ネットショップ担当者フォーラム

無印良品のメンテナンスが長期化/「@cosme(アットコスメ)」の旗艦店が原宿にオープン【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

5 years 10ヶ月 ago
  1. 無印良品のネットストアが再開見込みを1月下旬に延期、「システムメンテナンスに想定以上の時間を要している」

    システムメンテナンスのために停止しているECサイト「ネットストア」の再開を、1月下旬に再延期すると発表した。システムメンテナンスに想定以上の時間を要しているためとしている

    2020/1/15
  2. 「@cosme TOKYO(アットコスメトーキョー)」が原宿にオープン。「世界で勝負できる化粧品小売店になる」

    アイスタイルが1月10日、アットコスメの旗艦店となる「@cosme TOKYO(アットコスメトーキョー)」を原宿駅前にオープンした。インバウンド需要も見込んだ「ネットとリアルの新たな融合」を実現する小売店とは

    2020/1/14
  3. 「あなた好みの香水、選びます」。スタイリストによるセレクトサービスを展開するCeles(セレス)のビジネスモデル

    Celes(セレス)は「自分に合った香水探し」をフレグランススタイリストがお手伝いする日本初ネット香水専門店。届くまでのドキドキを楽しめる「香水ガチャ」や推しキャラの香り「推しの香水」探しも展開。

    2020/1/15
  4. クラシックギターのECサイトに不正アクセス。133件のクレジットカード情報漏えいの可能性

    システムの脆弱性をついた第三者からの不正アクセスにより、ペイメントアプリケーションの改ざんが行われた

    2020/1/10
  5. プラットフォーマ―による直販が増えて、一部のモールで中小店舗が掲載されなくなる?! 2020年EC業界動向まとめ【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2019年1月6日〜12日のニュース

    2020/1/15
  6. 【シニアの消費2019】ECに費やしたのは11.8万円、2018年比で2.6万円アップ

    2019年にシニアとシニア予備軍が「ネット通販」に費やした金額は平均11.8万円で、2018年と比べて2.6万円アップした

    2020/1/10
  7. 製品の魅力を伝えるコツとは? ベネフィットで引き付ける商品説明作り6つのポイント

    商品の魅力をしっかり伝える!ユーザーに響く商品説明の書き方【商品ページの基本②】

    2020/1/14
  8. インアゴーラがスギ薬局と提携、中国越境ECやインバウンド事業を支援へ

    中国におけるマーケティングとブランディングをサポートする。2020年春から越境ECアプリ「ワンドウ」を通じてスキンケア商品「プリエクラ」を販売する予定

    2020/1/14

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    フェリシモの事例に学ぶ、UX型マーケティングの手法と成功の秘訣【1/31開催の無料セミナー】

    5 years 10ヶ月 ago

    ビービットは、「フェリシモの事例に学ぶUX型マーケティング最前線 ~組織に顧客視点を定着させたその手法とは?」と題したセミナーを1月31日(金)に東京・千代田区で開催する。

    ▼「フェリシモ」が登壇するセミナーの詳細はこちら

    セミナーは3部構成で「UX企画力」が主要テーマ。

    1部はビービットの宮坂祐氏がUX企画力とシーケンス分析の重要性について解説する。

    2部では、ファッション、雑貨を中心としたECサイト「フェリシモ」の橋本和也氏が登壇。組織の成長方法やメンバーのUX企画力育成について、ビービット宮坂氏とパネルディスカッションを実施。セミナー修了後、質疑応答を行う。

    • 【第1部】
      UX企画力を高めて成果を創出
      - 状況ターゲティングを可能にする『シーケンス分析』とその重要性 -
      (ビービット 宮坂 祐氏)
    • 【第2部】
      パネルディスカッション
      (パネリスト:フェリシモ 橋本 和也氏 モデレータ:ビービット 宮坂 祐氏)
    • 【第3部】
      シーケンス分析クラウドUSERGRAMのご紹介
      (ビービット 生田 啓氏)

    セミナーの概要

    • 日時:2020年1月31日(金)16:00~18:10(15:30受付開始)
    • 会場:ビービット セミナールーム(東京都千代田区大手町二丁目2番1号 新大手町ビル 10F)
    • 参加費:無料
    • 定員:50名
    • 詳細と申し込みhttps://www.bebit.co.jp/seminar/article/20200131
    藤田遙
    藤田遙

    ベーグル販売のECサイトに不正アクセスで520件のカード情報が漏えいの可能性。セキュリティコードも

    5 years 10ヶ月 ago

    ベーグルの販売を行うEight(エイト)は1月9日、ECサイト「ジュノエスクベーグル」を利用した顧客520人分のクレジットカード情報が流出した可能性があると発表した。

    Eightが運営するECサイトの一部システムの脆弱(ぜいじゃく)性を突く第三者による不正アクセスが発生。一部のカード情報が不正利用された可能性もあるとしている。

    個人情報流出の可能性がある対象者は、2018年10月31日~2019年6月17日の期間中に「ジュノエスクベーグル」でクレジットカード決済を行った顧客。氏名、カード番号、有効期限、セキュリティコードが流出した可能性がある。

    2019年6月17日時点で「ジュノエスクベーグル」の運営を停止している。再発防止のための対策を講じた上で再開する予定。

    EC業界におけるセキュリティ対策について

    経済産業省主導の「クレジット取引セキュリティ対策協議会」(事務局は日本クレジット協会)は、2017年3月8日に公表した「クレジットカード取引におけるセキュリティ対策の強化に向けた実行計画-2017-」において、EC事業者に対して2018年3月までにカード情報の非保持化、もしくは「PCI DSS準拠」を求めていく方針を掲げた。

    カード情報の漏えいの頻度が高い非対面(EC)加盟店については原則として非保持化(保持する場合はPCI DSS準拠)を推進。EC加盟店におけるカード情報の非保持化を推進するため、PCI DSS準拠済みのPSP(決済代行会社)が提供するカード情報の非通過型(「リダイレクト(リンク)型」または「JavaScriptを使用した非通過型」)の決済システムの導入を促進するとしている。

    2018年6月1日に施行された「割賦販売法の一部を改正する法律(改正割賦販売法)」では、クレジットカードを取り扱うEC事業者などに対して、「クレジットカード情報の適切な管理」と「不正使用防止対策の実施」が義務付けられている。

    また、独立行政法人情報処理推進機構では不正アクセス対策についての資料をまとめており、「安全なウェブサイトの作り方」などを閲覧することができる。

    藤田遙
    藤田遙

    ECサイトへのパスワードリスト攻撃が増えている? 事業者がとるべき対策は?

    5 years 10ヶ月 ago

    顧客本人以外の第三者から「リスト型アカウントハッキング(リスト型攻撃)」によって不正なログイン攻撃を受けるECサイトが増えている。

    ハードオフコーポレーションは1月10日、通販サイト「ハードオフネットモール」において、「リスト型アカウントハッキング」による不正なログインがあったと発表した。

    不正ログインが確認された顧客のアカウント数は、「ハードオフネットモール」に登録している149件。

    「リスト型アカウントハッキング(リスト型攻撃)」は、何らかの手段により他者のID・パスワードを入手した第三者が、これらのID・パスワードをリストのように用いてさまざまなサイトにログインを試みることで、個人情報の閲覧などを行うサイバー攻撃。

    「リスト型アカウントハッキング(リスト型攻撃)」は、何らかの手段により他者のID・パスワードを入手した第三者が、これらのID・パスワードをリストのように用いてさまざまなサイトにログインを試みることで、個人情報の閲覧などを行うサイバー攻撃
    パスワードリスト攻撃による被害のイメージ図(IPAのサイトから編集部がキャプチャ)

    「ハードオフネットモール」で閲覧された可能性のある顧客の個人情報は次の通り。

    • 氏名(姓名、フリガナ)
    • 住所(郵便番号、市区郡町村、番地、部屋番号)
    • 電話番号、携帯電話番号、メールアドレス、性別、職業、生年月日、購入履歴
    • 配送先の氏名(姓名、フリガナ)、住所、電話番号
    • クレジットカード情報の一部(カード名義人、有効期限、クレジットカード番号の一部)
      *クレジットカード番号は、下3桁以外は非表示としており、保存していない。

    不正ログインのあったIDは、パスワードを変更しなければ使用できないように対策を講じた。対象の顧客には個別に案内している。不正ログインが試行された通信元を特定してアクセスを遮断し、その他のアクセスについても監視を強化。また、警察には通報済み。

    ハードオフコーポレーションはプレスリリースで、消費者に「他社サービスとは異なるパスワードを設定する」「第三者が容易に推測できるパスワードを使用しない」ことを呼びかけている。

    近年、「リスト型攻撃」の被害に遭うECサイトが相次いでいる。ファーストリテイリングは2019年5月、ECサイト「ユニクロ公式オンラインストア」「ジーユー公式オンラインストア」において、顧客以外の第三者による不正なログインが発生したと発表。家電量販店のコジマは2019年5月、第三者によって外部で不正取得されたと思われる他サイトの会員ID・パスワードを用いて、何者かがECサイト「コジマネット」に不正アクセスしたことが発覚したと発表している。

    「リスト型アカウントハッキング(リスト型攻撃)」への対応策

    「リスト型アカウントハッキング(リスト型攻撃)」による不正ログインへの対応策については、総務省が2013年に次のような施策を事業者に向けて公表している。

    攻撃を予防する対策

    • ID・パスワードの使い回しに関する注意喚起の実施
      サービス毎に異なるID・パスワードを設定するよう利用者に注意喚起する
    • パスワードの有効期間設定
      パスワードに有効期限を設定し、利用者に定期的に変更させる
    • パスワードの履歴の保存
      数世代前に使用したパスワードへの変更を認めないようにする
    • 二要素認証の導入
      ID・パスワード以外の認証要素(ワンタイムパスワードなど)を追加する
    • ID・パスワードの適切な保存
      サービス運営事業者において暗号化などID・パスワードの適切な保存を行う
    • 休眠アカウントの廃止
      長期間利用実績の無いアカウントをデータも含めて削除する
    • 推測が容易なパスワードの利用拒否
      パスワード・ポリシーを定め、推測が容易なパスワードの利用を拒否する

    攻撃による被害の拡大を防ぐ対策

    • アカウントロックアウト
      同一のIDに対して一定の閾値以上の認証エラーが発生した際にアカウントを一時停止する
    • 特定のIPアドレスからの通信の遮断
      特定のIPアドレスから閾値以上のログイン要求が発生した際に、当該I Pアドレスからの通信を遮断する
    • 普段とは異なるIPアドレスからの通信の遮断
      通常ログインされているIPアドレスとは大きく異なるIPアドレスからのログイン要求が発生した際に、当該IPアドレスからの通信を遮断する
    • ログイン履歴の表示
      ログイン履歴を保存し、利用者がアカウントの利用実績を認識できるように設定する

