ソーシャルメディアで認知され共有される方法 | SEO Japan

SEO Japan - 2010年5月11日(火) 13:02
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久しぶりの登場となったブライアン・ソリス。今回はソーシャルメディアの活用方法を2部作で紹介するマーケッター必読の記事。第一回目は既存メディア(オンライン含む)と比較した上でソーシャルメディア上でのコミュニケーションについての考え方を解説。ソリスだけに読みにくい部分もありますが、途中の「アテンション・ダッシュボード」の図はネットマーケッターなら誰もが参考にしたい内容です。 — SEO Japan


検索は孤立した単独行動ではない。現在、情報を探す行為は情報の有効性を確認する行為と融合しており、検索のソーシャル化がコンテンツの発見と関係を結びつける役目を果たす。関連するコンテンツを意図的に探し、私たちの進路を通りかかった興味深い情報に反応することから全てが始まる。
コムスコアの最新の検索エンジンランキング・レポートに目を通すと、私たちがコンテンツを配信し、ファインダビリティを高め、そして、共有を促す仕組みについて考え直したくなる。
2月と1月を比べると、グーグルは、全てのコアとなる検索アクティビティの65.4%を占め、首位の座を守っている。ヤフー!が17%で続き、マイクロソフトが11.3%で3位につけている。
コアの検索アクティビティに対して、検索クエリを分析してみると面白いことが判明する。検索業界の現状とは大きく異なるのだ。
全体の検索クエリの問い合わせに関して、グーグルの直後、そして、ヤフー!を追い越し、ユーチューブが2位にランクインする。18位と19位には、それぞれ、フェイスブックとマイスペースが登場する。しかし、何と言っても最も興味深いのは、フェイスブックもマイスペースも通常の検索機能を提供していないにも関わらず、— 増え続ける検索アクティビティに貢献している点である。ファイスブックは1月と2月の間に10%上昇していた。
これは一体どう言うことだろうか?ソーシャルネットワークの人気が出ると、それぞれのエコシステム内部の関連する情報量の価値が増えるようになり、私たちは自分が利用するネットワーク内部で意図的にコンテンツを求め始めるのだ。

目的地ではなく、旅が重要

目的地となるサイトは全体的にトラフィックを失い、最終的には人気にも陰りが見え始めている。これは、そうなるべくして、そうなったのだ。従来の「スタートページ」は今まさに終焉を迎えようとしており、その代わりに採用されるのが、「アテンション・ダッシュボード」である。これは、私たちがソーシャルネットワークで交流する人々のアクティビティを一連の消化しやすいストリームに集めるためのアプリケーションである。
ツイートデック、ピープルブラウザー、シーズミック、フートスイート、ブリズリーなどのツイッター管理ツール、そして、フェイスブックは、ソーシャルフィードを1回のクリックで閲覧出来るように工夫しており、それぞれ、アテンション・ダッシュボードの新しい世代を代表していると言える。この類のストリームは、スロットマシーンに似ている。テキストを読むのが困難なほど、情報が専用の欄を猛スピードで通過していく。しかし、ここに注目が集まり、表示されるコンテンツが情報のライフサイクルの未来を象徴している。

それでは、注目自体がニューメディアの状況に適応する方法を身につけつつあるなら、私たちはどのようにして注目を求めて競い合うのだろうか?
私たちの仕事は、情報が自分の領域外に向かい、興味のあるコミュニティに届くようにすることだ。私たちの拠点への橋を構築するのだ。そして、消費および共有パターンを基に、既存および今後の関係者にコンテンツを適応する必要がある。
これは重要なポイントであり、絶対に素通りしてはならない。ソーシャルなアクティビティは、私たちが積極的に新しいコンテンツの源として従来型のサイトに向かう行動から既に抜け出していることを示唆している。
ソーシャルメディアの台頭とともに、ソーシャルグラフとソーシャルネットワークを活性化するアクティビティは急激に私たちがアイテムを発見し、学び、共有する仕組みを変えつつあり、また、オンラインの目的地に関するアイデアを絶えず再形成している。すべて注目、そして、注目が集中する場所、そして、クリックするように引き付けられ、魅了され、もしくはそらされる仕組みを理解することが重要だ。
情報のソーシャル化がすべてを変えていくのだ。

