15 years 6ヶ月 ago
サーチエンジンジャーナルの運営者ロレン・ベイカーが自らWordpress、特にビジネスブログに便利なプラグインを11個、紹介してくれました。初めて聞くプラグインも色々ありました。Wordpressユーザーには何か新しい発見があるかも?– SEO Japan
Wordpressは、Wordpress.comを使うにしろ、Worldpress.orgのソリューションを使うにしろ、また、個人ブログ、プロフェッショナルブログ、情報サイト、世界中のビジネスのCRMバックエンド、そのどこで使うにしても、今日最も有名なブログ用のソフトウェアである。
その多くの理由は、Wordpressの値段の安さにあるが、Wordpressが人気のある別の大きな理由は、ダウンロードして使用が可能なプラグインが多数あることだ。信用できる一連のプラグインを使って、原則的にあなたがやりたいことなら何でもできる完全に唯一のウェブサイトを作ることが可能なのだ。そうは言っても、何をしようとするかは関係なくほとんど全ての人が見ておくべきプラグインもいくつか存在する。そこで、現在存在しているプラグインで、あなたのビジネスやブログまたはその他何にをしようとしているにしても、最も役に立つプラグインをいくつか紹介しよう。
Shopp
製品情報を見つけにくくなってしまっては意味がない。なぜなら、人は単純に自分が細かく調べることのできないものは買おうとはしないからだ。掲載された写真がぼけていたり、説明が乏しかったり、データや特性が埋もれてしまっていれば、人はその製品をもっと近くで見ることに興味を持たないだろう。Shoppプラグインは、この問題を解決するのに役に立つ。Shoppでは、製品の写真を簡単に管理ができ、それを綺麗に編集し、実際の製品ページに難なくリンクさせることができる。さらに、製品データやその特性のリストを写真の隣に効果的に表示するための簡単な記入欄も提供している。
残念ながら、このプラグインは、個々のサイトのテーマやデザインに関わらず完全に同一の配置しか作らない。これはShoppを使用している企業の数を考慮すると問題かもしれない。しかしながら、もしあなたが自分の製品を良く見せたいと思っていて、一般的に見えることを気にしないのであれば、Shoppはかなり役に立つプラグインであると言える。
Customer Manager
大部分の購買者は怠け者だ。これは、一般論として多くの人が怠け者であることを考えれば驚くべきことではない。これがインターネットのマーケッターに意味するところは、ターゲット市場によって簡単に発見されれば、その製品はかなり売れやすくなるということだ。これにはいくつかの方法があるが、その1つがCustomer Managerをインストールすることだ。
Customer Managerには、見込み客ごとの購入習慣を視察し、その習慣に最も適合しそうな製品はどれかを決めるというかなり便利な機能が備わっている。そして、素朴だが魅力的なボックスで、その商品を顧客に勧めるのだ。基本的に、このプラグインはあなたの顧客のためのものだ。そして、Customer Managerは実際この分野に関してのみ卓越している。もしそういうものとして始めから売り込まれているのなら良いが、このブラグインは全てのビジネスに汎用できるテンプレートであるとうたっているのだから、それ以上のものを期待してしまうかもしれない。
Wordpress-to-Lead
もしビジネスで、商取引を追跡し観察し締めくくるまでのCRMソリューションとしてSalesforceを使用しているのであれば、Salesforce Wordpress-to-Leadプラグインは、Wordpressのコンタクトフォームにもビジネスの成長のためにブログを活用することにも必要なソリューションだ。
一言で言えば、Wordpress-to-Leadは、一連のやり取りや問い合わせの全ての情報を中央のSelesforceプラットフォーム内で管理すると同時に、Yahoo!、Gmail、Outlookなどと同期して全てのやり取りを追跡し、コンタクトフォームから直接情報を取り出すことを可能にするのだ。このプラグイン機能があれば、一連のやり取り、それが直接的なビジネスにしろ、ホワイトペーパーに興味のある企業またはあなたのブログの広告に関するやり取りにしろ、それを追跡し続けるために受信箱からCRMまでをくまなく調べる大変な作業をする必要がなくなる。
Live Chat
良いカスタマーサービスがオンライン市場で成功するのがとても難しい理由の1つは、顧客と店の経営者の直接的な繋がりがないことだ。コメントは匿名で書きこまれ、ショッピングカートは匿名で継続されたり中止されたりし、おススメ商品の紹介も通常は匿名だ。どちら側の活動にも説明責任がないのである。Live Chatは、売り手と買い手の間に簡単で個人的な繋がりを確立することによって、この問題を取り除くことに非常に大きな役割を果たす。
Live chatは、それぞれの買い物の最後に自由に流れる会話ができるようにする。売り手が客になぜその商品を買わなかったのかと尋ねたり、客が売り手にそのビジネスに分からない部分があれば詳しく説明を求めることもできるのだ。Live Chatプラグインは、客が混乱することがよくあったり、技術的すぎる製品を扱っている企業には不可欠だ。 しかしながら、一端で働く生身の販売員の必要性は、小さな会社では現実的ではない。このアプリケーションの実用性は否定できないが、コストの制限を考えると、良く整備されたFAQページの方が良い判断かもしれない。
Meta Robots
Meta Robots は、他のどのWPのプラグインよりも簡単で安全にロボットのメタデータをブログのどのページにも追加することができるものだ。好きな時にRobots Metaを使って、検索結果ページや、ホームページへ繋がるサブページや、ログインページ、登録ページ、管理ページなどがインデックスされるのを防ぐことができる。検索エンジンにページ上にあるリンクをフォローさせつつも、簡単な“nofollow”タグでほとんど全ての情報を非公開のままにしておくことが可能なのだ。
もしかしたらこのアプリケーションは、少しGoogleやYahooとの相互作用に焦点を合わせすぎていると思うかもしれないが、ほとんどのサイトでは問題にはならない。特別なニーズを備えたサイトであれば別の場所にも目を向ける必要があるかもしれないが、ほとんどの人にとって、これが不安定なサイトを管理するのに一番の選択肢になるだろう。
Sociable
どんなブログでもできる一番重要なことは恐らく広めることだろう。口コミやリンクによってインターネット上で自らを複製することによって、ブログは生き残る。これが意味するところは、もしあなたが広い意味で本当にブログを成功させたいのであれば、話題にされる必要があるということだ。Sociableはあなたを話題にすることができるプラグインである。
Sociableはソーシャルネットワークの共有プラグイン、つまり、人々があなたのコンテンツをソーシャルネットワークサイトで共有しやすいようにする。あなたのサイトを外部のソーシャルサイトに簡単に添付するために、人目を引く大きなボタンを設置することによって、Sociableは人々が楽しくあなたのために働いてくれるようにする。Sociable と基本的に同様のプログラムはいくつかあるが、ビジターの目を引くような魅力的なものを作っているものは他にはない。ここではこれが大きな違いを生むのである。
Sociableに関して私からのアドバイスは、ブログ記事の下に全てのソーシャルサイトを並べないことだ。あなたのマーケットまたはブログテーマに最も関連しているものだけを載せること。あなたのコンテンツがDiggで盛り上がらないならば、Diggを選択肢に加える必要はないのである。
Yet Another Related Post Plugin
サイトのある1ページでビジターに良い印象をつけたならば、同じ様に次も良い印象を与えることは重要である。1つの記事を読んだ後、多くの人は評価をする前にもう1つ読むだろう。そして、2つ目の記事でも楽しむことができれば、ビジターはそのサイトは良いコンテンツで満たされていると判断するだろう。もし2つ目の記事が期待していたものでなかった場合、一般的に、最初に読んだページはたまたま面白かっただけだと判断し他のサイトに行ってしまう。つまり、サイト内でビジターの2回目の交流をもっと魅力的なものにすれば、もっとリピーターを作れるようになる。Yet Another Related Post Plugin (YARPP)は、この原理を頭に入れてデザインされたものだ。
ビジターがあなたのサイトを閲覧し始めた時に、YAARPは彼らの動きを追跡してそのデータをカスタマイズ可能なアルゴリズムに入力する。記事のタイトルやタグやカテゴリーを考慮しながら、YARPPはブログ上の各記事対の“適合スコア”を計算して、ビジターごとにカスタマイズされたプロフィールに最も合う記事に簡単にアクセスできるようにする。これによって、ビジターの2回目の交流が好意的になる確率は目覚ましく上昇し、それによってサイトへのリピーター数も劇的に増加することになる。YARPPは本来、リピーターを当てにしているブログであれば、無視できないプラグインなのだ。
Redirection
あなたのウェブサイトが何を達成しようとしているにしろ、コンテンツをサイトのある場所から他の場所に移したいと思う状況は常にあるものだ。この行動の相対的な単純さに関わらず、多くの場合でウェブサイトの管理で最もストレスが多く苛立たしい状況の1つが生じる。検索エンジンでページのステイタスを失うことになってしまったり、リンク切れになってしまったり、いくつか数字を間違って入力したことでサイト中の404エラーを警告するEメール攻めにあったり、いずれにせよこれらは悪夢だ。
Redirection は、これらの主要な問題を全て対処するのに役に立つ。リンク切れを避けるために301リダイレクトを設定したり、全ての404をキャッチしてそれをあなたに警告したり、エラーのためのRSSフィードを設定したり、ステイタスの喪失に備えて全てのURLを記録したりする。サイト間でのコンテンツの移動をしない限りはリダイレクションを頻繁に使用することはないと思うかもしれないが、大規模にリダイレクトが必要になればすぐに、安全をお金で買ったことに満足するだろう。
Survey Gizmo
ビジターが自分たちの声が無視されていると感じれば、将来的な必要性でサイトに戻ってきたり、友達にそのサイトを勧めたりすることは極めて少なくなってくるだろう。コメント欄は便利であるし、Eメールアドレスもある程度の快適さを提供はするが、多くの人は、自分たちの考えが含まれていることを確信しない限りは満足しないのだ。では、これを重要視して、あなたが良く耳を傾けていることを示したらどうだろうか?
Survey Gizmoを使うと、サイトのビジターのデータを集めると同時にビジターに参加している気分にさせるという二重の利益になる。質問の結果がSurvey Gizmoの許可により明確に表示される時、全てのビジターは意見を言いたいと思い、それが勝ち組にいるかいないかは関係なく、意見を言ったことに良い気分になるのだ。情報が完全になればなるほど、ビジターはもっとそのサイトを見ることに時間を費やすようになる。全てのサイトはこれを活用することができる。Survey Gizmoの代用としては、KISSinsightsがあり、これはKISSmetricsと同じ人が作った新しいツールである。
Wordpress Database Manager
データベースをバックアップできることの重要性は言い過ぎることはない。何日も何週間もかけて集めた情報を失うことは、個人的なものにしてもビジネス関連のものにしても、ブログ管理者に起こり得るおそらく最も腹立たしいことかもしれない。データベースのバックアップだけはできないが、それを自由に削除、復元、カスタマイズしたりするのが1つのプラグインをダウンロードするだけで出来たらどうだろう?興味深くはないだろうか?
Wordpress Database Managerは、これらのことを全て可能にしてくれるのと、もし希望するのであれば、これらのことを全て自動スケジュールに設定することも可能だ。自由に変更することができる最適化データベースがあれば、サイトの運営もよりスムーズに早くなり、エラーだって想像以上に少なくなるだろう。もしかしたら、これこそがWordpressの中で最も重要なプラグインかもしれない。
Wordpress Super Cache
現在活動中のサイトで処理速度の増加から恩恵を受けていないものはない。動作が遅かったり、ビジターのスピードについていくことができないサイトは、失敗する運命にある。しかしラッキーなことに、私たちにはWordpress Super Cacheという味方がいる。
Super Cacheは、比較的重いPHPスクリプトを処理せずにApacheから直接供給されるhtmlファイルを作成することによって、サイトの処理速度を目覚ましく上昇させる。静的なアプリケーションのため、要求されたもの全ては、目立った速度の変化が始まる前に簡単にダウンロードされる。Super Cacheは、その便利さの普遍性と操作の簡単さの理由から、どんなサイトも使用すべき最初のプラグインの1つであるべきだ。
もしあなたがビジネスブログを運営しているのであれば、ここで紹介したプラグインを是非試してみて欲しい。私たちは常にここに多くの機能を実装する予定だし、もしあなたが他のWordpressブロガーにおススメしたいプラグインがあれば、コメント欄で共有して欲しい。
この記事は、Search Engine Journalに掲載されたLoren Bakerによる「Crucial Wordpress Plugins for Competitive Business Blogs」を翻訳した内容です。
半分以上、初耳のプラグインでした。。。RedirectionはWordpressでサイトをリニューアルした際に使いましたが、確かにかなり便利でした。データベースのバックアップやキャッシュなども使ってみたいところですね。関連記事の表示プラグインはSEO Japanでも使っていますし、アンケートプラグインも便利そうですね(日本語が通るのか分かりませんが)。
しかしSalesforceとの連携やライブチャットなどビジネス用途で開発されたプラグインも色々あるんですね。Wordpressを使ってサイト運営を考える際に、単なるブログツールだからこの機能は無い、と判断する前にプラグインにどんなものがあるかチェックしてみると意外と何かが用意されているかもしれません。 — SEO Japan
15 years 6ヶ月 ago
コピーブロガーからソーシャルメディアマーケティングをこれから始めようと言う人に送る話。ちょっと厳しい内容ですが、これ位の覚悟はしておいた方が良いかも? — SEO Japan
先週の金曜日、私はアトランタで行われたダン・ケネディ氏主催のInfoSUMMIT カンファレンスでソーシャルメディアマーケティングに関するプレゼンを行った。
グレイザー-ケネディー主催のこのイベントで、私は何だか場違いなところにいるような気がした。例えば、ブログワールドに参加したときとは異なり、800人中、ピンクに髪を染めていたのは私だけだった。
私は自分の意見がオーディエンスに聞いてもらえるかどうか自信がなかったが、驚くべきシーンが私を待っていた。
なんと彼らは温かく私を迎え入れてくれるだけでなく、どうのようにソーシャルメディアをマーケティングやビジネスに使えばいいのか?と言う彼らの質問に対する、近道も種もへちまもない私の答えにとても興味をもってくれたのだ。
こういった訳で、時に自らが“厳しい現実の先生”となるダン・ケネディ氏に私は敬意を表して、このエントリではソーシャルメディアマーケティングのあまり友好的ではない側面について語っていこうと思う。
厳しい現実その1: 誰もブログを読んでくれない
周知の事実だが、世界には約2億サイトものブログが存在する。テクノラティによると、24時間で約90万本のエントリが投稿されているようだ。
ただし、アサイーベリーで減量したとか、アフィリエイト・マーケッターとして大金を稼いでいるとか、「億万長者になるための秘密のプラチナクラブ」に入会する方法に関する意見を誰もが固唾を飲んで待ち望んでいるわけではない。
他人を真似したコンテンツは無視される。盗用し、編集したエントリは効果的ではない。競合する質の高いコンテンツが多すぎるのだ。そして、キーボードの前に座って誰かが読みたくなるような作品を作り出してくれる(もしくは、誰かそれができる人と連携する)魔法のようなシステムは存在しない。
もし「一体誰がなぜ、そのブログを読みたいと思うか?」と言う質問に対する明確な回答を持ち合わせていないとしたら、やがて残念な結果を目の当たりにするだろう。だからこそ、私たちは時間を割いて、質の高い、洗練された、そして、効果的なコンテンツを作成する方法を伝授しているのだ。
厳しい現実その2: (いくつかの)最高の作品を譲らなければならない
努力したことに対して、お金をもらえると考えるのはごく自然なことだ。そして、その考えを実現するビジネスモデルを手に入れるべきである。
しかし、まずは皆さんがお金を払わなければならないのだ。
コメンターのコレー・シルベラ氏は今年のブログワールド・エキスポで感銘を受けたブライアン・クラーク氏の言葉を引用している:
現在の小額のお金のために、後の多額のお金を犠牲にするべきではない!
これが、厳しい現実その1での質問、“一体誰がなぜ、そのブログを読みたいと思うか?”に対する答えだ!練りに練ったコンテンツのマーケティング計画を基に、自分の最高傑作であり、最も価値が高く、最も生活を改善する力を持つ作品を無償で提供する必要があるのだ。
ショーン・ドゥソウザ氏のビキニコンセプトを思い出して欲しい。皆さんは90%を無料で提供することになるが、しかし、残りの10%を見るために喜んでお金を払う人たちが必ずいるのだ。
厳しい現実その3: 人生を蝕まれる(何も対策を取らない場合)
ソーシャルメディアマーケティングは、私たちが食べたり、寝たり、シャワーを浴びたり、子供と遊んだりしなくてもいいのならば、実に簡単なものだ。
しかし、これらの行動が重要だとしたら、ある程度の境界線を引かなければならないだろう。
ソーシャルメディアに何を望むかを把握し、集中し、必要ならば時間を定めることだ。ツールは役に立つが、成し遂げようとする取り組みから脱線させてしまう力もあるので注意しておきたい。
厳しい現実その4:ソーシャルメディアは販売が大嫌い
ツイッターで、低い信用格付けにもかかわらず頭金なしでマンションを購入させようと迫ってくるユーザーほど煩わしいものはない。スパマーでさえ、このような業者はブロックしているはずだ。
ソーシャルメディアで商品やサービスの販売をするのは本当に難しい。ソーシャルメディアのオーディエンスは、マイクロソフトよりもセールスマンを嫌う傾向があるからだ。ある程度の成功は得られるかもしれないが、禁止され、ブロックされ、避けられるか悪用されてしまう可能性の方が高いだろう。
商品やサービスを宣伝する代わりに、素晴らしいコンテンツを宣伝しよう。質の高い特別なレポートや驚くほど価値のあるeメールのコースを宣伝しよう。皆さんが無償で提供している素晴らしい作品を売り込むのだ。
オーソリティと信用を築き上げるために、良質な無料の作品を使うのだ。そうすれば、提案する権利を手にすることが出来る。そして、最終的には、ビジネスを行える可能性も出てくるだろう。
厳しい現実その5: オーディエンスの意見は、自分の意見よりも100万倍重要だ
マーケティングを見事に実施することが出来る可能性はある。H1N1よりも広範囲に広がる特別なレポート、ディグに1日に2度も掲載される素晴らしいデザインのブログ、そして、伝説のコピーライター、ジーン・シュワルツ氏も認めたであろう一連のeメールを作れる可能性だってある。
しかし、評判が悪いと、そのすべてが意味のない作品になってしまう。
質の悪い商品を扱っている人や低俗なビジネスに精を出している人、そして怪しい素性は、やがて見破られる。そして、言葉は恐るべき速さで広まっていくのだ。
適切に人々に対処しよう。なぜならば、そうしなければ露呈することになるからだ。こうなるとバラ色の未来は期待できない。
厳しい現実その6:ブログはマーケティングプランではない
ブログは素晴らしいツールだ、しかしこの便利なツールだけでは、堅実なビジネスやマーケティングプランを実施することは出来ない。
ブログは最高のコンテンツを配信する一つの方法にすぎず、eメールの自動応答システム、特別なレポート、ツイッター、そして、その他の無数の強力なツールと併用することで、最大の効果を発揮するのだ。
ただ単にぶらぶらして、格好つけているだけでは不十分である。ビジネスのためにソーシャルメディアを利用するなら、少し興味をもってくれる赤の他人を、熱狂的なファン、そして最終的に顧客に発展させるような戦略を策定する必要がある。
厳しい現実その7: 手をひいてはならない。
「ツイッターなんてバカバカしい」と主張し、無視するような企業は、後で後悔する。
会話は、皆さんがいてもいなくても始まる。フェイスブックでくだらないコメントのすべてに返信する必要はない(むしろ、するべきではない)。しかし、常にアンテナは張っておきたい。手掛かりが必要になるためだ。
これで、厳しい現実についてはもう十分理解してもらえただろう。もし、質の高いオンラインビジネスを作り上げる方法について、ためになるアドバイスを求めているなら、コピーブロガー・ニュースレター、インターネットマーケティング・フォー・スマートピープルを購読しよう。これは私たちの最高傑作であり、ジャンクもつまらないコンテンツも一切存在しない。もちろん、決してスパム行為をしたり、他人に皆さんの情報を漏らすこともない。
ライター紹介: ソニア・シモーネはコピーブロガーのシニアエディターであり、リマーカブル・コミュニケーションの創設者である。
この記事は、CopyBloggerに掲載された「The 7 Harsh Realities of
Social Media Marketing」を翻訳した内容です。
既にソーシャルメディアマーケティングを実践している人には、なるほど、、、と言う内容もあったのではないでしょうか。細かい点は色々ありますが最後の「手をひいてはならない」と言うのは確かにその通りと言うか始めるのにこれまた覚悟がいる言葉ですよね。しかし今のネット、と言うか現実世界を含めてもソーシャルメディアに飛びこまないままでは、いつまで立っても準備ができないわけですし、ここに書いてあることを認識したとしても、飛び込まないリスクの方が高いのかもしれません。 — SEO Japan
15 years 6ヶ月 ago
SEO by the Seaから検索エンジンがクラウドソースを活用してスパムを特定する技術についてマイクロソフトが取得した特許を元に解説した記事を紹介。クラウドソースと言っても技術的にもかなり進化していそうです。 — SEO Japan
クラウドソースと言う用語は、2006年、ワイアードの記者、ジェフ・ホー氏がクラウドソーシングの台頭と言うエントリの中で使った造語である。このエントリで、ホー氏は人々の集団(クラウド)が暇な時間を使って、問題解決やコンテンツ作成に手を貸したり、個人もしくは一企業ではなかなか解決することが出来ないその他の課題に取り組む仕組みを描いていた。それでは、検索エンジンは、ウェブスパムを検索結果から一掃する取り組みに、検索者に効果的に貢献してもらえることは出来るのだろうか?
