ネットショップ担当者フォーラム

しまむらが2020年秋以降にネット通販を本格スタート、新設したEC事業部など関連部門は取締役執行役員が統括

6 years 1ヶ月 ago

売上高は前期比4.4%減の5219億8200万円、同9.7%減の営業利益は229億8500万円、当期純利益は同17.9%減の減収減益だった、しまむらの2020年2月期(2019年2月21日~2020年2月20日)の連結業績。

2021年2月期はグループの統一テーマを“リ・ボーン”とし、しまむらグループの復活を掲げる。秋以降にも自社EC事業をスタートし、実店舗の強みと融合した新事業として新たな柱に育てていくという。

2月21日付でEC事業部を新設。商品部・販売企画部・広告宣伝部・市場調査部統括を担っていた取締役執行役員の齋藤剛樹氏が、システム部・EC事業部・物流部・貿易部を統括する。

しまむらは2018年7月に初めてのECビジネスとして「ZOZOTOWN」に出店したものの、2019年6月、出店コストの高さを理由に退店した。出店理由は、店舗がない地域や来店が難しい顧客の利便性向上、新規顧客の開拓のほか、「自社ECサイトを運営するためのノウハウの獲得」(しまむら・企画室)だった。

当初、自社ECサイトは2020年2月期までに開設する方針だったが、2020年秋以降にずれ込む。2019年1月にスタートした商品の店頭取置予約を行えるアプリ「しまコレ」と合わせてEC事業を軌道に乗せる方針。

しまむら 商品の店頭取置予約を行えるアプリ「しまコレ」
「しまコレ」(画像はしまむらのHPから編集部がキャプチャ)

アプリ経由で店頭に商品を取り置いた商品の注文金額は2020年2月期で約10億円。計画を大きく上回ったという。インフルエンサー企画商品(婦人服、靴・服飾雑貨)がけん引した。

EC事業スタート後は「しまコレ」のシステムを一新する。Web上の決済機能と個宅配送機能を追加し、商品面では「お客さまに支持されるEC事業としてのあるべき品ぞろえにする」としている。なお、「しまコレ」は2021年2月期中に200万ダウンロードをめざす。

しまむらがECを本格スタートする理由

小売業を取り巻く環境の変化があるという。

1つが販売チャネルの多様化。リアルとECの垣根がなくなり、CtoCやサブスクリプションECなどの拡大もあり、消費者の購入チャネルの多様化が進んでいる。

2つ目が消費者行動の変化。SNSで発信された情報の影響力の高まり、モノ消費からコト消費への移行、エシカル消費などがあげられる。

「小売業には、このような消費環境や消費行動の変化を機敏に捉えた、迅速かつ的確な事業の構築が求められている」とし、EC事業の本格スタートなどを決めた。

なお、しまむらでは、市場調査などで得た情報から、年代別、テイスト別にブランドの整理を進めていく。店頭調査で得た消費者の声を、商品の素材やデザイン、サイズスペックなどに反映。生産面では短期生産を拡大し、タイムリーなトレンド提案を行うようにするという。

過去の実績商品の繰り返しではなく、お客様に求められる商品展開を行います。(しまむら)

瀧川 正実
瀧川 正実

Amazon内でクリック数向上&売上アップを実現するには? アマゾンの有料広告・レビュー・SEO戦略の基礎 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

6 years 1ヶ月 ago

Amazonのマーケットプレイスには1億1,992万8,851点の商品があり、アメリカの消費者は「Amazon Prime Day」だけで1億点以上の商品を購入します。Amazonにおいて明快で戦略的な広告を展開することは、小売ブランドにとって絶対不可欠なのです。

Amazonの主要な広告戦略を理解する

あなたがAmazon内のマーケティングのプロであれば、この記事の内容は必要ないかもしれません。しかし、Amazonの主要な広告戦略について、事例をざっくり知りたいという方々に向けて、有料およびオーガニックマーケティングについて知っておくべきことをご紹介します。

バイヤーとA9(Amazonの検索アルゴリズム)の両方にアピールできる商品リストを作るには、商品タイトル内のキーワードが重要です。

有料広告をマスターする

Amazonの広告戦略を攻略するための第一歩は、Amazonの広告構成を正確に理解することです。Amazonはペイパークリック(PPC)モデルに基づいて広告を販売しているので、消費者が広告をクリックするまで課金されることはありません。Amazonはオークション方式で広告を販売しています。企業はクリックに対して支払う金額を指定し、「オークション」で競り勝った企業が広告を表示できるのです。

Amazonの広告には主にスポンサープロダクトとスポンサーブランドの2種類があります。

① スポンサープロダクト

Amazonのスポンサープロダクトは、オーガニック検索結果内と並んで、商品詳細ページの検索結果でも表示されます。これらの広告はキーワードに基づいて表示され、企業は広告に沿ったキーワードを選択したり、Amazonから検索キーワードの提案をもらうことも可能です。

Amazonのスポンサープロダクト例
スポンサープロダクト例(Amazon advertising strategies 101より)

② スポンサーブランド

スポンサーブランドはキーワード広告で、ブランドのロゴ、自社で作成した見出しに加え、最大3つの商品が掲載されます。この広告は検索結果に表示され、通常はページ上部に表示されます。

Amazonのスポンサーブランド例
スポンサーブランド例(Amazon advertising strategies 101)より

Amazon内における「SEO」と一般的な「SEO」の違いは?

オーガニック検索の最適化(SEO)について

Amazon内での広告戦略を理解するこは、単に広告を購入するということだけにとどまりません。Amazonの検索広告を使えば、企業はすぐに売り上げを伸ばすことができるかもしれませんが、Amazon内での検索エンジン最適化(SEO)は、長期的に重要な効果を持ちます。時間の経過とともに検索結果のトップに商品を表示させることができるのです(そして、そのランキングを維持します)。

Googleのような通常の検索エンジンでは、SEOとはページを上位にランクさせることですが、AmazonのSEOとは商品を上位にランクさせることです。

Amazonの検索を最適化する一方で、優れた商品ページを作成することは、それが有料広告であろうとオーガニック検索結果であろうと、Amazonの広告戦略を成功させるために大切です。

キーワードの重要性

バイヤーとA9(Amazonの検索アルゴリズム)の両方にアピールできる商品リストを作るには、商品タイトル内のキーワードが重要です。わかりやすさを犠牲にすることなく、できるだけ多くのキーワードを含めるようにしてください。

たとえば、商品を「裏庭用のプランター」と呼ぶ代わりに、「自宅の庭の装飾用 伸縮性ガーデンクロス12ポケット付き 吊り下げ型 ガーデンウォールプランター」のようなワードを試してみてください(実際、米Amazonで裏庭用プランターと検索すると、上記のキーワードを含む商品がトップに表示されます)。

「裏庭用プランター」と検索した場合の米Amazon検索結果例
「裏庭用プランター」と検索した場合の米Amazon検索結果例(出典:Amazon)

商品に関する追加情報を一覧で見られる箇条書きの説明は、消費者が商品を比較し、A9に正確な結果を生成させるのに役立ちますキーワードの繰り返しは、検索ランキングには影響しないようなので、商品説明内でキーワードを繰り返さないようにしてください。

消費者は、他の商品と区別するために、箇条書きの商品説明に注目します。箇条書きで、キーワードに富んだ言語で商品の有用性を売り込みましょう。

信頼性の担保とトラブル回避のために、テキストと画像には細心の注意を払う

テキストを目立たせる

文法とスペリングの授業は学生のものだと信じたい人が多いでしょうが、Amazonの広告戦略に関して言えば、よく練られた、タイプミスのないコピーは実際に大きな意味を持ちます

消費者はAmazon内の偽物商品をかなり警戒しており、文法の不備、商品説明の不明確さ、スペルミスのある単語は、商品が信頼できない可能性を示すものだと考えています。

タイトルや商品説明に使用されるすべてのワードは、情報を提供し、商品の利点に焦点を当てている必要があります。12ポケット付きの壁掛けプランターを、他の似たようなプランターよりも欲しいと思うのはなぜでしょう? あなたの商品説明が正確で読みやすいだけでなく、販売に直結するようにしましょう。

理想的な画像

消費者は、オンラインで買い物をする際、想像と違った商品を郵送で返品する手間を常に心配しています。ですから、画像が売り上げを左右するのです。小売事業者は、Amazonの広告キャンペーンの視覚的要素に細心の注意を払うことが大切です。

まず、商品のすべての写真が、最低1,000ピクセル以上の高品質画像を要求するAmazonのガイドラインに従っていることを確認してください。また、販売につながる商品イメージに特化することも重要です。Amazonに掲載されている画像が、実際の商品の外観を正確に表していることを確認してください。

メリットが多い「カスタマーレビュー」

レビューの重要性

優れたキャッチコピー、高品質でリアルな画像、素晴らしいアマゾンの広告戦略が、クリック数と(願わくば)売り上げという形で報われたとしても、まだそこで終わりではありません。カスタマーレビューも非常に大切です。

Amazonの検索広告に多額の投資をしてきたとしても、自社のオーガニック検索結果にも常に目を向ける必要があります。Amazonの検索結果画面でトップに表示されるには、良いレビューをたくさん集めることが効果的です。

しかし、詐欺的な販売者は、明らかにボットによって書かれた何千ものレビューを投稿することによってシステムを欺こうとするため、ほとんどのAmazon利用者は、あまりにも多くの輝かしい、しかしぎこちないレビューが書かれているとき、疑いを抱くようになりました。

偽のレビューに対抗するために、Amazonは販売者が消費者のフィードバックを得るために何ができ、何ができないかについて非常に厳しいルールを設けています。しかし、Amazon広告戦略の中で、優れたサービスに対する良いレビューを、倫理的に問題なく得る方法があります。

販売後にフォローアップメールを送るか、丁寧にレビューを求める文書を荷物に同封してください。レビューを要求したり、賄賂を贈ったりしていると思われないように注意しましょう。そうではなく、購入に満足している消費者に、「レビューを書いていただけませんか?」と優しくお願いしてください。

また、不満を持っている消費者がネガティブなレビューを残すのではなく、直接あなたにコンタクトする方法を提供しましょう。そして、必然的に出てくるネガティブなレビューについては必ず迅速に対応し、問題を解決するようにしてください。そうすることによって、あなたが消費者をケアし続ける存在だということを、他の消費者に示すことができるのです。

