ネットショップ担当者フォーラム

インハウスシステムからebisumartへ。ヤマハミュージックジャパンのBtoB-ECリニューアル事例

6 years 1ヶ月 ago

ヤマハの100%子会社で、楽器・音響機器販売や教室事業を手がけるヤマハミュージックジャパン。業務委託先である国内約100社の修理代行店や、販売契約を締結している楽器店などに所属する約1000人の技術者から、アフターサービスに必要なサービスパーツの注文を受けるシステムをインハウスで構築・運用してきたが、「システムの老朽化」を受け、クラウドECプラットフォーム「ebisumart」に乗り換えた。

運用開始から半年でWeb受注率が50%(旧システムでの実績)から70%を超えるなど、早くもリニューアルによる効果が出ている。

アフターサービスで使用するサービスパーツを販売するBtoB-EC

ベースシステムの老朽化を受け、リニューアル

ヤマハミュージックジャパンの顧客は、業務委託契約をしている国内約100社の修理代行店、販売契約をしている特約店(楽器店など)に所属する1000人超の技術者。2001年から自前でシステムを構築し、オンラインでアフターサービス(エンドユーザーが購入した製品の修理、ピアノの調律や管楽器のメンテナンスなど)に使用するサービスパーツの在庫照会や価格照会、注文受付などを行ってきた。

20年近くスクラッチ開発によるシステムで対応してきたことになるが、「ベースとなるシステムが老朽化しサポートも受けられない状況。早急な刷新が必要だった」(ヤマハミュージックジャパン カスタマーサポート部 技術サポートセンター センター長 今野文智氏)。そして、リニューアルの検討を開始した。

ヤマハミュージックジャパン カスタマーサポート部  技術サポートセンター センター長 今野文智氏

より多くの技術者が便利に使えるサイトにするにはどうしたらいいのか――。サイトリニューアルにあたり、コスト面などのメリットから再度インハウスで構築することも検討したというが、「インハウスで運用してきたデメリットもあった。今、我々が構築したいサイトは? と考え、最終的にはアウトソースの方が自社の目的を達成できると判断した」(今野氏)。

クラウドECプラットフォーム「ebisumart」を導入し、同サービスの開発・提供を行うインターファクトリーによるサポートの元、リニューアルプロジェクトが始動した。

ヤマハミュージックジャパンが導入した「ebisumart」の特徴

社内から9名がプロジェクトに参加。3か月の並行稼働期間を経て、正式ローンチ

プロジェクトを先導したのは、静岡県・浜松市に拠点を構えるヤマハミュージックジャパンの技術サポートセンターだ。同センターには大きく3つの業務があり、チームも3つに分かれている。

リニューアルプロジェクトを推進するにあたり、各チームから主要メンバーが招集された。参加したのは、IT関係のシステムを担当する「ITチーム」、サービスパーツの受発注を管理する「パーツチーム」、技術者向けの指導を行う「技術者教育チーム」。

それぞれのチームからリーダーとサブリーダーが参加するとともに、ヤマハグループ全体の情報システムを統括している「情報システム部」の担当を交え、計9名でプロジェクトチームが結成された。

リニューアルにあたって難航したのは、各アイテムに販売契約の情報付けをしていくことだという。「大改革だった」と今野氏は当時を振り返る。

リニューアルプロジェクトを先導した技術サポートセンターの主な業務内容

アフターサービスという意味では、商品の製造が中止になってから本格的に始まるものもある。これまでヤマハが販売してきた全モデルのサービスパーツを合わせると、約38万アイテムにもなり、リニューアルを機にそれら1つひとつに、販売契約の情報を紐づけたいと思っていた。そこが業務効率を悪くしていたところだからだ。アイテム数が多く、大変な作業だった。(今野氏)

ヤマハミュージックジャパンのリニューアルプロジェクトをサポートしたインターファクトリーの取締役CMO 三石祐輔氏から、「旧システムからの移行について問題はあったか?」と質問があると、今野氏は「いろいろとカスタマイズしたが、非常にスムーズだった」とインターファクトリーの技術力の高さを賞賛するとともに、大きなトラブルを回避するため段階的に稼働したことが奏功したと明かした。

並行稼働期間を3か月とった。まず部内、次に社内、最後に技術者の皆さまにご案内という形で進めていったので、問題が起きても段階的に運用していくうちに解消できた。(今野氏)

インターファクトリーの取締役CMO 三石祐輔氏

稼働から半年経過。登録者が200人増 

豊富な修理事例を生かし、症状から使用される可能性の高いパーツを表示

ヤマハミュージックジャパンのBtoB-ECサイトが2019年5月にリニューアルオープンしてから、約半年が経過した。旧システムの登録技術者数は1000人程度だったが、リニューアル後に約200人増加。現在は1200人近くが登録している。

以前は、新しく登録いただいた200人の技術者からFAXで注文を受けていた。ECで受発注できるようになりお客さまの利便性が向上しただけでなく、当社の業務効率も上がった。(今野氏)

前述した通り、ヤマハミュージックジャパンのBtoB-ECサイトを通して購入される商品の大半は、技術者がエンドユーザーの所有する楽器の修理などに使用する「アフターサービス用サービスパーツ」。

修理はスピードが重視される環境が多い。お客さまが大事に使っている楽器が故障した、調律が狂ってしまったといった要望に対し、スピード感を持って対応することが重要。(今野氏)

そこでリニューアル後のBtoB-ECサイトでは、ヤマハミュージックジャパンが長年の業務を通して蓄積した豊富な「修理事例データ」を役立てることにした。

データというのは、AというモデルのBという製品において、Cという不具合が生じた場合、Dというパーツを修理に使用した、といった情報群だ。

こうしたデータをベースに、製品モデルや起こっている症状(不具合)から使用される可能性の高いパーツを表示させ、そのパーツをまとめてカートに入れるという機能をカスタマイズ実装技術者からの評価も高いという。

ヤマハミュージックジャパンのBtoB-ECサイトリニューアルイメージ

「ユーザーのグルーピングをしたい」。サイト利用者から新たな要望

BtoB-ECサイトの利用者が増えるにつれ、新たな要望も出てきているという。その1つが、「ユーザーのグルーピングをしたい」というものだ。

ヤマハミュージックジャパンの顧客である特約店や修理代行店は、1つの会社に技術者が1人ということは珍しく、複数の技術者を抱えた会社がエンドユーザーからの修理要望に対応する。だが、現時点では、ユーザーID(UID)1つに対して1人の技術者がひも付く設計のため、各IDからしか発注することができない。

5人の技術者を抱える会社でも、会社全体で注文したパーツを1つのUIDから一覧で見られるというニーズには対応できていない。(今野氏)

現在、ヤマハミュージックジャパンのBtoB-ECサイトに登録している技術者の割合は、同社の顧客である特約店などに勤める技術者全体の6割程度。残りの4割がなぜ登録しないかというと、パーツを注文する権限が与えられてないからだ。

また、パーツ注文は、管理部や技術部の管理者が代表して行うことが多い。パーツは会社に届くため、それぞれの技術者が勝手にパーツを注文すると「誰が頼んだ?」と混乱につながりかねない。

そこで利用者からは、「誰がどのパーツをいつ、いくらで頼んだか。それを日次や月次で集計し、管理者が確認できるようにしたい」という要望が上がっている。こうしたデータを管理できれば、1つのUIDで、管理部、技術部など複数部門のニーズに応えられるからだ。

その他、「注文履歴を検索したい」というニーズも紹介された。

「このお客さまがおっしゃっている症状は、以前対応した案件と同じ。あの時と同じパーツを頼みたいけど、どの製品だったか?」と技術者が振り返るシチュエーションは多い。今は購入履歴が出るが、検索できない。何らかの形で検索したいというニーズがある 。(今野氏)

これらのニーズに対し、インターファクトリーの三石氏は、「それは我々の課題だが、今期は、BtoB機能強化を優先度の高い戦略にしていることから、ヤマハミュージックジャパンから挙がっている要望のいくつかは今期中には対応できるだろう」と自信を覗かせた。

ほぼ満席の会場。来場者のBtoB-ECサイト構築への関心がうかがえる

EC経由の受注率が50%→74%に向上

BtoBの受注率80%と、BtoC-ECの利便性向上をめざす

セッションの最後に、BtoB-ECサイトリニューアルによる業務効率の変化について、三石氏から今野氏に質問があった。今野氏の回答は以下のとおり。

以前運用していたインハウスのEC経由の受注率は50%くらい。残りの50%はFAXか別の受注システムからの注文だった。以前のシステムで一番使い勝手が良くなかったのが、販売店の商品種別契約の制御が不完全だったことだ。具体的には、A社には○○と△△商品に関するパーツの購入が可能、というように分類するもの。会社ごとの受注契約の制御の一部を人手で行っていたものを、すべてシステム化できたことで業務効率が向上した。(今野氏)

すでに効果は出ており、運用開始から2か月で受注率は50%から60%に向上運用開始からは半年が経過した現在、他のシステムからの受注も合わせると、Web受注率は74%にのぼるという。今後はこの数字を80%にすることが目標だ。

また今野氏は今後の展望について、「BtoC-ECサイトにも取り組んでいきたい」と語った。

BtoBで実現したい機能はある程度達成したので、今後はBtoC向けで何ができるかを考えたい。ヤマハ製品(部品)を使っている顧客は全国各地にいる。たとえばリモコンのようなオーディオ機器の付属品や、クロスなどのピアノお手入れ用品など。こうしたアイテムを提供できるECサイトを作りたい。(今野氏)

現在はこうしたアイテムを注文するには、ヤマハミュージックジャパンに電話で問い合わせるか、ヤマハ製品を扱っている店に電話注文するかしか選択肢がない。

住んでいる地域によっては、ヤマハ製品の取り扱い店舗が近くにないこともある。また電話注文の場合、現状は代引き送付しかないため、決済手段についてもクレジットカードなど多様な手法を望む声も多い。今後は、あらゆる顧客ニーズに応えられるBtoC-ECサイトの構築をめざしていくという。

公文 紫都
公文 紫都

“良質な顧客体験”の提供はモバイルシフトにあり。リアル店舗企業のチャネルシフトに役立つ3つのヒント | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

6 years 1ヶ月 ago

世界各国でホリデーシーズンが終わりました。蓋を開けてみると、アメリカを含む多くの市場で、“オンラインショッピングの利便性が店頭での買い物よりも勝った”という結果が出ています。

米国のホリデーシーズン売上は8割超がスマホ経由

全米小売業業界(National Retail Federation)によると、2019年のホリデーシーズン全体の売上高は4.1%増加。また、Adobeの調査ではホリデーシーズンのオンラインショッピングの売上高は1,425億ドルに上り、その84%がスマートフォンからの買い物だったそうです。