検索エンジンが“フィードバック”ボタンを全ての検索結果ページに加えて、検索する人がページをウェブスパムとして報告することが出来るようにしたらどうなるだろうか?あるいは、スパムボタンをツールバーに加え、検索者が検索を介してスパムと特定したページをクリックするシステムは役に立つだろうか?
このようなシステムは、検索エンジンがより良い検索結果を提供する上で良い効果をもたらすだろうか?人々はこの類のシステムを悪用し、本当はスパムではないページをウェブスパムと特定するのだろうか?検索エンジンは検索者から集めたスパムレポートに他の情報を加えて、ウェブスパムを特定することは可能なのだろうか?
マイクロソフトが申請した特許は、ページに関する検索者からの情報とウェブスパムを特定するための自動システムが集めた情報を組み合わせることで、ウェブスパムを識別する方法を紹介している。この組み合わされた情報は、検索結果でスパムと特定されたページにペナルティーを課すために利用される可能性もある。
検索エンジンのスパムレポート
マイクロソフトの特許出願書類に記載されているアプローチを詳しく見ていく前に、現在、それぞれの検索エンジンが、ウェブスパムと考えられるページを検索者にどのように特定させているのかについて、探ってみたいと思う。
グーグルは、「ご意見をお寄せください」リンクを検索結果ページの一番下に用意している。このページは、クリックした人に以下のような様々なトピックにおけるフィードバックを求めている:
望んだページを見つけることが出来なかった。
望んだ情報を見つけることが出来なかった。
結果にスパムが含まれていた(ヘルプセンターでスパムについて説明しています)。
関連性のないページもしくはトピックとは関係のないページが結果に含まれていた。
ページにはテキストボックスがあり、閲覧した検索結果に満足することが出来なかった理由を説明することが出来る。また、特定のページに対するURLを識別することが可能な別のテキストボックも用意されている。加えて、ウェブスパムのレポートについて議論する短いページへのリンクもある。このページのリンクをクリックすると、グーグルアカウントへのログインページに飛び、ログインした後、以下のような問題を特定することが可能な本格的なスパムレポートを利用することが出来るようになる:
テキストやリンクが隠されている
言葉が誤解を招く、もしくは重複する
グーグルのディスクリプションとページがマッチしない
ページがクロークされている
虚偽的なリダイレクト
ドアウェイページ
重複するサイトやページ
その他(具体的に)
ウェブスパムをレポートするためのヤフー!のページは、ヤフー!のヘルプページで真剣に探さなければ見つからない。また、ヤフー!の検索結果ページにはリンクが用意されていない。
ビングは検索結果ページの右下に「help」リンクを用意しており、このリンクをクリックして「探していた情報は見つかりましたか?(要)」と言う質問に答えることが出来る。ウェブスパムについては明記されていない。また、グーグルのページにあるような詳細なスパムレポートも存在しない。
検索者の多くは、いずれかの検索エンジンでウェブスパムを報告する手順をすべて踏み、実際にスパムを報告しているのだろうか?いたとしても、このような人達は少数派に属するはずだ。
検索結果にリストアップされた各ページの隣に“フィードバック”ページが用意されていたらどうなるだろうか?
これは検索エンジンの役に立つだろうか?それとも悪用されるだろうか?グーグルは、検索者によるウェブスパムの報告に対して、用心するようになりつつある。グーグルのマット・カッツ氏は、過去数年間で、グーグルのアカウントにログインしている際にスパムを報告してもらえると助かると何度も述べている。2010年3月、リンク・スパム・レポートを求めるブログのエントリで、カッツ氏は「私たち[グーグル]は、匿名のスパムレポートフォームから手を引きつつある」と明記している。
一方、マイクロソフトの特許申請書には、スパムレポートが検索者にとってより利用しやすくなれば、役に立つと記載されている:
通常、結果がスパムなのか否かに関する情報源としては、検索者のユーザーベースの右に出るものはない。しかし、より多くのフィードバックのデータの提供をエンドユーザーに要請する試みは、大きな成功を収めているとは言えない。これは、フィードバックを提供する行為が面倒であることが多く、時間がかかってしまうためだ。さらに、事前に設定したフィードバックのフォーマットが不適切な場合も多い。
また、ユーザーのフィードバックに関して言えば、競合者のウェブサイトのランキングを人為的に低くしようとするフィードバックを阻止するために、スパマーからのフィードバックを識別するシステムが必要である。
ユーザーの満足度は、検索エンジンが成功する上で絶対に欠かせない。スパムばかりの検索結果は、ユーザーエクスペリエンスを大幅に低下させてしまう。その結果、スパムの結果を特定し、フィルタリングする解決策が必要とされているのだ。
クラウドソースと自動スパム検知を併用
この特許の申請書は、検索結果ページに検索する人が特定のクエリに対してウェブスパムを報告することが出来る、ツールバーのボタン、もしくはユーザーインターフェースのメカニズムを用意する可能性について触れている。スパムページを特定するため、この情報は集められ、自動スパム分析システムのデータと組み合わされる。そして、今後のランキングで特定されたページにペナルティーを与えるためにも用いられる可能性もあるようだ。
この特許の申請書は、情報がどのように検索者から集められ、ウェブスパムを特定するために、どのように自動システムと併用されるにか関して細かく説明している。さらに、自動システムが、ウェブページがウェブスパムか否かを考慮する際の情報の種類についても、少しではあるが明らかにしている。さて、この自動システムには興味深い点がある。それは、特定のクエリに対して格付けされているページをウェブスパムかどうかを決定する上で、どのようにこのシステムが、マイクロソフトの広告システムから情報を引き出すのか、と言うことだ。
特許申請:
スパム識別のシステムおよびメソッド
発明者 : ブレット・D. ブリューワ、およびエリック・B. ワトソン
譲渡先 : マイクロソフト
US 特許出願番号 20100100564
公表日 : 2010年4月22日
申請日 : 2009年12月24日
抜粋
クエリに対して生成された一連の結果におけるスパムの結果を特定することで、ユーザーの検索経験を改善するために提供されるシステムおよびメソッド。このシステムには、与えられた結果をユーザーがスパムと指摘することが可能なユーザーインターフェースのスパムフィードバックメカニズムが含まれる。また、このシステムは、結果がスパムかどうかを判断するための自動的な技術を実装する、自動スパム識別メカニズムを追加的に採用する場合もある。さらに、結果がスパムである可能性の指標を得るため、ユーザーインターフェースのスパムフィードバックメカニズムと自動スパム識別メカニズムの判断を融合するための統合的な手法を用いることもある。
自動スパム分析
マイクロソフトは、各種のシグナルを用意し、自動的に検索結果に表示された特定のページをスパムかどうかを識別するために利用するのだろう。このシステムは、以下のような異なる要素を考慮する、特定のモジュールを採用するのではないだろうか:
特徴アナライザー – 特徴アナライザーはページの特徴を確認し、ウェブサイトの広告の数、サイトのページがキーワードを濫用しているかどうか、そして、検索結果に現れるページが、スパマーのページの可能性が高いIPアドレスと同じグループに属しているかどうか等をチェックする。
クエリ独立ランク分析メカニズム – クエリ独立ランク分析メカニズムは、ページへのリンクの数やページの質を示唆するその他の要素等、クエリの独立したランクを見ていく。恐らく、ランクが高ければ高いほど、ページがスパムである可能性は低くなる。
収益分析メカニズム – 一連の検索結果でページを見つけるために利用されたクエリの用語を広告システム、そして、入札価格に対するスポンサーサイトのクリックスルー率を通して収益データをもとに精査する。「カーネギーメロン大学」等、クエリが非商業的な場合は、自動スパム分析モジュールがページをスパムと識別する可能性は低い。「ホテル」のようにクエリの用語の商業的な度合いが高い場合、用語への入札コストは遥かに高くなるため、検索エンジンがスパムを取り除く試みは増えるだろう。
人気分析メカニズム – ツールバーの情報、もしくはページへのトラフィックを計測するその他の手段を用いて、ページの人気度を調べるメカニズム。複数のツールバーから集められたデータにより、特定のページを多くの人々が訪問していることが明らかになったら、自動システムはそのページがスパムである可能性を低く見積もる。
ユーザーのフィードバックを分析
ウェブサイトに関して、検索者がフィードバックを提供する点における問題がある。それは、競合者のページをスパムと報告し、これらのページにペナルティーが与えられ、検索エンジンで上回ろうとする人が現れる可能性があることだ。
検索エンジンは、フィードバックが寄せられたIPアドレスを調査し、その情報を記録する。一人もしくは単一のアドレスから大量のフィードバックが行われている場合、“検索結果にマイナス投票”しようと試みるスパマーのシグナルと考えることが出来る。
また、ページが複数のクエリの用語に対して、スパムとしてマークされているかどうかを確認するため、ユーザーのフィードバックが用いられる可能性がある。ページが複数の検索用語もしくはフレーズでウェブスパムとしてマークされているなら、ページを見つけるためにどのクエリの用語が用いられたかに関係なく、ページがスパムである可能性が高いことを示唆している。
結論
検索する側がページを簡単にウェブスパムとマークすることが出来るものの、悪用される可能性が高いシステムを検索エンジンが採用するのだろうか?この動向は注目に値する。
検索者は、企業の活動やその他の問題に対する消費者の反応として、実際にはウェブスパムではない場合でもページをスパムとマークするのではないだろうか?
特許の申請書によると、このシステムでは、マイクロソフトは、検索者からの報告を採用することなく、自動システムの情報のみを利用し、ウェブスパムを識別する可能性があるようだ。反対に、恐らく、自動システムからの情報を照らし合わすことなく、検索者からのウェブスパムの報告のみに頼って、ウェブスパムとマークすることもなければ、検索エンジンがペナルティーを与えることもないだろう。
この特許の申請書には、フィードバックシステム等が検索する側にとって、どれだけ詳細なシステムになるのか、そして、グーグルがスパムの報告ページでリストアップしているような細かい質問を含むかどうかは明記されていない。
マイクロソフトは、この類のスパムレポートシステムをビングに加えるのだろうか?ユーザー達はビングを改善するために一肌脱ぐのだろうか?
この記事は、SEO by the Seaに掲載された「How a Search Engine Might Crowdsource Web Spam Identification」を翻訳した内容です。
クラウドソースと言うからにはユーザー側にスパム報告など何らかのアクションを求めるのかと思いきや、自動的にスパムを検出するレベルまで考えられた技術なんですね。今回はマイクロソフトの特許のみ紹介しましたが、こうやってみると検索エンジンのスパム認定技術もかなり進化していますね。SEOで意図的に順位を上げると言う行為が年々難しくなっているのも当然ですよね 汗 とは言え、永遠のイタチごっこは続きそうなのですが。 — SEO Japan
15 years 6ヶ月 ago
サーチエンジンランドから「インハウスSEO」特集の第二弾。と言いつつも、いきなりのSEO業者やSEMエージェンシーを使う際に気を付けたい内容について。趣旨と外れて恐縮ですが、逆にこれを読むと自社のSEOがインハウスで対応できるのかアウトソースすべきなのかが見えてくる? — SEO Japan
私にはSEO業者やSEMエージェンシーを嫌う意地悪な人物と言うイメージがついているかもしれない。確かに、頻繁に彼らの失態や過剰な請求等、たいして価値のない話題のエントリを投稿しているため、そう思われても仕方ない点はある。しかし、今回のエントリでは、少し範囲を広げ、皆さんがSEO業者やSEMエージェンシーに求め、そして、応えてもらうべき点をリストアップしていこうと思う。なかには露骨に一方的なものもあり、当たり前のものもあるだろう。しかし、このエントリを読み終えることには、皆さんの手元には、雇うつもりの会社が皆さんの製品を提供する能力が備わっているかどうかを判断する上で役立つリストが出来上がっているはずだ。また、彼らの立場に立って考慮しておきたい点も理解することが出来るようになっているだろう。
時間
大半の業者では担当者が複数の仕事を同時進行で行っている。結果的に、特定のクライアント専用のリソースが担当者の言葉とは裏腹に存在しないケースが多いのだ。担当者の仕事は、クライアントを維持することである。ワークフローを自分の会社のために動かし、クライアントに確実に満足してもらうことだ。担当者も初期の販売サイクルに参加する可能性があるが、その場合、彼らの仕事量のなかに、売上を上げることが含まれているはずだ。売上を上げるためのニーズに対する専用のリソースがあるなら、大半の営業スタッフは伝えてくれるはずだ。
目標は、皆さんの仕事を終了するために、毎週、どれだけの時間が割かれているかを理解することだ。担当者がいてもいなくても関係ない。割り当てられた時間が重要なのだ。代理店が手元に担当者を派遣しない点は理解出来る。皆さんのオフィスにいたところで、彼らはは何もすることがないため、代理の業者にとっては無駄なコストでしかないのだ。そのため、専門のスタッフが割り当てられる可能性は低いだろう。もう少し分かりやすく説明しよう。私は – 皆さんに対応する担当者のことを述べているわけではない ? お抱えの検索マーケティングの専門家のことだ。代理の豪奢の検索マーケティングの専門家(もしくはソーシャルマーケティング、または、有料検索の専門家等)がどれほど皆さんのニーズに割り当てられるのかを知っておく必要がある。
業者は、「時間はたっぷり確保してあります」と言うはずだ。しかし、彼らには、正直に、そして、現実的になってもらう必要がある。具体的な数字を挙げてもらおう。10時間では少ないと思えるかもしれないが、これは週間労働時間の25%に当たり、私なら十分だと思う。現実的には、たとえ週に数時間しか自分のためだけに使ってくれなかったからとしても、大きい前向きなインパクトをもたらしてくれる可能性があるので、週に5時間と言われても、担当者を責めるのはやめよう。彼らの目標は仕事をすることではなく、仕事を終えるために必要な点をクライアントに伝えることである。
人材
代理業者の専門家に会わせてもらおう。私は業者の専門家が優秀だと言うことを担当者に言われても真に受けたことは一度たりともない。自分の力を何倍にも増やすために代理店を雇おうとしている。自分で仕事をすべてこなすだけの従業員が不足しているため、助けが必要なのだ。このキャリアで経験を積もうとする新参者にトレーニングの場を提供したいのではない。各種のオンラインマーケティングの分野の専門家の人数は増えつつあるが、そのすべてが代理業者に勤めているわけではないことぐらい私も承知だ。
そのため、時間を取って、要請した仕事に当たる人物に実際に会う必要がある。割り当てられた仕事を過去に実施した人材が理想だ。ソーシャル分野の専門家は自分の存在を維持しているはずである。SEOのプロは自分のウェブサイトを紹介し、過去の取り組みにおける成功例を指摘することが出来て当たり前だ ? この際、他のクライアントのためではな、あくまでも自分のサイトでの取り組みに着目しよう。有料検索の専門家については、容易に想像出来る。彼らの仕事は明確な結果が出るからだ。それでも証拠を手に入れておきたいところだ。
ここで、自分が彼らの戦力およびその専門知識を信頼することが出来るかどうか、再確認する必要がある。
一方、コンサルタントの場合は、大きく異なる。通常、専門的な知識に基づいて相談が行われ、彼らの時間は100%皆さんのプロジェクトに充てられるだろう。この個人的な注目のデメリットは、自分との時間が限られている点だ。来月もしくは来週の仕事の依頼の予約を忘れると、既に他の仕事でスケジュールが埋め尽くされてしまっている可能性が高い。忠誠は大きな意味を持つため、大半のコンサルタントはこのような場合でも仕事を引き受けくれるだろう。しかし、どうすることも出来ない場合もあるので注意しよう。
異なる分野のコンサルタントをまとめて雇い、最終的な成果物を社内で融合する戦略を好む企業もある。これは内部での学習を促すには、もってこいの方法である。大半の代理業者は専用のトレーニングを提供しないが(あるいは提供しても、表面的なもの)、コンサルタントなら専門的なトレーニングの材料を策定してもらえるだろう(料金を支払うことにはなるが)。そうすることで、チームのメンバーが特定の分野について徹底的に学習することが出来るようになる。
知識の深さ
特に専門的な知識を持つことがなくても、何でも器用にこなすことが出来る人もいる。広範な知識を用いて、一つのことを極める人もいる。大半の代理業者はオーガニック検索マーケティングの知識を多少は持っているだろう。また、有料検索の知識を豊富に持ち、ソーシャルマーケティングの知識も少し持ち合わせている可能性もある。この知識の深さを測るのは雇う側の責任である。通常、彼らは1つの分野に特化し、他の分野では適度に知識を有していることが多い。
長年、多くの業者が有料の検索連動型広告により特化していたこともあり、多くの検索マーケティング会社のSEOに関する知識は十分とは言えないこともある。基本的に、彼らのスタッフの知識に左右されるのだ。現在、優れた業者は、SEOの仕事を担当するスタッフを抱えるだけでなく、実際に彼らが実務的な知識を持っている強みを持つ。ここで誰が皆さんの仕事を行うのか、そして、どれぐらいの時間が割り当てられるのかを見出す作業に舞い戻る。豊富な経験を持つSEOディレクターが在籍しているのは心強いが、その人物は実際に皆さんのプロジェクトに参加するのだろうか?