    総務省が公表している資料は「リスト型アカウントハッキングによる不正ログインへの対応方策について(サイト管理者などインターネットサービス提供事業者向け対策集)」。

    石居 岳
    石居 岳

    補助金の申請をオンラインで行える「Jグランツ」をスタート、経済産業省

    5 years 10ヶ月 ago

    経済産業省は12月23日、補助金をオンラインで申請できるシステム「jGrants(Jグランツ)」の運用を開始した。現在は2019年度補正予算と2020年度予算で経産省が管轄している27種類の補助金に対応している。

    従来、補助金申請は紙による手続きが主流だったが、利便性を高めるため公募から事業完了後の手続きまでオンラインで完結できる汎用的な補助金申請システムを開発した。

    2019年度補正予算では「小規模事業者持続化補助金」「サービス等生産性向上IT導入支援事業」「インバウンド需要による地域消費拡大推進事業」など7つの補助金、2020年度当初予算では「商業・サービス競争力強化連携支援事業」「省エネルギー投資促進に向けた支援補助金」など20の補助金が対象。

    経済産業省におけるJグランツの利用対象補助金 2019年度補正予算(7補助金)
    経済産業省におけるJグランツの利用対象補助金 2019年度補正予算 
    経済産業省におけるJグランツの利用対象補助金 2020年度当初予算
    経済産業省におけるJグランツの利用対象補助金 2020年度当初予算

    今後は経産省の補助金だけでなく、他の省や自治体の補助金にも対象を拡大するという。

    「Jグランツ」を利用するには「GビズID」を取得する必要がある。「GビズID」は事業者が1つのアカウントで複数の行政サービスにアクセスできる認証システム。「GビズID」の取得には約2~3週間の審査期間が必要。

    渡部 和章
    渡部 和章

    デジタル化が進む米国のECビジネス向けの新法律「マーケットプレイスファシリテーター法」とは? | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    5 years 10ヶ月 ago

    2019年10月1日は、全米人口の33.1%を占める11の州でマーケットプレイスファシリテーター法(編注:ECモールに出店する企業に義務付けられていた税金の徴収と納付を、ECモール側が担うことを定めた法律)が施行された日でした。アリゾナ、カリフォルニア、コロラド、メイン、メリーランド、マサチューセッツ、ネバダ、ノースダコタ、テキサス、ユタなどの各州で同法が施行されました。

    マーケットプレイスファシリテーター法、ハワイ州、イリノイ州でも施行

    AmazonやeBayなどが運営するオンラインマーケットプレイスに対し、販売者に代わって売上税を徴収し、納付することを義務付けるマーケットプレイスファシリテーター法は、2019年に30を超える州で、2020年1月1日にはハワイ州とイリノイ州でも施行されました。

    2019年から対象1月:アラバマ/コネチカット/アイオワ/オクラホマ/ミネソタ/ニュージャージー/ペンシルバニア/ワシントン3月:サウスダコタ4月:ワシントンDC6月:アイダホ/ネブラスカ/ニューヨーク/ロードアイランド7月:アーカンソー/インディアナ/ケンタッキー/ニューメキシコ/サウスカロライナ/バーモント/バージニア/ウェストバージニア/ワイオミング9月:オハイオ10月:アリゾナ/カリフォルニア/コロラド/メイン/メリーランド/マサチューセッツ/ネバダ/ノースダコタ/テキサス/ユタ2020年から対象1月:ハワイ/イリノイ/ミシガン/ウィスコンシン2月:ノースカロライナ
    2020年1月1日時点で、マーケットプレイスファシリテーター法が施行されている州一覧(Google Merchant Centerの情報をもとに編集部で作成)

    サウスダコタ州で、州、地方政府がオンライン小売事業者に売上税徴収を求められる

    マーケットプレイスファシリテーター法は、サウスダコタ州対Wayfair社の訴訟における米国最高裁判所の2018年6月の判決に州が対応した1つの方法です。この判決により、州や地方政府はオンライン小売事業者に対し、税管轄区域内に物理的な拠点、またはつながりがなくても売上税徴収を求めることができるようになりました。

    裁判所は、明確なサウスダコタ州の法律に則り、数十年来の先例を覆す判決を下しました。サウスダコタ州の法律では、小売事業者に対し、同州で10万ドル以上の売り上げがあった場合、またはサウスダコタ州の住民と少なくとも200件の取引を完了した場合に、売上税の徴収と納付をするよう求めています

    多くの州議会議員は、マーケットプレイスファシリテーター法の可決にあたり、売上税と送金手続きをさらに簡素化することを提案していました。しかし、「現実はそうなっていない」とSaaS型の売上税およびコンプライアンスソリューションを提供するAvalaraの米国税制・政府関係担当副社長スコット・ピーターソン氏は言います。

    たとえば、小売事業者やマーケットプレイスにとって問題を複雑にする法律構造が、大きく分けて4つあります

    見解の相違によって複雑化するマーケットファシリテーター

    ペンシルバニア州の法律では、マーケットプレイスに対して、同州で1万ドル以上の収益を上げた場合にオンライン売上税を徴収して納付することを義務付けています。同州ではマーケットプレイスファシリテーターを、マーケットプレイスを通じて販売する販売者の商品やサービスを掲載したり、宣伝したりするビジネスとして定義しています(同法律には、マーケットプレイスが直接または間接的に料金を徴収と明記されています)。

    これは、企業がオンライン広告サービスを提供、あるいは販売商品を掲載するだけでは、マーケットプレイスファシリテーターと見なさないというコロラド州の法律とは対照的です。コロラド州では、実際に販売を促進しない限りマーケットプレイスファシリテーターにはなりません。このような見解の相違が、販売事業者、特にマーケットプレイスに加えて、自分のWebサイトやアプリで商品を販売している事業者にとって複雑さを増しているのです。

    マーケットプレイスファシリテーター法は、マルチチャネルで販売する小売事業者に、どのマーケットプレイスがどの州でビジネスをしているのかを常に監視することを求めていますが、同時に事業者は自社のECサイトやアプリでの販売にも対応しなくてはいけません。

    サウスダコタ州歳入局の州税担当官を務めた後、Avalaraに入社する前は、売上税管理委員会の事務局長を務めていたピーターソン氏は、「これにより、売上税の徴収がより複雑になります」と説明。「コンプラインスは容易ではありません」と言います。

    各州がマーケットプレイスファシリテーター法を急速導入するワケ

    2020年には、各州が法律を見直し、どのような事業をマーケットプレイスファシリテーターと見なすべきかについて、合意に達する可能性が高いでしょう。しかしながら、各州が合意に達したとしても、コンプライアンスを困難にする複雑な要因の多くが、依然として存在します。

    たとえば、イリノイ州法では小売事業者に対し、すべてのアパレル商品に対して売上税の徴収および納付を義務付けているのに対し、ペンシルベニア州法では、フォーマルな衣料品、リアルファー、フェイクファー、または合成ファーで作られた衣料品、あるいは「通常、スポーツに従事しているときに着用または使用される」スポーツ用品や衣料品に対してのみ売上税を課しています。

    各州がマーケットプレイスファシリテーター法を急速に導入しているのには、十分な理由があります。事業者らは巨額の収入を生み出しているからです。たとえば、ニューメキシコ州では、この法律により今年度は約4300万ドルの税収が見込まれています。

    リモートセールス税法

    マーケットプレイスファシリテーター法に加えて、4つの州(アリゾナ、カンザス、マサチューセッツ、テキサス)でリモートセールス税法が10月1日に施行されました。

    つまり、10月1日時点で、44の州が売上税徴収法と規則を制定し、たとえその州に物理的な拠点がなくても、オンライン小売事業者が売上税を徴収することを義務付けたことを意味しています。しかし、各州の法律にはいくつか重要な違いがあります。

    たとえばコロラド州では、州外の販売事業者に対し、過去12か月間または暦年で10万ドルの売り上げ(サービス・免税販売を含む)が州内であった場合、売上税を徴収して納付することを義務付けていますが、アリゾナ州ではアプローチが異なります。アリゾナ州における2018年の州内売り上げのしきい値は、過去12か月あるいは暦年でのマーケットプレイス売り上げを除く、20万ドルでした(アリゾナ州のしきい値は2020年に15万ドル、2021年には10万ドルに下がります)。

    Internet RETAILER
    Internet RETAILER

    ブティックスターがファッション、コスメ業界向けECサイト制作サービス「テイラーメイドプラン」を開始。SBペイメントサービスと提携

    5 years 10ヶ月 ago

    ブティックスターは1月8日から、ファッション、コスメ業界向けのECサイト制作サービス「Tailormade Plan(テーラーメイドプラン)」の提供を開始した。

    「Tailormade Plan」は、ファッションやビューティー業界で活躍する著名なクリエイターがECサイトを制作するサービス。ECサイトとしての商品販売だけではなく、ブランドサイトとしてブランディングの役割を果たすサイト作りを行う。

    昨今、ECサイトとブランドサイトの垣根をなくし、2つのサイトを統合化して1つのサイト(ハイブリッド型ECサイト)を制作するのが世界的なトレンドになっているとブティックスターは説明。「Tailormade Plan」はこうしたトレンドに対応するとしている。

    ブティックスター Tailormade Plan SBペイメントサービス SBPS

    また、ブティックスターはソフトバンクの子会社であるSBペイメントサービス(SBPS)とパートナー契約を締結。「Tailormade Plan」のメイン決済サービスとしてSBPSのオンライン決済サービスを採用した。これにより、「Tailormade Plan」を利用する事業者は、ECサイト構築プラットフォーム経由でSBPSのオンライン決済サービスを導入できる。

    SBPSは、国内最大級の決済代行会社。国際的なクレジットカードブランドのライセンスを保有し、決済代行に留まらず信頼性の高い決済サービスを行っている。

    今回のパートナー契約締結に際し、両社は「ファッション、コスメ業界に必要とされるクリエイティビティと信頼性の高い決済サービスの組み合わせにより、ファッション、コスメを取り扱う事業者のECビジネスを支援していきます」と発表した。

    藤田遙
    藤田遙

    【シニア層のスマホ利用調査】利用目的1位は通話。約9割以上がLINEを利用

    5 years 10ヶ月 ago

    JOYLAB(ジョイラボ)は2019年12月18日、地方(首都圏、大阪、博多、名古屋以外)在住で60歳以上のスマートフォン利用者の男女を対象とした、スマートフォンの利用状況に関するアンケート調査の結果を発表した。それによると、利用目的は「通話」(33.7%)、利用時間は「1時間未満」(59.7%)が最多だった。

    スマートフォンの主な利用目的について聞いたところ、「通話」(33.7%)が1位。次いで「インターネット検索、情報収集」(29.4%)、「メール」(19.9%)、「SNS」(10.1%)という結果になった。

    1日の利用時間については、約6割の利用者が「1時間未満」(59.7%)と回答した。以降は「1時間~2時間」(22.6%)、「2時間~3時間」(8.6%)と続いた。この結果から、長時間スマートフォンを利用するシニア層はまだ少ない傾向があると分析する。