Internet RETAILER
Internet RETAILER

【モバイルファーストに最適な決済フローとは?⑨】氏名、電話番号、メールアドレスなど、同じ情報を何度も入力させない | モバイルファーストに最適な決済フローとは? 顧客体験調査で見えた自社ECサイト10の改善アイデア

6 years 1ヶ月 ago

ベイマードのテストにおいて、お客様はそれまでの決済フローですでに入力したものと同じ内容の入力を再度求められた場合、すぐにこれに気付きました。特に、小さなタッチキーボードでの操作を求められるモバイル端末上では、この作業に対してマイナスの反応が見られました。

決済フローの悪い例
決済フローでは、名前や住所など、同一の情報の入力を複数回にわたって要求してはいけません

サイトやアプリが、ユーザー名、電話番号、メールアドレス、そして郵便番号などの特定の情報を、決済プロセスの複数個所で要求するのは理解できます。しかし、こうした情報入力を複数回にわたって要求されると、お客様の購入体験は損なわれます

情報入力で顧客体験を損なわない方法

同一情報の入力を複数回にわたってお客様に求めるのではなく、すでに入力済みの情報を再利用して、その後の決済プロセスを進めなくてはなりません

例えばお客様がアカウントを作成するステップで名前を提供しているのであれば、サイトはこの情報を再利用して、決済ステップのカード名義人フィールドを事前入力することができます。

「請求先住所は配送先住所と同じですか?」というチェックボックスを追加した例

同様に、配送料の見積もりの際に入力された郵便番号を、配送先住所フォームの郵便番号フィールドの事前入力に利用すべきです。

合計額の一部を表示させた例
お客様がすでに入力した情報を可能な限り用いて該当フィールドを事前入力する
◇◇◇

次回はいよいよ最後の改善アイデアをご紹介します。お楽しみに。

 

Amazon Pay
Amazon Pay

ヤマト運輸のセールスドライバーが新型コロナに感染、濃厚接触者はいないと確認[集配業務への影響はなし]

6 years 1ヶ月 ago

ヤマト運輸は4月1日、東京都足立区の城北主管支店 中十条支店に勤務し、集配を行うセールスドライバー社員1人が、新型コロナウイルスに感染していたことが判明したと発表した。

感染した社員が勤務する支店や車両など、必要な消毒作業はすでに完了。業務は通常通り行っており、荷物の受け付けや集配業務に大きな遅れは発生していないという。

濃厚接触者はいないことを確認しているものの、感染した社員が接触した車両や機器などを使用した社員を念のために一時自宅待機とし、健康状態を経過確認するとしている。

感染経路は特定しており、ヤマト運輸社員の中から感染したものではないという。

ラストワンマイルを巡る新型コロナウイルス感染では、日本郵便で配達業務を担当している社員が、佐川急便では宅配協力会社社員が感染。一時、配送が滞る状況が発生していた。

ヤマト運輸の新型コロナ感染の拡大防止対策

ヤマト運輸では荷物の集荷や配送時、社員のマスク着用を推進。また、セールスドライバーが送り先住所の自宅に伺った際、受取人が要望した場所へ荷物を届ける配送方法を一時的に採用している。

受取人がインターホンなどで希望場所をセールスドライバーに伝えれば、玄関前などに荷物を置く。従来の業務フローでは受取人の受領品が必要になるが、受取人から希望があった旨をセールスドライバーが配達票に記載することで受領印に代えるとしている。なお、電話などの依頼による不在中の配送は受け付けない。

対面手渡し以外の配送方法としてはオープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」も推奨。設置している駅、スーパー、コンビニ、ドラッグストア、駐車場、公共施設などでの宅急便の活用を案内している。

瀧川 正実
瀧川 正実

大塚家具が新型コロナ対策で電話・LINEを使ったリモート接客サービスをスタート

6 years 1ヶ月 ago

大塚家具は4月1日、家具・インテリアの相談や注文を電話やLINEで行うリモート接客サービスを始める。

新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛によって、テレワークを含め自宅で過ごす時間が長くなっていることを踏まえ、リモート接客サービスを試験的に開始する。

電話接客に加え、LINEでのリモート接客サービスを開始することで、消費者が店舗に来店することなくインテリアのコンサルティングサービスを利用できるようにする。

リモート接客サービスの専用ページ(編集部が大塚家具のサイトからキャプチャ)

リモート接客サービスは、大塚家具の実店舗で提供しているコンサルティングサービスを自宅でも利用できるというもの。社内資格の「IDCインテリアスタイリスト」、インテリアコーディネーター、カラーコーディネーター、整理収納アドバイザー、照明コンサルタント、窓装飾プランナー、スリープアドバイザーなどさまざまな資格をもつスタッフが対応する。

リモート接客サービスは事前の予約制で、電話もしくはLINEで申し込みを受け付ける。

大塚家具は、実際に店内を歩いているような疑似体験ができるWebコンテンツ「バーチャルショールーム」、それに連動したECサイト「IDC OTSUKA オンラインショップ」を展開している。

瀧川 正実
瀧川 正実

新型コロナ感染拡大を防ぐために #今だから 「気をつけること」「できること」は? ジャパネットが特設サイトで届けるメッセージ

6 years 1ヶ月 ago

“当たり前の日常”が失われている「今だから気付けること」「今だからできること」を伝えたい――。

ジャパネットホールディングスは3月30日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための行動を伝える特設Webサイトを開設した。

「今だから気付けること」「今だからできること」をテーマとしたメッセージ動画を掲載。「いつもと違う日常の気付きを皆様と共有することで、少しでも前を向くことにつながればと考えています」(ジャパネットホールディングス)

ジャパネットホールディングスは3月30日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための行動を伝える特設Webサイトを開設
メッセージを伝えるための特設Webサイト

特設サイトでは、ジャパネットグループのCMキャラクターを務めるさだまさしさん、プロサッカー選手の吉田麻也さん、タレントの高橋みなみさんなどのメッセージ動画を掲載。今後、医療現場で闘う人への感謝の気持ち、家にいる時間が増えたことでの小さな発見など、“「今だから」気付けること”の声を集め、動画で伝えていくとしている。

またSNS連動企画として、Twitterで“「#今だから」気付ける”メッセージを募集。声の一部はジャパネットのショッピングMCが読み上げ、動画としてWebサイトで紹介する。より多くの消費者に知ってもらうため、4月上旬からテレビCMを全国放映する予定。

特設Webサイトを開設した理由と思い

なぜジャパネットはこうした取り組みを行うのか。その背景などをプレスリリースから引用する。

日本中、世界中が新型コロナウイルスの猛威に苦しんでいる今、不便を強いられている方やネガティブな話題に対して漠然とした不安を抱えられている方がたくさんいらっしゃることと思います。これまで商品やサービスを磨いて徹底的に「伝える」ことを大切にしてきたジャパネットグループとしてできることはないかと考え、このような状況の今だからこそ、心を前に向け正しく行動できるように伝えていくことが大切だと私たちは考えました。

また、未知のウイルスをただ恐れるのではなく、きちんと理解して正しく行動するために専門家のアドバイスもいただきながら、感染拡大防止のために“「#今だから」やるべきこと”も動画でご紹介しています。

一人でも多くの方が心を前に向けて感染拡大を防ぐための行動のきっかけになればという想いで、テレビCMなどの媒体を通し、ジャパネットグループとしての今だからできる情報発信を行ってまいります。

瀧川 正実
瀧川 正実

商品購入への影響80%以上、売上4倍のデータもあるレビュー施策。運用負担なく導入できる「ReviCo」を知っていますか?

6 years 1ヶ月 ago

国内1,200サイト超への導入実績を誇るECパッケージ「ecbeing」のecbeingは、2019年9月からレビューの最適化ツール「ReviCo」の提供をスタート、すでにKOSE、okadayaなど大手企業を中心に導入が進んでいる。購入者の8割がチェックするとも言われているレビュー機能を自社開発したecbeingの「ReviCo」は、自社ECサイトにどんなメリットをもたらすのか。中小企業も利用したい価格に設定、1年以内に100社への拡大をめざすという「ReviCo」の開発責任者である高橋直樹氏(上席執行役員 EC開発統括部長 ReviCo LAB PO)に、開発背景や機能の詳細、レビュー機能強化による効果などを聞いた。

購入者の8割がチェック、ECサイトにおけるレビューの有効性

総務省が公表した「平成28年版 情報通信白書」内の、「第1部 特集 IoT・ビッグデータ・AI~ネットワークとデータが創造する新たな価値~第4節 経済社会に対するICTの多面的な貢献 (3)情報資産(レビュー(口コミ)等)」では、20〜60代を対象にした調査結果で、年代問わず80%以上がレビューを読んだあとの購入経験について、「あり」と回答している

レビューからの商品購入行動について
レビューからの商品購入行動について(「平成28年版 情報通信白書」より編集部がキャプチャ)

ECのテクノロジーやビジネスモデルで先端を走る米国のECサイトでも改めて重要視されているレビュー機能。米国のノースウェスタン大学、シュピーゲルリサーチセンターが公表している調査結果によると、商品レビューの表示をすることでCVRが高まるという。特に高価な商品に対しての効果が期待でき、CVRが最大380%まで改善した例もある(※引用:オンラインレビューが販売に与える影響)。

米国ではこうしたユーザーの「生の声」に注目し、各商品ページの目立つ位置にレビューを掲載するサイトも多い。

アメリカの人気コスメブランド「Glossier」のレビュー活用例
アメリカの人気コスメブランド「Glossier」のレビュー活用例

なぜecbeingが開発? 簡単導入&効果が見込めるレビュー機能で差別化

レビューの効果に目をつけたのが国内1,200サイトにECパッケージを提供するecbeing。もともと提供するパッケージ「ecbeing」内にレビュー機能は含まれていたが、レビュー機能のみを切り出し、「ReviCo」というサービス名称で提供を開始した

初期費用20万円、月額費用3万円〜で、ecbeingの既存顧客はもちろん、「ecbeing」を利用していない事業者でも「ReviCo」を導入できる

高橋氏によると、市場で販売されている競合ツールとの差別化などを含めた開発ポイントは、「サイトにタグを埋め込むだけですぐ導入できる手軽さと、導入企業が手を掛けることなく日々のECサイト運用で利用できる使いやすさ」だ。

ecbeingの高橋直樹氏(上席執行役員 EC開発統括部長 ReviCo LAB PO)
ecbeingの高橋直樹氏(上席執行役員 EC開発統括部長 ReviCo LAB PO)