2年前、私は著名なSEOの業者から「SEOのベストプラクティス」を交換しようと持ちかけられた。彼らは、私が彼らから学び、彼らは私から学ぶことが出来ると考えたのだろう。数週間が経過して、ようやく彼らからベストプラクティスのリストが届いた。この文書には7つの箇条書きで構成されていた。これは彼らがオーガニックな検索の最適化に関してクライアントとの打ち合わせをする際に調査する点であった。私は自分の手の打ちを見せないことに対して罪悪感を感じたが、やがて彼らとの会話はなくなっていった。当時、彼らのリストがあまりにも簡潔だったため、私は驚きを隠せなかった。私のリストは最も重要なアイテムだけでも40点を超えていたのだ。
有名な企業だからと言って、何もかも知っていると決めつけるべきではない。その逆の場合が多い。オンラインに転身しようとしているオフラインの代理業者と仕事をする際は特に注意が必要だ。彼らは学習している最中であり、オフラインのブランド名に頼って、クライアントを獲得し、そこから学ぼうと試みているのだ。
請求サイクル
業者やコンサルタントも利益を求めている。彼らは専門的な支援を期待されて雇用される。時間通りに、予算内で目標を達成するための戦力として雇われるのだ。つまり、基本的に彼らは家族の一員ではない。彼らは皆さんの会社のために仕事をするのではなく、「私たちは御社に尽くします」、「皆さんの仕事を優先しています」、もしくは「私は御社を家族だと思っています」と言うセリフをいちいち真剣に聞く必要はない。感動的な言葉だが、これは営業トークの一部に過ぎない場合が多い。コンサルタントや業者の85%はこのようなタイプだと私は見ている。しかし、残りの15%は頼りになる人々であり、自分を優先していると言われたら、それは本気であり、耳を貸す価値があると思っていいだろう。
業者の仕事は、クライアントに請求サイクルを継続してもらえるように、満足感を与えることだ。こうすることで彼らは事業を継続していけるのだ。こんなことを言っていると、私がクレームをつけているように見えるが、単に事実を述べているだけだ。皆さんにはこの事実を忘れないでもらいたい。結局、3ヶ月サイクルの契約書に署名をしたら、仕事が終わっても終わらなくても毎月請求書が送られてくるのだ。ここが難しい。
自分のチームや会社が成すことが出来なかった仕事を業者やコンサルタントのせいにすることは出来ない。当然だと思うかもしれないが、数年後、もう一度同じ業者を雇うことになったら、時間通りに出来ない場合の責任の所在は自分の企業にある点を改めて認識する必要があるだろう。逆に、もし代理の業者やコンサルタントが仕事に時間を割き、約束通り成果物を納品したにも関わらず、仕事の継続を断われたとしても、彼らに不利に働くわけではない。
この点を考慮し、業者やコンサルタントを雇う際は十分に注意を配り、自分の会社が仕事を行う準備が整っていることを確認する必要がある。つまり、第三者のベンダーを雇って、メンバーに紹介して和んでもらうだけでは不十分なのだ。自分のチームが対応可能な仕事のタイプを事前に見極めておこう。
どっちみち皆さんの会社の仕事を請け負った時点で、業者には料金が支払われる。自分のチームが提案を実行に移す用意が整っていないなら、時間とお金をドブに捨てるようなものだ。クリーンなURLを望み、業者がこの点を解決することが出来る場合、自分のチームはそのアイテムに対処することが出来るだろうか?彼らを雇うと言うことは大きなプロジェクトである確率が高いため、しっかり準備を整えておこう。
突っ込んだ質問を投げる
業者やコンサルタントを雇うつもりなら、自分の知識をフル活用し、堂々と難しい質問をぶつけよう。大半の企業は快く答えるか、もしくは特定の点については調査が必要だと言うことを気軽に認めるだろう。細部にこだわり、リンク構築のプロセスについて説明してもらおう。実際にリンクを張ったウェブサイトのサンプルを見せてもらおう。ターゲットに絞るサイトを選択する際の彼らのメソッドを理解するように努めることが肝要だ。「企業秘密」と言う言葉を持ち出されたら、さらにプッシュしよう。「適切なサイトを選びますよ」と言う彼らのセリフを鵜呑みにしてはいけない。それは危険過ぎる。
彼らは特定のソーシャルスペースでの露出を狙っているのだろうか?あるいはツイッターだけだろうか?現在、ネットには多数のニッチなソーシャルスペースが存在し、しかもその数は増え続けている。自分のウェブサイトを使ってもらいたい人達にターゲットを絞ったスペースが存在する可能性は高い。そのため、雇った企業もしくは人物が、ソーシャルスペースに精通しており、このような機会を詳しく調べていることを確かめておきたい。
恐れずにリファレンスを要求しよう。実際に、業者が自慢するページからウェブサイトのリストを抽出し、過去に彼らと仕事をした人達の連絡先を聞いてみよう。彼らが二の足を踏むようなら、理由を尋ねよう。過去のクライアントと5分間話し、体験談を聞き出そう。その際、現状を考慮し、同じ仕事のために当該の業者を再び雇うかどうかを是非聞いておいてもらいたい。
業者にサンプルを用意してもらおう。毎日のタスクを与えようとしている人物に、自分のウェブサイトから直接サンプルのアイテムを提供してもらうのだ。これは無償でアドバイスを得るためではなく、仕事の質を確認するためである。レポートにも同じことが言える。彼らがランキングレポートについて話し始め、ブランド化した用語へのランクを褒めだしたら、手を引こう。
冷静な判断を
今日のマーケティングの取り組みにとって、ソーシャルメディアは欠かすことのできない存在である。オンラインであれ、オフラインであれ、マーケティングは“ソーシャルの注入”を必要としているように思える。ここで注意してもらいたい点がある。ソーシャルメディアに大幅に依存するプロモーションを行っているなら、業者との関係が切れた際に、痛い目に遭う可能性がある。ソーシャルメディアでの取り組みを誰が維持するのだろうか?誰が継続的に新しい情報を用いてサイトやアカウントを更新してくのだろうか?
ソーシャルメディアの難しいところは、パズルの1つのピースを理解することだ。重要ではあるものの、唯一の存在ではない。適切に利用すれば、ソーシャルメディアはクライアントからのフィードバックを効果的にもたらし、ユーザーとの有意義な交流を実施する上で大いに役に立つ。多くの業者やコンサルタントは、見事にこの仕事を成し遂げてくれるはずだ。しかし、自分の代わりにソーシャル世界に身を投じる人物には、境界線、メッセージの重要なポイント、そして、最終的な目標を事前に明確に説明しておくべきである。
業者やコンサルタントが意図的にブランドに損害を与えることはないだろう。しかし、彼らは皆さんのブランド、および分野を皆さんほど熟知しているわけではない。また、皆さんほど投資しているわけでもない。そのため、資金を投じた価値がある点、そして、ブランドに傷がつけられていない点を常に確かめる必要がある。要するに、仕事の管理を譲ったからと言っても、仕事が適切に行われている点を確認する責任は残るのだ。“適切に”と言うのは、皆さん側のルールとニーズに沿って行われなければならないと言う意味だ。
出来るだけ情報を得た上で決定を下すことを目標にしよう。合理的で全うな代理業者や信頼できるコンサルタントなら、徹底的な質問にも表情一つ変えずに対応するはずだ。脱線、質問返し、曖昧な答えが多い場合は、問題視するべきである。
この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。
この記事は、「Search Engine Landに掲載された「What To Expect From An SEO/SEM Agency」を翻訳した内容です。
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確かにここまで考えて色々質問されると業者の立場では辛い時もあるかもしれませんね 汗 とは言え、アウトソースする場合は、どんどん質問していただき納得した上でSEO業者もSEM会社も使うべきと思いますし、遠慮する必要は一切ないと思います。相互理解が無い限りは、長続きはしないと思いますし。。。本記事がSEO業者選定の参考に少しでもなれば幸いです。 — SEO Japan
15 years 6ヶ月 ago
Instigator Blogの起業家向け記事シリーズから、スタートアップ企業が人材を雇用する際にチェックしたい8つのポイントについて。スタートアップ企業にふさわしいか?と言う観点でかなり具体的なアドバイスを出してくれており、面接の際に役立ちそうです。 — SEO Japan
スタートアップ企業が人材獲得を行う際、候補者に期待すべきことは何かという考えを事前に明確にする必要がある。
最初の段階では、求職者のプロフィールをじっくり見たり、レジュメを分析したりするのに多くの時間を費やす必要はない。ただ単に面白い人物を見つけて接触すればいいのだ。
しかし、深く掘り下げていくと、もしくは他にも応募をしてきた人がいてそれを評価したい時には、いくつかの事柄において重要な鍵が必要となってくる。これらのポイントの多くは、開発者の採用に合わせたものだが、他の職種にも拡大できるだろう。
過去のスタートアップ企業での経験: これはかなり明白なことではあるが、一般的に言うと極端に大きな企業で働いていた人は避けたい。そういう人はスタートアップ企業で働く興味または考え方を持っていない傾向があるというだけの話だ。
過去の小規模企業での経験: 多くのスタートアップ企業の求人は小規模の企業から出ている。小規模の企業はスタートアップのベンチャー企業とは異なるものだが、小さい企業で働いたことのある人であれば、小さなチームで働くことやより多くの責任感を持つことに興味を持っているという良いサインになる。いつもそれが当てはまるわけではないが、1つの良い指標ではある。もしそうであるとしても、本当のスタートアップ事業で働く気はないかもしれないので、「小さい企業で働きたい」を「スタートアップのベンチャー企業で働きたい」と混同しないように気をつけなければいけない。
個人的なプロジェクト: サイドプロジェクトは良いことだ。オープンソースワークのようなことやあなたの会社や業界に関連した個人的なプロジェクトを探そう。もし、まだどこにも達していない個人的なプロジェクトをたくさん持っている人がいれば、それは危険信号だ。なぜなら、そういう人達は物事に集中したり完了させたりするのが得意ではないかもしれないからだ。しかし、あなたはそういったプロジェクトの成功を判断することに焦点を当てているのではない。(しかしながら、何か大きな成功を収めているプロジェクトがあれば、それはそれで議論に値するポイントではあるのだが)あなたが求めるものは、新しいことに挑戦し、自分の居心地のいい場所から飛び出して一生懸命に働こうとする人なのだ。
海外での経験: 外国や異なる文化での経験は常に興味深いものである。人の世界観に異なる側面を加え、それはスタートアップ企業にとって大変価値のあるものになり得る。自分たちの市場のみにあまりにも集中しすぎるスタートアップ企業はかなり早い段階で窮地に立たされる。そして、エコー室にばかり目を向けているスタートアップ企業は全く気付かれないのだ。より広い国際的な経験は、スタートアップ企業での人材雇用の潜在価値のある要素である。
ソーシャルメディアでの存在: もしウェブのスタートアップ企業に人を採用しようとしているのならば、求人の職種に関わらずウェブを理解している人を持ってくるのは道理にかなっている。開発者やプログラマーは、ソーシャルメディアでの存在がなければならない。ブログを書いていればなおさら良い。なぜならブログは素晴らしい情報源となるからだ。また、Twitterからもその人について多くを知ることができる。少なくとも直近の100ツイートは読むべきだが、それにはその努力の価値がある。LinkedInも良い情報源だが、プログラマーに対してはあまりうまくいかない。(なぜなら彼らはそれを積極的に利用していないから)それでもLinkedInでは、頻繁にその人のプロジェクトやブログなどを見つけることができる。 さらに、その人がそこで使っているアプリがあれば、その人についてもっと知ることができる。ソーシャルメディアに全く存在していなかったり、全く活動的でない場合は、危険信号だ。
2年の経験: 職を転々としている人から素晴らしい人材を見つけるのはめったにないことだ。それには多くの理由がある。もし頻繁に仕事を変えている人ならば危険信号だ。あなたが本当に探しているのは、今の仕事で2、3年は続けている人である。だいたいこれくらいの期間で多くの人は他の場所を探し始めるか、少なくとも接触の準備が整う。もし、今の会社に数カ月しかいないのであればそれは早すぎかもしれない。もし今の会社(特にスタートアップ企業)に5年以上いるのであればそれは遅すぎかもしれない。つまり新しい挑戦をすることにもはや興味がないかもしれない。だから、あなたは人が最も変化を受け入れやすいある一点を狙うのだ。
創立者への野望: オンライン上のプロフィールやレジュメからこれを見定めるのは難しいことかもしれないが、私は常に、最高のスタートアップ企業の従業員はあなたの仕事をやりたいと思っている人だということを感じてきた。あなたに特定した仕事ではないかもしれないが、究極的には、彼らは自分たち自身が創立者になりたいのである。ただ、彼らにはその準備がまだできていないのだ。もちろん、雇用側としては、素晴らしい従業員が自分自身の新しい事業のために辞めてしまうことは大きな障害だが、それがスタートアップ企業の世界の真実なのだ。あなたは、自分自身でスタートアップ企業を立ち上げたいと思っている大きな志を持った人が欲しいのだ。そういう人達は、あなたの会社で働いた経験をより多く感謝することになるだろう。
志願書の創造性: 2ページにわたるつまらないレジュメのように「私を雇って!」とは言わない。創造性は、開発者も含み全ての従業員にある大きな資産だ。あなたは、採用志願者には、彼らの創造性を実証することを求めるべきだ。これは大変有効な選別の道具になる。あなたが何か普通とは違うことをすることを求めた時、就職申込書では創造性のあった人が、実際はそうではなかったならば、すぐに切り捨てることができる。そして、あなたが何も言っていないのに、何か面白いことや創造性のあることをする人ならば、なおさら素晴らしい!
スタートアップ企業の人材雇用に特効薬など存在しない。あなたが、いくつか過ちを犯す可能性は高い。しかし、最初の数人の従業員は決定的に重要な意味を持つため、時間をかけ(たとえそれが骨の折れる作業だとしても)、ソーシング、呼び込み、求人、採用の場で厳正な手続きを取り、あなたが見つけることのできる最も素晴らしい人を採用する義務がある。
この記事は、Instigator Blogに掲載された「8 Things to Look for When Hiring Startup Talent」を翻訳した内容です。
スタートアップのベンチャー企業には参考になるアドバイスが多かったのではと思います。大手企業、成長中のベンチャー企業、0ベースで始めるスタートアップ企業では必要とされる人材の種類も意識も違うと思いますし、ここを間違えるとお互いに辛い思いをしてしまうことが少なくありません。私も過去にかなり苦労しました。
ここで挙げられているチェックポイントのように定番ルールがあるかもしれませんが、実際は「雇ってみないとわからない」「働いてみないとわからない」点はお互いにあるわけですし。スタートアップの場合は代役がきかない点もありますし、人材雇用は起業の成功を是非するより重要な要素と思いますし、最近またインターネット界隈でもスタートアップ企業が増えているようですので、少しでもこの記事が参考になれば幸いです。 — SEO Japan
15 years 6ヶ月 ago
コピーブロガーから質の高いコンテンツを作るために必要な様々なアドバイスを紹介。2つの問いかけを行うことを起点により具体的なアドバイスを教えてくれました。 — SEO Japan
「役に立たないもの、美しいと思わないものを家に置いてはならない」とは、詩人でありデザイナーでもあったウィリアム・モリスの言葉である。
役に立たないものもしくは美しくないものを全て除いてしまったら、あなたの家には何が残るのか想像してみて欲しい。
何のためにあるのか分からないプラスチック製の飾り物や、大叔母からもらったダサい額、まだ一度も空けたことのない無料特典、いつか使うかもしれないからととっておいたピーナッツバターの空き瓶などはいなくなるだろう・・・。
そして全ての部屋はずっと居心地が良くなり、全ての道具はもっと簡単に見つけることができるようになるだろう。
このルールをあなたが書いた文章に当てはめたらどうだろうか?あなたが書いた全てのEメール、手紙、ブログ記事、コメントは役に立つか美しいもの、もしくはその両方でなければならなくなる。
それは少し怖いだろうか?
大部分のコピーライターはそれをしても問題ないはずだ、建前としては。(コンテンツマーケティングの最初の法則を覚えているだろうか?あらゆるクッキーコンテンツは、読者が抱えている問題を解決したり、読者を楽しませることによって、彼らが読んでくれたことに対して報いるべきだ。これはかなり似ているようには思えないだろうか?)
この提案で人々が主に抱えている問題は、彼らが自分自身の判断を信頼していないということだ。自分が書いた文章が役に立つもの、もしくは美しいものなのかが分からないのである。
そして、もちろん、自分の文章がジェイムズ・ジョイスを泣かせ、デール・カーネギーを悔しがらせると確信している人も存在する。読者はもったいぶった役立たずな文章は一体何について書いているのか疑問に思っているとしても・・・。
あなたも自信がないって?怖がらなくても大丈夫!私がここにガイドラインを示そう。
自分のコンテンツが役に立つものかどうかはどうしたら分かるのか?
1. 読者にふさわしいコンテンツを書く
コンテンツは読者の理解レベルに相応しいものでなければならない。専門家は、入門レベルのコンテンツを役に立つものとは考えないが、初心者は高度な議論からは多くを学ばないのだ。
読者は、コンテンツを活用するためには、時間、活力、お金、ポテトチップスなどの必要なリソースを持っていなければならない。新しく親になる人達に8時間邪魔をされない睡眠を必要とするリラックスの方法を教えるのは、役に立たない。
コンテンツは読者が気になっていることに関連していなければならない。私は、社風に合った格好の仕方について書いたコンテンツを役に立つとは思ったことがない。なぜなら私はそんな風に服の着方を気にしていないからだ。.
2. はっきりと限定したコンテンツを書く
一般化は役に立たない。
曖昧な文:
スクーターは定期的にオイルを必要とします。
限定的で役に立つ文:
スクーターにガソリンを入れる際に3回に1回は、オイルタンクにインジケーターのラインまで2サイクルエンジンオイルを入れてください。
3. 実用的なコンテンツを書く
役に立つコンテンツは行動を生む。
読者があなたのコンテンツを読んだ結果として何もしないのであれば(考えを変えるとか、何かを買うとか、デスクカレンダーを破くとか、ブーガルーを踊るとか、より良い見出しを書くとか、喧嘩をするとか、子どもと話すとか、目標を設定するとか、共同体験を始めるとか)、そのコンテンツが役に立たなかったということだ。
あなたのコンテンツは、励ますにしろ、アドバイスをするにしろ、支援をするにしろ、もしくは脅したり、けしかけたりするにしろ、読者が行動を起こすようにするべきなのだ。
そして必ず、あなたが書いたコンテンツの全ての部分に行動を起こすきっかけを含めなければいけない。
自分のコンテンツが美しいかどうかはどうしたら分かるのか?
これこそが皆が苦痛を感じるポイントである。でも心配はいらない!美しく書くためにソネットを生みだす必要はないのだ。
圧力または意義を与える体験は美しい。
Johnny B. Truant は美しい記事を書くが、読者を面と向かって笑い飛ばし、あなたに言われればあなたのパンツにジャムを流すことだってしかねない。彼の記事が美しいのは、それが面白くて勢いがあって意味のあるものだからだ。
もしあなたがジョニーでないのであれば、下記の秘訣を参考にどうぞ。(もしジョニーなら、ハロー!ジョニー!)
1. 意義のあるコンテンツを書く
感情を伴ったコンテンツを書けば、より意義のあるものになる。
心からの感謝の気持ちがこもった「購読のお礼」メールを読んだことがあるだろうか?(私は一度だけあるが、それが本当に美しかったので保存してある。本当の話だ。)もし感謝の気持ちがあなたの感情に当てはまらないのであれば、怒りのこもった製品レビューや興奮した税金書類や同情的な自動返信なんていうのも効果的かもしれない・・・
脆弱であること。他の人が犯した過ちについて書く代わりに、自分が犯した過ちについて書き、それが自分にとってどんな意味があったのかを書くのだ。
より大きな意味合いについて書くこと。蛇口から水がたれるのを直すことは当たり前のことだ。あなたの独立の証として家のメンテナンスを行う方法を習うことは意義がある。
本当に役に立つことは意義がある。もっと富を、もっとコネクションを、もっと選択肢を、もっと目的を築くことは、私たちにとって最も意義のある活動の1つである。
2. 楽しいコンテンツを書く
読者の感情を呼び起こす文章を書くこと。読者を笑わせ、泣かせ、物思いにふけさせるのだ。そして、読者にそんな気持ちになったのはあなただけではないということを分からせなければいけない。
もし、自分の読者について良く知っているのであれば、彼らがまるであなたがそれぞれの読者に個人的に書いていると思われるレベルで共感してもらえるようなパーソナルな文章を書こう。読者は皆、理解されたと感じる喜びを楽しむのだ。
言葉の道具箱に入っている道具を使って、文章を面白いものにすること。頭韻法、誇張法、リズム、空想の世界、メタファ、遠近法、物語を語ることなど、あなたにとって自然で強制的ではないと思えるもので遊んでみよう。
印刷物の中に自分の名前を見る喜びはこの上なく素晴らしいものだ。読者を公共の場で称賛したり、例としてとり上げたり、感謝したり、刺激を受けた人として挙げたり、そういったことを名指しでやるのだ。
さらに突っ込んで考えたい人のために
セールスレターのように、あなたの成功には欠かせないコンテンツの一部分について考えてみよう。
同じルールをそのコンテンツの全てのパラグラフに適用したらどうなるか?全ての言葉を鑑定したらどうなるだろうか?
もしあなたがセールスレターを書き、役に立たないもしくは美しくない全ての言葉を削除したなら:
“本当は”、“驚くべきことに”、“全く”のような曖昧な言葉を使うことはできなかった。
感情に訴えるような美しい言葉や画像を使わなければならなかった。
文章は、力強く、短く、パンチの利いたものになった。(ヘミングウェイのように)
あなたはコピーライティングの思慮深い生徒であるため、どうやってそれぞれの言葉をあなたが望む結果を生みだすために出来るだけ役立つようにすればいいのかを知っていた。
うまくいった!
あなたは自分のコンテンツの実用性や美しさをもっと極めることができると思うだろうか?あなたのプランはコメント欄で聞かせて欲しい!