    スマートフォン スマホ シニア層 利用状況 利用時間 利用目的
    「スマートフォンの主な利用目的を教えてください」/「1日何時間くらい利用していますか?」

    「LINEなどのメッセージアプリやFacebookなどのSNSを利用しているか」については、約7割以上が「利用している」と回答。シニア層においてもSNSがすでに定着しているといえる。

    「どのSNSを利用しているか」と聞いたところ、9割以上が「LINE」(93.1%)と回答し、「Facebook」(32.2%)、「Twitter」(22.7%)、「Instagram」(16.5%)を大きく引き離す結果となった。LINEが「生活に必要不可欠なアプリ」になっていると考えられる。

    スマートフォン スマホ シニア層 利用状況 利用時間 利用目的
    「LINEなどのメッセージアプリやFacebookなどのSNSを利用していますか?」
    /「どのSNSを利用していますか?」

    「家族や友人、知人との連絡手段」では、「電話」(81.0%)が最も多く、次いで「メール」(62.3%)、「SNS(LINEなど)」(61.1%)となった。ガラケー時代は「電話」または「メール」と回答する利用者が多かったと予想するが、現在はSNSがメールとほぼ同率まで普及し、今後はSNSの割合が増えると考えられる。

    スマートフォン スマホ シニア層 利用状況 利用時間 利用目的
    「家族や友人・知人との連絡手段を教えてください」

    「連絡する際に困ったこと、助かったことなどの具体的なエピソード」として、

    • 電話だと相手が出られない時に連絡が取れない
    • 参加できなかった友人にクラス会の写真をリアルタイムで送り、喜んでもらえた
    • LINE、メールでは多くの家族や友人と一斉に連絡できる

    などの回答が寄せられた。メールやSNSは写真を送ったり複数人で会話が共有できるため、時と場合に応じて使い分けていると予想される。

    「メルカリなどのフリマアプリを知っているか」という質問に対して、「使ったことはないが知っている」(68.4%)が最多の回答となり、次いで「知らない」(14.3%)、「現在使っている」(13.5%)、「過去に使っていた」(3.8%)と続いた。

    フリマアプリ利用者で「現在使っている」、「過去に使っていた」と回答した利用者に「売買どちらの経験があるか」と質問したところ、約4割以上が「両方」(41.5%)と回答した。以降は「見ただけ」(24.0%)、「販売」(20.8%)、「売却」(13.7%)となった。不用品を別のユーザーに売却し、欲しいものを安く手に入れる利用者が多いとみられる。

    スマートフォン スマホ シニア層 利用状況 利用時間 利用目的
    「メルカリなどのフリマアプリを知っていますか?」/「売買どちらの経験がありますか?」

    「どのようなものを売買したことがあるか」という質問に対し、「衣類」(25.2%)、「家具、家電」(16.6%)、「ホビー用品」(15.8%)、「CD、レコード」(11.5%)、「書籍」(10.8%)となり、さまざまな物を取引していることがわかる。

    スマートフォン スマホ シニア層 利用状況 利用時間 利用目的
    「どのようなものを売買したことがありますか?」

    「スマートフォンに変えて良かった具体的なエピソード」として、

    • 海外に行く子供と連絡が取れる
    • アプリを使うとクーポンが利用でき、買い物が楽しくなる
    • いつでもどこでもネットと繋がり、人とのコミュニケーションも増えた
    • LINEで家族のつながりが良くなった

    などの回答が寄せられた。このことより、スマートフォンは生活を便利にするだけでなく、人とのコミュニケーションにも大きく貢献していることがわかる。

    調査実施概要
    • 調査方法:インターネット調査
    • 調査期間:2019年12月11日
    • 調査対象:地方(首都圏/大阪/博多/名古屋以外)在住の60歳以上のスマホ利用者 男女1075人
    • モニター提供元:ゼネラルリサーチ
    藤田遙
    藤田遙

    「あなた好みの香水、選びます」。スタイリストによるセレクトサービスを展開するCeles(セレス)のビジネスモデル

    5 years 10ヶ月 ago

    皆さん、香水を使っていますか? 私は学生時代からずっと使っていますが、これだ! と思う物に出会うのが難しい・・・・・・。

    そんな香水選びのお悩みを解決してくれる、日本初のネット香水提案サービス「Celes(セレス)」にインタビューを決行。セレスは、フレグランススタイリストの資格を持つスタッフが、ユーザー1人ひとりの希望に合わせた香水を選定するサービスを行っています。服やアクセサリー以上に、香水は試してみなければ買えないもの。そんな香水をECで販売し始めたきっかけや香水への思いを、代表のソールズベリー夏生氏とフレグランススタイリストの阿部奈恵氏に聞きました。写真:吉田浩章

    市場規模が拡大しているネットを活用したら、香水市場も大きくなるのでは

    ――早速ですが、サービスを開始した理由とその経緯などを教えて下さい。

    ソールズベリー夏生(以下、ソールズベリー):会社を設立したきっかけは、僕が香水を使いたいと思った時に「どんな香りが好きかわからない。けれど適当な物を選ぶのは嫌」という経験があったからです。

    日本の香水市場規模は約400億円。人口が日本の約半分であるフランスやドイツの市場規模は約2000億円と言われているので、市場規模が小さいですよね。さらに日本人の約70%が香水を付けず、香水を使わない人の約35%が「何を付けたら良いかわからない」という調査結果も出ている。

    「どんな香水を付けたら良いかわからない」という人たちをカバーできて、簡単にサジェストしてくれる人がいたら、香水を使う人が増えるのではないかと考えたんです。

    Celes セレス 香水 日本初ネット香水提案サービス ソールズベリー夏生氏
    「香水をより身近に取り入れてもらうことにより、ライフスタイルを豊かにしてほしい」と語る代表のソールズベリー夏生氏

    ソールズベリー氏:「どうやって香水を使う人たちを増やすか」と考えた時に、「市場規模が大きくなってきているネットを活用したら、香水市場も比例して大きくできるのではないか」と考えたのがECサイトを立ち上げたきっかけですね。

    周囲の人に香水について訊ねると、大体の人が「香水を扱っているデパートに行くのが面倒くさい」と言う。しかも地方では取り扱っている種類が少ない。けれど、ネットなら地方の人でも色々な香水を手に入れることができる。そういった利便性から「気軽に小さいサイズを試して、気に入ったら大きいサイズを購入してもらう」という流れが作りやすいと思い、その流れが大きくなったら香水の市場規模拡大にもつながると考えました。

    ――香水市場の拡大には、まず気軽に香水を試してもらうのが必要だと。

    ソールズベリー氏:香水はフルボトルだと2万円程する物もあります。それより容量の少ない50mlでも1万8000円くらい。お客様の中には「50mlでも使い切れるかわからない」と悩む方が多い。自分の好きな香りか、使い切れるか自信が持てない状態で高い香水を買うのは、少し抵抗がありますよね。

    それから、お客様からよく聞くのが「デパートで接客されるとプレッシャーを感じてしまい、試した中で良さそうな物を買ってしまう。けれど実際使ってみると気に入らなかったことがある」ということ。セレスでは小さいサイズで実際に試していただいて、本当に良いと思うものを大きいサイズで買える仕組みです。お客様はもちろん、販売する側やブランドにとってもメリットがあると思います。

    ――フルボトルを買うってよほど気に入ってないと買えないですもんね。

    ソールズベリー氏:そうですね。服は毎日違うコーディネートができますが、香水を大きなボトルで買ってしまったら難しいじゃないですか。食べ物のように毎日同じだと飽きてしまうこともありますし。海外では違う香水を何本か持っていて日によって変えています。香水を使う人が増えてきたら、日本も徐々にそうなっていくのではないかなと思います。

    阿部奈恵(以下、阿部)気分やシーンによって変えることもできますしね。最初付けた時はあまりピンとこなくても、少し時間が経つと馴染んでくる香水もあるので。

    Celes セレス 香水 日本初ネット香水提案サービス 阿部奈恵氏 フレグランススタイリスト 日本フレグランス協会
    日本フレグランス協会 フレグランスセールススペシャリストの資格を持つフレグランススタイリストの阿部奈恵氏。「香水に詳しいお客様の要望にもしっかり応えられるように」と知識を高めている

    香水の魅力やストーリーをきちんとお客様に伝えられるように

    セレスでは、ユーザーが注文時に香りの好みや使用している香水などを記載し、それを見て阿部氏が5つの香水を選定する「Celesセレクト」サービスを実施している。「もっとお手軽に香水を試したい」というユーザー向けには、4つのタイプに分けられた香りから1つ選んで注文すると、ランダムで香水が届く「Celesガチャ」を行っている。

    Celes セレス 香水 日本初のネット香水提案サービス
    5種類の香水が届く。肌に直接付ける前に香りを試せるよう、ムエット(写真左)が付いてくる。
    Celes セレス 香水 日本初のネット香水提案サービス
    選んだ香水の説明や写真、購入ページに飛べるQRコードが記載された紙と香水の使用方法説明書が一緒に届く。
    レビュー記載特典の案内や、次回購入時に使用できるクーポンが記載されたカードも。
    「香水のストーリーを読んでから使っていただくと、より香りがイメージしやすいと思います」(阿部氏)

    ――Celesガチャは本当にランダムなのでしょうか?

    ソールズベリー氏:そうです。選んだ香りの中から、自動的にランダムで当たるようにしています。いわゆるカプセルトイと違うのは、1人のお客様に同じ香りが届かないようにしていることですね。色々な香りを楽しんでいただきたいので。

    Celes セレス 香水 日本初ネット香水提案サービス Celesガチャ
    4つのタイプに分類された香りから1つ好きな香りを選ぶと、ランダムで香水が届く。
    大きさは「15回プッシュ分」と「50回プッシュ分」の2種類。香りは「フローラル系」「フルーティ系」「シトラス・グリーン系」「ウッディ・オリエンタ・シプレ系」から選べる。

    「気に入らなかった」というお客様の声が、僕たちの学びにつながる

    ――色々な香水を気軽に楽しめると思うのですが、「気に入らなかった」というお客様の声はありましたか?