ホリデーシーズンのオンラインショッピング売上推移
ホリデーシーズンのオンラインショッピング売上推移(2016-2019)。Adobe「2019 Online Holiday Shopping Growth Driven Primarily By Smartphones」より編集部が作成

Amazonのベストセラー商品を見てみると、消費者はマスカラから調理鍋まであらゆるものを買いだめしていたことがわかります。

eMarketerの調査では、モバイルショッピングへの移行を示す新たな数字が示されています。アンケートの回答者の50%以上が、1か月以内に商品やサービスを購入するためにモバイルアプリを利用したことがあると回答。モバイルからのコンバージョンはオンラインショッピング全体と比較しても急速に伸びています。

1か月以内のスマホユーザーの利用動向
1か月以内のスマホユーザーの利用動向。eMarketerの「Smartphones Will Account for More than One-Third of Ecommerce Sales in 2019」より編集部が作成

この傾向は、最近までオンラインよりも実店舗に重点を置いてきた一部の小売業者にとっては難題かもしれません。多くの人にとって、物理的な店舗の存在はブランドのDNAと魅力を示す大きな要素です。

しかし、モバイルは顧客と店舗をつなぐ強力なツールになり得ます。今日、多くの買い物客がブランドや商品を最初に目にするのは、オンライン上に掲載されたモノであることがほとんどです。

今後、実店舗での強力な顧客体験とオンライン上での存在感を兼ね備えられる小売事業者が成功を収めることになるでしょう。では、小売事業者がモバイルに切り込む最善の方法は何でしょうか。いくつかのヒントを示します。

「Nordstrom」の組織体制に学ぶブランドロイヤリティ向上策

消費者が特定のチャネルに依存しなくなると、すべてのタッチポイントで同じ購買体験を期待するようになります。そうなると、多くの小売事業者は店舗とオンラインの目標を確実に一致させるために、大きな構造的な変化が求められるようになります。部門間の関係強化や、新しいチームの構築などがあげられるでしょう。

米国の大手小売事業者「Nordstrom」は、この流れをすでに理解しています。Nordstromは最近、新設したCOO(最高執行責任者)にケン・ウォーゼル氏(編注:Nordstromの最高デジタル責任者を歴任した人物)を任命しました。

この動きは、Nordstromおよび小売業界全体に大きな変化が起きていることを示すものとして解釈できるでしょう。Nordstromによると、ウォーゼル氏は「Nordstromのデジタル資産と店舗資産を統合し、消費者に一貫した購買体験を提供する」ための活動に尽力するそうです。

オンラインとオフラインの両方のビジネスのあらゆる側面を組み合わせて、統一された購買体験を消費者に提供するために、Nordstromは縦割りのチーム体制を壊す必要があります

このアプローチは、多くの小売事業者にとって運用レベルでもメリットがあります。たとえば、売り上げがそれほど多くない実店舗でも、実は大量の店舗受け取りを行っているということがデータでわかる可能性があります。総合的なデータに基づくアプローチを採用し、すべてのタッチポイントが消費者と意味のある関係を構築する機会であることを認識することが、ブランド・ロイヤルティ構築の鍵になるのです。

分析データを使用して消費者のエンゲージメントを高める

データは、デジタル化が店舗にもたらす最大の利点であり、データに基づく洞察によって、ブランドのビジネス戦略全体を強化することができます。

モバイルデータは従来、非常に縦割り型で活用されてきましたが、近年、モバイルが企業にとって消費者と最も近い接点であることがわかってきました。世界的に見ても、アプリ内で費やされる時間は2016年から2018年にかけて50%増加しており、この数字は今後数年で急増することは間違いありません。

パーソナライズされたコンテンツに対する消費者の需要が高いことから、消費者の目を引くモバイル広告を作成するには、データも不可欠です。これらの広告は、人口統計データや心理学的属性データ、過去の行動(閲覧したアイテムなど)に基づいて作成することもできますし、消費者がマーケティングチャネルのどこにいるかに合わせて調整することもできます。

その後、分析データを使い、どの商品やメッセージが最も消費者の共感を得るかを決定することで、キャンペーンをより効果的に研ぎ澄ませていくことができるのです。

モバイルへの移行に成功したブランドから学ぶ

モバイルの変革を始めようとしているブランドにとっては、困難な戦いのように見えるかも知れません。しかし、成功している実店舗ブランドはたくさんあります。

ファッションブランド事業を手がけるAbercrombie & Fitchの事例はとても重要です。Abercrombie & Fitchのアプリには、eコマースに必要なすべての主要機能を備えています。

洗練されたユーザーエクスペリエンス、注文のトラッキング、特定の商品の店内在庫があるかどうかをチェックできる店舗検索、カスタマーサービスオプションへの簡単なナビゲーション。また、決済サービスのVenmoとKlarnaとの提携により、消費者に多様な支払いオプションを提供しています。

Abercrombie & Fitchのアプリ
Abercrombie & Fitchのアプリ(AppStoreよりキャプチャ)

さらにこのアプリには、単なる買い物のための機能だけでなく、お気に入りのアイテムを保存する機能(カートへの追加とは別機能)、会員制クラブ、店内プレイリストもあります。これらのコンテンツはブランドへの親近感を醸成するための大切な要素であり、ユーザーがその時点では買い物をする気がなくても、アプリに再度チェックインする理由となり得るのです。

この戦略は、かつてのショッピングモールの猛者に恩恵をもたらしています。Abercrombie & FitchのCEOであるフラン・ホロウィッツ氏は2019年、「デジタルトラフィックの3分の2以上がモバイルからで、自社アプリはブランドの中で最も急速に成長しているプラットフォームになった」と述べました。

◇◇◇

モバイルは、従来の実店舗型小売事業者に、消費者にリーチして、理解するための新たな方法を与えてくれます。そして、最も個人的で普遍的なチャネルとして、消費者のカスタマージャーニー、嗜好、ネットサーフィンの習慣に関する重要なデータを提供してくれるでしょう。優れた店舗戦略とモバイルを組み合わせることで、小売事業者は競争の激しい市場で成長を続けることができるのです。

Internet RETAILER
Internet RETAILER

Web・アプリのサービス改善で成長へつなげるためのグロースマーケティングイベント「GROWTH SUMMIT 2020」【2/20開催】

6 years 1ヶ月 ago

ロケーションバリューは、Webやアプリのサービス改善を通じて成長へとつなげるためのグロースマーケティングイベント「GROWTH SUMMIT 2020」を2月20日(木)に東京・港区で開催する。

▼「GROWTH SUMMIT 2020」セミナーの詳細はこちら

イベントの目的は「部分最適化なマーケティングではなく真にサービスのグロースを推進していく」。

セミナーではユーザー行動分析のAmplitude、リクルートライフスタイル、タイムツリー、Rettyが登壇。「サービスの本質を無視したコミュニケーションが増えていないか」という疑問に対し、各領域のスペシャリストたちが自社の経験や知見を共有する。

キーノートセッションには、IBMやMicrosoftなど全世界で1万2000社以上サービス改善を支援してきたAmplitudeのCEO・Spenser Skates氏が登壇。「グローバルで急成長している企業は何をやっているのか?」をテーマに、急成長している企業の裏側やデータドリブンの行動分析などを披露する。

セミナー内容

  • 【オープニングトーク】
    (ロケーションバリュー 河野 恭久氏、Amplitude 米田 匡克氏)
  • 【キーノートセッション】
    「グローバルで急成長している企業は何をやっているのか?」
    (Amplitude Spenser Skates氏)
  • 【セミナー①】
    「プロダクトを習慣化させるということ」
    (TimeTree 吉本 安寿氏)
  • 【セミナー②】
    「4,000万ユーザーRettyのグロース組織の裏側」
    (Retty 野口 大貴氏)
  • 【セミナー③】
    「データドリブングロースハック~組織デザインと案件推進~」
    (リクルートライフスタイル 坂東 塁氏、前田 周輝氏)
  • 【パネルディスカッション】
    「データドリブングロースハック〜組織デザインと案件推進〜」
    (TimeTree 吉本 安寿氏、リクルートライフスタイル 坂東 塁氏、前田 周輝氏、Retty 野口 大貴氏、電通デジタル 上野 雅博氏)

こんな人にオススメ

  • 自社マーケティング及びデータ分析/サービス改善の責任者、プロジェクトマネージャー、プロジェクトリーダーの方
  • データに基づいたグロースに取り組まれている方
  • DXプロジェクトに取り組まれている方
  • 広告のみのマーケティングに限界を感じている方

セミナーの概要

  • 日時:2020年2月20日(木)13:40~17:00(13:00受付開始、17:00~18:00で懇親会を実施)
  • 会場:SUBIR AKASAKA TOKYO(シュビア赤坂)(東京都港区赤坂2-14-5 Daiwa赤坂ビル)
  • 参加費:無料
  • 定員:100名(応募者多数の場合、抽選)
  • 詳細と申し込みhttps://growth-summit.jp/
藤田遙
藤田遙

2019年度のアフィリエイト市場は8.7%増の3133億円、2023年度には4654億円に拡大と予想

6 years 1ヶ月 ago

矢野経済研究所は2月7日、国内アフィリエイト市場に関する調査結果を発表した。それによると、2019年度の国内アフィリエイト市場規模は前年度比8.7%増の3133億円になると予想。

国内アフィリエイト市場は今後も拡大するとしており、2023年度の国内アフィリエイト市場は4654億円にまで拡大すると予測している。

矢野経済研究所は国内アフィリエイト市場規模は前年度比8.7%増の3133億円になると予想。2023年度の国内アフィリエイト市場は4654億円にまで拡大すると予測している
国内アフィリエイト市場について

業種別にアフィリエイト市場をみると、金融分野、特に仮想通貨やロボアドバイザーなどの投資や資産運用に関する商材で市場が拡大。EC分野も大きく伸長しているほか、2019年のゴールデンウィークが通常より長期間だったことによる旅行分野、2019年10月の消費税増税前の駆け込み需要により家電分野が拡大したという。

販売手法をみると、単品商材を中心とした定期購入(サブスクリプションモデル)が増加するなど、単価の高い案件が増えており、アフィリエイト市場の拡大に寄与している。

アフィリエイトを取り巻く環境

外部環境に関しては、ITP(Intelligent Tracking Prevention:サイトトラッキングの抑止機能)によるクッキーの制限、Googleアルゴリズムのアップデートによる検索順位の変動、ヤフーのレギュレーション強化によるアフィリエイトサイトの広告出稿の厳格化など、アフィリエイトサイトにとってネガティブと考えられるレギュレーションの変更が行われた。

広告出稿の厳格化に関しては、Facebookなどのソーシャルメディアにおいても、広告出稿専用アカウントの閉鎖といったレギュレーションの厳格化が図られるなど、アフィリエイトメディアに対してもネガティブなインパクトを与えている。

