突撃!!EC物流倉庫

9 years 10ヶ月 ago
「最適倉庫マッチング」を提供しているディヴォートソリューションの星川氏がおすすめの物流代行企業を紹介(vol.2)

大手ゲームメーカー、大手出版社(キャラクターグッズ、アパレルなど)、Jリーグチームのファンクラブグッズなど、10年以上も継続契約しているクライアントが多いというボーダーライン。1992年からデータベースマーケティング事業を中心に事業を広げ、商品保管~発送の物流業務のほか、ネットショップの裏方である受注処理業務やコールセンター業務などのバックヤードもサポート。近年はフルフィルメントサポートの一環として、クライアント先の一部プロモーション(HTMLメルマガ作成~ステップメール配信、セグメントメール配信、簡易バナー制作、LP制作~サイト更新など)支援業務も手がけている。

物流からプロモーションの一元管理でコスト削減

ネットショップ事業者から見た場合、バックヤード業務などを複数社にアウトソーシングしている場合、販売スケジュールや新たなプロモーション企画などを共有するため、同じような打ち合わせを繰り返し行わなければならなくなる。

そうなると、非効率で情報共有のマネジメントが煩雑に。本来の目的である「アウトソーシングによる効率化やコスト削減」につながらないケースが発生する。ボーダーラインは、物流からプロモーションまでを一元管理。人的リソースの集約、コスト削減につなげることができ、30%もコスト削減を実現した事例もあるという。

また、各部署の最適化を図るために効率性を求めてしまうケースが多いEC企業。処理能力の限界点を引き上げることができず、妥協した施策が増えてしまう可能性がある。ボーダーラインは、妥協した施策を少しでも解消するため、ECバリューチェーンの最大化を意識した提案内容を目標としている。

ECバリューチェーンの最大化をめざすボーダーライン

アニメなどが好きなスタッフが高い商品知識を生かし対応

消費者からの問い合わせは、注文キャンセル、届け日、商品など多岐に渡る。また、商品不良やWebサイト上の表現、説明文についてのわかり難さなど、厳しい指摘を受けることもある。だが、こうした経験が業務の品質向上につながっている。

消費者の要望を商品ページに追加する業務、お知らせページ更新など、クライアント先のCSチームとして対応。バックヤード、フルフィルメントサポートとの一元管理を行う大きなメリットとなっている。消費者の意見をWebページへ即時に反映することはもちろん。物流工程への改善内容を速やかにフィードバックし、チーム全体で情報共有し、クライアント事業者のサービスレベル向上に大きく貢献している。

ボーダーラインのスタッフは通販エキスパート検定の有資格者。安心してネットショップ運営の各業務をアウトソーシングできるポイントでもある。

ボーダーラインは主に趣味系商品、アニメコンテンツ商品を中心とした商材を扱っている事業者の案件を受託していることもあり、独特な世界観の中にある消費者ニーズに関する意見が寄せられることが多い。コンテンツ好きのスタッフが対応。商品知識、イベント情報、SNSで発信するコメントなど、キャッチアップを欠かさず行い、消費者と共有できる情報収集に努めているという。

ボーダーラインの物流倉庫の様子

ボーダーラインの物流倉庫の様子

下請け業者ではなく、事業拡大のパートナー企業としてサポート

趣味用商品、アニメコンテンツ商品に理解の深いサービスを行っているため、大手ゲームメーカー、大手出版社(キャラクターグッズ、アパレルなど)、Jリーグチームのファンクラブグッズなど、10年以上も継続契約しているクライアントが多い。つまり、他では替えがきかないサービスを提供していると言える。

ボーダーラインの取締役の児玉佳哉氏は自社の強みについて以下のように語る。

月間500件くらいの出荷ボリュームからのアウトソーシングで、十分にコストメリットを実感できるだろう。単なる下請け業者ではなく、クライアント事業者の事業拡大のパートナー企業としてバックヤードからしっかりとサポートし、売上拡大、CS向上、ロイヤルカスタマーの育成に向けた企画、提案を行っていく点で他社に負けないようにしている。

児玉 佳哉 取締役

児玉 佳哉 取締役

星川 保

ディヴォートソリューション 株式会社  取締役

2005年2月、セレクチュアー株式会社へ入社。「アンジェ web shop」の商品部部長、物流委託先の責任者を務める。その後、同社ソリューション部の倉庫マッチング事業を担当し、120社を超える物流改善を手掛ける。2012年8月、ソリューション部の独立によりセレクチュアーソリューション株式会社(現・ディヴォートソリューション株式会社)の創業メンバーとして取締役へ就任。web制作、イメージ撮影、物流倉庫マッチング、コンセプト設計などEC支援事業全般をサポートし活動中。