レビューは投稿数が増えないと意味を成さない。ecbeingでは「ReviCo」を導入しているサイトへレビュー投稿をしたユーザーの中から抽選で5名に「Amazonギフト券1万円」が当たるプレゼントキャンペーンを実施インセンティブの費用や運用はecbeingが引き受け、導入企業の負担をなくしている

反響が大きかったことから、今後も年代別にプレゼント内容を変えていくなど、PDCAを回しながらキャンペーンを継続。ツールの開発・販売だけではなく、導入サイトへのレビュー投稿を増やす取り組みも同時に展開する。

レビュー投稿でAmazonギフト券をプレゼントするキャンペーン企画のイメージ
レビュー投稿でAmazonギフト券をプレゼントするキャンペーン企画のイメージ(画像はサンプルサイト)

ecbeingの開発力をいかした「ReviCo」の特徴と機能

LINE連携など、国産サービスならではの開発力を生かす

レビューツールを提供する企業は国内外でいろいろあるが、ecbeingは国産サービスならではの開発力や目の付けどころでサービスを強化している。直近では、LINEとの連携(月額1万円〜の有料オプション)を開始する予定だ。

LINE連携サービスは、「ReviCo」導入企業のLINEの公式アカウントと友達になると、チャット画面でレビュー投稿を促すバナーが表示され、クリックするとECサイト再訪問時にすぐレビューを投稿できるというもの。

ReviCoを利用するとLINE IDとECサイトのIDが自動で紐づけられ、サイト上で購入した商品のレビュー画面が表示される仕組みになっている。またLINE IDを活用し、レビュー依頼をLINEで通知したり、ひも付けデータをECサイトの「セグメント配信」にも利用してもらう予定だ。

その他、店頭の来店客にもレビューを活用してほしいという思いから、スマホから商品バーコードを読み込むだけで、「ReviCo」を通じて投稿されたレビューを参照できるオムニチャネル型のサービス提供も行っていくという。

バーコード読み取り機能
バーコード読み取り機能

悪質レビューへの対策、ログイン不要でレビュー投稿

ECサイトのなかには、実際の購入者のものではない悪質なレビューを回避するため、レビュー投稿時にログインを必須としているケースもある。しかし、レビューを書くためだけに再度ECサイトにログインするのは利便性が高いとは言えない。こうした一手間により投稿が増えない可能性もある。

そこで「ReviCo」では購入者のみにメールを配信し投稿できるようにすることで、悪質レビューを回避。また、メール内に表示された5段階評価の星マークを押すだけで、自動でレビュー投稿画面に遷移し、ログインしなくても件名とコメントを入れるだけで投稿できるというサービスを提供している。

「ReviCo」では購入者のみにメールを配信し投稿できるようにしている
「ReviCo」では購入者のみにメールを配信し投稿できるようにしている

こうした「投稿のしやすさ」から、「ReviCo」導入企業のKOSEのECサイトでは、以前に比べてレビュー投稿数が約3倍になるなど目覚ましい効果が出ているという。

ポータルサイト化を推進

「ReviCo」の導入企業は徐々に拡大しており、1年以内に100社への導入をめざすという。

ecbeingがめざしているのは、「レビューを起点に各ECサイトに送客するポータルサイト」(高橋氏)。ポータルサイト化実現に向け今後、前述の特徴的な機能のほか、次のような“かゆいところに手が届く”いくつかの新機能をリリース予定という。

「ReviCo」導入サイトのレビューを集めたポータルサイト構想。レビューを通じて導入サイトへの送客を図る
「ReviCo」導入サイトのレビューを集めたポータルサイト構想。レビューを通じて導入サイトへの送客を図る

提供機能

  • 追加属性機能
    化粧品やアパレルは、肌質や体型・サイズ感など、「どんな人が書いているのか」が商品購入時の重要な参考ポイントとなる。そこで年代、性別、身長といった基本的な情報に加え、商品ごとに必要な属性を追加できる機能を提供。
  • レビュー促進バナー(オプション)
    ReviCoのタグを貼るだけで、購入履歴のあるユーザーを対象にECサイト再訪時に、トップページの上部や右下にレビュー投稿を促進するバナーを掲出できる。

ポータルにて提供を予定している機能

  • フォロワー機能
    参考になったレビューに対して、他のユーザーが「いいね!」を押せる機能や、レビュー投稿者をフォローできる「フォロワー」機能。ユーザーに紐づく導線を作ることで、新たな商品との出合いを創出する。
  • 認証機能
    フォロワーが多い投稿者を「ReviCo認定」とする「Author(オーサー)」機能のほか、スタッフや有識者など、消費者ではないが購入時の参考になるレビューを投稿できる人を区分する。
  • 分析機能
    頻出度合いの多い用語、同じカテゴリを販売する競合他社との比較(ポジティブなのかネガティブなのか)などを分析して、マーケティングデータとして導入企業に提供。また、特定の用語を使っているユーザーの抽出も行う。
◇◇◇

最後に、開発責任者の高橋氏はReviCoについて次のように語り、「ReviCo」導入企業拡大への自信をのぞかせた。

ReviCoはタグを入れるだけで導入できる簡単さが最大の売り。レビューツールとしては後発サービスだが、その分企業が導入する際の難易度やコストを下げることができた。集まっているレビューはポジティブで質の良いレビューが多い。お客さまの声を大事にしながら売れるサイトにする支援を今後も続けていきたい。

公文 紫都
公文 紫都

リピート率が3か月間で4割、D2CアパレルのECサイトがShopifyで成功している理由

6 years 1ヶ月 ago

プロのスタイリストによるパーソナルスタイリングサービス「SOÉJU personal(ソージュパーソナル)」やD2Cアパレルブランド「SOÉJU(ソージュ)」を手がけるモデラート。ポーラ・オルビスホールディングスなどを引受先とする第三者割当増資を実施し、2018年には1億円以上を調達するなど、そのビジネスの成長性に投資家や事業会社が注目している。ECサイトにおける初回購入から3か月以内のリピート率が4割に及ぶなど、熱烈なファンに支えられているモデラートの成長の秘訣(ひけつ)に迫る。写真:吉田浩章

パーソナルデータを活用したビジネスが最大の特長

モデラートは、上質を求める30~50歳代の女性を中心にパーソナルスタイリングサービスとアパレルブランドを展開している。

「今の自分に合うブランドを探す時間がない」「体型が変わり今まで好きだったブランドがしっくりこなくなった」「管理職になり、カジュアルながらもより品格のあるスタイルが求められるようになった」といった課題やニーズを抱える女性がターゲット層だ。

プロのスタイリストが対面もしくはオンライン上でカウンセリングを行い、その内容に基づいて個別にコーディネート提案画像を提供するパーソナルスタイリングサービス「SOÉJU personal」。

「SOÉJU personal」のWebサイト 運営はモデラート
「SOÉJU personal」のWebサイト

そして、この利用顧客からあがった声をベースに、ターゲットユーザーの“こんな洋服が着たい”というニーズに応えるアパレルブランドが「SOÉJU」で、販路はECサイトがメインだ。

パーソナルスタイリングサービスとブランドビジネスの両輪で事業を展開するモデラートには、ベンチャーキャピタル(VC)や事業会社が熱い視線を送る。

モデラートに投資した事業者やVCは何を評価したのか。代表取締役の市原明日香さんはこう説明する。

テクノロジー企業や従来のアパレル企業と何が違うのか? モデラートでは、パーソナルスタイリングサービス「SOÉJU personal」を通じて、体型タイプやファッション志向といったお客さまデータを蓄積。そのデータを基に、ターゲットユーザーであるお客さまに適した洋服、つまりサイズや好みの色などを精度高く製造し、販売できるようにしているのです。ちまたにはAI(人工知能)を活用して最適な洋服を提案するサービスがありますが、その主目的は時間短縮。私たちは、お客さまが求めている洋服を作り、それをスムーズに購入していただけるようにお客さまデータを蓄積し、ビジネスに活用しています

モデラート代表取締役の市原明日香さん
モデラート代表取締役の市原明日香さん

ブランド事業をスタートしたのは2018年9月。当初は3型のみだったラインナップは現在、「40型以上まで増えています」(市原さん)。スタイリングサロン「SOÉJU代官山」のオープンも2018年9月。ECサイトを開設したのはその約6か月後の2019年4月のことだ。

ECビジネスのスタート時、パーソナルスタイリングサービスの利用者にECサイトを案内する方法で集客を図っていたが、現在はその逆がメイン。「商品をECサイトで購入するという普段から慣れた行為をしたお客さまにパーソナルスタリングサービスを紹介した方がスムーズで、『SOÉJU personal』の利用者も一気に伸びていきました」と市原さんは言う。

平均客単価は2万5000円弱。「百貨店よりは商品の価格帯を抑え、価格と品質のバランスをとっています」(市原さん)

リピート顧客が多い理由とは

ECサイトの立ち上げから1年足らずで、多くの利用者がF2転換(初回購入から2回目の購入)をしているのが大きな特長。初回購入から3か月以内にリピート購入する既存顧客は4割を超えるという。「なかには、毎週のようにご購入くださるお客さまもいらっしゃいます」(市原さん)

なぜモデラートのECサイトはリピート客が多いのか。それには2点あるという。1つ目がブランド力。

(「SOÉJU」は)トレンドに寄せたアパレルではありません。「大人向けの上質な素材」「ベーシック」「ほどよい価格」が特長で、アパレル市場の中でも隙間を狙ったブランドと言えます。ストレスなく他の洋服と組み合わせることができるデザインも特長だと思います。(市原さん)

「SOÉJU」で扱っているアパレル
「SOÉJU」で扱っているアパレル

そして、もう1つが、リピーターが買いやすいECサイトの設計である。

ECサイトの買いやすさ、バケツの穴をふさぐ目的で「Amazon Pay」を導入

「SOÉJU」のECサイトの大きな特長は“買いやすさ”を徹底的に追求していることだ。「カード情報など入力の手間を省く」「安心・安全の提供」「スムーズな買い物体験の提供」――。こうした買い物環境の実現を支えているのが、Amazonが提供するID決済サービス「Amazon Pay」。これまでの累計決済件数の68%が「Amazon Pay」経由という。

「SOÉJU」のECサイト トップページ
「SOÉJU」のECサイト トップページ

「Amazon Pay」とは、Amazonアカウントに登録された配送先住所やクレジットカード情報を使うことで、Amazon以外のECサイトでログインや決済ができるID決済サービス。初めて利用するECサイトでも、Amazonアカウントでログインすることでクレジットカード情報などを入力する必要がない。