しかし、現状のプラットフォーマーによるレギュレーションの厳格化に関しては、景品表示法や薬機法などの法規制を順守しない一部のアフィリエイトパートナーや広告代理店に大きな影響を与えているものの、優良なアフィリエイトメディアや広告代理店においてはほとんど影響を受けていないという。

違法サイトが追放されるという観点においては、アフィリエイト業界にとってはプラスになるため、長い目で見ると決してネガティブ要因ではないとしている。

今後の市場予測

今後も国内アフィリエイト市場が拡大する理由は、広告主として自社ブランド製品を持つナショナルクライアントのインターネット広告への出稿が増えていることがあげられる。

この流れは、ダイレクトレスポンス系の広告やECサイトなどでの広告出稿増加につながる可能性が高く、アフィリエイト市場においてもプラスに影響するとみている。アフィリエイトの提案による広告出稿効果がこれまで確実に出てきており、アフィリエイトへの評価が高まっていることも市場拡大の背景にある。

さらに、EC化率の拡大も主たる要因となり、商品購入時のEC化率の拡大やEC決済サービスの導入障壁が低くなっていくこともあげられるという。

分野としては、女性向けのダイエット商材やコスメ商材等が期待され、加えてサブスクリプションモデルの浸透も市場を牽引する要因になると期待されている。

石居 岳
石居 岳

「アマゾンエフェクト」の脅威に打ち勝つには? 小売業の商機は実店舗の強みを生かしたオムニチャネル戦略にあり

6 years 1ヶ月 ago

Amazonが経済にもたらす影響「Amazon Effect(アマゾンエフェクト)」に始まり、EC専業には提供できない実店舗での顧客体験に小売事業者が注目し、リアル店舗を通じた“顧客接点”によって、新規顧客作り、リピーター作りに取り組む企業も増えている。米国では、Amazonに打ち勝つためには、実店舗とネットの双方向で付加価値を創造し、いかに最高の顧客体験を提供するかといった対抗軸で競争、生き残りをかける必要があると考える小売企業が増えているためだ。

ただ、その実現には、ネットとリアルの融合を前提にした物流基盤の強化が欠かせない。いわゆるオムニチャネルを通じた顧客体験向上のためのインフラはどのように作ればいいのか。サプライチェーンとオムニチャネル分野のテクノロジーリーダー企業であるマンハッタン・アソシエイツが、小売企業がオムニチャネルに取り組むべき理由、その実現方法などを解説する。

伸びが見込めない小売市場、差別化は店舗の有効活用にあり

顧客体験向上のためのインフラ作りとして重要なのが、全社規模で在庫情報を一元管理し、実店舗を出荷拠点としても機能させる仕組みの整備。なぜ今、こうした仕組みが求められるのか。まず市場環境から見ていきたい。

小売業販売額とEC市場

1990年代の小売市場は右肩上がりで成長したが、その後は頭打ち。2010年代に入って持ち直しているが、今後は大幅な成長は見込めない。一方、小売市場の中のEC市場は右肩上がりを続けており、EC化が加速している。(清水氏)

マンハッタン・アソシエイツ日本・韓国代表 清水博氏

このように日本の小売市場の変化を振り返るのはマンハッタン・アソシエイツの日本・韓国代表である清水博氏。

ECサイトを通じての消費が増える一方、清水氏が指摘するように全体の消費は今後、少子高齢化などの影響によって大きな成長は見込めない。つまり、小売市場における競争が今後、さらに激化することが予想される。

その競争激化の牽引役がAmazon。会員サービス「Amazonプライム」やスピード配送などを武器にグローバルで事業を拡大する。日本でもAmazonの成長とともにスピード配送を求める消費者は増加傾向で、商品を届けるまでのリードタイムをできるだけ短縮しようとする小売事業者やEC事業者が増えている

EC専業の場合は複数の倉庫を消費者の近くに置き、リードタイムの縮小に取り組んでいる。こうしたEC専業の動きに従来の小売業は押されている。米国では多くの小売業が店舗を閉店。日本でも大手アパレルメーカーが大量の店舗閉店を発表している。

EC専業が消費者の求めているサービスレベルに対応するには倉庫を増やさなければならない。EC専業ではない従来の小売企業は、競合との差別化に店舗の有効活用が重要になる。(清水氏)

EC専業モデルと従来の小売業における物流管理体制について

付加価値の提供は「スピード配送+α」の対応、物流面から実現を

配送料金の低減、BCP(事業継続計画)、リードタイムの短縮などの観点から、3PL事業者が運営する複数の物流拠点に在庫を分散するEC専業企業もあるが、決して多くはない。

一方、従来の小売事業者はどうだろうか。「店舗という出荷ポイントをすでに保有している。つまり、顧客の近くで在庫を持つ体制が整っているのだ。小売企業がEC専業企業に勝つには、この店舗在庫を有効活用していくべきだ」と清水氏は説明する。そして、次のように付け加える。

配送スピードだけでなく、顧客要望に対する柔軟性、サービスの向上には、店舗の有効活用が重要。配送先に対して遠く離れた倉庫からではなく、もっとも近い店舗の在庫を活用してお客様に商品を配送すればリードタイムの短縮、配送コストの低減につなげることができる。また、店舗での商品受け取り、店舗での返品受け取りが実現できれば、お客様の利便性を上げることができる。このように、小売事業者はEC専業に対抗していく計画を、今後立てていくことが求められる。(清水氏)

小売業に求められるネットとリアルの融合策

小売事業者やEC専業も含めた競争の激化が予想される小売市場。消費者が求めるスピード配送に加え、事業者には「+α」の対応が求められる。その「+α」の筆頭にあげられるのが利便性の向上だろう。「商品の受け取りに関しても、単に自宅で受け取るのではなく、今後は消費者のライフスタイルに合わせ“どのように受け取ることができるのか”といったニーズへの対応も重要になる」(清水氏)。

商品の配送に関しても、倉庫に在庫がなければメーカーから直送するのか、店舗から発送するのか、複数拠点からの発送であれば、どこかの拠点で荷合わせを行い一括配送するのかなど、利便性向上に向けた「消費者のライフスタイルに合わせる」「消費者のニーズに応える」といった「+α」の実現には、複雑な業務を処理するオーダー管理が必要になる。

EC化が進むことで倉庫も大きな影響を受ける。倉庫はこれまで、大量ロットを効率的に処理して小売向けの商品をさばいてきた。ECの台頭によって、1件1件異なる配送先や注文内容が入り、倉庫内作業が複雑になってきた。まだ、卸向け・小売向け・EC向けで在庫をばらばらに管理するケースが多い。

しかしその方法では安全在庫量を押し上げることになり、且つ非効率で、多様化する消費者ニーズに対応することが難しい。複数倉庫の在庫を一元管理し、コストを抑えたオペレーションを実現しなければならない。それを達成するのが、ネットワーク全体から受注したオーダーを満たす最適在庫を特定し、店舗や倉庫などへの配送指示やその自動化を担うOMS(オーダー・マネジメント・システム)になる。(清水氏)

増大する顧客ニーズへの対応には「OMS」が重要になると清水氏は説明する

マンハッタン社の小売事業者向けソリューションとは

LACOSTE、Everything But Waterなどマンハッタン社のオムニチャネルソリューション「Manhattan Active Omni」は、グローバルで活躍する小売企業の利用が多い。

さまざまなチャネルのオーダーを一括管理するオーダー管理機能

「Manhattan Active Omni」のOMS (オーダー管理) 機能を利用すると、顧客との取引に関わるライフサイクル全体を把握し、ECサイト、マーケットプレイス、BtoB、店舗、などさまざまな販売経路からのオーダーを一括管理することが可能。小売事業者は、クレジットカードの不正利用チェックから、支払い決済、購入物品の配送まで、注文から配送までのライフサイクル全体のオーダーを一元管理できるようになる。

「Manhattan Active Omni」のOMS (オーダー管理) 機能を利用すると、顧客との取引に関わるライフサイクル全体を管理することが可能。EC担当、顧客、コールセンター、出荷スタッフ、店舗スタッフが、オーダートランザクションと全体在庫の状況をリアルタイムに把握できる

生産性向上に寄与するWMS、ニトリが導入

マンハッタン社の倉庫管理システム(WMS)は、高度な特許アルゴリズムを使用して作業効率を向上し、在庫、労働力、スペース全体を統合的に一元管理するソリューション。日本では家具・インテリア用品のSPA企業であるニトリが導入している。

ニトリホールディングスの物流子会社であるホームロジスティクスは、2017年に「川崎DC」で運用をスタート。2019年、新たに関西物流センターへマンハッタンのWMSを導入した。

目的は業務の標準化および、物流ネットワーク全体の効率化と処理能力の向上。現在はベトナムのハノイにある製造拠点と連携し、WMSソリューションを利用した商品の輸送情報管理も試験的に実施するなど、物流拠点間での業務標準化を進めている。

マンハッタンが提供するソリューションの価値とは

こうしたマンハッタンのソリューションを利用した企業にはどんな価値をもたらすのか。清水氏はこう語る。

マンハッタンのOMS、WMSなどのオムニチャネルソリューションは、どんなスピードでどのように受け取りたいのかといったお客さまのニーズに対して、全社ネットワークの在庫から、(倉庫や店舗など)どこの在庫を引き当てれば、最小コストで顧客のニーズに対応できるかということを最適化するソリューション。たとえば、店舗在庫をEC向けに活用する場合、店舗在庫をEC用に優先して引き当てたり、注文者に最も近い倉庫および店舗からの配送を実現したりするといったことが可能になる。(清水氏)

商品配送は、コストの削減などの観点から最適なDCからの配送などを実現することができる

たとえば、単一倉庫で店舗向け、卸向け、EC向けの在庫管理や発送業務を一緒に行うことができれば倉庫、在庫、人員といった資産の重複を回避することができる。また倉庫の稼働率を最大化しながら、自動倉庫、マテハン(マテリアル・ハンドリング)の稼働を最大化させつつ、スタッフの作業時間を削減することもできる。こうすることで、資産の有効活用、ならびに人件費を抑制することが可能になる。(清水氏)

マンハッタンが提供するOMSとWMSを利用した場合の効果について

顧客満足度を上げる物流プラットフォーム

店舗を持っている企業の強みは、多種多様なニーズを持っている実店舗来訪者のニーズを満たすことで顧客満足度を向上させることができること。

たとえば、店舗を出荷ポイントの1つとして使用することで、既存資産を生かして物流網を強化できる。ただ、こうした物流網を構築するには、今まで以上に精度の高い在庫管理や、オーダーに対応する為のフルフィルメント能力が店舗にも求められる。その為にマンハッタン・アソシエイツはこうしたソリューションも提供しているのだ。