 

星川 保

ラルフローレンがネット通販から撤退、約3年半運営した日本のECサイトを閉鎖

9 years 10ヶ月 ago
6月9日には韓国で展開しているECサイト「Ralphlauren.co.kr」を閉鎖している

ラルフローレンが日本市場で展開していたECサイト「RalphLauren.co.jp」を6月8日に閉鎖した。百貨店やデパートなどで展開している店舗販売は継続している。

米国のラルフローレンは6月7日、従業員の1000人程度を削減し、50店以上もの店舗閉鎖を含む再建計画を発表した。

その後、日本のECサイトを閉鎖。翌日6月9日には韓国で展開しているECサイト「Ralphlauren.co.kr」も閉店した。また、香港やシンガポール向けのECサイト「ralphlauren.asia」の運営もやめている。

こうした状況を受け、ECサイトの閉鎖は米ラルフローレンが発表した再建計画の影響を受けての措置といった見方も出ている。

ラルフローレンはイギリス、米国、フランス、ベルギー、ドイツ、ルクセンブルク、オランダでECを進め、2012年10月に日本版eコマースサイトを開設。わずか約3年6か月で、日本でのECサイト運営に幕を閉じた。

ラルフローレンが日本でのネット通販から撤退、約3年半運営のECサイトを閉鎖

ラルフローレンの日本サイトでEC店の閉鎖を告知している(画像は編集部がキャプチャ)

米ラルフローレンは2000年11月にECサイトをスタートし、2008年にはモバイルサイトをオープンした。スマートフォンでの販売のほか、iPhoneアプリも導入するなど、EC販売を強化していた。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

ヤマダ電機をかたった詐欺メールが大量送信、「ヤマダウェブコム」で注意喚起

9 years 10ヶ月 ago
記載されているアドレスにアクセスすると意図しないサイトへ誘導されるという

ヤマダ電機は6月17日、ヤマダ電機の名前をかたった詐欺メールが大量送信されているとして、運営するECサイト「ヤマダウェブコム」上で注意喚起を行った。詐欺メールに記載されているアドレスをクリックすると、意図しないサイトへアクセスしてしまう場合があるとしている。

詐欺メールは、商品を注文されたことなどが記載されているとし、注意喚起ではそのメールの事例を公開している。

ヤマダ電機では一切関係のない悪質なメールだと指摘。困っている場合は警察などに相談するように案内している。

また、迷惑メールであるかわからない、不明点などがある場合はヤマダ電機のコールセンターに問い合わせてほしいとしている。

ヤマダ電機の名前をかたった詐欺メールの文面例

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

中川 昌俊

ECサイトの商品登録やイベントの一元管理「楽楽アイテムマネージャー」 7月末リリース

9 years 10ヶ月 ago
テクマトリックスは7月下旬、複数のECサイトで販売している商品データを一元管理する新サービスをリリース

テクマトリックスは7月下旬、複数のECサイトで販売している商品データを一元管理する新サービス「楽楽アイテムマネージャー」の提供を始める。

「楽楽アイテムマネージャー」は、複数ECサイトへの商品データ(画像を含む)の更新や登録を一括で行う機能を搭載。セールなどのイベント管理機能として、事前予約したスケジュールとコンテンツの内容を、自動的にセール用ページへ差し替えたり、通常ページへと戻すことができる。

既存ECサイトの商品データを別サイトにコピーして登録することも可能。多店舗展開時における商品登録の大幅な作業軽減や業務効率アップを実現する。

主な機能は次の通り。

  • 商品一括登録
    楽天、ヤフー、アマゾン(コピー出品)対応
    既存店舗の商品を別店舗へコピー登録
    店舗ごとに異なる商品名、商品番号、画像、価格などを一元管理
  • 画像一元管理
    商品に紐付く複数の商品画像を一元管理
    HTMLエディタで、自由度の高いページ作成が可能
    楽天RMSでもできない、商品詳細ページのプレビュー機能あり
  • スケジュール管理
    日時指定で複数店舗の商品登録/更新/削除のスケジュール管理が可能
  • イベント管理
    セール時だけの商品名、文言差込、画像、価格などをイベントとして管理
    指定期間のみイベント用商品を掲示し、期間終了時には元の商品情報へ自動更新