    ソールズベリー氏:あります。そのため「Celesセレクト」では、全額返金保証制度を行っています

    僕たちは香水を選ぶことに自信があります。実際、返金を求めるお客様は100人に1人か2人程ですし、そういったお客様がいても「何故お届けした香水を気に入ってもらえなかったのか」という理由を聞けて、大変勉強になります。お客様の声にきちんと向き合う姿勢が「セレスは自信を持って香水を選んでいる」というお客様への信頼につながっていると思いますね。

    ――返金対応は店舗側のミスや、送った商品に不備がある場合のみ受け付ける企業が多いかと思いますが・・・・・・。

    ソールズベリー氏:一度お金を払っていただいたら、本当に気に入った物をお客様にお届けしたいと思っているからです。それから、香水は一度返品になると使えなくなってしまうので、お客様から返送していただいていません。

    阿部氏:私たちが取り扱っている香水は、自信を持っておすすめできる一流ブランドや有名な調香師が手がけた香水ばかりなので、「今回は気に入ってもらえなくても、時間が経ったら気に入ってもらえるのではないか」という気持ちがあります。

    Celes セレス 香水 日本初ネット香水提案サービス 全額返金保証サービス
    気に入った香水の大きいサイズを割引価格で購入できるサービスも

    ――取り扱っている香水は在庫を持っているんですよね? ブランドにとって知名度を上げるなどのメリットがありそうなので、ブランドと提携して香水を仕入れているのかと思っていました。

    ソールズベリー氏:セレクトサービスから始まった会社なので、良い物だけをお客様にお届けしたい。量り売りを始めたので有名ブランドも揃えていますが、自分たちが実際に試してみて良い香水だと思った物しか仕入れていません。聞いたことのなかったブランドを試せて「いい物に出会えた」とお客様に思っていただけるのが嬉しいですね

    香水は正しい付け方をすれば、迷惑になるものじゃない

    ――日本の香水市場規模が小さいと仰ってましたが、その理由についてどうお考えでしょうか?

    ソールズベリー氏:色々な要因があると思いますが、1つは日本は外食が多いということ。日本では友人に会う時は外食をすることが多いですよね。けれど、外食だと周りに気を遣ってあまり香水を付けられないじゃないですか。以前イギリスに住んでいたのですが、イギリスでは友人とご飯を食べる時は基本的にホームパーティーを開きます。外に行く時はパブに行ってお酒を飲むくらいなので、香水の香りをあまり気にすることがない。

    2つ目は、日本は電車移動が多いこと。通勤時の満員電車で香りが強い香水を付けていると嫌がられるじゃないですか。

    阿部氏香水は付け方を誤らなければ、人に迷惑がかかる物ではないんですけどね。付け方だけでなく、付ける量や部位、時間などにもコツがあります。

    Celes セレス 香水 日本初ネット香水提案サービス
    2人が厳選した香水の一部。「馬具」や「パン」のような香りなど珍しい物や、英国王室御用達のブランド、フルボトルで6万円以上する高価な香水など、300種類以上の香水を取り揃えている。

    もっと香水の良さ、奥深さを知ってもらうために

    ――今までのお話を聞いて、香水の奥深さを感じました。反面、どうしたらオンラインで香水の奥深さが伝わるのか、と思いますね。

    ソールズベリー氏:色々試していただくのが良いと思っているので、あまりお金を払わなくても気になる香りがあれば試してもらえるように、ムエットを5本まで無料で提供しています。

    僕たちは香水販売店をネットで再現することをイメージしています。実店舗は気になった香りをムエットで試すことができるのに、ネットで出来ないのは悔しいと思いました。

    ――それぞれの香水にストーリーが込められていることや、こんなに多くの香水があることを普通の方は知らないと思います。それを知ったり試したりできるイベント開催したら面白そうですね。

    ソールズベリー氏:実際に試していただけたら「こんな香り、あんな香り」と話ができて楽しそうなので、イベント開催してみたいですね。

    Celes セレス 香水 日本初ネット香水提案サービス
    「感じたことや物からイメージした香水を作るので、香水を作る人は自分のことをアーティストと呼びます」(ソールズベリー氏)

    ――リピーターの育成はどの企業も難しいと感じていると思うのですが、今後、香水のリピーターはどのように育成してくのでしょうか?

    ソールズベリー氏:まだ僕たちのサービスがあるということを知らない方が多い状態なので、今は新規顧客の獲得を重視しています。ただ、基本的に僕たちのビジネスモデル自体が「小さいサイズを試して、気に入ったら大きいサイズを買ってもらう」というリピートしやすい構造になっています。お客様も「元々香水に興味があって色々試してみたい」という方が多いですし。

    阿部氏:「セレクトから入って香水に興味を持ったので、色々試す」という方も多いですし、「彼氏にプレゼントしたいのでこういった香水を選んで下さい」という方もいます。

    Celes セレス 香水 日本初ネット香水提案サービス
    「最近は“推しの香水”という、自分が好きなキャラクターのイメージを伝えてきて下さって“キャラクターに合う香水を選んで下さい”というご希望いただくことも増えていますね」(阿部氏)

    ――今後取り組みたいサービスはありますか?

    ソールズベリー氏:いずれはより多くの人に香水の良さを体験してもらえるような店舗、イベントを開催したいですね。

    それから、サービスとは少し違うかもしれませんが、いずれは買い取り在庫を持たない方法にシフトしたいなと。仕入れ先から在庫を預かる形にして、売り上げが立ったらその分を仕入れ先に渡して、僕たちはコミッションをいただくというビジネスモデルを考えています。最終的には香水のウィキペディアというかamazonや楽天のような存在になりたいと思っています。気になる香水について調べたらセレスにたどり着けるような。仕入れ先を増やして、お客様にもっと多くの香水を試していただけるようなツールや仕組みを構築したいと思っています。

    そのためにも今は香水に対するハードルを低くして、多くの方に香水の魅力を知ってもらいたいな、と思っています

    Celes セレス 香水 日本初ネット香水提案サービス
    ◇◇◇

    取材中に色々な香水を試させていただき、香水好きには至福の一時に。阿部さんからは「香水をプッシュしたブラシで髪をとかすとふんわり良い香りがしますよ」というお洒落な使い方や、1日の終わりに自分が好きな香りをまとって寝る「寝香水」という使い方を教えていただきました。「リラックスできて心に効きますよ」(阿部氏)とのことですので、一度試してみたいと思います!

    藤田遙
    藤田遙

    プラットフォーマ―による直販が増えて、一部のモールで中小店舗が掲載されなくなる?! 2020年EC業界動向まとめ【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

    5 years 10ヶ月 ago
    ネッ担まとめ

    Amazonや楽天市場など、大手プラットフォーマーの今後の動向に関するコマースデザイン 坂本さんの大作がアップされました。EC業界の流れとこれから先に起こることがすっきりまとまっています。ほぼ確定した未来の話なので必読です。

    プラットフォーマ―の動きがわかればやるべきことが見えてくる

    2020年、EC業界の展望と「中小事業者は何を考えるべきか」前編 | ECコンサル坂本のブログ「ECバカ一代」
    https://www.commerce-design.net/blog/archives/3790

    まとめると、

    • 中小事業者が考えるべきテーマは基本的に大手同士の争いとは別の所にある。 だからあまり深刻に考えない方が良い。でも動きは知っておくべき
    • 携帯キャリア、データ経済圏、ポイントと決済を理解すると、プラットフォーマ―たちの動きがわかる
    • 今後は、①プラットフォーマーによる直販が増える ②自前出荷か物流を委託するかの判断を迫られる ③一部モールで中小店舗が掲載されなくなる ④公取の存在感が増す……などが予想される

    プラットフォーマーの観点でいうと、立ち上げ時点では無料とかポイントとかクーポンとか「EC革命」とかでお店を集めておいて、立ち上がった後は直営比率を上げていくのが合理的ですね。

    楽天で言えば楽天24が代表ですが、ネットベビーやケンコーコムなど出展者を買収して直販店舗とするという動きがあります。ヤフーはロハコがありますよね。去年ゾゾがグループに入りました。

    私もこの通りの流れで進んで行くだろうと思います。携帯と決済(○○Pay)とモール(BtoC、CtoC)をくっ付けてデータを活用し、規模を広げながら直販で利益を出す流れ。予言というかほぼ確定している流れなので、これを知ってどうするかを考えていかないといけません。知らなかった人たちは黄色信号ですよ。

    連休はイベントのチャンスで配送がピンチ

    【3連休以上が8回も!!】2020年の祝日・休日をカレンダーで一覧にしてみました | Yahoo!ニュース(増澤陸)
    https://news.yahoo.co.jp/byline/rickmasuzawa/20200106-00157777/

    EC業界に影響しそうな2020年の「10大イベント」予報! | E-commerce Magazine
    https://www.future-shop.jp/magazine/info-2020-ecforecast

    まとめると、

    • 今年は3連休以上の連休が8回もある連休の当たり年
      • 1月……1日、13日【3連休】
      • 2月……11日、23日、24日【3連休】
      • 3月……20日【3連休】
      • 4月……29日
      • 5月……3日、4日、5日、6日【5連休】
      • 6月……なし
      • 7月……23日、24日【4連休】 オリンピック(24日〜8月9日)
      • 8月……10日【3連休】 パラリンピック(25日〜9月6日)
      • 9月……21日、22日【4連休】
      • 10月……なし
      • 11月……3日、23日【3連休】
      • 12月……なし
    • オリンピックの影響で休日の移動などもある
    • 5G、キャッシュレス決済のポイント還元終了、東京オリンピックなどがEC事業者に影響しそう

    「祝日多過ぎだろう!」って思う人は、私のようなフリーランスかサービス業の方でしょうね。EC事業者の方々はイベントを仕掛けやすいタイミングでもありますが、配送が遅れがちになって再配達も発生しがちになるので、気が重い時期かもしれません。とにかく確定していることなので対応を。

    2020年、通販は拡大するけど景況感は下がる?

    【2020年市場予測】通販・EC企業の69%が拡大と回答。景況感は「下がっている」の声が大幅に増加 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/7126

    まとめると、

    • 通販新聞社の調査によると、2020年の通販市場について「拡大する」と回答した通販実施企業の割合は69%
    • 景況感については、「下がっている」とする回答が前年に比べて大幅に増えた
    • ネット通販、スマホ決済、モールの拡大が主な理由
    通販新聞 2020年市場予測 通販 ネット EC

    「通販市場自体は拡大するものの、景気としては悪くなる」。これはどこでも聞きますよね。そうなると誰もが通販に集中してくるので、競争が激化します。生き残るにはどこかに集中しないといけません。まんべんなく伸ばそうとすると危険です。

    2020年の展望記事など

    【2020年トレンド予測】カスタマーエクスペリエンス向上施策で押さえるべき5つの変化 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/7109

    2020年に注目する6つのトピックス | Exchangewire Japan
    https://www.exchangewire.jp/2020/01/06/editorseye-topics2020/

    2020年の動画広告予算、広告主の6割超が増加 | Exchangewire Japan
    https://www.exchangewire.jp/2020/01/06/videoad-dif/

    2020年、いま音声配信をはじめる方法|Atsuyoshi Narumi(note)
    https://note.com/narumi/n/n16c694d2616d

    ベム最後の投稿 2020年代広告業界7つの予測|業界人間ベム
    http://g-yokai.com/2020/01/2020-3.php

    特別寄稿「これからの人口減少時代に、日本の企業はどう生き残るのか?人口の2%、20%、78%のビジネスを見極めて、企業やあなたが生き残るには?」 | Marketing Native
    https://marketingnative.jp/con01/

    EC業界以外の展望記事もピックアップしておきます。動画と音声が伸びるのは確定です。

    EC全般

    無印良品ネットストアのメンテナンス、「37時間限定」のはずが復旧めど立たず “計画通り”に行かなかった裏側を聞くも…… | ITmedia ビジネスオンライン
    https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2001/08/news064.html