管理者向けには、オンライン購入客の実店舗への来店実績、来店予定など、店舗で発生する作業が一目でわかるような管理機能を提供。作業者向けには棚卸しを容易にしたり、RFIDと連携した在庫管理、店舗在庫の効率的なピッキングなどを実現したりする機能もある。(楢崎氏)

店頭在庫管理とフルフィルメントに関する機能

このようにマンハッタンが提供するソリューションの内容について説明するのがソリューションコンサルタント 楢崎芳樹氏。マンハッタン社が提案する物流プラットフォームは、クライアントのニーズに合わせて3つのレイヤーにわけて提供しているという。

マンハッタンが提案できる領域について

1つ目が「サプライチェーンを可視化」するレイヤーで、「EEM (EXTENDED ENTERPRISE MANAGEMENT) と呼ばれる拡張サプライチェーン管理システムである。

グローバルに調達及び販売を行っているクライアントに対し、在庫やシップメント、またスケジュールや進捗に対する可視性を提供することで、サプライチェーン全体の最適化を提案できる。(楢崎氏)

マンハッタン・アソシエイツ ソリューションコンサルタント 楢崎 芳樹 氏

2つ目がオーダーを管理するレイヤーで、「MANHATTAN ACTIVE OMNI」というソリューションが担う領域である。「DC在庫」「店舗在庫」「移動中在庫」「発注済み在庫」「サプライヤー在庫」を一元的に把握するのと同時に、BtoB、店舗、ECと販売チャネルを問わずオーダーの一元管理も行う。各オーダーの特性や制約(納期)に合わせ、複数拠点の中から最もコストが安くなる方法での在庫引当や配送指示を可能にする仕組みである。

BtoB、店舗、ECと販売チャネルを問わず同一拠点で管理できるメリット

マニュアルでは対応が難しい引当ロジックを、「シーズン」「販売動向」さらには「地域気候」に合わせて柔軟かつ簡単に調整が行える構成となっている。在庫の硬直化をなくすことにより、物流費を押さえながら(最小限の在庫量および、最も安い配送方法)、多種多様な顧客要望を満たすことで顧客満足度を高めることを目指しているクライアントに向けて提案している。

「MANHATTAN ACTIVE OMNI」について
複数拠点の在庫の中から、最もコストの安い方法で配送を指示する仕組み

3つ目が、オーダー管理からの指示を受け、フルフィルメントを実行するレイヤーである。こちらは拠点規模や用途に合わせて、WMS(DC、TC管理)、SIF(店舗在庫&フルフィルメント管理)、ハブ管理、サプライヤー向けモジュールなどを用意している。

こうしたマンハッタンのソリューション内容を踏まえ、サービス説明に登壇した楢崎氏は次のように講演を締めくくった。

マンハッタンの物流ソリューションは、“物流プラットフォーム”としてお使いいただく事も足りない機能だけを利用するといった使い方も可能である。今ある企業資産(システム)を十分に活かしたうえで、弊社ソリューションを部品として組み合わせていただく事で、投資を抑えつつ短期間で複雑化する物流に対応できる仕組みの構築を実現できる。(楢崎氏)

柔軟な導入が可能なマンハッタンの物流プラットフォーム ソリューション
吉野 巨人
吉野 巨人

送料無料ラインを下げるとCVRが上がる? 「売上対物流費」を計算してみましょう【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

6 years 1ヶ月 ago
ネッ担まとめ

売上対物流費(売上高物流費、売上高物流コスト)をちゃんと計算している人は少ないのでは? これを計算してCVRを見ていけば採算ラインがわかるはず。

送料はしっかり計算をしてから調整を

楽天出店者が送料無料で成り立つか否か?カンタンに検証する方法|ごとうてっぺい|note
https://note.com/teppeigoto/n/n6dd296b1c127

まとめると、

  • 「Tshirt.st 楽天支店」ではすでに3,980円以上で送料無料に踏み切っている。変動費を考慮した粗利と売上対物流費を算出して判断した
  • 送料無料ラインを8,000円から3,980円に引き下げたところ、現時点では売上対物流費が1%程度減少している
  • 物流費というのは運賃はもちろん作業をするコストや保管費用などが複雑に影響するが、影響が大きいのは客単価

ここで重要なのは同時に送料が払いたく無いという理由で注文に至らなかった、これまでの離脱のお客様が送料設定が引き下がった事で注文するため、売上対物流費が上昇するというデメリットが発生する事と、お客様の満足度が向上してCVR(転換率)が上昇することが考えられるという事だ。

最終的にはやってみないとわからないものの、CVRが上がれば十分に採算が合うということが重要です。これは三木谷社長が言っていることと同じですよね。「購入するユーザーの立場で冷静に自分の商いと向き合いたい」と書かれているように、買う側がどう判断するのかを考えていきたいですね。そして、そうするために自社をどう変えるのかを追求していくしかありません。くれぐれも自社中心で考え過ぎないように。

2020年は楽天全体でAmazonに対抗

楽天・三木谷社長が語った「送料無料ラインの全店舗統一」実施への決意&2019年の総括と今後の取り組み | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/7235

楽天が取り組む「優良店の露出強化」「送料無料ライン統一」「RMS再構築」など2020年上期施策まとめ | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/7250

まとめると、

  • 顧客ロイヤルティ指標において楽天市場はAmazonに肉薄してきた。負けている理由は送料。送料で離脱するユーザーが7割近くいる
  • タウンミーティングで寄せられた店舗からの意見を受けて取り組んだのは「楽天ペイ補償サービスの拡充」「不審ユーザーの取り締まり強化」「露出を強化することができる優良店舗施策」の3つ
  • 違反点数制度スタート後、規約違反店舗は73%減少した。執行役員の野原彰人氏は今後「RMSの再構築」、楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞店などの露出を強化する「優良店舗施策」などを強化すると説明した

ほとんど話題になっていないですが、楽天ペイ補償や不審ユーザーの取り締まり強化は良い対応ですよね。Amazonと比較してわかりづらいところをわかりやすくしつつ、楽天の特徴である多様性を維持するために優良店の露出強化を進める。そして、不審ユーザーも排除して全体としての信頼性を高めていく─。

くどいようですが、楽天はこの動きを何年も前から進めていて、やり切らないと成長できないレベルになってきたということ。それに乗るかどうかを決めましょう。

関連記事

ファッション関連もピンタレストが伸びてくるかも

ピンタレスト で知っておくべき、4つのショッピング機能 | DIGIDAY[日本版]
https://digiday.jp/platforms/what-to-know-about-shopping-on-pinterest/

Pinterestで購入前にリップカラーを試せるAR技術、米国で先行実装 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/7222

まとめると、

  • ピンタレストで使えるショッピング機能は、プロダクトピン、アイテムタグ広告、「ショップ」タブ、画像検索の4つ
  • 拡張現実(AR)によってリップカラーを自分の顔で試せる「バーチャルトライ」が新機能として実装された
  • 写真を検索する際にPinterest レンズカメラのアイコンを開き、「バーチャルトライ」をクリックすると利用できる
写真投稿サービス「Pinterest(ピンタレスト)」の新機能として、拡張現実(AR)によってリップカラーを自分の顔で試せる「バーチャルトライ」が実装された

ピンタレストのショッピング機能が拡充されてきました。売る側に便利な機能はもちろん、買う側にも便利な機能です。ARの機能に関して、私はもちろんリップを塗ったことはないのですが、SNS上での女性の反応は良いようですね。ユーザーの声を受けて実装したとのことなので、こういった機能は増えてきそうです。

EC全般

月額制ファッションレンタルサービス『airCloset』が5周年!働く女性・ママは時間や手間をかけずにファッションを楽しむ「タイムパフォーマンス」を重視 | ASCII.jp
https://ascii.jp/elem/000/004/001/4001689/?rss

開始当初は大丈夫か?と言われていましたがもう5年。

PayPay、登録者数2400万人超え 19年度4Qも「積極的に投資」とZHD | BCN+R
https://www.bcnretail.com/market/detail/20200205_156991.html

メルカリとメルペイ、NTTドコモが業務提携。「メルカリID」と「dアカウント」の連携でシームレスな電子マネー決済が可能に | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/7236

メルカリへのオリガミ売却価格は1株1円、事実上の経営破綻で社員9割リストラ | ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/228034

○○Payは再編が進んで再びキャンペーン合戦になってきましたね。

EC事業者にも関係するSameSite属性!カートに入れたはずの商品がない? ログインが何回も求められる? Chrome 80の仕様変更とその影響・対策 | E-commerce Magazine
https://www.future-shop.jp/magazine/info-samesite

ここはちょっと注意。特にオリジナルのシステムの場合は要チェックです。

売上が伸びるECサイトの必須条件。不快な体験を徹底的に取り除く顧客体験設計とは | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2020/02/07/34990

ポップアップを使わない、梱包などの物理接点を強化する、広告は自然な流れで。やることはたくさんあります。

置き配依頼にも完全対応!再配達いらずで荷物を受け取ることができるサービス「TODOCU」が全国で利用可能へ | ASCII.jp
https://ascii.jp/elem/000/004/001/4001536/?rss

宅配ボックスの利用をIoTで効率化、京セラと横浜市が実証実験 | ケータイ Watch
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1232626.html

置き配のサービスがどんどん増えていますね。自宅にいるのに置き配ということもあって、まだまだ改善の余地がありそうです。

今週の名言

夫は元商社マンなんですけどまったく英語が話せなくて、「This is おいしい!」とかそういうので押し通してますね(笑)

金沢の未来のためになるビジネスでファンを増やし続ける OTAに依存しない宿運営を実現する株式会社こみんぐるの林佳奈さん・林俊伍さんご夫妻 | Marketeer
https://marketeer.jp/hayashi/

越境やインバウンドなど外国人向けのサービスをしている方々は、こういった発言が多いです(笑)。ウダウダ考える前にやってみないと何も変わりません。

森野 誠之
森野 誠之

【メーカーEC事例】文具事務用品のキングジムが「EC事業部」を設置した理由とは | 通販新聞ダイジェスト

6 years 1ヶ月 ago

文具事務用品メーカーのキングジムは2019年6月に「EC事業部」を立ち上げて、ライフスタイル雑貨を中心に通販事業での新規販路を開拓して、売り上げ拡大を図っている。

元々、同社では2014年に買収した家具通販の「ぼん家具」をはじめ、フォトフレームなどの企画・販売を行う「ラドンナ」など、グループ傘下にEC実施企業を抱えていた。今回、グループ会社とのシナジー拡大を前提に、文具・事務用品以外での幅広い商材を開拓して、それぞれ専門店という形で仮想モールに出店。ECという新規販路での顧客獲得に乗り出している。

まず19年5月に「楽天市場」に出店したのがグループ内のアスカ商会の造花を軸に取り扱う「はなどき」で、平均客単価は3000円弱程度。「母の日」をボリュームゾーンに商品の作りこみを行っている。ギフト向けを意識したドライフラワーをボトルに入れた商品や仏花などが安定して売れている。