テクマトリックスがECサイトの商品登録やイベントの一元管理「楽楽アイテムマネージャー」を7月末リリース

「楽楽アイテムマネージャー」は7月末リリース予定

テクマトリックスは現在、複数のECモールに展開しているEC企業の受注や在庫管理を一元管理するSaaS業務支援システム「楽楽バックオフィス」などを提供している。「楽楽アイテムマネージャー」は別サービスとして販売。商品データを一元管理したいといった事業者ニーズなどを開拓する。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

年収1,000万円以上の「プチ富裕層」が集まるECサイトはどこ? | 知っておきたい ECサイトに役立つ分析データ

9 years 10ヶ月 ago
世帯年収の高い層のサイト閲覧行動を解析。通常のランキングとは異なる顔ぶれが続々ランクイン(連載第7回)

厚生労働省の平成26年国民生活基礎調査によると、全世帯のうち平均世帯年収は528.9万円世帯年収が「1,000万円以上」の割合は約11.3%となっています。こうした所得が比較的高い、いわゆる「プチ富裕層」の人たちを数多く集客できているECは、どのようなサイトなのでしょうか。ユーザー軸で見てみると、面白い傾向が見えてきます。

[分析概要]

株式会社ヴァリューズが保有する全国の行動ログモニター会員のうち、世帯年収が「1,000万円以上」と回答した人を分析ターゲットとし、2016年4月度の実際のネット行動ログデータを解析。ターゲットユーザーが日頃どのようなショッピングサイトを見ているかを分析しました。

  • サイト訪問者数は、PCからのアクセスを集計し、ヴァリューズ保有モニタでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推計しています。
  • サイトカテゴリはヴァリューズが独自に定義しています。

「ゴルフ」と「旅行」が好きなプチ富裕層

まず、サイト訪問者における「プチ富裕層」の人たちの割合が高いECサイトTOP30を、ランキングにしてみました。

「プチ富裕層」の人たちが、さまざまなジャンルのネットショップを巧みに利用している様子がうかがえます。

世帯年収「1,000万円以上」のユーザー含有率が高いサイトランキング【2016年4月度】<ECジャンル>
世帯年収「1,000万円以上」のユーザー含有率が高いサイトランキング【2016年4月度】<ECジャンル>

1位は「ゴルフダイジェスト・オンライン」のゴルフ場予約サイトでした。ゴルフ関連は2位の「GDOゴルフショップ」、6位の「楽天GORA」など上位に複数ランクインしており、やはり高所得者層と「ゴルフ」は親和度が高いようです。

3位はネットで固定資産税や自動車税の支払いをはじめ、ふるさと納税もできる「Yahoo!公金支払い」、4位は海外ネットオークションの「ebay」が入っています。また、ANAのマイルを利用したり貯めたりできる「ANAショッピング」(7位)や、有名ブランドを取り扱うファミリーセールサイト「GILT(ギルト)」(8位)もランクイン。

さらに、「伊勢丹」(11位)、「三越」(17位)、「高島屋」(25位)といった百貨店系のオンラインストアや、「ホテルズドットコム」(18位)、「agoda」(19位)などホテルの宿泊予約サイトも入っています。大手ショッピングモールや家電量販サイトが上位を占める通常のサイト訪問者数やEC売上ランキングとは異なる顔ぶれが並びました。

男性には「ジャストシステム」「ダイソン」などメーカーECが人気

また、「プチ富裕層」の人たちを男女に分けて、前述と同様にランキングを作成してみました。

まず男性の上位にはゴルフ関連が複数ランクインしていますが、特徴的なのは「Just MyShop ジャストシステム直営EC」(8位)、「Dyson(ダイソン)」(10位)、「ソニーストア」(12位)、「Lenovo」(13位)「Panasonic Store」(17位)など、家電やPCメーカー直販のECサイトが多数あがっている点です。

各メーカーに対するロイヤリティ度の高いユーザー層であることが考えられます。

世帯年収「1,000万円以上」のユーザー含有率が高いサイトランキング【2016年4月度】<ECジャンル・男性>
世帯年収「1,000万円以上」のユーザー含有率が高いサイトランキング【2016年4月度】<ECジャンル・男性>

女性には海外ブランドコスメや「ELLE SHOP」などのアパレルECが人気

一方、女性のランキングではどうでしょうか。こちらは男性とは顔ぶれが大きく異なり、ブランドコスメをディスカウント価格で購入できる「コスメデネット」(1位)や「LANCOME(ランコム)」(2位)、「ロクシタン」(10位)などの化粧品サイトをはじめ、「ELLE SHOP(エル・ショップ)」(3位)や「ワコールウェブストア」(5位)、「アウトレットピーク」(6位)、「ZARA」(11位)、「ピーチ・ジョン」(12位)などアパレルEC、「QVCジャパン」(4位)や「ジュピターショップチャンネル」(13位)などのテレビショッピングサイトも上位となっています。