この記事は、Copybloggerに掲載された「The Two Vital Attributes of Quality Content」を翻訳した内容です。
どれも納得できる内容ばかりで、参考になりますね。常に読者のことを考える視点が重要だ、と言うことですよね。上記は主に文章を書く際のアドバイスになっていますが、全てのコンテンツ作成に適用できるアドバイスと思います。 — SEO Japan
15 years 6ヶ月 ago
サーチエンジンランドからウェブサイトのコンバージョン率改善特集の3回目。B2Bサイトで役立つ、最初のサイト訪問から購入までに時間がかかるユーザーのコンバージョンをどうやって上げるかと言う戦略の紹介。 — SEO Japan
コンシダード・パーチェス・パターン(Considered Purchase Pattern / 熟考した上での購入パターン)は、B to Bのウェブサイトにとっては強力なモデルと言えるだろう。なぜなら、とても多くの企業が軟弱にもパンフレット・パターン(紙のパンフレットのように構成・デザインされたサイト)でサイトを構築しているままだからだ。ここで紹介する戦略を用いることで、競合者が費やすコストよりも遥かに少ないコストで新たにリードおよび売上をもたらすことが出来るようになるだろう。そのためには、これらの戦略を正しく理解する必要がある。そうすれば、ウェブで競合者よりも優位な立場を確保することが出来るチャンスが巡ってくるはずだ。
このパターンは“コンシダード・パーチェス”と呼ばれる。顧客候補が何を買うべきかを考えている際に、救いの手を差し伸べるために策定されるためだ。コンシダード・パーチェスを念頭に置いて構築されるウェブサイトは、以下の点を抑える必要がある:
長期の売上サイクルの間、マインドシェアを維持する
複数名の関係者と連絡を取り合う
売上サイクルの期間を短縮する
以下のような場合、コンシダード・パターンをベースにウェブサイトを構築することを勧める:
候補が決断を下すまで30日以上かかる
バイヤーはオンラインで製品を購入しない
複数名の関係者が購入決定に関わる
通常、関係者にはバイヤー、インフルエンサー、ゲートキーパー、承認者、委員会、投資者、そして、CEOの伴侶が含まれる。
製品ではなく、コンテンツを売れ
私は前回のコラムでポータル・パターンを説明し、マーケティング部門をパブリッシャーのように組織化する戦略を推奨した。コンシダード・パーチェスはマーケティングにおいてより起業家的な組織を求める。このモデルでは、それぞれのコミュニケーション—メール、ホワイトペーパー、記事、オンラインセミナー—が製品として見られる。顧客候補は、企業が注目および連絡先情報に対して提供する役に立つ情報に“料金”を支払うのだ。
起業家的なマーケッターはそれぞれの新しいコミュニケーションを製品の立ち上げのように取り扱う:
マーケティンブ部門は「候補のマーケット」でコンテンツの場所を位置づける必要がある。意思決定プロセスにおける関係者を絞る取り組みもこの中に含まれる。
オーディエンスへのアクセスを構築、もしくは取得する必要がある。ハウスリストのメールが最も効果が高い。
顧客候補へのコミュニケーションには、「購入」する手段を提供する必要がある。
メディアに合うコンテンツを策定する必要がある。
要するに、それぞれのコミュニケーションに、広告およびフルフィルメント戦略が用意しなければならないと言うことだ。
ウェブサイトにおいては、eコマース・パターンに関するコラムの中で私が説明した戦術が必要になる。つまり、ホームページはその役目を果たさなければいけない。ホームページで勧めている特定のコンテンツを売り込むのだ。
それぞれのコミュニケーション“製品”に、サイト訪問者が読みたくなり、ハウスリストに加わりたくなるような強力な製品ページを用意する必要がある。このコンテンツをまとめ、—それぞれの関係者がそのコンテンツを見つけやすくなるように—分類することが重要だ。
ポータル・パターンのように、コンテンツの展開は、勢いがすべてである。頻繁に“製品”をリリースする必要がある。コミュニケーション製品の毎月のスケジュールはもちろんのこと、毎月ニュースレターを発行すると言うアイデアにげんなりする多くのマーケッターを私は見てきた。
デジタルなコンテンツは融通が利く点を理解する。コンテンツの一部が多数の“コミュニケーション製品”を促進する可能性があるのだ。
例えば、カンファレンスのプレゼンを録音し、ポッドキャストとして配信することも出来る。顧客候補は注目と言う貨幣で料金を支払う。オーディオを文字に起こし、ホワイトペーパーとして提供することも可能だ。この場合、顧客候補は連絡先情報を貨幣として用いる。ホワイトペーパーのそれぞれのセクションがブログのエントリになる。ブログのエントリをメールの中で取り上げることが出来る。さらに、ブログのエントリの抜粋をツイッター、フィエスブック、そして、リンクトインで紹介することも出来る。
この転換作業の多くは自動化することも、アウトソースすることも出来る。デジタルなコンテンツを有効に利用しよう。
世界最大のソーシャルネットワークを利用する
私の祖母は1990年代後半からオンラインで友達作りをしている。もうすぐ90歳の祖母は、友達や家族と連絡を取り合い、写真、リンク、そして、日常生活の面白い話を分かち合っている。祖母のお気に入りのソーシャルネットワークはメールであり、まさにこのメールこそが、あらゆる顧客候補が利用しているソーシャルネットワークなのである。
毎年、最も効果の高いオンラインマーケティング戦略として、企業がハウスリストのメールを挙げる理由がここにある。調査を誰が行っているかなどは関係ない。しかし、メールはまだまだ成長するポテンシャルを秘めている。
ハウスリストのメールは、顧客候補からメールを介した会話を継続することに関して、許可をもらわなければならない。“ハウスリスト”は、顧客候補のデータベース、彼らの連絡先情報、そして、選択に対する直接的なマーケティングである。また、分割化およびターゲッティングに役立つ限定的な情報もハウスリストに含まれることがある。
私が仕事を引き受ける企業のほとんどが、長い間使っていないようなリストを持っているにも関わらず、マーケッター達は無邪気に新しいソーシャルメディアサイトを使って実験に精を出している。これでは宝の持ち腐れだ。
「顧客候補は私たちのメールを望まないのです」と気弱なマーケッターが述べる。
それは間違えている。顧客候補の人達は、意思決定をコンテンツ豊かなメールに頼っているのだ。問題は、彼らがそのメールを価値が高いとは思っていない点である。
マーケッターはコンテンツによっては何度もメールを送信しても問題ない。顧客の候補が、コンテンツを貴重だと思っているなら、一時間に一通のペースでメールを送ってもよい。コンテンツの関連性が薄れると、彼らは次第に購読を止めるようになる。価値および関連性のあるコンテンツを作ろう。そうすれば、検討段階の間、顧客候補の注目を維持することが出来るはずだ。
コンバージョン志向のハウスリストのメール戦略は、許可、頻度、非宣伝的なコンテンツ、そして、テストによって成立する。
許可。 話しかけることを明確に許可していない人にメールを送るべきではない。既存のリストを持っているものの、許可を得ていないなら、メールを送信し、許可を貰うことが先決だ。「YES」の確率を上げるために、役に立つコンテンツを少し利用しよう。
頻度。 メールを送るのが1ヵ月に2度以下なら、売上の機会を見逃している可能性が高い。次回のニュースレターを2つ、もしくは3つに区切ってみよう。区切ったものを同じ週に送信するのだ(繰り返そう。同じ週に送信するのだ)。その後、購読解除率に注目しよう。上がっているなら、間隔を広げればよい。
非宣伝的なコンテンツ。 上述のコンテンツ志向の戦略を採用するなら、メールが有数のマーケティングチャネルである点をよく理解しておいてもらいたい。製品志向の情報を頻繁に送るべきではない。製品の情報と教育的なコンテンツを組み合わせよう。
テスト。 メールはテストするのが簡単なツールである。件名を幾つか試すだけで、サイトへのアクセス数、コンテンツの閲覧、そして、営業部門への電話の回数を最大化するレシピが浮かんでくるはずだ。
訪問者がやって来たら歓迎する。 ハウスリストを作るつもりなら、より多くの訪問者をリードに変える必要がある。
コンテンツ志向の販売サイクルを実施するなら、コンテンツをより多くの人に読んでもらわなければならない。
一連の強力なランディングページは、上述した2つの戦略には欠かせない。ランディングページは、訪問者に行動を起こしてもらうことを念頭に策定される。そして、マーケティングのニーズがその行動を決めるのだ:
メールリストに参加しよう
ホワイトペーパーをダウンロードしよう
オンラインセミナーに登録しよう
販売コンサルタントに電話をかけよう
記事を読もう
ホームページは、ブランドや製品を学ぶためだけに存在する。他の要素に関しては、ランディングページが必要になる。コンバージョン率の高いランディングページを作成するには、以下のポイントを押さえておきたい:
一つのことに集中する。 1つのページでは単一のアイテム、トピック、もしくはアクションのみを取り上げるべきである。ページは訪問者を導いた“オファー”にマッチしている必要がある。コンバージョン率の高い、リードを生成するランディングページは、訪問者の気を散らしかねないサイトのナビゲーションを削除していることが多い。
アクションを売る。製品やサービスを売るのではない。ページ上の宣伝文句は、訪問者に行動を促すことを念頭に作成されなければならない。例えば、訪問者にオンラインセミナーに登録してもらいたいなら、セミナーのコンテンツ、プレゼンター、そして、特典に的を絞ろう。
登録フォーム内でメールを送る許可をもらう。
結果を計測する。どのトピックが顧客候補の人達の興味を最も引いているのか、徐々に理解していく必要がある。ページのアクセス数、ページに滞在した時間、ダウンロードの数、記入されたフォームの数、もしくは電話の回数をモニタリングし、それぞれのページの効果を特定しよう。
ここまで読み進めてきたなら、若干、目まいがしている人もいるだろう。コンテンツが多くなれば、メールも増え、そして、ページも多くなるのだ。
しかし、上述の戦略は相乗的な効果を持っている。要するに、効果は足し算式に増えていくのではなく、掛け算式に増すと言うことだ。コンテンツへのさらなる投資が、ランディングページに対する飼料となり、これがハウスリストを拡大していく。メールのキャンペーンを実施することにより、クリックスルー率の上昇が見込まれるだろう。これは良質なコンテンツのおかげであり、その結果、コンバージョン率の高いランディングページにトラフィックがもたらされるのだ。
顧客候補の人々が購入のきっかけをつかむころには、彼ら、そして、インフルエンサーにとって、皆さんのブランドはトップオブマインド(一番最初に思い浮かべてもらえること)になっているはずだ。まさに効果的なコンバージョン戦略と言えるだろう。
このシリーズにおける私の目標は、5種類のウェブサイトのカテゴリーにおけるコンバージョンを決裂させてしまう3つの戦略を精査することだ。これらの戦略を適切に利用しよう。そうすれば、コンバージョン率アップにつながる最適化を行うことが出来るだろう。反対に不適切に利用すると、なかなか改善するのが難しくなるはずだ。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「The Considered Purchase: Core Conversion Marketing Strategies」を翻訳した内容です。
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元々シリーズで連載されていた記事からコンバージョン改善に関する記事をピックアップして紹介しました。熟考して購入する購買行動を「コンシダード・パーチェス / Considered Purchase」と定義する表現は使えますね。日本語でうまく訳せなかったのですが。。。細かいアドバイスも多くありましたが「製品ではなく、コンテンツを売れ」と言う基本的なアドバイスはともすれば自社製品を全面アピールしてしまいがちなB2B企業には参考になるのではと思います。 — SEO Japan
15 years 6ヶ月 ago
日本に続いて米国でもモバイルSNSが成長中のようですが、どうも成長ドライバーになるのが女性ユーザーのようだ、と言うブライアン・ソリスの記事を紹介。 — SEO Japan
Google Ad Plannerによって集められ分析されたデータに基づき、私は最近、ソーシャルメディアにおける女性の台頭を発見した。ほとんど全ての有名なソーシャルネットワークにわたり、このバランスが明らかになり、いくつかのケースでは完全に女性が優位だった。
Facebook:
男性: 43%
女性: 57%
Delicious
男性: 48%
女性: 52%
Docstoc
男性: 41%
女性: 59%
Flickr
男性: 45%
女性: 55%
MySpace
男性: 36%
女性: 64%
Ning
男性: 41%
女性: 59%
Twitter
男性: 43%
女性: 57%
Upcoming.org
男性: 45%
女性: 55%
Ustream.tv
男性: 34%
女性: 66%
Yelp
男性: 43%
女性: 57%
ソーシャルネットワークはモバイルに移行、女性がその先駆けとなる
新しいレポートによると、モバイルと同等のものが同じような実態を表している。Nielsenが最近発表したデータでは、モバイルにおいては女性がソーシャルネットワーキングで優位を占めていることを示している。
女性が55%に対し男性は45%と、モバイルのソーシャルネットワーキングは、通常のソーシャルメディアで我々が経験していることをさらに強固にしている。女性は男性よりも10%以上多くの人が、ツイートやフレンドに写真を使用していた。
ソーシャルデモグラフィックをさらに深く調査をしてみると、35歳~54歳のグループとそれに続く25歳から34歳のグル―プが、モバイルを介した積極的なソーシャルネットワーキングの先頭に立っていた。
モバイル機器は、我々がデスクトップPCやノートパソコンに期待するようなブロードバンド接続に匹敵するオンラインアクセレレーティングをますます備えるようになってきている。日に日にiPhoneのようなスマートフォンやブラックベリー、パルム、アンドロイド機器が新しい機能や体験を紹介し、従来の携帯電話に取って代わっている。携帯電話にとっては声が一番のドライバである一方、適用されたアプリやオンラインサイトが日々のユーザーのアクティビティを強化しているのだ。
ソーシャルネットワークは今やモバイル・インタラクションを促進するきっかけに含まれ、ただ1つ注目・発見・コミュニケーションのハブとしてその名を成長し続けている。最近、Facebookは4億人のユーザーのうち、1億人がモバイルのプラットフォームを介して積極的に参加していることを発表している。
3月初め、comScoreは、FacebookとTwitterのモバイルアクセスの3桁の成長を記したレポートを発行した。その研究で、2010年1月には、スマートフォンユーザーの30.8%がモバイルブラウザを介してソーシャルネットワークにアクセスしたことが分かった。これは、1年前の22.5%から8.3%も上回っている。これらの数字は、提供されたアプリを介したTwitterやFacebookへのアクセスを示すものではないことは特記したい。その分を加えると600万人分位の数字は追加されることが予測される。
恐らく最も顕著なのは、モバイルを介したFacebookへのアクセスが去年に比べて112%成長していること、Twitterのモバイル利用が347%に杞憂上昇していることだろう。2010年1月には、2510万人のモバイルユーザーがFacebookに、470万人がTwitterに、ともにモバイルブラウザを介してアクセスしている。MySpaceは、モバイルアクセスは7%減少しているが、それでもまだ1140万人のユーザーを引き付けている。
ビジネスのためにソーシャルネットワークで活動している人は、人口統計と心理学的に狙いを設定したコンテンツや関連プログラムと同様、モバイル戦略なしでは真の関わりと連携に必要不可欠なタッチポイントを失いかねないということを頭に入れておいて欲しい。
1つのサイズが全ての人にフィットするわけではないのと同じように、一般化したメッセージに当てはまる市場はない。ソーシャルメディアでは、それがモバイルにしろ、デスクトップにしろ、ノートパソコンにしろ、チャンスはそれぞれにあるのだ・・・
この記事は、Brian Solisに掲載された「In Mobile, Women Rule Social Networking」を翻訳した内容です。
圧倒的な数字と言うわけではないようですが、モバイルはもちろん、どのソーシャルメディアを見ても女性の利用比率の方が高いようですね。ソーシャルメディアを攻略するには女性の心をつかむのが鍵?! — SEO Japan
15 years 6ヶ月 ago
久しぶりの記事になってしまったコピーブロガーからウェブデザイナーへの挑戦状的な記事を紹介。決してSEO Japanの意見ではありません m(_ _)m — SEO Japan
今回の記事によって私はやっかいなことになるかもしれない。
私は20年以上もグラフィックデザイナーとして働いていて、こんなことを口にすべきではないのだ。結局のところ、奇跡を起こすのが私の仕事だ。魔法のデザインの杖を振り、ビジネスを実際よりも強く賢く力強いものに見せるのだ。
つまらない言いわけではぐらかし始める前に、話を先に進め、声を大にして言おう。
良くデザインされたウェブサイトを持つことは、賢いビジネスの手段だ。
しかし良いデザイン、それが本当に素晴らしいデザインであっても、全てのビジネスの問題を解決してくれるわけではない。それとは全く程遠いものなのだ。
デザインは魔法の薬ではない
基本的なマーケティングプランの準備が整っていないのであれば、デザインでそれを取り繕うことはできない。
私が誰かと新しいプロジェクトについて話している時に最初に尋ねる質問は、「誰を対象にしようとしているのか?」だ。多くのビジネスが最も基本的なマーケティングの課題である「誰に売ろうとするのか?」ということを考えることをしないままに、デザインについて考える時間を費やしているということにショックを受ける。
誰にアピールするのかが明らかになっていないのであれば、世界で一番格好いいデザインであっても、あなたの販売活動を助けることはできないだろう。
まず誰を対象とするのかをはっきりとさせ、それが決定した後でデザインに焦点を当てるのだ。自分のビジネスに思い描いた人を特に引き付けるような色選びや写真選びをする時になれば、もっとより良いデザインを見つけることができるだろう。
デザインはあなたのメッセージではない
マーケティングミックスにデザインを追加する前に、あなたが何を言いたいのかということをはっきりさせておかなければいけない。
これはあなたにとっては簡単なことだろう。結局のところ、あなたは質の高いコンテンツに不可欠の要素についてよく知るためにCopybloggerを読んでいるのだ。だから、メッセージを伝えることをデザインだけに頼ることができると考えている人がいるのが不思議なのである。
こんな風に考えてみてはどうだろうか:あなたは大変素晴らしいウェブサイトを持っていて、それによってユーザーがもっと知りたいと思うには十分な時間その場に立ち止まらせることができるかもしれない。それは素晴らしいことだが、もし彼らがあなたのサイトを読んでみて焦点の定まらないつまらないコンテンツであることが分かれば、あなたは彼らを失うことになる。
良いデザインは顧客を入口までは連れてくるかもしれないが、良いコンテンツは顧客が戻って出て行かないようにするのだ。
良いデザインと中身のある価値の高いコンテンツを揃えた時に、これらの要素がそれぞれに持つ力が倍増する。メッセージを伝えることをデザインだけに頼るようなことはしてはいけない。
デザインはあなたの好みとは関係がない
デザインの決定を個人的な好き嫌いに基づいてはいけない。ターゲット市場を惹きつけるものとあなたのメッセージを一番に伝えることができる色や形式に基づくのだ。
あなたのターゲット市場が、黄色が魅力的で新鮮であなたのサービスが愛されるような色だと考えるのであれば、あなた自身が黄色をあまり好きではないということは関係がない。
もしあなたが、サイトや資料にあなた個人の好みを反映させれば、あなたが商売で引き付けたいと思っている人にはそのデザインが全く響かないというリスクを負うことになる。
まずは自分自身のエゴをチェックし、あなたが売りたい人はだれなのかということを考えること。
彼らの問題は何か?どんな色や形やコンテンツが彼らを惹きつけるのか?
