よく使うニュースアプリにも“地域色”! 北海道〜沖縄でこんなに違う? 都道府県別ランキング【フラー調べ】

「地元メディア」派と「全国大手」派で分断? 都市部ではスマートニュースやGoogleニュースが主流。

フラーは、「ニュース・新聞アプリ市場調査レポート2025」を公開した。アプリ市場分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」で蓄積したデータをもとに、ニュース・新聞アプリの動向を年代別・地域別にまとめている。

よく使うニュースアプリ、広島は「IRAW」沖縄は「RBC」

数字で見るニュース・新聞アプリ市場

調査によると、1カ月あたりのアクティブユーザー数(MAU)が500以上のニュース・新聞アプリは144個で、全アプリ36,648個のうち0.4%となった。また、平均利用個数は月間で0.9個、日間で0.3個となり、複数のアプリを使い分けている人はあまり多くないことがわかった。平均利用時間は、1日あたり4.1分、1か月あたり50.6分だった。

ニュース・新聞アプリの性年代別利用傾向

スマホユーザー全体とニュース・新聞アプリ利用者を性年代別に比較すると、ニュース・新聞アプリ利用者は50代、60代以上の男性の割合が特に高いことがわかった。なかでも60代以上の男性は、スマホユーザー全体に占める割合が10.2%であるのに対し、ニュース・新聞アプリ利用者では23.1%と高い割合を占めた。

ニュース・新聞アプリの利用時間帯

ニュース・新聞アプリの利用時間帯を年代別に見ると、全ての年代において朝7時・昼12時・夜20時前後に利用のピークが見られた。60代以上は特に朝と昼の利用率が高く、1日を通じて高水準を維持していたが、20代以下は全体的に利用率が低い傾向だった。

ニュース・新聞アプリの都道府県別利用者ランキング

都道府県別のニュース・新聞アプリ利用者ランキングを見ると、地方では広島県の「IRAW by RCC」、沖縄県の「RBCアプリ」、宮城県の「河北新報」、北海道の「北海道新聞デジタル」など、地元テレビ局や新聞社のアプリが多くランクインした。一方で、東京・大阪などの都市部では「SmartNews for docomo」や「Googleニュース」など、全国的に展開するニュースアプリが上位となった。

調査概要

  • 【調査期間】2025年6月
  • 【調査方法】フラーが提供するアプリ市場分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」による分析。国内約40万台のAndroid端末から収集したサンプルデータのうち、一定の条件を満たしたものを抽出・分析。
  • 【調査対象】条件(a)を満たし、かつ(b)から(d)のいずれかに該当するアプリの中から、編集部が「ニュース」「新聞」「紙面ビューアー」 のいずれかを主な機能と判断したものを「ニュース・新聞アプリ」と定義。
    (a) 2025年6月時点でMAUが500以上の「日本国内ニュース」の掲載を主としたAndroidアプリ
    (b) Google Playのカテゴリ「ニュース&雑誌」「スポーツ」「ライフスタイル」「ソーシャル」「エンタメ」のいずれかに含まれ、アプリ説明文に「ニュース」「経済」「地域」「天気・災害」「カスタマイズ」「コメント」「動画」「クーポン」「オフライン」「紙面」のいずれかのキーワードを含むアプリ
    (c) 会社四季報 業界地図2025年版で「放送局」「新聞社」「ネットメディア」に分類される企業が提供するアプリ
    (d) 日本新聞協会の会員社、または共同通信社の加盟社もしくは契約社(2025年7月時点)が提供するアプリ
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