男性と同様にメーカーやブランドによる直販ECサイトが多数ランクイン。高所得の「プチ富裕層」をファン化してLTVを高める戦略に長けている企業の一例と言えるでしょう。

世帯年収「1,000万円以上」のユーザー含有率が高いサイトランキング【2016年4月度】<ECジャンル・女性>
世帯年収「1,000万円以上」のユーザー含有率が高いサイトランキング【2016年4月度】<ECジャンル・女性>

このように、サイトを単純にセッション数やページビュー数、コンバージョン数などのボリュームで評価するのではなく、どのようなユーザー層を集めているのかや、特定ターゲット層での市場を俯瞰した際に、自社サイトのポジションニングはどのあたりかを定量的に把握することで、新たな顧客層の開拓や自社ECのCRM戦略を客観的に判断することができます。ECサイトの分析においては、ユーザー軸の観点もぜひ視野に入れてみてください。

◇◇◇

今回、分析に使用したネット行動ログ分析ツール「eMark+」では、知りたい業界やカテゴリを指定して簡単にサイトランキングやユーザーの属性を確認できる機能を無料で公開しています。無料アカウント登録でぜひお試しください。

星 妙佳

株式会社ヴァリューズ エグゼクティブプランナー

星 妙佳(ほし たえか)

株式会社ファーストリテイリング(現株式会社ユニクロ)にて、ECサイトの運営・プロモーションを担当し、UNIQLOモバイルサイトを立ち上げ、ウィメンズやキッズ部門の通販MD(商品開発)にも従事。

2006年より株式会社リクルートにて、ベビーアパレル・育児用品の通販サイト『赤すぐnet』の編集長を務めた後、リクルートの各事業のネットマーケティングを横断的に支援する部署にて、データ分析グループのGM(ゼネラルマネージャー)に着任。社内外のデータサイエンティストと共に、需要予測、レコメンドなどデータ分析の強みを生かした複数のプロジェクトをマネジメント。

2012年ヴァリューズに入社し、現在は広報・商品企画・データ分析など幅広く担当。2人の子供を持つワーキングマザーでもあり、リモートワークを含めた多様な働き方にもチャレンジ中。

星 妙佳

EC化率が高いジャンルは「家電」系で28% いまは低いけど成長余地が大きいのは……

9 years 10ヶ月 ago
2015年でEC化率が最も大きいのは、「生活家電、AV機器、PC・周辺機器等」で28.34%(EC市場規模は1億3103億円

13兆8000億円に拡大(前年比7.6%増)した日本国内の消費者向けEC市場(2015年)。EC化率(物販系)は4.75%(同0.38ポイント増)に伸びたが、ジャンルごとを見るとEC化率の伸長にばらつきがある。

2015年でEC化率が最も大きいのは、「生活家電、AV機器、PC・周辺機器等」で28.34%(EC市場規模は1億3103億円。

28.19%で続いたのは「事務用品、文房具」で、市場規模は1707億円。同じく20%で3位になったのが「書籍、映像・音楽ソフト」で21.79%、市場規模は9544億円。

経産省発表の「電子商取引に関する市場調査」からEC化率にフォーカス、EC化率が最も高いジャンルは「家電」系で28%

物販系分野のtoC-EC市場規模とEC化率

「その他」を除くとEC化率が最も低いジャンルは「食品、飲料、酒類」で2.03%。ただ、EC市場規模は1兆3162億円もあり、今後の伸びしろが大きい分野と言えそう。

「自動車、自動二輪車、パーツ等」もEC化率が低く2.51%。EC市場規模は1874億円。「化粧品、医薬品」は4.48%でEC市場規模は4415億円だった。

経産省発表の「電子商取引に関する市場調査」に関する記事

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

三越伊勢丹がオウンドメディア連動のラグジュアリーEC、VOGUE JAPANと協業で実現

9 years 10ヶ月 ago
オウンドメディアはヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)との協業で運営、ECサイトへの集客を図る

三越伊勢丹ホールディングスは6月8日、オウンドメディアと連動したラグジュアリーECサイト「NOREN NOREN ISETAN MITSUKOSHI」をオープンした。

新サイトはヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)との協業で新たに立ち上げたオウンドメディア「PEEK-A-NOREN(ピーク ア ノレン) WITH VOGUE JAPAN」と連携。オウンドメディアで情報発信に取り組み、「NOREN NOREN ISETAN MITSUKOSHI」への集客も図る。