あなたの個人的な好みよりも、これらの答えを決断に反映させるのだ。
デザインは奇跡を起こさない
グラフィックデザインに奇跡を期待してはダメだ。それは確実にあなたのビジネスイメージを作る価値ある1つのパーツではあるが、信頼できるマーケティング戦略の代わりにはならないのである。
素晴らしいデザインとは、あなたが提供すべきものを包んだ見事な包み紙である。確かに包み紙は重要である。しかし、包み紙の中にはいつだって何かいい物が入っていなければならないのだ。
まずは入念な下調べをすること。そして、誰を対象とするのかと何を伝えたいのかということが分かった時に初めてデザインについて考え始めること。これはあなたが決定するどんなデザインにも当てはまることだ。
そしてこれらの二つの要素について初めに検討することによって、あなたが選んだ色や書体や画像が、対象とするマーケットに訴えて心をつかむことを実質的に約束するのである。
この記事は、Copybloggerに掲載された「The Myth of Beautiful Design」を翻訳した内容です。
タイトルから過激な内容を想像してしまいましたが、意外と普通に納得できる記事でした。ウェブデザイナーの人もこれに反論する人は余りいないような。。書いてる張本人がウェブデザイナーですし。逆に言うとサイト運営者側がこの神話を信じているケースが多いような気もしますが。。。不条理なクライアントの要望や度重なる”その日の気分で変わる”変更依頼に涙を飲んだウェブデザイナーさんも多いことでしょう。意外とアンチテーゼ的なメッセージかもしれない記事でした。 — SEO Japan
15 years 6ヶ月 ago
ブラウザーのアドオン、特にSEO関連はFireFoxの独壇場な現在ですが、Googleクローム用にかなりいけてるSEOツールが登場したようです!と言うことで、早速詳細に紹介したいと思います。 — SEO Japan
私がFireFoxに固執するのは、そのバラエティ豊かな数々のアドオンが大きな理由だ。Google Chromeがその点においてすごい速さで追いついているのは見ていて面白い。
今週、私はGoogle Chromeの素晴らしいSEOの拡張機能を調査しているのだが、これはあなたもチェックした方がいいかもしれない。
SEO Site Toolsというとてもユニークな名前をしたこのサービスの機能を全てまとめたものを下記に紹介する(下で触れた全てのデータは、このリンクをクリックすると各プロバイダサイトで完全なレポートを見ることができる)。
1. “外部ページのデータ”を見る
このセクションには、以下の様な色々なウェブツールや検索エンジンから集めたデータが含まれている。
Google PageRank,
GoogleとBingで実行した「SITE:」の結果の数字
GoogleとBingのキャッシュの日付
Yahoo SiteExplorerによる被リンク数
SEOmoz’s Linkscape と Majestic SEOによる被リンク数
Alexaのトラフィック詳細
Quancast とCompete.comのランク
Dmozのドメインの有無
2. “ページ要素”を見る
ここには以下のような便利な情報がたくさん含まれている:
メタタグ情報
コード認証のステイタス
ページ上のアンカーテキスト
ページヘッディング
ページヘッダー
3. ソーシャルメディアでのドメインの有無の外観をつかむ
Facebookのリアクション数
Redditのアクション数
Stumbleuponのビュー数
総ツイート数
Digg投票数
ドメインへのDiggs
Deliciousのブックマーク数
Google buzzの数
4. サーバーおよびドメイン情報にアクセスする
ここで見ることができるものはかなり明確で、サーバー情報とドメインアカウント所有者の記録の概要である。
5. 変更のアドバイスに目を通す
最後のセクションでは、あなたがランキングを上げたりSEOを改善するために考えた方がいいかもしれない提案事項がリストされている:
リンクの数
メタタグの提案
URLの長さなど
さらにこのツールでは、リンクに使用されているNofollow属性を強調表示せせることも可能だ。
6. SERPを強化する
検索結果を様々な方法で強化することが可能:
Google、Bing、Yahoo!のSERPをPageRankで強化(そのためにデフォルトのPageRankを設定する: Google PR、MozRankまたはMozAuthority)
検索結果に番号をつける
7. Google AnalyticsとGoogle Webmaster ツールにソーシャルデータを追加する
Google Analytics やGoogle Webmasterツールのレポートに、便利な“ソーシャルリアクション”データをいくつか追加することができる。
8. 設定をカスタマイズする
上記に紹介した機能は、ツールオプション(No.6~7)またはページ分析の初期設定セクション(No.1~5)でカスタマイズすることが可能だ。
この記事は、Search Engine Journalに掲載されたAnn Smartyによる「The SEO Tool That May Make You Switch to Google Chrome」を翻訳した内容です。
これは、、、他のSEOツールはいらないんじゃないかと思う位、充実してますね。ここまでの機能が実装されていれば、安心してGoogle Chromeに乗り換えれそう?ソーシャルメディア系の統計も充実していますし、日本語と言うか日本のネット対応版も是非欲しいところですね。 — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
Instigator Blogの起業家向け記事シリーズから、起業する際の人材の集め方について。ベンチャーの場合、ビジネスモデル以上に事業成長の成功が人材にかかっていることは100%間違いないと思いますが、実際の有能な人を雇えるかと言うのは奇跡の出会いでもない限り非常に難しい問題です。ここではその奇跡の出会いを自ら産み出すためのノウハウを紹介します。 — SEO Japan
人材雇用は、依然としてスタートアップ企業にとっての大きな挑戦でありミステリーの1つである。大部分のCEOや創設者は雇用担当としての教育を受けていないため、どうやって適切な雇用をすればいいのか大抵はほんのわずかなアイディアしか持っていないものだ。さらに、彼らはスタートアップ企業の運営で忙しいため、雇用プロセスに十分な時間を費やすことがほとんどないのだ。
スタートアップ企業の雇用は難しい
多くの注目を集めているスタートアップ企業でさえ、雇用は簡単なことではない。人を雇うためには注目や噂は絶対に必要である。そのために私は、スタートアップ企業を、人材雇用のマグネットにすることを主張する。また、人材雇用がインバウンド・マーケティングのようなものに発展すると私は信じている。しかし時に、十分な大きさのマグネットを作ることができず、あなたが積極的に仕掛けなければならないこともある。
人材雇用は、それ自身がアート&サイエンスと言える。手が込んでいて、一筋縄ではいかないし、様々な手法と手段ある。そして残念なことに適切な人材雇用が実践できているCEOや創設者はほんのわずかしかいない。しかし、正直言って選択肢などないのだ。もしスタートアップ企業を運営していて、適切な能力を持った人を捕まえる活動をしなければ、あなたは失敗する。
ここにあなたがすべきことを示す:
きちんとしたコンタクトマネジメントシステムを導入する。Network Hippo やGistのようなものを試してみること。さもなければ、Excelにこだわるかだ。あなたが必要な項目を扱った独自の小さなデータベースを作ることさえ可能だ。
人材を探せる可能性のある全てのサービスを利用する。LinkedIn、Google、 Twitterといった明らかなものから始めてみる。少し閉鎖的ではあるが、Facebookもいいかもしれない。WeFollowとTwellowも役に立つ。関連キーワードで検索をしてみよう。適切な同義語を見つける必要があれば、Thesaurus.comを使用する。(これらのことはすでに知っているべきことではあるが)
全てのプロフィールに目を通し、素早い決断を行う。全てに素早く目を通し、関係を先に進めるかどうかの判断を素早く行うこと。求人の条件に完璧には当てはまらないが、他に面白い人材を知っている可能性のある人を見つけることができるかもしれない。ただ単に採用者を探すのではなく、コネクションも探すのだ。LinkedInでは、もしあなたがある人物からたった2段階離れているだけなら、共通の友人にあなたを紹介するように頼めばいい。(ちょっとしたアドバイス:LinkedInのプロフィールにはたいていEメールアドレスが載っている。もしアドレスがあれば、メールを送ればいいのだ) LinkedInからはブログや企業サイトやTwitterアカウントを見つけることもできるだろう。そういったものもチェックしよう。素早い決断が必要な理由は、人物のプロフィールや情報の分析に多くの時間を費やしたくないからだ。よりよい判断をし、次に進むこと。もしあなたが何とかして到達したことがうまくいかなくても、それはそれでいいのだ。大切なのはあなたがやろうとしたことだ。
Twitterでフォローする。 これはあなたが作り上げることができる最も軽いタッチポイントだ。誰をフォローするのかは、全く自由で問題はないと思う。フォローした人がフォローし返してくれるかどうかチェックしよう。MutualTweeps.comのようなサービスを利用すれば、共通して知っているのは誰かを見ることができる。
全てのことを記録する。これは、雇用プロセスを続行し成功させるためには必要不可欠なものだ。次のようなことを記録すること:その人物をどこで見つけたか、その他に集めた情報にはどんなものがあるのか、Twitterでフォローはしているか、共通の知り合いは誰か、など。これら全ての詳細情報は関連がある。なぜなら、最終的にはやがてあなたのスタートアップ企業に適した基準や募集ポジション(現在および未来の)によって人材を順位付けすることになるからだ。
誠実な対応をする。接点を持った誰かから幸先のいい反応があった場合、即時に対応すること。そうでなければ、全くの失礼となり、あなたの評判も簡単に落とすことになる。もしその必要とする人物を採用できなかったとしたら、あなたが失敗する可能性は非常に大きくなるということを覚えておこう。
採用の予定のない人とも連絡を取り続ける。 私はネットワークを築くことが大好きだ。それは、今すぐに必要なネットワークではなく、未来のためにだ。あなたがここで紹介したことを実行し、ダイレクトメールやEメールなどで人々に接触し、その人達にあなたの募集要項に応募してもらう。しかし、もしすぐにぴったりと合わなくても、遠慮せずに広がっていくネットワークと公然とそして定期的に繋がっていくことだ。彼らのことをもっとよく知り、内部で順位付けをする際に必要な情報を集めれば、将来的に関係を勧める価値がある人なのかどうかを判断することができるようになる。
リーダーとなる人を見つける。 どんなコミュニティにもリーダーがいる。例えばもしあなたがJavascriptのデベロッパーを探しているのであれば、あなたの市内(地域)で最もよく知られた人を把握し、その人をランチにでも誘おう。この時点では人材募集をしていないとしてもだ。(あなたは常に良い人材を探しているし、あなたがすること全てが、あなた自身や会社に影響するのだが)そのコミュニティについて良く知っている人と話をして学ぶのである。誰が機動力となっているのか、イベントはどこで開催されるのか、どうすればあなたも参加できるのか、などだ。
紹介を依頼する。 人材募集の際に遠慮は無用だ。友達の友達でも、元同僚でも、紹介の依頼をしよう。最終的には、自分自身のデータベースを作り上げるのだ。それなしでは、効率的に人材を調達することはできない。
リンス&リピート(すすいで繰り返す)。 活発に人材募集をしている時には毎日これをするべきである。そして、活発に人材募集をしていない時にさえもこれが日常のルーチンワークになるべきである。私は、毎日が人材募集だ、という信念を持っている。もしあなたにその気持ちがなければ、一番必要な時に人材を見逃すことになるだろう。
もしかしたらこれは少し客観的で機械的に聞こえるかもしれないと思うが、そうある必要はない。あなたは、積極的にネットワークを広げ、新しい友達や繋がりを作り、関係を築く努力をし、最終的には(願わくば!)素晴らしい人材を採用することになるのだ。それが欲しくない人なんているだろうか?いくつかのプロセスは少し友好的でないように思われるかもしれないが、全てのことを記録している背後に良いシステムがなければ、全てを把握しきちんと取り仕切ることは大変難しいのだ。CRMツールなしに販促活動をすることを想像してみて欲しい。初めのうちはうまくやることができるかもしれないが、顧客が1,000にも達し、日に50の新しい顧客が増えるようになったらどうなるだろうか・・・
スタートアップ企業での人材雇用は、最高の人材を集める足固めをすることだ。それは、あなたの会社や求人に人が引き付けられ刺激されるようなマグネットや土台を築くことから始まる。しかし一度それが終わったからといって、座って待っているようではあなたもおしましだ。才能を調達し、最高の人材を調達し、深く掘り下げ、あらゆる場所を見なければならない。人材調達に積極的になればなるほど、ダイアモンドの原石、つまり仕事に行き詰まり何をすればいいのか分からない人を見つけるチャンスは増えるのだ。あなたこそがそういう人を見つけ、連絡をとり、彼らをそこから引き出すのだ。
この記事は、Instigator Blogに掲載された「10 Steps to Successfully Sourcing and Recruiting Startup Talent」を翻訳した内容です。
スタートアップ企業にはハードルが高そうな内容も並んでいますが、確かにここまでやり切らないと優秀な才能との出会いは無いのかもしれませんね。。。日本の場合、たまたまの出会いによるチームがスタートアップ企業のコア人材を形成している場合が多いと思いますし、成功している会社であっても、最初の出会いは学校の同級生や仕事の同僚など元々の知り合いの場合が多い気がします。またそれがある種のドラマティックなストーリーとして語られてしまうわけですが、確かに裏を返せば、起業した人間が良い技術やサービス、能力を持っていたのに良い人材を雇えなかったばかりに誰にも知られることなく失敗してしまったスタートアップ企業が無数にあるのかもしれませんね。と言うか、あるのでしょう。
日本の場合、米国程、スタートアップ企業で働きたいと思う人間がいる状況では無いとは思いますが、だからこそ、ここで書かれているような人材獲得の努力をスタートアップ企業はもっとやっていくべきかもしれませんね。私が20代前半の頃に米国で急成長した(今では大手)ベンチャー企業の社長が「ベンチャーで最重要なのは人事だ!」と語っていたのを聞いて当時は余り納得できなかったのですが、最近は少しずつ納得できるようにもなりました。 — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
ブライアン・ソリスからソーシャルメディアが既存の放送メディアといかに連動していくのか、と言う大きなテーマを元に書いた記事。実際のケーススタディを元にしていたり、ソリスにしては分かりやすい文章で、ネット関係者はもちろん既存メディアの人も色々考えたくなる良記事です。
6年前、私はソーシャルなリビングルームを作るという、野心的なソーシャルプロジェクトに関わる機会があった。因みにこれは現在のソーシャルネットワークができる以前の話だ。あらゆる観点において、このシステムは、PCでの経験、そして、その他のすべてを変えるのが何かを予言していた。ウェブは孤立しており、孤独な経験であるという点、そして、オンラインと現世のコンテンツを未来のオーディエンスに提供するためには、新しいハイブリッドなデバイスが必要である点を理解することから始まった。このハイブリッドなデバイスは、総合的な経験におけるソーシャル、消費、そして、参加を融合する役目を負っていた。
ヴァージン・アメリカに乗り、飛行中にエンターテイメント・システム(RED)を利用したことのある人ならば、未来の展望を実感しているはずだ。REDの強みは、オンデマンドのコンテンツ消費よりもむしろ、他の乗客と一緒にコンテンツを見て、プログラム放映中にスクリーンでソーシャル活動を楽しむことが出来る点だ。
私たちはこういった経験の一部になり、私たち自身、そして、それを見て、会話に貢献してくれる全ての人のためにこの経験を形作っていく。
多くの技術者、メディアの実業家、そしてマーケッターは、コンテンツ消費の現状を「3つのスクリーン」で表現している。それは、携帯電話、パソコン、そして、テレビである。
この3つのスクリーンは世界の窓とも言える。皆さんの世界の窓であり、この窓を介して自分が没頭したい世界で、徐々に影響力を持つようになる。
この3つのスクリーンはソーシャル、モバイル、そしてリアルタイムのウェブをゴールデン・トライアングルとして融合させる内在的なテクノロジー・プラットホームを基に成立しており、場所に関わらずオンデマンドで人々を夢中にさせ、参加型の経験を提供するデバイスによってつながっている。
このゴールデン・トライアングルは3つのスクリーンを共有する経験を生み出すだろう。しかし当面は、関連性およびパーソナライゼーションに対する集団の要望が再び台頭し、それぞれのメディアの変化と革新を率先していくのではないだろうか。
今日、ツイッターの流行のトピックをチェックすると、参加者が特定の番組やイベントに関する会話に集まっていることが分かる。参加者たちは井戸端会議を行い、リアクションを起こし、中心となってソーシャル化を行っている。こういった活動の融合は実際に見てもらえれば分かる。そして、この融合が増えていくと、範囲と影響力がソーシャルグラフで反響し、部外者を魅了し、彼らをリアルタイムの参加者に変えていく – これは、たとえ限定的であっても、文化的な意味合いを持つ可能性があるため、見逃したくないと言う感情によってもたらされる。
ニューヨークタイムズ紙は このオンライン上の社会現象をウォーター・クーラー効果(井戸端会議効果)と呼んでいる。実際、 このソーシャルな効果は、テレビ全般における視聴者の減少といった現象に新たな息吹を吹き込むと言う功績を認められいる。
ニューヨークタイムズ曰く…
今年のスーパーボールは、アメリカのTV史の中で最高の視聴率を記録し、それまでの歴代のトップの視聴率を叩き出していた1983年の「M*A*S*H」を抜いた。また、今年、グラミー賞を含む授賞式も、ここ数年で最も多くのオーディエンスを獲得している。ブログ、フェイスブック、ツイッターのようなソーシャルウェブサイトが、オンラインで井戸端会議現象を巻き起こし、人々にコンピュータのスクリーンと大きなTVのスクリーンに費やす時間を分割させていた。
ウェブは私たちの一部となり、私たちはウェブを現実の世界で経験する全て、そして、今やテレビの中にさえ持ち込んでいるのだ。
ニールセンによると、スーパーボールとオリンピックの開会式を観ていた人の7人に1人が、インターネットを同時に利用していたそうだ。そして、この数字は上昇する一方である。このように、TVネットワークはソーシャルエフェクトを利用しようと試みている。ニールセンの副社長であるジョン・ギブス氏は、ニューヨークタイムズ紙に、先日のオリンピックのデータから勇気をもらったと話した。この、テレビとウェブの同時視聴に関する調査結果は、「ソーシャルメディア使用の増加が視聴率の上昇につながる」点を明示し、テレビの経験におけるインタラクティビティの重要性が増している点を示唆していた。
NBCは、今年、ゴールデングローブ賞授賞式を東西の両海岸で初めて生放映した。そして、ソーシャルアクティビティの大きな後押しを受け、同ネットワークは秋のエミー賞でも同じ現象を再現しようとしている。
このように、ネットワークはテレビの視聴とオンラインの交流を同時に誘発するメソッドをさらに試していくのではないだろうか。
つながり、そして、共有される経験が、新しく魅力的なデジタルライフスタイルを形成していくのだ。
しかし、このウォーター・クーラー効果が影響力を持つようになると、3つのスクリーンを統合することが出来るかどうかが鍵を握るようになる ? その中でも、タブレットがギークの消費および交流行動で新たな役割を持ちつつある点は見逃せない。
今日、テレビは、ネットワーク作りの手段を視聴者に提供している。例えば、私のサムソンのテレビは、リビングのアップルのネットワークのハブに接続されていて、ツイッターを含むいくつかのソーシャルネットワークに接続することが出来る。テレビを見ながら、私は画面上でツイッターのストリームを閲覧し、同時にテレビから直接つぶやけるのである(キーボードがあれば言うことはないのだが)。
もしも、テレビ番組を自分の選択したスクリーンでソーシャル化させることが可能だとしたら、どうなるのだろうか。視聴と関連するオンライン上の交流がリビングから解放され、自分が選択した場所やデバイスで楽しむことが出来るようになる。その一方で、メディアは創造力を求めており、その結果、ピア・トゥ・ピア形式の複数の局面によって、従来型の考え方が補完されている。
例えば、オンラインネットワークは、コンテンツの実験に関しては、効果的なチャンネルになり得ることを証明しており、従来の番組のオーディエンスを拡大する傾向が見られる。第51回グラミー賞授賞式は、生放送の番組を制作し、オンライン動画ネットワークをリードするユーストリーム、そして、フェイスブックと提携を結び、ソーシャルウェブのためだけに、授賞式の補足的な放送を行った。その結果、同時に20万人が動画を視聴し、その会話が集中的なソーシャルグラフおよびソーシャルネットワークに飛び火し、TVの視聴率を35%に引き上げる原動力となったのだ。
ソーシャルエフェクトの結果、そして、今日のオンラインネットワークに備わっている統合されたソーシャルフックは、番組が最終的に望む反応と行動を生み出す創造的なきっかけをもたらし、つながり、そして、交流を促す。これは通常の放送であれ、生放送であれ、もしくは映画にだって当てはまるだろう。
ツイッターのメディア提携を監督するクロエー・スラッデン氏のは、ソーシャルメディアのソーシャルエフェクトを完璧に理解している。“ツイッター[そして、その他のネットワーク]は、人々をリアルタイムの会話に参加しているような気分にさせるのです。今後、大きなイベントでは必ずオーディエンスにも役割が与えられるでしょう”と同氏は話した。
ウォーター・クーラー、もしくはソーシャルエフェクトは、時間をかけて、より有意義な経験するための1つの材料に過ぎない。これは文化的な意味でも重要度が高い。なぜなら、イベントを参加の拠点、そして、人を引き付ける磁石として利用し、リアルタイムで共通の興味を基に人々を結びつけているからだ。ソーシャルエフェクトは、つながりを持ったオーディエンスとして、放送事業者やメディアに対して、より意義深く、視聴者を巻き込むような、番組、コンテンツ、そして、最終的には経験を要求するようになるだろう。私たちオーディエンスこそ、すべてのメディアと注目の民主化を率先しているのだ。
行動は言葉よりも力が強い。そのため、私たちが求める変化は、オンラインの会話への参加の向こう側に波及する。私たちは、視聴者が結果に影響を及ぼすことが可能な、よりレベルの高い参加を求めている。オーディエンスの役割は、視聴者から貢献者へと成熟し、この変化がメディアの関連性および可能性を裏付け、その一方で、私たちを個人、そして、オンラインの居住者として、さらに個性的且つ充実した交流およびコミュニティに結び付けていくだろう。その結果、私たちは成長していくのだ。
この記事は、Brian Solisに掲載された「The Future of Broadcast Media is Social」を翻訳した内容です。
確かにコンテンツ消費のシーンが「携帯電話、パソコン、テレビ」の3つで括られている現在ではありますが、今後テレビのデジタル化やネットとの連動に伴い、より融合されていくでしょうね。実際、携帯電話でもパソコンでもテレビが見られる時代でもあります。テレビがパソコン化する流れと言うのはパソコンも販売している家電メーカーの陰謀なのか?知りませんが、余り進んできていない気はしますが、今後避けられないでしょうね。昔からテレビ番組と連動したチャットや携帯メッセージングと言うものはありましたが、ツイッターの普及で一気に現実味が増して気がします。既にテレビ番組についてつぶやいている人たちは何十万人といるわけですし。。。
最後に書かれている「放送事業者やメディアに対して、より意義深く、視聴者を巻き込むような、番組、コンテンツ、そして、最終的には経験を要求するようになるだろう。」「視聴者が結果に影響を及ぼすことが可能な、よりレベルの高い参加を求めている。」は当然の流れかと思いますし、実際、テレビ局の社員さんでもツイッターをしている人も結構いるようですし、いよいよネットとテレビの連動が本格化する時代になってきそうです。 — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
久々のサーチエンジンジャーナルからは、便利なFireFoxのアドオンを紹介。ウェブマスターやサイト運営者の方の中には、Google Analyticsのデータが気になって定期的にサイトにアクセスしてしまう、と言う人も多いと思います。今回は、ブラウザ上でアナリティクスのデータが簡単にリアルタイムで確認できるアドオンを紹介します。これは便利かも! — SEO Japan
あなたはどれくらいの頻度でGoogle Analyticsのトラフィックデータをチェックしているだろうか?毎日?それとも一日のうちに何回も?もし、あなたが自分はGoogle Analyticsマニアだと認めるならば、今回紹介する2つのFireFoxアドオンのどちらかを試しに使ってみて欲しい。
1. Google Analytics Watcher
このアドオンは、あなたのウェブサイトのトラフィックデータをブラウザのステータスバー内に表示する(当日分)。現在のところ、以下の値が表示される:
ユニークビジター数(Unique Visitors)
訪問数(Visits)
ページビュー(Pageviews)
新規ビジター数(New visitors)
直帰数(Bounces)