キングジム EC戦略 はなどき 通販戦略 おもいでの国 ToffySHOPONLINE
「楽天市場」に出店した「はなどき」(はなどきECサイトから編集部がキャプチャし追加)

同年11月にはペット用仏壇や仏具を販売する「おもいでの国」を同じく楽天市場に出店。ペット専用の仏壇や仏具、遺骨カプセルやフォトフレームなどの販売を行っており、商品の平均単価は8000円~1万円程度。

キングジム EC戦略 はなどき 通販戦略 おもいでの国 ToffySHOPONLINE
楽天市場に出店した「おもいでの国」

また、14年より先行して楽天市場に出店していたラドンナのキッチン雑貨を扱う「ToffySHOPONLINE」では、平均客単価は比較的低価格路線の5000円台で、機能を絞り込んだデザイン性で訴求するキッチン家電を販売。売れ筋のオーブントースターを筆頭に、コーヒーメーカー、ウォーターサーバーなど若年層の1~2人世帯向けを中心に売り上げを伸ばしている

キングジム EC戦略 はなどき 通販戦略 おもいでの国 ToffySHOPONLINE
2014年から楽天市場に出店している「ToffySHOPONLINE」(ToffySHOPONLINE ECサイトより編集部がキャプチャし追加)

それぞれの商材の選定に当たっては、出店先のモールの特性を考慮し、足りない商材、売れている商材などを見極めて決めている。特にペット用仏具については、近年、社会問題にもなっている“ペットロス”も踏まえて、需要が伸びていく分野になると判断した。

なお、販促活動としては「ツイッター」も活用。セール告知を行うほか、家電であれば機能のアピール、季節商品であればタイミングに応じた訴求などを実施。その上で、商品検索がされやすいユーザビリティを整えて備えているという。

他モールへの出店も視野に

同事業運営に当たっては、ぼん家具でのEC事業経験者を担当につけており、グループ間での人材交流は積極的に行っている。「今後は木製の組み立て家具に強味のあるぼん家具のリソースを生かし、(現状のメーカーからの)仕入れ販売ではなく、ペット用仏壇の企画から行っていく可能性もある」(同社)とする。

5年後にはEC事業部で10億円の売上高をつくることを目標に掲げる。販路については楽天市場がメインだが、売り上げ拡大に向けては他モールへの出店や、商品の横展開なども視野に入れている。「ECは出店してすぐに成果が出る市場ではない。横展開も重要だが、集中して販促を行ったり、商品やページの改廃を地道に繰り返していくことが大事。社内でその空気を共有しながら腰を据えてやっていきたい」(同)とした。

通販新聞

広告主向けアフィリエイト運用セミナー in 大阪梅田・2月21日

6 years 1ヶ月 ago

日本アフィリエイト協議会は2月21日、大阪・梅田で「広告主向けアフィリエイト運用セミナー」を開催する。

第一部は日本アフィリエイト協議会事務局が、最新のアフィリエイト業界動向やアフィリエイト広告主の成功例などの情報共有を行う。また、これからアフィリエイトに取り組む広告主向けにASPや広告代理店の選び方、アフィリエイトサイトの評価方法について解説する。

第二部は「アフィリエイト再入門講座」の筆者・鈴木珠世氏が登壇。広告主側としてどのようにアフィリエイト運用を行うべきか、実体験や事例を交えながら解説する。

イベント名称広告主向けアフィリエイト運用セミナー
日時2019年2月21日(金)13:00~16:45
(受付開始 12:30~)
場所梅田ビルB1Fレンタルスペース貸会議室
大阪府大阪市北区堂山町1-5 三共梅田ビルB1F  【MAP
定員60名(先着順)
参加費
(税込)
現地参加
  • 日本アフィリエイト協議会 正会員:無料
  • 日本アフィリエイト協議会 無料会員:無料
  • 日本アフィリエイト協議会 非会員:5,000円
主催日本アフィリエイト協議会
詳細・申込みhttps://www.japan-affiliate.org/news/koukoku200221/
藤田遙
藤田遙

楽天がオートロック付マンションにおける「置き配」の実証実験、独自配送「Rakuten EXPRESS」で

6 years 1ヶ月 ago

楽天は2月5日、独自の配送サービス「Rakuten EXPRESS」でオートロック付マンションにおける「置き配」の実証実験を開始した。マンションの共有スペースに簡易宅配ボックスを設置。「Rakuten EXPRESS」の対象商品を購入した顧客が置き配を選択すると、宅配ボックスで商品を受け取ることができる。

実証実験は東急が運営する神奈川県川崎市内のオートロック付マンションで、2月5日から2月29日まで実施する。

楽天は、独自の配送サービス「Rakuten EXPRESS」でオートロック付マンションにおける「置き配」の実証実験を開始
オートロック付マンションにおける「置き配」の実証実験のスキーム

マンションの共用スペースに設置する簡易宅配ボックスは、Yperが提供する「OKIPPA」を採用した。

マンションのエントランスのドアは、ビットキーが提供するスマートロック「bitlock GATE(ビットロック ゲート)」に対応しており、配送ドライバーは入り口付近に設置されたタブレット端末で解錠する。

商品の配送は東急のホーム・コンビニエンスサービス「東急ベル」が担う。

実証実験の対象商品は「Rakuten24」などの直販店舗、「楽天ブックス」、「Rakuten Fashion」、「楽天ビック」、「楽天スーパーロジスティクス」で配送する一部の荷物。

渡部 和章
渡部 和章

Eストアーがコマース21に続いて2件目の大型買収、4億円投じてウェブクルー傘下企業を子会社化

6 years 1ヶ月 ago

Eストアーは2月6日、ウェブクルーの子会社で広告代理事業を手がけるウェブクルーエージェンシーの全株式を取得し、連結子会社化すると発表した。

株式の取得価額は4億円。株式譲渡実行日は3月2日を予定している。

Eストアーによると、ウェブクルーエージェンシーは「大企業を中心とした幅広いクライアントを抱えている」「ネット販促、リアルも含めた幅広いプランニング」「Google、Yahoo、Twitterといったネット広告の正規認定パートナー」といった特徴を持つ。

ウェブクリーエージェンシーの取得で、販促サービス領域において今まで以上に処理量とクオリティーが高められると判断、株式取得を決めた。株式取得価額は4億円、株式取得にかかる費用等400万円で、4億400万円(概算額)で買収する。

1月29日付で子会社化したコマースニジュウイチ(コマース21)とともに、ECシステムと販促サービスの領域において、大企業から中小企業まで幅広く顧客ニーズに対応できる体制が整う。

一連のグループ形成により、中期線戦略である「より大型案件&より販促サービスを強化」の早期実現が可能となり、引き続き企業価値の拡大をめざしていくとしている。

Eストアーグループがカバーする領域とターゲット層
Eストアーグループがカバーする領域とターゲット層

ウェブクルーエージェンシーの2019年3月期業績は、売上高が33億8500万円、営業利益・経常利益はともに5900万円、当期純利益は3800万円。

Eストアーは2019年12月23日、ヤフーの100%子会社でECサイト構築システムを提供するコマース21の全株式を約13億円で取得し、連結子会社化すると発表。2020年1月29日付で全株式を取得している。

パッケージ型インテグレーションECシステムのコマース21を子会社化することで、大企業から中小企業までを対象とするECシステムをフルラインアップで提供する体制を整えた。

Eストアー、コマース21、ウェブクルーエージェンシーは連結で売上高100億円超のグループに
Eストアーは連結で売上高100億円超のグループを形成することになる
石居 岳
石居 岳

「ベイクルーズ」「シップス」の自社EC強化策――カギは「ネットと店舗の併売促進」 | 通販新聞ダイジェスト

6 years 1ヶ月 ago

セレクトショップ各社が自社通販サイトの強化を進めている。自社ECの場合、出店する仮想モールに比べてサービスやブランディングをコントロールしやすいというメリットがある。とはいえ、仮想モールの売り上げ比率が高いケースが多く、モールに比べて集客力に劣る自社ECを軸とした運営に切り替えるのは簡単ではない。そうした中でアパレル大手のベイクルーズは他社に先がけて自社ECの拡大に成功し、売上高構成比で自社ECが仮想モールを大きく上回る。シップスはシステム刷新を機にメディアプラットフォーム化とオムニチャネル化を推進し、成果が出てきている。両社の自社EC強化策を追った。

【ベイクルーズの事例】オムニチャネル化進め自社EC比率が7割超

ベイクルーズは自社通販サイト「ベイクルーズストア」を運営する。そのほかに外部の仮想モールとしてゾゾタウン、マガシーク、アイルミネ、マルイウェブチャネルの4サイトに出店している。

自社ECサイト 自社通販サイト ベイクルーズ シップス オムニチャネル クロスユース 通販新聞
自社通販サイト「ベイクルーズストア」

前期(2019年8月期)の仮想モールを含めたEC全体の売上高は前期比18%増の395億円。そのうち自社ECは同45%増の284億円だった。EC売上高に占める自社ECの割合は72%と売り上げの多くを自社通販サイトが占めている形だ

同社は以前から自社ECを中心に事業を組み立てていくことを目指し、エンジニアやマーケッター、ウェブデザイナーらを直接雇用して内製化を進めてきた。自社EC強化を行う上で、意識しているのがネットと店舗をシームレスにつなげること

具体的には品ぞろえや提供するサービスをできる限り均一化する。そのために、ECと店舗の在庫を一元化したほか、双方の販売チャネルでの価格差をなくし、会員情報を統合してポイントプログラムもECと店舗で統一した。

ECと店とでサービスにばらつきがあると顧客はどのタイミングにどこで買っていいのか判断がつかず、購入を見送ることもある。これを均一化することでベイクルーズの売り場であればオンラインでも実店舗でもどこで買っても条件が変わらないので客は悩まずに購入ができる

ベイクルーズ上席取締役でEC統括の嶋田純氏は、「(ECと店舗の)どちらかのチャネルを最適化するというよりも、お客様は両方のチャネルを行ったり来たりして最終的にどちらかで買うので、どちらでも買っていただける状況を作った」と説明する。

この「どちらでも買える状況」を構築したことで、ECと店舗の両方のチャネルで買い物をしている「クロスユース」の売り上げが大きく伸びている

クロスユースの売上高は前期比でおよそ40%程度拡大。ベイクルーズの会員数は全体で約280万人抱えている。うちクロスユースの割合は人数ベースでは2割だが、金額ベースで見ると5割にのぼる。つまりクロスユースの顧客が同社の拡大を支えている

会員をクロスユースにつなげる上で自社通販サイトが重要な位置づけを担っている。サイトでは商品ごとに店頭在庫を表示しているほか、これまでブランドサイトで発信していた店舗ブログを昨年の11月から自社EC内に統合した。