また、初めて利用する独自ドメインのECサイトでは、クレジットカード情報を入力することに不安を感じる消費者は多い。そのため、新規顧客がECサイトにクレジットカード番号を入力するハードルが高いと言われている。また、スマートフォンではカード番号の入力ミスなどにより、離脱してしまうケースが少なくない。

「SOÉJU」でもECサイトスタート時、カート落ちが少なからず発生しており、「バケツの穴を防げば、お客さまはもっとスムーズに商品を購入することができるはず」(市原さん)と考え、すぐに「Amazon Pay」を導入した。

他のオンライン決済サービスもあるなかで、「Amazon Pay」に決めた理由は何だったのか? その理由を市原さんはこう説明する。

「SOÉJU」のお客さまは目の肥えた知性的な方が中心。良い物をECサイトで買いたい、合理的に物事を進めたい、といった女性が多いんです。そういった女性の多くは、Amazonのアカウントをお持ちだろうと考えました

また、メインターゲット層は「通勤時間内に商品を探してそのまま購入するケースが多いと仮説を立てました。電車内などでクレジットカード情報を入力して購入するフローはとても大変でハードルが高い。Amazon Payであればよりスムーズな購買体験を実現できると考えました」(市原さん)

こうした市原さんの読みは当たった。実際に朝と夜に注文が集中、通勤時間や夜の就寝前に購入するといった消費行動が起きている。こうした購買行動において、カード情報の入力といった手間を省くことができ、最短2クリックで決済を完了できる「Amazon Pay」が決済手段として役立っているのだ。

2019年12月度の実績では、既存顧客の74.2%が購入時に「Amazon Pay」を利用しているといったデータがあるほど、「SOÉJU」における「Amazon Pay」の利用率は高い。

「リピーターに支えられています」と話す市原さん
「リピーターに支えられています」と話す市原さん

累計決済件数の68%、既存顧客の74.2%が購入時に「Amazon Pay」を利用――。なぜこれほどまでに「Amazon Pay」の利用率が高いのか? 買いやすいECサイトを作るために導入したECプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」のある機能の活用も要因の1つにあげられる。

その機能の名称は「動的チェックアウトボタン」。ネット通販の買い物フローは、「商品詳細ページで商品をカートに入れる→カート内に移動→カートから決済手続きに進む」のが一般的。「動的チェックアウトボタン」は、カートへの移動をスキップし、ボタンに表示されているチェックアウト方法で支払いを完了できるという仕組みで、ボタンは決済履歴などから動的に変更されるため、利用者に適した決済方法が反映される。

「SOÉJU」では「Amazon Pay」を導入しているため、一度でも「Amazon Pay」で購入した顧客には「Amazon Pay」ボタンが表示される。なお、初めての訪問者などには「今すぐ購入」ボタンが表示されるのだ。

赤枠内が「動的チェックアウトボタン」の個所。「Amazon Pay」を以前使ったことのある顧客には「Amazon Pay」ボタン(写真上)が、初めての訪問者などには「今すぐ購入」ボタン(写真下)が表示される
赤枠内が「動的チェックアウトボタン」の個所。「Amazon Pay」を以前使ったことのある顧客には「Amazon Pay」ボタン(写真上)が、初めての訪問者などには「今すぐ購入」ボタン(写真下)が表示される
赤枠内が「動的チェックアウトボタン」の個所。「Amazon Pay」を以前使ったことのある顧客には「Amazon Pay」ボタン(写真上)が、初めての訪問者などには「今すぐ購入」ボタン(写真下)が表示される

「今すぐ購入」ボタンをクリックした後に表示される決済ページでは、ページ最上部に「エクスプレスチェックアウト」として「Amazon Pay」ボタンを表示。クレジットカード決済などよりも、情報入力が不要な「Amazon Pay」を勧める形式となっている

「今すぐ購入」ボタンをクリックした後に表示される決済ページ。「Amazon Pay」ボタンが上部に表示されている
「今すぐ購入」ボタンをクリックした後に表示される決済ページ。「Amazon Pay」ボタンが上部に表示されている

ちなみに、カート内ではクレジットカードなどの「お支払い手続きへ」ボタンのほか、「Amazon Pay」を案内するボタンを設置している。「Amazon Pay」を全面的に促進している狙いはどこにあるのか? 市原さんはこう言う。

「Amazon Pay」なら、情報入力が不要なことに加えて、対応しているクレジットカードの種類が多いことも大きいです。より多くのお客さまにお買い物いただけるので助かります。また、お客さまにはお得にECサイトで商品を購入していただきたいと考えています。「SOÉJU」が元々利用していた決済代行サービスは「キャッシュレス・消費者還元事業」に対応していませんでしたが、「Amazon Pay」は対応しています。「Amazon Pay」で買い物をすればキャッシュレス・消費者還元事業の対象になりますので、お客さまは嬉しいですよね。

「SOÉJU」のECサイトのグローバルナビには、「Amazon Pay」の「キャッシュレス・消費者還元事業」対応を詳しく説明したページへ誘導するための「Amazon Payご利用案内」というナビゲーションを設けつつ、この内容についてのページを自社サイト内に作成している。「外部リンクを貼ってしまうと、最終的に『SOÉJU』のページへ戻ってきにくくなりますので、離脱を防ぐという意図もあります」(市原さん)

「SOÉJU」のグローバルナビ(赤枠が「Amazon Pay」のご利用案内)
「SOÉJU」のグローバルナビ(赤枠が「Amazon Pay」のご利用案内)

「SOÉJU」が「Shopify」を選んだ理由

ここで、数あるECプラットフォームの中から、上述したような高機能を持つ「Shopify」をなぜ導入したのか? その理由などについて触れておきたい。

「Shopify」はカナダ発のECプラットフォームとして、2006年にサービス提供をスタートし、日本では2017年より展開されている。すでに約175か国で100万以上の企業が導入しており、昨今では日本企業の利便性を高めるためにサービスのローカライズにも注力。デザインテンプレートや多言語化、多通貨対応、機能拡張のための連携アプリといった豊富な機能に加え、越境ECにも対応した販売の一元管理や世界最高基準のシステムであることを強みとしている。

「Shopify」のトップページ。利用料金は月額29ドル(約3,000円)から
「Shopify」のトップページ。利用料金は月額29ドル(約3,000円)から

モデラートが「Shopify」を導入した理由は「全世界でD2Cブランドが『Shopify』を使っていることを知ったからです」(市原さん)。「Shopify」なら「Amazon Pay」の導入が簡単なことに加えて、次の4点が「Shopify」導入の決め手になったという。

  • デザインの自由度が高い
    「Shopify」導入前、無料のショッピングカートの導入を検討していたモデラート。ブランドが大切にしている世界観を表現したかったが、デザイン面での自由度が低かった。「Shopify」は、テンプレート活用からテンプレート構築による独自デザインまでデザインの自由度が高い。
  • 越境ECへの対応が簡単
    越境ECの壁と言われる「言語」「通貨」「配送」に関しても、「Shopify」を使えば手間をかけることなく解決できる。「Shopify」は1つの言語を設定すれば、他の言語へ自動翻訳する機能を搭載し、通貨も自動でレート変換することができる。2020年2月時点では50の言語と130か国の通貨に対応している。配送面も海外配送を手がける事業者がアプリを提供しているので、それを活用すれば手間なく海外発送の手続きが行える。
  • Instagramのショッピング機能との連携
    「Shopify」はInstagramのショッピング機能と連携しているため、「Shopify」を利用しているECサイトはInstagramのオーガニック投稿に商品をタグ付けし、商品の詳細を表示したり、写真からECサイトにリンクを貼ることができる。Instagramで商品を探して購入するといったケースが増えているため、こうしたショッピング機能との連携は便利。
  • 機能拡張が容易な豊富なアプリ
    「Shopify」は、シンプルでありながら豊富なアプリによって自由にカスタマイズできるため、自社のビジネスモデルに合ったECサイトを作ることができる。レポーティングもアプリを使えば簡単。世界中のエンジニアによって開発されているため、グローバルで利用され実績のある選りすぐりのアプリが数多く提供されている。
日本向けの便利なアプリ一覧。2020年2月現在、「Shopify」のアプリストアでは3200種類以上のアプリが提供されている
日本向けの便利なアプリ一覧。2020年2月現在、「Shopify」のアプリストアでは3200種類以上のアプリが提供されている
「Shopify」の導入企業の一部。D2Cブランドなど100万以上の企業が利用している
「Shopify」の導入企業の一部。D2Cブランドなど100万以上の企業が利用している

「ショールーム」+「EC」+「Amazon Pay」のオムニチャネル

体型タイプやファッション志向の診断、カウンセリングをリアルの場で行うスタイリングサロン「SOÉJU代官山」。展示アイテムの試着に加えさまざまなシルエットの着こなしも体験できるため、客足は途絶えない。

サロンでは展示品などの試着を行うことができる
サロンでは展示品などの試着を行うことができる

同店では基本的に商品展示のみ。ただ、実物の販売は行っていないこのリアルの場でも、「Amazon Pay」が買い物体験の向上に一役買っている

「SOÉJU代官山」ではタブレット端末を用意。スタイリングやサイズの確認などで訪れた顧客がその場で購入意思を示した際、タブレット端末から購入できるように接客する。

お客さまはショールームでも「Amazon Pay」があれば簡単にタブレットで買い物をすることができます。カード情報入力などをせずに購入できるので、その場での商品購入につながりやすいです。(市原さん)

タブレットを使って他の色を案内するなど、ECサイトは接客ツールにも活用される
タブレットを使って他の色を案内するなど、ECサイトは接客ツールにも活用される
気に入ったアイテムがあればタブレット端末でECサイトにアクセスし購入することが可能。「Amazon Pay」であれば最短2ステップで購入できる
気に入ったアイテムがあればタブレット端末でECサイトにアクセスし購入することが可能。「Amazon Pay」であれば最短2ステップで購入できる

アパレル関連商材は、使用感や素材、サイズを事前に確認したい消費者が多い。こうした消費者ニーズに対応する方法として、「ショールーム」「EC」「Amazon Pay」を組み合わせたオムニチャネルは、多くの中小企業が参考にできるビジネスモデルであると言えよう。

Shopifyからのお知らせ

◆2020年3月1日から2020年4月30日までにShopifyで作成したECサイトに「Amazon Pay」ボタンを実装いただくとAmazonギフト券3,000円分をプレゼント◆