    ECのシステムを軽視したわけではないと思いますが、書き入れ時にこれは痛い。

    課題も見えてきた「電子棚札」、スマートフォンで「口コミ」チェックも | BCN+R
    https://www.bcnretail.com/market/detail/20200103_151021.html

    電子棚札は始まったばかり。いずれサイネージと連携してくるはず。

    定期購入の通販・ECで相次ぐ特商法違反による行政処分、なにが問題? | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/7124

    「テレビ通販しませんか」勧誘に乗って閑古鳥 JADMAが注意喚起 | AdverTimes
    https://www.advertimes.com/20191225/article304786/

    今年もこういった話題には事欠かないですね。公取委の動きなどを追っておきましょう。

    越境ECに強いプラットフォームMagentoの特徴、機能をご紹介 | 世界へボカン
    https://www.s-bokan.com/blog/post-19290/

    自社ECをやり込んで、システムにも詳しくなって、そこそこ資金があればこれです。いきなりは危ない。

    今週の名言

    「伝承と伝統は違う。伝承はただ受け継ぐだけだが、伝統とは革新の連続である」
    ─新潟県燕市で伝統工芸品の鎚起銅器(ついきどうき)を製造販売する玉川堂(ぎょくせんどう)の7代目・玉川基行氏

    伝統だから、を言い訳にしてません? | ウェブ電通報
    https://dentsu-ho.com/articles/7004

    伝承されたものを工夫することで伝統になる。在職年数の長い人から上手く業務を引き継げれば、伝統=ブランドができるはず。

    森野 誠之
    森野 誠之

    無印良品のネットストアが再開見込みを1月下旬に延期、「システムメンテナンスに想定以上の時間を要している」

    5 years 10ヶ月 ago

    良品計画は1月13日、システムメンテナンスのために停止しているECサイト「ネットストア」の再開を、1月下旬に再延期すると発表した。システムメンテナンスに想定以上の時間を要しているためとしている。

    当初1月1日にシステム更新を終える予定だったが、1月上旬の再開に延期。それをさらに1月下旬の再開に再延期した。

    「ネットストア」および「MUJI passport」アプリは当初、2019年12月31日0時~2020年1月1日13時の期間で、システム更新に伴うメンテナンスを行う予定だった。

    「MUJI passport」アプリは2019年12月31日0時~2020年1月8日15時でメンテナンスが終了。「MUJI passport」アプリのiOSに続き、Androidに新しいバージョンをリリースしたものの、「MUJI passport」経由での買い物など一部機能が利用できない状態となっている。

    良品計画では国際会計基準(IFRS)適用を前提に、2020年から決算期を8月に統一する。全世界共通の業務オペレーションによる効率的な情報管理を実現するため、国内・海外のグローバル標準システムの構築を計画。当初国内での稼働は2019年12月を、中国では2020年1月からの稼働を予定していた。

    良品計画のグローバル標準システムの構築計画
    2019年4月時点でのグローバル標準システムの構築計画(2019年2月期の決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

    2019年3~8月期(中間期)の決算説明資料では、12月の日本から順次導入する会計領域の各国展開を優先すると説明。ECのリリース、個客領域の新規取り組みに関わる追加機能開発を後ろ倒し、リリース時期を変更することで、会計(SAP)導入・MDシステムのスムーズな移行・切り替え業務に集中するとしていた。会計システムの移行・切り替えが問題となり、メンテナンスが遅れているとみられる。

    良品計画のグローバル標準システムの構築計画
    2019年10月時点での新システム、会計領域の開発進捗と計画(2019年3~8月期の決算説明会資料から編集部がキャプチャ)
    石居 岳
    石居 岳

    インアゴーラがスギ薬局と提携、中国越境ECやインバウンド事業を支援へ

    5 years 10ヶ月 ago

    中国向け越境ECアプリ「豌豆公主(ワンドウ)」を運営するインアゴーラは1月10日、スギ薬局と業務提携契約を結んだことを発表した。スギ薬局が取り組む中国向けの越境ECや、日本国内におけるインバウンド事業を支援する。

    インアゴーラは、中国国内におけるマーケティングやスギ薬局のブランディングをサポートするという。2020年春から「ワンドウ」を通じ、スギ薬局が販売しているスキンケア商品「プリエクラ」を中国で販売する予定。

    スギ薬局のインバウンド事業を支援するため、中国人消費者のニーズや消費動向などの知見をスギ薬局に提供する。中国人観光客などの誘致や購入促進、ブランディングもサポートするとしている。

    今後は中国のSNS「Weibo」や「WeChat」などを通じ、KOL(インフルエンサー)を活用した情報発信を行う予定。中国人観光客の来店を見据え、スギ薬局の店舗の品ぞろえや商品陳列、顧客対応などの企画にも携わるとしている。

    「ワンドウ」は中国の消費者向けに日本製品を越境ECで販売するプラットフォーム。インアゴーラが2015年8月に提供を開始した。取扱商品数は約4万商品。

    インアゴーラは1月10日、SBIホールディングス、スギホールディングス、信金投資控股の3社から総額53億円を調達したことも発表している。

    渡部 和章
    渡部 和章

    「@cosme TOKYO(アットコスメトーキョー)」が原宿にオープン。「世界で勝負できる化粧品小売店になる」

    5 years 10ヶ月 ago

    化粧品口コミサイト「@cosme(アットコスメ)」を運営するアイスタイルは1月10日、@cosme初の路面店「@cosme TOKYO(アットコスメトーキョー)」をオープンした。百貨店で取り扱われるラグジュアリーブランドから、いわゆるプチプラ商品まで約200のブランドを展開。ユーザーは横断的に化粧品を試すことができる。「ネットとリアルの新たな融合で、ユーザーとブランドをつなげる」という目標をめざす店舗をレポートする。

    殿堂入りアイテムがひと目で分かる「ベストコスメアワードタワー」

    @cosme @cosmeTOKYO アイスタイル 旗艦店 化粧品 フラッグシップショップ アットコスメ
    1階エントランスをくぐると、目の前には@cosmeでベストコスメを授賞したアイテム、ランキング殿堂入りアイテムが陳列された「ベストコスメアワードタワー」が展開されている
    @cosme @cosmeTOKYO アイスタイル 旗艦店 化粧品 フラッグシップショップ アットコスメ
    商品の横にはスタッフ手書きの商品紹介ポップが展示されている

    ブランドを横断的に試せる「テスターバー」

    @cosme @cosmeTOKYO アイスタイル 旗艦店 化粧品 フラッグシップショップ アットコスメ
    アイシャドウやクレンジングなど種類毎に分けられており、さまざまなブランドの商品を試すことができる。1階と2階に設置されている
    @cosme @cosmeTOKYO アイスタイル 旗艦店 化粧品 フラッグシップショップ アットコスメ
    コットンやスポンジ、チップ、綿棒などユーザーが自由に使えるメイクツールも充実。「女性がもっと化粧品を使いたくなるような、試しやすさにこだわった」(遠藤氏)

    インバウンド需要を見込んだスマートロッカーと外貨両替機

    インバウンド対策として、商品のJANコードを設置タブレットで読み取ると、多言語で商品の説明を表示するJANコード翻訳リーダーや翻訳アプリを用意。また免税対応レジや、多言語に対応したフロアマップサイネージを設置している。

    スマートフォンでロックを解除できるスマートロッカーを設置。大きい荷物のある観光客だけでなく、身軽に買い物をしたいユーザーのニーズに応える。

    インバウンド比率は40%~50%を見込んでいる。(遠藤氏)

    @cosme @cosmeTOKYO アイスタイル 旗艦店 化粧品 フラッグシップショップ アットコスメ
    外貨両替機では120か国、85金種に対応

    化粧品はもちろん、美容家電も手に取れる

    YVES SAINT LAURENT(イヴ・サン・ローラン)やshu uemura(シュウウエムラ)など百貨店で取り扱われる化粧品ブランドから、ドラッグストアで購入できるプチプラコスメまで幅広いアイテムを1店舗で実際に手に取ることができる。

    @cosme @cosmeTOKYO アイスタイル 旗艦店 化粧品 フラッグシップショップ アットコスメ
    M・A・C(マック)やLANCOME(ランコム)などラグジュアリーブランドのコーナー
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    プチプラコスメも充実。コットンやパフなどの関連商品も取りそろえている
    @cosme @cosmeTOKYO アイスタイル 旗艦店 化粧品 フラッグシップショップ アットコスメ
    化粧品だけでなく、ダイソンのヘアドライヤーなども実際に試せる

    毎週入れ替わる「@cosmeウィークリーランキングコーナー」

    1階奥には@cosmeで週間ランキングを獲得した商品を展示。@cosmeのランキング結果と連動して毎週商品が入れ替わる。

    @cosme @cosmeTOKYO アイスタイル 旗艦店 化粧品 フラッグシップショップ アットコスメ
    @cosmeランキング商品を実際に手に取れる。オンラインランキングとの連動施策は@cosme実店舗では初の試み

    店舗のPOSデータと連動した巨大サイネージ

    1階と2階のレジカウンター後ろには巨大サイネージを設置。店舗のPOSデータと連動しており、直前に購入されたアイテムが表示される。

    @cosme @cosmeTOKYO アイスタイル 旗艦店 化粧品 フラッグシップショップ アットコスメ
    ブランドのプロモーション映像や@cosme TOKYOからのお知らせも表示される

    動画配信を行う公開型スタジオ「@STUDIO(アットスタジオ)」

    タレントやクリエイター、モデル、インフルエンサーなどがライブ配信を行う。来客中のユーザーや店頭の通行客だけではなく、店舗にいないユーザーも配信動画をリアルタイムで視聴できる仕組み。

    @cosme @cosmeTOKYO アイスタイル 旗艦店 化粧品 フラッグシップショップ アットコスメ
    動画はYouTubeをメインに配信される。4月からは注目コスメや美容情報、メーカーとのタイアップ番組などを@cosme TOKYO公式SNSアカウントで朝から晩まで毎日配信予定。「渋谷のスペイン坂スタジオのように、さまざまな情報を発信していきたい」(吉松氏)

    店舗の人気商品がわかる「@cosme TOKYOセールスランキングコーナー」

    2階に上がると、@cosme TOKYO店舗の売り上げランキングの商品が展示されている。

    @cosme @cosmeTOKYO アイスタイル 旗艦店 化粧品 フラッグシップショップ アットコスメ
    商品種類ごとに人気のアイテムを知ることができる

    常設店では初「メンズ・ユニセックスコーナー」

    @cosme @cosmeTOKYO アイスタイル 旗艦店 化粧品 フラッグシップショップ アットコスメ
    男性ユーザーが来店した際にも対応できるよう、男性向け化粧品コーナーが設置されている