同社はオンラインからオフラインへの送客効果を測定しているが、ブログ経由の店舗送客は大きいという。そのブログをトラフィックが多い自社通販サイトへ統合したことにより、店舗への送客がさらに伸びるのではないかと期待を寄せる。

このように「ベイクルーズストア」は店舗を含めたすべての情報を閲覧することができるプラットフォームになっている。

自社ECを強化し、ECと店舗でサービスを均一化したことで双方のチャネルでの粗利率の差が年を追うごとに減っているという。以前は店舗に比べてECのほうが粗利率は悪かった。しかし最近ではECで扱う商品の割引を減らしたことにより粗利率が改善し、店舗に近い数値になっているようだ。

ベイクルーズによると、オンラインからオフラインへの送客効果を測定しているが、ブログ経由の店舗送客は大きいという
ブログは店舗送客の効果が大きいという

ECの内製化で100人規模に

当然ながら、ベイクルーズのECと店舗の連携は一朝一夕に達成されたわけではない。

同社がオムニチャネル強化を打ち出したのが14年。そこから会員情報統合や在庫一元化、ポイントプログラムの統合などを着々と進めてきた。

これらが徐々に結果として表れ、17年8月期には自社EC売り上げがEC全体の半分を占めるまでに拡大。18年8月期には58%になり、前期の19年8月期は12ポイント増えて72%にまで拡大した

「以前から自社EC比率7割を目標にして運営してきたが、前期で達成できた」と嶋田氏は明かす。今期(20年8月期)については、自社ECの構成比は7割を維持させていく方針だ。

自社ECを強化し内製化を進める中で人員も拡充している。現在ではベイクルーズのEC事業を担う組織は100人超えの規模になっている。エンジニアらがおよそ40~50人、運営担当が50~60人といった構成だ。

今期は顧客とのコミュニケーションの最適化を進める。顧客によってメルマガやLINEなどコミュニケーションのチャネルは異なる。また、同社は30以上のブランドを展開しているため、欲しいブランドの情報も違う。オンラインで買い物をする時間帯も通勤時間帯であったり就寝前など人によってさまざま。そこで顧客別に状況を分析し、最適なチャネルで・最適な情報を・最適なタイミングで届ける仕組みを開発中

一方、現在出店している外部モールについては、自社ではリーチできない顧客に接点が持てることと、他社商品と並べて売られることで商品競争力を測ることができるという2点をメリットと考えているようだ。そのため、引き続き活用していく意向。

【シップスの事例】オムニサービスを拡充へ

シップスが自社EC強化に向けて大きく舵を切ったのは2018年11月のことだ。自社ECとコーポレートサイト、オンラインマガジン「シップスマグ」の3サイトを統合したのと同時に、機能面やサービス面の強化に本格着手した。

3サイトの統合については、ウェブルーミングをしてから実店舗を訪れる顧客も多く、シームレスに情報を届けられるメディアプラットフォームの構築がユーザーエクスペリエンスの観点から不可欠と判断。利便性を考慮して分かれていたサイト、サービスを一本化した。

サイト統合後、セッション数やPVは約1.5倍となり、単純に3サイトのセッション数を合計した数値よりも伸びたほか、店舗検索も増えたという。訪問者数の多い自社ECで店舗のニュースを発信し始めたことで、実店舗により興味を持って足を運ぶユーザーが増えたと見ている。

一方、サイト統合で売り上げは大きく伸びたものの、商品以外の情報が増えことから、EC本来の検索性については改善の余地があるという。直近では、画像AIを使った類似検索機能を導入するなどして対策を講じている。

自社ECサイト 自社通販サイト ベイクルーズ シップス オムニチャネル クロスユース 通販新聞
シップスは、自社ECとコーポレートサイト、オンラインマガジン「シップスマグ」の3サイトを統合した

シップスはサイト刷新に合わせて後払いなどの決済手段を増やしたりEC欠品時に店舗の在庫を引き当てる店舗客注を始めたほか、チャットボットも実装した。運用面ではインスタグラムの投稿写真をハッシュタグで収集し自社ECに活用できるツールを導入した。

店舗客注は、商品詳細ページの「カートに入れる」ボタンの横に「店舗お取り寄せ(3~11日でお届け)」と表示され、通常商品よりも届くまでに時間がかかることが一目で分かる。

店舗客注は機会ロスの低減に寄与しており、常時、自社EC売上高の10%以上を占めている。ただ、同社では実店舗でもしっかり売る環境を守るため、商品単位で店舗客注の対象外アイテムを設けている。店舗客注の設定は簡単にできるため、毎週、店舗の代表メンバーや営業部などとの打ち合わせ時に対象外商品を決めてすぐに反映させるという。

また、昨年11月には自社ECで気になった商品をリアル店舗で試着できる「店舗取り置き・試着サービス」をスタートした。実店舗の在庫状況を確認できる機能は以前からあったが、試着予約機能を実装することで顧客の利便性を高めた。同サービスは事前決済をせずに利用できる。

試着サービスの利用者数は想定よりも多く、初動では利用者の60~70%程度が来店し、そのうちの約60~70%が試着予約品を含めて何らかの買い物をしているという。従来から店頭や電話でも取り寄せ依頼を受けているが、その際の来店率と比べても遜色ない水準のようだ。

リアルとネットをシームレスにつなぐサービスとしては、来期(2021年2月期)中をメドに、実店舗で欠品している商品でEC在庫があれば、タブレット端末を使って販売し、自宅に届けるEC客注のサービスを始める考えで、実店舗とECの欠品を補填し合える体制を整える。加えて、ECで購入した商品の店舗受け取りなど、販売チャネルに関係なく顧客の利便性を幅広く支援していく。

MAツールの刷新で成果も

昨年春には、マーケティングオートメーション(MA)のリプレイスを実施。代理店に頼った運用方法を改め、自社のチーム内で回せるツールに変更した。

新着商品のメルマガ配信で買い上げにつながっているほか、カート放棄メールでは従来のウェブ完結型だけではなく、メール配信後に店頭で購入するという顧客行動も見えてきた。これは、ウェブルーミングをよく行うユーザーがお気に入り機能のようにカートを使い、メールを機に来店して購入するという間接コンバージョンの成果が数値に表れているようだ。

また、ウェブプロモーション以外の新客開拓施策としては、昨年11月末からゲスト購入に対応。「自社の会員を増やし、CRMを回しながらLTVを高める施策は当然必要だが、会員登録まではしたくないというユーザーとのつながりを持つことも大切」(萩原千春デジタルマーケティング課課長)とする。

ゲスト購入に対応して以降も新規会員数は減っておらず、ゲスト購入分が純増となっている。

来期については、約1年前のサイト統合でメディアプラットフォーム化を実現したが、同社の強みである商品とスタッフの魅力をもっと発信していく。とくにスタッフによるスタイリングコンテンツの人気が高いことから、お気に入りのスタッフや店舗をフォローする機能を用意し、当該スタッフがコーディネートをアップしたときなどに情報を届ける

自社ECサイト 自社通販サイト ベイクルーズ シップス オムニチャネル クロスユース 通販新聞
スタッフによるスタイリングコンテンツの人気が高いという

同社では店頭スタッフが目の前の顧客以外にも商圏を越えてアプローチできる機会を作っていく考えで、その際には評価制度にデジタル貢献度を盛り込むなどの動きも出てきそうだ。

また、自社ECのパフォーマンスや機能の向上にも投資を継続する。サイトスピードの改善や決済手段の多様化といったユーザビリティーに直結する部分を候補に取り組む意向だ

なお、シップスの19年2月期におけるEC売上高は前年比約10%増で、自社ECは同80%程度伸びた。20年2月期のEC売上高は同10%弱の伸びを、自社ECは同30%の成長を見込んでいるという。

通販新聞

アマゾン日本事業の売上高は約1.7兆円【Amazonの2019年実績まとめ】 | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ

6 years 1ヶ月 ago

アマゾン日本事業の2019年(2019年1~12月)売上高は円ベースで1兆7442億1900万円だった(2019年の平均為替レートを1ドル=109円で換算)。円ベースの伸び率は前期比13.6%増。米Amazonが1月30日に公表した「年次報告書」などから、2019年のAmazonの日本事業、米Amazonの状況をまとめた。

アマゾン日本事業について

ドルベースの売上高は160億200万ドルで前期比15.7%増(2018年の日本事業売上高は138億2900万ドルで、前の期比10.3%増)。

アマゾン日本事業の2019年売上高推移(ドルベース)
アマゾン日本事業の売上高推移(ドルベース)

 

日本銀行が参考計数として公表している「東京外為市場における取引状況(2019年中)」の2019年平均レート「1ドル=108.99」を参考に、1ドル=109円で換算で換算すると、日本事業における円ベースの売上高は前期比13.6%増の1兆7442億1900万円となる。

アマゾン日本事業の日本円ベースの売上高推移(年間平均為替レートで円換算)。平均為替レートは、2010年が87円、2011年は79円、2012年は79円、2013年は97円、2014年は105円、2015年は120円、2016年は108円、2017年は112円で換算、2018年は111円で換算、2019年は109円で換算
アマゾン日本事業の日本円ベースの売上高推移(年間平均為替レートで円換算)。平均為替レートは、2010年が87円、2011年は79円、2012年は79円、2013年は97円、2014年は105円、2015年は120円、2016年は108円、2017年は112円で換算、2018年は111円で換算、2019年は109円で換算)

アマゾン日本事業の売上高は直販ビジネスのほか、第三者による販売(マーチャント売り上げ)の手数料収入、定期購入サービスなどが含まれる。

米Amazon、アマゾンジャパンともに流通総額は公表していないが、2018年における「Amazon」のグローバル流通総額に占める販売事業者(「Amazonマーケットプレイス」出品・出店者)経由の割合は58%にのぼっている

また、アマゾンジャパンは「Amazonマーケットプレイス」に出品する日本の中小企業による2018年の流通総額が9000億円を超えたことを明らかにしている

アマゾンに詳しい業界関係者は、「全体の流通額のうち4割超が第三者による販売で、手数料収入は平均して第三者の販売額の約10%と考えられるとの推測を前提にすると、『Amazon.co.jp』の流通総額は3兆円規模になっている」という。

なお、通販新聞も同様に、2019年の流通総額を「関係筋によると3兆円程度となっている模様」と推測している。

グローバルの販売状況

2019年度(2019年1~12月)の総売上高は前期比20.5%増の2805億2200万ドルだった。2018年の伸び率は30.9%増。規模拡大を続けながら高成長を維持している。純利益は同15.0増の115億8800万ドル。