※記事内のデータはすべてモデラート社による調査結果です。

瀧川 正実
瀧川 正実

ネッ担とWeb担のLINEスタンプができました。せっかくなので登録、審査、発売までを解説します! | ある日突然、上司に「LINE@やって」と言われました。

6 years 1ヶ月 ago

私どもネッ担公式LINEアカウントは3年間コツコツと、ただコツコツと週1回のメッセージ配信を続け、現在実質150人の友だちの皆さまと歩んでおります。

そんな地味なアカウントからのお知らせです。なんと、LINEスタンプを作ってしましました!! せっかく初めて作ったので、販売開始までの手順を記録してみました。

そもそもなんでスタンプを作ることになったのか

当「ネットショップ担当者フォーラム」と姉妹サイト「Web担当者Forum」には公式キャラクターがおります。え? 知らない!? 本当に?  まあ、そりゃそうですよね。2018年4月に募集を行いまして、同年6月、155通もの応募作品の中から厳正なる審査の結果誕生したのが「ネッタヌ」と「ウェブパン」でございます。

ネネッタヌとウェブパン
タヌキのネッタヌ(左)とパンダのウェブパン(右)は義理の姉弟です。どういう義理かは非公開です
ネッタヌとウェブパングッズ
誕生から2年、自社主催イベントを中心に結構活躍してきました。写真はトートバッグ、付せん、ステッカー、イベントガイドブックなど
ネッタヌとウェブパングッズのマペット
Web担編集部の二村の発案でマペット(中に手を入れられる人形のことです)もできました。去年のハロウィンにはこんな写真も撮りました

これ以外にもTシャツとか各種バナーとか各種SNSのアイコンなんかにも使ってます。公式キャラクターを作るとクリエイティブ的にはなにかとに便利なので、メディアをお持ちの方はおすすめです。

もう作るものはないかしら……そんな風に思っていたところ「LINEスタンプを作ろう」という話が持ち上がり、じゃあそうしましょうということになったわけです。ええ、わりとノリでいろいろやっちゃう社風なんですよね。どんな企画でどんな絵柄になったかについてはWeb担のサイトでご覧くださいこちらでは登録までの流れをご紹介します。

スタンプの登録から承認まで

①「LINE Creators Market」にログインする

スタンプを発売には「LINE Creators Market」に登録し、審査を受ける必要があります。

「LINE Creators Market」にはLINEのアカウントでログインします。私は気にしないので自分のLINEアカウントでログインしていますが、「仕事とプライベートはきっちり分けたいわ」という方は「LINEビジネスアカウント(LINEビジネスID)」を作成するといいと思います。

「LINE Creators Market」登録画面
「新規登録」(右上)→「スタンプ」をクリックしたら、
「LINE Creators Market」アイテム管理画面
「表示情報」「スタンプ画像」「タグ設定」「販売価格」を設定していきます

②表示情報を登録する

表示情報というのはスタンプショップに表示されるスタンプの名前や会社などクレジット関連のことです。リモートワーク中だったので誰にも相談していませんが「ウェブパン&ネッタヌ お仕事スタンプ」にしてみました。

英語で記入する欄があるので少々ビビりましたが、考えてみたら海外の方がこのスタンプを使ってくださる可能性は極めて低いと思うので、英語は適当に埋めました。

我々のスタンプが本当に売れるかどうかはともかく、売上金の口座を登録しなければならないので、会社の経理の人に口座情報を聞いておきましょう。

③画像を登録する

「ウェブパン&ネッタヌ お仕事スタンプ」の絵柄は24個。登録には下記のファイルサイズの画像が必要です。詳細は制作ガイドラインのページに載っています。

メイン画像
LINEスタンプのページでアイコン代わりになる画像)
1個W240px × H240px
スタンプ画像8個/16個/24個/32個/40個W370px × H320px(最大)
トークルームタブ画像
(トーク画面のスタンプ一覧用の画像)
1個W96px × H74px

「メイン画像」をどれをにするかというのはちょっとした問題だと思うのですが、試行錯誤の末「ほめられないと伸びないんです〜」決めました。私これが一番好きなんで。イラストレーターさんがPNG形式とpsd形式で納品してくれたので、240ピクセル四方にリサイズして登録しました。

「トークルームタブ画像」は面積が小さいので、縮小してみて一番わかりやすいと思われる画像に決め、見やすいように文字は外してイラストだけにして登録しました。スタンプの内容についての詳細は審査ガイドラインを確認しましょう。

メイン画像とトークルームタブ画像
メイン画像(左)とトークルームタブ画像(右)

④「タグ」を設定する

タグを設定するとLINEの会話の中でサジェストされるようになります。例えば「おつかれさま」と入力したときに、変換候補的な感じで「おつかれさま」的なスタンプがずらっと出てくるわけです。タグは3個まで登録可能です。

タグを設定していないスタンプには、承認後から2~3日以内にシステム側で自動設定されます。自動設定されたタグは、編集ボタンから編集できます」と書いてあるので、設定しなくてもいい気がしましたが、せっかくなので設定してみました。

タグの編集
スタンプの下に表示される文字からポチポチと選んでいきます。このスタンプは「Excellent!」ですが、「すごい」とタグ付けすることで、「すごい」と入力したときにサジェストされる(はず)。なかなかにボキャブラリーが試される作業です

⑤価格を設定する

値段の選択肢は120円、250円、370円、490円、610円です。スタンプショップを見ますと、皆さんほぼほぼ100円なので、迷わず最低価格で設定です。

スタンプショップでどんな風に表示されるかを「プレビュー」で確認するとこんな感じ、

「ウェブパン&ネッタヌ お仕事スタンプ」
プレビュー画面

⑥待つ

登録したらステータスが「審査待ち」→「審査中」に変わっていくので、あとは待つだけです。当スタンプの場合は審査中に変わるのに5日くらい、審査が終わり、「スタンプが承認されました」というサブジェクトのメールが届くまで5日くらいでした。その後はマイページで「リリース」ボタンをポチッとすると発売されます。

というわけで発売で〜す!

そんなこんなで無事に発売日を迎えられた「ウェブパン&ネッタヌ お仕事スタンプ」は、こちらで販売中です。

「ウェブパン&ネッタヌ お仕事スタンプ」

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毎週メッセージを配信しているので、このスタンプもじゃんじゃん使っていきたいと思います。スタンプのプレゼント企画なんかもやりたいなーって思っていますのでお楽しみに!!

内山 美枝子
内山 美枝子

「Qoo10」運営などのeBay Japan、楽天・三木谷氏が代表理事の新経済連盟に加盟

6 years 1ヶ月 ago

ECモール「Qoo10」などを運営するeBay Japanは、楽天・三木谷浩史会長兼社長が代表理事を務める一般社団法人新経済連盟に加盟した。

eBayのポリシーの1つ「世界中のバイヤー(買い手)とセラー(売り手)を集めて、コネクテッドコマースを通じて人々に力を与え、機会を創造する」と、新経済連盟がめざす方向性が合致。情報通信技術の利活用を軸とした日本の新産業の推進、発展をめざすのが加盟の目的という。

中小事業者から大企業まで数多くのセラーとバイヤーが集うマーケットプレイスの場の提供を視野に、協会会員との連携やネットワークの活用で、社会経済の発展に貢献していきたいとしている。

米国のeBay Inc.は2009年から日本における越境EC支援ビジネスをイーベイジャパンで展開。2018年には「Qoo10」を運営するeBay Japanを設立した。

ECモールを運営している企業では、楽天は一般社団法人新経済連盟、アマゾンジャパンは一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)、ヤフーは一般社団法人日本IT団体連盟に加盟している。

瀧川 正実
瀧川 正実

D2Cビジネスで成功するには? SUPER STUDIO真野氏がEC事業者に「NP後払い」と「atone」の併用を勧める理由

6 years 1ヶ月 ago

昨今、成長著しいビジネスモデルとして注目を集めている「D2C」。「Direct to Consumer」の略称だが、従来のメーカー通販と何が違うのか? なぜ急成長しているビジネスモデルと言われているのか? D2Cで成功する秘訣(ひけつ)とは――。こんな疑問を解決するために伺ったのが、サブスクリプションECに特化したSaaS型プラットフォーム「EC Force」を開発・提供しているSUPER STUDIOのエヴァンジェリスト真野勉氏。

メンズスキンケアの「バルクオム」、カスタマイズサプリ「FUJIMI」など、化粧品、健康食品をはじめとした多くの人気D2C企業を支援している。そんなSUPER STUDIOの真野氏に、D2Cの基礎、適した決済手段など、“D2Cビジネスを成功させる秘訣”について話を聞いた。写真:吉田浩章

ユニコーン企業も続々登場するD2Cマーケット。ムーブメントは日本にも

D2C注目のきっかけは2つの「変化」

D2Cが注目を集めるのには昨今の大きなビジネス環境の変化があげられる。「消費者行動の変化」「広告業界の変化」の2つだ。

サプライチェーンを自社のコントロール下に置き、デジタルを駆使しながら直接顧客の声を聞いて高速PDCAを実現、それを商品開発や販売・マーケティングに生かすなど、従来のメーカー通販などとは一線を画すビジネスモデルと言われ、計り知れない可能性があるとの声もあがっている。

そもそもD2Cとは何を指し、メーカー直販など既存の直販型ビジネスとはどこが違うのか?