オプション設定画面では、Google Analyticsのログインデータを入力変更したり、表示テンプレートをカスタマイズすることが可能だ:
右クリックで表示される設定メニューでは、Google Analyticsのプロファイル変更も簡単にできる(“アカウント”と間違えないように。このプラグインは複数のプロファイルに対応できるが、アカウントは1つだけだ)。
マウスオーバーすると、トラフィックの詳細データが表示される(ユニークビジター数、訪問数、ページビュー数、直帰数):
2. Google Analytics Monitor
このアドオンは、“複数のアカウント設定が可能”ということになっているが、私自身は複数アカウントを設定する方法を見つけることができなかった。1つのアカウントに関してだけなら、このプラグインは全く問題なく動作した。
このアドオンは、設定するのがはるかに面白い。ステータスバーに表示するデータを選択することが可能だ。それ以外に、期間の設定もできる(今日のデータ、ここ1週間、1カ月、1年のデータなど):
また、ステータスバー内に現在のプロファイルも(データと一緒に)表示する:
この記事は、Search Engine Journalに掲載されたAnn Smartyによる「2 FireFox Addons for Those Addicted to Google Analytics Numbers」を翻訳した内容です。
一日に何度もチェックしたいデータが簡単に見れるのは良いですね。日本語でも問題なく動きそうですし、どちらのプラグインも設定が色々できるようですし、ニーズに合わせて使ってみたいアドオンでした。 — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
ブライアン・ソリスによるTwitterとFacebookをビジネスに活用する21の秘訣。ブライアン・ソリスの新作著書「Engage」を要約した内容と言うことですが、事例をベースにしたティップスが満載の記事になっています。ソーシャルメディアに興味がある人ならとりあえず読んでおきたい内容。 — SEO Japan
以下は、ビジネスを立ち上げ、育て、成果を測るのに役に立つ新刊Engageを要約した抜粋である。
昨年、フォーブス・マガジンがTwitterをマーケティングやサービス、販売、アイディエーションに活用しているビジネス例を紹介したTwitterの秘訣トップ21と言う記事を掲載した。このビジュアルリストは私が今回新たに作成したリストへのインスピレーションとしての役割を果たし、この新しいリストは、様々な形態や規模のビジネスを助け、Twitterだけでなく関連のある全てのソーシャルネットワークを包括することに焦点を当てた。多くの例や引用も同じものを使用しているが、このリストは私の見解と個人的経験を元に作成したものである。
その1:特別価格
人々は、何を読んだり、見たり、購入したり、訪問したり、試食をしたりすべきなのか、彼らの注目したダッシュボードによってフィルターをかけた情報に基づいて決めている。最も信頼できる先からの最も条件に適した情報であっても、ざっと見渡すくらいしかしない。そこで考えたのは、前もってその価値を簡潔に紹介するという方法だ。その特典が人を引き付け、消費者の興味と関連するものであれば、彼らは個人的な価値や恩恵と結びつけ、準備が出来た時点でクーポンや特典を得るためにクリックするだろう。
例えばメリーランド州ロックビルを本拠地とした39のメキシカンレストランのチェーンであるClifornia Tortilla(@caltort)は、Twitterを通じてクーポンのパスワードを送信していて、消費者はその特典を受けるには会計時にその番号を言わなければならない。
その2:注文
商品の紹介と購買活動の間の距離は1つのリンクによって分けられているだけという中、多くのビジネスではオーダーの記録にTwitterを使用している。Coffee Groundz(@coffeegroundz)は、オーダーを受け、準備をするためにTwitter上でダイレクトメッセージを使用している。Twitterをプロモーションやマーケティング手段として使用することによって、Coffee Groundzは20~30%の売上高と販売シェアの上昇を報告している。
その3:口コミ
Moonfruitは、その10周年記念にMacbook Proを11台とiPod Touchを10台用意した。応募資格を得るには、ハッシュタグを使った#moonfruitのツイートを送信する必要がある。このキャンペーンが完了するまでの1カ月間で、Moonfruitのサイトトラフィックは300%も増加し、売上げも20%増加した。これは全て、わずか15,000ドルの投資のおかげである。さらにこの企業は、“free website builder(無料のウェブサイトビルダー)”と言う検索フレーズでGoogleの最初の結果ページに掲載されることにより、SEOの恩恵にも気が付いた。
その4:会話マーケティング
Zappos (@zappos) はTwitterでの売り込みを必要としなかった代わりに、顧客との会話と関与を通して“非売り込み”を実践している。現在のところ、CEOのトニー・シャイを含む436人のZapposの従業員がTwitterを使用している。また、トニーのフォロアーは160万人を記録している。
Zapposで事業開発長を務めるアーロン・マグネスは、積極的に企業の文化や価値を共有することが、人々をコミュニティの一部に招き、売上げの推進力として働くような人間らしい効果を生みだすことを認めている。「彼らにとっては、開放された情報を受け入れることは容易なことなのだ」と彼は言う。
その5:カスタマーサービス
Comcastのフランク・エリアソン(@comcastcares)とDellのリチャード・ビンハマー(@richardatdell)は、Twitter上でのサービスに特化した組織のための下地を作っている。Comcastのデジタル・ケアのディレクターであるエリアソンは、Twitterを使用して日に200~300の購読者を助けている。エリアソンと彼の10人のヘルプデスクは、直接質問を受けるだけでなく、積極的にクレームを探し出す。彼の成功の秘訣は、アドバイスを大声で指示したり、人々に慣れ慣れしくおしゃべりをすることではなく、関係を築きたいという彼の願望にあるのだ。「もし助けが必要ならば、彼らはそれを知らせてくれる」と彼は言う。
その6:グループに注目する
知恵と想像性はソーシャルメディアに広く行き渡っている。ブランドや市場に関する会話の頻度に理解を示すことは、革新と適応のためにリアルタイムでグループに注目するものとして機能を果たす。
2009年5月のスターバックスに関する300万以上ものTwitter上のつぶやきによって、この企業は、注目を払うことの代価はキャラメルマキアートの値段よりも安いが、その価値はプライスレスだということを学んだ。
航空会社Jet Blueの企業広報部長のモーガン・ジョンストンは、Twitterが理由でポリシーを変える気になった。Twitterを通じてクレームを聞き、自転車の機内持ち込み料金の50ドルを廃止したのだ。
ジョンストンは、企業の一連の過程とカスタマーサービスを向上させるために、ソーシャル・ウェブ上で活動的な人の声に耳を傾けている。「Twitterは炭坑内のカナリアのようなものだ。我々のアメニティに対する顧客の議論を見て、彼らがどういうものを期待しているのかを知るのだ」
その7:直販
ブライアン・シンプソン(@BSIMI)は、ニューヨークにあるザ・ロジャー・スミスを助けた。ホテルの滞在や旅行に関する会話を観察し、新しいゲストを引き付けることを狙って特別な特典を提供したのだ。Twitter検索を使い、彼は見込み客を特定し、その人達に一番安い部屋に10%のディスカウントを提示した。シンプソンは、Twitterやその他の形態のソーシャルメディアが15,000ドルから20,000ドルの追加利益をもたらしたと見積もっている。
さらにシンプソンは、ソーシャルネットワーク内のコミュニティを開拓する必要性を明言している。「我々が自分たちのことについて話す時よりも、他の人々が我々のことについて話す時により正当性が立証されるのだ」と彼は言った。
その8:事業開発
ブログやブログのコメント、その他のソーシャルネットワークに加え、Twitterもブランドや製品に関する不平に同調し広めるような会話で満ちている。1つの企業の危機は他の企業のチャンスでもある。
競合に関する会話を観察すること(社会調査)は、より良いサービスや金銭的インセンティブによって“土壇場で勝利を収める”能力を与えてくれるのだ。
その9:キュレーション
過去に、Twitterは会話プラットフォームとして使用する時には必ずしも最も有利ではないことを書いた。それを放送チャネルとして採用することは、戦略的に使用した時には有益になる。
例えば、Googleには200万以上のフォロアーがいるが、230しかフォローしていない。Googleは、私が“キュレーション”と呼ぶ戦略を採用しているのだ。コンテンツや他の場所での企業の投稿へのリンクをコンパイルし、それらを全て1つのチャネルに集めるのだ。私は、その過程の中で信用を集めながらもウェブ上から本当にベストで最も有益なコンテンツをキュレートするために、企業がこれを顧客やインフルエンサーから集めた情報に使用することも推奨する。
しかしながら、Twitterのアカウントはソーシャルオブジェクトの人格を作成し表現することもできる。例えば、ロンドンのパン屋、Albion’s Ovenは、クロワッサンが焼けたときにフォロアーにお知らせする。
その10:情報ネットワーク
トレンドやサービスやソリューションと同調したフォロアーをキープするキュレートされたネットワークと違って、情報ネットワークは便利なアラートやお知らせを出して、フォロアーが問題を避けたり、計画を変更したり、新しいチャンスを追求する助けとなる。
Michigan Department of Transportation(ミシガン州運輸省)はFacebookとTwitterを使用してフレンドとフォロアーに渋滞と道路閉鎖のアラートを送信している。オークランド国立公園は、FacebookとTwitterを使用してイベントやニュースを告知したり、地元のプログラムやサービスを向上させるために投票を行ったりしている。
ビジネスでも、顧客が自分たちでは気付けないようなアップデートやアラート情報を受け取ることで利益をもたらすこともできる。
その11:専用のブランデッド・チャンネル
Twitter上で、Ford Motorは特定のモデルや製品に関する情報を共有するために他とは区別したアカウントを使用している。例えば、@forddrivegreen は持続可能性に焦点を置き、一方、@fordmustangは想像の通りMustangに関連した情報を共有している。Ford社のソーシャルメディアの代表であるスコット・モンティは、ソーシャルメディアがかつてはファンに含まれた人々を明らかにすることを認めている。「我々は、どのように情報を取得するのかに関して顧客に選択肢を与えるのだ。」
ホール・フーズ社も同様に独自のチャンネルを管理運営し、顧客により良い提供をしている。例えば、健康食品の小売業者チャンネルではワイン、ビール、チーズやレシピのための情報やアップデイトに特化している。
その12:モバイルおよび位置情報通知(Geolocation)を利用したマーケティング
地方のビジネスでは、その地域内の顧客を識別するソーシャルツールを使用して、新しいビジネスを引き付け、オンラインでの相互作用を実世界の成熟したコミュニティへ広げようとしている。私はこれからする話がまさに展開しようという時にその場にいたため、私の親友マイク・プラサドと彼がKogiと呼ばれるコリアンBBQタコスの屋台@kogiBBQのために成し遂げた素晴らしい仕事について参照しよう。
ハリウッドでのある夜、マイクと私は夜食を食べようかと話をしていた。マイクは彼が一緒に仕事をしている会社について教えてくれ、もし私たちが彼らにここに来てくれるようにお願いするツイートを送信したら、もしかしたらこの近所まで来て食事を出してくれるのではないか?という話になった。30分後、Kogiは確かに私たちのホテルの外にいて、25人~30人くらいの人達がすぐにその感謝の気持ちをTwitter上に流した。
マイクはこの言葉を繰り返し言って、その道の案内として役に立っている:「私たちは周囲にいる人達と相互作用をすることによって文化を発展させようとしている。Kogiの件は単にタコスを食べることが目的ではなく、1つの経験をすることが目的なのだ」
携帯電話を介してアクセスが可能で地域に根付いたモバイルのソーシャルネットワーク内で引き続きこのトレンドが見られることを期待したい。
その13:トラフィックとリファラーを生成する対話ホスティング
ソーシャルメディア・ダッシュボードは、ホスティングされ、集約された対話の未来である。私たちの観察によると、Twitterチャットの機能性を統合するこれらのサイトは、1つの場所で簡単にフォローできるように会話をつなぐだけでなく、Twitterのストリーム内で全てのフォロアーが見られるようなツイートを送信し、それに加わらなければいけないような気にさせたり好奇心をそそるものでもある。
クリーブランド・キャバリアーズとオーランド・マジックで行われたNBAカンファレンスファイナルの間、ターナー・ブロードキャスティングはGigyaの助けを借りてTwitterをTNI.comに組み入れた。ビジターはTwitter IDでサイトにログインし、ホステッドタイムライン内で直接反応することができた。彼らのツイートはTNT.com上に表示されるだけでなくTwitterにも表示されるため、より多くのファンがサイトに引き寄せられた。
その14:ユーザー生成型の変化
私たちがこれまでに見てきたこと、また今後も見続けることであろうが、ソーシャルメディア内での小さなオンラインソーシャル革命が、変化を示し最終的に火をつけることがある。
歴史的には、2009年のイラン選挙はユーザー生成型の変化の登場の変曲点としての機能を果たすだろう。選挙の結果自体は改正されなかった中、イラン政府は対応を余儀なくされた。
フォーブスのTwitterの秘訣について書かれた記事で紹介されていた二つのサービス、TiwititionとTinyPetitionは、公式に変化を求めるためにTwitter上の人々をまとめることを目的としている。
その15:ベンダー・リレーションシップ・マネージメント
クルートレイン・マニフェストの筆者Doc Searlsによって紹介されたリレーションシップ・マネージメントの形態である、ベンダー・リレーションシップ・マネージメント(VRM)はCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネージメント)のワークフローを企業から顧客まで、ひっくり返したものだ。
Eメールやサービス部へ電話する時には、人々は顔の見えない顧客に格下げされるのに対し、ソーシャルメディアはブランドによってかつて独占的に備わった権力を握り、バランスを注入する。
イギリスを本拠地とするWiggly Wigglersは農業やガーデニング用品の販売業者であるが、ブリティッシュ・テレコム(British Telecom)が10,000ドルの過剰請求したことを知って驚いた。5ヶ月間のこう着状態の後、解決の兆しも気配もないままに、会社オーナーのヘザー・ゴリンジは、この話をTwitterverseに載せた。30分もしないうちに、@BTCare が反応し、2日後には請求書が修正された。
その16:アイディエーション
我々がMy Starbucks Idea (http://mystarbucksidea.force.com) や Dellの IdeaStorm (www.ideastorm.com)で見てきたように、アイディアは革新の素晴らしいソースであるだけでなく善意の証明として効果的な手段でもある。
IBMは、@ibmresearchを通してコンセプトを試したり、フィードバックやアイディアを求めるためにTwitterを使用している。
その17:従業員の採用
ヘッドハンターや雇用責任者は、空いた職への紹介者や応募者を探すのをTwitterに頼ろうとしている。Twitterやソーシャルネットワークは、コミュニティ支援や活動を活性化する社会的効果の火付け役となることができる。企業はこれまでの販路や援助を使用した上場料や紹介料のための相当量のお金を節約できるだけでなく、能力のある応募者を探すプロセスを通した“非売り込み活動”の実践によって本質的に存在感を作り出すことができる。
その18:イベント
イベントの準備や宣伝はTwitterの自然な活用法である。Tweetupsはオンライン上の関係を超越し、実世界での繋がりになっている。
ここでまたCoffee Groundzを例にあげると、ヒューストンを拠点としたこのビジネスは定期的にTweetupsを利用して各イベント時に何百人もの客を店に呼び込んでいる。
その19:調査と諜報活動
ソーシャル・ウェブとは、リアルタイムの共同体かつ大部分が注目されずに終わる有益な情報の集合体である。現存するいくつかのサービスは、洞察や目的意識、創造性、創作力などを導く会話を拡大して見るために設けられている。
例えば、celebrity.peoplebrowsr.comは、いつでもTwitterで最も話題になっている有名人に関する洞察をリアルタイムで提供し、それぞれに最も関連する感情を公開している。ページトップを見ると航空業界や株式市場感情とそれに関連したツイートもあることに気が付くだろう。
StockTwitsは、投資のための開かれたコミュニティ資本のアイディアと情報サービスを提供している。ユーザーはトレーダーや投資家の意見を聞いたり、会話に参加することもできる。このサービスでは、Twitterをコンテンツ生成プラットフォームとして活用し、ツイートを株、ユーザー、評判によって構成された金融関連データに変換している。
その20:資金調達
これは大きなチャンス、人々がどんな風にしてTwitterやソーシャルメディアを使用して慈善運動のためのお金やプロジェクトや企業のための資本金を集めているのかというすごい話を生みだすチャンスである。それは、懇願ではなく情報と教育によって出資を促進する技である。
ソーシャル・グッドのためのソーシャルメディアに関して言えば、Beth Kanterが手をつけるかまたは注目するもの以外に目を向ける必要はない。彼女は、活動に対する関心を高めたり、サポートを得たり、お金を集めるのにソーシャルメディアを利用することにおいて影響力のある人物の一人だ。彼女が尽くしたプロジェクトの1つは、カンボジアの孤児を助けるもので、今日までに200,000ドル以上を集めている。彼女はTwitter、ウィジェット、その他のソーシャルネットワークを利用して、他にもたくさんの団体や活動を支援している。今でも私に畏敬の念を起させる生のデモンストレーションで、彼女はシアトルのGnomedexのステージ上にいながら若い1人のカンボジア女性を大学に通わせるために2,500ドル以上を集めたのだ。
その21:賢いアドバイス
これらの秘訣を全体的にあらためて繰り返してみると、耳を傾けることと反応することが、新しい顧客をおびき寄せ、主張に力を与え、忠誠心を植え付けることに役に立ち、効果がある。
あなたのコミュニティや業界のためにリソースとしての機能を果たすこと、質問を投げ掛けているオンラインユーザーに積極的に反応すること、アドバイスや指導を求めている人を支援することは、あなたやあなたが指示する活動への信頼や尊敬や仲間意識を獲得することになるのだ。
個人や組織を解決の道に導くような支援を提供することには無視できないほどの測り知れないメリットがある。
例えば、@homedepotは会社に関連する会話だけでなく、家庭での作業に取り組んだりコツや使用説明を探している個人もモニタリングしている。
BestBuyの@Twelpforceでは、教育された従業員全員に家庭用電化製品、ホームシアター、ゲーム、音楽、電気器具やテクノロジーに関連した議論を探し出し、それがBestBuyの商品に直接結びついているかどうかには関わらず、質問に答える権限を与えている。
この記事は、Brian Solisに掲載された「21 Tips for Using Twitter and Facebook for Business」を翻訳した内容です。
聞いたことのある事例もありましたが、初めて聞く事例も結構ありました。これからTwitterを始めようと思っている企業には参考になる活用方法があったのでは?と思います。 — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
サーチエンジンランドからウェブサイトのコンバージョン率改善特集の第二弾。ページデザインやデザインリニューアル時に役立つワイアーフレームのモックアップツールを色々紹介してくれています。 — SEO Japan
皆さんには次の状況に身を置かれていると仮定してもらいたい: 調査およびユーザビリティテストのフィードバックを評価し、顧客の行動の妨げとなるものを全て分析し、目立つエラーを修正し終えたため、サイトの限界を探るテストを策定する段階に到達した。しかし、新しいデザインを他の人達に説明する際に、テストしたいバリエーションを解説しても、耳を傾けてもらえない可能性がある。
この時点で、好きなようにテストを策定し、実施することが出来るなら、大きな権力を持っていることになる。しかし、私たちの多くはこのような力はなく、他の人々の賛同を得ない限り、自分のアイデアを実行に移すことが出来ないはずだ。現在のウェブサイトまたはランディングページに対する批判を展開することで、彼らが理解し—さらには同意してくれるかもしれないが、提案する変更を加えたところで、なぜサイトにプラスの効果がもたらされるのかに関しては、分かってもらえない可能性がある。
ここで役に立つのがワイヤーフレームだ。しかし、各種のページをモックアップし、なぜテストが必要なのか、そして、なぜこのプロセスを楽しむべきかを証明することが出来るような、才能豊かなデザイナーを誰もが雇うことが出来るわけではない。幸いにも、デザイナーや開発者に任せる以前に、自分でモックアップを作成することが可能なツールが多数存在する。これらのツールはプロ、そして、大きなプロジェクトには向いていない。それよりも、実際にバリエーションを作らなければいけない開発者を含む関係者に、すぐに、そして、簡単に変更点を説明する素材を作成したい人に向いている。
私は、バルサミック・モックアップスを利用している。とても直観的で、楽しいツールだと私は思う。真面目なスタイルが気に食わない人もいるかもしれないが、実際のウェブページにそっくりなモックアップを簡単に手っ取り早く作ることが出来るメリットは大きい。以下に、アマゾンの清算ページを掲載する。ただし、このページに問題があるわけではない。アマゾンは、ウェブサイトを徹底的にテストしているはずであり、私が提案するバリエーションが彼らの現在のページよりも勝っていると言いたいわけではない。いかに容易にモックアップを作成し、テストすることが可能な潜在的なバリエーションをビジュアルで説明することが出来るかを解説するために、アマゾンの清算ページを使わせてもらうだけだ。
モックアップは、オリジナルのページとはスタイルが異なるものの、変更がもたらすビジュアル面の全体的な印象を表現することは容易に行えるはずだ。例えば、ページのレイアウト、折り返しに関連する配置、そして、バリエーションによる全体的な感覚を評価することが出来るだろう。これらのツールを利用すると、モックアップを作成するために必要な時間を最小限に抑えることが出来る。さらに、これらのバリエーションが実際のデザイナーの手に渡った際の将来的な時間の節約は、計り知れないほど大きい。
バルサミックが気に入らなくても、他にもツールは多数存在する。例えば、モッキングバード、モックアップスクリーンズ、iプロッツ、フレアビルダー、ペンシル等、あげればきりがない。どのツールを使うかは問題ではない。大半のツールが無料のトライアルモードを用意しており、自分に最も合うツールを見つけることが出来るはずだ。
デザインを手っ取り早く、簡単に実施する手段はとても多く、テストの選択に移る前に多数の選択肢やバリエーションを用意することが出来るだろう。あらゆるデザインに自分の意見を取り入れなければ気が済まないHIPPOな人が(アビナッシュ・コーシック氏が“最も給料をもらっている人の意見”と定義している)周りにいるなら、複数の選択肢を用意し、彼らの意見を取り入れる余地を残しておけば(職権乱用?)、振り出しに戻って、プロに1からデザインを練り直してもらう手間を省くことが出来るだろう。
テストプロセスのデザイン段階において、バリエーションページの構想を素早く作成し、同僚やその他の関係者と共有し、フィードバックを受け、修正したモックアップを作ることが出来る能力は、大幅に時間を短縮するポテンシャルを持つ。開発者から、バリエーションの特定の要素がウェブサイトの機能とは単純に相いれない点を指摘されたら、自分で修正を加えればよい。大騒ぎする必要も、待つ必要もない—修正して、もう一度提出し、検討してもらうだけだ。
これらのツールはプロセスをスピードアップし、チームに対してクリエイティブにコラボレートする機会を与える。そして、どのようなテストが行われるのか理解しようとする段階では、関係者に明確に説明を行えるだろう。コンバージョン率の最適化に関わるプロセスは長期的な取り組みであり、データの分析、障害の特定、テストの策定、テストの実行、そして、テスト結果の分析が含まれる。私たちは、これらのワイヤーフレームツールが、スピードアップ、構想の明確化、効果的且つ迅速なテストの実施においてとても役に立つことに気づいた。テストを早く実施することで、それだけ早く結果を得ることが出来ようになり—それゆえ、勝利を収める日もすぐにやって来ることになるのだ。
この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「How To Help Key Stakeholders Visualize Your Conversion Tests」を翻訳した内容です。
This article on Columns: Conversion Science first appeared on Search Engine Land.