売上高の内訳は次の通り。

  • 仕入れ商品などによる製品売上(デジタルメディアコンテンツなど含む)
    → 1412億4700万ドル(前期比14.8%増)
  • 第三者販売サービス売上など(第三者が販売するサービスに関する手数料売上など)
    → 537億6200万ドル(同25.8%増)
  • 定期購入売上(サブスクリプションサービス売上)など(「Amazon プライム」の会員費など)
    → 192億1000万ドル(同35.6%増)※プライム会員は世界中で2019年末までに1億5000万人を超えたことを明らかにしている
  • AWS(Amazon Web Service)
    → 350億2600万ドル(同36.5%増)
  • 実店舗売上(主にホールフーズの売り上げ)
    → 171億9200万ドル(同0.2%減)
  • その他(広告サービスやクレジットカード契約などの売上高)
    → 140億8500万ドル(同39.3%増)
Amazonの売上高の内訳(2019年)。カッコ内の数値は全体売上高に占める割合算
Amazonの売上高の内訳(2019年)。カッコ内の数値は全体売上高に占める割合

地域別の売上高は次の通り。Amazon全体の売上高に対して日本事業が占める割合は5.7%。2018年よりも0.2ポイント減。なお2017年は6.7%。

  • アメリカ → 1936億3600万ドル(前期比20.9%増)
  • ドイツ → 222億3200万ドル(同11.8%増)
  • イギリス → 175億2700万ドル(同20.7%増)
  • 日本 → 160億200万ドル(同15.7%%増)
  • その他 → 311億2500万ドル(同27.0%増)
Amazonの売上高の内訳(2019年)。カッコ内の数値は全体売上高に占める割合算
Amazonの地域別売上高(2019年)。カッコ内の数値は全体売上高に占める割合
瀧川 正実
瀧川 正実

公取委が「楽天市場」の送料無料ライン統一施策を調査、楽天は「全面的に協力」と発表

6 years 1ヶ月 ago

楽天は2月7日、購入者の送料負担を0円とする送料無料ラインを全店舗(一部除く)共通の3980円以上に設定する施策について、公正取引委員会から調査を開始した旨の連絡を正式に受領したと発表した。

楽天によると、公取委からは関係法条として独占禁止法第19条(同法第2条第9項第5号)の「優越的地位の乱用」を提示されているという

楽天が発表したプレスリリースで記載されたコメントは以下の通り。

当社としましては、本施策に関し、法令上の問題はないものと考えていますが、公正取引委員会からの調査につきましては、全面的に協力してまいります。同時に公正取引委員会に対し、本施策に対する当社の考え及びご賛同いただいている出店店舗様、お客様のお声を誠心誠意お伝えし、ご理解を得られるよう努めてまいりたいと考えています。

本施策は、楽天市場全体で表示を統一することで、お客様にとっての価格表示のわかりやすさを向上させ、より簡単にお買い物が楽しめる環境を創出することにつながるものです。当社は、本施策がさらなるお客様数の増加、購買頻度の向上につながり、ひいては出店店舗様の中長期的な事業成長に資するものと考えております。当社は、本年3月18日から本施策の開始を予定していますが、今後も、出店店舗様、お客様のお声に誠心誠意耳を傾け、よりよい「楽天市場」にするために、必要な対応を行ってまいりたいと考えています。

なお、公取委が1月22日に行った定例記者会見で、巨大プラットフォーマーによる出店者への不利な一方的な規約変更についての見解に問われ、菅久修一事務総長は一般論として次のようにコメントしている。

自己の取引上の地位が、オンラインモール運営業者が出店者に対して優越していて、不当に不利益を与えるようなやり方で取引条件を変更するという場合には、独占禁止法でいえば優越的地位の濫用に当たる可能性はあるということでございます。そうなるかどうかということは、事実を見なければ分からないということかと考えております。

瀧川 正実
瀧川 正実

楽天が取り組む「優良店の露出強化」「送料無料ライン統一」「RMS再構築」など2020年上期施策まとめ | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ

6 years 1ヶ月 ago

楽天が1月29日に行ったメディア向けの戦略説明会。送料無料ライン統一化の導入に注目が集まる中、執行役員の野原彰人氏は今後、取り組むこととして「RMSの再構築」、楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞店などの露出を強化する「優良店舗施策」などを説明した。野原氏が語った2020年上期の施策、2019年の振り返りなどをまとめた。

2020年上期の施策は、優良店舗施策、送料無料ラインの導入など

2020年上期の施策について、「RMSの再構築」「デバイス対応」「店舗意見への対応」の3つを大きな柱にあげた。

RMS再構築

店舗からの要望を受けRMSを改善。店舗の業務負担軽減をめざしたという改善内容は以下の通り。

  • 住所不備注文削減のため、注文画面に「番地なし」のチェック項目を追加
  • 項目選択肢機能にフリーテキスト機能を導入
  • RMS受注画面に、注文の詳細情報を一覧で確認できる「詳細一覧」形式の追加(2020年上期予定)
  • ユーザーが購入履歴から自分で領収書を発行できるシステムの導入(2020年上期予定)
楽天 楽天カンファレンス 戦略共有会議 送料無料ライン 楽天市場
住所不備削減のための取り組み。番地のない住所の場合「番地なし」にチェックを付けることにより、店舗からユーザーへの住所確認作業が減少する
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項目選択肢機能の改善。「カゴ周りにフリーテキスト欄、選択必須欄を追加することで、より自由度の高い店舗運営が出来る」(野原氏)

デバイス対応

75%のユーザーがスマートフォンで買い物をしている。スマートフォンはページ間の移動が多く、買い物中でのわかりにくさは致命的。ユーザーの嫌な体験が「楽天市場」からのユーザー離れにつながる可能性がある。送料がわかりやすくなることで、買い物がしやすくなる。より多くのユーザーに買い物を楽しんでもらい、ファンになってもらう。ユーザーに選ばれなければ「楽天市場」の持続的な成長はない

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執行役員の野原彰人氏

こう話す野原氏は、約7割のユーザーが「送料が原因で購入を諦めた経験がある」という調査資料や、一部ユーザーから送料の表示に関する低レビューがあると説明。ユーザーへの調査や競合サービスの調査、比較のための実証実験を行い、今回の送料無料ラインを制定したと話した。

店舗への理解に関して、RUX(出店店舗が視聴できる無料動画コンテンツ)での動画配信、販売状況や価格設定の指標を設定できるデータ確認ツールの提供により、送料無料施策への協力を求めていくとしている。

「優良店舗施策」など店舗意見への対応

「タウンミーティングで寄せられた店舗からの意見を反映した」(野原氏)という内容の1つ目が「楽天ペイ補償サービスの拡充」。商品発送後の金額修正時にクレジットカードのオーソリや後払い決済の審査が通らないなどユーザー起因のトラブルが起きた場合、1か月10万円まで「楽天市場」が代金を補償する制度を導入する。

2つ目は「不審ユーザーの取り締まり強化」。ユーザーの決済状況をモニタリングし、リスクのあるユーザーからの購入を防ぐ取り組みを強化するという。高頻度でのキャンセル、後払い決済の不履行を行うユーザーなどが対象となる。

3つ目は露出を強化することができる「優良店舗施策」で、中堅、中小規模やスタートアップの店舗が前向きに店舗運営に取り組める機会を作るのが目的。具体的な要件は語られなかったものの、楽天SOY(楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー)受賞、それ以外のアワード受賞などが対象店舗の要件になるもよう。この施策によって「中小規模の店舗から購入するときに一抹の不安がある」というユーザーの不安払拭にもつながるとしている。

楽天SOY受賞メリットを店舗に実感してもらうという

2019年の成長要因

2019年は国内ECの流通総額が4兆円規模に拡大したという楽天。野原氏は「楽天市場の成長には3つの要因がある」と2019年を振り返った。

ユーザーへのベネフィット還元

楽天グループが2019年に発行したポイント発行数は3200億ポイントにのぼり、ポイント還元で「楽天市場」のファン作り施策を推進したという。「今後はSPU(スーパーポイントアップ)プログラムと、今後本格的に稼働する楽天モバイルのシナジーでさらにユーザーへのベネフィットを拡大する」(野原氏)

多様性と統一性の両立

「楽天の一番のユニークネスは多様性」(野原氏)。多様性をさらに広げるため「カテゴリページのリニューアル、ジャンルごとのマーケティング強化を行い、ユーザーのニーズに合った商品を提供する」と説明。一方、統一性は改善の余地があるとし、まずは「3月18日に送料無料ラインを導入する」(野原氏)とした。

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2019年は多様性の面でR-MesseやR-SNSの導入、コラボ商品の施策を行い、統一性ではワンペイメント(楽天ペイ)や商品画像登録ガイドラインを導入した

ブランド認知

今後も大規模セールの実施、集客ソーシャルの強化、楽天グループや外部の広告によりさらにユーザーの裾野を拡大すると強調した。

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2019年はトレンド需要の取り込み強化や、アフィリエイト改訂による外部流入向上を行った

準備を進めるワンデリバリー構想

物流面について「ワンデリバリー構想を着々と進めている」と野原氏は説明。2000億円を投じ、物流倉庫やラストワンマイルの整備を進めているという。

サービスの向上や集荷持ち込みサービスの展開、楽天ロジスティクスパックの価格、優位性のあるサービスで店舗により良いサービスを提供していきたい。(野原氏)

 

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店舗の継続的な成長を物流面からも支える(野原氏)
藤田遙
藤田遙

元アマゾンジャパンの星健一氏がオイシックス・ラ・大地のCOOに就任

6 years 1ヶ月 ago

農産品や加工食品、ミールキットなどの食品宅配を展開するオイシックス・ラ・大地は2月3日、元アマゾンジャパン経営会議メンバーの星健一氏が入社すると発表した。4月にはCOO(Chief Operating Officer)に就任する予定。

オイシックス・ラ・大地は2017、2018年と経営統合が続き、現在「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の3つの食材宅配ブランドを運営するなど、企業規模を拡大し続けている。

星氏は2008年にアマゾンジャパンへ入社。1年半後、ディレクター、リーダーシップチームメンバー(経営会議メンバー)に昇進。ハードライン事業本部、セラーサービス事業本部、アマゾンビジネス事業本部の事業本部長を歴任し、創世期から成長期の経営層として活躍した。

オイシックス・ラ・大地に元アマゾンジャパン経営会議メンバーの星健一氏が入社
星健一氏。1967年横浜生まれ。1989年に縫製機器、産業装置メーカーであるJUKIに入社。旧ソ連から始まり、インド、シンガポール、フランス、ルーマニアと一貫して海外でキャリアを築く。フランス、ルーマニアではそれぞれ現地法人の社長を務め、企業再生の失敗も経験。2005年にミスミへ入社し、タイ法人の社長を務める。2008年にアマゾンジャパンへ入社。

オイシックスは事業の拡大成長に伴うオペレーションの進化などの課題があり、アマゾンジャパン在職中に複数の事業を推進しながら、高い成長率を支えた星氏の「生産性改革」を期待しているという。