    3階は@cosmeアプリユーザーだけが使用できる設備も

    3階にはイベントスペースを設置。ユーザーとブランドの出会いを作るイベントを毎日のように開催予定。

    @cosme @cosmeTOKYO アイスタイル 旗艦店 化粧品 フラッグシップショップ アットコスメ
    アプリユーザーだけが使用できる酸素カプセル。大人数での利用も可能

    @cosme TOKYOが目指すのは「ネットとリアルの新たな融合」

    オープンに伴い、アイスタイル代表取締役社長兼CEOの吉松徹郎氏とコスメネクスト代表取締役社長の遠藤宗氏が@cosme TOKYOに込めた思いや果たすべき役割について語った。

    アイスタイルが設立当初からずっと大切にしてきたことは、「ネットとリアルを使って、いかにユーザーとブランドをつなぐことができるか」ということ。@cosme TOKYOはラグジュアリーブランドからプチプラまで幅広いブランドの商品を取り扱っており、お客様に新たなブランドを知るきっかけになる場所だ。キーになるのはそれだけではなく、来店しているお客様だけではなく、店舗の外にいるお客様も常にお客様だということだ。

    他のネットとリアルの融合店と異なるのは、「@cosme TOKYOが小売店である」ということ。きちんと収益を上げていく必要があり、初年度の売り上げは40億円を目指す。新しい小売店のあり方を提案していきたい。(吉松氏)

    @cosme @cosmeTOKYO アイスタイル 旗艦店 化粧品 フラッグシップショップ アットコスメ
    アイスタイル代表取締役社長兼CEOの吉松徹郎氏

     

    @cosme TOKYOは単なる店舗という箱や売り上げを上げるという概念ではなく、「お客様がブランドとつながる体験をいかに作ることができるか」ということを重視して店作りを行った。肌解析やバーチャルメイクを取り入れているが、それは店頭をIT化したいということではない。お客様にバーチャルテクノロジーを通じてさまざまな体験をしてもらいたい、ということだ。

    @cosme TOKYOで買い物をしてもらえなくても良いと考えている。「お客様と新しいブランド、商品との出会いをどれだけ作れるか」ということが@cosmeが果たすべき役割だからだ。

    「日本の化粧品小売業を世界に発信したい」「世界で通じるような、勝負できるような店舗づくりをしたい」と思っている。@cosme TOKYOはその役割を担う店舗になる。(遠藤氏)

    @cosme @cosmeTOKYO アイスタイル 旗艦店 化粧品 フラッグシップショップ アットコスメ
    コスメネクスト代表取締役社長の遠藤宗氏

     

    藤田遙
    藤田遙

    「必要なのはお客様からの共感」。日本通信販売協会(JADMA)新年賀詞交換会 年頭所感

    5 years 10ヶ月 ago

    公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)が1月10日に開いた新年賀詞交換会には会員企業を中心におよそ500名が参加、JADMAの阿部嘉文会長らが語った年頭所感を紹介する。

    求められるのは共感・共鳴

    JADMAの阿部会長は、「消費増税の影響を引きずっていたのか、残念ながら通信販売協会協員の2019年11月度の売上高はマイナス3.4%だった。今年は広告の問題をはじめ健康食品の公正競争規約の作成、物流の効率化に向けた取り組みなどに向き合い、さらに努力を重ねていきたい」と語った。

    昨年のラクビーワールドカップや先日の箱根駅伝が人気だが、こうした背景には、これから先の未来、バラ色とは言えない社会情勢にあって、共感や共鳴・共振、感動など、生きていく上でのワクワク感を人々は求めているのではないか

    5Gの時代を迎えて機能性や利便性がますます高まることは当然として、やはり必要なのはお客様からの共感ではないか。そういった商品やサービスが求められていると考えている。(阿部氏)

    公益社団法人日本通信販売協会 会長 阿部嘉文氏
    公益社団法人日本通信販売協会 会長 阿部嘉文氏

    オリンピック・パラリンピックの混雑緩和に協力呼びかけ

    経済産業省 大臣官房審議官 商務・サービス担当の島田勘資氏は、東京オリンピック・パラリンピックに関連して、「特に都心部での交通混雑について行政として対応しなければならないと考えている。すでにさまざまな対策を講じてもらっているが、通信販売の事業に携わっている荷主である皆さま方にも、ぜひとも交通混雑の緩和に向け、輸送事業者の方としっかりとコミュニケーションしていただきたい」と語った。

    経済産業省 大臣官房審議官 商務・サービス担当 島田勘資氏
    経済産業省 大臣官房審議官 商務・サービス担当 島田勘資氏

    機能性表示食品制度に2,393件の届け出

    消費者庁 政策立案総括審議官の北島義斉氏は、消費者庁の最近の取り組みについて語った。消費者庁は2019年で10周年。機能性表示食品制度については昨年末時点で2,393件の届け出があった。平成27年4月の制度開始以来、5年弱でトクホの許可件数を大きく上回っている。

    昨年6月に閣議決定された規制改革実施計画に基づき、機能性表示食品の販売後に事業者自らが把握できるように、事後チェックの透明性向上にかかるガイドラインを検討している。1月の早い段階でパブリックコメントに出したいと考えている。(北島氏)

    また、ショッピングモールやフリマアプリ、オークションサイトといったデジタルプラットフォーマー企業の存在感が高まっていることに触れ、「デジタル・プラットフォーム企業が介在する消費者取引における環境整備等に関する検討会を昨年12月に立ち上げた。この検討会のために庁内横断的なプロジェクトチームを設けてやっている。今後。産業界の自主的な取り組みや規制等を含め、政策面、制度面から検討していきたい」と語った。

    消費者庁 政策立案総括審議官 北島義斉氏
    消費者庁 政策立案総括審議官 北島義斉氏
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    内山 美枝子
    内山 美枝子

    経営データをリアルタイムに可視化。EC事業者によるクラウド型ERP「NetSuite」活用例

    5 years 10ヶ月 ago

    事業の拡大や変革に合わせて、ERP(総合基幹業務システム)の導入を検討するEC事業者が増えている。クラウド型ERPはオンプレミス型に比べ、導入コスト、運用・保守コスト、導入期間などの負担が軽く、特に中堅・中小企業にとって最適化されたソリューションといえる。グローバルで19,000社が導入するNetSuiteのサービス概要やEC事業者による活用事例を紹介する。

    オールインワンで早い立ち上がり

    プリセットされたダッシュボードが300以上

    日本オラクルが提供するクラウド型ERP「NetSuite」は、20年以上の歴史を持つクラウドネイティブ製品。これまでに小売、製造業を始め、グローバルで19,000社以上が導入している。

    NetSuiteを導入する企業例。小売、製造業を始めあらゆる規模・業界で導入されている

    EC事業者は、オーダーマネジメントシステム(OMS)として導入・活用する例が多いという。

    「会社や事業規模が小さいときに導入し、その後規模が大きくなっても使い続けられる」。日本版NetSuiteの開発・提供を行う日本オラクルの北村守氏(NetSuite 事業統括 統括本部長)は、クラウド型ERPのメリットをこう説明する。

    日本オラクル NetSuite 事業統括本部長 北村守氏

    企業がNetSuiteを導入する理由について、北村氏は以下3点をあげた。

    ①可視化

    データを一元管理し、リアルタイムな経営状況を可視化

    ②統制

    グローバル展開する場合の言語・通貨対応など

    ③俊敏性・柔軟性

    オンプレミス型ERPの弱点は開発期間が長く自社でメンテナンスできないところにあるが、NetSuiteの場合は導入企業が自社でカスタマイズできる

    それぞれ詳しく見ていく。

    ダッシュボードでリアルタイムな経営状況を可視化

    クラウドファーストかつクラウドオンリーのNetSuiteを導入することで、すべての業務プロセスやデータをクラウド上で統合し、リアルタイムな経営状況をダッシュボードで一元管理、可視化できる。

    使いやすいダッシュボードでリアルタイムな経営状況を可視化

    OMSとして導入するEC事業者のなかには、販売管理や在庫管理に利用するケースもあるといい、「全ての機能のなかで一部だけを利用するクライアントも非常に多い」(北村氏)。

    NetSuiteにはプリセットされたダッシュボードツールが300以上あり、導入後そのまま利用できる。また、ダッシュボードのレイアウトを変えたりデータの保存先を変えたりといったカスタマイズにも対応しており、自社にとって一番使い勝手の良い状態へ調整が可能だ。

    複数子会社を一元管理。対応通貨は190以上

    「NetSuite OneWorld」というソリューションを活用すれば、グローバル展開する複数子会社を一元管理できる。

    グローバル展開する場合の課題として、言語や現地通貨への対応などがある。特に税金対策は毎年国ごとに変わっていくが、「SaaSベンダーなので追従し、常に最新の状態にアップデートできる」(北村氏)。

    NetSuiteでは現在24の言語、190以上の通貨に対応するなど、「ほぼ全てを網羅しているのではないか」と北村氏が自信を見せるとおり、世界中のどこからでも取引できる体制を整える。

    最近は少ない人数で海外に出て行くEC事業者も多く、10〜15人体制では大掛かりなERPを入れられないという声も聞く。会計パッケージで税金の計算、財務諸表を作ることはできても、言語対応、通貨対応まではなかなか難しく、そういう意味でNetSuiteを選んでいただくケースもある 。(北村氏)

    NetSuiteによる通貨や言語対応などグローバルでのサポート体制

    柔軟なカスタマイズ対応。オラクル製品以外でも連携可能 

    NetSuiteには、プログラム開発なしで「セルフカスタマイズ」できる機能がある。新しいビジネスが始まったときでも、導入企業の担当者がトレーニングを受けていればビジネス内容に合わせて自社でNetSuiteをカスタマイズできるというものだ。

    セルフカスタマイズ例としては、以下がある。

    • データ項目の追加
    • データ構造(テーブル)の追加
    • レポートレイアウトの作成・変更
    • 画面レイアウトの作成・変更
    • ワークフロー(承認)の定義
    • BI(保存・検索)の作成・変更
    • 役割(ロール)の作成・変更
    • ローカライズ・翻訳の作成・変更

    ERPに限らず業務システムの中には、MA(マーケティング・オートメーション)などのツールを導入しようとしても、同じ会社の製品じゃないと連携できないといったケースもあるが、NetSuiteは「顧客が持っている資産を大事にし、コストをかけずにERPを構築することをコンセプトに作られている」(北村氏)ことから、オラクル社の製品じゃなくても連携可能だ。

    SaaSならではの自動アップグレード(年に2回バージョンアップ)により、導入企業は常に最新バージョンを利用できる。

    メジャーバージョンアップに加え、マイナーバージョンアップは通年で行なっている

    進化したクラウドERP「NetSuite SuiteSuccess(スイートサクセス)」

    最短2か月で導入。ランニングコストの大幅な縮小を実現

    オラクル社では、NetSuiteの進化版ともいえる「NetSuite SuiteSuccess」の提供も行っている。同サービスの特徴は、最短2ヶ月でのスピード導入と、ランニングコストを従来のERPに比べ大幅に抑えることだ。ケースによっては月額20万円(初期費用込み)で運用が可能となる。スタートアップ企業のキャッシュフローへの負担を最小限にすることができると言える。