c Copyright Third Door Media, Inc. Republished with Permission.
モックアップ用のツールがこれだけ色々あるとは知りませんでした。。。日本語で動くのかテストしていませんが興味ある方は是非。 — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
Googleがページの日付を特定する方法に続いて、Googleが特定したページの日付が検索結果に出てしまう問題(?)に関する記事を。ブログのコメントを無効にすべきだ、と言う大胆な提案ですが、その意図は? — SEO Japan
過去に、私がなぜブログのコメント欄を無効にしているかについて話したことがあったが、その理由の大部分は時間と作業量の観点からだった。そして今、私にはSEO的観点からの別の理由があり、それは全ての人に影響を及ぼすものである。時として、コメントを残すことが、ランキングやトラフィックにマイナスの影響を及ぼすことがある。昨日の投稿で私は、Googleが投稿の適切な日付を割り出してそれを検索結果ページに表示することに積極になっていることを話した。コメントも彼らが利用する手段の1つである。では、Googleの検索結果ページに日付が表示されることは悪いことなのだろうか?
時として、検索結果に日付が表示されるのは良いことである。もし、何かの答えや情報を探している人が、最近の日付のものを見つけたら、それをクリックする可能性は高い。表示されたあなたのサイトに日付が含まれていて、それが新しいものならば、あなたにとっては予期せぬ贈り物となるだろう。しかしそれが古い日付だった場合、ユーバーはそれが古くて時代遅れの情報だと感じクリックされない可能性が高くなってくるのだ。これは果たして公平だと言えるだろうか?不公平だが、これが事実なのだ。
私は以前に、ウェブサイトにいつまでも新鮮なコンテンツを作成することの価値について話したことがある。しかし、あなたがルールに従って今それをすれば、ユーザー体験の間違った前提の元に、Googleにのどをかり切られるような状況に追いやられるのだ。
例をあげてみよう。リビングルームをどのようにペイントするかについて書いた5年前の記事は、その5年間の間に書かれた同じ内容の他の記事よりも優れているのか劣っているのか?それは読んでみなければ分からない。しかし、あなたがこの記事にもっと新しい日付が付いていたらもっとクリックが多くなると考えていないのであれば、あなたは現実を直視する必要がある。では、日付が役割を果たすクエリーがあるのだろうか?もちろん、あるのだ。最近の受賞番組でセレブが何を着ていたかなんていうクエリーでは、日付が大きな因子となる。しかし、多くのクエリーでは全く関係がない。しかしながら、Googleのアルゴリズムは、日付が役割を果たす時を認識し、日付が関係する時にだけそれを表示することが出来るほど賢くはないので、いつも日付を表示することになるのだ。巻き添え被害をくうパブリッシャーは、何か対策をしない限りは酷い目に遭うことになる。
私は、3~6カ月が経ったら全ての日付を削除することを推奨したい。記事のメタ情報から投稿日を削除することは簡単だ。もしコメント欄がある場合は、日付を削除するためにはコードに手を加える必要があるが、そのもの自体を無効にしてしまうという手もある。ページ内から発行される全ての日付を削除する必要がある。もし、あなたが本当に挑戦的であるならば、ページの投稿日を偽造することもできるが、そういうことは私からは推奨しない。ただ単に教育目的の代替として紹介し、徹底的にしているだけである。
これはあなたが気付くべき類の情報であり、さらに先に進んだ時にどう取り組むのかをあなたは決めなければならない。誰もあなたのトラフィックを盗まないことを願ってただ座って待つこともできるし、Googleに自分が与えたい情報を与えることもできる。それ以上のことはない。私は、個人的には運命を成り行きに任せるのは好きではない。
この記事は、Graywolf’s SEO Blogに掲載された「Why Everyone Should Turn Off Blog Comments」を翻訳した内容です。
グーグルは最近、ページの日付を記事内の情報やURL等で特定し、検索結果に表示するようになってきている。検索結果上で記事の日付が表示されてしまうと、それが古い場合、クリック率が下がる可能性がある。よって記事の日付を認識できる情報はできる限りページ上から削除した方が良く、コメント欄を丸ごと廃止してしまうのも一手段である、と言う内容でした。
日本のブログに比べてもはるかにコメント投稿が多い米国の人気ブロガーが、ここまで発言するとは思いませんでした。もちろんコードを触ってコメント欄でも日付が表示されないようにすれば良いだけなのですけど。。。それができない人はコメント欄を丸ごと削除って言うのもありかもですね。そもそも日本のブログはSEO Japan含めてトラフィックがあってもコメント欄がほぼ死んだ状態のブログも多いですし。
順位と言うよりはクリック率の問題、とは言え、検索エンジン経由のトラフィックと言う点では同じレベルで重要な問題ですよね。SEO Japanはブログを書き出してから日が浅いので日付とトラフィックの影響は測れていませんが、日付が検索結果に表示される確率は前よりブログ全体的に増えている気はします。確かに検索して上位に表示された記事が3年前よりは1カ月前の記事の方が信憑性がありそうと言うかクリックはしたくなりますよね。
ユーザーの立場になれば、日付けを確認したいと言う気持ちも当然あるとは思うのですが。特に普遍的で無い、常に最新情報が変わっていく記事(ニュースやSEOのアルゴリズムなど)の場合は、記事が書かれた時間をユーザーとしては知りたいでしょうし。検索エンジンのロボットが来た時だけ、日付けを表示しないワードプレスのプラグインなんて作ったら意外と人気出るかもですね。重くなりそうですが・・・。 — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
少し前、SEO Japanのツイッターで古いブログの記事の日付は削除した方が、検索結果の上位に表示されるかもしれない、と言う話題を呟きましたが、今回はその噂に関する記事を紹介します。 — SEO Japan
ここ数週間、私はGoogleのSERP内にある気がかりな新しいトレンドに気が付いていた。Googleが、投稿やページの発行日のリバース・エンジニアリングを行うことに積極的になってきているのだ。まず初めに、何について話しているのかを明確にしておこう。時々、Google検索をしていると、リストの中に日付が表示されることがある。下の例を見て欲しい:
当初は、Googleはページ内のH1やタイトルの近くにある日付だけを探し、それが見つかれば検索結果ページに表示する日付として使用していた。これを無効にするのは実に簡単だった。投稿記事がある年に達したら、日付に関連したトリガーを使用してこの日付を“削除”して、検索結果ページから自動的に消すことができたのだ。しかし今では、Gooleは、ページや投稿に日付を割り当てることにさらに積極的になってきているようだ。ここで、私が目にしたGoogleが使用している方法を紹介する:
ページのメインコンテンツ内にある完全な日付形式(月/日/年)
ページ内に他の日付がない場合は、コメント内の日付
URL内にある日付を解読したもの(これまでに20091215の形式と12252009の形式を確認している)
私もURLに日付を使用したサイトをいくつか持っているため、現時点では、この手順を変更することを真剣に考えているところだ。実際、こうしている今でもテストをしている。サイト中に大量の301リダイレクトを設置することは危険なことだし、私は誰にもおススメはしない。そうは言っても、もしあなたがチャンスに賭けてみたいと思っていて、Wordpressを使用しているのなら、DeanのPermalink Migrationプラグインを試してみるといい。全てのプロセスを手っ取り早く行ってくれるだろう。
この記事は、Graywolf’s SEO Blogに掲載された「How Google is Reverse Engineering Page Dates」を翻訳した内容です。
Googleがページの日付を特定する方法として、以前はページ内の一部分を見ていたが、現在はブログであればコメント欄を含めたコンテンツ全体、またURLに関しても参考材料として見るようになってきていると言う記事でした。それが順位に影響すると言う話ではないのですが、認識された日付が検索結果に表示されてしまうケースがあると言う内容です(それを元にグーグルの日付特定方法を推測した記事なのですが)。
これがどのような影響をSEOに与えるのかは分かりませんが、少なくとも検索結果上の記事のクリック率には影響を与えるかもしれませんね。古い日付が表示されている記事よりは、新しい記事の方をクリックするような気はします。 — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
サーチエンジンランドから今週はウェブサイトのコンバージョン率を上げるためのティップス記事を色々。第一回目は効果的なランディングページのデザインについて。 — SEO Japan
良質なデザインはコンバージョン最適化の縁の下の力持ちである。
ランディングページのデザインが話題に上がると、必ずと言っていいほど、表面的な決まり切ったアドバイスで一蹴されてしまう。人物のイメージを使おう。箇条書きを利用しよう。動画を使おう。いや、動画は使うべきではない。右下に行動を呼びかけるボタンを配置しよう。出来るだけ緑色を利用しよう、などなど。
おみくじの答えのようなこれらのアドバイスは戯言以外の何物でもない。
残念ながら、万能なランディングページをデザインする簡単なレシピなどは存在しない。反対に、説得力のあるランディングページをデザインする方法は無限にある。だからこそ、デザインには“クリエイティブ”な要素が求められ、簡単なキットで済ますべきではないのだ。
至高のランディングページを量産する魔法の方程式は存在しないが、コンバージョンの最適化プロジェクトにおいて、デザインを巧みに管理することが出来るようになる原則を幾つか紹介しようと思う。何よりも、皆さんにポテンシャルのセンスを植え付けたい—なぜなら、最終的にはこの感覚が重要な競争力になるからだ。
アクショナブル・デザインは建築に似ている
デザインを絵画のような芸術だと勘違いしている人がいる。見た目ばかりを重要視しているタイプの人達だ。しかし実際には、ランディングページは建築に近い。機能面と美的な面の双方のバランスを取る必要があるのだ。
当然だが、美的な面を軽視することも可能だ。違いが分からないような似たり寄ったりの家やオフィスビルは無数に存在する。同じように、多くのランディングページが、ヘッドライン、ヒーローの写真、箇条書き、そして、コール・トゥ・アクションと言う退屈なテンプレートを採用している—しかし、このようなページは記憶に残らず、他者との差別化が難しい。最悪ではないかもしれないが、最高でもないことが多い。
目立つビル—もしくはランディングページ—を求めているなら、ハッキリと表現し、感情的なインパクトを見る人に与えるような美学が最適だ。そして、マーケッターとして、分析レベルではなく、感情レベルでオーディエンスの共感を得る必要がある。
美しさを機能と統合することが肝要だ。いくら美しい建物であっても、強風で倒れてしまうようでは本末転倒だ。同様に、いくらゴージャスなランディングページであっても、訪問者が理解することが出来なければ、機能に問題があると言わざるを得ない。だからと言って、劣悪なデザインのランディングページの例を使って、デザイン全体を否定しても、あまり意味はないだろう。
イオン・インタラクティブの同僚でありウェブデザインのパイオニアである、ジャスティン・タレリコ氏は、コンバージョン志向の美しさを追求する取り組みを、アクショナブル・デザインと名付けた。タレリコ氏は、「感情に訴えるデザインとコンバージョンの最適化は、独立した取り組みではない。両者は絡み合っている。デザインは、言葉では伝えられない方法で意味と価値を伝えることが出来るのだ」と述べている。
多種多様なイメージ
誰もが、多数の言葉を並べるよりも、写真を1枚掲載した方が効果は高いと言っている。
しかし、もう少し踏み込んで考えてみよう。ウィキペディアは、“たった1枚のイメージあれば複雑な話を説明することが出来る、もしくは大量のテキストよりも1枚のイメージの方が影響力が強い”と言う格言を残している。
ストーリーと影響力、この2つがキーワードだ。これこそマーケティングにおける最も重要なポイントではなないのだろうか?
プレゼンテーション・禅デザインの著者、ゲール・レイノルズ氏は、「人間の最も強力な感覚は、視覚だ。そのため、イメージを含むメッセージをデザインする取り組みは、人々の注目を集め、彼らにコンテンツを理解し、覚えてもらう上で効果が高い」と述べている。心理学では、絵画優位性効果と呼ばれている。
つまり、イメージは役に立つと言う。ただし、ここで言うイメージは単なる写真とは異なる。
多くの言葉に関する格言は他にもある。1万2,000語の語彙から選ばれる1,000語は(12,000)1,000の可能性がある—これは既知の宇宙の原子よりも多い。要するに、ストーリー、感情、そして、意味を持つ、天文学的な数のイメージの選択肢があるのだ。
自分の既存のウェブサイトで何度か利用したことがある僅かな数のイメージで満足するべきではない。istockphoto.comやfotolia.com等のサイトには、すぐ利用することが可能な写真が数百万枚用意されている。これらの写真は切り取ったり、修正することも許可されており、異なる感情や意味を喚起することが出来るだろう。自分の写真やイラストを利用することも出来る。また、イメージのレイアウトを決めることが出来る力も、強力なデザインの力と言える。
このようにある程度の自由が利くため、デザイナーは大きなパレットを使って作業に取り組むことが出来る。正しく利用することが出来れば、とても効果が高い。例えば:
タレリコ氏は「イメージは確かに重要だが、適切なイメージでなければならない」と話している。
「例えば、人々の写真が効果的だからと言って、誰の写真でも良いと言うのは少し短絡的だ。男性、女性、若い人、年老いた人、働いている人、遊んでいる人、人の行為、人の見た目—人間はそれぞれ異なり、表情も様々である。そして、人間の写真は、多様な概念や感情を見ている人に伝えることが出来る。」
「適当に人物の写真を方程式に当てはめるようにページに挿入しても、その写真が、メッセージに関連して何を伝えるのかを真剣に考えなければ、誤った印象を与え、コンバージョンに悪い影響を及ぼす危険性がある。」
次の例は、単に人の写真を選んでいるわけではなく、故意に同僚の写真を選んでいる:
視線追跡に惑わされるな
視線追跡(アイトラッキング)テクノロジーが改善し、さらに生の調査をシミュレートする新しいイメージの加工プログラムが開発されるにつれ、視線追跡でコンバージョンの最適化を満たそうとする試みが復活している。
役に立つかもしれないが、しかし、注意しなけばいけない点がある: 視線追跡は、脳追跡ではない。
ウェブユーザビリティの権威、ヤコブ・ニールセン氏は誰よりも視線追跡の調査を行っているはずだ。そのニールセン氏が先日出版した書籍、アイトラッキング・ウェブ・ユーザビリティの中で、同氏は「視線追跡は1つのことが出来る。他に出来ることはない。それは、ユーザーが見ているものを発見することだ。しかし、視線追跡だけに頼っていても、ユーザーが特定のアイテムを見ている際に、彼らが積極的に活動しているか否か、満足しているか否か、もしくは、混乱しているか否かを判断することは出来ない」と述べ、否定している。
さらに、「例えば、ユーザーはコンテンツが関連性があり、面白い故にテキストの特定の段落に注目している可能性がある。これは良いことだ。もしくは、文章が複雑で、なかなか理解することが出来ないために、その部分を見ているのかもしれない。これは良い傾向とは言えない」と加えた。
注目をコール・トゥ・アクションから移してしまうものはすべて邪魔であり、取り払うべきだと主張する人もいる。しかし、この論理を貫くと、“今、購入する”ボタン以外は何もないまっさらなページになってしまう。確かに、このボタンは視線追跡実験においてはユーザーの視線を独占するだろうが、コンバージョン率は瞬く間にゼロに近づくだろう。
ページを人々に見てもらうことはが、自分が送るメッセージと提案の本質と価値を組み合わせる上で役に立つならば、大きな意味がある。明確なだけでは不十分であり、圧倒的に明確でなければならない。以下にその例を挙げる:
デザイナーではない人はどうすれば?