オイシックス・ラ・大地には、ドクターシーラボでデジタルマーケティングの責任者を務めた西井敏恭氏(現在はオイシックス・ラ・大地の執行役員)、良品計画のWEB事業部長だった奥谷孝司氏(同の執行役員)といった著名マーケターが入社している。

西井氏はデジタルマーケティング支援のシンクロ・代表取締役社長、奥谷は顧客時間の取締役共同CEOを兼務。星氏はアマゾンジャパン退社後、kenhoshi & Companyを設立し、セミナー講師やコンサルティングなどを手がけている。

石居 岳
石居 岳

楽天 三木谷氏が語る「送料無料ラインの全店舗統一」/最も利用しているQRコード決済は「PayPay」【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

6 years 1ヶ月 ago
  1. 楽天・三木谷社長が語った「送料無料ラインの全店舗統一」実施への決意&2019年の総括と今後の取り組み

    三木谷浩史会長兼社長が語った、購入者の送料負担を0円とするラインを3980円以上に設定する施策(3月18日から開始予定)への決意、2019年の総括と今後の戦略とは

    2020/2/4
  2. 楽天が目指すのは「多様性」と「統一性」の両立。送料無料だけを見ていると取り残されますよ【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2019年1月27日〜2月2日のニュース

    2020/2/4
  3. 最も利用しているQRコード決済は「PayPay」、非接触決済は「楽天edy」

    18歳~69歳の男女48,208人を対象に「スマートフォン決済利用動向」を調査。スマホ決済の利用率は半年前と比べ15.3ポイント増加

    2020/2/3
  4. IoT宅配ボックスで再配達削減へ。京セラが佐川急便、日本郵便らと実証実験

    ロッカーの空き状況をスマホで確認でき、利用予約も行える宅配ボックスを活用し、宅配の再配達削減効果を検証する

    2020/2/4
  5. 【2020年予想】EC業界に影響を及ぼすイベント&トピックスまとめ

    東京オリンピック・パラリンピックや5G商用化、楽天の送料統一、マイナポイントなどEC事業者が2020年に注目すべきイベントとは?

    2020/2/3
  6. Amazonの2019年売上は2805億ドルで2割増――直販ECは1412億ドル、プライム会員は1.5億人を突破

    「東京外為市場における取引状況(2019年中)」の2019年平均レート「1ドル=108.99」を参考に、1ドル=109円で換算した場合、日本円ベースの売上高は30兆5768億9800万円、純利益は約1兆2630億円となる

    2020/2/3
  7. Pinterestで購入前にリップカラーを試せるAR技術、米国で先行実装

    ユーザーはリップカラーを試した後、ブランドのネットショップへ移動して商品を購入できる

    2020/2/4
  8. ヤフーが始めた「EC+ゲーム」でYahoo!ショッピングアプリの利用を促進する新サービスとは

    Yahoo!ショッピングのアプリ内でミニゲーム「お買い物クエスト」を運営。ミッションをクリアしたユーザーに割引クーポンなどを提供する

    2020/2/4
  9. メルカリとメルペイ、NTTドコモが業務提携。「メルカリID」と「dアカウント」の連携でシームレスな電子マネー決済が可能に

    メルカリ、メルペイ、NTTドコモは各社ユーザーの利便性とサービス向上やキャッシュレス決済の推進、顧客基盤の拡大などを目的として、業務提携すると発表。メルカリでのd払い使用でdポイントがたまるようになる

    2020/2/5
  10. 大丸松坂屋がECサイトでInstagramを使ったビジュアルマーティング、「visumo」導入で実現

    インスタグラムで訴求している写真を公式ECサイトのコンテンツとしても活用できるのではないかと判断、「visumo social curator」の導入を決めた

    2020/1/31

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    タナックスが「段ボールの改善ヒント集」を発行。段ボール改善から荷主事業主の「ホワイト物流」をサポート

    6 years 1ヶ月 ago

    タナックスは、荷主企業のホワイト物流推進を段ボール改善という切り口からサポートするためのリーフレット「ホワイト物流を目指す荷主企業のための段ボールの改善ヒント集」を発行した。

    リーフレットの発行とあわせて、国土交通省・経済産業省・農林水産省が推進する「ホワイト物流」推進運動の趣旨に賛同。2019年12月に自主行動宣言を事務局へ提出した。

    リーフレット発行に至った背景について、タナックスのコメントは以下の通り。

    2019年7月1日、改正貨物自動車運送事業法により、トラックドライバーの働き方改革に向けた新制度がスタートしました。改正貨物自動車運送事業法のうち、荷主関連部分について2019年7月1日より施行されました。荷主はトラック運送事業者が法令を遵守して事業を遂行できるよう、必要な配慮をしなければなりません。

    当社は100年以上の歴史を誇る包装・梱包のノウハウをもとに、「段ボールのあり方を改善する」「段ボールそのものの良さを見直す」という視点から、ホワイト物流推進への取り組みを検討する後押しとなるよう、本リーフレットを発行しました。

    「ホワイト物流」推進運動とは

    深刻化が続くトラック運転者不足に対応し、国民生活や産業活動に必要な物流を安定的に確保するとともに、経済の成長に寄与することを目的とした運動。国土交通省・経済産業省・農林水産省が、上場会社や各都道府県の主要企業約6,300社に対し参加の呼びかけを2019年4月にスタートした。

    タナックス 物流 リーフレット ホワイト物流 段ボールの改善ヒント集
    (「ホワイト物流」推進運動ポータルサイトより編集部がキャプチャ)
    藤田遙
    藤田遙

    佐川急便とローソンがタッグ、不在荷物の店頭受け取りをトライアルでスタート

    6 years 1ヶ月 ago

    SGホールディングスグループの佐川急便と、コンビニエンスストアを運営するローソンは2月3日、ローソンの既存店舗を活用した、不在再配達荷物の店頭受け取りサービスの実験を開始すると発表した。

    店頭受け取りサービスの実験は2月3日~7月31日、栃木県内のローソン24店舗で実施する。

    実験では、栃木県の対象エリア内で佐川急便の配達員が投函する不在票に、不在再配達荷物のローソン店頭受け取りの選択を追加。不在再配達荷物は、佐川急便の営業所からローソン店舗に配達する。顧客は店舗で不在票と引き換えに、不在再配達荷物を受け取ることができる。

    SGホールディングスグループの佐川急便と、コンビニエンスストアを運営するローソンは2月3日、ローソンの既存店舗を活用した、不在再配達荷物の店頭受け取りサービスの実験を開始すると発表
    不在荷物店頭受け取りの運用フロー

    今回の取り組みは、受け取り方法の多様化による顧客満足の向上を期待している。不在再配達に伴う配達トラック台数の削減により、ドライバー不足の解消やCO2の削減につながることも見極める。実験の結果を踏まえ、今後の実施店舗の拡大を検討していく。

    対象エリアは、宇都宮市(一部除く)、鹿沼市、下野市、栃木市、河内郡、足利市、佐野市、小山市、下都賀郡。

    ローソンは2011年4月、栃木県と包括連携協定を締結し、県産品を使用した商品の開発・販売など、栃木県の地域活性化に向けた活動を行っている。今回の不在再配達荷物の店頭受け取りの実験は、包括連携協定の一環として実施する。

    石居 岳
    石居 岳

    「MakeShop」の集客ツール「アイテムポスト」が「LINEショッピング」とサービス連携

    6 years 1ヶ月 ago

    GMOメイクショップが運営するECサイト構築ASP「MakeShop byGMO(以下MakeShop)」は、2月4日から集客ツール「アイテムポスト」が「LINEショッピング」とサービス連携を開始した。「MakeShop」を利用しているEC事業者は「アイテムポスト」に掲載した商品を「LINEショッピング」に自動掲載することができるようになる。

    GMOメイクショップ MakeShop LINEショッピング アイテムポスト サービス連携
    (アイテムポストサイトより編集部がキャプチャ)

    「LINEショッピング」は、ユーザーは掲載された商品をユーザーがクリックすると出品元のECサイトに移動し、商品が購入された場合のみ販売事業者に手数料が発生する成果報酬型のECサービス。「LINEショッピング」とのサービス連携は、ECサイト構築ASPサービスでは「MakeShop」が初という。

    今回の連携を記念して、通常は5,000円(税抜き)の月額掲載費用が、2020年7月31日(金)まで無料となるキャンペーンを実施している。

    サービス連携の背景について、GMOメイクショップのコメントは以下の通り。

    昨今のEC取引は、いつでも気軽に商品を検索、購入できるという利便性から、物販分野のEC取引のうち39.3%がスマートフォンを経由して行われています。スマートフォンユーザーの目に留まる機会を創出することが、ショップ運営者の販促支援につながると考えていました。

    一方「LINEショッピング」は、月間8,300万人が利用するコミュニケーションアプリ「LINE」から利用できる、会員登録数3,500万人を超える総合ショッピングサービスです。ファッションや雑貨をはじめ、スポーツ、インテリア、家電、コスメなど約250社、1億点を超える商品を「LINE」アプリ上から手軽に検索して購入まで行うことができます。

    そこでGMOメイクショップは、ショップのスマートフォンユーザーの集客を支援するべく、「アイテムポスト」において、3,500万人を超える会員を持つ「LINEショッピング」とサービス連携することにいたしました。

    藤田遙
    藤田遙

    楽天が自動車関連サービスを統合、新ブランド「楽天Car」開始

    6 years 1ヶ月 ago

    楽天は2月3日、グループが手掛ける自動車関連サービスを統合した新ブランド「楽天Car」を立ち上げた。自動車の購入や売却、洗車、車検などのサービスをまとめることで、ユーザーにとって分かりやすくするとともに、サービス間の連携強化を図る。

    「楽天Car」に統合したサービスは次の5つ。

    1. 楽天車検:車検の事前見積もり・来店予約サイト
    2. 楽天カーサービス:中古車の買取一括査定依頼、洗車およびカーコーティングサービスの比較・来店予約、タイヤ取付予約サービス
    3. 楽天カーサービスアプリ:ガソリンスタンド検索アプリ
    4. 楽天カーサービスマガジン:自動車関連のお得な情報を紹介するウェブマガジン
    5. カープライス:連結子会社である楽天カーが運営する中古車買い取りオークションサービス

    また、中古車販売サービス「楽天Car楽天市場店」を2月3日に開設した。

    今後、「楽天Car」ブランドで提供する自動車関連サービスのラインアップを拡充する予定。

    楽天によると、自動車関連サービスのニーズは近年高まっており、「楽天カーサービス」の2019年におけるタイヤ取付サービスの予約数は前年の5.6倍、「楽天車検」は2019年の予約数が前年の1.6倍だったという。

    渡部 和章
    渡部 和章
    確認済み
    1 時間 9 分 ago
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