    企業へのスピード導入を可能にした理由は、要件定義を無くしたことにある。

    20年NetSuiteを提供してきた経験から、お客様の共通項が見えてきた。それをプリセットし機能をアクティベーションしていくので、要件定義が不要になる。(北村氏)

    また従来のNetSuite同様、カスタマイズにも対応するので、「プリセットされている部分の中で足りないところを、クライアント自ら作り変え、発展させられる」(北村氏)。

    北村氏は、NetSuite SuiteSuccessの経済的効果を次のように説明する。

    導入手法が最適化されているNetSuiteと比較しても、導入コストを18%圧縮できる。この数値はあくまでNetSuiteとの比較なので、他社ツールと比較するとさらに圧縮率は上がるだろう。(北村氏)

    また、チェンジオーダーは導入企業630顧客中、わずか3%しかないなど顧客満足度の高さも伺える。理由は、柔軟なカスタマイズ体制にあると考えられる。

    企業自ら自由に設定できるので、導入時、2年後、3年後と会社や事業規模に合わせて進化させて利用できる。なかには、OMSとして一部の業務に使うために導入したが、今は全社の業務基盤となるERPシステムとして利用している事例もある(北村氏)。

    現在アメリカでは全オーダーの96%が、NetSuite SuiteSuccessだという。

    日本オラクルが示すNetSuite SuiteSuccess導入における経済的効果

    複数チャネルのコマース事業をサポートする「オムニチャネルコマース」

    メガネECのオーマイグラスが導入。データを分析し販売戦略を立案

    NetSuiteには、複数チャネルのコマース事業をサポートする「オムニチャネルコマース機能」がある。同機能では、APIを通じて他のシステムやサービスと連携できるだけでなく、それらのデータを取り込むことも可能。また在庫管理データとの自動連携もでき、それらのデータをタイミングや場所を問わず参照できる。海外で事業展開する場合には、海外でNetSuiteのアカウントを作るなど事業体を1つ作ることで、データの自動連携に対応する。

    オムニチャネルコマース機能を利用している事業者例として、日本オラクルの海老原善健氏(NetSuite 事業統括 マーケティング部 マネージャー)から、自社ブランドメガネの他、国内外ブランドの取り扱い、卸売も行う「オーマイグラス(Oh My Glasses)」が紹介された。

    日本オラクルNetSuite 事業統括 マーケティング部 マネージャー海老原善健氏

    オーマイグラスは現在国内10店舗に加え、ECサイトの運営、卸売を行っている。

    オーマイグラスが運営する直営店舗の様子

    ECサイトの場合は、①オンラインでフレームを選択し、最大5本を自宅に送り自宅で試着した後、検眼情報や決済情報を入力して購入するか、②オンラインで試着したい店舗を選び、店舗で試着、検眼などをし購入する2パターンがある。

    同社は、オンライン、オフラインで取得できる膨大なビッグデータを分析して顧客動向を把握する「オーマイグラスのメガネデータポータル」を構築し、販売戦略に生かすため、2014年11月、すべてのチャネルデータを一元管理できるNetSuiteを導入。開発からわずか9ヶ月で、オンプレミス型ERPからクラウド型への移行を実現した。

    オーマイグラスのNetSuite導入に関する各種データ
    オーマイグラス代表取締役社長の清川忠康氏は、2014年の導入時にNetSuiteを選択した理由について、「メガネを中心としたB2Bビジネスのハブとなる仕組みを作るにあたり、将来拡大するであろうビジネスに対応できる業務基盤が必要だった」とする

    オーマイグラスの事例を紹介した日本オラクルの海老原善健氏はNetSuiteについて、「企業の成長、変革に合わせて柔軟に変化できるシステム」とした上で、「事業規模や段階に合わせてワークフローを変更したり、蓄積したデータを経営やマーケティングフローに生かすなどして利用してほしい」と締めくくった。

    日本オラクルの海老原善健氏はNetSuiteを「企業の成長に合わせて成長することができるシステム」と説明した
    公文 紫都
    公文 紫都

    製品の魅力を伝えるコツとは? ベネフィットで引き付ける商品説明作り6つのポイント | E-Commerce Magazine Powered by futureshop

    5 years 10ヶ月 ago
    ECサイトでは、スマホやパソコンの画面を通して商品をアピールしなければなりません。しかし、相手の反応を見ながら話ができる接客と違って説明が難しく、「商品説明の書き方に不安がある」「商品の魅力をしっかり伝えてもっと売上を伸ばしたい!」と考える方は多いと思います。
    今回は売上拡大を目指すために、より魅力の伝わる商品説明を書く上で意識すべきポイントや書き方のコツを紹介します。

    ECサイトの商品説明は「徹底したユーザー目線」がカギ

    商品説明を書く上で外せないポイントが1つあります。それは「徹底したユーザー目線」です。ECサイトの特性上、ユーザーは購入前に商品を手にできません。そのため、商品の情報を集めながら買うかどうかを慎重に検討しています。そこで相手の悩みやニーズに寄り添い、必要な情報を先回りして伝えることができれば、ユーザーをスムーズに購入へと導けます。

    もし自分が商品を購入する立場だったら、

    • どんなことを知りたいか
    • どんなことに不安を感じるか
    • どんな情報があったら嬉しいか

    などを深く考えてみましょう。

    ネットショップとはいえ、画面を介した人対人の商売であり、接客業であることに変わりはありません。どれだけ相手のことを考えられるかが重要です。

    商品説明の充実は売上アップにつながる

    ユーザー目線で商品説明を充実させ、商品を強く訴求できれば売上拡大が期待できます。たとえば、Amazonは2015年に「商品紹介コンテンツ」という機能をリリースし、画像や説明を組み合わせて商品の魅力をより表現できるようにしています。Amazonの調査によると、導入後1か月で平均売上が10%向上したり、平均ページ訪問回数が18%向上したといった成果があったそうです。

    売上拡大を目指すのであれば、ユーザーの不安を解消し、納得して商品を購入できるような商品説明を考えることが大切です。

    良い商品説明を書くための6つのコツ

    ECサイトにおける商品説明の書き方には、さまざまなコツがあります。その中でも、特に押さえておきたいコツを6つにまとめました。

    1. 必要な情報を「6W2H」で整理する
    2. 購入後に得られるベネフィット(利益)で引き付ける
    3. デメリットやリスクがある場合は必ず盛り込む
    4. 自分のサイトで買うべき理由を打ち出す
    5. 説明の読みやすさ・わかりやすさにこだわる
    6. イメージ写真とディティール写真で訴求する

    これらを実践し、より商品訴求できる商品説明を書きましょう。

    1.必要な情報を「6W2H」で整理する

    ユーザーが必要としている情報を過不足なく伝えるには、「6W2H」というフレームワークが便利です。

    「6W2H」とは、What ・ When ・ Where ・ Who ・ Why ・ How (5W1H)に、「Whom」「How much」を加えたものです。

    いきなり商品説明を書き始めてしまうと、情報の漏れや抜けが生じる可能性があります。まずは伝えるべき内容とユーザーが知りたい情報を「6W2H」に当てはめてリストアップします

    「6W2H」の内容

    What 何を 商品情報(商品名、型番、色、サイズ、特徴、機能)
    When いつ 発売日、販売期間、セール期間、旬や季節
    Where どこで 販売店、販売ルート、発送方法
    Who 誰が 生産者、メーカー、歴史、由来
    Whom 誰に ターゲット像(性別、年代、職種、環境、悩み)
    Why なぜ 商品開発の理由、ストーリー、商品が提供できる価値
    How どうやって 商品の選び方、使い方、お客様の声、特典、保証
    How much いくらで 販売価格、セール価格、お試し価格、支払方法

    2.購入後に得られるベネフィットで引き付ける

    『ドリルを売るには、穴を売れ』という本がありますが、ユーザーは商品がほしいのではなく、商品がもたらすベネフィットを求めています。商品のスペックや特徴などの情報は大切ですが、それを通じてどのようなベネフィットを得られるのかという内容も盛り込みましょう。

    たとえば、ワンピースの素材に綿(コットン)を使用しているとします。このときの説明文として、以下2つの文章を比べてください。

    ①「吸水性や通気性に優れた綿を使用しています」

    ②「吸水性や通気性に優れた綿を使用しているため、暑い日でも涼しくさわやかに着られます」

    ①の説明は商品に関する事実を述べただけです。それが自分にとってどんなメリットがあるのかわかりにくいですよね。それに対し②の説明は「それがどんな価値をもたらすのか」まで盛り込まれており、より具体的なイメージがしやすくなっています

    このように、商品がもたらすベネフィットや購入後のストーリーを具体的に書けると、商品の魅力をより強く訴求できます

    3.デメリットやリスクがある場合は必ず盛り込む

    商品を使用する上で、デメリットやリスクが存在するなら必ず説明文に盛り込みましょう。
    わざわざマイナス面を書くことに気が引けるかもしれません。しかし、正直に書くことで売り手への信頼や安心感が増し、購入後のトラブルも抑えられます。デメリットやリスクを書くことは、マイナスどころかプラスに働きます。

    たとえば木製の食器を販売する場合、1つひとつデザインや色味が違い、始めは匂いが気になることがあります。商品説明で事前にそのことを記載しておき、匂いの対策法も盛り込んでおけばユーザーはより安心して商品を購入できます

    4.自分のサイトで買うべき理由を打ち出す

    自分のサイトで商品を購入してもらうためには、数多くあるネットショップの中から選ばれる理由が必要です。オリジナル商品を扱ったり独占販売をしたりしても、競合となる商品は必ず存在します。その中で優位に立つために、商品に付加価値をつけて商品力を高めていきましょう

    具体的には以下のような方法が挙げられます。

    商品への付加価値の付け方

    • 食品の場合:生産者の顔写真やコメントを掲載して、安心感や信頼性を打ち出す
    • 日用品の場合:リピート購入や定期購入による割引価格を用意する
    • 取り扱いが難しい商品の場合:使い方の説明や無料相談など、フォロー体制を作る

    ほかにも、数量限定や期間限定、対象限定(女性のみなど)で特別感をメリットにしたり、送料無料やセット割引、特典付き、即日発送などのサービスを強化する方法もあります。
    付加価値を付ければ競合商品との差別化になり、興味を持ってくれたユーザーの購入を後押しできます

    5.説明の読みやすさ・わかりやすさにこだわる

    ユーザーが商品説明を読むのは、情報を得たいからです。情報がスムーズに伝わるように、ぱっと見たときの読みやすさ、わかりやすさにこだわりましょう。商品の価値を強く訴えても、「一文が長い」「改行がない」など説明がわかりづらいと、じっくり説明を読んでもらえません。特にスマホから商品を閲覧、購入するユーザーが増えているため、小さな画面でもすらすらと読める工夫が必要です。