この時点で、既に皆さんは良質なランディングページのデザインが、思っていたよりも複雑だという印象を抱いているだろうか?もし、そうなら、成功への階段を順調に上っていることになる。
多少複雑でも構わない。型通りのランディングページのデザインを採用しているなら、どれも同じようなデザインになり、競合者との違いをはっきりさせることは不可能に近い。デザインのクリエイティブなポンテンシャルこそ、大きなインパクトを与えるマーケティングの鍵を握っているのだ。
デザイナーではなくても問題はない—マーケティングしか出来なくても悲観することはない。ただし、デザイナーを採用するタイミング、そして、使命を全うするために彼らを導く方法を理解している必要がある。ランディングページの場合、デザイナーをほんの数時間雇い、レイアウトとイメージに手を加えるだけで、各種のキャンペーンにおいて成果を改善することが出来るはずだ。
繰り返すが、皆さんにはポテンシャルを受け入れてもらいたい。A/Bテストの力のおかげで、大胆なデザインを実験する上で、デメリットの心配をせずに、大きなメリットを得ることが出来る。
大きなリスクは、何も試みることなく、廃れたポストクリックマーケティングに収まってしまうことだ。
この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「Compelling Landing Page Design Is Not Formulaic」を翻訳した内容です。
This article on Columns: Conversion Science first appeared on Search Engine Land.
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色々なアドバイスを1つの記事にまとめた内容でしたが、常識やデータに囚われすぎない、と言う視点は常に重要ですね。最後の項目にあるように優れたランディングページを作るにはデザイナーである必要は全く無いと思いますし、むしろディレクター、マーケティターの視点を持つことが重要と思います。 — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
昨日に続いてブライアン・ソリスによるソーシャルメディアの活用方法を紹介。ブランドがいかにソーシャル対応していくべきか、その具体的なプロセスを11に分けて説明してくれました。最近言われるソーシャルメディア最適化 / SMOは1プロセスとして、より幅広い概念で解説しています。 — SEO Japan
パート 1では、ソーシャルメディアでブランドを見つけてもらう方法および共有してもらう方法に焦点を絞って説明した。Gigyaによるホワイトペーパーを読めば、ソーシャル検索へのシフトチェンジ、そして、その結果の重要性、さらには、集団の参加への依存における正当性を理解することが出来るだろう。要するに、オンラインビジネスは、リファラーのトラフィックをソーシャルネットワークから獲得するために最適化を行う必要があるのだ。
ソーシャルフィード(フェイスブックやツイッターのようなソーシャルネットワークで共有される友達のアクティビティのライブストリーム)の登場によって、消費者は容易に、オンラインで読む価値のあるもの、見る価値のあるもの、遊ぶ価値のあるもの、そして、買う価値のあるものを信頼できる個人に頼り、特定することが出来るようになっている。
しかし、個人的には、トップ10リストはあまりにも多すぎると思う。また、私は変わった数が好きなので、このリストは10を通り越して11まで進んでしまう!” それでは共有およびソーシャル検索に対する最適化の11のステップを紹介していこう。
1. キーワード
これは基礎中の基礎であり、つまらないと思う人も多いだろう。しかし、触れないわけにはいかない。ソーシャルメディアはマーケティングおよびコミュニケーションにおいて新しいプレイヤーを常に招いている。従来型のSEOの取り組みにキーワードが欠けているなら、プラットフォームやネットワークに関わらず、関係者が関連する情報を探すために利用するキーワードをすべて見直す必要があるだろう。
2. ブランドのメディア化
基本的に、ブランドとして望ましいオーディエンスの注目を得ようとするなら、タイムリーで、関連性があり、魅力的で、共有可能なコンテンツを作成しなければならない。コンテンツの作成は、方程式の一部に過ぎない。リズムを作り出し、作品を彼らの友人やフォロワーに紹介してもらおう。
コンテンツの内容と配信スケジュールを規定するところから始め、関連するコンテンツを作成し、すべてのネットワークでリズミカルに、そして、信念を持って配信するのだ。リアルタイムおよびソーシャル検索の時代においては、ブランドが業界のCNNとなり、同時に、コンテンツと経験をソーシャル化し、影響力の及ぶ範囲と意識を広める必要がある。
3. エクスペリエンスを特定する
サイトを近代化し、ソーシャル化して、ビジターが期待する“2010年感”を引き立たせよう。誰かがコンテンツを紹介され、サイトもしくはランディングページを訪問するときのことを考え、魅力的なフォーマットで当該のコンテンツを提示し、ビジターのソーシャルグラフで共有してもらえるように適切なフックを整えておこう。多くのウェブサイトは、ウェブ1.0の時代にとどまり、動的且つ双方向的なエクスペリエンスをもたらすソーシャルネットワークへの出口を用意していない。
4. 並はずれた存在感を作り出す
オーディエンスが既に活発に活動している場所、そして、彼らが実験を行っている場所に向かおう。関連するネットワークで、魅力的で、説得力があり、個性的なソーシャルプロフィールを作成しよう。その際に利点が分かるように強調しておこう。背景を基に関係を築き、協力、反応、評価、そして、価値を加えたコンテンツの作成および配信を通じて、これらの関係を強化しよう。
5. ソーシャルメディアの最適化(SMO)
サイトおよびすべてのソーシャルオブジェクトをステップ1で特定したキーワードを基に従来の検索、ソーシャル検索、そして、リアルタイム検索を考慮して最適化しよう。次に、タイトル、ディスクリプション、タグ(キーワード)、リンク、そして、積極的なコンテンツの売り込みを通して巧みにソーシャルオブジェクトを表現し、特定する作業に時間とリソースを投資する。そうしたら自分の存在を知ってもらいたいコミュニティが定める方法でコンテンツを作成しよう(ブログのエントリ、つぶやき、動画、写真等)。
6. ソーシャル検索
グーグルやその他の検索エンジンはソーシャル検索を結果に加える試みを実施ている。共有およびソーシャルネットワーキングの統合が、求めるオブジェクトをクリックしてもらえる確率を改善するのだ。データによると、eメールに加え、ビジターはコンテンツをフェイスブック、ツイッター、ヤフー!そして、マイスペースで共有しやすいと感じているようだ。
7. ソーシャルインフルエンサーとつながりを持つ
注目のスパンは徐々に短くなり、興味深いコンテンツと言えども目にもとまらぬ速さで通り過ぎていってしまうため、ブランドは積極的に関連する情報を、ソーシャルメディアの案内人たちに届ける必要がある。彼らは、私たちがテーマや背景に沿って紹介するオブジェクトに信頼性を添え、会話や議論の口火を切るからだ。
8. ヒューマンアルゴリズムを採用する
グーグルは、リアルタイムの検索結果に対するヒューマンアルゴリズムの類の実験(註:リツイート数や発信者のオーソリティをランク評価に取り入れるなど)を既に始めている。ソーシャル資本の水準が、私たちがオンラインで分かち合うコンテンツとソーシャルオブジェクトの階層、配置、そして、見つけてもらえる可能性に関係してくる。そのため、ストーリーを共有してもらえるようにソーシャルインフルエンサーとつながりを持つだけでなく、会話が豊富な意識を生み出すことが出来るように、公の場および裏ルートで個人を特定し、接触する必要があるのだ。
9. ソーシャルアーキテクチャ
マーケットの重要人物がコンテンツをいかにして発見し、消費し、共有しているかを分析し、関連するコンテンツプラットフォーム全体へのワンクリックのソーシャル機能を統合しよう。また、最も有望なトレンドの最新情報を常に把握する必要がある。なぜなら、ソーシャル分野の共有は引き続き急激に発展していくからだ。
さらに、専用のログインシステムをやめて、フェイスブック・コネクトやツイッターのログイン等、広域なソーシャル的なログインを導入することを考慮しよう。これらのシステムは、それぞれのソーシャルグラフへ戻る、ホストのサイトでのリアクションを通して、ソーシャルエフェクトを引き出す点を考えて開発されている。これは、質の高いビジターを引き寄せるために、関連するネットワークへの目的地と以前は考えられていたサイトからのコンテンツの範囲を広げる効果がある。
10. コール・トゥ・アクション
オーディエンスに魅力的なコンテンツを共有する価値がある点を思い起こさせるコール・トゥ・アクションを利用しよう。すぐにこの作業を実施するツールを統合するだけでは不十分であり、催促する必要がある。しかし、共有してもらうことがゴールではない。仕上げとして、共有に加えて、エントリ、retweet、like等のレスポンスを引き出し、目的地およびコール・トゥ・アクションに関して自分の望む経験を特定し、その経験を生み出す道筋を作り出すのだ。
オーディエンスから引き出し、1~9のステップに組み込みたいアクティビティを特定しよう。発見および会話をもたらす何かをオーディエンスに与えるのだ!
11. 耳を傾け、対応する
意見を聞く場を設け、共有、発見、クリックスルーの数等、すべてのアクティビティをモニタリングしよう。そして、共有の数を増やす方法、および、エクスペリエンスを改善する方法を探し出そう。
もし、コンテンツのソーシャル化が、統制的な特徴により決まるなら、共有と発見が重要になる。共有経済の通貨は、like、リンク、retweet、アップデート、コメント、そして、フェイスブック、ツイッター、グーグルバズ、マイスペース等での共有によって決まるのだ。
オーディエンスがソーシャル・オブジェクトを見つける、もしくは共有するかに関する可能性や全体的な影響度こそが、ブランドの力が及ぶ範囲を広める。なぜなら、ソーシャルメディアは拡散する一方だからだ。コンテンツを発見するためだけでなく、積極的にソーシャルウェブ上で共有してもらうために必要な手段を提供しよう。管理型検索、ソーシャル・インフルエンス、そして、流動型の注目が織りなすこのご時世、この取り組みはビジネスの生存には欠かせない。
このエントリはもともとはサーチ・エンジン・ウォッチにゲスト投稿した。
この記事は、Brian Solisに掲載された「Optimize Your Brand for Sharing and Social Search in 11 Steps」を翻訳した内容です。
言葉が横文字多用のマーケティング用語的?で分かりにくいかもしれませんが、書いてあること自体は順番に読んでいくと素直に理解できる内容ばかりと思います。キーワードの選定から始まり、メディア化&コンテンツ配信、ソーシャルメディア最適化(SMO)、、、とソーシャルメディアマーケティングの基本的な流れですよね。
後半は聞き慣れない言葉も出てきますが、インフルエンサーとのつながりはブログの時代から重要なことでしたし、ソーシャルアーキテクチャは難しく聞こえますがワンクリックのソーシャルブックマーク登録も含めてソーシャルメディアと連動させようと言う話。コール・トゥ・アクションは、ユーザーに動いてもらうための仕掛けや問いかけが必要と言う内容で、最後の11番目はやっぱり顧客の声に「耳を傾け、対応する」ことが重要と言う基本的な話でまとめています。
元々サーチエンジンランドにソリスがゲスト投稿した記事だけあって、ブランドのソーシャル化、ソーシャルブランディングとでも言えば良いのかな、のプロセスを分かりやすく説明してくれた記事でした。 — SEO Japan
15 years 7ヶ月 ago
新規事業やビジネスのアイデアを思いついた時、実際に始める前に、色々な人の意見を聞くことは大事ですよね。もちろん建設的な話になることが前提条件ですけど。とりあえず何でも否定する人とか、余り考えずに良いんじゃない、としか言わない人もいたりしますし、色々な意見は出るんだけど結局まとまらないまま、なんてこともありますし。今回は、新規事業のアイデアを考えて実際にブレストをする際に、意識しておくと役に立つかもしれない7つのポイントを紹介します。 — SEO Japan
私の好きな作業の1つが、他の起業家たちと新規事業のアイデアについてブレインストーミングすることだ。新しい考え方から多くの価値を得ることができる。ブレインストーミングやフィードバックであるアイデアが出た時、私は毎回いつも同じ7つの重要な論点と疑問点を確認していく。それが、激しい議論と新しいアイデアと新しいチャンスを促進させることがあるのだ。
もちろん、新規事業のアイデアの完璧な分析を行ったり、起業家自身や彼らの実行能力を評価したりすることはない。私は投資家ではないのだ。ただ単に私にできることなら助けたいと思っている一起業家にすぎない。それに、私は、アイデアの詳細にまで深入りしすぎる起業家をたくさん見てきた。彼らは、1つのことにばかり目が行き過ぎているか、先に進む方法が分からずある時点で行き詰ってしまうのだ。
ここでは私が新規事業のアイデアのブレインストーミングで普段から使用している7つのポイントを紹介しようと思う:
様々な使用事例:使用事例に照らして新規事業を理解するのはとても有益であることが分かっている。ある人は製品やサービスをどのように使うのだろうか?どんな種類の関連のある人たちがいるのだろうか?(例えば、顧客、小売業者、広告業者など)私はよく、「これを私がどうやって使えばいいのか私に最初から最後まで説明してみて」と言う。これによって、より簡素化した線形経路で考えさせ、時には私の頭の中にある疑問、この製品またはサービスが本当に便利なものなのかどうか、をはっきりさせるのに役に立つ。
リスクと失敗のポイント:誰かに事業のリスクや失敗のポイントを訪ねることで、事業に関する基本的な前提が成立するものであるかどうか気付かされることがある。起業家は、時に事業が成立する前提を深くまで考えず、それが勝手に成立するものと勘違いする場合がある。何人かの人に事業リスクを訪ねていく過程で、製品やサービスが使われるプロセスが明確になっていく、事業の前提について見つめ直すことができる。例えば起業家が「誰もコンテンツをシステムに投稿してくれなければ、これは機能しない。」と質問に対して答えるとする。ここで事業が成り立つのには、そもそもユーザーがシステムにコンテンツを投稿する前提があることに気付く。次のロジカルな質問は当然、「何故ユーザーが投稿するのか?」と言う質問になる。
インデンティブとモチベーション: 普通、人は騙されて何かをすることはない。意識的にしろ無意識にしろ、そこにはインセンティブ(誘因)とモチベーション(動機)があるのだ。インセンティブを明確にすれば、なおさら良い。インセンティブとモチベーションに関するブレインストーミングは楽しいものだ。そして、人が何かをさせるためのインセンティブとモチベーションは、一般的にそんなに多くはない。私たちは心理学的な細かい話(基本的な心理学ではあるが)になってしまうが、ブレインストーミングのキーとなる質問は、「なぜ人はあなたがして欲しいと思っていることをするのか?私たちが今発見したばかりの致命的な問題点を取り除くことをするのか?」
1つの目玉: 私は、使用事例の中にある本当に顧客を引きつけ、インセンティブとモチベーションとして働くことになるもの1つの目玉を探すのが好きだ。起業家たちは彼らの製品に目玉機能となるものを詰め込みたいと思っている。そして彼らはよく、もう1つの目玉をプラスすることが勝利をもたらすという間違った仮説を立てる。たくさんの目玉があればいいのではなく、たった1つの目玉でも(または使用事例でも)活動力や持続力や推進力の大部分を動かすものがあればいいのだ。これに関するブレインストーミングはかなり面白いものになることがある。なぜなら、物事を消化しやすい小さな要素に分け、壮大な構想を将来の実現性を秘めた扱いやすい塊に逆コンパイルすることができるからだ。私は、起業家が彼らの基本計画の中の1つの小さな要素に重点的に取り組み、実行に移す前に十分に顧客でテストをするという出発点を探すことが好きだ。“1つの目玉”に関するブレインストーミングは、アイデアの核心に素早く入りこみ、多くの焦点を作るのに役に立つ。
ターゲット市場:多くの場合、起業家たちは自分たちがどの市場を狙っているのか分かっている。しかし、それがいつも正しいとは限らない。物事を外側から内側を見てみると、新規事業のアイデアのために他への有用性や他のターゲット市場について考えることがもっと簡単になる。このブレインストーミングによって、製品の目玉になるものに関して面白いアイデアを生みだすことがよくあるが、もっと大切なのは市場参入の戦略と顧客(起業家の頭に描いている)本当に適切な顧客なのかどうかだ。例えば、B2Cのウェブアプリケーションを使ってそれをビジネスでターゲットにしている非常に簡単で面白い方法がある。同様にその逆もある。B2Bのアプリケーションを使って、B2Cの採用モデルの方に誘導するのだ。
収益化: 収益化についてのアイデアをブレインストーミングするのは面白いし、同時に新規事業の初期段階において重要でもある。すぐに収益化が見込めるケースも中にはあるが、それ以外は待った方が良い。私は、全ての新規事業に当てはまるよう確かな法則はないと思っている。何かを始めてブレインストーミングする時には、収益化には捕らわれないようにしている。なぜなら、アイデアをさらに徹底的に査定し新しい考え方に取り組むという観点で言えば他のポイントの方がもっと重要だからだ。1つのアイデアが成功を保証するものではないが、全ての新規事業はそのアイデアから始まるのである。
参考文献と関係者の意見:私がアイデアを出す時に行う最後のことは、何か役に立つ参考文献を見たり、実際に関係者の意見を聞いてみることだ。参考文献は共有できるシンプルな記事かもしれないし、関係者の意見は、見込み客やビジネスパートナーやその分野で経験のある他の起業家かもしれない。もし私がアイデアや起業家に実力を見出し、タイミングも良かったならば、私は、ネットワークや経歴の観点から出来る限り助けたいと思っている。あなたが作っているコネクションが意味のあるもので誰の時間も無駄にしない限りは、それをするのは簡単なことだ。
私は、新しいアイデアを聞くこと(またはアイデアや新規事業が発展していくのを見ること)が好きだ。それはとても面白いし、学ぶことが多いし、外から入ってくる価値があるし、先に述べた問題や疑問に立ち向かい、うまくすればあるレベルの援助を提供する。もし私にそれができないのなら、おそらく私はそれができる他の誰かをあなたに指し示すことができる。
ここで述べた大部分が、投資家への売り込みの基礎ともなる。
ブレインストーミングのゴールは、全ての問題を解決したり発見したりすることではない。私は、物事を少なくとも一歩でも前に進めることに取り組みたいのだ。あなたは重点的に取り組むべきひとつのキーポイントを見出すことが出来るだろうか?あなたは起業家をさらなる調査や発見や進展に導くようないくつかの問題に取り組むことを通して、自分の考えを述べることができるだろうか?
最後に、多くのブレインストーミングをこなした後には、大部分の起業家はすでに多くの答えを見つけていることは確実であるが、それでも彼らはそれを誰かに話す必要がある。例えば、あなたが、あるアイデアに躊躇している人に出会い、それが今の仕事を辞めてしまっても大丈夫なくらいに“良い”アイデアなのかまだ確かではないとする。彼らはこう質問する。「私は今の仕事を辞めてこのアイデアを先に進めるべきだろうか?」あなたは彼らに答えを与えることはできない。彼らは自分自身で決断をしなければいけないが、すでにチャンスはそこにあるのだ。それでも話しあうことは良いことなのだ。
この記事は、Instigator Blogに掲載された「7 Key Points for Brainstorming Startup Ideas」を翻訳した内容です。
色々参考になるアドバイスがありましたが、新規事業の有益なブレストができる知人がいることの方が重要な気もします。。。ただし、アドバイス自体は一人でブレストするにしても役に立つ内容ですね。特に使用事例を十分に想定していなかったり、自分の想いやアイデアに惚れ込みすぎてリスクを考えきれていなかった結果、勢いよく始めたは良いが短期間で事業失敗、、、と言うケースは良くあると思います。我々も痛いほど経験あります 泣
同時にインセンティブや目玉になる点などを詰めていきながら、潜在市場や収益可の方法もふまえて新規事業の可能性を考えていく、そして関係者に意見を実際に聞いてみる、と言う作業を行っていけば、そもそも事業の可能性、また始めた際にもレベルはあれど成功する確率は高めていけるのではと思いました。次に新規事業をする際は参考にしたいと思います 笑 — SEO Japan
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