注目が集まる場所とつながりを持つ

注目を求める競争を最優先する必要がある。私たちは始まる前にほとんどの戦いに負けているのだ。なぜなら、コンテンツの消費および共有の今後のパターンとは正反対の過去の行動と対峙しているからだ。
注目が集まる場所を特定することから全てが始まる。その際に、注目を引き寄せる新たな法則を組み合わせよう。

Gigyaが2009年11月のコンピートのデータを分析し、一流のメディアサイトの一部が既にソーシャルネットワーク経由でのトラフィックにおいて支配的な影響を及ぼしていたと述べた。例えば、USA トゥデイはソーシャルネットワークからのリファーラルのトラフィックが32%増加し、一方のグーグルからのトラフィックは6%を超える程度であった。ピープル・マガジンは23%のリファーラルをソーシャルネットワークから、11%をグーグルから受けていた。そして、CNNはリファーラルのトラフィックの11%をソーシャルネットワークから、そして、9%をグーグルから得ていた。
仲間の間のアクティビティは、ソーシャルグラフを特定する影響を受けやすいポイントの結果の行動に大きな影響を与える。これは私たちが現実の生活で信頼できる知り合いからの紹介に頼るのと同じである。アテンション・ダッシュボード内に現れるアイテムが増えると、そのアイテムを誰かがクリックする可能性は高くなる。また、そのアイテムが魅力的に思えると、もしくは仲間の間でのリアクションが大きいと、品質が上がり、その結果、経験の共有に向かって人々を突き動かす。そして、その結果、ソーシャルエフェクトを継続させる一般ユーザーのリアクションを生み出す可能性が高い。

ソーシャル・アーキテクチャ、そして、点と点を線で結ぶ

情報は既にソーシャル化、そして、人々が検索、発見、反応、そして、利用する行為を変化させつつある。現在および将来の違いは、私たちが関連性と流行の間にかける道と橋によって決まる。
コンテンツ生産者として、私たちは情報およびストーリーを既存および未来の関係者に届ける責任がある。また、コンテンツをソーシャルオブジェクトとしてまとめ、最適化することも重要である。個人が積極的にコンテクスチュアルな検索を通してコンテンツを求める際に、私たちがいなくても、自分たちの都合よくことが運ぶようにするためだ。
パート 2では、ソーシャル共有および検索に向けてブランドを最適化する際の11の手順を検証する。
このエントリはもともとサーチ・エンジン・ウォッチに投稿した。
この記事は、Brian Solisに掲載された「Search and Rescue: How to Become Findable and Shareable in Social Media」を翻訳した内容です。

改めて「アテンション・ダッシュボード」はソーシャルメディアマーケッターのみならず、ネットマーケッター全員が認識したい図ですね。最後のソーシャルメディアとGoogleの参照元のトラフィック比較を見ても、ソーシャルメディアの影響力がある意味検索エンジン以上に大きくなりつつあることが分かります。
検索エンジン自体も一昔前まではそもそも余りメディアとして相手にされていなかった時代もありますし、その中をグーグルは勝ち残って世界最強ネット企業の一社に登りつめた訳ですが、早くもソーシャルメディアがネットの次の主役としてその影響力を日に日に高めているようですね。確かにグーグルがソーシャルメディアで色々頑張っている(余りパッとしていないのは置いておき)のも納得できます。
そんなことより、サーチマーケッターもソーシャルメディアの勉強はまだまだなんて言っていると一瞬にして時代遅れの人になってしまいそうです。ツイッターやブログを書くのもそうですが、このブログを読んで知識のキャッチアップもしていきましょう!って宣伝で終わってしまって恐縮です。 — SEO Japan
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