    具体的には、以下のような方法があるのでぜひ取り入れてみてください。

    わかりやすく伝える ・見出しを付ける
    ・文章をできるだけ短くする
    ・専門用語や業界用語を避ける
    要点を強調する ・太字にする
    ・マーカーを引く
    ・文字の色やフォントサイズを変える
    情報をまとめる ・文章の意味ごとに改行をはさむ
    ・3つ以上の事柄は箇条書きにする
    ・グラフや表、図解を使う

    6.イメージ写真とディティール写真で訴求する

    購入検討において、商品説明の写真は重要な判断材料となります。カメラや設備環境を整えたりセミナーで撮影方法を学んだりして、写真のレベルを高めましょう。また、商品写真には「イメージ写真」と「ディティール写真」の大きく2種類があります。商品の魅力を伝えるには、これらを上手く使い分けることが大切です。

    ①イメージ写真

    「実際に商品を買うとどうなるか」をイメージとして撮影した写真です。
    たとえば、ファッションであれば全身のコーディネート、食品であれば食卓に並べたシーンなどです。実際の生活シーンを描いた写真を用意できれば、購買意欲を刺激したり商品の訴求力を高めたりすることができます

    ②ディティール写真

    商品の細かい部分や仕様を複数枚にわたって撮影した写真です。詳細情報をしっかり伝えることで、より商品のイメージが湧きやすく購入への不安を取り除けます。全体像を含めあらゆる角度から撮影するほか、以下のような方法もあります。

    • 細かな作りや素材の質がわかるようにアップで撮影する
    • サイズ感がわかるように体や物と対比させて撮影する
    • ギフト用であれば商品と外箱を合わせて撮影する

    まとめ

    ECサイトの商品説明を書くコツについて改めてまとめます。

    1. 必要な情報を「6W2H」で整理する
    2. 購入後に得られるベネフィットで引き付ける
    3. デメリットやリスクがある場合は必ず盛り込む
    4. 自分のサイトで買うべき理由を打ち出す
    5. 説明の読みやすさ・わかりやすさにこだわる
    6. イメージ写真とディティール写真で訴求する

    商品説明を書き、つい売り手目線で言いたいことを並べてしまいがちです。しかしそれではユーザーの心を動かすことは困難です。あくまで買い手が求める情報を先回りして提供することを考えましょう。そうすることでユーザーはスムーズに商品を購入でき、売上アップにつながります。

    E-Commerce Magazine
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    【シニアの消費2019】ECに費やしたのは11.8万円、2018年比で2.6万円アップ

    5 years 10ヶ月 ago

    大和証券グループ本社が100%出資する銀行で、「えらべる預金」を展開している大和ネクスト銀行は12月17日、シニア予備軍とシニアの“シニアライフに対する意識や実態”調査の結果を発表した。

    それによると、2019年にシニアが「ネット通販」に費やした金額は平均11.8万円で、2018年と比べて2.6万円アップした。

    「ネット通販」に使った金額はシニア予備軍が12.5万円、シニアは11.8万円で大きな差はなかった。2018年の調査結果と比較をすると、シニア予備軍もシニアも「ネット通販」に費やした金額が増加しており、シニア予備軍は2018年の9.1万円から2019年は12.5万円となり、3.4万円増加している。

    シニア予備軍(表左)とシニアが2019年に費やした金額
    シニア予備軍(表左)とシニアが2019年に費やした金額

    シニア予備軍やシニアが2019年、「ネット通販」に費やした平均額は12.0万円。2018年の「ネット通販」に費やした金額では平均9.2万円で、2.8万円増加している。

    シニア予備軍やシニアが2019年に費やした金額
    シニア予備軍やシニアが2019年に費やした金額

    シニア予備軍やシニアが2019年、どのようなことにお金を費やしたか聞いたところ、「旅行」が最も多く平均額は18.1万円。2018年の「旅行」平均額は17.4万円だったので0.7万円増加している。

    「旅行」に使った金額はシニア予備軍が14.7万円、シニアは19.9万円とシニアの方が多くのお金を費やしていることがわかった。

    キャッシュレス・ポイント還元をどのキャッシュレス決済で利用しているか聞いたところ、「クレジットカード」が最も多く64.8%、次いで、「電子マネー」が34.4%、「QRコード決済」が17.9%となり、キャッシュレス・ポイント還元を利用している人の割合は71.1%だった。

    世代別にみると、「QRコード決済」はシニア予備軍が26.2%、シニアでは13.7%。キャッシュレス・ポイント還元を利用している人の割合は、シニア予備軍が76.2%、シニアは68.5%だった。

    キャッシュレス・ポイント還元の利用率
    キャッシュレス・ポイント還元の利用率

    調査概要

    • 調査対象:全国の50歳~79歳の男女
    • 調査期間:2019年11月18日~11月19日
    • 調査方法:インターネット調査
    • 有効回答数:1000サンプル(有効回答から男女の比率が均等になるように抽出)
       
    石居 岳
    石居 岳

    クラシックギターのECサイトに不正アクセス。133件のクレジットカード情報漏えいの可能性

    5 years 10ヶ月 ago

    クラシックギターの販売を行う現代ギター社は1月7日、ECサイト「GGインターネットショップ」を利用した顧客133人分のクレジットカード情報と、19,328件の個人情報が流出した可能性があると発表した。

    現代ギター社が運営するECサイトの一部システムの脆弱(ぜいじゃく)性を突く第三者による不正アクセスが発生。ペイメントアプリケーションの改ざんが行われ、決済時に入力したカード情報が不正送信されたという。一部のカード情報が不正利用された可能性もあるとしている。

    カード情報を含む個人情報漏えいの対象者は、2019年10月6日~2019年10月24日の期間中に「GGインターネットショップ」でクレジットカード決済を行った顧客。カードの名義、クレジットカード番号、有効期限、セキュリティコードが流出した可能性がある。

    個人情報漏えいの原因は、第三者による不正アクセスによりサーバー内のデータが不正取得されたため。対象者は2008年6月25日~2019年10月24日の期間中に「GGインターネットショップ」で顧客情報の登録または商品を購入した顧客のうち、同サイト内に情報が残っていた顧客情報。流出した可能性があるのは、氏名、性別、郵便番号、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス、暗号化されたログインパスワード。

    2019年10月24日時点で「GGインターネットショップ」の運営を停止している。再発防止のための対策を講じた上で再開する予定。

    EC業界におけるセキュリティ対策について

    経済産業省主導の「クレジット取引セキュリティ対策協議会」(事務局は日本クレジット協会)は、2017年3月8日に公表した「クレジットカード取引におけるセキュリティ対策の強化に向けた実行計画-2017-」において、EC事業者に対して2018年3月までにカード情報の非保持化、もしくは「PCI DSS準拠」を求めていく方針を掲げた。

    カード情報の漏えいの頻度が高い非対面(EC)加盟店については原則として非保持化(保持する場合はPCI DSS準拠)を推進。EC加盟店におけるカード情報の非保持化を推進するため、PCI DSS準拠済みのPSP(決済代行会社)が提供するカード情報の非通過型(「リダイレクト(リンク)型」または「JavaScriptを使用した非通過型」)の決済システムの導入を促進するとしている。

    2018年6月1日に施行された「割賦販売法の一部を改正する法律(改正割賦販売法)」では、クレジットカードを取り扱うEC事業者などに対して、「クレジットカード情報の適切な管理」と「不正使用防止対策の実施」が義務付けられている。

    また、独立行政法人情報処理推進機構では不正アクセス対策についての資料をまとめており、「安全なウェブサイトの作り方」などを閲覧することができる。

    藤田遙
    藤田遙

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    1. 2019年のEC業界振り返り & 2020年に起こりそうなことまとめ【ネッ担まとめ】

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      特商法は2017年12月1日に改正され、定期購入にECについて、広告内に定期商品であることの明記、料金総額、定期購入の契約期間などの取引内容の詳細を、わかりやすく表示するように規定している

      2020/1/6
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      2020/1/8
    5. 【2020年トレンド予測】カスタマーエクスペリエンス向上施策で押さえるべき5つの変化

      2020年は、消費者とのつながりを深めるカスタマーエクスペリエンスを追求するために、企業はより厳格に運用していくことでしょう。それらの変化は5つの主要な流れの中で顕著に現れます。

      2020/1/6
    6. 2019年のデジタルサービス利用率で楽天が41%、Amazonが38%【ニールセン調べ】

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      2020/1/7
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      2020/1/8
    8. 【2020年市場予測】通販・EC企業の69%が拡大と回答。景況感は「下がっている」の声が大幅に増加

      通販新聞社は通販実施企業を対象に「今後の市場予測」についてアンケート調査を実施。「拡大する」と回答した企業の割合は69%。他方で景況感は消費増税の影響で「下がっている」と回答した企業が前年より大幅に増えた

      2020/1/8
    9. バロックジャパンリミテッドが自社ECと実店舗の在庫を連携、EC商品の店舗決済も

      「MOUSSY(マウジー)」など主力ブランドの実店舗と自社ECサイトの在庫データを連携。実店舗の在庫状況をECサイトに表示する機能を導入したほか、店頭にタブレット端末を設置し、ECサイトの商品を実店舗で購入できるようにした

      2020/1/7
    10. 顧客セグメントごとに配信タイミングとコンテンツを変えればLTVは向上する

      アクティブコアが、LTVを向上するための最適なCRM、マーケティングオートメーション施策を解説。クリック率、開封率を上げる配信シナリオを構築するためには、パーソナライズが重要だと説く

      2020/1/7

      ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

      内山 美枝子

      E-Grantの取締役COO北川氏が代表取締役に就任。向徹氏との共同代表制へ

      5 years 10ヶ月 ago

      EC通販専用CRMツール「うちでのこづち」を提供するE-Grant(イーグラント)は1月9日、取締役COOの北川健太郎氏が2020年1月より代表取締役に就任したと発表した。E-Grantは現代表取締役・向徹氏との共同代表制となる。

      代表取締役に就任した北川氏は次のようにコメントしている。

      イーグラントは今まで培ってきたEC通販業界を中心とした日本式CRMノウハウを国内外のさまざまな産業インフラへと発展させ、顧客と企業の良好な関係を実現すると同時に新たな産業の創出と拡大に貢献してまいります。それがイーグラントの掲げる「和の心」を世界に広げ「想いやり」に溢れた社会を実現することに繋がると強く信じ、今後も更なる飛躍をめざしてまいります。(北川氏)

      E-Grant イーグラント うちでのこづち CRM
      E-Grantの代表取締役に就任した北川健太郎氏

      今回の人事について、E-Grantは「今後、CRMをEC通販のみならず、さまざまな経済活動のインフラにすべく、一連の事業を管掌している当社COO北川を代表取締役とすることで、さらなる経営スピード、企業価値の向上を実現するため共同代表制度へ変更いたしました」と説明。

      E-Grantは、EC通販専用CRMツール「うちでのこづち」の提供、一般社団法人日本通販CRM協会の事務局などを手がけている。

      藤田遙
      藤田遙
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      25 分 48 秒 ago
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