SUPER STUDIOでは、D2Cはデジタル化によって変化した消費行動に最適なマーケティングフレームワークの1つと定義している。

具体的には、

  1. デジタル
  2. ユニークな体験を与えるプロダクト
  3. 垂直統合したサプライチェーン
  4. 顧客とのダイレクトな対話
  5. データドリブン
  6. VCから資金調達を行って短期間で急成長

がその要素となるが、すべてに準拠する必要はなく、商品や事業のフェーズに最適なマーケティング戦略を実現することが重要で、なぜ今D2Cというマーケティングフレームワークが有効なのかという本質を知り、良い部分を活用して世の中に価値を提供していくことが大切だと考えているという。

スマートフォンの普及により、デジタル面において消費者に直接リーチできる販路が十分な規模で確立され、ブランドが独自の販売チャネルを迅速かつ、費用対効果の高い方法で構築できるようになった。その強みを生かして急成長している企業が出てきていると言えるだろう。

D2Cの波は日本にも押し寄せ、すでに多くのサービスが誕生している。

特に2019年以降その動きは目覚ましく、パーソナライズドシャンプー「MEDULLA」を提供するSpartyなどが実施した大型の資金調達例や、丸井がD2C支援を大々的に発表するなど、大きなムーブメントとなっている。

D2C、他のビジネスモデルとの主な違い(※ネットショップ担当者フォーラム編集部作成)

形態D2Cメーカー直販従来のブランド
スタートデジタルメーカーメーカー
チャネルEC、卸、直営店マスメディア、コールセンター、EC卸、直営店
メインターゲットジェネレーションZ、ミレニアル世代シニア世代ジェネレーションY、ジェネレーションZ
提供する価値ライフスタイルプロダクトプロダクト
コミュニケーションSNSなどデジタルコールセンター、マスメディア代理店、卸を通じた間接コミュニケーション

SUPER STUDIOがD2Cに精通しているワケ

D2Cに注目が集まっているものの、新しいマーケティング手法であるがゆえに、ノウハウが確立されていないという課題もある

SUPER STUDIOは自社で化粧品ECを運営してきた経験を生かし、約3年前からD2C支援事業を開始。SaaS型プラットフォーム「EC Force」を提供するシステム事業部と、D2Cコンサルティングの2軸で国内のD2C企業をサポートしている。D2Cコンサルティングでは、商品の事業計画策定から行う。

SUPER STUDIOのWebサイト
SUPER STUDIOのWebサイト

SUPER STUDIOがD2C支援を行う上での強みについて、SUPER STUDIOのエヴァンジェリスト 真野勉氏は次のように説明する。

「EC Force」は、自社でメーカー事業を展開していたときに抱えた課題から生まれたソリューション。事業者目線で設計されている。D2C事業の核となる、垂直統合されたサプライチェーンを自分たちでコントロールする大切さや、事業推進において何が必要で、何が大変かを理解している。そのため事業者目線でコンサルティングできる。(真野氏)

真野勉氏(SUPER STUDIO エヴァンジェリスト)
真野勉氏(SUPER STUDIO エヴァンジェリスト)

D2Cビジネスで顧客の購買体験を向上させる上で、決済手段が重要である理由

取り扱う商品やカテゴリーを限定した上で、その商品の開発背景やストーリーを訴求していく販売形態をとることが多いD2Cビジネス。顧客が商品を購入し利用するまでの一連のプロセスにおいて、商品ブランドに対するファン化やリピート購入を促せるかどうかが大切だと真野氏は説明する。

商品ブランドに対するファン化やリピート購入を促すための1つの手段として、「顧客の決済体験を向上させること」があげられる

買いたいと思ったときに、ストレスなく商品を買える状態を提供できるかどうかは、顧客の決済体験向上における大事なポイントになる。(真野氏)

商品のストーリーに共感し熱量が高まった時に、顧客が望む決済手段がないと一気に購入意欲が冷めてしまう可能性がある。こうした機会損失を避けるためにも、決済手段を潤沢に揃えておく必要があるというのが真野氏の考えだ。

初めて利用するショップにおいて、クレジットカード決済はカード番号情報が必要であり、入力が手間なのはもちろん、最近では時に情報流出のリスクがあることから、頻繁な買い物をする予定がまだないショップではカード利用を嫌う人も少なくない。

そのため、カード以外の支払い方法を考えた時に、カードに次いでニーズの高い「後払い決済」を導入することは有効な手段である。

ECサイトでの買い物で、クレジットカードに次いで2番目に利用したい決済手段として「後払い決済」が選ばれている(調査方法:インターネットリサーチ、2016年3月25日~26日、全国の10代~50代の男女2,065人)
ECサイトでの買い物で、クレジットカードに次いで2番目に利用したい決済手段として「後払い決済」が選ばれている(調査方法:インターネットリサーチ、2016年3月25日~26日、全国の10代~50代の男女2,065人)

真野氏によると顧客がブランドの提供するECサイトを通じて商品を購入する際、後払いを選択する比率が高いという。「EC Force」導入企業のなかには、クレジットカードによる購入が3割、後払い決済が7割という例もあるほどだ。

D2Cビジネスの成功において「NP後払い」と「atone」を併用することが望ましい理由

「EC Force」では、ネットプロテクションズが提供する後払い決済「NP後払い」と会員制後払い決済「atone」と連携をしており、「EC Force」利用企業であれば両サービスを導入できる体制が整っている。真野氏は、企業が顧客の決済体験の向上を追求するために、「NP後払い」と「atone」を併用導入するというケースが有効な施策の1つであると述べる。

「EC Force」が「NP後払い」と連携することを決定した背景には、国内の後払い決済サービスの中でサービス提供の歴史が最も長く、導入実績が多いという信頼性があった。(真野氏)

「NP後払い」は会員登録不要で誰でもすぐに利用開始できる簡易さや、注文情報以外を新たに情報を入力しなくても購入完了できる利便性で、特に若年層から高齢者までの初回利用顧客にとってスムーズな購買体験を生み出している。

「NP後払い」が後払い決済ニーズを持つ新規顧客の獲得につながる決済であるのに対して、「atone」は若年層から中年層を中心に、繰り返し使う上で簡単、便利かつお得に利用できるため、リピート率の向上に寄与する決済であると言える。

「EC Force」の導入企業として多いジャンルは化粧品や健康食品であり、まとめ買いではなく都度商品を購入するユーザーが多くいる。「atone」は月に何回購入しても支払いは翌月にまとめて1回。手数料も毎回発生しないので、リピート率が高いのが特徴。頻繁に購入しても決済の手間は増えないので、1人あたりの年間購入金額は増えていくだろうと考えている。(真野氏)

さらに、「NP後払い」または「atone」を使って買い物をすると独自のポイントがたまり、次回以降の「atone」での買い物時の値引きに利用できることが、継続利用につながるインセンティブの1つとなっている。

これらの点より、決済サービスとして「NP後払い」と「atone」を併用することは、D2Cビジネスの新規顧客獲得およびLTV向上をめざす上で、望ましい手段の1つである。

「EC Force」の利用企業が「NP後払い」と「atone」を併用できるようになったのは2019年9月と間もない。しかし、「他社ECサイトにおける『atone』の実績を考慮した際に、商品メインターゲットである若年層の女性ユーザーを中心にCVR・LTVの改善を見込むことができる」といった理由から、すでに「EC Force」の利用企業のうち30社程度が「NP後払い」もしくは「atone」を導入している。

「EC Force」を導入しているとある化粧品D2C事業者は、以前から「NP後払い」を導入していたが、2020年4月以降に「atone」の併用も開始予定。提携先のD2Cスキンケアブランドが、「NP後払い」と「atone」を併用していることを契機に「atone」を知ったという。

その化粧品D2CのECサイトでは若い女性ユーザーの利用が多い。「atone」は他社で実績が出ていたため、CVRやLTVの課題改善を見込むことができたことが、併用の決定に至った背景であるとのこと。

現在、「NP後払い」もしくは「atone」を導入している企業約30社の導入前後のCVRの変化は算出中だが、「(支援先のとある企業による話によると)導入前と比べて2~3倍程度という結果も十分あり得る。キャンペーンを実施している訳ではないにも関わらず、『atone』を利用したリピート購入客の割合が増えている」と、真野氏は結果に期待を寄せる。

公文 紫都
公文 紫都

楽天が徳島市と連携協定、EC活用の特産品販路拡大や観光振興などで協働

6 years 1ヶ月 ago

楽天は3月24日、徳島市と地域産品の販路拡大や国内外の観光振興などで協力する包括連携協定を締結した。自治体との連携協定は今回で33例目。

観光振興や地域産品の販路拡大に加え、EC分野での人材育成、ふるさと納税の促進や次世代人材の育成などの施策も両者で推進する。

連携協定に基づき協働するのは次の通り。

  • 国内外の観光客受け入れ環境整備および誘客の促進に関すること
  • 地域産品の販路拡大および市内事業者の人材育成に関すること
  • ふるさと納税の推進に関すること
  • 教育機関と連携した次世代人材の育成に関すること
  • その他、IT利活用等による地域振興に関すること

「楽天市場」に出店する徳島市の店舗数は2019年12月時点で133店舗。「楽天トラベル」における徳島市登録施設数は61軒(2020年3月11日時点)。また、徳島市は「楽天ふるさと納税」へ2018年11月に参画している。

楽天は、徳島市と地域産品の販路拡大や国内外の観光振興などで協力する包括連携協定を締結
包括連携協定式の様子(写真は楽天提供)

徳島市の遠藤彰良市長は「楽天の持つ多岐にわたるサービスやテクノロジーなどの強みを生かした、徳島市の地方創生に大きく資するものであり、大変心強いパートナーとなっていただいたと思っている」とコメント。

楽天の執行役員 コマースカンパニーCOO 野原彰人氏は、「1億以上の楽天ID会員基盤をもとに、より一層Eコマースを活用していき、観光や地域産品などの地域独自の魅力を日本全国の多くのお客さまにお届けしていきたいと考えております。また、市内教育機関と連携し、『楽天市場』や『楽天トラベル』の地元加盟企業とともに、次世代の人材育成にも取り組んでいく」と話した。

瀧川 正実
瀧川 正実

ヨネックスが情報発信型の自社ECサイト「YONEX公式ONLINE SHOP」、顧客の声を製品開発やサービス向上に生かす

6 years 1ヶ月 ago

ヨネックスは4月1日、情報発信型の自社ECサイト「YONEX公式ONLINE SHOP」をオープンする。

ECサイトは「Made by YONEX」の魅力を伝えるための新たな情報発信の場として、顧客視点を第一にユーザビリティーを追求。シンプルでわかりやすく、製品の最新情報や機能・性能などの情報を発信していく。

新サイトは顧客からの意見や要望を迅速にキャッチし、製品開発やサービス向上に反映。スポーツ市場の活性化に向けた提案を行うという。

ヨネックスは4月1日、情報発信型の自社ECサイト「YONEX公式ONLINE SHOP」をオープンする
「YONEX公式ONLINE SHOP」のイメージ

今後、各国ごとのWebサイトも順次充実させ、顧客に価値のある情報をグローバルでいち早く提供できる環境構築を進める。

ヨネックスはスポーツ店やAmazonなど小売店、各種ECサイトを通じて商品を販売している。自前のECサイトは卸販売といった既存流通では伝えられない商品の魅力などの情報を発信していく。

石居 岳
石居 岳

結局、どれだけの店舗が参加したの? 楽天の送料込みライン検証レポート【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

6 years 1ヶ月 ago
ネッ担まとめ

紆余曲折の末、3月18日にスタートした楽天の送料込みライン。売上はあまり変わらないという状況に拍子抜けだった店舗も多いかもしれません。

楽天からの補助があるうちに抜本的な対策を

「楽天3980円ライン」出店者の何%が参加?開始後どうなった?検証レポート | コマースデザイン
https://www.commerce-design.net/blog-staff/200325-rakuten3980/