「NOREN NOREN ISETAN MITSUKOSHI」は、店舗やスタイリスト(販売員)と連携しながらライフスタイルを提案。グループの持つ顧客資産、拠点チャネル、機能、ノウハウといったポテンシャルを最大限に引き出し、新しい顧客価値の創造に取り組むとしている。

三越伊勢丹がオウンドメディア「PEEK-A-NOREN WITH VOGUE JAPAN」連動のラグジュアリーEC「NOREN NOREN ISETAN MITSUKOSHI」、VOGUE JAPANと協業で実現

「NOREN NOREN ISETAN MITSUKOSHI」はオウンドメディアと連携する

EC販売に限らず、店頭でのタブレットを利用した商品紹介やデジタルカタログとしての機能も活用。オンラインストア、店舗、スタイリスト(販売員)が連携し、商品を提案できるようにする。

「婦人ファッション」「紳士ファッション」「宝飾品」「高級時計」の4カテゴリーから、20以上のブランドのMDを展開。今後、「食品」「リビング」「旅行」「飲食」といったカテゴリーも取り扱っていく。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

女性水着ECサイト「LipCrown」で三輪タクシーを使った配送キャンペーンを開始

9 years 10ヶ月 ago
三輪タクシー「トゥクトゥク」を使った配送を東京23区限定で展開

水着ECを手がけるVellは6月15日、期間限定で東南アジアなどで利用されている三輪タクシー「トゥクトゥク」を使った配送サービスを開始した。8月末までの期間限定。消費者に商品をすぐに届けるとともに、常夏気分を味わえるイベントとして展開し、知名度向上につなげていく。

Vellが製造する女性向け水着ブランド「LipCrown(リップクラウン)」は、4000~5000円でセット販売するなど、手ごろな価格で20代に人気のブランド。

オフィシャルECサイトでは従来から、平日営業日昼12時までの注文で即日発送してきた。これをさらに拡大する形で、トゥクトゥクによる配送を行う。

「LipCrown」の水着

対応地域は東京都23区限定で、23区外の近隣地域に関しては応相談としている。

Vellでは今後、水着だけではなく、他とは違うオリジナル商品やサービスを取り入れながら、話題になるような取り組みを行っていくとしている。

配送で利用するトゥクトゥク

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

中川 昌俊

フリマアプリは「安価ですぐに手に入れたいモノ」 オークションは「レアモノ」と使い分け

9 years 10ヶ月 ago
CtoCサービスで購入している商品ジャンルは一部に偏っている傾向がある

ジャストシステムは6月16日、「CtoCサービス実態調査」の結果を発表した。すぐに購入したい商品や、なるべく安く購入したい商品はフリマアプリで購入する一方、購入金額が高くなってもほしい商品や他では出品されていない商品はオークションを利用する、といった使い分けの傾向があるとしている。

事前調査で「フリマアプリとネットオークションの両方の利用経験がある」と回答した10~50代の男女1032人を対象に、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した。

フリマアプリとネットオークションをどのように利用しているか聞いたところ、フリマアプリは「購入しかしない」人で45.1%。「購入も出品も行っている」人は50.9%、「出品しかしない」人は4.1%。

一方、オークションでは「購入しかしない」人は54.3%、「購入も出品も行っている」人は43.0%、「出品しかしない」人は2.8%。

各サービスの利用方法

フリマアプリとネットオークションの両方を利用している人に、「ファッション、ブランド」を購入する際に利用するサービスを聞いたところ、フリマアプリを使う人が63.7%、オークションを使う人が58.3%だった。

一方、楽器やフィギュアなど趣味用品は、フリマアプリを使う人が35.6%、オークションを使う人が47.1%。また、食品やペット用品、ベビー用品などはフリマアプリやオークションで購入しないという回答がいずれも7割を超えた。CtoCマーケットは限られた商品ジャンルの利用が進んでいることも浮き彫りになっている。

各サービスでの購入商品ジャンル

各サービスで購入する商品のタイプを見てみると、「すぐに使用したい、すぐに手に入れたい商品」に関しては、フリマアプリで購入しているユーザーが66.7%で、オークションは50.9%。

「なるべく安く、お得に購入したい商品」はフリマアプリの79.7%に対し、オークションは65.3%。一方「購入金額が高くなってもほしいレアモノ」はフリマアプリの35.1%に対し、オークションは63.3%。

各サービスで購入する商品のタイプ

調査ではこのほか、フリマアプリ、ネットオークションでの購入金額、フリマアプリとネットオークションでのトラブルなどについてアンケートを実施、その結果を公開している。

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

中川 昌俊
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7 分 27 秒 ago
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