まとめると、

  • 楽天市場の送料込みライン施策には、3月18日時点で約73%の店が参加(何も設定せずに送料無料ラインが3980円になっている店も含まれる)
  • 開始時に適用対象外申請をしていても、その後参加することも可能。しかし、除外→参加→除外と行き来するのはかなり難しい
  • 楽天が送料を一部負担してくれてる間にきっちり利益管理して価格改定するか、EC事業そのものの見直しをするのが良い

3980円でよくある対策

・値上げ耐性(=値上げしやすさ)が全商品一律とは限らないので、値上げ耐性のあるもの・ないものを見極めて、あるものから価格改定していく

・値上げしても売れる商品は今後楽しみなのでこれを見極める

・取り扱い商品を絞り込む。市場環境が変わってくると「以前から扱ってるけど、今は難しくなっている商品」が出てくる

・1商品で送料コミ価格の商品を「お得な2コセット」で送料分安くする

・送料別商品を見せつつ「まとめ買い送料無料」を案内する

試験的に始まった感のある送料込みライン。楽天からの一部負担があるので参加した店舗が多かったようです。新型コロナの影響もあるので何とも判断しづらい状況ですが、対応した店舗はやや伸びたようで、対応しない場合はやや下がったようです。

これが本格的に導入となった場合は一気に状況が変わる恐れがあるので、EC事業自体の見直しをして行った方がいいでしょう。先週も書いたように昔のようには戻らないですから。

ECサイトは売るためだけに存在しているわけじゃない

金曜夜限定の日用品ECサイト、なぜ開設? 運営元のコクヨに聞く | ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2003/16/news077.html

まとめると、

  • 文具メーカーのコクヨが企画・運営しているECサイト「THINK OF THINGS MIDNIGHT SHOP」は金曜午後8時~翌日土曜午前10時の間だけオープンしている
  • 人の気分は昼と夜で異なる。気分が変わったとき、日用品に対する興味・関心や購買行動がどう変化するかを検証するために企画した
  • 「サイトが見たくて金曜日のオープン前からスタンバイしていた」などの声があった

金曜夜に限定した理由について、コクヨの企画担当者は「金曜の夜は、多くの人にとって週末を目前にした解放感がある時間帯なので、ストーリー性のある楽しい企画にできるのではないかと思いました」と説明する。加えて「企画を見たお客さまからも、『面白い』『どうして金曜の夜だけオープンするの?』といった反応が得られるのでは、と考えました」と続ける。

利便性のためにECサイトを立ち上げるのではなく、「面白い」を追求して立ち上げるという、このアイデアは良いですね! お店のテーマ自体が「ワークとライフの境界を超える」なので、日常的に購入ができてしまっては外れてしまうこともあるはずです。売上よりもコンセプトを大切にしたほうが売れてしまう時代ですね。

Yahoo!ショッピングとPayPayモールの物流強化

ヤフー親会社、打倒アマゾン・楽天に“次の一手” ヤマトと組んでEC事業を強化 川邊社長「ナンバーワンになる」 | ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2003/24/news115.html

まとめると、

  • ZホールディングスはヤマトHDと業務提携に向けた基本合意書を締結。ヤフーが運営するYahoo!ショッピングとPayPayモールを対象に、従来は出店者が担っていた受注から出荷までの業務をヤマトHDが代行するサービスを6月30日に始める
  • ヤマトHDと組んで提供する出店者向けのサービスは、「フルフィルメントサービス」と「ピック&デリバリーサービス」の2種類
  • ZホールディングスはYahoo!ショッピングやPayPayモールで使用している検索・決済システムを「XS(クロスショッピング)エンジン」と命名し、外部のEC事業者に提供する施策も始める

これまでYahoo!ショッピングとPayPayモールでは、出店者が自社の倉庫で商品を保管したり、運輸業者に個別に配送を依頼したりする必要があった。そのため、受注から発送までに工数がかかる場合があり、翌日配送などのサービス面でアマゾンジャパンや楽天に後れを取っていたという

自前の物流を持っていなかったYahoo!ショッピングとPayPayモールですが、ヤマトと組んで一気に強化していくことになりました。関連記事でも紹介しているように、すでに1,000件以上の申し込みがあったことから関心の高さがうかがえます。

これ以外にもPayPayモールの商品ページ上に実店舗の在庫を表示したり、自社のシステムを提供するなど革命の“第2弾”に注目です。

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EC全般

96%が商品の配送に「満足」。JADMA+日本リサーチセンター「2019年度 配送満足度調査報告書」 | ネットショップ担当者フォーラム
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「回答者の8割以上が女性で60代以上が64%」の調査なので注意。

「OKIPPA(オキッパ)」が八尾市で置き配の実証実験。再配達が7割減 | ネットショップ担当者フォーラム

https://netshop.impress.co.jp/node/7428

再配達になったのは「OKIPPAに入らないサイズの荷物だった」「内容物が生ものなどだった」など。

新型コロナの影響でヤマト運輸の配送に一部遅延が発生中[中国・四国・九州地域→北海道宛てで一部遅延] | ネットショップ担当者フォーラム
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アマゾンの物流拠点、従業員1人感染で1日休止 小田原 | 朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASN3T62NWN3TULOB01G.html

じわっと物流にも影響を及ぼしている新型コロナ。これ以上広がると……。

えっ?たこ焼のサブスクって、ホンマかいな!?1舟買ったらさらに1舟無料!『元祖どないや定期券』月額980円~より 3月23日(月)スタート! | ASCII.jp
https://ascii.jp/elem/000/004/006/4006765/?rss

はたして、サブスクって儲かるんだろうか?FAQを西井さんの本を読んでまとめてみました | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/7592

手軽にサブスクを始められる仕組みが出てきましたが、もちろん安易に始めると大赤字になりますのでちゃんと考えてから。

EC事業からの撤退という選択肢――米アパレル企業が実店舗にリソースを再投入する理由 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/7419

全体売上高の0.5%のECを閉鎖して、今までEC事業に注ぎ込んだリソースを店舗の成長を促進するために使うとのこと。

次世代EC技術「ヘッドレスコマース」の実装環境を整える。Shopify&Gatsbyヘッドレス実装解説 | non-standard world株式会社
https://www.non-standardworld.co.jp/23717/

テクニカルな記事なのでわからないこともありますが、用語だけでも覚えておきたいですね。

今週の名言

このような状況下で日々スーパーのレジに座っている方、商品棚を補充している方は、現在ある中でも最も困難な仕事のひとつを担っています。同胞のために尽力し、言葉通りの意味でお店の営業を維持してくださりありがとうございます。

コロナウイルス対策についてのメルケル独首相の演説全文 | Mikako Hayashi-Husel
https://www.mikako-deutschservice.com/post/...

焦って混雑したお店で買い物をしている日本とは大違い。頑張っている人たちに感謝を。

森野 誠之
森野 誠之

新型コロナの「雇用調整助成金」助成率を中小で最大9割、大企業で最大75%に拡充

6 years 1ヶ月 ago

厚生労働省は3月28日、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴う事業者支援として、雇用調整助成金の特例措置のさらなる拡大策を発表した。

現行の新型コロナウイルス感染症特例措置では、販売量、売上高などの事業活動を示す指標「生産指標要件」は1か月10%以上の低下としていたが、さらなる拡大策では「1か月5%以上低下」に緩和した。

助成率は、中小企業で約67%(2/3)、大企業で50%だったが、それを中小企業は80%、大企業は約67%(2/3)に引き上げる。また、1人も解雇しなかった場合は中小企業で90%、大企業で75%にする。上限は対象労働者1人1日あたり8330円。

現行の計画届は事後提出を認めており、期間は1月24日~5月31日まで。それを6月30日まで広げる。

現行の支給限度日数は、1年100日、3年150日だったが、拡大策ではその期間に加え、4月1日から6月30日の対象期間を追加した。

厚生労働省は3月28日、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴う事業者支援として、雇用調整助成金の特例措置のさらなる拡大策を発表した
雇用調整助成金の特例措置の拡大(厚労省の資料から編集部がキャプチャ)

雇用調整助成金は、経済上の理由により事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が、労働者に対して一時的に休業、教育訓練または出向を行い、労働者の雇用の維持を図った場合に、休業手当、賃金などの一部を助成する制度。

この拡大策を適用する期間は「緊急対応期間」とし、4月1日~6月30日まで、全国で特例措置を実施する。

対象となる事業者は、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける事業者(全業種)。

また、こうした拡充施策にあわせて、短時間一斉休業の要件緩和、残業相殺の停止、支給迅速化のため事務処理体制の強化、手続きの簡素化も行うという。

瀧川 正実
瀧川 正実

新型コロナの影響で日本郵便の「ゆうパック」一部地域で配送遅延が発生中[3/28時点]

6 years 1ヶ月 ago

日本郵便は3月28日、新型コロナウイルス感染症の拡大による国内航空便の運休に伴い、北海道から近畿地方などへ配送するゆうパックに遅れが発生していると発表した。

新たに遅れが生じたのは北海道が引受地で、配達地域が近畿地方や鳥取県・岡山県・広島県の一部、徳島県・愛媛県・福岡県・佐賀県・大分県・鹿児島県向けのゆうパック。

なお、以下の引受地と配達地域での荷物には引き続き、遅れが生じている。

引受地が秋田県・岩手県・宮城県で、配達地域が近畿地方や北海道の一部・鳥取県・岡山県・広島県の一部・徳島県・愛媛県・福岡県・佐賀県・大分県・鹿児島県のゆうパック。

引受地が山形県と福島県で、北海道・鳥取県・岡山県・広島県の一部・徳島県・愛媛県・福岡県・佐賀県・大分県・鹿児島県のゆうパック。

引受地が東京都で、配達地域が北海道・青森県・石川県・福井県・鳥取県・岡山県・広島県の一部・徳島県・愛媛県・福岡県・佐賀県・大分県・鹿児島県のゆうパック。

引受地が千葉県・埼玉県・茨城県・栃木県・群馬県・神奈川県・山梨県・長野県・静岡県・愛知県の一部で、配達地域が北海道・青森県・鳥取県・岡山県・広島県の一部・徳島県・愛媛県・福岡県・佐賀県・大分県・鹿児島県。

日本郵便は3月28日、新型コロナウイルス感染症の拡大による国内航空便の運休に伴い、北海道から近畿地方などへ配送するゆうパックに遅れが発生していると発表した
遅延が発生している地域(日本郵便のお知らせから編集部がキャプチャ)

日本郵便では、「運休便の追加発表、航空便の運航状況などにより、その他の地域・種別においても遅れが発生する場合がある」としている。

瀧川 正実
瀧川 正実

テレビ通販大手ショップチャンネルが本社移転で進めるフル4Kスタジオ・サブ映像設備とは

6 years 1ヶ月 ago

放送映像機器の製造販売を手掛ける池上通信機は3月23日、テレビショッピング大手のジュピターショップチャンネルが2021年3月に開設を予定している撮影スタジオにカメラ設備や映像設備を納品すると発表した。

3つの撮影スタジオとサブシステム、商品撮影専用のターンスタジオで構成する。

3つのスタジオに4Kスタジオカメラを各5台、合計15台のカメラシステムを納品する。すでに各スタジオでテスト運用を開始しているという。

スタジオにカメラマンなどのオペレーターを必要としないリモート運用が可能なカメラシステムを採用し、撮影の省力化も実現するという。

池上通信機はこれまでにもジュピターショップチャンネルに放送設備を納品している。

新たに開設するスタジオの設備は「商品の魅力をより美しい映像とともにお客さまにお伝えする」というコンセプトに沿い、フル4Kシステムを柱に「24時間365日止まることのない放送に耐えうる柔軟なシステムとサポート体制」「省力化に対応した使い勝手の良いシステム」を実現するフル4Kスタジオ・サブ映像設備を提案したという。

ジュピターショップチャンネルはスタジオの新設とオフィス移転の計画を2018年12月に発表。高画質の衛星放送が本格的に普及することを見込み、商品の魅力をより美しい映像で伝えるために4K放送設備を完備したスタジオを新設するとしている。

渡部 和章
渡部 和章

ネット注文を強化の「モスバーガー」がモバイルオーダー機能を強化、人手不足を店舗運営の効率化で改善

6 years 1ヶ月 ago

モスバーガーを展開するモスフードサービスは3月25日、スマホやパソコンで商品を注文し、店舗で受け取ることができる「モスのネット注文」をリニューアルした。

モバイルサイトの操作性を高めるため、メニューやセット選択のカテゴリー分けをシンプルな画面設計に変更するなど、会員登録から注文までスムーズに行えるようにした。

また、店頭などで配布する紙のクーポンをネットでの会計時に使える機能を追加。4月15日以降には、「マスタード抜き」や「オニオン抜き」といったメニューのカスタマイズを選択できる特注機能を追加する。

モスバーガーを展開するモスフードサービスは3月25日、スマホやパソコンで商品を注文し、店舗で受け取ることができる「モスのネット注文」をリニューアル
特注機能のイメージ(モスフードサービスのWebサイトから編集部がキャプチャ)

「モスのネット注文」は2014年9月に一部店舗でサービスを開始し、2015年2月に全国で導入した。

モスフードサービスはリニューアルの理由について、まざまな業界で人手不足が課題となり、店舗運営の効率化が求められていることや、事前にじっくり商品を選んでスムーズに商品を受け取れるモバイルオーダーへの需要が高まっていることなどを上げている。

渡部 和章
渡部 和章

「au PAY マーケット(au Wowma!)」のベストショップアワード、グランプリはコジマ

6 years 1ヶ月 ago

KDDIグループのauコマース&ライフは3月24日、オンラインショッピングモール「au PAY マーケット(au Wowma!)」における「ベストショップアワード2019」の受賞店舗を発表した。グランプリは家電の「コジマau Wowma!店」、2位は食品の「くまもと風土」、3位は海産物の「越前かに問屋ますよね」が受賞した。

「ベストショップアワード2019」は、2019年度の売上金額や売上成長率、顧客による投票などをもとに受賞店舗を決定。総合賞のベスト10、新人賞、しーずなる賞、リユース賞、ギフト賞、KDDI特別賞、カテゴリ別の大賞を選出した。

総合賞のベスト10

  • グランプリ:コジマau Wowma!店
  • 2位:くまもと風土
  • 3位:越前かに問屋ますよね
  • 4位:ヤマダ電機au Wowma!店
  • 5位:チャーム
  • 6位:Z-CRAFT
  • 7位:オシャレウォーカー
  • 8位:タンスのゲン
  • 9位:お肉のしゃぶまる
  • 10位:サプリ専門店シードコムスau Wowma!店

新人賞:リカーBOSS、ナチュラムau Wowma!店、暮らし健康ネット館、ココデカウau Wowma!店、イオンバイクau Wowma!店

シーズナル賞:SOUBIEN、Dita、おせち料理専門店 板前魂、博多久松、北海道産直グルメぼーの

リユース賞:グランディアau Wowma!店、グランド古着のベクトル、ドラマ

ギフト賞:ソムリエ@ギフト、うなぎ屋かわすい 川口水産、カステラなら長崎心泉堂

KDDI特別賞:明誠ショップ

KDDIグループのauコマース&ライフは3月24日、オンラインショッピングモール「au PAY マーケット(au Wowma!)」における「ベストショップアワード2019」の受賞店舗を発表
「ベストショップアワード2019」の受賞店舗

 

渡部 和章
渡部 和章

メルペイが「かんたん出品連携」機能を開始、SHOPLISTで購入した商品の資産価値を可視化して簡単に出品できる

6 years 1ヶ月 ago

メルペイは3月27日から、提携するECサイトでメルペイのネット決済を利用して購入した商品を、購入履歴を元に簡単にメルカリに出品できる「かんたん出品連携」機能の提供を開始した。

第一段として、CROOZ SHOPLISTが運営するECサイト「SHOPLIST.com by CROOZ」で「かんたん出品連携」機能を導入した。

「かんたん出品連携」機能とは

「かんたん出品連携」は、メルカリアプリ内の「持ち物リスト」に含まれる商品を簡単に出品できる機能。「持ち物リスト」には、提携するECサイトでメルペイを利用して購入した商品や過去にメルカリで購入した商品、「売れるかチェック」機能を使用して撮影した持ち物が掲載される。

また、過去の相場データやAIから予測した各商品の売れやすい価格や、リスト内の商品の合計金額が表示され、自身の資産情報が可視化される。出品時には、商品のカテゴリーやブランド、商品名、説明が全て自動で入力されるため、メルカリに簡単に出品できるようになる。

メルペイ メルカリ SHOPLIST CROOZ SHOPLIST かんたん出品機能 持ち物リスト
「持ち物リスト」の画面(画像は編集部がキャプチャし、追加)

今後はANAP、fifth、MAGASEEK、PREMOA、RUNWAY channelなどのECサイトでも実装されるという。

機能実装の背景

今回の機能実装の背景について、メルペイは以下のように述べた。

メルカリが2019年4月にフリマアプリ利用者を対象に実施した調査によると、「新品購入時にリセールバリューを考えるようになった」と回答した割合が6割を超えていました。この結果から、消費者の中で「売ることを前提に買い物をする」という意識の広がりと「再販価値の把握」に対する消費者のニーズの高まりが感じられます。

また、フリマアプリの利用により「新品の購入単価が上がった」と回答した割合が約3割となっており、フリマアプリの存在が新品購入の単価にも影響を与えていることがうかがえます。

メルペイとSHOPLIST、それぞれの見解

機能実装に際して、メルカリの遠山義幸氏とCROOZ SHOPLISTの稲垣剛之氏に両社にとってのメリットや見解について話を聞いた。

メルペイ メルカリ SHOPLIST CROOZ SHOPLIST かんたん出品機能 持ち物リスト
CROOZ SHOPLIST取締役 プロダクト管理本部管掌の稲垣剛之氏(左)と
メルカリMP Online & Data Linkage Managerの遠山義幸氏(右)

念願だった出品機能の実装(メルペイ)

出品機能自体は以前からずっとやりたいと思っていた機能でした。今回の機能実装は一次流通の活性化とユーザーの利便性向上につながると思います。

新品で買う時にリセール価格を気にするユーザーや、メルカリで売れた経験があると「新品を買う時に高い物を選ぶ」というユーザーのニーズがあるのであれば、加盟店にとってもより一次流通が活性化すると思っています。

さらにメルカリで物が売れると売上金が発生するので、その売上金で新しい洋服を購入するという循環サイクルが作れるとも考えています。私たちは一次流通での購入単価や回数を上げること、LTVの向上に貢献していきたい。

また、出品をより簡単にするような施策の一つでもあります。ネット決済を通じて購入した物を簡単に出品できることで出品数を増やしたり、今までメルカリに触れたことがないユーザーでも気軽に出品できる流れを作っていきたい。

メルカリはアパレルとの親和性が非常に高いため、SHOPLISTさんをはじめアパレル企業に声をかけさせていただきました。メルペイのネット決済は、すでにふるさと納税や家電、デジタルコンテンツなどのサイトでも導入いただいています。

ユーザーの利便性を考え、今後対象の範囲を拡大していきたいと考えています。(メルカリ 遠山氏)

購入のハードルが下がることに期待(SHOPLIST)

今回の話をメルペイさんからいただいた時から、「これが私たちがやりたかったことだ」と思いましたね。

売ることを前提として買い物をする中で、シームレスに出品できることはユーザーにとってメリットがありますし、私たちとしてもユーザーが商品を購入するハードルが下がることで、販促費を削減できるという大きなメリットがあります。

メルペイをSHOPLISTに導入したことで、メルカリをよく利用するユーザーが新規顧客としてSHOPLISTで買い物をしてくれるようになったと感じています。出品機能の導入で、SHOPLISTで購入した物をメルカリで出品して売る、その売り上げでまたSHOPLISTで買い物をする、というエコサイクルができあがると思います。

さらに、手軽に出品できることで今まで挑戦できなかったテイストや高価な洋服を購入するきっかけにもなり、ユーザーにはよりファッションを楽しんでもらえるようになるんじゃないかと。

ユーザーの中には「商品の返品をしたいが、返品の手続きをするよりメルカリに出品する方が楽」という方もいます。そういったユーザーが増えることでも、商品を購入するハードルは下がると思いますね。

商品を購入するタイミングで「メルカリで出品するとこのくらいの金額」と表示できるようになると、ユーザーとしては「新品購入時とメルカリで売れた時の差額を払う」という意識になるので、より購入頻度が上がるんじゃないかと考えています。今後はそういった機能の連係が進められたら良いと考えています。(CROOZ SHOPLIST 稲垣氏)

藤田遙
藤田遙
確認済み
1 時間 10 分 ago
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